JP6632722B2 - ステータ、電動機、圧縮機、電気掃除機およびステータの製造方法 - Google Patents

ステータ、電動機、圧縮機、電気掃除機およびステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステータ、電動機、圧縮機、電気掃除機およびステータの製造方法に関する。
電動機における鉄損を低減するために、アモルファス合金薄帯で構成したステータコアが開発されている。アモルファス合金薄帯は、厚さが電磁鋼板の10分の1以下であるため、電磁鋼板のような打ち抜き加工が難しい。そのため、例えば、特許文献1に開示された技術では、テープ状のアモルファス合金薄帯を巻枠に巻き付けて積層し、その一部を切断してU字状のブロックを形成し、複数のU字状のブロックを環状に配列してステータコアを形成している。
特開昭61−12004号公報(第1図参照)
しかしながら、上述した従来の技術では、アモルファス合金薄帯が切断時に変形しないように、積層されるアモルファス合金薄帯を接着剤で接着する必要がある。このようにアモルファス合金薄帯の間に接着剤が介在すると、ステータコアにおける磁性材料の占有率が低下するため、磁束が流れにくくなり、モータ効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、アモルファス合金薄帯を用い、モータ効率を向上することができる電動機を提供することを目的とする。
本発明のステータは、軸線を中心とした周方向に延在するヨークと、ヨークから軸線に向かって、当該軸線を中心とする径方向に延在するティースとを備える。ティースは、軸線側の先端部と、ヨーク側の根元部とを有する。ティースは、アモルファス合金薄帯と、アモルファス合金薄帯の軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定する固定部とを含むティースブロックを有する。ヨークは、アモルファス合金薄帯と、アモルファス合金薄帯の軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定する固定部とを含むヨークブロックを有する。ティースブロックとヨークブロックとは互いに接合される。ティースを構成するアモルファス合金薄帯は、先端部と根元部との間で径方向に延在する複数の区間が周方向に並ぶように、先端部と根元部とで屈曲した形状を有する
本発明のステータは、また、軸線を中心とした周方向に延在するヨークと、ヨークから軸線に向かって、当該軸線を中心とする径方向に延在するティースとを備える。ティースは、軸線側の先端部と、ヨーク側の根元部とを有する。ティースは、アモルファス合金薄帯で構成され、アモルファス合金薄帯は、先端部と根元部との間で径方向に延在する複数の区間が周方向に並ぶように、先端部と根元部とで屈曲した形状を有する。ティースを構成するアモルファス合金薄帯の軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定する固定部をさらに備える。ヨークは、粉末鉄心の成形体で構成され、ティースの根元部は、ヨークの内部に埋め込まれている。
本発明によれば、上記のように屈曲した形状のアモルファス合金薄帯によってティースが構成されるため、ティースの内部に接着部分を設ける必要がない。そのため、磁性材料の占有率の低下を抑制し、モータ効率を向上することができる。
実施の形態1の電動機の構成を示す断面図である。 実施の形態1のステータの構成を示す断面図である。 実施の形態1のステータコアの構成を示す断面図である。 実施の形態1のステータコアを構成するティースブロックを示す断面図(A)、側面図(B)および斜視図(C)である。 実施の形態1のステータコアを構成するヨークブロックを示す断面図(A)、(B)および側面図(C)、(D)である。 実施の形態1のステータコアにおける磁束の流れを説明するための模式図である。 実施の形態1の電動機の製造工程を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1のティース形状の第1の変形例(A)および第2の変形例(B)を示す断面図である。 実施の形態2のステータコアの構成を示す断面図である。 実施の形態3のステータコアの構成を示す断面図である。 実施の形態4のステータコアの構成を示す断面図である。 実施の形態5のステータコアの構成を示す断面図である。 実施の形態1〜5の電動機が適用されるロータリ圧縮機の構成を示す断面図である。 実施の形態1〜5の電動機が適用される電気掃除機の構成を示す概略図である。
実施の形態1.
<電動機の構成>
まず、本発明の実施の形態1の電動機について説明する。図1は、実施の形態1の電動機100の構成を示す縦断面図である。実施の形態1の電動機100は、例えばブラシレスDCモータである。
電動機100は、ロータ2と、ロータ2の周囲に配置された環状のステータ1と、ステータ1が収容されたフレーム(ハウジング)80と、ベアリング85,86と、バネ87とを備えている。
フレーム80は、ロータ2の回転軸(軸線C1)の方向に、第1フレーム部81と第2フレーム部82とに分割されている。第2フレーム部82は円筒形状であり、内側にステータ1が挿入されている。第2フレーム部82は、軸方向一端(図1の下端)にベアリング保持部82aを有している。ベアリング保持部82aの内側には、ベアリング86が装着されている。また、第2フレーム部82は、第1フレーム部81側の端部(図1の上端)が開口部となっており、この開口部の周囲にはフランジ部82bが形成されている。
第1フレーム部81は、第2フレーム部82の開口部を塞ぐように設けられた部材である。第1フレーム部81は、ベアリング保持部81aを有しており、その内側にベアリング85が装着されている。また、第1フレーム部81は、第2フレーム部82側の端部にフランジ部81bを有している。第1フレーム部81および第2フレーム部82のフランジ部81b,82bは、接着、ネジによる締結、または溶接によって互いに固定されている。
ベアリング85,86は、ロータ2のシャフト25を回転可能に支持する。シャフト25は、第1フレーム部81を軸方向に貫通して外部に突出している。シャフト25の突出側の先端部(図1における上端部)には、例えば電気掃除機の送風機410(図14)の羽根車が取り付けられている。そのため、図1における上方を負荷側と称し、図1における下方を反負荷側と称する。
フレーム部8のベアリング保持部8aとベアリング8との間には、ベアリング8に軸方向の予圧を与えるバネ87が配置されている。バネ87は、例えばウェーブワッシャなどで構成される。
以下では、ロータ2の回転軸(すなわちシャフト25の中心軸)である軸線C1の方向を、「軸方向」とする。また、軸線C1を中心とする回転円周方向(すなわちステータ1およびロータ2の外周に沿った方向)を、「周方向」とする。また、軸線C1を中心とする回転半径方向(すなわちステータ1およびロータ2の径方向)を、「径方向」とする。
ロータ2は、上記のシャフト25に取り付けられたロータコア20を有している。ロータコア20は、電磁鋼板を軸方向に積層したものである。ロータコア20の径方向中心には、シャフト25に嵌合する中心孔23が形成されている。また、ロータコア20の外周面に沿って、複数の磁石挿入孔22が形成されている。各磁石挿入孔22には、それぞれ永久磁石24が配置されている。永久磁石24は、ロータコア20の周方向に均等に配置されている。永久磁石24の数(磁極数)は、2以上であればよい。永久磁石24は、周方向に隣り合う磁極が互いに逆の極性(N極またはS極)となるように着磁されている。
<ステータの構成>
図2は、実施の形態1の電動機100のステータ1の構成を示す断面図である。この図2は、図1における線分II−IIにおける矢視方向の断面図に相当する。なお、図2には、ロータ2のロータコア20の外周が一点鎖線で示されている。
ステータ1は、ステータコア10と、ステータコア10に配設されたインシュレータ12と、インシュレータ12を介してステータコア10に巻き付けられたコイル11(巻線)とを有している。
ステータコア10は、ロータ2の回転軸である軸線C1を中心とする環状のヨーク4と、ヨーク4から軸線C1に向かって径方向内側に延在する複数(ここではつ)のティース3とを有している。ティース3は、軸線C1を中心とする周方向に等間隔に配置されている。周方向に隣り合うティース3の間には、スロットが形成される。
ティース3の周囲およびヨーク4の内周面(径方向内側の面)には、インシュレータ12が取り付けられている。インシュレータ12は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂で形成されている。インシュレータ12は、樹脂成形体をステータコア10に装着するか、または、ステータコア10をセットした金型内に樹脂を充填することによりステータコア10と一体に成形することで形成される。あるいは、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂フィルムをステータコア10に貼り付けることでインシュレータ12を形成してもよい。
インシュレータ12は、ティース3の周囲に形成された壁部12aと、ティース3の径方向内側の端部から周方向に(隣接するティース3に向けて)突出するフランジ部12bと、ヨーク4の内周面に沿って形成された壁部12cとを有している。インシュレータ12の壁部12a、フランジ部12bおよび壁部12cは、コイル11が収容される領域を囲んでいる。
コイル11は、インシュレータ12を介してティース3の周囲に巻き付けられる。コイル11は集中巻きで巻かれ、それぞれの巻き始めおよび巻き終わりの端末同士は予め定められた結線方式(例えば、三相電動機の場合はY結線またはΔ結線)により結線されている。
<ステータコアの構成>
図3は、ステータコア10の構成を示す断面図である。ティース3の数をN(ここではN=6)とすると、ヨーク4は、軸線C1を中心とする正N角形(ここでは正六角形)の形状を有している。ヨーク4の正N角形の各辺を、単位ヨーク40(ヨーク部分)と称する。ここでは、ヨーク4は6つの単位ヨーク40を有し、各単位ヨーク40とティース3とはT字状に接続されている。
ティース3の径方向内側には、ロータコア20の外周面に対向する円筒面3f(図4(A))に沿った先端部3aが形成されている。ティース3の先端部3aとロータコア20の外周面との間には、微小な空隙(エアギャップ)が形成される。また、ティース3の径方向外側には、ヨーク4に接続される根元部3bが形成されている。また、ティース3の周方向両側には、インシュレータ12を介してコイル11が巻き付けられる側面部3cが形成されている。
それぞれの単位ヨーク40は、周方向中央部を挟んで、第1のヨーク部41と第2のヨーク部42とに分割されている。第1のヨーク部41および第2のヨーク部42は、いずれもティース3の延在方向に直交する方向(すなわち軸線C1を中心とする周方向)に直線状に延在している。第1のヨーク部41と第2のヨーク部42とは、単位ヨーク40の周方向中央部(すなわちティース3の周方向中央部)に対して、互いに対称な形状を有している。
第1のヨーク部41は、単位ヨーク40の周方向中央部に内側端部(第1の端部)41aを有し、単位ヨーク40の周方向端部に外側端部(第2の端部)41bを有している。内側端部41aは、同じ単位ヨーク40に属する第2のヨーク部42に接続される部分である。外側端部41bは、隣接する単位ヨーク40に接続される部分である。
内側端部41aは、ティース3の延在方向と平行に延在している。一方、外側端部41bは、内側端部41aの延在方向に対して傾斜した方向、より具体的には、第1のヨーク部41の周方向長さが径方向外側ほど長くなる方向に延在している。第1のヨーク部41は、さらに、径方向内側の内周面41cと、径方向外側の外周面41dとを有している。内周面41cには、ティース3が接続されている。
第2のヨーク部42は、単位ヨーク40の周方向中央部に内側端部(第1の端部)42aを有し、単位ヨーク40の周方向端部に外側端部(第2の端部)42bを有している。内側端部42aは、同じ単位ヨーク40に属する第1のヨーク部41に接続される部分である。外側端部42bは、隣接する単位ヨーク40に接続される部分である。
内側端部42aは、ティース3の延在方向と平行に延在している。一方、外側端部42bは、内側端部42aの延在方向に対して傾斜した方向、より具体的には、第2のヨーク部42の周方向長さが径方向外側ほど長くなる方向に延在している。第2のヨーク部42は、さらに、径方向内側の内周面42cと、径方向外側の外周面42dとを有している。内周面42cには、ティース3が接続されている。
<ティースおよびヨークの構成>
図4(A)は、ティース3の構成を示す断面図である。図4(B)は、ティース3を図4(A)に矢印IVBで示した方向から見た側面図である。図4(C)は、ティース3の構成を模式的に示す斜視図である。図4(A)に示すように、ティース3は、アモルファス合金薄帯15を、つづら折り、すなわち山折り部と谷折り部とを交互に繰り返して折り曲げたものである。
より具体的には、ティース3は、幅方向が軸方向(軸線C1の方向)と一致するアモルファス合金薄帯15を、先端部3aと根元部3bとで交互に折り曲げることによって形成されている。アモルファス合金薄帯15の厚さは、例えば30μmである。なお、図4(A)等では、アモルファス合金薄帯15の隙間3eを誇張して示しているが、アモルファス合金薄帯15の折り曲げが可能な限り、隙間3eは小さく形成する。
言い換えると、ティース3を構成するアモルファス合金薄帯15は、図4(A)に示すように、先端部3aと根元部3bとの間で径方向に延在する複数の区間3kが周方向に並ぶように、先端部3aと根元部3bとで屈曲した(折り曲げた)形状を有する。また、先端部3aは、ロータコア20の外周面に対向する円筒面3fに沿って形成されている。一方、根元部3bは、径方向に直交する平面に沿って形成されている。
このように折り曲げられたアモルファス合金薄帯15は、図4(B)に示すように、軸方向両端のそれぞれにおいて、接着剤(固定部)33,34によって一体に固定されている。これにより、アモルファス合金薄帯15を含むブロック(ティースブロック35と称する)が形成される。
アモルファス合金薄帯15が軸方向両端でそれぞれ一体に固定されているため、電動機100の製造工程において、ティースブロック35を独立した一部品として取り扱うことができる。なお、アモルファス合金薄帯15の軸方向両端は、接着剤以外の方法でそれぞれ固定してもよい。
図5(A)は、第1のヨーク部41の構成を示す断面図である。図5(A)に示すように、第1のヨーク部41は、アモルファス合金薄帯16を、つづら折りに折り曲げたものである。より具体的には、第1のヨーク部41は、幅方向が軸方向と一致するフィルム状のアモルファス合金薄帯16を、内側端部41aと外側端部41bとで交互に折り曲げて形成されている。
言い換えると、第1のヨーク部41を構成するアモルファス合金薄帯16は、内側端部41aと外側端部41bとの間で周方向に延在する複数の区間41kが径方向に並ぶように、内側端部41aおよび外側端部41bで屈曲した形状を有している。内側端部41aは、ティース3の延在方向と平行な平面に沿って形成されている。外側端部41bは、内側端部41aに対して傾斜し、より具体的には、上記区間41kの周方向長さが径方向外側ほど長くなるように傾斜している。
図5(C)は、第1のヨーク部41を図5(A)に矢印VCで示した方向から見た側面図である。上記のように折り曲げられたアモルファス合金薄帯16の軸方向両端は、接着剤(固定部)45a,45bによってそれぞれ一体に固定されている。これにより、アモルファス合金薄帯16を含むブロック(ヨークブロック45と称する)が形成される。
アモルファス合金薄帯16が軸方向両端でそれぞれ一体に固定されているため、電動機100の製造工程において、ヨークブロック45を独立した一部品として取り扱うことができる。なお、アモルファス合金薄帯16の軸方向両端は、接着剤以外の方法でそれぞれ固定してもよい。
図5(B)は、第2のヨーク部42の構成を示す断面図である。図5(B)に示すように、第2のヨーク部42は、アモルファス合金薄帯16を、つづら折りに折り曲げたものである。より具体的には、第2のヨーク部42は、幅方向が軸方向と一致するフィルム状のアモルファス合金薄帯16を、内側端部42aと外側端部42bとで交互に折り曲げて形成されている。
言い換えると、第2のヨーク部42を構成するアモルファス合金薄帯16は、内側端部42aと外側端部42bとの間で周方向に延在する複数の区間42kが径方向に並ぶように、内側端部42aおよび外側端部42bで屈曲した形状を有している。内側端部42aは、ティース3の延在方向と平行な平面に沿って形成されている。外側端部42bは、内側端部42aに対して傾斜し、より具体的には、上記区間42kの周方向長さが径方向外側ほど長くなるように傾斜している。
図5(D)は、第2のヨーク部42を図5(B)に矢印VDで示した方向から見た側面図である。上記のように折り曲げられたアモルファス合金薄帯16の軸方向両端は、接着剤(固定部)46a,46bによってそれぞれ一体に固定されている。これにより、アモルファス合金薄帯16を含むブロック(ヨークブロック46と称する)が形成される。
アモルファス合金薄帯16が軸方向両端でそれぞれ一体に固定されているため、電動機100の製造工程において、ヨークブロック46を独立した一部品として取り扱うことができる。なお、アモルファス合金薄帯16の軸方向両端は、接着剤以外の方法でそれぞれ固定してもよい。
図3に戻り、上述したティースブロック35およびヨークブロック45,46は、例えば溶接によって互いに接合され、ステータコア10(ティース3およびヨーク4)を構成する。
第1のヨーク部41を構成するヨークブロック45と第2のヨーク部42を構成するヨークブロック46とは、単位ヨーク40の周方向中央部における径方向外側の接合部62で互いに溶接により接合される。これにより、第1のヨーク部41の内側端部41aにおけるアモルファス合金薄帯16の屈曲部(折り曲げ部)と、第2のヨーク部42の内側端部42aにおけるアモルファス合金薄帯16の屈曲部とが互いに密着する。
さらに、ティース3を構成するティースブロック35は、根元部3bの周方向両側の接合部61において、ヨークブロック45,46の内周面41c,42cに溶接により接合される。これにより、ティース3の根元部3bにおけるアモルファス合金薄帯15の屈曲部は、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42の内周面41c,42cに密着する。
また、周方向に隣り合う単位ヨーク40は、外側端部41b,42bのそれぞれの径方向両端の接合部63,64で互いに溶接により接合される。これにより、環状のヨーク4と複数(ここでは6個)のティース3とを有するステータコア10が形成される。
なお、ティースブロック35およびヨークブロック45,46の接合は、溶接に限定されるものではなく、例えば接着によって接合してもよい。
<ティースおよびヨークの作用>
図6は、ティース3およびヨーク4における磁束の流れを示す模式図である。ロータ2の永久磁石24(図1)からの磁束F1は、ティース3の先端部3aに流入し、ティース3の内部を径方向外側に、すなわち根元部3bに向かって流れる。このとき、ティース3内のアモルファス合金薄帯15の延在方向は、ティース3の長手方向(軸線C1を中心とする径方向)と一致しているため、磁束F1がティース3の内部を径方向に流れやすく、従って磁気抵抗の増加が抑制される。
また、ティース3の根元部3bから第1のヨーク部41および第2のヨーク部42に流入した磁束F2,F3は、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42内を周方向両側に(外側端部41b,42bに向かって)流れる。このとき、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42におけるアモルファス合金薄帯16の延在方向が、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42の長手方向(軸線C1を中心とする周方向)と一致しているため、磁束F2,F3が第1のヨーク部41および第2のヨーク部42の内部を周方向に流れやすく、従って磁気抵抗の増加が抑制される。
また、ティース3の内部では、アモルファス合金薄帯15の間に接着剤が介在しておらず、アモルファス合金薄帯15の間の隙間3eも微小である。同様に、第1のヨーク部41の内部および第2のヨーク部42の内部では、アモルファス合金薄帯16の間に接着剤が介在しておらず、アモルファス合金薄帯16の間の隙間も微小である。そのため、ティース3、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42は、いずれも、磁性材料の占有率が高い。従って、ティース3、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42を磁束が流れる際の磁気抵抗を低く抑えることができる。
このように、ティース3、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42は、いずれも、鉄損の少ないアモルファス合金で形成されている上に、磁気抵抗が小さくなるように構成されている。そのため、少ない電流で大きな出力を発生することが可能になり、モータ効率を向上することができる。
<製造方法>
次に、この実施の形態1の電動機100の製造方法について説明する。図7は、実施の形態1の電動機100の製造工程を説明するためのフローチャートである。まず、アモルファス合金薄帯15を、折り曲げ機械を用いて、図4(A)〜(C)を参照して説明したようにつづら折りに折り曲げる(ステップS101)。次に、折り曲げたアモルファス合金薄帯15の軸方向両端を接着剤33,34でそれぞれ固定して、ティースブロック35を形成する(ステップS102)。
同様に、アモルファス合金薄帯16を、折り曲げ機械を用いて、図(A)および(C)に示したようにつづら折りに折り曲げ、折り曲げたアモルファス合金薄帯16の軸方向両端を接着剤45a,45bでそれぞれ固定して、ヨークブロック45を形成する。同様に、アモルファス合金薄帯16を、折り曲げ機械を用いて、図(B)および(D)に示したようにつづら折りに折り曲げ、折り曲げたアモルファス合金薄帯16の軸方向両端を接着剤46a,46bでそれぞれ固定して、ヨークブロック46を形成する。
次に、ティースブロック35、ヨークブロック45およびヨークブロック46を、図3に示した接合部61〜64で互いに溶接により接合し、ステータコア10を形成する(ステップS103)。
次に、ステータコア10に、インシュレータ12を取り付ける(ステップS104)。インシュレータ12は、樹脂成形体をステータコア10に装着してもよいし、予めステータコア10を設置した金型に樹脂を流し込んでステータコア10と一体に成形してもよい。また、樹脂フィルムをステータコア10に貼り付けてインシュレータ12を形成してもよい。
次に、例えばコイル巻き付け装置を用いて、ステータコア10のティース3に、インシュレータ12を介してコイル11を巻き付ける(ステップS105)。次に、ステータコア10を、図1に示したフレーム80の第2フレーム部82に圧入する(ステップS106)。これにより、ステータコア10、インシュレータ12およびコイル11からなるステータ1が得られる。
一方、ロータ2については、ロータコア20の中心孔23にシャフト25を挿入し、磁石挿入孔22に永久磁石24を挿入したのち、シャフト25にベアリング85,86を装着する。そして、ロータ2を、上記ステータ1のステータコア10の内側に挿入する(ステップS107)。その後、第1フレーム部81に第2フレーム部82を取り付けてフレーム80を構成する。これにより、電動機100が完成する(ステップS108)。
上記のステップS101〜S108のうち、ステップS101〜S103は、ステータ1の製造工程(ステータの製造方法)に相当する。
この製造方法によれば、アモルファス合金薄帯15,16を予め独立したブロック(ティースブロック35およびヨークブロック45,46)として形成し、各ブロック35,45,46を互いに接合することでステータコア10を製造することができる。そのため、電動機100の製造工程を簡単にすることができる。
なお、上記の説明では、ステータコア10が6個のティース3および6個の単位ヨーク40(第1のヨーク部41および第2のヨーク部42)を有していたが、ティース3および単位ヨーク40の数は6個に限らない。
以上説明したように、本発明の実施の形態1では、ティース3が、鉄損の小さいアモルファス合金薄帯15で構成され、なお且つ、当該アモルファス合金薄帯15が、先端部3aと根元部3bとの間で径方向に延在する複数の区間3kが周方向に並ぶように、先端部3aと根元部3bとで屈曲した形状を有している。そのため、アモルファス合金薄帯15同士を接着剤で固定する必要がなく、ティース3の内部に接着部分を設ける必要がない。そのため、ティース3における磁性材料の占有率を高め、モータ効率を向上することができる。
また、アモルファス合金薄帯15の軸方向両端が、接着剤33,34(固定部)でそれぞれ一体に固定されているため、ティース3を独立した部品として取り扱うことができる。そのため、電動機100の製造工程を簡単にし、製造コストを低減することができる。
また、ティース3が、根元部3bの周方向の両端でヨーク4に接合(例えば溶接)されているため、ティース3からヨーク4に流れる磁束の流れを妨げずに、ティース3をヨーク4に対して強固に取り付けることができる。
また、ティース3の先端部3aが、ロータ2の回転中心である軸線C1を中心とする円弧面に沿った形状を有しているため、ティース3とロータ2との間に周方向に亘って均一な空隙(エアギャップ)を形成することができる。
また、第1のヨーク部41を構成するアモルファス合金薄帯16が、内側端部41aと外側端部41bとの間で周方向に延在する複数の区間41kが径方向に並ぶように、内側端部41aと外側端部41bとで屈曲した形状を有しているため、ティース3の場合と同様に、磁性材料の占有率を高め、モータ効率を向上することができる。
同様に、第2のヨーク部42を構成するアモルファス合金薄帯16が、内側端部42aと外側端部42bとの間で周方向に延在する複数の区間42kが径方向に並ぶように、内側端部41aと外側端部42bとで屈曲した形状を有しているため、ティース3の場合と同様に、磁性材料の占有率を高め、モータ効率を向上することができる。
また、第1のヨーク部41を構成するアモルファス合金薄帯16の軸方向の両端が接着剤(固定部)45a.45bによってそれぞれ一体に固定され、第2のヨーク部42を構成するアモルファス合金薄帯16の軸方向の両端が接着剤(固定部)46a.46bによってそれぞれ一体に固定されているため、第1のヨーク部41および第2のヨーク部42をそれぞれ独立したブロックとして取り扱うことができる。そのため、電動機100の製造工程を簡単にし、製造コストを低減することができる。
また、第1のヨーク部41と第2のヨーク部42とがティース3の周方向中央部に対応する位置で互いに当接し、当該位置で互いに対称な形状を有しているため、ティース3からヨーク4に流入した磁束が、第1のヨーク部41と第2のヨーク部42との当接部から周方向両側に流れやすい。そのため、磁気抵抗を抑制し、モータ効率を向上することができる。
また、ヨーク4の隣り合う単位ヨーク40が、内周面および外周面に設けられた接合部63,64で互いに接合されているため、ヨーク4の内部を流れる磁束を妨げずに、それぞれの単位ヨーク40を強固に一体化させることができる。
<変形例>
実施の形態1では、ティース3の先端部3aをロータ2に対向する円筒面3f(図4(A))に沿うように形成したが、ティース3の先端部3aの形状はこれに限定されるものではない。
図8(A)は、第1の変形例のティース31の構成を示す断面図である。第1の変形例のティース31の先端部3hは、ティース31の延在方向に直交する平面3gに沿うように形成されている。第1の変形例では、ティース31が軸方向に見て四角形状に形成されるため、アモルファス合金薄帯15の折り曲げ作業が簡単になるというメリットがある。
図8(B)は、第2の変形例のティース32の構成を示す断面図である。第2の変形例のティース32の先端部3aは、実施の形態1と同様の円筒面3f(図4(A))に沿って形成されているが、ティース32の周方向両側に、ロータ2から離れる方向(すなわち径方向外側)に退避した退避部3iが形成されている。第2の変形例では、ロータ2の回転に伴って永久磁石24がティース3に接近してきた際の、ティース3内の磁束の急峻な変化が抑制されるというメリットがある。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図9は、実施の形態2のステータコア10Aの構成を示す断面図である。上述した実施の形態1のステータコア10では、ヨーク4の各単位ヨーク(ヨーク部分)40が第1のヨーク部41と第2のヨーク部42とに分割されていたが、この実施の形態2のステータコア10Aでは、ヨーク4Aの各単位ヨークが1つのヨーク部(ヨーク部40と称する)で構成されている。
ヨーク部40は、実施の形態1で説明した第1のヨーク部41と第2のヨーク部42とを一体化した形状を有している。すなわち、ヨーク部40は、周方向両端の外側端部40bと、径方向内側の内周面40cと、径方向外側の外周面40dとを有しているが、周方向中央の内側端部(図3に示した内側端部41a,42a)を有さない。
ヨーク部40は、実施の形態1で説明したアモルファス合金薄帯16をつづら折りに折り曲げ、折り曲げたヨーク部40の軸方向両側を接着剤33,34(図4(B))と同様の接着剤で固定したブロックで構成される。そのため、この実施の形態2では、単位ヨーク(ヨーク部40)が1つのブロックで構成される。
また、周方向に隣り合うヨーク部40は、外側端部40bにおける径方向両端の接合部63,64において、溶接により互いに接合される。なお、外側端部40bは、ティース3の延在方向に対して傾斜した方向、より具体的にはヨーク部40の周方向長さが径方向外側ほど長くなる方向に延在している。
ティース3の構成は、実施の形態1で説明したとおりである。ティース3は、その根元部3bの周方向両端の接合部61において、ヨーク部40の内周面40cに溶接により接合される。
実施の形態2の電動機の他の構成は、実施の形態1と同様である。なお、図9に示した構成例では、ステータコア10Aが6個のティース3および6個のヨーク部40(単位ヨーク)を有しているが、ティース3およびヨーク部40の数は6個に限らない。
以上説明したように、本発明の実施の形態2では、ヨーク4Aの単位ヨークが1つのヨーク部40で構成されているため、実施の形態1と比較して、接合部(溶接個所)の数を少なくすることができる。そのため、ヨーク4Aの磁気抵抗をさらに低減し、モータ効率をさらに向上することができる。
また、ステータコア10Aを構成するブロック数が少なくなるため、ステータコア10Aの組立を簡単にすることができる。そのため、電動機の製造工程を簡単にし、製造コストを低減することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図10は、実施の形態3のステータコア10Bの構成を示す断面図である。上述した実施の形態1,2のステータコアでは、ヨークが複数の単位ヨーク(ヨーク部分)の組み合わせで構成されていた。これに対し、この実施の形態3のステータコア10Bでは、ヨーク48が単一のアモルファス合金薄帯を備えて構成されている。
ヨーク48は、軸線C1を中心とする円環状に形成されており、径方向内側の内周面48aと径方向外側の外周面48bとを有している。ヨーク48は、その内周面48aから外周面48bにかけて、軸線C1を中心とする螺旋を描いて延在するアモルファス合金薄帯16により形成されている。アモルファス合金薄帯16は螺旋状に巻かれ、軸方向両端を接着剤33,34(図4(B))と同様の接着剤で固定されることにより、ブロックを構成している。すなわち、この実施の形態3では、ヨーク48が1つのブロックで構成される。
ティース3の構成は、実施の形態1で説明したとおりである。ティース3は、その根元部3bの周方向両端の接合部61において、ヨーク48の内周面48aに溶接により接合される。
実施の形態3の電動機の他の構成は、実施の形態1と同様である。なお、図10に示した構成例では、ステータコア10Bが6個のティース3を有しているが、ティース3の数は6個に限らない。また、ヨーク48は円形の螺旋状に限らず、多角形の渦巻き状であってもよい。この場合には、アモルファス合金薄帯を多角形の渦巻き状に巻くことでヨークを構成する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3では、ヨーク48が1つの部材として構成されているため、実施の形態1,2と比較して、ヨーク48の接合部(溶接個所)の数をさらに少なくすることができる。そのため、ヨーク48の磁気抵抗をさらに低減し、モータ効率をさらに向上することができる。
また、ステータコア10Bを構成するブロックの数が少なくなるため、ステータコア10Bの組立を簡単にすることができる。そのため、電動機の製造工程を簡単にし、製造コストを低減することができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図11は、実施の形態4のステータコア10Cの構成を示す断面図である。上述した実施の形態1〜3のステータコアでは、ヨークがアモルファス合金薄帯で構成されていた。これに対し、この実施の形態4のステータコア10Cでは、ヨーク5が電磁鋼板で構成されている。
ヨーク5は、厚さ0.1〜0.7mmの複数の電磁鋼板をそれぞれリング形状(ヨーク5の形状)に打ち抜き加工し、軸線C1の方向に積層して、カシメ等によって固定したものである。ヨーク5は、径方向内側の内周面5aと径方向外側の外周面5bとを有し、軸線C1を中心とする環状に延在している。
ティース3の構成は、実施の形態1で説明したとおりである。ティース3は、その根元部3bの周方向両端の接合部61において、ヨーク5の内周面5aに溶接により接合される。
実施の形態4の電動機の他の構成は、実施の形態1と同様である。なお、図11に示した構成例では、ステータコア10Cが6個のティース3を有しているが、ティース3の数は6個に限らない。また、ヨーク5は円形状に限らず、実施の形態1のような多角形形状としてもよい。特に、ヨーク5の外形形状は電磁鋼板の打ち抜き加工によって付与されるため、種々のヨーク形状に容易に対応することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態4では、ステータコア10Cが、電磁鋼板を積層したヨーク5にティース3を接合することで形成されるため、ステータコア10Cの組立を簡単にすることができる。そのため、電動機の製造工程を簡単にし、製造コストを低減することができる。また、ヨーク5が打ち抜き加工した電磁鋼板で構成されるため、ヨーク5の設計自由度が大きくなり、ヨーク5を電動機100の小型化に適した形状に形成することができる。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5について説明する。図12は、実施の形態5のステータコア10Dの構成を示す断面図である。上述した実施の形態1〜3のステータコアでは、ヨークがアモルファス合金薄帯で構成され、実施の形態4のステータコアでは、ヨークが電磁鋼板で構成されていた。これに対し、この実施の形態5のステータコア10Dでは、ヨーク6が粉末鉄心で構成されている。
ヨーク6は、軟磁性粉末(粉末鉄心)とバインダ樹脂とを混合した粉末材料を金型に充填し、プレス成形したものである。ヨーク6は、径方向内側の内周面6aと径方向外側の外周面6bとを有し、軸線C1を中心とする環状に延在している。
ティース3の構成は、実施の形態1で説明したとおりである。但し、上述したプレス成形の際に、予めティース3の根元部3bを金型内に設置することにより、ヨーク6がティース3と一体に成形される。すなわち、この実施の形態5では、ヨーク6の形成(粉末鉄心のプレス成形)と、ティース3のヨーク6への接合とが同一の工程で行われる。また、ティース3の根元部3bは、ヨーク6の内部に埋め込まれた状態で固定される。
実施の形態5の電動機の他の構成は、実施の形態1と同様である。なお、図12に示した構成例では、ステータコア10Dが6個のティース3を有しているが、ティース3の数は6個に限らない。また、ヨーク6は円形状に限らず、実施の形態1のような多角形形状としてもよい。特に、ヨーク6の外形形状はプレス成形によって付与されるため、種々のヨーク形状に容易に対応することができる。また、プレス成形時にティース3の根元部3bがヨーク6と一体に形成されることが望ましいが、ティース3を溶接等によってヨーク6に接合してもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態5では、ステータコア10Dが、粉末鉄心の成形体で構成されたヨーク6にティース3を接合することで形成されるため、ステータコア10Dの組立を簡単にすることができる。そのため、電動機の製造工程を簡単にし、製造コストを低減することができる。
また、粉末鉄心の成形時に、ティース3の根元部3bを粉末鉄心と一体に成形することにより、ヨーク6の形成とティース3の接合とを同一工程で行うことができる。そのため、ステータコア10Dの製造がより簡単になり、製造コストをさらに低減することができる。
<ロータリ圧縮機>
次に、実施の形態1〜5の電動機100が適用可能なロータリ圧縮機300について説明する。図13は、ロータリ圧縮機300の構成を示す断面図である。ロータリ圧縮機300は、密閉容器307と、密閉容器307内に配設された圧縮要素301と、圧縮要素301を駆動する電動機100とを備えている。
圧縮要素301は、シリンダ室303を有するシリンダ302と、電動機100によって回転するシャフト25(図1)と、シャフト25に固定されたローリングピストン304と、シリンダ室303内を吸入側と圧縮側に分けるベーン(図示せず)と、シャフト25が挿入されてシリンダ室303の軸方向端面を閉鎖する上部フレーム305および下部フレーム306とを有する。上部フレーム305および下部フレーム306には、上部吐出マフラ308および下部吐出マフラ309がそれぞれ装着されている。
密閉容器307は、例えば厚さ3mmの鋼板を絞り加工して形成された円筒状の容器である。密閉容器307の底部には、圧縮要素301の各摺動部を潤滑する冷凍機油(図示せず)が貯留されている。シャフト25は、軸受部としての上部フレーム305および下部フレーム306によって回転可能に保持されている。
シリンダ302は、内部にシリンダ室303を備えている。ローリングピストン304は、シリンダ室303内で偏心回転する。シャフト25は偏心軸部を有しており、その偏心軸部にローリングピストン304が嵌合している。
密閉容器307は、円筒状のフレーム315を有している。電動機100のステータ1は、焼き嵌めまたは溶接等の方法により、フレーム315の内側に取り付けられている。ステータ1のコイル11には、密閉容器307に固定されたガラス端子311から電力が供給される。シャフト25は、ロータ2のロータコア20(図1)の中央に形成された中心孔23に固定されている。
密閉容器307の外部には、冷媒ガスを貯蔵するアキュムレータ310が取り付けられている。密閉容器307には吸入パイプ313が固定され、この吸入パイプ313を介してアキュムレータ310からシリンダ302に冷媒ガスが供給される。また、密閉容器307の上部には、冷媒を外部に吐出する吐出パイプ312が設けられている。
冷媒としては、例えば、R410A、R407CまたはR22等を用いることができる。また、地球温暖化防止の観点からは、低GWP(地球温暖化係数)の冷媒を用いることが望ましい。
ロータリ圧縮機300の動作は、以下の通りである。アキュムレータ310から供給された冷媒ガスは、吸入パイプ313を通ってシリンダ302のシリンダ室303内に供給される。インバータの通電によって電動機100が駆動されてロータ2が回転すると、ロータ2と共にシャフト25が回転する。そして、シャフト25に嵌合するローリングピストン304がシリンダ室303内で偏心回転し、シリンダ室303内で冷媒が圧縮される。シリンダ室303で圧縮された冷媒は、吐出マフラ308,309を通り、さらにロータコア20に設けられた穴(図示せず)を通って密閉容器307内を上昇する。密閉容器307内を上昇した冷媒は、吐出パイプ312から吐出され、冷凍サイクルの高圧側に供給される。
なお、シリンダ室303で圧縮された冷媒には冷凍機油が混入しているが、ロータコア20に設けられた穴を通過する際に、冷媒と冷凍機油との分離が促進され、冷凍機油の吐出パイプ312への流入が防止される。
このロータリ圧縮機300は、各実施の形態で説明した電動機100が適用可能であり、電動機100は鉄損が小さく十分な強度を有している。そのため、ロータリ圧縮機300のエネルギー効率および信頼性を向上することができる。
なお、実施の形態1〜5で説明した電動機100は、ロータリ圧縮機300に限らず、他の種類の圧縮機にも利用することができる。
<電気掃除機>
次に、上述した実施の形態1〜5の電動機が適用される送風機410を備えた電気掃除機400について説明する。図14は、各実施の形態の電動機が適用される送風機410を備えた電気掃除機400を示す模式図である。
電気掃除機400は、掃除機本体401と、掃除機本体401に接続されたパイプ403と、パイプ403の先端部に接続された吸引部404とを備えている。吸引部404には、塵埃を含む空気を吸引するための吸引口405が設けられている。掃除機本体401の内部には、集塵容器402が配置されている。
掃除機本体401の内部には、さらに、吸引部404から集塵容器402に塵埃を含む空気を吸引する送風機410が配置されている。送風機410は、図1に示した電動機100のシャフト25の負荷側に、羽根車を取り付けたものである。掃除機本体401には、ユーザによって把持されるグリップ部406が設けられ、グリップ部406にはオンオフスイッチ等の操作部407が設けられている。
ユーザがグリップ部406を把持して操作部407を操作すると、送風機410が作動する。送風機410が作動すると、吸引風が発生し、吸引口405およびパイプ403を介して空気と共に塵埃が吸引される。吸引された塵埃は、集塵容器402に収納される。
この電気掃除機400は、上述した実施の形態1〜5の電動機100を用いているため、電気掃除機400の小型化が可能になる。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変形を行なうことができる。
1 ステータ、 2 ロータ、 3 ティース、 3a 先端部、 3b 根元部、 3c 側面部、 3e 隙間、 3f 円筒面、 3i 退避部、 3k 区間、 4,4A ヨーク、 5,6 ヨーク、 10,10A,10B,10C,10D ステータコア、 11 コイル、 12 インシュレータ、 15,16 アモルファス合金薄帯、 20 ロータコア、 22 磁石挿入孔、 23 中心孔、 24 永久磁石、 25 シャフト、 31,32 ティース、 33,34 接着剤(固定部)、 35 ティースブロック、 40 ヨーク部(ヨーク部分、単位ヨーク)、 41 第1のヨーク部、 41a 内側端部(第1の端部)、 41b 外側端部(第2の端部)、 41k 区間、 42 第2のヨーク部、 42a 内側端部(第1の端部)、 42b 外側端部(第2の端部)、 42k 区間、 45,46 ヨークブロック、 45a,45b,46a,46b 固定部、 47 ヨーク部、 48 ヨーク、 61,62,63,64 接合部、 80 フレーム、 81 第1フレーム部、 82 第2フレーム部、 100 電動機、 300 ロータリ圧縮機、 301 圧縮要素、 307 密閉容器、 400 電気掃除機、 401 掃除機本体、 402 集塵容器、 404 吸引部、 405 吸引口、 410 送風機。

Claims (18)

  1. 軸線を中心とした周方向に延在するヨークと、
    前記ヨークから前記軸線に向かって、当該軸線を中心とする径方向に延在するティースと
    を備え、
    前記ティースは、前記軸線側の先端部と、前記ヨーク側の根元部とを有し、
    前記ティースは、アモルファス合金薄帯と、前記アモルファス合金薄帯の前記軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定する固定部とを含むティースブロックを有し、
    前記ヨークは、アモルファス合金薄帯と、前記アモルファス合金薄帯の前記軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定する固定部とを含むヨークブロックを有し、
    前記ティースブロックと前記ヨークブロックとは互いに接合され、
    前記ティースを構成する前記アモルファス合金薄帯は、前記先端部と前記根元部との間で前記径方向に延在する複数の区間が前記周方向に並ぶように、前記先端部と前記根元部とで屈曲した形状を有する
    ステータ。
  2. 前記ティースは、前記根元部の前記周方向の両端で、前記ヨークに接合されている、
    請求項1に記載のステータ。
  3. 前記ティースの前記先端部は、前記軸線を中心とする円弧面に沿った形状を有している、
    請求項1または2に記載のステータ。
  4. 前記ヨークは、当該ヨークの一部をなすヨーク部分を有し、
    前記ヨーク部分は、周方向の第1の端部および第2の端部を有し、
    前記ヨーク部分は、アモルファス合金薄帯で構成され、
    前記ヨークを構成するアモルファス合金薄帯は、前記第1の端部と前記第2の端部との間で前記周方向に延在する複数の区間が前記径方向に並ぶように、前記第1の端部および前記第2の端部で屈曲した形状を有する
    請求項1から3までの何れか1項に記載のステータ。
  5. 前記ヨーク部分は、周方向に2つのヨーク部分に分割され、
    前記2つのヨーク部分は、前記ティースの前記周方向の中央部で互いに当接し、なお且つ、当該中央部を挟んで互いに対称な形状を有する、
    請求項に記載のステータ。
  6. 前記第1の端部および前記第2の端部は、前記ティースに対して前記周方向の両側に配置されている、
    請求項に記載のステータ。
  7. 前記ヨークは、前記ヨーク部分を含む複数のヨーク部分を有し、
    前記複数のヨーク部分は、前記径方向の両側の面である外周面および内周面で互いに接合されている
    請求項4からまでの何れか1項に記載のステータ。
  8. 前記ヨークは、アモルファス合金薄帯で構成され、
    前記ヨークを構成するアモルファス合金薄帯は、前記軸線を中心とする螺旋形状を有している
    請求項1から3までの何れか1項に記載のステータ。
  9. 前記ヨークは、前記軸線の方向に積層された複数の電磁鋼板で構成されている、
    請求項1から3までの何れか1項に記載のステータ。
  10. 前記ヨークは、粉末鉄心の成形体で構成されている、
    請求項1から3までの何れか1項に記載のステータ。
  11. 軸線を中心とした周方向に延在するヨークと、
    前記ヨークから前記軸線に向かって、当該軸線を中心とする径方向に延在するティースと
    を備え、
    前記ティースは、前記軸線側の先端部と、前記ヨーク側の根元部とを有し、
    前記ティースは、アモルファス合金薄帯で構成され、
    前記アモルファス合金薄帯は、前記先端部と前記根元部との間で前記径方向に延在する複数の区間が前記周方向に並ぶように、前記先端部と前記根元部とで屈曲した形状を有し、
    前記ティースを構成する前記アモルファス合金薄帯の前記軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定する固定部をさらに備え、
    前記ヨークは、粉末鉄心の成形体で構成され、
    前記ティースの前記根元部は、前記ヨークの内部に埋め込まれている
    ステータ。
  12. ロータと、前記ロータの周囲に設けられた請求項1から11までのいずれか1項に記載のステータとを備えた電動機
  13. 電動機と、前記電動機によって駆動される圧縮要素とを備えた圧縮機であって、
    前記電動機は、ロータと、前記ロータの周囲に設けられた請求項1から11までのいずれか1項に記載のステータとを備えた、
    圧縮機。
  14. 吸引口を有する吸引部と、塵埃を収納する集塵容器と、前記吸引部から前記集塵容器に塵埃を含む空気を吸引する送風機とを備えた電気掃除機であって、
    前記送風機は、電動機を備え、
    前記電動機は、ロータと、前記ロータの周囲に設けられた請求項1から11までのいずれか1項に記載のステータとを備えた、
    電気掃除機。
  15. 軸線を中心とした周方向に延在するヨークと、前記ヨークから前記軸線に向かって当該軸線を中心とする径方向に延在するティースとを有するステータの製造方法であって、
    アモルファス合金薄帯を、当該アモルファス合金薄帯の複数の区間が平行に並んで延在するように複数回折り曲げ前記アモルファス合金薄帯の前記軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定することによりティースブロックを形成する工程と、
    アモルファス合金薄帯を、複数回折り曲げるか、若しくは螺旋状または渦巻き状に巻き、前記アモルファス合金薄帯の前記軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定することにより、ヨークブロックを形成する工程と、
    前記ティースブロックと前記ヨークブロックとを接合する工程と
    を有するステータの製造方法。
  16. 前記ティースブロックを前記ヨークブロックに接合する工程では、前記ティースブロックを前記ヨークブロックに溶接する、請求項15に記載のステータの製造方法。
  17. 前記ヨークブロックを形成する工程は、
    前記アモルファス合金薄帯を、当該アモルファス合金薄帯の複数の区間が平行に並んで延在するように複数回折り曲げる工程有する
    請求項15または16に記載のステータの製造方法。
  18. 軸線を中心とした周方向に延在するヨークと、前記ヨークから前記軸線に向かって当該軸線を中心とする径方向に延在するティースとを有するステータの製造方法であって、
    アモルファス合金薄帯を、当該アモルファス合金薄帯の複数の区間が平行に並んで延在するように複数回折り曲げる工程と、
    前記アモルファス合金薄帯の前記軸線の方向の両端のそれぞれを一体に固定することにより、前記ティースを形成する工程と、
    粉末鉄心をプレス成形することにより、前記ティースの根元部が前記ヨークの内部に埋め込まれるように、前記ヨークを形成する工程と
    を有するステータの製造方法。
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