JP6716124B1 - 管状杭 - Google Patents

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Abstract

【課題】管状杭において、従来よりも掘削物の搬送を妨げられにくくして掘削効率を高めるための技術を提供する。【解決手段】 円筒状に延びる本体部と、前記本体部の先端側において、該本体部をその円筒の中心線で二等分してなる円弧それぞれの外周面から、前記本体部の延びる方向と交差する平面に沿って扇状に拡がる板材として設けられた一対の羽根部と、を備え、一対の前記羽根部は、前記本体部の延びる方向および該本体部をなす円筒の中心線が延びる方向で形成される第1平面に投影した場合に、前記本体部の延びる方向と直交する第2平面に対してそれぞれ反対方向に傾斜し、前記本体部において該本体部をなす円筒の中心軸を挟むいずれか一方の領域側で交差する位置関係となるように配置されている。【選択図】図8

Description

本発明は、地中に埋設される管状杭に関する。
従来から、円筒状に延びる本体部に、その延びる方向と交差する平面に沿ってそれぞれ扇状に拡がる一対の羽根部を備えた管状杭が用いられている(特許文献1参照)。この管状杭は、本体部のなす円筒の軸線を回転中心として回転させて地面を掘削させ、管状杭自体を地中の所定深さまで到達させて埋設することにより、構造体の基礎となる。
特許第4478010号公報
この種の管状杭では、本体部の延びる方向および本体部をなす円筒の中心線が延びる方向で形成される平面視で、一対の羽根部が、それぞれ反対方向に傾斜することで、本体部をなす円筒の中心軸上で交差する構成とされている。
そして、地面を掘削させるにあたっては、土や石などの掘削物が一対の羽根部により上方へと搬送されていくことになるが、それぞれ分離した別部材である羽根部を反対方向に傾斜させているという構造上、一対の羽根部で形成される掘削物の搬送経路中に上下方向の大きな段差が形成された状態となっており、この段差によりスムーズな掘削物の搬送が妨げられやすい。このように、掘削物の搬送が妨げられることは、管状杭による掘削効率を低下させてしまうため、望ましいことではない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、管状杭において、従来よりも掘削物の搬送を妨げられにくくして掘削効率を高めるための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、円筒状に延びる本体部と、前記本体部の先端側において、該本体部をその円筒の中心線で二等分してなる円弧それぞれの外周面から、前記本体部の延びる方向と交差する平面に沿って扇状に拡がる板材として設けられた一対の羽根部と、を備え、一対の前記羽根部は、前記本体部の延びる方向および該本体部をなす円筒の中心線が延びる方向で形成される第1平面に投影した場合に、前記本体部の延びる方向と直交する第2平面に対してそれぞれ反対方向に傾斜し、前記本体部において該本体部をなす円筒の中心軸を挟むいずれか一方の領域側で交差する位置関係となるように配置されている管状杭、である。
この管状杭においては、一対の羽根部が、本体部における円筒の中心軸を挟むいずれか一方の領域側において交差しているが、この領域側において一対の羽根部を交差させるためには、種々の構成を採用することができる。
例えば、一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に同一角度をなして傾斜しており、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれた一方の領域側から他方の領域側へと傾斜する前記羽根部が、他方の領域側から一方の領域側へと傾斜する前記羽根部よりも、前記本体部の先端側へと相対的に変位することで、一方の領域側で交差する位置関係となっている、といった構成を採用してもよい。
上述した管状杭では、一対の羽根部が、それぞれ本体部における円筒の中心軸を挟むいずれか一方の領域側で交差しているため、この領域側における羽根部同士の段差を、中心軸上で交差させる場合よりも小さくすることができる。こうして、一対の羽根部で形成される掘削物の搬送経路を段差の小さなものとすることができ、これにより掘削物の搬送が妨げられにくくなる結果、掘削効率を高めることができる。
さらに、この管状杭では、本体部をなす円筒の中心軸を挟むいずれか他方の領域側における羽根部同士の段差を、中心軸上で交差させる場合よりも大きくすることができる。これにより、一対の羽根部全体として、本体部の延びる方向に拡がる疑似的な螺旋形状の搬送経路を形成することができるため、より上方への搬送物のスムーズな搬送を実現することができる。
また、円筒の中心軸に挟まれた一方の領域側から他方側へと傾斜する羽根部が、他方の領域側から一方の領域側へと傾斜する羽根部よりも、本体部の先端側へと相対的に変位した構成であれば、地面の掘削に際し、先端側へと変位している羽根部のみが先行して地表へと接触して掘削が行われる。これにより、掘削に際して地中へ向かう力を一方の羽根部のみに集中して加え掘削を行うことができるため、より掘削効率を高めることができる。
また、上記各管状杭は、掘削効率を高めるべく、以下に示した構成を採用するとよい。
例えば、一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に10°〜20°の角度をなして傾斜し、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれたいずれか一方の領域のうち、該中心軸から前記第2平面に沿って前記本体部の外周面に至る距離を100%とした場合に傾斜角に応じた30%以上となる位置で交差する位置関係となっている、といった構成である。
より望ましくは、一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に15°の角度をなして傾斜し、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれたいずれか一方の領域のうち、該中心軸から前記第2平面に沿って前記本体部の外周面に至る距離を100%とした場合に傾斜角に応じた50%以上100%未満となる位置で交差する位置関係となっている、といった構成としてもよい。
また、一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に10°の角度をなして傾斜し、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれたいずれか一方の領域のうち、該中心軸から前記第2平面に沿って前記本体部の外周面に至る距離を100%とした場合に傾斜角に応じた30%以上70%以下となる位置で交差する位置関係となっている、といった構成としてもよい。
出願人はこれら構成であれば羽根部それぞれの傾斜角に応じて好適に掘削効率が高められることを確認している。
また、上記各管状杭は、以下に示す構成としてもよい。
当該構成において、前記本体部は、前記羽根部それぞれに対応する領域を外内に貫通する貫通溝を有しており、前記羽根部は、それぞれ前記本体部をなす円筒よりも外径の大きな半円形の板材であり、該半円における中心軸周辺を前記貫通溝から前記本体部の内部に到達させた状態で該本体部に固定されている。
この管状杭では、半円形の板材である羽根部を本体部の内部に到達させて固定することにより、羽根部としての強度を高めることができる。
また、この管状杭は、以下に示す構成としてもよい。
当該構成において、前記本体部の先端側において、該本体部をなす円筒に囲まれた内部空間を該円筒の中心線に沿って仕切る板状の仕切部、を備え、一対の前記羽根部は、それぞれ前記貫通溝から前記本体部の内部に到達し、前記仕切部を挟んだ状態で前記仕切部および前記本体部に固定されている。
この管状杭では、本体部の内側に仕切部を配置し、この仕切部を挟んでそれぞれ半円状の羽根部を固定することにより、管状杭全体としての強度を高めることができる。
また、この管状杭は、以下に示す構成としてもよい。
当該構成においては、前記第2平面に投影した場合に本体部をなす円筒の中心軸を中心として点対称となる位置関係で、前記仕切部の表裏面それぞれに沿って本体部の先端から突出するように設けられた一対の掘削刃、を備える。
この管状杭では、仕切部の表裏両面に設けられた一対の掘削刃により、地面の掘削を促進させることができる。
本実施形態の管状杭を示す正面図 本実施形態の管状杭を示す背面図 本実施形態の管状杭を示す平面図、底面図 本実施形態の管状杭を示す左側面図 本実施形態の管状杭を示す右側面図 本実施形態における管状杭の要部断面図(正面図のA−A断面図) 本実施形態の管状杭先端側において一方の羽根部が取り外されている状態を示す要部正面図 本実施形態における管状杭の先端側を示す正面図 別の実施形態における管状杭の平面図および要部拡大図
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明は例示であり、本発明は以下の内容に限定されるものではない。なお、各図における図面名称を示す文字、引き出し線、符号、一点鎖線、破線および矢印は、各図面における管状杭1の構成を説明するためのものであり、管状杭1を構成するものではない。
<全体構成>
管状杭1は、図1〜図6に示すように、円筒状に延びる本体部10と、本体部10の先端(図1、図2における下端)側においてそれぞれ本体部10の延びる方向と交差する平面に沿って扇状に拡がる板材として設けられた一対の羽根部20と、本体部10の先端側においてその内部に配置された仕切部30と、仕切部30の表裏面それぞれに設けられた一対の掘削刃40と、を備えている。
本体部10は、先端から他端に向けて延びる筒状の部材であり、図7に示すように、羽根部20それぞれに対応する領域を外内に貫通する貫通溝11を有している。
一対の羽根部20は、本体部10をその円筒の中心線(図3の平面図における円筒の中心線となる一点鎖線)Lで二等分してなる円弧それぞれの外周面から、本体部10の延びる方向とそれぞれ交差する平面に沿って扇状に拡がる板材として設けられている。
各羽根部20は、図8に示すように、本体部10の延びる方向(同図上下方向)および本体部10をなす円筒の中心線L(図3の平面図を参照)が延びる方向(同図左右方向)で形成される第1平面に投影した場合に、本体部10の延びる方向と直交する第2平面に対してそれぞれ反対方向に傾斜し、本体部10において本体部10をなす円筒の中心軸(同図における円筒の中心線となる一点鎖線)Cを挟むいずれか一方の領域(同図の右領域)側で交差する位置関係となるように配置されている。
本実施形態において、一対の羽根部20は、第1平面に投影した場合に、第2平面に対してそれぞれ反対方向に同一角度をなして傾斜しており、本体部10をなす円筒の中心軸Cに挟まれた一方の領域側から他方の領域側へと傾斜する羽根部20が、他方の領域側から一方の領域側へと傾斜する羽根部20よりも、本体部10の先端側へと相対的に変位することで、一方の領域側で交差する位置関係となっている。換言すれば、両者の交点Pは一方の領域側に位置するように構成されている。
また、羽根部20それぞれは、図8に示すように、第2平面に対してそれぞれ反対方向に15°(本実施形態では15°±2°)の角度で傾斜し、中心軸Cに挟まれたいずれか一方の領域のうち、中心軸Cから第2平面に沿って本体部10の外周面に至る距離Xを100%とした場合に傾斜角に応じた30%以上(本実施形態では50%以上100%未満)の割合αとなる距離Yの位置で交差している(Y=αX)。つまり、一対の羽根部20は、その傾斜角が大きくなるほど、本体部10の外周面に近い位置で交差することとなる。
なお、羽根部20それぞれは、第2平面に対して反対方向に10°〜20°の角度で傾斜した構成とすればよく、10°の角度で傾斜した構成とした場合には、傾斜角に応じて30%以上70%以下の割合αとなる距離Yの位置で交差した構成とすることが望ましい。
出願人は、傾斜角に応じた上記構成であれば羽根部20それぞれの傾斜角に応じて好適に掘削効率が高められることを確認している。
また、この羽根部20は、それぞれ本体部10をなす円筒よりも外径の大きな半円形の板材であり、この半円における中心軸周辺の領域21を、貫通溝11から本体部10の内部に到達させた状態で本体部10に固定されている。これにより、本体部10の延びる方向と交差する平面に沿って扇状に拡がる板材をなしている。本実施形態においては、羽根部20それぞれの外径は同一とされている。
仕切部30は、本体部10の先端側において、本体部10をなす円筒に囲まれた内部空間をこの円筒の中心線Lに沿って仕切る板状の部材である。それぞれ貫通溝11から本体部10の内部に到達した羽根部20は、この仕切部30を挟んだ状態で仕切部30および本体部10に固定され(図3参照)、これにより、羽根部20同士の間に、底面視または平面視で仕切部30の板厚に相当する空隙が形成されている。
一対の掘削刃40は、図3の底面図で示されるように、第2平面に投影した場合に本体部10をなす円筒の中心軸を中心として点対称となる位置関係で、仕切部30の表裏面それぞれに沿って本体部10の先端から突出するように設けられている。ここで、各掘削刃40は、仕切部30の表裏面それぞれにおいて、本体部10をなす円筒の中心軸Cから該円筒の中心線Lに沿って本体部10の外周面に至る領域のうち、羽根部20が本体部10の先端側から一定上離れて位置している領域(本実施形態では最も離れている領域)に設けられ、これにより、管状杭1にて地面を掘削する際の回転方向に対して上流側に位置している。
ここで、掘削刃40は、その中心が、一対の羽根部20が交差する位置よりも中心軸Cよりに位置するように設けられている。
<効果>
上記実施形態における管状杭1では、一対の羽根部20が、それぞれ本体部10における円筒の中心軸Cを挟むいずれか一方の領域側で交差しているため、この領域側における羽根部20同士の段差を、中心軸C上で交差させる場合よりも小さくすることができる。こうして、一対の羽根部20で形成される掘削物の搬送経路を段差の小さなものとすることができ、これにより掘削物の搬送が妨げられにくくなる結果、掘削効率を高めることができる。
さらに、この管状杭1では、本体部10をなす円筒の中心軸Cを挟むいずれか他方の領域側における羽根部20同士の段差を、中心軸C上で交差させる場合よりも大きくすることができる。これにより、一対の羽根部20全体として、本体部10の延びる方向に拡がる疑似的な螺旋形状の搬送経路を形成することができるため、より上方への搬送物のスムーズな搬送を実現することができる。
また、上記実施形態の管状杭1では、半円形の板材である羽根部20を本体部10の内部に到達させて固定することにより、羽根部20としての強度を高めることができる。
また、上記実施形態の管状杭1では、本体部10の内側に仕切部30を配置し、この仕切部30を挟んでそれぞれ半円状の羽根部20を固定することにより、管状杭1全体としての強度を高めることができる。
また、上記実施形態の管状杭1では、仕切部30の表裏両面に設けられた一対の掘削刃40により、地面の掘削を促進させることができる。
また、上記実施形態の管状杭1では、円筒の中心軸に挟まれた一方の領域側から他方側へと傾斜する羽根部20が、他方の領域側から一方の領域側へと傾斜する羽根部20よりも、本体部10の先端側へと相対的に変位した構成となっている。そのため、地面の掘削に際し、先端側へと変位している羽根部20のみが先行して地表へと接触して掘削が行われる。これにより、掘削に際して地中へ向かう力を一方の羽根部20のみに集中して加え掘削を行うことができるため、より掘削効率を高めることができる。
<変形例>
上記実施形態では、羽根部20の形状を工夫することで、管状杭1による掘削対象物が羽根部20上方へと搬送されやすくしてもよい。例えば、図9に示すように、羽根部20それぞれにおいて、半円形の半径をなす直線部分23のうち、傾斜して本体部10の先端側に位置する直線部分23に対し、本体部10の他端側に位置する面の角を落とすなど面取り加工することが考えられる。ここでは、直線部分23における本体部10の先端側に一定の厚さt1(板厚の1/3程度)を残しつつ、残りの部分を所定角度(例えば45°)でもって面取りするとよい。このとき、直線部分23全長のうち、本体部10付近における一定の長さt2は加工しないようにすることで、本体部10と羽根部20とを固定する際の作業(例えば溶接作業)の妨げにならないようにすることが望ましい。
以上、本発明の実施形態や変形例を説明したが、本発明に係る管状杭は、これらに限られず、可能な限りこれらを組み合わせることができる。
1…管状杭、10…本体部、11…貫通溝、20…羽根部、21…中心軸周辺の領域、23…直線部分、30…仕切部、40…掘削刃

Claims (6)

  1. 円筒状に延びる本体部と、
    前記本体部の先端側において、該本体部をその円筒の中心線で二等分してなる円弧それぞれの外周面から、前記本体部の延びる方向と交差する平面に沿って扇状に拡がる板材として設けられた一対の羽根部と、を備える管状杭であり
    一対の前記羽根部は、前記本体部の延びる方向および該本体部をなす円筒の中心線が延びる方向で形成される第1平面に投影した場合に、前記本体部の延びる方向と直交する第2平面に対してそれぞれ反対方向に10°〜20°の角度をなして傾斜し、前記本体部において該本体部をなす円筒の中心軸を挟むいずれか一方の領域側、かつ、当該円筒の外周上ではない位置で交差する位置関係となるように配置され、
    前記本体部は、前記羽根部それぞれに対応する領域を外内に貫通する貫通溝を有しており、
    前記管状杭は、
    前記本体部の先端側において、該本体部をなす円筒に囲まれた内部空間を該円筒の中心線に沿って仕切る板状の仕切部を更に備え、
    一対の前記羽根部は、それぞれ前記貫通溝から前記本体部の内部に到達し、前記仕切部を挟んだ状態で前記仕切部および前記本体部に固定され、
    前記管状杭は、
    前記第2平面に投影した場合に本体部をなす円筒の中心軸を中心として点対称となる位置関係で、前記仕切部の表裏面それぞれに沿って本体部の先端から突出するように設けられた一対の掘削刃と、を更に備える
    管状杭。
  2. 一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に同一角度をなして傾斜しており、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれた一方の領域側から他方の領域側へと傾斜する前記羽根部が、他方の領域側から一方の領域側へと傾斜する前記羽根部よりも、前記本体部の先端側へと相対的に変位することで、一方の領域側で交差する位置関係となっている、
    請求項1に記載の管状杭。
  3. 一対の前記羽根部は、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれたいずれか一方の領域のうち、該中心軸から前記第2平面に沿って前記本体部の外周面に至る距離を100%とした場合に傾斜角に応じた30%以上となる位置で交差する位置関係となっている、
    請求項1または請求項2に記載の管状杭。
  4. 一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に15°の角度をなして傾斜し、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれたいずれか一方の領域のうち、該中心軸から前記第2平面に沿って前記本体部の外周面に至る距離を100%とした場合に傾斜角に応じた50%以上100%未満となる位置で交差する位置関係となっている、
    請求項3に記載の管状杭。
  5. 一対の前記羽根部は、前記第1平面に投影した場合に、前記第2平面に対してそれぞれ反対方向に10°の角度をなして傾斜し、前記本体部をなす円筒の中心軸に挟まれたいずれか一方の領域のうち、該中心軸から前記第2平面に沿って前記本体部の外周面に至る距離を100%とした場合に傾斜角に応じた30%以上70%以下となる位置で交差する位置関係となっている、
    請求項3に記載の管状杭。
  6. 前記羽根部は、それぞれ前記本体部をなす円筒よりも外径の大きな半円形の板材であり、該半円における中心軸周辺を前記貫通溝から前記本体部の内部に到達させた状態で該本体部に固定されている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の管状杭。
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