JP6624355B1 - 保守点検支援システム - Google Patents

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Abstract

保守点検作業の作業時間を通知するための保守員の明示的な操作によらずに、発報に対応する保守員の作業負担の増大を抑制できる保守点検支援システムを提供する。保守点検支援システム(1)において、監視部(8)は、作業時間の間に受け付けられた発報を保守点検作業における発報であるとして認識する。作業時間は、作業届が受け付けられてから作業完了届が受け付けられるまでの間である。作業管理部(9)は、保守点検作業の点検結果を記憶する。点検結果は、複数の点検項目の各々について複数の判定結果の中から保守点検作業を行っている保守員(2)が選択することで保守端末(7)を通じて入力される。保守端末(7)は、作業管理部(9)に接続されるときに、作業届を監視部(8)に出力する。保守端末(7)は、作業管理部(9)との接続が切断されるときに、作業完了届を監視部(8)に出力する。

Description

本発明は、保守点検支援システムに関する。
特許文献1は、保守点検管理システムの例を開示する。保守点検管理システムにおいて、保守点検作業の開始時に、保守員は、携帯端末を操作して作業届を出力する。保守点検管理システムにおいて、保守点検作業の完了時に、保守員は、携帯端末を操作して作業完了登録を行う。
日本特開2012−176820号公報
保守点検作業において、通常運転時と異なる操作によって保守点検対象装置から発報がある場合がある。この場合の発報が通常運転時における発報として扱われると、発報に対応する保守員などの作業負担が増大する。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、保守点検作業の作業時間を通知するための保守員の明示的な操作によらずに、発報に対応する保守員の作業負担の増大を抑制できる保守点検支援システムを提供することである。
本発明に係る保守点検支援システムは、保守点検対象装置からの発報を受け付け、保守点検対象装置についての作業届を受け付ける前に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報に対して報知を行い、保守点検対象装置についての作業完了届を受け付けた後に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報に対して報知を行い、保守点検対象装置についての作業届を受け付けてから当該保守点検対象装置についての作業完了届を受け付けるまでの間に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報を当該保守点検対象装置の保守点検作業における発報であるとして認識して当該発報に対する報知を行わない監視部と、保守点検作業に含まれる複数の点検項目の各々について複数の判定結果の中から保守点検作業を行っている保守員が選択することで入力される保守点検作業の点検結果を記憶する作業管理部と、保守点検作業の開始時において作業管理部に接続されるときに接続の開始をトリガーとして作業届を監視部に出力し、保守点検作業の作業中において保守員による判定結果の入力操作を受け付け、保守点検作業の完了時において作業管理部との接続が切断されるときに接続の終了をトリガーとして作業完了届を監視部に出力する保守端末と、を備える。
本発明によれば、保守点検支援システムは、監視部と、作業管理部と、保守端末と、を備える。監視部は、保守点検対象装置からの発報を受け付ける。監視部は、保守点検対象装置についての作業届を受け付けてから当該保守点検対象装置についての作業完了届を受け付けるまでの間に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報を当該保守点検対象装置の保守点検作業における発報であるとして認識する。作業管理部は、保守点検作業の点検結果を記憶する。点検結果は、複数の点検項目の各々について複数の判定結果の中から保守点検作業を行っている保守員が選択することで入力される。複数の点検項目は、保守点検対象装置の保守点検作業に含まれる。保守端末は、保守点検作業の開始時において作業管理部に接続されるときに作業届を監視部に出力する。保守端末は、保守点検作業の作業中において保守員による判定結果の入力操作を受け付ける。保守端末は、保守点検作業の完了時において作業管理部との接続が切断されるときに作業完了届を監視部に出力する。これにより、保守点検支援システムは、保守点検作業の作業時間を通知するための保守員の明示的な操作によらずに、発報に対応する保守員の作業負担の増大を抑制できる。
実施の形態1に係る保守点検支援システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る保守点検支援システムの記載箇所データの例を示す図である。 実施の形態1に係る保守点検支援システムの保守点検データの例を示す図である。 実施の形態1に係る保守点検支援システムが生成する報告書の例を示す図である。 実施の形態1に係る保守点検システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る保守点検システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る保守点検システムの主要部のハードウェア構成を示す図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る保守点検支援システムの構成を示すブロック図である。
保守点検支援システム1は、保守員2による保守点検の作業を支援するシステムである。保守点検支援システム1は、例えば保守点検対象装置3の保守点検の作業に適用される。保守点検対象装置3は、例えば建築物に設けられるエレベーターまたはエスカレーターなどのビル設備である。
この例において、保守点検対象装置3は、複数のユニット4を含む。エレベーターである保守点検対象装置3のユニット4は、例えば巻上機、ならびに鉛直方向に延びる昇降路の内部を巻上機によって移動するかごおよび釣合いおもりを含む。エスカレーターである保守点検対象装置3のユニット4は、例えば駆動ユニット、ならびに駆動ユニットによって循環移動する複数のステップおよび一対の手摺を含む。
保守点検対象装置3は、例えば建築物の管理者5などによって管理される。管理者5は、例えば管理端末6を用いて保守点検対象装置3を管理する。管理端末6は、保守点検対象装置3の管理に用いられる情報端末装置である。管理端末6は、有線または無線によって情報を通信する通信機能を有する管理端末6は、通信した情報などを表示する表示機能を有する。管理端末6は、管理者5からの入力操作を受け付ける入力機能を有する。管理端末6は、例えばパーソナルコンピューターである。
保守点検支援システム1は、保守端末7と、監視部8と、作業管理部9と、実績管理部10と、報告書生成部11と、発行部12と、を備える。
保守端末7は、保守点検作業において保守員2が用いる情報端末装置である。保守端末7は、例えば保守員2に所持される可搬な装置である。保守端末7は、保守員2からの入力操作を受け付ける入力機能を有する。保守端末7は、有線または無線によって情報を通信する通信機能を有する。保守端末7は、現在時刻の情報を取得する時計機能を有する。保守端末7は、例えばGPS(Global Positioning System)などの測位システムまたは屋内測位システムなどによって現在位置の情報を取得する測位機能を有する。
監視部8は、保守点検対象装置3の状態を監視する部分である。監視部8は、保守点検対象装置3からの発報を受け付けうるように、保守点検対象装置3に接続される。ここで、保守点検対象装置3は、例えば異常または不調などが発生するときに監視部8に発報する。監視部8は、例えば情報センターに設けられる。情報センターは、保守点検対象装置3の情報を収集する拠点である。情報センターは、例えば保守点検対象装置3が設けられる建築物の遠隔地の拠点である。監視部8は、保守点検対象装置3からの発報に対して、例えば情報センターのオペレーターに報知を行う。
作業管理部9は、保守点検対象装置3の保守点検作業の管理を行う部分である。作業管理部9は、例えば保守点検作業の点検結果、点検履歴、および点検計画を保守点検データとして記憶することで管理を行う。
ここで、保守点検作業は、複数の点検項目を含む。保守点検作業の点検結果は、例えば現在行われている保守点検作業において保守員2が保守端末7から入力する点検項目の判定結果である。点検項目の判定結果は、例えば、保守点検作業を行っている保守員2が複数の判定結果の中から選択することで入力される。複数の判定結果は、例えば「異常なし」、「処置実施」、または「要対応」などである。ここで、「異常なし」は、点検項目の作業において異常が発見されなかったことを表す。「処置実施」は、点検項目の作業において例えば調整または清掃などの処置が実施されたことを表す。「要対応」は、点検項目の対象について修理または交換などの対応が必要であることを表す。複数の判定結果の各々は、重要度によって順位づけられる。この例において、判定結果「要対応」の重要度は判定結果「処置実施」および判定結果「異常なし」の重要度より高い。判定結果「処置実施」の重要度は判定結果「異常なし」の重要度より高い。
保守点検作業の点検履歴は、例えば保守点検作業の報告書が管理者5に承認された保守点検作業についての情報を含む。保守点検作業の点検履歴に含まれる情報は、例えば保守点検作業の実施時期、および当該保守点検作業に含まれる点検項目である。保守点検作業の点検計画は、例えば未来に予定されている保守点検作業についての情報を含む。保守点検作業の点検計画に含まれる情報は、例えば保守点検作業の実施時期、および当該保守点検作業に含まれる点検項目である。
実績管理部10は、保守点検作業の実績を管理する部分である。実績管理部10は、例えば保守点検作業が対象とする保守点検対象装置3を識別する情報、当該保守点検作業の作業時間、および当該保守点検作業を行った保守員2などを含む情報を記憶することで管理を行う。ここで、作業時間は、開始時刻および完了時刻の情報を含む。
報告書生成部11は、作業管理部9が管理している保守点検データに基づいて、保守点検作業の報告書を生成する部分である。報告書生成部11は、定型文データおよび記載箇所データを記憶する。定型文データは、保守点検作業の点検項目および判定結果の組に予め設定された定型文を対応付けるデータである。記載箇所データは、保守点検作業の報告書の記載箇所に1つまたは複数の点検項目を対応づけるデータである。
発行部12は、閲覧権限を持つ閲覧者の要求に応じて報告書を提示する部分である。閲覧者は、例えば管理者5である。発行部12は、報告書を提示しうるように、報告書生成部11が生成した報告書を記憶する。発行部12は、例えばウェブサーバーである。このとき、閲覧者の要求は、例えばネットワークを通じたHTTPリクエスト(HTTP:Hypertext Transfer Protocol)である。
引き続き図1を用いて、保守点検支援システム1の機能を説明する。
保守点検作業の開始時において、保守員2は、例えばネットワークを介して保守端末7を作業管理部9に接続する。
保守端末7は、作業管理部9に接続されるときに、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を作業管理部9に出力してもよい。保守点検対象装置3を特定する情報は、例えば当該保守点検対象装置3が設けられる建築物に持ち込まれている保守端末7の現在位置の情報である。
保守員2は、保守端末7を通じて、作業管理部9が記憶している保守点検対象装置3の保守点検作業に含まれる点検項目を確認してもよい。
保守端末7は、作業管理部9に接続されるときに、現在時刻を保守点検作業の作業時間の開始時刻として実績管理部10に出力する。このとき、保守端末7は、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を合わせて実績管理部10に出力する。また、保守端末7は、作業管理部9に接続されるときに、作業届を監視部8に出力する。作業届は、例えば保守点検作業の開始を表す信号である。このとき、保守端末7は、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を合わせて監視部8に出力する。
保守点検作業において、保守員2は、当該保守点検作業に含まれる点検項目を実施する。保守員2は、作業を実施している複数の点検項目の各々について、判定結果を選択して保守端末7を通じて入力する。
保守点検作業の完了時において、保守員2は、保守端末7と作業管理部9との接続を切断する。
保守端末7は、作業管理部9との接続が切断されるときに、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を作業管理部9に出力してもよい。
保守端末7は、作業管理部9との接続が切断されるときに、現在時刻を保守点検作業の作業時間の完了時刻として実績管理部10に出力する。このとき、保守端末7は、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を合わせて実績管理部10に出力する。また、保守端末7は、作業管理部9との接続が切断されるときに、作業完了届を監視部8に出力する。作業完了届は、例えば保守点検作業の完了を表す信号である。このとき、保守端末7は、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を合わせて監視部8に出力する。
監視部8は、作業届を保守端末7から受け付けてから作業完了届を保守端末7から受け付けるまでの時間を、保守点検作業の作業時間であるとして認識する。監視部8は、保守点検作業の作業時間の内に当該保守点検作業が行われている保守点検対象装置3から受け付けた発報を、保守点検作業における発報であるとして認識する。この例において、監視部8は、保守点検作業における発報に対して、例えば情報センターのオペレーターなどに対する報知を行わない。
保守端末7は、例えば保守点検作業の完了時において作業管理部9との接続が切断されるときに、報告書生成部11に報告書生成を指示する信号を出力する。このとき、保守端末7は、保守点検作業の対象となる保守点検対象装置3を特定する情報を合わせて報告書生成部11に出力する。なお、保守端末7は、保守員2の操作に基づいて報告書生成部11に報告書生成を指示する信号を出力してもよい。
報告書生成部11は、保守点検対象装置3に応じた報告書のフォーマットを新規に作成する。報告書生成部11は、当該保守点検対象装置3についての保守点検データを作業管理部9から取得する。報告書生成部11は、取得した保守点検データおよび記憶しているデータに基づいて報告書のデータを生成する。報告書生成部11は、生成した報告書のデータを作成したフォーマットに出力することで、保守点検作業の報告書を生成する。報告書生成部11は、生成した報告書を発行部12に出力する。
報告書生成部11は、報告書を生成したことを作業管理部9に通知する。作業管理部9は、通知に基づいて、報告書の生成状況を記憶する。報告書の生成状況は、例えば報告書の生成の有無、および報告書の生成の時刻などを含む。
発行部12は、報告書生成部11から入力された報告書を記憶する。発行部12は、入力された報告書を管理者5からの閲覧の要求に応じて提示できる状態におくことで、当該報告書を発行する。発行部12は、管理者5に報告書の発行を通知する。あるいは、報告書の発行は、例えば保守員2からの連絡によって管理者5に通知されてもよい。なお、報告書の発行は、例えば保守員2の上長などの承認の後に行われてもよい。
発行部12は、報告書を発行したことを作業管理部9に通知する。作業管理部9は、通知に基づいて、報告書の発行状況を記憶する。報告書の発行状況は、例えば報告書の発行の有無、および報告書の発行の時刻などを含む。
管理者5は、管理端末6を通じて発行部12に報告書の閲覧の要求を送信する。
発行部12は、受け付けた閲覧の要求に応じて、管理端末6に報告書を提示する。
管理者5は、提示された報告書を確認する。管理者5は、確認した報告書を承認するか、修正依頼をするかの判断を行う。ここで、報告書の修正依頼は、例えば報告書における誤記の訂正などである。管理者5は、管理端末6を通じて、承認または修正依頼を発行部12に出力する。
発行部12は、管理端末6から修正依頼を受け付けるときに、修正依頼を作業管理部9に出力する。
作業管理部9は、入力された修正依頼を記憶する。作業管理部9は、入力された修正依頼を保守員2に通知する。
保守員2は、通知された修正依頼に基づいて、必要に応じて作業管理部9が記憶している保守点検データを修正する。この例において、作業管理部9は、保守点検データの修正履歴を記憶する。保守員2は、例えば保守端末7を通じて保守点検のデータを修正する。あるいは、保守員2は、例えば事務所などに設けられる情報端末装置を通じて保守点検のデータを修正してもよい。保守員2は、保守点検データの修正の後に、保守端末7を通じて報告書生成を指示する信号を報告書生成部11に出力する。あるいは、作業管理部9は、保守点検データの修正を検出するときに、修正後の報告書生成を指示する信号を報告書生成部11に出力してもよい。また、保守点検データの修正は、例えば保守員2の上長などの承認の後に適用されてもよい。
報告書生成部11は、保守点検対象装置3に応じた修正後の報告書のフォーマットを新規に作成する。修正後の報告書のフォーマットは、新規に作成される報告書のフォーマットと同一であってもよい。報告書生成部11は、当該保守点検対象装置3についての保守点検のデータを作業管理部9から取得する。報告書生成部11は、取得した保守点検データおよび記憶しているデータに基づいて修正後の報告書のデータを生成する。報告書生成部11は、生成した報告書のデータを作成したフォーマットに出力することで、修正後の保守点検作業の報告書を生成する。報告書生成部11は、生成した修正後の報告書を発行部12に出力する。
発行部12は、入力された修正後の報告書を記憶する。発行部12は、入力された報告書を管理者5からの閲覧の要求に応じて提示できる状態におくことで、当該報告書を発行する。発行部12は、管理者5に報告書の発行を通知する。
管理者5は、管理端末6を通じて発行部12に報告書の閲覧の要求を送信する。
発行部12は、受け付けた閲覧の要求に応じて、管理端末6に報告書を提示する。
管理者5は、提示された報告書を確認する。管理者5は、確認した報告書を承認するか、修正依頼をするかの判断を行う。管理者5は、管理端末6を通じて、承認または修正依頼を発行部12に出力する。
発行部12は、管理端末6から報告書の承認を受け付けるときに、当該承認の情報を作業管理部9に出力する。
作業管理部9は、入力された承認の情報を記憶する。作業管理部9は、承認された当該報告書の基となった前記保守点検作業の点検結果の編集をロックする。編集がロックされた点検結果は、以降の修正が禁止される。作業管理部9は、承認された報告書の基となった点検結果を、点検履歴として管理してもよい。
続いて、図2を用いて、報告書生成部11に生成された報告書の例を説明する。
図2は、実施の形態1に係る保守点検支援システムが生成する報告書の例を示す図である。
図2に示される報告書13は、総合所見14と、総合報告15と、作業内容16と、各部報告17と、を含む。
総合所見14は、報告書13において保守点検作業の点検結果を総合した所見が記載される部分である。総合所見14は、例えば文字列によって表される。
総合報告15は、報告書13において保守点検作業の点検結果を総合して報告する部分である。総合報告15の記載箇所は、例えば「制御駆動装置」、「昇降路」、または「かご室」などである。総合報告15において、保守点検対象装置3のユニット4ごとに判定結果が記載される。ここで、保守点検対象装置3のユニット4のうち、報告対象となるユニット4が抽出されて記載される。この例において、「1号機」、「2号機」、「5号機」のユニット4が報告対象として抽出されている。判定結果は、対応する記号によって表される。この例において、記号「チェック」は、判定結果「異常なし」に対応する。記号「○」は、判定結果「処置実施」に対応する。記号「×」は、判定結果「要対応」に対応する。
作業内容16は、報告書13において、例えば特に必要な保守点検作業の内容が記載される部分である。作業内容16は、例えば文字列によって表される。
各部報告17は、報告書13において保守点検作業の点検結果を各部について報告する部分である。この例において、各部報告17は、対応する総合報告15の記載項目を詳細に報告する部分である。総合報告15の記載箇所「制御駆動装置」に対応する各部報告17の記載箇所は、例えば「制御盤」、または「巻上機」などである。総合報告15の記載箇所「昇降路」に対応する各部報告17の記載箇所は、例えば「リミットスイッチ」、または「レール」などである。総合報告15の記載箇所「かご室」に対応する各部報告17の記載箇所は、例えば「かご運行状態」、または「かご上機器」などである。各部報告17において、総合報告15と同様に、報告対象となるユニット4が抽出されて記載される。各部報告17において、判定結果は、総合報告と同様に、対応する記号によって表される。
報告書13において、例えば、保守点検作業の報告書の識別情報、報告日、保守点検作業の実施日、保守点検作業の責任者、および問い合わせ先などが記載されていてもよい。
続いて、図3および図4を用いて、報告書生成部11による報告書の生成を説明する。
図3は、実施の形態1に係る保守点検支援システムの記載箇所データの例を示す図である。
図4は、実施の形態1に係る保守点検支援システムの保守点検データの例を示す図である。
図3に示されるように、記載箇所データは、報告書の1つの記載箇所に1つまたは複数の点検項目を対応づける。報告書の記載箇所は、例えば総合報告の記載箇所または各部報告の記載箇所である。点検項目は、例えば作業場所、対象機器、および作業項目によって特定される。
この例において、各部報告の記載箇所「制御盤」に対応付けられる点検項目は、作業場所「機械室」の対象機器「制御盤」の作業項目「異常・変調」、および作業場所「機械室」の対象機器「制御盤」の作業項目「遠隔診断」などである。各部報告の記載箇所「巻上機」に対応付けられる点検項目は、作業場所「機械室」の対象機器「巻上機」の作業項目「電磁ブレーキ機能点検」、および作業場所「機械室」の対象機器「巻上機」の作業項目「電磁ブレーキ保全作業」などである。総合報告の記載箇所「制御駆動装置」に対応付けられる点検項目は、各部報告の記載箇所「制御盤」に対応付けられる点検項目および各部報告の記載箇所「巻上機」に対応付けられる点検項目などである。
報告書生成部11は、図示されない定型文データを記憶している。定型文データは、保守点検作業の点検項目および判定結果の組に定型文を対応付ける。定型文データは、例えば、作業場所「機械室」の対象機器「巻上機」の作業項目「電磁ブレーキ保全作業」で特定される点検項目および判定結果「処置実施」の組に、定型文「電磁ブレーキ保全作業を実施しました。」を対応付ける。また、定型文データは、例えば、作業場所「かご」の対象機器「かご上機器」の作業項目「かご上スイッチ」で特定される点検項目および判定結果「要対応」の組に、定型文「かご上スイッチの交換が必要です。」を対応付ける。
図4に示されるように、作業管理部9は、保守点検データとして、点検項目およびユニット4ごとに、点検結果、点検履歴および点検予定を対応付けて記憶する。ここで、図4において、判定結果「異常なし」は、記号「チェック」によって表される。判定結果「処置実施」は、記号「○」によって表される。判定結果「要対応」は、記号「×」によって表される。この例において、保守点検作業の点検履歴は、保守点検作業の実施時期の日付のデータを含む。この例において、保守点検作業の点検計画は、保守点検作業の実施時期の日付のデータを含む。保守点検作業の点検履歴は、複数回の保守点検作業のデータを含んでもよい。保守点検作業の点検計画は、複数回の保守点検作業の予定を含んでもよい。
報告書生成部11は、例えば次のように保守点検データから報告書を生成する。
報告書生成部11は、報告対象のユニット4を抽出する。報告書生成部11は、保守点検作業の点検結果において判定結果が入力されているユニット4を抽出する。この例において、保守点検作業の点検結果に基づいて「1号機」および「2号機」が抽出される。
報告書生成部11は、保守点検作業の点検結果において判定結果が入力されていないユニット4について、最も新しい点検履歴において予め設定された重要度より高い判定結果が入力されているユニット4を抽出する。この例において、報告書生成部11は、点検履歴において判定結果「要対応」またはこれより重要度の高い判定結果が入力されているユニット4を抽出する。ここで、報告書生成部11は、保守点検作業の点検履歴において、判定結果「要対応」より重要度の低い判定結果を無視してもよい。この例において、保守点検作業の点検履歴に基づいて「5号機」が抽出される。
すなわち、この例において、報告書生成部11は、保守点検作業の点検結果および保守点検作業の点検履歴に基づいて、報告対象のユニット4として「1号機」、「2号機」、および「5号機」を抽出する。
報告書生成部11は、抽出した報告対象のユニット4の各々について、1つまたは複数の点検項目についての判定結果を統合する。報告書生成部11は、例えば、統合する点検項目において最も重要度の高い判定結果を、統合する記載箇所の判定結果として設定する。報告書生成部11は、点検結果に基づいて抽出されたユニット4について、点検結果に入力されている判定結果を統合する。報告書生成部11は、点検履歴に基づいて抽出されたユニット4について、点検履歴に入力されている判定結果を統合する。
この例において、ユニット「5号機」の各部報告の記載箇所「かご上機器」に対応付けられる複数の点検項目において、点検履歴に入力されている判定結果のうち最も重要度の高い判定結果は「要対応」である。このため、報告書生成部11は、ユニット「5号機」の各部報告の記載箇所「かご上機器」の判定結果として「要対応」を設定する。また、ユニット「2号機」の各部報告の記載箇所「巻上機」に対応付けられる複数の点検項目において、点検結果に入力されている判定結果のうち最も重要度の高い判定結果は「処置実施」である。このため、報告書生成部11は、ユニット「2号機」の各部報告の記載箇所「巻上機」の判定結果として「処置実施」を設定する。また、ユニット「1号機」の各部報告の記載箇所「制御盤」に対応付けられる複数の点検項目において、点検結果に入力されている判定結果のうち最も重要度の高い判定結果は「異常なし」である。このため、報告書生成部11は、ユニット「1号機」の各部報告の記載箇所「制御盤」の判定結果として「異常なし」を設定する。
さらに、ユニット「1号機」の総合報告の記載箇所「制御駆動装置」に対応付けられる複数の点検項目において、点検結果に入力されている判定結果のうち最も重要度の高い判定結果は「異常なし」である。このため、報告書生成部11は、ユニット「1号機」の総合報告の記載箇所「制御駆動装置」の判定結果として「異常なし」を設定する。
報告書生成部11は、統合して得られた記載箇所についての判定結果を、報告書のフォーマットに出力する。
また、報告書生成部11は、定型文データに基づいて、点検項目と当該点検項目に入力される判定結果の組に対応付けられている定型文を取得する。この例において、作業場所「機械室」の対象機器「巻上機」の作業項目「電磁ブレーキ保全作業」で特定される点検項目に判定結果「処置実施」が入力されている。このとき、報告書生成部11は、定型文「電磁ブレーキ保全作業を実施しました。」を作業内容の記載として取得する。また、作業場所「かご」の対象機器「かご上機器」の作業項目「かご上スイッチ」で特定される点検項目に判定結果「要対応」が入力されている。このとき、報告書生成部11は、定型文「かご上スイッチの交換が必要です。」を作業内容の記載として取得する。同様に、報告書生成部11は、総合所見の記載として登録されている定型文を取得してもよい。
報告書生成部11は、取得した定型文を、報告書のフォーマットに出力する。ここで、報告書生成部11は、出力した定型文について、保守端末7を通じて保守員2が行う編集を受け付けてもよい。
続いて、図5および図6を用いて保守点検支援システム1の動作の例を説明する。
図5および図6は、実施の形態1に係る保守点検支援システムの動作の例を示すフローチャートである。
図5において、保守点検の全体における動作のフローが示される。
ステップS11において、保守端末7は、作業管理部9に接続されたかを判定する。判定結果がNoの場合に、保守点検支援システム1の動作は、再びステップS11に進む。判定結果がYesの場合に、保守点検支援システム1の動作は、ステップS12に進む。
ステップS12において、保守端末7は、保守点検作業開始処理を行う。保守点検作業開始処理は、例えば作業時間の開始時刻としての現在時刻の出力、および作業届の出力を含む。その後、保守点検支援システム1の動作は、ステップS13に進む。
ステップS13において、保守端末7は、点検項目についての判定結果の入力操作を受け付ける。作業管理部9は、入力された判定結果を点検結果として記憶する。その後、保守点検支援システム1の動作は、ステップS14に進む。
ステップS14において、保守端末7は、作業管理部9との接続が切断されたかを判定する。判定結果がNoの場合に、保守点検支援システム1の動作は、ステップS13に進む。判定結果がYesの場合に、保守点検支援システム1の動作は、ステップS15に進む。
ステップS15において、保守端末7は、保守点検作業完了処理を行う。保守点検作業完了処理は、例えば作業時間の完了時刻としての現在時刻の出力、および作業完了届の出力を含む。その後、保守点検支援システム1の動作は、ステップS16に進む。
ステップS16において、保守点検支援システム1は、報告書生成処理を行う。その後、保守点検支援システム1の動作は、終了する。
図6において、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作のフローが示される。
ステップS21において、報告書生成部11は、報告書のフォーマットを新規に作成する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS22に進む。
ステップS22において、報告書生成部11は、作業管理部9から保守点検データを取得する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS23に進む。
ステップS23において、報告書生成部11は、報告対象のユニット4を抽出する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS24に進む。
ステップS24において、報告書生成部11は、記載箇所データに基づいて、点検項目についての判定結果を記載箇所についての判定結果に統合する。その後、報告書生成部11は、統合された判定結果を報告書のフォーマットに出力する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS25に進む。
ステップS25において、報告書生成部11は、定型文データに基づいて、点検項目と判定結果との組に対応する定型文を取得する。その後、報告書生成部11は、取得した定型文を報告書のフォーマットに出力することで、報告書を生成する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS26に進む。
ステップS26において、報告書生成部11は、生成された報告書を発行部12に出力する。発行部12は、入力された報告書を発行する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS27に進む。
ステップS27において、発行部12は、閲覧者からの承認が得られたかを判定する。閲覧者からの承認が得られず修正依頼を受けた場合に、作業管理部9は、保守点検データの修正を受け付ける。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS28に進む。閲覧者からの承認が得られた場合に、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS29に進む。
ステップS28において、報告書生成部11は、修正後の報告書のフォーマットを新規に作成する。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、ステップS22に進む。
ステップS29において、作業管理部9は、保守点検データの編集をロックする。その後、保守点検支援システム1の報告書生成処理に係る動作は、終了する。
以上に説明したように、実施の形態1に係る保守点検支援システム1は、作業管理部9と、報告書生成部11と、を備える。作業管理部9は、保守点検作業の点検結果を記憶する。点検結果は、複数の点検項目の各々について複数の判定結果の中から保守点検作業を行っている保守員2が選択することで入力される。複数の点検項目は、保守点検対象装置3の保守点検作業に含まれる。報告書生成部11は、作業管理部9が記憶している点検結果に基づいて、保守点検作業の報告書を生成する。
保守点検支援システム1において、保守点検作業の点検結果は、保守点検作業の実施中に入力される点検項目ごとの判定結果によって管理される。保守点検作業を行っている保守員2に入力される判定結果は、点検結果として記憶される。報告書生成部11は、保守点検作業を管理する点検結果に基づいて、保守点検作業の報告書を生成する。このとき、報告書生成部11は、保守員2による報告書用のデータの入力を必要としない。このため、保守員2のデータ入力に係る作業負担が増大しない。これにより、保守点検支援システム1は、保守点検作業の報告書を自動で生成することで、保守員2の作業負担を軽減できる。また、保守点検作業が複数の保守員2によって並行して行われる場合においても、保守点検支援システム1は、実施された点検項目について漏れなく報告する報告書を生成できる。
また、作業管理部9は、過去に行われた保守点検作業の点検結果を保守点検作業の点検履歴として記憶する。報告書生成部11は、作業管理部9が記憶している点検履歴、および作業管理部9が記憶している点検結果に基づいて報告書を生成する。
これにより、過去の保守点検において発見された要対応の事項などについて、現在の保守点検において対応されていない事項がある場合に、保守点検支援システム1は、当該事項を漏れなく報告する報告書を自動で生成できる。
また、報告書生成部11は、定型文データを記憶する。定型文データは、点検項目および判定結果の組に予め設定された定型文を対応付けるデータである。報告書生成部11は、定型文データおよび点検結果に基づいた定型文を含むように報告書を生成する。
これにより、保守点検支援システム1は、文章で表現された報告書を自動で生成できる。これにより、例えば管理者5が保守点検の詳細を把握していない場合においても、報告書の内容が理解されやすくなる。また、例えば保守員2による管理者5への報告書の内容の説明がしやすくなる。
また、報告書生成部11は、記載箇所データを記憶する。記載箇所データは、保守点検作業の報告書の記載箇所に複数の点検項目を対応づけるデータである。報告書生成部11は、記載箇所データおよび点検結果に基づいて点検項目の判定結果を統合した記載箇所についての結果を含むように報告書を生成する。
これにより、報告書の記載箇所に対応する点検項目が複数ある場合においても、保守点検支援システム1は、当該記載箇所についての判定結果が入力された報告書を自動で生成できる。
また、保守点検対象装置3が複数のユニット4を含む場合に、報告書生成部11は、複数のユニット4の中から報告対象のユニット4を抽出する。報告書生成部11は、報告対象のユニット4についての判定結果に基づいて報告書を生成する。
複数のユニット4を含む保守点検対象装置3について、保守点検作業が数日にわたるときがある。このときに、一日ごとに保守点検作業の報告が必要な場合がある。この場合に、複数のユニット4の一部のみについて保守点検作業が実施されたときにおいても、保守点検支援システム1は、保守点検作業が実施されたユニット4について漏れなく報告する報告書を自動で生成できる。
また、保守点検支援システム1は、発行部12を備える。発行部12は、報告書生成部11が生成した報告書を記憶する。発行部12は、閲覧権限を持つ閲覧者の要求に応じて報告書を提示する。
これにより、保守点検支援システム1は、管理者5への報告に紙媒体を必要としない。また、管理者5が遠隔地にいる場合においても、保守点検作業の報告がしやすくなる。
また、発行部12は、提示した報告書についての閲覧者の承認を受け付ける。作業管理部9は、承認された報告書の基となる点検結果の編集をロックする。
これにより、保守点検支援システム1は、承認された点検結果についての誤操作、または改ざんなどを抑制できる。
また、発行部12は、提示した報告書についての閲覧者の修正依頼を受け付ける。報告書生成部11は、修正依頼を受けた報告書の基となった点検結果に基づいて、保守点検作業の修正後の報告書を新たに生成する。
これにより、保守点検支援システム1は、報告書における誤記などの訂正に対応できる。また、修正前の報告書は上書きされない。これにより、報告書の誤った修正、または改ざんなどを抑制できる。
また、作業管理部9は、発行部12による報告書の発行状況を記憶する。
これにより、保守点検支援システム1は、実施された保守点検作業について報告書が発行されたかなどの発行状況を、作業管理部9において点検結果とともに一括して管理できる。
また、作業管理部9は、報告書生成部11による報告書の生成状況を記憶する。
これにより、保守点検支援システム1は、実施された保守点検作業について報告書が生成されたかなどの生成状況を、作業管理部9において点検結果とともに一括して管理できる。
また、保守点検支援システム1において、保守端末7は、保守点検作業の作業中において保守員2による判定結果の入力操作を受け付ける。報告書生成部11は、保守端末7と作業管理部9との接続が保守点検作業の完了時において切断されるときに、報告書の生成を開始する。
これにより、保守点検支援システム1は、保守点検作業の完了とともに、保守員2による明示的な操作を必要とせずに保守点検作業の報告書の生成を開始できる。なお、保守点検作業が複数の保守員2によって並行して行われる場合に、報告書生成部11は、例えば複数の保守員2が所持する複数の保守端末7と作業管理部9との接続が全て切断されるときに、報告書の生成を開始してもよい。
また、実施の形態1に係る保守点検支援システム1は、監視部8と、作業管理部9と、保守端末7と、を備える。監視部8は、保守点検対象装置3からの発報を受け付ける。監視部8は、作業時間の間に受け付けられた当該保守点検対象装置3からの発報を当該保守点検対象装置3の保守点検作業における発報であるとして認識する。作業時間は、監視部8が保守点検対象装置3についての作業届を受け付けてから当該保守点検対象装置3についての作業完了届を受け付けるまでの間である。作業管理部9は、保守点検作業の点検結果を記憶する。点検結果は、複数の点検項目の各々について複数の判定結果の中から保守点検作業を行っている保守員2が選択することで入力される。複数の点検項目は、保守点検対象装置3の保守点検作業に含まれる。保守端末7は、保守点検作業の開始時において作業管理部9に接続されるときに、作業届を監視部8に出力する。保守端末7は、保守点検作業の作業中において、保守員2による判定結果の入力操作を受け付ける。保守端末7は、保守点検作業の完了時において作業管理部9との接続が切断されるときに、作業完了届を監視部8に出力する。
保守点検支援システム1において、保守点検作業の点検結果は、保守点検作業の実施中に入力される点検項目ごとの判定結果によって管理される。このため、保守員2は、保守点検作業の開始時に保守端末7と作業管理部9とを接続する。保守端末7は、接続の開始をトリガーとして作業届を監視部8に出力する。また、保守員2は、保守点検作業の完了時に保守端末7と作業管理部9との接続を切断する。保守端末7は、接続の終了をトリガーとして作業完了届を監視部8に出力する。このため、監視部8は、保守員2が保守点検作業そのものの一環として行う接続の開始および終了に基づいて、保守点検作業が行われている作業時間を認識できる。監視部8は、保守点検作業の作業時間の間に受け付ける発報を、保守点検作業における発報であるとして認識する。当該発報は、通常運転時における発報として扱われない。これにより、保守点検支援システム1は、保守点検作業の作業時間を通知するための保守員2の明示的な操作によらずに、発報に対応する保守員2の作業負担の増大を抑制できる。
また、保守点検支援システム1は、実績管理部10を備える。実績管理部10は、保守点検作業の作業時間を記憶する。保守端末7は、保守点検作業の開始時において作業管理部9に接続されるときに、現在時刻を保守点検作業の作業時間の開始時刻として実績管理部10に出力する。保守端末7は、保守点検作業の完了時において作業管理部9との接続が切断されるときに、現在時刻を保守点検作業の作業時間の完了時刻として実績管理部10に出力する。
保守端末7は、接続の開始をトリガーとして保守点検作業の開始時刻を実績管理部10に出力する。保守端末7は、接続の終了をトリガーとして保守点検作業の完了時刻を実績管理部10に出力する。このため、実績管理部10は、保守員2が保守点検作業そのものの一環として行う接続の開始および終了に基づいて、保守点検作業が行われている作業時間を認識できる。これにより、保守点検支援システム1は、保守点検作業の作業時間を通知するための保守員2の明示的な操作によらずに、保守点検作業の作業時間の実績を管理できる。
なお、保守端末7は、作業管理部9を介して、作業届および作業完了届を監視部8に出力してもよい。例えば、作業管理部9は、保守点検作業の開始時において保守端末7が接続されるときに、作業届を監視部8に出力する。作業管理部9は、保守点検作業の完了時において保守端末7との接続が切断されるときに、作業完了届を監視部8に出力する。
これにより、保守端末7は、監視部8と直接接続する必要がない。このため、保守端末7における通信の処理が簡単になる。
また、保守端末7は、作業管理部9を介して、開始時刻および完了時刻を実績管理部10に出力してもよい。例えば、作業管理部9は、保守点検作業の開始時において保守端末7が接続されるときに、開始時刻を実績管理部10に出力する。作業管理部9は、保守点検作業の完了時において保守端末7との接続が切断されるときに、完了時刻を実績管理部10に出力する。あるいは、作業管理部9は、保守端末7から入力された開始時刻および完了時刻を、開始時刻または完了時刻と別の時刻に実績管理部10に出力してもよい。
これにより、保守端末7は、実績管理部10と直接接続する必要がない。このため、保守端末7における通信の処理が簡単になる。
また、保守端末7は、作業管理部9を介して、報告書生成を指示する信号を報告書生成部11に出力してもよい。
また、保守点検支援システム1が適用される保守点検対象装置3がエレベーターである場合に、保守点検支援システム1は、当該エレベーターの例えば機械室の有無を問わない。保守点検支援システム1が適用される保守点検対象装置3がエレベーターである場合に、保守点検支援システム1は、当該エレベーターの例えば巻上機の昇降路などにおける位置を問わない。保守点検支援システム1が適用される保守点検対象装置3は、例えば小荷物専用の昇降機であってもよい。保守点検支援システム1が適用される保守点検対象装置3は、例えば水平式のエスカレーターであってもよい。
続いて、図7を用いて保守点検支援システム1のハードウェア構成の例について説明する。
図7は、実施の形態1に係る保守点検支援システムの主要部のハードウェア構成を示す図である。
保守点検支援システム1の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ1bと少なくとも1つのメモリ1cとを備える。処理回路は、プロセッサ1bおよびメモリ1cと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも1つの専用のハードウェア1aを備えてもよい。
処理回路がプロセッサ1bとメモリ1cとを備える場合、保守点検支援システム1の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ1cに格納される。プロセッサ1bは、メモリ1cに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、保守点検支援システム1の各機能を実現する。
プロセッサ1bは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ1cは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等により構成される。
処理回路が専用のハードウェア1aを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
保守点検支援システム1の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、保守点検支援システム1の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。保守点検支援システム1の各機能について、一部を専用のハードウェア1aで実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア1a、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで保守点検支援システム1の各機能を実現する。
本発明に係る保守点検支援システムは、例えばビル設備などの保守点検対象装置の保守点検に適用できる。
1 保守点検支援システム、 2 保守員、 3 保守点検対象装置、 4 ユニット、 5 管理者、 6 管理端末、 7 保守端末、 8 監視部、 9 作業管理部、 10 実績管理部、 11 報告書生成部、 12 発行部、 13 報告書、 14 総合所見、 15 総合報告、 16 作業内容、 17 各部報告、 1a ハードウェア、 1b プロセッサ、 1c メモリ

Claims (4)

  1. 保守点検対象装置からの発報を受け付け、前記保守点検対象装置についての作業届を受け付ける前に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報に対して報知を行い、前記保守点検対象装置についての作業完了届を受け付けた後に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報に対して報知を行い、前記保守点検対象装置についての作業届を受け付けてから当該保守点検対象装置についての作業完了届を受け付けるまでの間に受け付けられた当該保守点検対象装置からの発報を当該保守点検対象装置の保守点検作業における発報であるとして認識して当該発報に対する報知を行わない監視部と、
    前記保守点検作業に含まれる複数の点検項目の各々について複数の判定結果の中から前記保守点検作業を行っている保守員が選択することで入力される前記保守点検作業の点検結果を記憶する作業管理部と、
    前記保守点検作業の開始時において前記作業管理部に接続されるときに接続の開始をトリガーとして前記作業届を前記監視部に出力し、前記保守点検作業の作業中において前記保守員による前記判定結果の入力操作を受け付け、前記保守点検作業の完了時において前記作業管理部との接続が切断されるときに接続の終了をトリガーとして前記作業完了届を前記監視部に出力する保守端末と、
    を備える保守点検支援システム。
  2. 前記保守端末は、前記作業管理部を介して、前記作業届および前記作業完了届を前記監視部に出力する
    請求項1に記載の保守点検支援システム。
  3. 前記保守点検作業の作業時間を記憶する実績管理部
    を備え、
    前記保守端末は、前記保守点検作業の開始時において前記作業管理部に接続されるときに現在時刻を前記保守点検作業の作業時間の開始時刻として前記実績管理部に出力し、前記保守点検作業の完了時において前記作業管理部との接続が切断されるときに現在時刻を前記保守点検作業の作業時間の完了時刻として前記実績管理部に出力する
    請求項1または請求項2に記載の保守点検支援システム。
  4. 前記保守端末は、前記作業管理部を介して、前記開始時刻および前記完了時刻を前記実績管理部に出力する
    請求項3に記載の保守点検支援システム。
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