JP2019044475A - 鋼管杭 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構造で、支持力を損なわずに推進力を向上させることが可能な鋼管杭を提供する。【解決手段】軸部(鋼管)2の先端に設けた先端部材3は、軸部の先端面に固定された端面板4と、その下面中央部に固定された掘削刃11とからなる。端面板4は鍔部6に互いに上下逆向きに傾斜した傾斜面部7、8を有し中心部に中心穴9を有する。掘削刃11は中心穴9に臨んで開口する切欠き11aを有する。中心穴9は回転圧入時に端面板に対する掘削土からの圧力を低減させる圧抜きとして作用して推進力を向上させる。一方、掘削刃11の切欠き11aは、掘削土が中心穴内に侵入することを適度に許容して、掘削土の中心穴内への侵入に対する制御作用を奏する。圧抜きの作用を損なうことなく、掘削土が管内に侵入することによる一定の閉塞効果を奏して支持力を確保できる。【選択図】図1

Description

この発明は、杭本体である鋼管を回転圧入することにより地盤に貫入させる回転圧入工法に用いられる鋼管杭に関する。
この種の鋼管杭として図9に示した引用文献1のものがある。引用文献1中の符号を付して説明すると、この鋼管杭は鋼管杭の軸部である鋼管5の先端面に、互いに上下逆向きに傾斜した傾斜面部13、15を有する端面板(特許文献1では鋼製翼)3を溶接固定している。この鋼管杭において、鋼管を回転圧入する際に鋼管の回転により、上下逆向きに傾斜した傾斜面部13、15が推進力を発揮する。
この端面板は、素材の円板に切り込みを入れ、所定範囲を扇形状に切除し、切除した部分の両側に互いに上下逆向きに傾斜した傾斜面部13、15を形成して製作することができる。この種の鋼管杭の端面板(鋼製翼)は一般に、この特許文献1のように鋼管の下端開口を閉塞している。また、この端面板3は下面に三角形の掘削刃21を溶接固定している。
特許文献2の鋼管杭は、引用文献2中の符号を付して説明すると、上下逆向きに傾斜した傾斜面部を持つ端面板ではなく、図10(イ)、(ロ)に示すように、軸部である鋼管(杭本体)1の外周に螺旋翼3を溶接固定しており、この螺旋翼3で推進力を得ている。この鋼管杭では、実施例として鋼管の下端開口が開放のままの場合(図10(イ))と、鋼管の下端開口を底板5で閉塞する場合(図10(ロ))とを示している。符号2は掘削刃である。
特許文献2では、概ね「螺旋翼によって推進力を得る鋼管杭における施工後の杭の支持力は、鋼管の下端開口を底板5で閉塞する場合は、螺旋翼3の面積による支持力と鋼管下端の閉塞された面積による支持力との和の支持力であり、鋼管の下端開口が開放の場合は、螺旋翼3の面積による支持力と鋼管下端の土砂の埋りによる閉塞効果による杭本体自体の支持力との和による」という認識(特許文献2の[0018])のもとで、かつ、「螺旋翼3の配置位置は、杭の直進安定性と貫入性及び有効支持力との各面からみて設定する必要がある」という認識(特許文献2の[0019])のもとで、鋼管の下端開口が開放の場合は、支持力を低下させないために螺旋翼の外径は杭本体の外径の3倍前後がよく、また螺旋翼の設ける位置は杭本体の下端から杭本体の外径の3倍前後の長さLとするのが適切としている。
特開2010−281205 特開2001−311147
鋼管杭に求められる性能として、施工後の杭の支持力が重要であるが、杭を回転圧入する際の施工性も求められる。
上記特許文献1の鋼管杭は、端面板(鋼製翼)を有し掘削刃を有する回転圧入工法に用いる鋼管杭として標準的なものであるが、特許文献1では鋼管下端を開放することについての考察はされていない。
特許文献2では、鋼管の下端を開放する場合の考察を含んでいるが、単に鋼管の下端開口を閉塞する場合と開放する場合とを考察しているのみである。
本発明は、上記各特許文献における考察にない着眼点に基づくものであり、シンプルな構造でもって、支持力を損なわずに鋼管杭の推進力を向上させ施工性を向上させることを可能にしたものである。
上記課題を解決する請求項1の発明の鋼管杭は、鋼管からなる軸部の先端に回転により推進力を発揮する先端部材が固定された回転圧入工法により地盤に設置される鋼管杭であって、
前記先端部材は、前記軸部の先端面に固定されるとともに軸部の外周面より外側部分である鍔部に互いに上下逆向きに傾斜した傾斜面部を有する、円板から製作される端面板と、前記端面板の下面中央に垂直に固定された先端の尖った板状の掘削刃とを備え、
前記端面板はその中心部に円形の中心穴を有し、前記掘削刃はその端面板側の縁部に前記中心穴に臨んで開口する切欠きを有することを特徴とする。
請求項2は、請求項1の鋼管杭において、前記掘削刃は、端面板側に互いに平行な両辺を有しその先端側が三角形である五角形家形をなす外形であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2の鋼管杭において、前記切欠きは、前記端面板の前記中心穴の直径と同じ幅で端面板から直角に立上る互いに平行な内縁を有する形状であることを特徴とする。
請求項4は、請求項2の鋼管杭において、前記切欠きの形状が前記掘削刃の外形と相似の五角形家形をなしていることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の鋼管杭において、前記掘削刃の補強として、前記端面板の素材である円板に前記中心穴を形成する際に切り取られた円形切断片を4分割した分割片のうちの2つをそれぞれ、掘削刃の左右の側辺部において側辺部と端面板との両方に溶接固定したことを特徴とする。
請求項6は、請求項1〜5の鋼管杭において、前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部の補強として、前記端面板の素材である円板に前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部を形成する際に切り取られた扇形切断片を2分割した分割片をそれぞれ、前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部のそれぞれの端面板中心側の側端面位置において端面板に溶接固定するとともにと傾斜面部に溶接固定したことを特徴とする。
請求項1の発明の鋼管杭によれば、端面板の中心部に円形の中心穴を有し、端面板の下面中央に固定された掘削刃が前記中心穴に臨んで開口する切欠きを有するという構成により、支持力を損なうことなく推進力を向上させることが可能となる。
すなわち、端面板の中心部に設けた中心穴は、回転圧入時に端面板に対する掘削土からの圧力を低減させる圧抜きとして作用する。すなわち、掘削土の抵抗を低減させて推進力を向上させる効果(施工性の向上)を奏する。
この場合、掘削刃が端面板の中心穴に位置していても、前記中心穴に臨んで開口する切欠きを有するので、掘削土が中心穴内(鋼管内)に侵入することをそれほど妨げない。すなわち、掘削刃に設けた切欠きは、掘削土の中心穴内(鋼管内)への侵入に対する制御作用を奏する。
このように、端面板の中心部にあけた中心穴と掘削刃側に形成した切欠きとが、相互に影響し合い協働して作用し、圧抜きの作用を損なうことなく、掘削土が管内に侵入することによる一定の閉塞効果を奏して支持力を確保できる。
地中に礫、転石、その他の軽い地中障害のために端面板の推進が難儀する場合でも、請求項2のように、端面板の下面に五角形家形の掘削刃を固定した構成により、円滑な端面板推進が可能となり、施工性が向上する。
請求項3のように、切欠きを、端面板の中心穴の直径と同じ幅で端面板から直角に立上る互いに平行な内縁を有する形状とすると、上述の切欠きの作用効果が適切に得られる。
さらに、請求項4のように、切欠きの形状を掘削刃の五角形家形と相似の五角形家形にすると、五角形家形の掘削刃が土をほぐす作用と、切欠きの作用(掘削土の中心穴内(鋼管内)への侵入に対する制御作用)とが協働して作用し、支持力を損なうことなく推進力を向上させる効果を一層高めることができる。
請求項5及び請求項6によれば、端面板の素材である円板からスクラップが発生させることがなく、素材を有効利用できると同時に、別途補強用の部材を製作する労力が省かれ、一石二鳥である。
本発明の一実施例の鋼管杭を示すももで、(イ)は鋼管杭の正面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。 図1(イ)の左側面図である。 図1(ロ)のB−B断面図(鋼管杭の上部は省略)である。 (イ)は図1(ロ)のC−C断面図(鋼管杭の上部は省略。なお、掘削刃はハッチングしていない)、(ロ)は図4(イ)における掘削刃のみを示した図である。 上記実施例の端面板を製作する要領を説明する図である 本発明の他の実施例の鋼管杭を示すももで、(イ)は鋼管杭の正面図、(ロ)は平面図である。 図6における掘削刃補強用の補強部材を説明するもので、(イ)は4つの補強部材を並べて示した拡大平面図、(ロ)は図6(イ)(又は(ロ))における拡大した要部のD矢視図(又はD’矢視図)である。 図6(ロ)のE−E断面図である。 (イ)、(ロ)は特許文献1の鋼管杭を説明する図である。 特許文献2の鋼管杭を説明する図であり、(イ)は鋼管の下端開口が開放のままの場合、(ロ)は鋼管の下端開口を底板で閉塞した場合である。
以下、本発明の鋼管杭を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
本発明の鋼管杭は回転圧入工法により地盤に設置される鋼管杭であり、図1(イ)は一実施例の鋼管杭1の正面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。図2は図1(イ)の左側面図、図3は図1(ロ)のB−B断面図(鋼管杭の上部は省略)、図4は図1(ロ)のC−C断面図(鋼管杭の上部は省略。なお、掘削刃はハッチングしていない)である。
この鋼管杭1は、鋼管からなる軸部2の先端に回転圧入時の回転により推進力を発揮する先端部材3を固定している。
前記先端部材3は、前記軸部2の先端面に溶接固定された端面板4と、前記端面板4の下面中央に垂直に溶接固定された先端の尖った板状の掘削刃11とを備えている。
前記端面板4は、軸部2の外周面より外側部分である鍔部6に、互いに上下逆向きに傾斜した傾斜面部、すなわち上向きに傾斜した傾斜面部7及び下向きに傾斜した傾斜面部8を有している。端面板4のこの上下逆向きに傾斜した傾斜面部7、8が回転圧入時の回転により推進力を発揮する。
本発明における端面板4はその中心部に円形の中心穴9を有している。
前記掘削刃11は、端面板側(端面板に溶接固定される側)に、互いに平行な両辺11bを有しその先端側部分11cが三角形状である五角形家形(五角形である模式的な家の形)をなしており、端面板4の前記中心穴9に臨んで開口する切欠き11aを有している。この実施例の切欠き11aの形状(内縁形状)は、幅が中心穴9の直径dと同寸法であり、掘削刃11の全体輪郭である五角形と概ね相似の五角形(厳格に五角形である必要はない)。
本発明の鋼管杭として適用されるサイズは種々であるが、軸部径(鋼管径)と端面板径との関係では、例えば軸部径216.3mm、267.4mm、318.5mm、355.6mm、406.4mmに対して、それぞれ端面板径が500又は600mm、600又は700mm、700mm、800mm、900mm等の対応関係の選択をすることができる。
中心穴9の径は、例えば端面板径が500〜800mmの場合に例えば140mm±20%程度、好適には140mm±10%程度である。
この端面板4を製作する場合、図5のように鋼板の円板4’に、傾斜面部7、8を形成しようとする位置に対応させて、円弧状の切込みmを入れ、その円弧状の切込みmの中央部分の例えば中心角θが30°等の範囲の2点鎖線で示した半径方向外側部分を切り取る。なお、切り取った2点鎖線で示す扇形部分12は、後述する傾斜面部7、8の補強部材32として利用している。
次いで、前記円弧状の切込みmの片側部分(上向きの傾斜面部となる部分)7’では一点鎖線で示す谷折りにて前記上向き傾斜面部7を形成し、他側部分(下向きの傾斜面部となる部分)8’では二点鎖線で示す山折りにて前記下向き傾斜面部8を形成する。
次いで、プレスにて中心穴9をあける。この中心穴9を切り取った得られる円形板は、後述する掘削刃11の補強部材31として利用している。
次いで、端面板4の下面中心部に掘削刃11を、平面視で中心穴9の中心を横切るように、また図示例では左右の傾斜面部7、8が対向する方向(図1(ロ)では左右方向)と平行に溶接固定する。
以上により製作された先端部材3を軸部(鋼管)2の下端に溶接固定して鋼管杭1を得る。
上述の鋼管杭1を地盤に設置する場合、回転圧入駆動部を持つ杭打ち機にて、回転圧入により地盤に貫入する。この場合、先端の先端部材3の端面板4が回転して、その傾斜面部7、8が土に食い込む態様で推進力を発揮する。
上述の鋼管杭1によれば、端面板4の中心部に円形の中心穴9を有し、端面板4の下面中央に固定された掘削刃11が前記中心穴9に臨んで開口する切欠き11aを有するという構成により、支持力を損なうことなく推進力を向上させることが可能となる。
すなわち、端面板4の中心部に設けた中心穴9は、回転圧入時に端面板4に対する掘削土からの圧力を低減させる圧抜きとして作用する。すなわち、掘削土の抵抗を低減させて推進力を向上させる効果(したがって、施工性の向上)を奏する。
この場合、掘削刃11が端面板4の中心穴9に位置していても、前記中心穴に臨んで開口する切欠き11aを有するので、掘削土が中心穴内(鋼管内)に侵入することをそれほぼ妨げない。すなわち、掘削刃11に設けた切欠き11aは、掘削土の中心穴内(鋼管内)への侵入に対する制御作用を奏する。
このように、端面板の中心部にあけた中心穴と掘削刃側に形成した切欠きとが、相互に影響し合い協働して作用し、圧抜きの作用を損なうことなく、掘削土が管内に侵入することによる一定の閉塞効果を奏して支持力を確保できる。
また、地中に礫、転石、その他の軽い地中障害のために端面板4の推進が難儀する場合でも、端面板4の下面に五角形家形の掘削刃11を固定した構成により、円滑な端面板推進が可能となり、施工性が向上する。
また、掘削刃11の切欠き11aの形状が掘削刃11の五角形家形と相似の五角形家形なので、五角形家形の掘削刃11が土をほぐす作用と、切欠き11aの作用(掘削土の中心穴内(鋼管内)への侵入に対する制御作用)とが協働して作用し、支持力を損なうことなく推進力を向上させる効果を一層高めることができる。
なお、実施例の切欠き11aの形状(内縁形状)は、掘削刃11の形状と概ね相似形であるが、三角形部分は例えば半円弧状等であってもよい。また、切欠き11aの幅は実施例のように、中心穴9の直径dに合わせるのが適切であるが、必ずしも合わせなくてもよい(幅が若干広くても狭くてもよい)。
なお、この実施例では上下逆向きに傾斜した傾斜面部7、8を端面板4の片側(1箇所)にのみ設けているが、直径方向に対向する両側(2カ所)に設けてもよい。
図6〜図8に本発明の他の実施例の鋼管杭1Aを示す。
この鋼管杭1Aの先端部材3Aの端面板4Aは、掘削刃11を補強部材31で補強し、上下の傾斜面部7、8を補強部材32で補強している。
前記掘削刃11の補強部材31として、端面板の素材である円板に中心穴9を形成する際に切り取られた円形切断片を4分割した分割片31(図7(イ)参照)を用いている。4つの分割片31(=補強部材31)のうちの2つをそれぞれ、掘削刃11の左右側辺部において端面板4に溶接固定するとともに掘削刃11に溶接固定している、
また、前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部7、8の補強部材32として、端面板の素材である円板に前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部を形成する際に切り取られた扇形切断片12(図5参照)を2分割した分割片32を用いている。
この2つの分割片32(=補強部材32)を、上下逆向きに傾斜した傾斜面部7、8のそれぞれの端面板中心側の側端面位置において、端面板4に溶接固定するとともにと傾斜面部7、8に溶接固定している。
本発明の鋼管杭の回転圧入時には、端面板4及び掘削刃11にかなりの大荷重が作用するので、上記の補強部材31、32により回転圧入時のトラブル回避に有効である。
また、上記補強部材31、32は、端面板4を製作する際に本来はスクラップとなるものであるが、スクラップが発生させることがなく、掘削刃11あるいは傾斜面部7、8を補強する部材として有効利用でき、同時に別途補強用の部材を製作する労力が省かれ、一石二鳥である。
1、1A 鋼管杭
2 軸部(鋼管)
3、3A 先端部材
4、4A 端面板
4’ 端面板を製作する素材の円板
6 鍔部
7 上向きの傾斜面部
8 下向きの傾斜面部
7’ 上向きの傾斜面部となる部分
8’ 下向きの傾斜面部となる部分
9 中心穴
11 掘削刃
11a 切欠き
31 (掘削刃の)補強部材
32 (傾斜面部の)補強部材

Claims (6)

  1. 鋼管からなる軸部の先端に回転により推進力を発揮する先端部材が固定された回転圧入工法により地盤に設置される鋼管杭であって、
    前記先端部材は、前記軸部の先端面に固定されるとともに軸部の外周面より外側部分である鍔部に互いに上下逆向きに傾斜した傾斜面部を有する、円板から製作される端面板と、前記端面板の下面中央に垂直に固定された先端の尖った板状の掘削刃とを備え、
    前記端面板はその中心部に円形の中心穴を有し、前記掘削刃はその端面板側の縁部に前記中心穴に臨んで開口する切欠きを有することを特徴とする鋼管杭。
  2. 前記掘削刃は、端面板側に互いに平行な両辺を有しその先端側が三角形である五角形家形をなす外形であることを特徴とする請求項1記載の鋼管杭。、
  3. 前記切欠きは、前記端面板の前記中心穴の直径と同じ幅で端面板から直角に立上る互いに平行な内縁を有する形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の鋼管杭。
  4. 前記切欠きの形状が前記掘削刃の外形と相似の五角形家形をなしていることを特徴とする請求項2記載の鋼管杭。
  5. 前記掘削刃の補強として、前記端面板の素材である円板に前記中心穴を形成する際に切り取られた円形切断片を4分割した分割片のうちの2つをそれぞれ、掘削刃の左右の側辺部において側辺部と端面板との両方に溶接固定したことを特徴とする請求項1〜4記載の鋼管杭。
  6. 前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部の補強として、前記端面板の素材である円板に前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部を形成する際に切り取られた扇形切断片を2分割した分割片をそれぞれ、前記上下逆向きに傾斜した傾斜面部のそれぞれの端面板中心側の側端面位置において端面板に溶接固定するとともにと傾斜面部に溶接固定したことを特徴とする請求項1〜5記載の鋼管杭。
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