JP6627007B2 - 杭 - Google Patents

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Description

本発明は、杭に関する。
従来、基礎として地面等にねじ込んで使用される杭として、様々な種類の杭が知られている。例えば、特許文献1には、円形型の中空の本体部と、本体部の底面に設けられる第1拡底板であって、本体部の軸に垂直な水平面に対して第1の傾斜角を有する扇形状の第1拡底板と、本体部の底面に設けられる第2拡底板であって、第1の傾斜角と異なる第2の傾斜角を有する扇形状の第2拡底板と、第1拡底板と第2拡底板との間に設けられる開口部と、を備える鋼管杭が記載されている。こうすることにより、十分な支持力を有する拡底部を有する鋼管杭であって、製造が容易で、かつ、地盤への貫入が効率的に行われる鋼管杭を提供することができる。
特開2009−138487号公報
しかしながら、このような鋼管杭では、第1拡底板と第2拡底板との間に掘削爪が位置することで、第1拡底板と第2拡底板との地盤に対する全体形状が楕円形形状になり、回転させて地盤に埋入する際、円形である場合と比較して、回転させた際の軸がぶれやすく、地盤に埋入させる際の安定性が低く、施工性が悪くなるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、貫入する際に、安定性を高めることで、施工性が高く、信頼性の高い杭を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の杭は
一端側から地面に貫入される杭であって、
前記一端側が開放された筒状の本体部と、
前記本体部の側面に設けられた溝部に一部が挿入された状態で固定される一対の羽根板と、
前記羽根板と前記本体部とにそれぞれ固定され、前記一端側方向に突出する一対の柱部材と、
を備え、
一対の前記羽根板は、前記本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、前記羽根板の直径が前記軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態でそれぞれ固定され、
一対の前記柱部材の少なくとも一方は、前記本体部の側面の内側面に固定され、かつ、前記一対の羽根板のうち、いずれかの羽根板の前記本体部の内側に位置する側面に当接する位置に設けられることを特徴とする、
ものである。
この杭において、羽根板は、互いに本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、羽根板の直径が軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態で固定されている。こうすることにより、一対の羽根板は本体部を挟んで、互いに反対方向に同一の角度だけ傾いた状態で固定されることになる。言い換えると、羽根板は、お互いの上面側が互いに交差する位置関係に配置されていると言える。このため、杭を鉛直に回転させて埋入する際には、両側に設けられた一対の第一羽根板の下部が同時に設置面を掘削することになるため、容易に鉛直に杭を埋入することができる。また、先端側には一対の柱部材が備えられているため、杭を埋入する際に、設置面に対して杭の角度が変化したり、設置面の表面を杭が移動して設置位置が移動したりする可能性を未然に低減することができる。このとき、柱部材の先端側が羽根板の先端側よりも本体部の先端側方向に位置するため、杭を回転させて貫入する際、まずは一対の柱部材が回転して、杭の一端側の中心部付近の土壌を掘削し、続いて、杭の本体部、羽根板と順番に地中に埋入される。このとき、一対の柱部材が回転することによって杭の中心部付近の土壌が掘削されているため、本体部が貫入される際、本体部に対して土壌からかかる力を低減することができる。加えて、一対の羽根板が回転して土壌に貫入される際、柱部材によって既に柔らかくなっている中央部から羽根板が土壌に埋入することになるため、羽根板に土壌からかかる力も低減することができる。すなわち、杭を貫入する際に、本体部や羽根板に土壌からかかる力を低減する事ができるため、施工性が高く、また、貫入する際に設置面に対して杭が傾き、設置面に鉛直に杭が貫入できない可能性を低減することができる。加えて、一対の前記柱部材の少なくとも一方は、前記本体部の側面の内側面に固定され、かつ、前記一対の羽根板のうち、いずれかの羽根板の前記本体部の内側に位置する側面に当接する位置に設けられるため、前記柱部材の両方が前記本体部の側面の外側面に固定されている場合と比較して、地中に貫入する際に本体部と柱部材とが固定されている固定部に加えられる力を低減することができ、本体部から柱部材が外れる可能性を未然に低減することができる。
本発明は、
一端側から地面に貫入される杭であって、
前記一端側が開放された筒状の本体部と、
前記本体部の側面に設けられた溝部に一部が挿入された状態で固定される一対の羽根板と、
前記羽根板と前記本体部とにそれぞれ固定され、前記一端側方向に突出する一対の柱部材と、
を備え、
一対の前記羽根板は、前記本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、前記羽根板の直径が前記軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態でそれぞれ固定され、
一対の前記柱部材の少なくとも一方は、前記本体部の側面の内側面に固定され、かつ、前記一対の羽根板のうち、いずれかの羽根板の前記本体部の内側に位置する表面に当接する位置に設けられることを特徴とする、
ものである。
この杭において、羽根板は、互いに本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、羽根板の直径が軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態で固定されている。こうすることにより、一対の羽根板は本体部を挟んで、互いに反対方向に同一の角度だけ傾いた状態で固定されることになる。言い換えると、羽根板は、お互いの上面側が互いに交差する位置関係に配置されていると言える。このため、杭を鉛直に回転させて埋入する際には、両側に設けられた一対の第一羽根板の下部が同時に設置面を掘削することになるため、容易に鉛直に杭を埋入することができる。また、先端側には一対の柱部材が備えられているため、杭を埋入する際に、設置面に対して杭の角度が変化したり、設置面の表面を杭が移動して設置位置が移動したりする可能性を未然に低減することができる。このとき、柱部材の先端側が羽根板の先端側よりも本体部の先端側方向に位置するため、杭を回転させて貫入する際、まずは一対の柱部材が回転して、杭の一端側の中心部付近の土壌を掘削し、続いて、杭の本体部、羽根板と順番に地中に埋入される。このとき、一対の柱部材が回転することによって杭の中心部付近の土壌が掘削されているため、本体部が貫入される際、本体部に対して土壌からかかる力を低減することができる。加えて、一対の羽根板が回転して土壌に貫入される際、柱部材によって既に柔らかくなっている中央部から羽根板が土壌に埋入することになるため、羽根板に土壌からかかる力も低減することができる。すなわち、杭を貫入する際に、本体部や羽根板に土壌からかかる力を低減する事ができるため、施工性が高く、また、貫入する際に設置面に対して杭が傾き、設置面に鉛直に杭が貫入できない可能性を低減することができる。加えて、一対の前記柱部材の少なくとも一方は、前記本体部の側面の内側面に固定され、かつ、前記一対の羽根板のうち、いずれかの羽根板の前記本体部の内側に位置する表面に当接する位置に設けられるため、前記柱部材の両方が前記本体部の表面の外側面に固定されている場合と比較して、地中に貫入する際に本体部と柱部材とが固定されている固定部に加えられる力を低減することができ、本体部から柱部材が外れる可能性を未然に低減することができる。
本発明は、
一端側から地面に貫入される杭であって、
前記一端側が開放された筒状の本体部と、
前記本体部の側面に設けられた溝部に一部が挿入された状態で固定される一対の羽根板と、
前記羽根板と前記本体部とにそれぞれ固定され、前記一端側方向に突出する一対の柱部材と、
を備え、
一対の前記羽根板は、前記本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、前記羽根板の直径が前記軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態でそれぞれ固定され、
一対の前記柱部材は、前記一対の羽根板のうち、一方の羽根板の表面と他方の羽根板の
側面との両方に当接する位置に設けられることを特徴とする、
ものである。
この杭において、羽根板は、互いに本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、羽根板の直径が軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態で固定されている。こうすることにより、一対の羽根板は本体部を挟んで、互いに反対方向に同一の角度だけ傾いた状態で固定されることになる。言い換えると、羽根板は、お互いの上面側が互いに交差する位置関係に配置されていると言える。このため、杭を鉛直に回転させて埋入する際には、両側に設けられた一対の第一羽根板の下部が同時に設置面を掘削することになるため、容易に鉛直に杭を埋入することができる。また、先端側には一対の柱部材が備えられているため、杭を埋入する際に、設置面に対して杭の角度が変化したり、設置面の表面を杭が移動して設置位置が移動したりする可能性を未然に低減することができる。このとき、柱部材の先端側が羽根板の先端側よりも本体部の先端側方向に位置するため、杭を回転させて貫入する際、まずは一対の柱部材が回転して、杭の一端側の中心部付近の土壌を掘削し、続いて、杭の本体部、羽根板と順番に地中に埋入される。このとき、一対の柱部材が回転することによって杭の中心部付近の土壌が掘削されているため、本体部が貫入される際、本体部に対して土壌からかかる力を低減することができる。加えて、一対の羽根板が回転して土壌に貫入される際、柱部材によって既に柔らかくなっている中央部から羽根板が土壌に埋入することになるため、羽根板に土壌からかかる力も低減することができる。すなわち、杭を貫入する際に、本体部や羽根板に土壌からかかる力を低減する事ができるため、施工性が高く、また、貫入する際に設置面に対して杭が傾き、設置面に鉛直に杭が貫入できない可能性を低減することができる。加えて、一対の前記柱部材は、前記一対の羽根板のうち、一方の羽根板の表面と他方の羽根板の側面との両方に当接する位置に設けられるため、柱部材を地中に貫入する際、柱部材が一方の羽根板の表面と他方の羽根板の側面との2面で支えられることになり、いずれか一方にのみ支えられる場合と比較して、柱部材が離脱する可能性を未然に低減することができる。また、回転させて柱部材で土壌を掘り進める際には、柱部材に大きな力がかかっても、一方の羽根板の表面と他方の羽根板の側面との2面で支えられることになるため、柱部材が変形する可能性を低減しつつ、回転力を柱部材が掘り進める力に利用することができるため、高い施工性を有する。
本発明の杭は、一対の前記柱部材の最も一端側の位置、前記本体部の一端側の位置及び一対の前記羽根板の最も一端側の位置は、一端側方向から反対方向に向かって、一対の前記柱部材の最も一端側の位置、前記本体部の一端側の位置、一対の前記羽根板の最も一端側の位置の順番で位置することを特徴としてもよい。こうすることにより、杭を回転して埋入する際、一対の柱部材、本体部、一対の羽根板の順番で土壌に埋入することになるため、羽根板の最も一端側の位置が埋入する際には、一対の柱部材の回転による掘削によって柔らかくなっている状態で羽根板が埋入されることになり、羽根板が硬い土壌によって湾曲してしまい、羽根板による掘削力が減衰する可能性を未然に低減することができる。言い換えると、羽根板の湾曲を未然に防止することにより、設計時に意図した施工性を保つことができる。
本発明の杭は、前記柱部材が前記本体部に固定された際、前記柱部材の外側側面が前記本体部の外側側面よりも外側に位置することを特徴としてもよい。こうすることにより、本体部の外側に柱部材の一部が位置することになるため、回転させて地中に貫入する際、柱部材が回転することによって削掘された部分に本体部が埋入することになり、本体部に土から加えられる力を低減することができ、本体部が変形したり破損したりする可能性を未然に低減することができる。また、本体部を埋入する際、埋入する力を低減する事ができるため、高い施工性を有する。
図1は、鋼管杭20の構成の概略を示す正面図である。 図2は、鋼管杭20の構成の概略を示す側面図である。 図3は、A−A断面図である。 図4は、B−B断面図である。 図5Aは、羽根板40の構成の概略を示す平面図であり、図5Bは,羽根板40が鋼管杭20に取り付けられている状態を示す底面図である。 図6は、鋼管杭20の埋入方法を説明するための説明図であり、図6(A)は、鋼管杭20を埋入する前の状態を、図6(B)は、羽根板40が設置面に当接した状態を、図6(C)は、鋼管杭20を埋設した状態を、それぞれ示している。 図7Aは、第二の実施の形態の羽根板40の構成の概略を示す平面図であり、図7Bは、第二の実施の形態の羽根板40が鋼管杭20に取り付けられている状態を示す底面図である。 図8Aは、第三の実施の形態の羽根板140の構成の概略を示す平面図であり、図8Bは、第三の実施の形態の羽根板140が鋼管杭20に取り付けられている状態を示す底面図である。
次に、図1から図4を用いて、本発明の杭の実施の形態の一例である鋼管杭20の構成について詳しく説明する。ここで、図1は、鋼管杭20の構成の概略を示す正面図であり、図2は、鋼管杭20の構成の概略を示す側面図であり、図3は、A−A断面図であり、図4は、B−B断面図である。本発明の実施の形態の一例である鋼管杭20は、筒状の本体部30と、本体部30の側面にそれぞれ設けられた羽根板40(羽根板40a及び羽根板40b)と、を備えている。
本体部30は、図1に示すように、鋼鉄製の筒状部材であり、一端側(図1中下方側であって、設置面に貫入する際の進行方向側)には、一端側に突出する一対の柱部材32a及び柱部材32b(以下、「柱部材32」とも言う。)が設けられている。この柱部材32aは、本体部30の一端側であって本体部30の内側面と羽根板40aの表面、羽根板40bの側面にそれぞれ固定されており、柱部材32bは、本体部30の一端側であって本体部30の内側面と羽根板40bの表面、羽根板40aの側面にそれぞれ固定されている(図3参照)。このため、鋼管杭20を設置面に回転して埋入すると、鋼管杭20の回転に伴って柱部材32も回転し、本体部30の回転軸を中心として設置面を掘削する。こうすることにより、鋼管杭20を容易に埋入することができる。
ここで、柱部材32について、更に詳しく説明する。柱部材32は、図1及び図2に示すように、略四角柱の一方端側が斜めに切り取られた形状であって、図4に示すように、一部が凹んだ接続凹部33を有している。言い換えると、柱部材32は、接続凹部33を有する略五角形状の外観を有する部材である。この接続凹部33は、本体部30の側壁の厚さよりも大きな凸部を有するため、本体部30の側面に接続凹部33を密着させて固定すると、本体部30の外側面よりも柱部材32の一部が外側に突出した状態で固定されることになる。このため、本体部30を回転しながら土壌に埋入する際、本体部30の外側を柱部材32が掘削することになるため、本体部30が直接硬い土壌に当たること無く、土壌中に埋入することができる。言い換えると、高い施工性を有する。このように、接続凹部33を設けることで、接続凹部33を有しない場合と比較し、柱部材32と本体部30とが隣接し、溶接可能な領域が増えることになるため、柱部材32と本体部30とをより強固に固定することができる。言い換えると、鋼管杭20を回転して埋入する際、柱部材32が土壌掘削中に本体部30から離脱する可能性を未然に低減することができ、鋼管杭20の回転力を掘削に効率よく利用することができる。
羽根板40は、図5に示すように、中心部が略半円形に取り除かれた略半円形を有する鋼鉄製の板状部材であり、全て同一の形状を有し、一部が切り欠けた状態の扇面形状の部材である(図5A参照)。この羽根板40は、鋼鉄製の板状部材であり、半円の半径に相当する位置には、本体部30の外径よりも小さな径の半円が切り抜かれており、本体部30に固定された際でも、鋼管杭20の一端側が開放された状態となる。更に、羽根板40の表面の一部が本体部30の内側にも表れることになるため、柱部材32を本体部30の内側であって、羽根板40の表面に取り付けることができる。この羽根板40は、本体部30の側面に設けられた溝部34に一部が挿入された状態で、本体部30に溶接されることによって本体部30の一端側に取り付けられる(図3参照)。こうすることにより、埋入時に羽根板40に土壌からの力がかかった場合であっても、本体部30の溝部34に一部を挿入することで、埋入時に羽根板40が湾曲したり、本体部30から脱落したりする可能性を未然に低減することができる。また、溝部34に挿入することで、溝部34を有しない場合と比較して、溶接時に羽根板40の取り付け位置や取り付け角度が意図しない位置や角度になる可能性を未然に低減することができる。このとき、羽根板40は、本体部30を水平に切断する仮想断面に対して、この仮想断面上を軸として、羽根板40aは約15°、羽根板40bは−15°それぞれ傾いて取り付けられている。また、図1中に示すように、羽根板40の半円の半径に相当する直線状の側面の上方側には、約45°傾けられた傾斜面42が設けられている。
また、それぞれ略半円の扇形形状の羽根板40a及び羽根板40bは、本体部30を挟んで互いに反対側に溝部34に一部が挿入された状態で溶接されているため、図5Bに示すように、先端側から視認した際には、羽根板40a及び羽根板40bにより、概形としては円形に見える。このとき、羽根板40a及び羽根板40bは一方を切り欠いた略半円形状であり、それぞれ本体部30の反対側に設けられているため、羽根板40aと羽根板40bが重なる位置がない。こうすることにより、鋼管杭20を地中等に設置した後に、鋼管杭20に対して上方向の力がかかった場合であっても、地中からの力が羽根板40の上面側に均等にかかることになり、鋼管杭20が回転する可能性を未然に低減することができる。言い換えると、切り欠けによって埋入時には切り欠け部が土壌を通過することで埋入が容易でありながら、埋入した後に、抜けにくい。
ここで、羽根板40の最も一端側の位置と本体部30の一端側の位置、柱部材32の最も一端側の位置の位置関係について、詳しく説明する。図2に示すように、羽根板40の最も一端側の位置と本体部30の一端側の位置、柱部材32の最も一端側の位置は、柱部材32の最も一端側の位置、本体部30の一端側の位置、羽根板40の最も一端側の位置の順番に並ぶ位置関係となるように固定されている。このため、鋼管杭20を回転して埋入する際には、まず柱部材32の一端側が回転して土壌を掘削し、続いて、本体部30が土壌の中に埋入され、羽根板40が回転して土壌を掘削することになる。このように、最初に柱部材32が最も小さな回転半径で回転して地面を掘削することにより、硬い土壌であっても、柱部材32によって中心部が掘削され、羽根板40が湾曲したり破損したりする可能性を低減する事ができる。このとき、柱部材32の外側は本体部30の外面よりも外側に位置するため、回転する柱部材32によって本体部30付近の土壌が掘削されることになり、本体部30をスムーズに埋設することができる。加えて、柱部材32と比較すると広い範囲を掘削することになる羽根板40が埋入の際に最も遅れて土壌に埋入されることで、羽根板40が湾曲したり破損したりする可能性を大きく低減することができる。
続いて、鋼管杭20を地面に埋入する埋入方法について、図6を用いて説明する。図6は、鋼管杭20を地面に埋入する方法を模式的に示した模式図である。鋼管杭20を地面に埋入する際には、鋼管杭20の他端側(図6中、上方側)に図示しないフランジを取り付け、このフランジを重機に固定して回転させることにより、鋼管杭20を回転させて地面に埋入する(図6(A)参照)。
鋼管杭20の回転に伴い、鋼管杭20の一端側(進行方向側の先端)に位置する柱部材32が回転し、地面を掘削する。柱部材32が回転することにより柔らかくなった土は、鋼管杭20が埋入するに従って、筒上の鋼管杭20の内部に導入されることになる。
続いて、本体部30の一端側に設けられた羽根板40も、鋼管杭20の回転に伴って、本体部30の周囲の地面を掘削する(図6(B)参照)。このとき、羽根板40は、それぞれ本体部30の鉛直断面に対して、一端側方向及び他端側方向にそれぞれ同じ角度(例えば、15°)の角度で同一の位置に付けられているため、羽根板40aの最下端部と羽根板40bの最下端部の位置は本体部30の鉛直断面と平行な平面上に位置する(図6(A)中の破線Cの位置)。この状態で鋼管杭20を回転させることにより、側面方向を均等に掘削することができるため、鋼管杭20が地面に対して傾くことなく、鉛直に埋入することができる。
以上詳述した本実施の形態の鋼管杭20によれば、羽根板40が互いに本体部30を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、羽根板40の直径が軸と直交する方向にそれぞれ逆向きに所定の角度回動した状態で固定されているため、一対の羽根板40は、本体部30を挟んで互いに反対方向に同一の角度だけ傾いた状態で固定されることになる。こうすることにより、鋼管杭20を回転させて埋入する際には、両側の設けられた一対の羽根板の進行方向側が同時に設置面を掘削することになるため、鋼管杭20が傾くこと無く、容易に鉛直に埋入することができ、高い施工性を有する。このとき、先端側に一対の柱部材32が設けられているため、この柱部材32を設置する際に予め設置面に埋入することで、所望の位置、所望の角度で設置しやすく、施工性を高めることができる。加えて、鋼管杭20を回転させて埋入する際には、最も進行方向側に位置する柱部材32がはじめに土壌を掘削することになるため、この柱部材32の回転によって土壌が掘削され、本体部30が埋入する際の労力を低減することができる。加えて、一対の羽根板40が回転して土壌に貫入される際、柱部材32によって既に柔らかくなっている中央部から羽根板40が土壌に埋入することになるため、羽根板40に土壌からかかる力も低減することができる。更に加えて、羽根板40は一部が切り欠いた形状であるため、鋼管杭20が地中に埋入される際、この切り欠き部を土壌が通過することができるため、埋入する際に不要な土壌を逃がすことができる。すなわち、鋼管杭20を貫入する際に、本体部30や羽根板40に土壌からかかる力を低減する事ができるため、施工性が高く、また、埋設する際に傾いて埋入する可能性を未然に低減することができる。
また、一対の柱部材32は、本体部30の側面の内側面に固定されているため、本体部30の側面の外側面に固定されている場合と比較して、地中に貫入する際、土壌からの力によって柱部材32が本体部30から離脱する可能性を未然に低減することができる。
更に、柱部材32は、本体部30の側面の内側に加え、一方の羽根板40の表面と他方の羽根板40の側面の両方に当接する位置に設けられているため、地中に貫入する際に柱部材32に土壌からかかる力に対して、一方の羽根板40の表面、他方の羽根板40の側面のいずれかによって支えられることになり、柱部材32に土壌からかかる力を鋼管杭20の全体で支えることになり、柱部材32が変形したり離脱したりする可能性を未然に低減することができる。また、鋼管杭20を回転させた際には、他方の羽根板40の側面から柱部材32に真っ直ぐ力が加えられるため、回転力を柱部材32が掘り進める力として有効に利用することができる。
更にまた、柱部材32には、本体部30の側面の厚さよりも厚い接続凹部33が設けられており、この接続凹部33は、本体部30の内側側面に当接して固定されているため、柱部材32は、羽根板40の表面と本体部30の内側側面とによってそれぞれ固定されることになる。こうすることで柱部材32が強固に固定され、柱部材32が脱落する可能性を未然に低減することができる。
このとき、柱部材32の一部は、本体部30の外側面より外側に位置しているため、回転させて地中に貫入する際、柱部材32が回転することによって削掘された部分に本体部30が埋入することになるため、本体部30に土から加えられる力を低減することができ、本体部30が変形したり破損したりする可能性を未然に低減することができる。加えて、柱部材32は他方の羽根板40の側面から本体部30が回転する際の回転力を直接加えられるため、本体部30の周りの力を本体部30の回転力を利用して掘削することができる。このため、本体部を埋入する際の回転力を効率よく利用することができるため、高い施工性を有する。
そして、一対の羽根板40の直線状の側面の上方側の一部に傾斜面42が形成されているため、埋入の際に羽根板40が回転する際、傾斜面によって羽根板40が回転して掘削する際の抵抗を低減する事ができ、少ない労力で鋼管杭20を埋入することができる。
そしてまた、柱部材32の一方端面に傾斜面が設けられているため、鋼管杭20を埋入する際、柱部材32の一方端面によって掘削され、少ない労力で鋼管杭20を埋入することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態では、一部が切り欠けた略半円形状の羽根板40を用いるものとしたが、図7に示すように、切り欠きは無くともよい。こうすることにより、地中に埋入された後に上方向に力が加えられた場合であっても、垂直方向から見た際、全体に羽根板40が位置することになるため、抜けにくい。
上述した実施の形態では、柱部材32は、本体部30の外面よりも少なくとも一部が外側方向に突出しているものとしたが、本体部30の外面と略同一の面上に位置しても良いし、本体部30の外面より内側にあってもよい。いずれの場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、略半円形状の羽根板40を用いるものとしたが、図8Aに示すように、略半円形状と比較すると一部が欠けた状態の略扇型形状の羽根板140を用いても良い。このとき、羽根板140を本体部30に固定する際、図8Bに示すように、略半円形状と比較すると一部が欠けた部分が一端側(埋入の際の進行方向側)に位置するように、羽根板140を固定しても良い。こうすることにより、鋼管杭20を埋入する際に押しのけられた土が、一対の羽根板140の間を通過することが可能になるため、略半円形状の羽根板40を使用する場合と比較して、羽根板140が湾曲する可能性を低減することや、埋入する際に必要な力を低減することができる。言い換えると、略半円形状の羽根板40と比較して、高い施工性を得ることができる。
なお、ここで、羽根板40と羽根板140との違いについて説明する。羽根板40と羽根板140とは、略半円形状と比較した際に欠けた部分が異なる。羽根板140は、図8Aに示すように、内側側面から外側側面まで直線状に欠けた部分が存在するが、羽根板40では、図5Aに示すように、内側側面から外側側面までの直線状の側面は、一部が折れ曲がった状態である。羽根板40は、図5Bに示すように、本体部30に取り付けられた際、本体部30の外側面に当接する位置で折れ曲がっている。こうすることにより、柱部材32を取り付ける際、上述した実施の形態と同様の位置に固定することができる。なお、柱部材32を取り付ける際、図5Bに示すように、直線状の側面よりも突出する位置に取り付けても良い。こうすることにより、鋼管杭20を回転して埋入する際、回転方向の前方側に柱部材32が位置することになるため、羽根板40に土壌からかかる力を低減することができる。こうすることにより、羽根板40が湾曲したり、羽根板40の直線状の側面が破損したりする可能性を未然に低減することができる。また、羽根板240の形状以外の部分については、上述した実施の形態のものと同様であるため、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
上述した実施の形態では、一対の羽根板40を本体部30の側面に本体部30の水平断面に対してそれぞれ15°づつ反対方向に傾けるものとしたが、この角度は、15°に限定されるものではなく、5°以上30°未満の角度であっても良いし、15°以上20°未満の角度であってもよい。羽根板40を傾ける角度を大きくすることにより、引き抜かれる際に羽根板40が土より受ける力が大きくなるため引き抜き力に対する抵抗は大きくなるが、本体部30と羽根板40との溶接部の負荷も大きくなるため、羽根板40の強度や土壌の状態、想定される引き抜き力を勘案して、羽根板40を傾ける角度を適宜定めることができる。
上述した実施の形態で示すように、地中に埋設する杭として、特に、建築物を建築する際に地盤に埋入するための基礎杭として利用することができる。
20…鋼管杭、30…本体部、32…柱部材、32a…柱部材、32b…柱部材、33…接続凹部、34…溝部、40…羽根板、40a…羽根板、40b…羽根板、42…傾斜面、140…羽根板。

Claims (5)

  1. 一端側から地面に貫入される杭であって、
    前記一端側が開放された筒状の本体部と、
    前記本体部の側面に設けられた溝部に一部が挿入された状態で固定される一対の羽根板と、
    前記羽根板と前記本体部とにそれぞれ固定され、前記一端側方向に突出する一対の柱部材と、
    を備え、
    一対の前記羽根板は、前記本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、前記羽根板の直径が前記軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態でそれぞれ固定され、
    一対の前記柱部材の少なくとも一方は、前記本体部の側面の内側面に固定され、かつ、前記一対の羽根板のうち、いずれかの羽根板の前記本体部の内側に位置する側面に当接する位置に設けられることを特徴とする、
    杭。
  2. 一端側から地面に貫入される杭であって、
    前記一端側が開放された筒状の本体部と、
    前記本体部の側面に設けられた溝部に一部が挿入された状態で固定される一対の羽根板と、
    前記羽根板と前記本体部とにそれぞれ固定され、前記一端側方向に突出する一対の柱部材と、
    を備え、
    一対の前記羽根板は、前記本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、前記羽根板の直径が前記軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態でそれぞれ固定され、
    一対の前記柱部材の少なくとも一方は、前記本体部の側面の内側面に固定され、かつ、前記一対の羽根板のうち、いずれかの羽根板の前記本体部の内側に位置する表面に当接する位置に設けられることを特徴とする、
    杭。
  3. 一端側から地面に貫入される杭であって、
    前記一端側が開放された筒状の本体部と、
    前記本体部の側面に設けられた溝部に一部が挿入された状態で固定される一対の羽根板と、
    前記羽根板と前記本体部とにそれぞれ固定され、前記一端側方向に突出する一対の柱部材と、
    を備え、
    一対の前記羽根板は、前記本体部を水平に切断する仮想切断面の直径を軸として、前記羽根板の直径が前記軸と直交する方向に、それぞれ逆向きに所定の角度回動した状態でそれぞれ固定され、
    一対の前記柱部材は、前記一対の羽根板のうち、一方の羽根板の表面と他方の羽根板の
    側面との両方に当接する位置に設けられることを特徴とする、
    杭。
  4. 一対の前記柱部材の最も一端側の位置、前記本体部の一端側の位置及び一対の前記羽根板の最も一端側の位置は、一端側方向から反対方向に向かって、一対の前記柱部材の最も一端側の位置、前記本体部の一端側の位置、一対の前記羽根板の最も一端側の位置の順番で位置することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の杭。
  5. 前記柱部材が前記本体部に固定された際、前記柱部材の外側側面が前記本体部の外側側面よりも外側に位置することを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の杭。
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