JP3224526U - 先端翼付回転貫入鋼管杭 - Google Patents
先端翼付回転貫入鋼管杭 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】鋼管杭本体と翼部材との固定強度を向上させた先端翼付回転貫入鋼管杭を提供する。【解決手段】中心軸を含む仮想平面に対し互いに対称に傾斜する2つの傾斜状切欠き溝21、26が先端部近傍に形成された鋼管杭本体20と、平板鋼板からなり、先端部が鋼管杭本体の先端開口から突出するように、鋼管杭本体の管体内周面と仮想平面が交差した先端近傍の取付位置Fに板厚面31が溶接固定された掘削部材30と、鋼管杭本体の直径に対して1.5ないし6倍の直径を有する平面半円形状に形成された2つの半円盤状翼部材40、50とを備え、2つの半円盤状翼部材が2つの傾斜状切欠き溝を介して管体内部に交差状に挿入されるとともに半円盤状翼部材と掘削部材との当接部及び切欠き溝の挿入部22、27とが溶接固定されている。【選択図】図2
Description
本考案は、回転掘削用の翼部材が杭本体先端に設けられた先端翼付回転貫入鋼管杭に関する。
例えば、建築物の基礎工事等で使用される鋼管杭では、管体からなる鋼管杭本体と、杭本体先端から突出した板状の掘削部材と、鋼管杭本体先端の外周に設けられた回転掘削用の円盤状の翼部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の鋼管杭は、先端翼付回転貫入鋼管杭とも称され、施工装置により地盤に打ち込まれて回転貫入される。この鋼管杭は、地盤に多数打ち込まれて建築物の基礎を支持する。建築物の荷重は、鋼管杭を介して地盤に伝達される。そこで、鋼管杭では、翼部材の直径や面積を大きくすることにより、より大きな荷重を支持することができる。
鋼管杭では、回転貫入に際して、翼部材に対して地盤からの垂直方向上向き(鋼管杭の進行方向と反対方向)の反力や翼部材の回転方向と反対方向の反力等が作用する。このような翼部材に作用する地盤からの反力は、翼部材の直径や面積が大きくなると増大する。また、翼部材と鋼管杭本体との溶接部の長さは、鋼管杭本体の外径が大きくなってもそれほど増大しない。そのため、翼部材の直径が大きくなると鋼管杭本体に対する翼部材の溶接による固定強度が不足することがある。直径が大きな翼部材を有する鋼管杭では、固定強度の不足により、回転貫入時に作用する反力や回転貫入を停止して逆回転させる場合等に作用する反力に翼部材が耐えられなくなって、鋼管杭本体から翼部材が脱落するおそれがあった。
本考案は、前記の点に鑑みなされたものであって、鋼管杭本体と翼部材との固定強度を向上させた先端翼付回転貫入鋼管杭を提供するものである。
すなわち、請求項1の考案は、中心軸を含む仮想平面に対し互いに対称に傾斜する2つの傾斜状切欠き溝が先端部近傍に形成された鋼管杭本体と、平板鋼板からなり、先端部が前記鋼管杭本体の先端開口から突出するように、前記鋼管杭本体の管体内周面と前記仮想平面が交差した先端近傍の取付位置に板厚面が溶接固定された掘削部材と、前記鋼管杭本体の直径に対して1.5ないし6倍の直径を有する平面半円形状に形成された2つの半円盤状翼部材とを備え、前記2つの半円盤状翼部材が前記2つの傾斜状切欠き溝を介して管体内部に交差状に挿入されるとともに前記半円盤状翼部材と前記掘削部材との当接部及び前記切欠き溝の挿入部とが溶接固定されていることを特徴とする先端翼付回転貫入鋼管杭に係る。
請求項2の考案は、前記掘削部材が前記取付位置と同一幅の板状部材よりなり尖端部を備える請求項1記載の先端翼付回転貫入鋼管杭に係る。
請求項3の考案は、前記取付位置には傾斜状切欠き溝が形成されていない請求項1に記載の先端翼付回転貫入鋼管杭に係る。
請求項4の考案は、前記半円盤状翼部材が前記鋼管杭本体の直径に対して2.5ないし5.5倍の直径を有する請求項1に記載の先端翼付回転貫入鋼管杭に係る。
請求項5の考案は、前記半円盤状翼部材と管体の中心軸に直交する平面との交差角度が5度ないし20度である請求項1に記載の先端翼付回転貫入鋼管杭に係る。
請求項1の考案に係る先端翼付回転貫入鋼管杭の製法は、中心軸を含む仮想平面に対し互いに対称に傾斜する2つの傾斜状切欠き溝が先端部近傍に形成された鋼管杭本体と、平板鋼板からなり、先端部が前記鋼管杭本体の先端開口から突出するように、前記鋼管杭本体の管体内周面と前記仮想平面が交差した先端近傍の取付位置に板厚面が溶接固定された掘削部材と、前記鋼管杭本体の直径に対して1.5ないし6倍の直径を有する平面半円形状に形成された2つの半円盤状翼部材とを備え、前記2つの半円盤状翼部材が前記2つの傾斜状切欠き溝を介して管体内部に交差状に挿入されるとともに前記半円盤状翼部材と前記掘削部材との当接部及び前記切欠き溝の挿入部とが溶接固定されているため、鋼管杭本体と翼部材との固定強度を大幅に向上させることができ、直径が大きい各翼部材が回転貫入時に作用する反力や回転貫入を停止して逆回転させる場合等にも耐えることができて鋼管杭本体から翼部材が脱落するおそれがない。
請求項2の考案は、請求項1において、前記掘削部材が前記取付位置と同一幅の板状部材よりなり尖端部を備えるため、鋼管杭本体の管体内の中央に適切に配置しやすくなるとともに、回転貫入時に効率的に地盤を掘削することができる。
請求項3の考案は、請求項1において、前記取付位置には傾斜状切欠き溝が形成されていないため、取付位置に対する掘削部材の位置決めが容易となる。
請求項4の考案は、請求項1において、前記半円盤状翼部材が前記鋼管杭本体の直径に対して2.5ないし5.5倍の直径を有するため、より大きな荷重を支持することができるとともに、回転貫入時の地盤からの反力に耐えることができる。
請求項5の考案は、請求項1において、前記半円盤状翼部材と管体の中心軸に直交する平面との交差角度が5度ないし20度であるため、鋼管杭本体の外側の地盤を効率よく掘削することに加え、荷重を適切に支持することができる。
図1,2に示す本考案の一実施形態に係る鋼管杭10は、鋼管杭本体20と、掘削部材30と、2つの半円盤状翼部材40,50と備える。鋼管杭10は、回転杭工法等の建築物の基礎工事等において、施工装置により地盤に対して回転貫入され、多数打ち込まれて建築物の基礎を支持するための部材であり、先端翼付回転貫入鋼管杭と称される。
鋼管杭本体20は、地中に回転貫入される管体からなり、図1〜4に示すように、中心軸Cを含む仮想平面Dに対し互いに対称に傾斜する2つの傾斜状切欠き溝21,26が先端部近傍に形成された部材である。管体の中心軸Cは、鋼管杭10の回転貫入時の回転中心に相当する。
傾斜状切欠き溝21,26は、後述する半円盤状翼部材40,50が取り付けられる部位である。傾斜状切欠き溝21,26は、半円盤状翼部材40(50)と管体の中心軸Cに直交する平面Pとの交差角度(θ)を規定する(図5参照)。傾斜状切欠き溝21,26は、公知の切断装置等によって形成される。
掘削部材30は、地盤掘削用の平板鋼板からなり、図4に示すように、鋼管杭本体20の管体内周面と仮想平面Dが交差した先端近傍の取付位置F,Fに板厚面31,31が溶接固定される。この掘削部材30は、図1,3,5に示すように、先端部が鋼管杭本体20の先端開口20aから突出するように配置されている。
実施形態の掘削部材30は、図4に示すように、取付位置F,Fと同一幅の板状部材よりなる。すなわち、掘削部材30は、鋼管杭本体20の内周の直径と略同一幅に形成される。そのため、板状の掘削部材30は、仮想平面Dに沿った鋼管杭本体20の管体内の中央に適切に配置される。掘削部材30の厚さは特に限定されないが、強度等の観点から、例えば約9mmとされる。また、掘削部材30は、図5に示すように、先端部が鋭角に形成された尖端部35を備える。この尖端部35は、中心軸Cに位置している。そのため、回転貫入時に効率的に地盤を掘削することができる。
図3に示すように、掘削部材30の取付位置F(仮想平面Dが交差した鋼管杭本体20の管体内周面の先端部近傍)には、傾斜状切欠き溝21,26が形成されていないことが好ましい。特に、取付位置F,Fにおける傾斜状切欠き溝21,26が形成されていない範囲(幅)は、掘削部材30の厚さと略等しく形成することがより好ましい。これにより、傾斜状切欠き溝21,26の各端部を目安として、取付位置F,Fに対する掘削部材30の位置決めが容易となる。
2つの半円盤状翼部材40,50は、回転貫入時に鋼管杭本体20の外側の地盤を掘削する同形状の部材である。半円盤状翼部材40(50)は、図2,4に示すように、平面半円形状の翼本体41(51)と、刃部45(55)とを有する。刃部45(55)は、鋼管杭本体20の外側の地盤を掘削するための部位であり、翼本体41(51)の弦部42(52)の一端側に形成される。刃部45(55)の刃角は、例えば45度である。
半円盤状翼部材40(50)は、直径や面積が大きいほどより大きな荷重を支持することができる反面、回転貫入時に地盤からの反力の影響が大きくなって、鋼管杭本体20から脱落(破損)しやすくなる。そこで、半円盤状翼部材40(50)は、より大きな荷重の支持を可能としながら地盤からの反力にも耐え得るようにするために、鋼管杭本体20の直径に対して1.5ないし6倍の直径、より好ましくは2.5ないし5.5倍の直径を有する平面半円形状に形成される。半円盤状翼部材40(50)の直径が小さすぎる場合は十分に荷重を支持することができないおそれがあり、直径が多すぎる場合は地盤からの反力の影響が大きくなりすぎて鋼管杭本体20から脱落するおそれがある。
2つの半円盤状翼部材40,50は、図3〜5に示すように、2つの傾斜状切欠き溝21,26を介して管体内部に交差状に挿入されるとともに、半円盤状翼部材40,50と掘削部材30との当接部32,33及び切欠き溝21,26の挿入部22,27とが溶接固定されている。各半円盤状翼部材40,50は、鋼管杭本体20の中央に相当する取付位置F,Fに固定された掘削部材30により、対称的に配置される。また、2つの半円盤状翼部材40,50は、図1,5に示すように、各刃部45,55がそれぞれ下方側となるように正面視交差状に配置される。各刃部45,55を下方側とすることにより、地盤を掘削しやすくなる。
ここで、図6に示す模式図の太線は、鋼管杭本体20、掘削部材30、2つの半円盤状翼部材40,50の溶接部を表している。符号W1は半円盤状翼部材40と鋼管杭本体20の切欠き溝21の挿入部22の外周側の溶接部、W2は半円盤状翼部材40と鋼管杭本体20の切欠き溝21の挿入部22の内周側の溶接部、W3は半円盤状翼部材40と掘削部材30との当接部32の溶接部、W4は半円盤状翼部材50と鋼管杭本体20の切欠き溝26の挿入部27の外周側の溶接部、W5は半円盤状翼部材50と鋼管杭本体20の切欠き溝26の挿入部27の内周側の溶接部、W6は半円盤状翼部材50と掘削部材30との当接部36の溶接部、W7は鋼管杭本体20の取付位置F,Fと掘削部材30との溶接部である。
半円盤状翼部材40と切欠き溝21の挿入部22との溶接部W1,W2は、半円盤状翼部材40が鋼管杭本体20の切欠き溝21,26から管体内部に挿入された状態で、半円盤状翼部材40の上縁部と下縁部において(図6(b)参照)、鋼管杭本体20の略半周にわたって形成されている(図6(a)参照)。また、半円盤状翼部材40と掘削部材30の当接部32との溶接部W3は、鋼管杭本体20の管体内周面の取付位置F,F間にわたって形成されている(図6(a)参照)。このように、半円盤状翼部材40は、鋼管杭本体20内部への挿入状態で鋼管杭本体20と掘削部材30との各当接部分全体にわたって溶接固定される。そのため、単に鋼管杭本体の外周に溶接した場合と比較して、鋼管杭本体20に対する半円盤状翼部材40の固定強度が大幅に向上される。また、半円盤状翼部材50は、半円盤状翼部材40と対称関係にあるため、鋼管杭本体20に対して各溶接部W4,5,6が同様に形成されて固定強度が大幅に向上される。
半円盤状翼部材40(50)は、鋼管杭本体20の外側の地盤を効率よく掘削することに加え、荷重を適切に支持することを可能とするために、図5に示すように、管体の中心軸Cに直交する平面Pとの交差角度(θ)が5度ないし20度であることが好ましい。半円盤状翼部材40(50)の交差状角度(θ)が小さすぎる場合は、2つの翼部材40,50の傾斜が小さく水平に近い状態となって、鋼管杭本体20の外側の地盤の掘削効率が悪くなるおそれがある。半円盤状翼部材40(50)の交差状角度(θ)が大きすぎる場合は、2つの翼部材40,50の面部が急勾配となって水平方向に対する面積が小さくなり、十分に荷重を支持することができなくなるおそれがある。
次に、鋼管杭10を用いた作業工程について説明する。まず、地上に設置した施工装置(図示せず)により、鋼管杭10を地面に対して起立させ、鋼管杭10を回転させながら下方へ押圧させる。その際、鋼管杭本体20の先端開口20aから掘削部材30が突出していることにより、掘削部材30により地盤の掘削が開始される。掘削部材30に掘削された鋼管杭本体20の下方の土砂は、掘削部材30及び2つの半円盤状翼部材40,50により外周側に押し退けられる。それとともに、2つの半円盤状翼部材40,50により、鋼管杭本体20の外側の地盤が掘削され、鋼管杭10が地中に回転貫入される。
鋼管杭10の回転貫入時には、垂直方向上向き及び回転の反対方向の反力が地盤から各翼部材40,50に作用する。ここで、各翼部材40,50は、鋼管杭本体20内部への挿入状態で鋼管杭本体20と掘削部材30と溶接固定されていることにより、鋼管杭本体20に対する各翼部材40,50の固定強度が大幅に向上されている。従って、各翼部材40,50の直径を鋼管杭本体20の直径に対して1.5ないし6倍、より好ましくは2.5ないし5.5倍と大きくして、地盤から作用する反力が累進的に大きくなったとしても、各翼部材40,50の鋼管杭本体20に対する固定強度が不足せず、各翼部材40,50が鋼管杭本体20から脱落するおそれがない。
また、各翼部材40,50が鋼管杭本体20の切欠き溝21,26から管体内部に挿入された状態で固定されていることにより、各翼部材40,50には、鋼管杭本体20の内側と外側において地盤から垂直方向上向きの反力が作用することとなる。そのため、翼部材40,50の外周側のみが変形する等の部分的に変形する不具合が発生しにくくなる。これにより、鋼管杭10の進行方向がずれにくくなり、進行方向のずれ等による鋼管杭本体20の変形等の不具合の発生が抑制される。
さらに、地盤に回転貫入された鋼管杭10に対し、その上に建築物等の荷重が加わると、各翼部材40,50には地盤から垂直方向上向きの反力が作用し、この反力により鋼管杭本体20を介して建築物等が地盤に支持される。鋼管杭10は、鋼管杭本体20や各翼部材40,50に変形等による不具合が発生しにくいため、鋼管杭10が支持できる重量が設計値から減少しない。
以上図示し説明したように、本考案の先端翼付回転貫入鋼管杭は、中心軸を含む仮想平面に対し互いに対称に傾斜する2つの傾斜状切欠き溝が先端部近傍に形成された鋼管杭本体と、鋼管杭本体の管体内周面と仮想平面が交差した先端近傍の取付位置に板厚面が溶接固定された掘削部材と、鋼管杭本体の直径に対して1.5ないし6倍の直径を有する平面半円形状に形成された2つの半円盤状翼部材とを備え、2つの半円盤状翼部材が2つの傾斜状切欠き溝を介して管体内部に交差状に挿入されるとともに半円盤状翼部材と掘削部材との当接部及び切欠き溝の挿入部とが溶接固定されているため、鋼管杭本体と翼部材との固定強度を大幅に向上させることができ、直径が大きい各翼部材が回転貫入時に作用する反力や回転貫入を停止して逆回転させる場合等にも耐えることができて鋼管杭本体から翼部材が脱落するおそれがない。
以上の通り、本考案の先端翼付回転貫入鋼管杭では、杭本体と翼部材との固定強度が大幅に向上して、直径が大きい翼部材が鋼管杭本体から脱落するおそれがない。そのため、従来の鋼管杭の代替品として有望である。
10 鋼管杭
20 鋼管杭本体
20a 先端開口
21,26 傾斜状切欠き溝
22,27 切欠き溝の挿入部
30 掘削部材
31 板厚面
32,33 半円盤状翼部材と掘削部材との当接部
35 尖端部
40,50 半円盤状翼部材
41,51 翼本体
42,52 翼本体の弦部
45,55 刃部
C 中心軸
D 仮想平面
F 掘削部材の取付位置
P 管体の中心軸に直交する平面
W1〜W7 溶接部
θ 交差角度
20 鋼管杭本体
20a 先端開口
21,26 傾斜状切欠き溝
22,27 切欠き溝の挿入部
30 掘削部材
31 板厚面
32,33 半円盤状翼部材と掘削部材との当接部
35 尖端部
40,50 半円盤状翼部材
41,51 翼本体
42,52 翼本体の弦部
45,55 刃部
C 中心軸
D 仮想平面
F 掘削部材の取付位置
P 管体の中心軸に直交する平面
W1〜W7 溶接部
θ 交差角度
Claims (5)
- 中心軸を含む仮想平面に対し互いに対称に傾斜する2つの傾斜状切欠き溝が先端部近傍に形成された鋼管杭本体と、
平板鋼板からなり、先端部が前記鋼管杭本体の先端開口から突出するように、前記鋼管杭本体の管体内周面と前記仮想平面が交差した先端近傍の取付位置に板厚面が溶接固定された掘削部材と、
前記鋼管杭本体の直径に対して1.5ないし6倍の直径を有する平面半円形状に形成された2つの半円盤状翼部材
とを備え、
前記2つの半円盤状翼部材が前記2つの傾斜状切欠き溝を介して管体内部に交差状に挿入されるとともに前記半円盤状翼部材と前記掘削部材との当接部及び前記切欠き溝の挿入部とが溶接固定されている
ことを特徴とする先端翼付回転貫入鋼管杭。 - 前記掘削部材が前記取付位置と同一幅の板状部材よりなり尖端部を備える請求項1記載の先端翼付回転貫入鋼管杭。
- 前記取付位置には傾斜状切欠き溝が形成されていない請求項1に記載の先端翼付回転貫入鋼管杭。
- 前記半円盤状翼部材が前記鋼管杭本体の直径に対して2.5ないし5.5倍の直径を有する請求項1に記載の先端翼付回転貫入鋼管杭。
- 前記半円盤状翼部材と管体の中心軸に直交する平面との交差角度が5度ないし20度である請求項1に記載の先端翼付回転貫入鋼管杭。
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