JP6623063B2 - プラズマリアクタ用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置に関する。
エンジン、とくにディーゼルエンジンから排出される排ガスには、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)およびPM(Particulate Matter:粒子状物質)などが含まれる。
排ガスに含まれるPMを除去する手法として、プラズマリアクタを用いて、排ガスに含まれるPMを除去する手法が提案されている。プラズマリアクタは、複数の電極パネルを備えている。電極パネルは、たとえば、誘電体に電極を内蔵した構成であり、複数の電極パネルは、排ガスの流れ方向と直交する方向に間隔を空けて対向配置される。プラズマリアクタ用電源装置から電極間にパルス電圧が印加されると、誘電体バリア放電が生じて、電極パネル間に低温プラズマ(非平衡プラズマ)が発生し、電極パネル間を流れる排ガス中のPMが酸化により除去される。
プラズマリアクタ用電源装置には、フライバック型昇圧トランスが備えられている。フライバック型昇圧トランスの一次コイルには、スイッチング素子が直列に接続され、その一次コイルとスイッチング素子との直列回路には、直流電源が接続されている。フライバック型昇圧トランスの二次コイルは、プラズマリアクタの電極に接続されている。
スイッチング素子がオンされると、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに電流が流れ、一次コイルにエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子がオフされると、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイルに起電力が生じ、フライバック型昇圧トランスの二次コイルに巻数比に応じた二次電圧が発生する。スイッチング素子のオン/オフが一定の周期で繰り返されることにより、二次電圧がパルス的に発生し、パルス波状に変化する二次電圧がプラズマリアクタの電極間に印加される。
たとえば、直流電源と一次コイルとの間にDC−DCコンバータを介在させて、直流電源の電圧をDC−DCコンバータで昇圧し、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに印加される電圧を高めることにより、二次電圧の発生に必要なエネルギを一次コイルに蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
特許第4269436号公報
しかしながら、トランスの一次コイルに印加される電圧を一定値に保つことを目的としたDC−DCコンバータは、電力容量の大きなものが必要となり、高価である。そのうえ、DC−DCコンバータは、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるため、サイズが大きい。そのため、プラズマリアクタ用電源装置にDC−DCコンバータを組み込むと、プラズマリアクタ用電源装置の価格およびサイズが増大してしまう。
本発明の目的は、安価かつ小型な構成でフライバック型昇圧トランスの一次コイルに印加される一次電圧を高めることができる、プラズマリアクタ用電源装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係るプラズマリアクタ用電源装置は、プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置であって、フライバック型昇圧トランスと、フライバック型昇圧トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、一次コイルおよびスイッチング素子の直列回路に接続された直流電源と、スイッチング素子と並列に接続されたスナバ回路と、一次コイルと直流電源との間に介在され、直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流を遮断するダイオードと、ダイオードと並列に接続された昇圧用コンデンサとを含む。
この構成によれば、スイッチング素子がオンされると、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに電流が流れ、一次コイルにエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子がオフされると、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイルに起電力が生じ、フライバック型昇圧トランスの二次コイルに巻数比に応じた二次電圧(プラズマリアクタに印加される電圧)がパルス的に発生する。また、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されると、そのエネルギの一部により、スナバ回路(スナバコンデンサ)が充電される。
二次電圧の発生後、残ったエネルギ(プラズマリアクタの放電電極の蓄積電荷、スナバ回路の蓄積エネルギ)により、一次コイルには、スイッチング素子のオン時とは逆方向の電流、つまり直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流が流れる。その逆向きの電流は、一次コイルと直流電源との間に介在されているダイオードを通過できないので、ダイオードと並列に設けられた昇圧用コンデンサに蓄積される。
これにより、スイッチング素子のオン時には、直流電源の電圧に昇圧用コンデンサの電圧が加わり、一次コイルに印加される電圧が直流電源の電圧よりも高くなる。そのため、二次電圧の発生に必要なエネルギを一次コイルに蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、一次コイルにおけるジュール損失やスイッチング素子におけるオン損失が低減されるので、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
また、二次電圧の発生後に一次コイルに流れる電流(逆向きの電流)が昇圧用コンデンサに蓄積されることにより、その電流が流れる時間も短くなるので、その分の損失も低減することができる。
そして、昇圧用コンデンサは、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるDC−DCコンバータと比較して、サイズが小さく、かつ、安価である。
よって、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率を向上させることができる。
また、スイッチング素子のオン/オフ周期を短くすることができるので、二次電圧の発生周期を短くすることができる。これにより、プラズマリアクタにおけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタの放電電極の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタの小型化を図ることができる。
本発明の他の局面に係るプラズマリアクタ用電源装置は、プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置であって、フライバック型昇圧トランスと、フライバック型昇圧トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、一次コイルおよびスイッチング素子の直列回路に接続された直流電源と、スイッチング素子と並列に接続されたスナバ回路と、一次コイルと直流電源との間に介在され、直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流を遮断する寄生ダイオードを有する損失低減用トランジスタと、損失低減用トランジスタと並列に接続された昇圧用コンデンサと、寄生ダイオードの通電を検出し、当該検出に応答して損失低減用トランジスタをオンさせるトランジスタ駆動手段とを含む。
この構成によれば、スイッチング素子がオンされると、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに電流が流れ、一次コイルにエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子がオフされると、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイルに起電力が生じ、フライバック型昇圧トランスの二次コイルに巻数比に応じた二次電圧(プラズマリアクタに印加される電圧)がパルス的に発生する。また、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されると、そのエネルギの一部により、スナバ回路(スナバコンデンサ)が充電される。
二次電圧の発生後、残ったエネルギ(プラズマリアクタの放電電極の蓄積電荷、スナバ回路の蓄積エネルギ)により、一次コイルには、スイッチング素子のオン時とは逆方向の電流、つまり直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流が流れる。その逆向きの電流は、一次コイルと直流電源との間に介在されている損失低減用トランジスタ(たとえば、MOSFET)の寄生ダイオードを通過できないので、損失低減用トランジスタと並列に設けられた昇圧用コンデンサに蓄積される。
これにより、スイッチング素子のオン時には、直流電源の電圧に昇圧用コンデンサの電圧が加わり、一次コイルに印加される電圧が直流電源の電圧よりも高くなる。そのため、二次電圧の発生に必要なエネルギを一次コイルに蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、一次コイルにおけるジュール損失やスイッチング素子におけるオン損失が低減されるので、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
また、二次電圧の発生後に一次コイルに流れる電流(逆向きの電流)が昇圧用コンデンサに蓄積されることにより、その電流が流れる時間も短くなるので、その分の損失も低減することができる。
昇圧用コンデンサからの電荷の放出が終わると、直流電源から一次コイルに向けて流れる電流が損失低減用トランジスタの寄生ダイオードを通過する。この寄生ダイオードの通電が検出されたことに応答して、損失低減用トランジスタがオフからオンに切り替えられる。損失低減用トランジスタがオンにされることにより、寄生ダイオードよりも電圧降下の小さい損失低減用トランジスタに電流が流れるので、通電損失を低減することができる。その結果、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率をさらに向上させることができる。
そして、昇圧用コンデンサは、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるDC−DCコンバータと比較して、サイズが小さく、かつ、安価である。
よって、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率を向上させることができる。
また、スイッチング素子のオン/オフ周期を短くすることができるので、二次電圧の発生周期を短くすることができる。これにより、プラズマリアクタにおけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタの放電電極の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタの小型化を図ることができる。
トランジスタ駆動手段は、寄生ダイオードの通電を検出したことを示す検出信号を出力してない状態から、寄生ダイオードのカソード−アノード間電圧(カソードの電位からアノードの電位を減じた値)が負の閾値以下になったことに応答して検出信号を出力するコンパレータ回路を備える構成であってもよい。
コンパレータ回路は、検出信号を出力していない状態から、寄生ダイオードのカソード−アノード間電圧が負のオン閾値以下になったことに応答して検出信号を出力し、検出信号を出力している状態から、寄生ダイオードのカソード−アノード間電圧が負のオフ閾値以上になったことに応答して検出信号の出力を停止するヒステリシスコンパレータ回路であり、トランジスタ駆動手段は、ヒステリシスコンパレータ回路から検出信号が出力されたことに応答して損失低減用トランジスタをオンさせ、ヒステリシスコンパレータ回路からの検出信号の出力が停止したことに応答して損失低減用トランジスタをオフさせてもよい。検出信号がヒステリシスを有しているので、損失低減用トランジスタのチャタリングを防止でき、作動の信頼性を高めることができる。
本発明のさらに他の局面に係るプラズマリアクタ用電源装置は、プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置であって、フライバック型昇圧トランスと、フライバック型昇圧トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、一次コイルおよびスイッチング素子の直列回路に接続された直流電源と、スイッチング素子と並列に接続されたスナバ回路と、一次コイルと直流電源との間に介在され、直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流を遮断するダイオードと、ダイオードと並列に接続された昇圧用コンデンサと、直流電源の電圧を用いて昇圧用コンデンサを充電する絶縁型DC−DCコンバータとを含む。
この構成によれば、スイッチング素子がオンされると、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに電流が流れ、一次コイルにエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子がオフされると、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイルに起電力が生じ、フライバック型昇圧トランスの二次コイルに巻数比に応じた二次電圧(プラズマリアクタに印加される電圧)がパルス的に発生する。また、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されると、そのエネルギの一部により、スナバ回路(スナバコンデンサ)が充電される。
二次電圧の発生後、残ったエネルギ(プラズマリアクタの放電電極の蓄積電荷、スナバ回路の蓄積エネルギ)により、一次コイルには、スイッチング素子のオン時とは逆方向の電流、つまり直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流が流れる。その逆向きの電流は、一次コイルと直流電源との間に介在されているダイオードを通過できないので、ダイオードと並列に設けられた昇圧用コンデンサに蓄積される。また、昇圧用コンデンサは、絶縁型DC−DCコンバータによっても充電される。
これにより、スイッチング素子のオン時には、直流電源の電圧に昇圧用コンデンサの電圧が加わり、一次コイルに印加される電圧が直流電源の電圧よりも高くなる。そのため、二次電圧の発生に必要なエネルギを一次コイルに蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、一次コイルにおけるジュール損失やスイッチング素子におけるオン損失が低減されるので、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
また、二次電圧の発生後に一次コイルに流れる電流(逆向きの電流)が昇圧用コンデンサに蓄積されることにより、その電流が流れる時間も短くなるので、その分の損失も低減することができる。
そして、昇圧用コンデンサは、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるDC−DCコンバータと比較して、サイズが小さく、かつ、安価である。また、絶縁型DC−DCコンバータとして、昇圧用コンデンサを一定の電圧に保持することが可能な電力容量の大きなものではなく、出力電圧および出力電流をそれぞれ比較的低値に設定可能な電力容量の小さなものが用いられても、一次コイルに印加される電圧を昇圧させる効果を発揮することができる。
よって、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率を向上させることができる。
また、スイッチング素子のオン/オフ周期を短くすることができるので、二次電圧の発生周期を短くすることができる。これにより、プラズマリアクタにおけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタの放電電極の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタの小型化を図ることができる。
ダイオードは、損失低減用トランジスタの寄生ダイオードで構成されてもよい。
この場合、プラズマリアクタ用電源装置は、寄生ダイオードの通電を検出し、当該検出に応答して損失低減用トランジスタをオンさせるトランジスタ駆動手段をさらに含む構成であってもよい。
昇圧用コンデンサからの電荷の放出が終わると、直流電源から一次コイルに向けて流れる電流が損失低減用トランジスタの寄生ダイオードを通過する。この寄生ダイオードの通電が検出されると、損失低減用トランジスタがオフからオンに切り替えられる。損失低減用トランジスタがオンにされることにより、寄生ダイオードよりも電圧降下の小さい損失低減用トランジスタに電流が流れるので、通電損失を低減することができる。その結果、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率をさらに向上させることができる。
プラズマリアクタ用電源装置は、トランジスタ駆動手段を含む構成である場合、損失低減用トランジスタがオフの期間内に絶縁型DC−DCコンバータを作動させるコンバータ作動手段をさらに含むことが好ましい。
損失低減用トランジスタがオフの期間内に絶縁型DC−DCコンバータによる昇圧用コンデンサの充電が行われることにより、絶縁型DC−DCコンバータの出力端子間が損失低減用トランジスタを介して短絡することを防止できる。
本発明によれば、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランスの一次コイルに印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置の回路効率を向上させることができる。また、プラズマリアクタにおけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタの放電電極の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタの小型化を図ることができる。
プラズマリアクタの構成を図解的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置の構成を示す回路図である。 図2に示されるプラズマリアクタ用電源装置における一次コイル電流、出力電圧および一次電圧の時間変化を示すグラフである。 図2に示されるプラズマリアクタ用電源装置からダイオードおよび昇圧用コンデンサを省略した構成における一次コイル電流および出力電圧の時間変化を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置の構成を示す回路図である。 図6に示されるプラズマリアクタ用電源装置における一次コイル電流、出力電圧および一次電圧の時間変化を示すグラフである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<プラズマリアクタ>
図1は、プラズマリアクタ1の構成を図解的に示す断面図である。
プラズマリアクタ1は、たとえば、自動車のエンジン(図示せず)から排出される排ガスに含まれるPMを除去するために、エキゾーストパイプなどの排気管2の途中部に介装される。
プラズマリアクタ1には、放電電極3,4が備えられている。放電電極3,4は、それぞれ排ガスの流れに沿う方向に延び、互いに間隔を空けて平行をなして交互に配置されている。放電電極3,4の材料としては、タングステンを例示することができる。また、放電電極3,4は、たとえば、それぞれ四角板状の誘電体5に内蔵されることにより、誘電体5とともに電極パネル6を構成している。電極パネル6間には、排ガスが流通可能な間隔が空けられている。誘電体5の材料としては、Al(アルミナ)を例示することができる。
放電電極3,4間には、プラズマリアクタ用電源装置7から出力されるパルス波状の高電圧が印加される。プラズマリアクタ用電源装置7の出力電圧が放電電極3,4間に印加されることにより、電極パネル6間に誘電体バリア放電が生じ、その誘電体バリア放電によるプラズマが発生する。プラズマの発生により、電極パネル6間を流通する排ガスに含まれるPMが酸化(燃焼)されて除去される。
<プラズマリアクタ用電源装置(第1実施形態)>
図2は、本発明の第1実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置7の構成を示す回路図である。
プラズマリアクタ用電源装置7(7A)は、フライバック型昇圧トランス11、通電制御用MOSFET12、スナバ回路13、入力用コンデンサ14、ダイオード15、昇圧用コンデンサ16、ゲートドライブ回路17および制御回路18を備えている。
フライバック型昇圧トランス11は、一次コイル21および二次コイル22を有している。一次コイル21の一端は、配線23に接続されている。一次コイル21の他端は、通電制御用MOSFET12を介して、グランドに接続(接地)されている。二次コイル22の一端および他端は、それぞれプラズマリアクタ1の放電電極3,4に接続されている。
通電制御用MOSFET12は、たとえば、エンハンスメント型のnMOSFETであり、そのドレインがフライバック型昇圧トランス11の一次コイル21の他端に接続され、ソースがグランドに接続されている。通電制御用MOSFET12は、ドレイン−ソース間に、寄生ダイオード24を有している。
スナバ回路13は、コンデンサ(スナバコンデンサ)25で構成されている。スナバ回路13は、通電制御用MOSFET12と並列に接続されている。すなわち、スナバ回路13の一端は、通電制御用MOSFET12のドレインと同電位に接続され、その他端は、通電制御用MOSFET12のソースと同電位に接続(アースに接続)されている。なお、スナバ回路13は、単一のコンデンサ25で構成されていてもよいが、複数のコンデンサの直列または並列の回路によって構成されていてもよい。
入力用コンデンサ14は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。入力用コンデンサ14の一端は、配線23に接続され、その他端は、グランドに接続されている。
配線23には、ヒューズ26を介して、バッテリ27のプラス端子が接続されている。そのため、入力用コンデンサ14は、常にバッテリ27の出力電圧で充電された状態になっている。これにより、配線23のうちダイオード15のアノード側の電位は、バッテリ27のプラス端子と同電位(バッテリ27の出力電圧)に安定に保たれる。バッテリ27は、たとえば、12Vの直流電圧を出力する車載バッテリである。
ダイオード15は、配線23の途中部に介装されており、アノードが入力用コンデンサ14の一端と同電位に接続され、カソードがフライバック型昇圧トランス11の一次コイル21の一端と同電位に接続されている。
昇圧用コンデンサ16は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。昇圧用コンデンサ16は、ダイオード15と並列に接続されている。すなわち、昇圧用コンデンサ16の一端は、ダイオード15のアノードと同電位に接続され、その他端は、ダイオード15のカソードと同電位に接続されている。
ゲートドライブ回路17は、通電制御用MOSFET12をオン/オフするためのゲート信号を出力する回路である。
制御回路18は、ゲートドライブ回路17を制御し、ゲートドライブ回路17からのゲート信号の出力/停止を切り替える。すなわち、制御回路18からゲートドライブ回路17にオン指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路17からゲート信号が出力され、ゲート信号が通電制御用MOSFET12のゲートに入力されることにより、通電制御用MOSFET12がオンになる。制御回路18からゲートドライブ回路17にオフ指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路17からのゲート信号の出力が停止され、通電制御用MOSFET12のゲートへのゲート信号の入力がなくなることにより、通電制御用MOSFET12がオフになる。
<回路動作>
図3は、フライバック型昇圧トランス11の一次コイル21に流れる一次コイル電流、プラズマリアクタ用電源装置7の出力電圧(フライバック型昇圧トランス11の二次電圧)およびフライバック型昇圧トランス11の一次コイル21に印加される一次電圧の時間変化を示すグラフである。
プラズマリアクタ1の作動時には、制御回路18によりゲートドライブ回路17が制御されて、通電制御用MOSFET12のオン/オフが一定の周期で繰り返される。
通電制御用MOSFET12がオンされると(時刻T1)、フライバック型昇圧トランス11の一次コイル21に一次電圧が印加され、配線23および一次コイル21に一次コイル電流が流れる。昇圧用コンデンサ16に電荷が蓄積されている間(時間T1−T2)、一次電圧は、入力用コンデンサ14の電圧(バッテリ27の出力電圧)と昇圧用コンデンサ16の電圧との和となる。一次コイル21に一次コイル電流が流れることにより、一次コイル21にエネルギが蓄積される。
なお、一次コイル電流は、入力用コンデンサ14から一次コイル21側に流れるときに正の値をとり、その逆向きに流れるときに負の値をとるものとする。
昇圧用コンデンサ16からの電荷の放出が終わると(時刻T2)、一次電圧が入力用コンデンサ14の電圧となり、一次コイル電流がダイオード15を流れる。
その後、通電制御用MOSFET12がオフされると(時刻T3)、一次コイル21に蓄積されているエネルギが開放されて、フライバック型昇圧トランス11の二次コイル22に巻数比に応じた二次電圧がパルス的に発生する。この二次電圧がプラズマリアクタ用電源装置7の出力電圧として、プラズマリアクタ1の放電電極3,4間に印加される。また、一次コイル21に蓄積されたエネルギが開放されると、そのエネルギの一部により、スナバ回路13が充電される。
出力電圧の発生後に、残ったエネルギ(放電電極3,4の蓄積電荷、スナバ回路13の蓄積エネルギ)により、一次コイル21には、一次コイル21から入力用コンデンサ14側に向かう電流、つまり負の一次コイル電流が流れる(時間T4−T5)。この負の一次コイル電流は、ダイオード15を通過できないので、ダイオード15と並列に接続された昇圧用コンデンサ16に蓄積される。
<作用効果>
以上のように、通電制御用MOSFET12のオン時には、入力用コンデンサ14の電圧に昇圧用コンデンサ16の電圧が加わり、一次コイル21に印加される一次コイル電圧が入力用コンデンサ14の電圧よりも高くなる。そのため、図3に示される時間T1−T3と図4に示される時間T1−T6を比較して判るように、昇圧用コンデンサ16が設けられた構成では、昇圧用コンデンサ16が設けられていない構成と比較して、二次電圧(出力電圧)の発生に必要なエネルギを一次コイル21に蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、一次コイル21におけるジュール損失や通電制御用MOSFET12におけるオン損失が低減されるので、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
また、昇圧用コンデンサ16が設けられた構成では、二次電圧の発生後に一次コイル21に流れる負の一次コイル電流が昇圧用コンデンサ16に蓄積される。そのため、図3に示される時間T4−T5と図4に示される時間T7−T8とを比較して判るように、昇圧用コンデンサ16が設けられた構成では、昇圧用コンデンサ16が設けられていない構成と比較して、負の一次コイル電流が流れる時間も短くなるので、その時間が短縮された分の損失も低減することができる。
なお、図4は、図2に示されるプラズマリアクタ用電源装置7からダイオード15および昇圧用コンデンサ16を省略した構成における一次コイル電流および出力電圧の時間変化を示すグラフである。図4において、時刻T1は、通電制御用MOSFET12がオンされる時刻であり、時刻T6は、通電制御用MOSFET12がオフされる時刻であり、時刻T7は、負の一次コイル電流が流れ始める時刻であり、時刻T8は、負の一次コイル電流が0になる時刻である。
そして、昇圧用コンデンサ16およびダイオード15は、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるDC−DCコンバータと比較して、サイズが小さく、かつ、安価である。
よって、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランス11の一次コイル21に印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率を向上させることができる。
また、通電制御用MOSFET12のオン/オフ周期を短くすることができるので、二次電圧の発生周期を短くすることができる。これにより、プラズマリアクタ1におけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタ1の放電電極3,4の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタ1の小型化を図ることができる。
<プラズマリアクタ用電源装置(第2実施形態)>
図5は、本発明の第2実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置7の構成を示す回路図である。
プラズマリアクタ用電源装置7(7B)は、フライバック型昇圧トランス31、通電制御用MOSFET32、スナバ回路33、入力用コンデンサ34、損失低減用MOSFET35、昇圧用コンデンサ36、ゲートドライブ回路37、制御回路38、ゲートドライブ回路39およびヒステリシスコンパレータ回路40を備えている。
フライバック型昇圧トランス31は、一次コイル41および二次コイル42を有している。一次コイル41の一端は、配線43に接続されている。一次コイル41の他端は、通電制御用MOSFET32を介して、グランドに接続(接地)されている。二次コイル42の一端および他端は、それぞれプラズマリアクタ1の放電電極3,4に接続されている。
通電制御用MOSFET32は、たとえば、エンハンスメント型のnMOSFETであり、そのドレインがフライバック型昇圧トランス31の一次コイル41の他端に接続され、ソースがグランドに接続されている。通電制御用MOSFET32は、ドレイン−ソース間に、寄生ダイオード44を有している。
スナバ回路33は、コンデンサ(スナバコンデンサ)45で構成されている。スナバ回路33は、通電制御用MOSFET32と並列に接続されている。すなわち、スナバ回路33の一端は、通電制御用MOSFET32のドレインと同電位に接続され、その他端は、通電制御用MOSFET32のソースと同電位に接続(アースに接続)されている。なお、スナバ回路33は、単一のコンデンサ45で構成されていてもよいが、複数のコンデンサの直列または並列の回路によって構成されていてもよい。
入力用コンデンサ34は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。入力用コンデンサ34の一端は、配線43に接続され、その他端は、グランドに接続されている。
配線43には、ヒューズ46を介して、バッテリ47のプラス端子が接続されている。そのため、入力用コンデンサ34は、常にバッテリ47の出力電圧で充電された状態になっている。これにより、配線43のうち損失低減用MOSFET35のソース側の電位は、バッテリ47のプラス端子と同電位(バッテリ47の出力電圧)に安定に保たれる。バッテリ47は、たとえば、12Vの直流電圧を出力する車載バッテリである。
損失低減用MOSFET35は、配線43の途中部に介装されている。損失低減用MOSFET35は、たとえば、エンハンスメント型のnMOSFETであり、そのドレインがフライバック型昇圧トランス31の一次コイル41の一端に接続され、ソースが入力用コンデンサ34の一端と同電位に接続されている。損失低減用MOSFET35は、ドレイン−ソース間に、寄生ダイオード48を有している。
昇圧用コンデンサ36は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。昇圧用コンデンサ36は、損失低減用MOSFET35と並列に接続されている。すなわち、昇圧用コンデンサ36の一端は、損失低減用MOSFET35のドレインと同電位に接続され、その他端は、損失低減用MOSFET35のソースと同電位に接続されている。
ゲートドライブ回路37は、通電制御用MOSFET32をオン/オフするためのゲート信号を出力する回路である。
制御回路38は、ゲートドライブ回路37を制御し、ゲートドライブ回路37からのゲート信号の出力/停止を切り替える。すなわち、制御回路38からゲートドライブ回路37にオン指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路37からゲート信号が出力され、ゲート信号が通電制御用MOSFET32のゲートに入力されることにより、通電制御用MOSFET32がオンになる。制御回路38からゲートドライブ回路37にオフ指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路37からのゲート信号の出力が停止され、通電制御用MOSFET32のゲートへのゲート信号の入力がなくなることにより、通電制御用MOSFET32がオフになる。
ゲートドライブ回路39は、損失低減用MOSFET35をオン/オフするためのゲート信号を出力する回路である。
ヒステリシスコンパレータ回路40には、損失低減用MOSFET35のドレイン電圧およびソース電圧が入力される。ヒステリシスコンパレータ回路40は、検出信号を出力していない状態から、ドレイン電圧からソース電圧を減じた値(損失低減用MOSFET35のドレイン−ソース間電圧)が負のオン閾値以下になったことに応答して検出信号を出力し、検出信号を出力している状態から、損失低減用MOSFET35のドレイン−ソース間電圧が負のオフ閾値以上になったことに応答して検出信号の出力を停止する回路構成を有している。
なお、オン閾値は、損失低減用MOSFET35の寄生ダイオード48の通電時の電圧降下量に応じた値であって、その絶対値が電圧降下量よりも小さい値となるように設定されている。また、オフ閾値は、0に近い値であって、その絶対値が損失低減用MOSFET35の通電時の電圧降下量よりも大きい値となるように設定されている。
ヒステリシスコンパレータ回路40の検出信号は、ゲートドライブ回路39に入力される。ヒステリシスコンパレータ回路40からゲートドライブ回路39に検出信号が入力されると、ゲートドライブ回路39からゲート信号が出力され、ゲート信号が損失低減用MOSFET35のゲートに入力されることにより、損失低減用MOSFET35がオンになる。ヒステリシスコンパレータ回路40からの検出信号の出力が停止すると、ゲートドライブ回路39からのゲート信号の出力が停止され、損失低減用MOSFET35のゲートへのゲート信号の入力がなくなることにより、損失低減用MOSFET35がオフになる。
<回路動作>
プラズマリアクタ1の作動時には、制御回路38によりゲートドライブ回路37が制御されて、通電制御用MOSFET32のオン/オフが一定の周期で繰り返される。
通電制御用MOSFET32がオンされると、フライバック型昇圧トランス31の一次コイル41に一次電圧が印加され、配線43および一次コイル41に一次コイル電流が流れる。昇圧用コンデンサ36に電荷が蓄積されている間、一次電圧は、入力用コンデンサ34の電圧(バッテリ47の出力電圧)と昇圧用コンデンサ36の電圧との和となる。一次コイル41に一次コイル電流が流れることにより、一次コイル41にエネルギが蓄積される。
なお、一次コイル電流は、入力用コンデンサ34から一次コイル41側に流れるときに正の値をとり、その逆向きに流れるときに負の値をとるものとする。
昇圧用コンデンサ36からの電荷の放出が終わると、一次電圧が入力用コンデンサ34の電圧となり、一次コイル電流が損失低減用MOSFET35の寄生ダイオード48を流れる。一次コイル電流が寄生ダイオード48を流れることにより、寄生ダイオード48での電圧降下が生じ、損失低減用MOSFET35のドレイン−ソース間電圧が負のオン閾値以下になる。これに応答して、ヒステリシスコンパレータ回路40からゲートドライブ回路39に検出信号が入力され、ゲートドライブ回路39から損失低減用MOSFET35のゲートにゲート信号が入力されることにより、損失低減用MOSFET35がオンになる。その結果、一次コイル電流が損失低減用MOSFET35を流れる。
その後、通電制御用MOSFET32がオフされると、損失低減用MOSFET35を流れる一次コイル電流が0になり、損失低減用MOSFET35のドレイン−ソース間電圧が負のオフ閾値以上になる。これに応答して、ヒステリシスコンパレータ回路40からの検出信号の出力が停止し、ゲートドライブ回路39から損失低減用MOSFET35のゲートへのゲート信号の入力が停止することにより、損失低減用MOSFET35がオフになる。また、通電制御用MOSFET32がオフされると、一次コイル41に蓄積されているエネルギが開放されて、フライバック型昇圧トランス31の二次コイル42に巻数比に応じた二次電圧がパルス的に発生する。この二次電圧がプラズマリアクタ用電源装置7の出力電圧として、プラズマリアクタ1の放電電極3,4間に印加される。また、一次コイル41に蓄積されたエネルギが開放されると、そのエネルギの一部により、スナバ回路33が充電される。
出力電圧の発生後に、残ったエネルギ(放電電極3,4の蓄積電荷、スナバ回路33の蓄積エネルギ)により、一次コイル41には、一次コイル41から入力用コンデンサ34側に向かう電流、つまり負の一次コイル電流が流れる。この負の一次コイル電流は、損失低減用MOSFET35およびその寄生ダイオード48を通過できないので、損失低減用MOSFET35と並列に接続された昇圧用コンデンサ36に蓄積される。
<作用効果>
以上のように、通電制御用MOSFET32のオン時には、入力用コンデンサ34の電圧に昇圧用コンデンサ36の電圧が加わり、一次コイル41に印加される電圧が入力用コンデンサ34の電圧よりも高くなる。そのため、二次電圧(出力電圧)の発生に必要なエネルギを一次コイル41に蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、一次コイル41におけるジュール損失や通電制御用MOSFET32におけるオン損失が低減されるので、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
また、二次電圧の発生後に一次コイル41に流れる負の一次コイル電流が昇圧用コンデンサ36に蓄積されることにより、その負の一次コイル電流が流れる時間も短くなるので、その分の損失も低減することができる。
昇圧用コンデンサ36からの電荷の放出が終わると、入力用コンデンサ34から一次コイル41に向けて流れる正の一次コイル電流が損失低減用MOSFET35の寄生ダイオード48を通過する。この寄生ダイオード48の通電が検出されたことに応答して、損失低減用MOSFET35がオフからオンに切り替えられる。損失低減用MOSFET35がオンにされることにより、寄生ダイオード48よりも電圧降下の小さい損失低減用MOSFET35に一次コイル電流が流れるので、通電損失を低減することができる。その結果、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率をさらに向上させることができる。
そして、昇圧用コンデンサ36および損失低減用MOSFET35は、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるDC−DCコンバータと比較して、サイズが小さく、かつ、安価である。
よって、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランス31の一次コイル41に印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率を向上させることができる。
また、通電制御用MOSFET32のオン/オフ周期を短くすることができるので、二次電圧の発生周期を短くすることができる。これにより、プラズマリアクタ1におけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタ1の放電電極3,4の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタ1の小型化を図ることができる。
また、ヒステリシスコンパレータ回路40は、検出信号を出力していない状態から、損失低減用MOSFET35のドレイン−ソース間電圧が負のオン閾値以下になったことに応答して検出信号を出力し、検出信号を出力している状態から、損失低減用MOSFET35のドレイン−ソース間電圧が負のオフ閾値以上になったことに応答して検出信号の出力を停止する回路構成を有している。そして、ヒステリシスコンパレータ回路40の検出信号が出力されている間、ゲートドライブ回路39からゲート信号が出力され、損失低減用MOSFET35がオンになる。ヒステリシスコンパレータ回路40の検出信号がヒステリシスを有しているので、損失低減用MOSFET35のチャタリングを防止でき、作動の信頼性を高めることができる。
<プラズマリアクタ用電源装置(第3実施形態)>
図6は、本発明の第3実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置7の構成を示す回路図である。
プラズマリアクタ用電源装置7(7C)は、フライバック型昇圧トランス51、通電制御用MOSFET52、スナバ回路53、入力用コンデンサ54、損失低減用MOSFET55、昇圧用コンデンサ56、ゲートドライブ回路57、制御回路58および絶縁型DC−DCコンバータ59を備えている。
フライバック型昇圧トランス51は、一次コイル61および二次コイル62を有している。一次コイル61の一端は、配線63に接続されている。一次コイル61の他端は、通電制御用MOSFET52を介して、グランドに接続(接地)されている。二次コイル62の一端および他端は、それぞれプラズマリアクタ1の放電電極3,4に接続されている。
通電制御用MOSFET52は、たとえば、エンハンスメント型のnMOSFETであり、そのドレインがフライバック型昇圧トランス51の一次コイル61の他端に接続され、ソースがグランドに接続されている。通電制御用MOSFET52は、ドレイン−ソース間に、寄生ダイオード64を有している。
スナバ回路53は、コンデンサ(スナバコンデンサ)65で構成されている。スナバ回路53は、通電制御用MOSFET52と並列に接続されている。すなわち、スナバ回路53の一端は、通電制御用MOSFET52のドレインと同電位に接続され、その他端は、通電制御用MOSFET52のソースと同電位に接続(アースに接続)されている。なお、スナバ回路53は、単一のコンデンサ65で構成されていてもよいが、複数のコンデンサの直列または並列の回路によって構成されていてもよい。
入力用コンデンサ54は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。入力用コンデンサ54の一端は、配線63に接続され、その他端は、グランドに接続されている。
配線63には、ヒューズ66を介して、バッテリ67のプラス端子が接続されている。そのため、入力用コンデンサ54は、常にバッテリ67の出力電圧で充電された状態になっている。これにより、配線63のうち損失低減用MOSFET55のソース側の電位は、バッテリ67のプラス端子と同電位(バッテリ67の出力電圧)に安定に保たれる。バッテリ67は、たとえば、12Vの直流電圧を出力する車載バッテリである。
損失低減用MOSFET55は、配線63の途中部に介装されている。損失低減用MOSFET55は、たとえば、エンハンスメント型のnMOSFETであり、そのドレインがフライバック型昇圧トランス51の一次コイル61の一端に接続され、ソースが入力用コンデンサ54の一端と同電位に接続されている。損失低減用MOSFET55は、ドレイン−ソース間に、寄生ダイオード68を有している。
昇圧用コンデンサ56は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。昇圧用コンデンサ56は、損失低減用MOSFET55と並列に接続されている。すなわち、昇圧用コンデンサ56の一端は、損失低減用MOSFET55のドレインと同電位に接続され、その他端は、損失低減用MOSFET55のソースと同電位に接続されている。
ゲートドライブ回路57は、通電制御用MOSFET52をオン/オフするためのゲート信号を出力する回路である。
制御回路58は、ゲートドライブ回路57を制御し、ゲートドライブ回路57からのゲート信号の出力/停止を切り替える。すなわち、制御回路58からゲートドライブ回路57にオン指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路57からゲート信号が出力され、ゲート信号が通電制御用MOSFET52のゲートに入力されることにより、通電制御用MOSFET52がオンになる。制御回路58からゲートドライブ回路57にオフ指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路57からのゲート信号の出力が停止され、通電制御用MOSFET52のゲートへのゲート信号の入力がなくなることにより、通電制御用MOSFET52がオフになる。
また、制御回路58は、損失低減用MOSFET55のゲートドライブ回路(図示せず)を制御し、ゲートドライブ回路からのゲート信号の出力/停止を切り替える。すなわち、制御回路58から損失低減用MOSFET55のゲートドライブ回路にオン指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路からゲート信号が出力され、ゲート信号が損失低減用MOSFET55のゲートに入力されることにより、損失低減用MOSFET55がオンになる。制御回路58からゲートドライブ回路にオフ指示信号が入力されると、ゲートドライブ回路からのゲート信号の出力が停止され、損失低減用MOSFET55のゲートへのゲート信号の入力がなくなることにより、損失低減用MOSFET55がオフになる。
絶縁型DC−DCコンバータ59は、入力用コンデンサ54の電圧(バッテリ67の出力電圧)を用いて昇圧用コンデンサ56を充電可能に設けられている。すなわち、絶縁型DC−DCコンバータ59の入力端子は、配線63およびグランドに接続されており、絶縁型DC−DCコンバータ59の出力端子は、昇圧用コンデンサ56の両端に接続されている。絶縁型DC−DCコンバータ59は、制御回路58によって制御され、損失低減用MOSFET55がオフされている期間内においてのみ作動される。そして、その作動中、絶縁型DC−DCコンバータ59は、CC−CVモードで動作する。すなわち、絶縁型DC−DCコンバータ59は、CVモード(定電圧動作モード)において、出力電圧(昇圧用コンデンサ56に印加される電圧)が予め設定された制限値未満であっても、出力電流が予め設定された制限値に達すると、CVモードからCCモード(定電流動作モード)に移行して、出力電流を制限値以下に制限する。一方、絶縁型DC−DCコンバータ59は、CCモードにおいて、出力電流が制限値未満であっても、出力電圧が制限値に達すると、CCモードからCVモードに移行して、出力電圧を制限値以下に制限する。
<回路動作>
図7は、フライバック型昇圧トランス51の一次コイル61に流れる一次コイル電流、プラズマリアクタ用電源装置7の出力電圧(フライバック型昇圧トランス51の二次電圧)およびフライバック型昇圧トランス51の一次コイル61に印加される一次電圧の時間変化を示すグラフである。
プラズマリアクタ1の作動時には、制御回路58によりゲートドライブ回路57が制御されて、通電制御用MOSFET52のオン/オフが一定の周期で繰り返される。
通電制御用MOSFET52がオンされると(時刻T11)、フライバック型昇圧トランス51の一次コイル61に一次電圧が印加され、配線63および一次コイル61に一次コイル電流が流れる。昇圧用コンデンサ56に電荷が蓄積されている間(時刻T11−T12)、一次電圧は、入力用コンデンサ54の電圧(バッテリ67の出力電圧)と昇圧用コンデンサ56の電圧との和となる。一次コイル61に一次コイル電流が流れることにより、一次コイル61にエネルギが蓄積される。
なお、一次コイル電流は、入力用コンデンサ54から一次コイル61側に流れるときに正の値をとり、その逆向きに流れるときに負の値をとるものとする。
昇圧用コンデンサ56からの電荷の放出が終わると(時刻T12)、一次電圧が入力用コンデンサ54の電圧となり、一次コイル電流が損失低減用MOSFET55の寄生ダイオード68を流れる。一次コイル電流が寄生ダイオード68を流れることにより、寄生ダイオード68での電圧降下が生じる。制御回路58により、寄生ダイオード68での電圧降下(寄生ダイオード68の通電)が検出されると、損失低減用MOSFET55のゲートドライブ回路が制御されて、ゲートドライブ回路から損失低減用MOSFET55のゲートにゲート信号が入力される。これにより、損失低減用MOSFET55がオンになる。その結果、一次コイル電流が損失低減用MOSFET55を流れる。
また、損失低減用MOSFET55のオンに対応して、制御回路58により、絶縁型DC−DCコンバータ59の作動が停止される。
その後、通電制御用MOSFET52がオフされると(時刻T13)、損失低減用MOSFET55を流れる一次コイル電流が0になる。これに応答して、制御回路58により、損失低減用MOSFET55のゲートドライブ回路が制御されて、ゲートドライブ回路から損失低減用MOSFET55のゲートへのゲート信号が停止されることにより、損失低減用MOSFET55がオフになる。損失低減用MOSFET55のオフに対応して、制御回路58により、絶縁型DC−DCコンバータ59が作動され、昇圧用コンデンサ56の充電が開始される。
また、通電制御用MOSFET52がオフされると、一次コイル61に蓄積されているエネルギが開放されて、フライバック型昇圧トランス51の二次コイル62に巻数比に応じた二次電圧がパルス的に発生する。この二次電圧がプラズマリアクタ用電源装置7の出力電圧として、プラズマリアクタ1の放電電極3,4間に印加される。また、一次コイル61に蓄積されたエネルギが開放されると、そのエネルギの一部により、スナバ回路53が充電される。
出力電圧の発生後に、残ったエネルギ(放電電極3,4の蓄積電荷、スナバ回路53の蓄積エネルギ)により、一次コイル61には、一次コイル61から入力用コンデンサ54側に向かう電流、つまり負の一次コイル電流が流れる(時間T14−T15)。この負の一次コイル電流は、損失低減用MOSFET55およびその寄生ダイオード68を通過できないので、損失低減用MOSFET55と並列に接続された昇圧用コンデンサ56に蓄積される。
<作用効果>
以上のように、通電制御用MOSFET52のオン時には、入力用コンデンサ54の電圧に昇圧用コンデンサ56の電圧が加わり、一次コイル61に印加される電圧が入力用コンデンサ54の電圧よりも高くなる。そのため、二次電圧(出力電圧)の発生に必要なエネルギを一次コイル61に蓄積するための通電時間を短縮することができる。その結果、一次コイル61におけるジュール損失や通電制御用MOSFET52におけるオン損失が低減されるので、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率(変換効率)を向上させることができる。
また、二次電圧の発生後に一次コイル61に流れる負の一次コイル電流が昇圧用コンデンサ56に蓄積されることにより、その負の一次コイル電流が流れる時間も短くなるので、その分の損失も低減することができる。
昇圧用コンデンサ56からの電荷の放出が終わると、入力用コンデンサ54から一次コイル61に向けて流れる正の一次コイル電流が損失低減用MOSFET55の寄生ダイオード68を通過する。この寄生ダイオード68の通電が検出されたことに応答して、損失低減用MOSFET55がオフからオンに切り替えられる。損失低減用MOSFET55がオンにされることにより、寄生ダイオード68よりも電圧降下の小さい損失低減用MOSFET55に一次コイル電流が流れるので、通電損失を低減することができる。その結果、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率をさらに向上させることができる。
そして、昇圧用コンデンサ56および損失低減用MOSFET55は、スイッチング素子、昇圧トランスおよび出力電圧平滑用のコンデンサなどの多数の部品で構成されるDC−DCコンバータと比較して、サイズが小さく、かつ、安価である。
また、昇圧用コンデンサ56は、絶縁型DC−DCコンバータ59によっても充電される。絶縁型DC−DCコンバータ59として、昇圧用コンデンサ56を一定の電圧に保持することが可能な電力容量の大きなものではなく、出力電圧および出力電流をそれぞれ比較的低値に設定可能な電力容量の小さなものが用いられても、一次コイル61に印加される電圧を昇圧させる効果を発揮することができる。
よって、安価かつ小型な構成によって、フライバック型昇圧トランス51の一次コイル61に印加される一次電圧を高めることができ、プラズマリアクタ用電源装置7の回路効率を向上させることができる。
また、通電制御用MOSFET52のオン/オフ周期を短くすることができるので、二次電圧の発生周期を短くすることができる。これにより、プラズマリアクタ1におけるプラズマの出力周波数の増大を図ることができ、その出力周波数の増大に応じて、プラズマリアクタ1の放電電極3,4の小型化を図ることができ、ひいてはプラズマリアクタ1の小型化を図ることができる。
また、絶縁型DC−DCコンバータ59は、損失低減用MOSFET55がオフの期間内においてのみ作動され、損失低減用MOSFET55がオンの期間は作動されない。これにより、絶縁型DC−DCコンバータ59の出力端子間が損失低減用MOSFET55を介して短絡することを防止できる。
<変形例>
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、図6に示されるプラズマリアクタ用電源装置7Cにおいて、損失低減用MOSFET55のオン/オフを切り替えるために、図5に示されるゲートドライブ回路39およびヒステリシスコンパレータ回路40と同等の構成が備えられてもよい。
また、図6に示される構成において、損失低減用MOSFET55に代えて、ダイオードが設けられてもよい。ダイオードは、配線63の途中部に介装されて、アノードが入力用コンデンサ54の一端と同電位に接続され、カソードがフライバック型昇圧トランス51の一次コイル61の一端と同電位に接続される。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 プラズマリアクタ
7 プラズマリアクタ用電源装置
11 フライバック型昇圧トランス
12 通電制御用MOSFET(スイッチング素子)
13 スナバ回路
14 入力用コンデンサ(直流電源)
15 ダイオード
16 昇圧用コンデンサ
21 一次コイル
31 フライバック型昇圧トランス
32 通電制御用MOSFET(スイッチング素子)
33 スナバ回路
34 入力用コンデンサ(直流電源)
35 損失低減用MOSFET
36 昇圧用コンデンサ
39 ゲートドライブ回路(トランジスタ駆動手段)
40 ヒステリシスコンパレータ回路(’トランジスタ駆動手段)
41 一次コイル
48 寄生ダイオード
51 フライバック型昇圧トランス
52 通電制御用MOSFET(スイッチング素子)
53 スナバ回路
54 入力用コンデンサ(直流電源)
56 昇圧用コンデンサ
59 絶縁型DC−DCコンバータ
61 一次コイル
68 寄生ダイオード(ダイオード)

Claims (1)

  1. プラズマリアクタに印加される電圧を発生するプラズマリアクタ用電源装置であって、
    フライバック型昇圧トランスと、
    前記フライバック型昇圧トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、
    前記一次コイルおよび前記スイッチング素子の直列回路に接続された直流電源と、
    前記スイッチング素子と並列に接続されたスナバ回路と、
    前記一次コイルと前記直流電源との間に介在され、前記直流電源の電圧に応じた向きと逆向きの電流を遮断するダイオードと、
    前記ダイオードと並列に接続された昇圧用コンデンサと、
    前記直流電源の電圧を用いて前記昇圧用コンデンサを充電する絶縁型DC−DCコンバータとを含む、プラズマリアクタ用電源装置。
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