JP2005278236A - 励磁機およびそれを用いた回転機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電流を通じることにより移動磁界を発生させる励磁機であって、前記励磁機は、ヨーク部およびティース部を有しており、該ヨーク部と該ティース部をそれぞれ螺旋加工により形成する励磁機およびそれを用いた回転機。また、ティース部のヨーク部と接する側が連続し、かつヨーク部と接する部位に嵌合する形状を有する励磁機。
【選択図】 図1
Description
この場合、電気エネルギーを同期機に流して、回転駆動力を得るようにするのが同期電動機であり、逆に同期機を回転させて電気エネルギーを同期機より取り出す場合は、同期発電機となる。ここでは両者を想定し、あわせて同期機としている。両者の構造は基本的には同じなので、以下の詳細説明では同期電動機の例を中心に説明する。
しかしこの従来技術は、ステータコアのティース部とヨーク部とを分割すると共に、さらにヨーク部を円周方向に分割し、このヨーク部にも方向性電磁鋼板を磁化容易軸方向が周方向に合致するようにして使用した技術である。このようにすれば、ステータコアに形成される磁束の方向と材料の磁化容易軸方向を合致させることが可能で、材料の無駄も防止することができる。
しかしながら、ステータコアがあまりにも多数に分割されているために、部品点数が多すぎて製造すること自体が容易でないばかりか、製造工数および製造コストの増大を招くという問題がある。しかも、ヨーク部が円周方向に細かく分割されているので、ステータコア全体の強度ないし剛性が低下するという問題もある。
なお、本発明において鋼板とは、冷延鋼板、電磁鋼板の他、アモルファス等の軟磁性材料も含める。また、ティース部とはティースを含む部材をいい、ヨーク部とはティースを含まない部材をいう。
(2) 前記ティース部の回転子側が接続されていることを特徴とする(1)記載の励磁機。
(3) 前記ティース部のヨーク部と接する側が連続し、かつ該ヨーク部と接する部位に嵌合する形状を有することを特徴とする(1)記載の励磁機。
(4) 前記ヨーク部を構成する電磁鋼板の磁化容易方向を前記励磁機の周方向とし、前記ティース部を構成する鋼板の磁化容易方向が前記励磁機の径方向であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の励磁機。
(5) 前記ティース部またはヨーク部を構成する電磁鋼板の少なくも一つが方向性電磁鋼板であることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の励磁機。
(6) 前記ティース部、ヨーク部の何れか一方が単位鉄芯に打抜かれた積層体であることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれか1項に記載の励磁機。
(7) (1)乃至(6)のいずれか1項に記載の励磁機を有することを特徴とする回転機。
請求項1に記載の発明によれば、ティース部ならびにヨーク部は、鋼板を螺旋状に複数回巻回して形成しているので、部品点数が少なくなる。また、1枚の円環状に打抜いたもののように無駄な材料の発生を抑え、材料費の低減も図れる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、分割されたティース部とヨーク部にギャップが生じ、ティース部がヨーク部との連結部で連続していないため、ヨーク根元部分での回転磁界による鉄損増加がさらになくなる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、ティース部の回転子側(内周側)が連続していないため、ティースの回転子側の間に短絡して流れる磁束が減少するため、励磁機から回転子への磁束量が増加することにより、回転トルクを高くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の効果に加え、ティース部またはヨーク部の少なくとも一部に方向性電磁鋼板を使用するので、励磁機内での磁束を著しく増加させることができ、これを用いた回転機の効率および回転トルクを向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ティース部、ヨーク部の何れかを通常の積層体を適用することにより、請求項1乃至5に記載の効果を得ることが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、回転機に対して、請求項1乃至5に記載の効果を得ることが可能となる。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態であるステータ(励磁機)の構造を示す図である。図1、図2において、1はヨーク部、2はティース部、3はヨーク部とティース部の境界線を示す。
ステータは、外周部のヨーク部1とティース部2から主に構成される。
ここに回転磁界とは、図7に示すように、例えばx―y平面内の位置によって磁気特性が曲線的に変化する磁界をいい、図6に示すような、直線的に変化する交番磁界と反対の概念である。
そこで、この回転磁界の発生を防止するためには、ティースとヨーク間にギャップを設ければよいことに想到し、ヨーク1とティース2を分割し、ギャップを設けることによって平面内での磁束の方向転換を少なくしたところ、回転磁界の発生が抑制され、鉄損を著しく低減することができた。ギャップとしては5μm以上80μmが好ましく、さらには10μm以上50μmであることが好ましい。
また本発明では、ティース部の回転子側(内周側)が連続していると、さらに鉄損を低減することが可能となる。これは、分割されたティース部とヨーク部にギャップが生じ、ティース部がヨーク部との連結部で連続していないため、ヨーク根元部分での回転磁界が低減するからである。
磁束の流れる方向と方向性電磁鋼板の磁化容易方向とを合わせることにより、磁束の流れをスムーズにし、磁束(B)を強化することができる。
例えば図8に示すように、方向性電磁鋼板は、圧延方向の比透磁率μRが、非圧延方向の比透磁率μTに比べて著しく大きくなっており、圧延方向に磁束を流し易い性質を持っている。
なお、本実施形態では励磁機をステータとしたが、ロータに電流を流すことによって、励磁機をロータとすることもできる。
本実施形態に示す励磁機を回転機に適用することによって、鉄損が少なく出力トルクが大きい回転機を提供することができる。
2:ティース部
3:ヨーク部とティース部の境界線
7:ステータ(励磁機)
8:ロータ(界磁機)
9:永久磁石
Claims (7)
- 分割されたティース部およびヨーク部を有した励磁機であって、鋼板を板面内で曲げて一層毎に分割して積層された積層体と、鋼板を板面内で曲げて複数層分を螺旋状に整形して積層された積層体の一種または二種を組み合わせることにより、前記ティース部およびヨーク部の一方又は両方が形成されることを特徴とする励磁機。
- 前記ティース部の回転子側が接続されていることを特徴とする請求項1記載の励磁機。
- 前記ティース部のヨーク部と接する側が連続し、かつ該ヨーク部と接する部位に嵌合する形状を有することを特徴とする請求項1記載の励磁機。
- 前記ヨーク部を構成する電磁鋼板の磁化容易方向を前記励磁機の周方向とし、前記ティース部を構成する鋼板の磁化容易方向が前記励磁機の径方向であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の励磁機。
- 前記ティース部またはヨーク部を構成する電磁鋼板の少なくとも一つが方向性電磁鋼板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の励磁機。
- 前記ティース部、ヨーク部の何れか一方が単位鉄芯に打抜かれた積層体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の励磁機。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の励磁機を有することを特徴とする回転機。
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JP2004084388A JP2005278236A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 励磁機およびそれを用いた回転機 |
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-
2004
- 2004-03-23 JP JP2004084388A patent/JP2005278236A/ja active Pending
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