JP6635337B2 - エレベータ制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータ制御システムに関する。
従来のエレベータ制御システムとして、建物内で複数の階にわたって移動してサービスを行う移動ロボットに、エレベータを利用させるための制御システムがある。
この種のエレベータ制御システムでは、一般の利用者が使用するエレベータを、移動ロボットが利用するときのみロボット専用のモード(以下、「ロボットモード」と称する)に切り替えて移動ロボットに利用させ、移動ロボットの利用が終わると一般の利用者が使用するモード(以下、「利用者モード」と称する)に切り替えて、一般の利用者が使用できるようにしている。
このときに、移動ロボットの搬送を優先させる方法(特許文献1)があるが、この方法では、移動ロボットの搬送を優先させることにより一般の利用者に対するエレベータのサービス性が劣ることになる。
また、利用者の搬送を優先する方法(特許文献2)もあるが、利用者の搬送を優先することにより移動ロボットの各階間の円滑な移動が妨げられて移動ロボットの作業に支障をきたすおそれがある。
このような問題を解決することを目的として、利用者の搬送と自律走行ロボットの搬送を両立させることができるエレベータ制御システムが提案されている(特許文献3)。
特開平4−42371号公報 特開2001−171918号公報 特開2009−51617号公報
しかしながら、特許文献3に記載されたエレベータ制御システムにおいても、ロボットモードへの切替要求が発生すると、その後の新規利用者の呼出は拒否される。そのため、エレベータ籠(以下、「籠」と称する)内の人に対するサービスのために移動している籠が、エレベータフロアの利用者により要望される移動方向と同方向に移動していたとしても、新規利用者のフロアをエレベータが通過するなど、エレベータの運用効率が高くない。
また、エレベータフロアには、エレベータの現在位置を表すエレベータの階表示がなされる。これによって、エレベータが通過した場合、それが利用者により認識されるので、利用者がエレベータの通過に対し不満をもち、利用者にエレベータのサービス性が劣る印象を与えるという問題がある。
この発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、エレベータの運用効率を上げるとともに、利用者にエレベータのサービス性が劣る印象を与えないようにしたエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
第1の発明に係るエレベータ制御システムは、
エレベータの籠を利用者が利用できる利用者モードと、移動ロボットだけが利用できるロボットモードとに切り替えて利用するように制御するエレベータ制御システムであって、
前記籠が移動する方向である第1移動方向を逐次更新しつつ記憶する籠情報記憶部と、
エレベータ利用可能階それぞれのエレベータホールでの籠呼びに応じて、前記籠呼びの発生した籠呼び発生階、前記籠呼びにおける利用者により要求された行先の階の方向である籠呼び方向、および前記籠呼び発生階へ籠が移動する方向である第2移動方向を記憶する籠呼び情報記憶部と、
前記籠呼びを行った利用者の行き先である目的階を記憶する目的階記憶部と、
前記ロボットモードへの切替要求を受けた後、前記第1移動方向と前記第2移動方向とが同一であり、かつ、前記第1移動方向と前記籠呼び方向とが同一である場合に、前記第2移動方向に籠を移動させる籠呼びの発生した籠呼び発生階に前記籠を停止させ、前記利用者が乗った前記籠を前記目的階へ移動させ、前記利用者によりなされた前記目的階への籠の要求が無くなった場合、前記利用者モードで利用されていた前記籠を前記ロボットモードに切り替える制御部と、
を備える。
第1の発明によれば、ロボットモードへの切替要求時での籠の移動方向である第1移動方向と、籠呼びに応じて籠呼び発生階へ籠が移動する方向である第2移動方向とが同一であり、かつ、第1移動方向と籠呼び方向とが同一である場合、籠呼び発生階に籠を停止させることにより、籠呼びをしたエレベータホールを籠が通過することがなくなり、エレベータの運用効率を上げるとともに、利用者にエレベータのサービス性を劣る印象を与えないようにすることができる。
第2の発明に係るエレベータ制御システムは、
前記籠情報記憶部は、前記籠の現在位置を逐次更新しつつ記憶し、
前記制御部は、前記ロボットモードへの切替要求を受けた場合の籠呼びを前記籠の現在位置とすでに指定された目的階との間の階にあるエレベータホールからの籠呼びに限定する。
第2の発明によれば、第1移動方向にあっても、籠呼びをしたエレベータホールの階が目的階と現在位置との間になければ、籠呼びに応じないため、その分だけ、ロボットモードに切り替わるまでの時間を短縮でき、高層階の建物などにおける移動ロボットの運用に、幾分重きを置いたエレベータの制御が可能となる。
第3の発明に係るエレベータ制御システムは、
前記制御部は、前記ロボットモードに切り替えられた場合、前記エレベータホールに設けられた前記籠の現在位置を表示する籠表示器における前記籠の現在位置の表示を消す。
第3の発明によれば、ロボットモードに切り替えられた籠が、籠呼びに応じた籠呼び発生階を通過することを利用者に認識させないようにすることで、エレベータが通過することで生じる利用者の不満の発生を抑制することができる。
第4の発明に係るエレベータ制御システムは、
前記制御部は、前記ロボットモードに切り替えられた場合、前記第1移動方向と前記第2移動方向が同一方向になく、または、第1移動方向と籠呼び方向が同一方向になく、前記第2移動方向への籠の移動がなされない場合に、前記第2移動方向にある前記籠呼び発生階のエレベータホールに設けられた籠表示器における籠の現在位置の表示を消す。
第4の発明によれば、利用者はいち早く、エレベータがロボットモードに切り替わることがわかり、階段や他のエレベータの利用などの選択が可能となり、ロボットモードに切り替えられたエレベータに対する利用者の不満の発生を抑制することができる。
以上のように、この発明のエレベータ制御システムによれば、エレベータの運用効率を上げるとともに、利用者にエレベータのサービス性が劣る印象を与えないようにすることができる。
この発明の実施の形態に係るエレベータ制御システムの構成を表す図。 エレベータ制御装置の構成を表す図。 この発明の実施に形態に係るエレベータ制御システムの制御フローを示す図。 変形例1に係るエレベータ制御システムの制御フローを示す図。 変形例2に係るエレベータ制御システムの制御フローを示す図。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係るエレベータ制御システムの構成を表す図である。図2は、エレベータ制御装置200の構成を表す図である。
移動ロボットシステム120は、移動ロボット101が階間を移動するとき、その動作を把握し指示を行う。移動ロボットシステム120は、エレベータの利用が生じたとき、エレベータ制御装置200にエレベータの利用モードをロボットモードへと切り替える切替要求と、移動ロボット101が籠102に乗る階(以後、乗籠要求階と呼ぶ。)と、移動ロボット101が籠102から降りる階(以後、降籠要求階と呼ぶ。)を送信する。乗籠要求階と降籠要求階の情報は、予め移動ロボットシステム120に入力されるものとする。
エレベータ制御装置200の制御部201は、ロボットモードへの切替要求を受けて、ロボットモード要求記憶部202にロボットモードへの切替要求と、乗籠要求階と、降籠要求階と、を記憶させる。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)を有し、プログラムをCPUが実行することによりその機能を実現する。ロボットモード要求記憶部202は、メモリまたはハードディスクなどにより構成される。同様に、後述する籠情報記憶部203、籠呼び情報記憶部204、籠内移動要求階記憶部205、および、目的階記憶部206は、メモリまたはハードディスクなどによりそれぞれ構成される。
エレベータホールには、籠102の現在位置を表す籠表示器105が設けられる。ここで、籠102の現在位置とは、籠102が停止している階(現在階)の位置、および、籠102が移動している階間の位置の両方を含む。図1に一例を示す籠表示器105では、1階〜10階に対応する表示部を有し、籠102の現在位置に対応する表示部を点灯させる。また、籠表示器105は、籠102が、表示部に対応する階から階間の位置に移動したことを示すため、点灯させていた表示部を消灯させる。
また、籠102の内部には、籠102に乗り込んだ利用者106から行先の階(以後、籠内行先要求階と呼ぶ。)を指定する操作を受け付ける籠内行先階指示盤103が設けられる。制御部201は、指定された籠内行先要求階を籠内移動要求階記憶部205に記憶させる。
さらに、各階のエレベータホールには、エレベータホールの利用者107から籠呼び操作を受け付ける籠呼スイッチ(籠呼SW)104が設けられる。制御部201は、籠呼びがなされた階(以後、籠呼び発生階と呼ぶ。)、籠呼びにおける利用者107により要求された行先の階の方向(以後、籠呼び方向と称する。:上、または、下)、および籠呼び発生階へ籠102が移動する方向である第2移動方向(上、または、下)を籠呼び情報記憶部204に記憶させる。
制御部201は、籠102の現在位置および現時点での籠102が移動する方向である移動方向(上、下、または、停止)の情報を逐次更新しつつ、当該情報を籠情報記憶部203に記憶させる。
次に、エレベータ制御システムの制御フローについて図3を参照して説明する。図3は、この発明の実施に形態に係るエレベータ制御システムの制御フローを示す図である。
図1に示すように、n階(例えば、6階)に位置する移動ロボット101が階間を移動するとき、その動作を把握し指示を行う移動ロボットシステム120からネットワーク108を介してエレベータ制御装置200にロボットモードの切替要求が送信される。
一方、エレベータ制御装置200の制御部201は、ロボットモードへの切替要求があるか否かを判断する(ステップS310)、ロボットモードへの切替要求がない場合(ステップS310:N)、制御部201は、ステップS310に戻って、再度ロボットモードへの切替要求があるか否かを判断する。ロボットモードへの切替要求がある場合(ステップS310:Y)、制御部201は、籠内移動要求階記憶部205に籠内行先要求階(例えば、3階、8階)の情報が記憶されているか否かを判断する(ステップS320)。籠内行先要求階の情報が記憶されてない場合(ステップS320:N)、制御部201は、エレベータの利用モードをロボットモードに切り替える(ステップS420)。
籠内行先要求階(例えば、3階、8階)がある場合(ステップS320:Y)、制御部201は、ロボットモードへの切替要求時における籠102の移動方向である第1移動方向(例えば、上方向)、および、第1移動方向にある目的階である籠内行先要求階(例えば、8階)を目的階記憶部206に記憶させる(ステップS330)。
次に、制御部201は、籠内移動要求階記憶部205に記憶された籠内行先要求階(例えば、3階、8階)のうち、籠102の第1移動方向(例えば、上方向)にある籠内行先要求階(例えば、8階)を目的階として目的階記憶部206に記憶させる(ステップS340)。
制御部201は、籠102を現在位置(例えば、5階)から目的階(例えば、8階)に向かって第1移動方向(例えば、上方向)に移動させる。なお、制御部201は、ロボットモードに切り替えられていないため、籠102を、移動ロボット101が位置する階(例えば、6階)に停止させない。
次に、制御部201は、エレベータホールからの籠呼びに応じて籠呼び情報記憶部204に記憶された籠呼び発生階(例えば、7階)に籠102を移動させる方向である第2移動方向と、第1移動方向(例えば、上方向)とが同一であり、かつ、籠呼び情報記憶部204に記憶された籠呼び方向と第1移動方向とが同一であるか否かを判断する(ステップS350)。
制御部201は、第1移動方向と第2移動方向とが同一、かつ、第1移動方向と籠呼び方向とが同一の場合(ステップS350:Y)、新規の籠呼びに応じて発生した籠呼び発生階(例えば、7階)を目的階として目的階記憶部206に記憶させる(この時点で目的階は、7階、8階の2つとなる)(ステップS380)。
次に、第1移動方向と第2移動方向とが同一でない場合、または、第1移動方向と籠呼び方向とが同一でない場合(ステップS350:N)、または、ステップS380の処理の後、制御部201は、目的階記憶部206に記憶された目的階のうち最寄の目的階に籠102が到着したか否かを判断する(ステップS360)。籠102が目的階(例えば、7階)に到着した場合(ステップS360:Y)、制御部201は、到着した階に対応する目的階(例えば、7階)を目的階記憶部206から削除する(目的階の1つである7階が削除されたため、目的階は8階の1つとなる(ステップS390)。籠102が最寄の目的階に到着しない場合(ステップS360:N)、処理はステップS370に移る。
次に、制御部201は、目的階記憶部206に記憶された目的階があるか否かを判断する(ステップS370)。
目的階(例えば、8階)がある場合(ステップS370:Y)、制御部201は、目的階記憶部206に記憶された目的階を全て削除する(ステップS410)。
次に、制御部201は、処理をステップS340に戻す。
ステップS340において、制御部201は、籠内移動要求階記憶部205に記憶された籠内行先要求階のうち、籠102の第1移動方向(例えば、上方向)にある籠内行先要求階(例えば、利用者107が籠内行先指定盤103の操作により9階を指定していた場合、8階、9階)を目的階として目的階記憶部206に記憶させる。
次に、制御部201は、前述のように、新規になされた籠呼びに応じて籠呼び情報記憶部204に記憶された籠呼び発生階に籠102を移動させる方向である第2移動方向と、第1移動方向とが同一であり、かつ、第1移動方向と籠呼び方向とが同一であるか否かを判断する(ステップS350)。
制御部201は、第1移動方向と第2移動方向とが同一、かつ、第1移動方向と籠呼び方向とが同一の場合(ステップS350:Y)、新規の籠呼びに応じて発生した籠呼び発生階を目的階として目的階記憶部206に記憶させる(ステップS380)。
第1移動方向と第2移動方向とが同一でない場合、または、第1移動方向と籠呼び方向とが同一でない場合(ステップS350:N)、または、ステップS380の処理の後、制御部201は、目的階記憶部206に記憶された目的階に籠102が到着したか否かを判断する(ステップS360)。籠102が目的階(例えば、8階)に到着した場合(ステップS360:Y)、制御部201は、到着した階に対応する目的階を目的階記憶部206から削除する(例えば、目的階の1つである8階が削除され、目的階は9階の1つとなる)。
次に、制御部201は、目的階記憶部206に記憶された目的階があるか否かを判断する(ステップS370)。
目的階(例えば、9階)がある場合(ステップS370:Y)、制御部201は、目的階記憶部206に記憶された目的階を全て削除し(ステップS410)、処理をステップS340に戻し、前述した処理と同様の処理を行う。
その後、例えば、ステップS350において、エレベータホールからの籠呼びがなく(ステップS350:N)、ステップS360において、籠102が目的階(例えば、9階)に到着することで(ステップS360:Y)、目的階記憶部206から目的階(例えば、9階)が削除される(ステップS390)。この時点で、目的階は無くなる。目的階がない場合(ステップS370:N)、制御部201は、エレベータの利用モードをロボットモードに切り替える(ステップS420)。
ロボットモードにおいて、制御部201(図2参照)は、移動ロボット101を乗籠要求階から降籠要求階に運ぶ移動ロボット101へのサービスが完了したか否かを判断する(ステップS430)。移動ロボット101へのサービスが完了しない場合(ステップS340:N)、所定時間後に処理をステップS430に戻す。具体的には、制御部201は、移動ロボット101が籠呼びをしている階(乗籠要求階)への籠102の移動、籠102の戸開けおよび移動ロボット101の乗籠後の籠102の戸閉じ、移動ロボット101の降籠要求階への籠102の移動、再度の籠102の戸開けを行い、移動ロボット101の降籠後、移動ロボット101へのサービスが完了したと判断する(ステップS430:Y)。制御部201は、その後、エレベータの利用モードを利用者モードに切り替える(ステップS440)。
上記実施の形態に係るエレベータ制御システムによれば、籠102と移動方向が同一のエレベータホールからの籠呼びに対応することにより、籠呼びに対して籠102が通過することがなくなり、エレベータの運用効率を上げることができるとともに、籠102の移動方向が変化するときにはロボットモードへの切り替えが必ずできて移動ロボット101の籠102の利用も保証することができる。
(変形例1)
次に、変形例1に係るエレベータ制御システムについて図4を参照して説明する。
図4は、変形例1に係るエレベータ制御システムの制御フローを示す図である。
図1に示したように、エレベータホールには、籠102の現在階を表示する籠表示器105が設けられている。
このため、ロボットモードに切り替えられた籠102が、利用者が籠呼びをした階を通過すると、エレベータのサービス性が劣る印象を利用者に与えるおそれがある。
そこで、変形例1では、エレベータの利用モードをロボットモードに切り替えた場合(ステップS420)、制御部201は、エレベータホールにおける籠表示器105の表示を消灯させる(ステップS421)。
その後、移動ロボット101へのサービスが完了し(ステップS430:Y)、利用者モードに切り替えた場合(ステップS440)、制御部201は、エレベータホールにおける籠表示器105の表示を点灯(再開)させる(ステップS441)。
なお、ステップS421において、制御部201は、別途設けた表示器(図示略)にロボットモードに切り替わったことの表示や、利用者モードでなくなったことの表示をさせ、ステップS441でその表示器の表示を消灯させるようにしてもよい。
このように、ロボットモードに切り替えられた籠102が、利用者の籠呼び発生階を通過することを利用者にわからなくすることで、エレベータが通過することで生じる利用者の不満の発生を抑制することができる。
(変形例2)
次に、変形例2に係るエレベータ制御システムについて図5を参照して説明する。
図5は、変形例2に係るエレベータ制御システムの制御フローを示す図である。
変形例1は、利用者が籠呼び操作を行った階を籠102が通過することを、利用者にわからなくすることで、利用者の不満の発生を抑制することができるものであった。
これに対し、変形例2では、制御部201は、ロボットモードへの切替要求時における籠情報記憶部203に記憶されている籠102の移動する方向である第1移動方向と、逆方向の階にあるエレベータホールの籠表示器105を消灯させる。また、第1移動方向と、籠呼びをしたエレベータホールにおける籠呼び方向が逆方向である当該エレベータホールの籠表示器105を消灯させる(図5のステップS361)。
さらに、制御部201は、エレベータの利用モードをロボットモードに切り替えた場合(ステップS420)、エレベータホールにおける籠表示器105の表示を消灯させる(ステップS421)。その後、移動ロボット101へのサービスが完了し(ステップS430:Y)、利用者モードに切り替えた場合(ステップS440)、制御部201は、エレベータホールにおける籠表示器105の表示を点灯(再開)させる(ステップS441)。
これにより、利用者はいち早く、エレベータがロボットモードに切り替わることがわかり、階段や他のエレベータを利用するなどの選択が可能となり、ロボットモードに切り替わったエレベータに対して、利用者の不満の発生を抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、例えば、ロボットモードへの切替要求時での目的階記憶部206に記憶された籠102の第1移動方向が上方向で、目的階が8階であるとき、制御部201が、8階より上階(例えば、10階)のエレベータホールでの籠呼びに応じて、籠102が移動する移動方向である第2移動方向(上方向)と第1方向(上方向)とが同一であるため、籠102を、8階より上階の籠呼び発生階に移動させた。
しかし、本発明はこれに限らず、ロボットモードへの切替要求時における籠102の現在位置と利用者によりすでに指定されている籠内行先要求階(目的階として目的階記憶部206に記憶される)との間に位置する籠呼び発生階に限り籠102を移動させ、それらの間に位置しない籠呼び発生階には移動させないように構成してもよい。これにより、特に高層階の建物においては、ロボットモードに切り替わるまでの時間を短縮でき、移動ロボット101の運用に、幾分重きを置いたエレベータの制御が可能となる。
なお、上記の構成においても、例えば、切替要求時での目的階が8階であって、7階から籠102に乗り込んだ利用者が籠内行先要求階として8階より上階(例えば、10階)を指定した場合、制御部201は、図3〜図5のステップS340で、籠内行先要求階を目的階として目的階記憶部206に記憶させ、籠102を目的階(例えば、10階)に移動させる。これにより、籠内の利用者にエレベータのサービス性が劣る印象を与えない。
この発明のエレベータ制御システムは、利用者および移動ロボットの両者にとって効率的なエレベータシステムを構築することを可能とし、病院・マンションなどの建物内や、工場、建築現場などの移動ロボットが利用するエレベータに適用できる。
101 移動ロボット
102 籠
103 籠内行先階指示盤
104 籠呼スイッチ
105 籠表示器
106 利用者
107 利用者
108 ネットワーク
120 移動ロボットシステム
200 エレベータ制御装置
201 制御部
202 ロボットモード要求記憶部
203 籠情報記憶部
204 籠呼び情報記憶部
205 籠内移動要求階記憶部
206 目的階記憶部

Claims (4)

  1. エレベータの籠を利用者が利用できる利用者モードと、移動ロボットだけが利用できるロボットモードとに切り替えて利用するように制御するエレベータ制御システムであって、
    前記籠が移動する方向である第1移動方向を逐次更新しつつ記憶する籠情報記憶部と、
    エレベータ利用可能階それぞれのエレベータホールでの籠呼びに応じて、前記籠呼びの発生した籠呼び発生階、前記籠呼びにおける利用者により要求された行先の階の方向である籠呼び方向、および前記籠呼び発生階へ籠が移動する方向である第2移動方向を記憶する籠呼び情報記憶部と、
    前記籠呼びを行った利用者の行き先である目的階を記憶する目的階記憶部と、
    前記ロボットモードへの切替要求を受けた後、前記第1移動方向と前記第2移動方向とが同一であり、かつ、前記第1移動方向と前記籠呼び方向とが同一である場合に、前記第2移動方向に籠を移動させる籠呼びの発生した籠呼び発生階に前記籠を停止させ、前記利用者が乗った前記籠を前記目的階へ移動させ、前記利用者によりなされた前記目的階への籠の要求が無くなった場合、前記利用者モードで利用されていた前記籠を前記ロボットモードに切り替える制御部と、
    を備えるエレベータ制御システム。
  2. 前記籠情報記憶部は、前記籠の現在位置を逐次更新しつつ記憶し、
    前記制御部は、前記ロボットモードへの切替要求を受けた場合の籠呼びを前記籠の現在位置とすでに指定された目的階との間の階にあるエレベータホールからの籠呼びに限定することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 前記制御部は、前記ロボットモードに切り替えられた場合、前記エレベータホールに設けられた前記籠の現在位置を表示する籠表示器における前記籠の現在位置の表示を消すことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ制御システム。
  4. 前記制御部は、前記ロボットモードに切り替えられた場合、前記第1移動方向と前記第2移動方向が同一方向になく、または、前記第1移動方向と籠呼び方向が同一方向になく、前記第2移動方向への籠の移動がなされない場合に、前記第2移動方向にある前記籠呼び発生階のエレベータホールに設けられた籠表示器における籠の現在位置の表示を消すことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御システム。
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