JP2006311729A - 直流−直流電圧変換器 - Google Patents

直流−直流電圧変換器 Download PDF

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正治 安保
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義敬 尾島
Shinya Araki
慎也 荒木
Yoshinobu Kume
宜伸 粂
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Abstract

【課題】 小型、高効率の直流−直流電圧変換器を提供する。
【解決手段】 直流−直流電圧変換器20は、直列に接続されるMOSFET2,3と、MOSFET2,3の導通制御を行なう制御部5とを備える。制御部5は、MOSFET2の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート制御を行なうと共に、同時にMOSFET3を非導通状態とする。そしてMOSFET2の非導通期間中にノードN1の電位V(N1)を監視して、ノードN1の電位V(N1)が所定電位Vthを超えなかった場合、MOSFET3の非導通状態を解除し、MOSFET2と同期して制御を行なう同期整流制御へ移行する。上記制御部5はより効率を良くするため、MOSFET2の非導通期間中に、ノードN1の電位V(N1)が所定電位Vthを超えていない場合、MOSFET3を導通状態にし、接続ノードの電位V(N1)が所定電位Vthを超えた場合、MOSFET3を非導通状態にする制御を行なっても良い。
【選択図】 図1

Description

この発明は、直流−直流電圧変換器に関し、特に直流−直流電圧変換器の始動時の制御に関する。
特開2004−215356号公報(特許文献1)は、DC/DCコンバータのソフトスタート制御について開示している。
一般にDC/DCコンバータは、始動時において電荷が未蓄積の平滑用キャパシタなどへの過大な突入電流から回路を保護するために、ソフトスタート制御が行なわれる。ソフトスタート制御とは、動作開始時においてDC/DCコンバータ内部のリアクトルにエネルギを蓄積する期間を短くし、徐々に昇圧または降圧動作を行なわせるものである。
特開2004−215356号公報 特開2004−328945号公報
しかしながら、上記特開2004−215356号公報(特許文献1)には、ソフトスタート制御から同期整流制御への切換タイミングについては開示されていない。
図9は、上記特許のDC/DCコンバータの同期整流制御への切換タイミングを検討するための検討例の構成を示す回路図である。
図9を参照して、このDC/DCコンバータは、高圧側の直流電源501と低圧側の直流電源506との間に接続され電源501から電源506への降圧動作と電源506から電源501への昇圧動作が可能なものである。
DC/DCコンバータは、MOS(metal-oxide-semiconductor)構造を有する電界効果型トランジスタ(以降MOSFETと称する)502,503と、リアクトル504と、電流センサ510と制御部505とを含む。
MOSFET502,503は電源501の正電極と接地との間に直列に接続される。リアクトル504はMOSFET502,503の接続ノードと電源506の正電極との間に接続されている。MOSFET502,503は寄生的に形成されるボディダイオードが存在する構成となっており、ソースからドレインへ向かう方向が順方向となっている。
同期整流制御では、導通抵抗を減らして電力損失を少なくするため、ダイオードの導通時期にあわせてこれと並列接続されているMOSFETも導通させる制御が行なわれる。
ソフトスタート制御から同期整流制御への切換タイミングについては、たとえば、電流センサ510によってリアクトル電流を監視して、リアクトル電流値によってMOSFET503の同期整流制御を開始させるタイミングを決めることが考えられる。しかし、電流センサ510として、たとえばシャント抵抗のようなものを利用するセンサを配置するのでは、この部分で常に電力損失が生じる。また、大電流、大電力を扱うDC/DCコンバータではこの電流センサはかなり大きな部品となってしまうので、装置の大型化、コスト上昇および効率の低下といった問題点を生じてしまう。
この発明の目的は、小型、高効率の直流−直流電圧変換器を提供することである。
この発明は、要約すると、直流−直流電圧変換器であって、直列に接続される第1、第2のスイッチング素子と、第1、第2のスイッチング素子の導通制御を行なう制御部とを備える。制御部は、第1のスイッチング素子の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート制御を行なうと共に、同時に第2のスイッチング素子を非導通状態とする。そして第1のスイッチング素子の非導通期間中に第1、第2のスイッチング素子の接続ノードの電位を監視して、接続ノードの電位が所定電位を超えなかった場合、第2のスイッチング素子の非導通状態を解除し、第1のスイッチング素子と同期して制御を行なう同期整流制御へ移行する。
上記制御部はより効率を良くするため、第1のスイッチング素子の非導通期間中に、接続ノードの電位が所定電位を超えていない場合、第2のスイッチング素子を導通状態にし、接続ノードの電位が所定電位を超えた場合、第2のスイッチング素子を非導通状態にする制御を行なっても良い。
好ましくは、第1、第2のスイッチング素子は、第1の電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続される。直流−直流電圧変換器は、第1、第2のスイッチング素子の接続ノードと第2の電源ノードとの間に接続されるリアクトルをさらに備える。
本発明によれば、簡素、小型な構成で適切な同期整流制御への移行タイミングを判定できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部品には同一の符号を付してそれらについての説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る直流−直流電圧変換器20の構成を示した回路図である。
図1を参照して、直流−直流電圧変換器20は、高圧側電源1と低圧側電源6との間に接続され高圧側電源1から低圧側電源6への降圧動作を行なう。特に限定されるものではないが、たとえばハイブリッド自動車などの車両において車両推進用のモータ駆動用高圧バッテリから補機用の低圧バッテリの充電を行なう際などに用いることができる。
直流−直流電圧変換器20は、ノードN1に一方端が接続され矢印に示すようにリアクトル電流ILが流れるリアクトル4と、リアクトル4へのエネルギの蓄積およびリアクトル4からのエネルギの放出を繰返すための、電源1の正極と接地ノードとの間に直接に接続されるMOSFET2,3とを含む。リアクトル4の他方端はノードN2に接続される。なお、電圧平滑用のコンデンサ10がノードN2と接地ノードとの間に設けられる。
MOSFET2,3はいずれもNチャネルMOSFETである。そしてMOSFET2,3はいずれもバックゲート部が一方端の電極に結合されている。このバックゲート部と結合された電極を本明細書では説明の便宜上ソースと呼ぶこととする。このような接続がされているので、MOSFET2,3はいずれもソースからドレインに向かう方向を順方向とするボディダイオード7,8を含むこととなる。
制御部5は、ノードN1の電位に応じてゲート信号G2,G3を制御する。ゲート信号G2,G3はそれぞれMOSFET2,3のゲートに与えられるゲート信号である。
つまり、直流−直流電圧変換器20は、直列に接続されるMOSFET2,3と、MOSFET2,3の導通制御を行なう制御部5とを備える。制御部5は、MOSFET2の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート動作を行なうと共に、同時にMOSFET3を非導通状態とする。そしてMOSFET2の非導通期間中にノードN1の電位を監視して、ノードN1の電位V(N1)が所定電位Vthを超えなかった場合、MOSFET3の非導通状態を解除し、MOSFET2と同期して制御を行なう。
図2は、図1の制御部5の構成を示した回路図である。
図2を参照して、制御部5は、ノードN1と例えば電位+1Vが与えられるノードとの間に直列に接続される抵抗R1、R2と、抵抗R1,R2の接続ノードの電位を取込むA/Dコンバータを内蔵するCPUと、CPUによって制御され図1のMOSFET2,3に与えるゲート信号G2,G3を駆動する駆動回路DRVとを含む。
図3は、図1の制御部5で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、メインルーチンから直流−直流電圧変換器20の始動条件が成立するごとに呼び出されて実行される。
図3を参照して、まず処理が開始されるとステップS1において初期設定が行なわれる。初期設定では、G2=OFF、G3=OFF、tg2=0、TG2=x、TW=y、TG3=TW−TG2に設定される。ここで、G2,G3は、図1のMOSFET2,3のゲートにそれぞれ与えられるゲート信号である。
図4は、図3のフローチャートの時間変数を説明するための図である。
図4に示すように、TWはスイッチング周期を示し、TG2は入力電圧および出力電圧によって決まるデューティー比をスイッチング周期に掛けた時間を示す。tは制御部が内蔵するタイマで測定される経過時間、tg2はソフトスタート制御モードにおけるパルス幅を示す。また、TG3=TW−TG2であり、tg3=TW−tg2である。
再び図3を参照して、ステップS1において初期設定が終了すると、続いてステップS2において経過時間t=0に設定される。そしてステップS3においてTG2>tg2であるか否かが判断される。TG2>tg2が成立すればステップS5に処理が進み、TG2>tg2が成立しない場合には処理はステップS4に進む。
ステップS4に処理が進んだ場合には、制御がソフトスタート制御モードから同期清流制御モードに移行する。
一方、ステップS5に処理が進んだ場合には、以下の式に基づいて時間tg2およびtg3が決定される。なお、aは所定の時間増分を示す。
tg2=tg2+a
tg3=TW−tg2
ステップS5の次は、ステップS6に処理が進み、ゲート信号G2がオン状態に設定される。そして処理がステップS7に進み、経過時間tがtg2より小さいか否かが判断される。t<tg2が成立した場合には処理はステップS6に戻りゲート信号G2のオン状態が継続される。一方、t<tg2が成立しない場合には処理はステップS8に進む。
ステップS8では、ゲート信号G2がオン状態からオフ状態に変更される。なお、コイルに流れる電流ILの向きが直流電源6に向かう方向であればノードN1の電位V(N1)は所定のしきい値Vthよりも小さいため、ゲート信号G3のオン状態としても問題はない。従って、図3のステップS8中に*印で示したようにゲート信号G3をオフ状態からオン状態にしても良い。
さらに、ステップS8において経過時間tを0に再設定し、ノードN1の電位検出フラグflg=1に設定が行なわれる。ステップS8の処理が終了すると、ステップS9に処理が進む。
ステップS9〜S11においては、ノードN1の電圧が所定のしきい値Vthを超えるときがあるかが判断され、所定のしきい値を超えるときがあるようならば、フラグflgを0に設定して、まだ同期整流制御モードに移行する時期でないことを示す。
まず、ステップS9では、ノードN1の電位V(N1)が所定のしきい値Vthより小さいか否かが判断される。V(N1)<Vthが成立する場合はステップS11に処理が進み、成立しない場合はステップS10に処理が進む。
ステップS10では、ノードNIの電位検出フラグflg=0とする。またステップS8でゲート信号G3をオン状態にしていた場合には、ステップS10でさらにゲート信号G3をオフ状態とする。ステップS10の処理が終了するとステップS11に処理が進む。
ステップS11では現在の経過時間tがtg3より小さいか否かが判断される。t<tg3が成立する場合には処理はステップS9に戻り、t<tg3が成立しない場合には処理はステップS12に進む。
ステップS12では、ノードN1の電位検出フラグflg=1であるか否かが判断される。flg=1でなければ処理はステップS2に戻る。flg=1であれば処理はステップS13に進む。
ステップS13では同期整流制御モードに処理が移行される。
図5は、図1に示した直流−直流電圧変換器20のソフトスタート時の動作を説明するための動作波形図である。
図1、図5を参照して、ゲート信号G2,G3は、それぞれMOSFET2,3のゲートに与えられるゲート信号である。またILは、リアクトル4に流れる電流を示す信号である。そしてN1は、図1のノードN1の電圧を示している。
図5には時刻t9まではソフトスタート動作が示されている。すなわち時刻t1〜t2,t3〜t4,t5〜t6,t7〜t8の間はゲート信号G2が活性化されMOSFET2が導通状態となっている。この導通状態となる幅が次第に広くなっているのがわかる。
MOSFET3は、時刻t9以降の同期整流制御モードではMOSFET2が非導通状態のときに導通するように同期制御がなされる。
また、時刻t1〜t2でリアクトル4に蓄積されたエネルギは、時刻t2〜t2Aにおいてリアクトル4から放出される。同様に、時刻t3〜t4においてリアクトル4にエネルギが蓄積され、時刻t4〜t4Aにおいてリアクトル4からエネルギが放出される。
同様に時刻t5〜t6,t7〜t8,t9〜t10,t11〜t12においてリアクトル4にエネルギが蓄積され、時刻t6〜t6A,時刻t8〜t9,t10〜t11においてはリアクトル4からエネルギが放出される。
制御部5は時刻t9まではゲート信号G3をオフ状態に固定する。そして時刻t9において、MOSFET2の非導通期間においてノードN1に所定の正電圧が発生しなくなったことに応じて同期整流制御モードに移行する。
ここで、当初、MOSFET2の非導通期間においてノードN1に所定の正電圧が発生する理由について説明する。MOSFET2がゲート信号G2の非活性化により非導通状態となってからリアクトル4に蓄積されたエネルギが電流となって転流を開始する。この電流は、リアクトル4→電源6→接地ノード→ダイオード8→リアクトル4の順に流れる。
まだMOSFET2の導通時間が短く、十分にリアクトル4にエネルギが蓄積されていない場合、リアクトルはオン時間に蓄積されたエネルギを放出した後図5の破線部Aで示すように電源6→リアクトル4→MOSFET3の方向へ電流を流そうとする。
しかし、MOSFET3が非導通であり、ダイオード8が存在するので電流はMOSFET3の寄生容量Cossとの間で次式(1)で表される電圧振動を起こし、正の電圧を発生させるのである。
Figure 2006311729
この正の電圧は、図5において時刻t2A〜t3、t4A〜t5、t6A〜t7の間で観測されるが、時刻t7以降は観測されない。
したがって、この正の電圧の発生を監視すれば、十分にリアクトル4にエネルギが蓄積されたソフトスタート制御解除の条件を満たしたことを知ることができる。この条件はリアクトル電流ILで言えば1サイクル中に電流のゼロ期間が無くなったこと(時刻t9においてIL>0)に該当するものである。
なお、ノードN1の電圧は、リアクトル4からのエネルギ放出時にダイオード8の順方向電圧分だけ接地電位よりも低くなるので最小値が−0.6V程度になり、また高圧電圧を変換する場合には高い電源電圧が印加される。したがって、図2に示したように抵抗R1,R2で分圧してCPU内蔵のA/Dコンバータに電位を与える。その際に抵抗R2の一方端を例えばDC+1Vに結合しておけば、最小値の−0.6VをA/Dコンバータの入力レンジに入れることができる。
このような構成とすれば、図9に示したようなシャント抵抗のような大きい電流センサ510を設けるよりも装置を小型にすることができる。また、大電流を扱う場合にはシャント抵抗で消費される電力分は効率を向上させることもできる。
[実施の形態2]
昇圧型のDC/DCコンバータにおいても実施の形態1で説明したような制御を適用することができる。
図6は、実施の形態2の直流−直流電圧変換器である昇圧コンバータ80の構成を示した回路図である。
図6を参照して、昇圧コンバータ80は、入力側に接続される低い電圧の電源81と出力側に接続される高い電圧の電源86との間に接続される。
昇圧コンバータ80は、リアクトル84と、MOSFET82,83と、制御部85とを含む。リアクトル84およびMOSFET83は、入力側の電源81と接地ノードとの間に直列に接続される。MOSFET82は、リアクトル84とMOSFET83との接続ノードと電源86の正極との間に接続される。
なおボディダイオード87,88はMOSFET82,83においてそれぞれソースとバックゲートとを内部で接続することによってできる寄生ダイオードである。
このような構成においても、制御部85は、MOSFET83の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート動作を行なうと共に、同時にMOSFET82を非導通状態とする。そしてMOSFET83の非導通期間中にノードN81の電位を監視して、ノードN81の電位が所定電位を超えなかった場合、MOSFET82の非導通状態を解除し、MOSFET83と同期して制御を行なう同期整流制御へ移行する。
[実施の形態3]
実施の形態3では昇降圧を双方向に可能なDC/DCコンバータにおいても本発明を適用する。
図7は、実施の形態3で用いられる双方向に昇降圧が可能なDC/DCコンバータ100の構成を示した回路図である。
図7を参照して、DC/DCコンバータ100は直流電源101と直流電源106との間に接続される。
直流電源101の電圧はシステムの状態によって直流電源106の電圧よりも高かったり低かったりする場合がある。これに限定されないがたとえば、DC/DCコンバータ100が燃料電池自動車に搭載されて用いられる場合には、直流電源101はバッテリに相当し、直流電源106は燃料電池に相当する。
DC/DCコンバータ100は、直流電源101の正電極と接地ノードとの間に直列に接続されるMOSFET102,103と、直流電源106の正極と接地ノードとの間に直列に接続されるMOSFET105,110と、リアクトル104と、制御部115とを含む。リアクトル104はMOSFET102,103の接続ノードN101とMOSFET105,110の接続ノードN102との間に接続される。
MOSFET102,103をスイッチングさせて昇降圧を行なう場合にはMOSFET110は非導通状態に固定し、MOSFET105は導通させて電源にリアクトル104を接続する接続部としての動作を行なわせる。
逆にMOSFET105,110をスイッチングさせて昇降圧動作を行なわせる際にはMOSFET103は非導通状態に制御し、MOSFET102は導通させて電源にリアクトル104を接続する接続部としての動作を行なわせる。
なおボディダイオード107,108はそれぞれMOSFET102,103においてソースとバックゲートとを内部で接続することによってできる寄生ダイオードである。またボディダイオード109,111はそれぞれMOSFET105,110においてソースとバックゲートとを内部で接続することによってできる寄生ダイオードである。
このような構成においても、例えば直流電源106から直流電源101へ降圧動作を行なう場合、制御部115は、MOSFET102を常時導通状態、MOSFET103を常時非導通状態とし、MOSFET105の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート動作を行なうと共に、同時にMOSFET110を非導通状態とする。そしてMOSFET105の非導通期間中にノードN102の電位を監視して、ノードN102の電位が所定電位を超えなかった場合、MOSFET110の非導通状態を解除し、同期して制御を行なう同期整流制御へ移行する。
なお、他の昇降圧動作時においてもMOSFETの動作を変更し、監視電圧をN101又はN102にすることにより同様の制御が可能である。
[実施の形態4]
実施の形態4ではマルチフェーズ型DC/DCコンバータにおいて各フェーズにおいて実施の形態1と同様な制御を行なう。
図8は、マルチフェーズ型DC/DCコンバータの一例を示した図である。
図8を参照して、マルチフェーズ型DC/DCコンバータ200は、高圧側の電源201と低圧側の電源206との間に接続される。
DC/DCコンバータ200は、電源201と電源206との間に並列接続される変換部200Dおよび210Dを含む。
変換部200Dは、電源201の正極と接地ノードとの間に直列に接続されるMOSFET202,203と、MOSFET202,203の接続ノードに一方端が接続されるリアクトル204とを含む。
変換部210Dは、電源201の正極と接地ノードとの間に直列に接続されるMOSFET212,213と、MOSFET212,213の接続ノードに一方端が接続されるリアクトル214とを含む。
リアクトル204の他方端とリアクトル214の他方端はともに、電源206の正極に接続される。
ボディダイオード207,208は、それぞれMOSFET202,203のソースとバックゲートを結合してできる寄生ダイオードである。また、ボディダイオード217,218は、それぞれMOSFET212,213のソースとバックゲートを結合してできる寄生ダイオードである。
変換部210Dについては変換部200Dと位相をずらした形で同様な制御が行なわれる。位相をずらすことにより、電源201から電源206に供給する電流のリップルを少なくすることができる。
以上のようなマルチフェーズ型DC/DCコンバータ200においても、例えば直流電源201から直流電源206へ降圧動作を行なう場合、制御部205は、MOSFET202及び212の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート動作を行なうと共に、同時にMOSFET203及び213を非導通状態とする。そしてMOSFET202の非導通期間中にノードN201の電位を監視して、ノードN201の電位が所定電位を超えなかった場合、MOSFET203の非導通状態を解除し、同期制御を行なう同期整流制御へ移行する。同様にMOSFET212の非導通期間中にノードN202の電位を監視して、ノードN202の電位が所定電位を超えなかった場合、MOSFET213の非導通状態を解除し、同期制御を行なう同期整流制御へ移行する。
なお、他の昇降圧動作時においてもMOSFET202,203,212,213の動作を変更し、監視電圧をN201又はN202にすることにより同様の制御が可能である。
なお、図8においては、フェーズ数が2の場合を説明したがフェーズ数はさらに多くてもかまわない。
また図8においては、降圧コンバータを複数含むマルチフェーズ型DC/DCコンバータについて説明したが、昇圧コンバータや双方向型の昇降圧コンバータを複数含む形のマルチフェーズ型DC/DCコンバータにおいても本願発明は適用することができる。
以上説明したように、2つのスイッチング素子の接続ノードの電圧を監視することにより、小型化が可能な構成でソフトスタート制御の終了時点を知ることができるので、全体としてDC/DCコンバータの小型化を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に係る直流−直流電圧変換器20の構成を示した回路図である。 図1の制御部5の構成を示した回路図である。 図1の制御部5で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図3のフローチャートの時間変数を説明するための図である。 図1に示した直流−直流電圧変換器20のソフトスタート時の動作を説明するための動作波形図である。 実施の形態2の直流−直流電圧変換器である昇圧コンバータ80の構成を示した回路図である。 実施の形態3で用いられる双方向に昇降圧が可能なDC/DCコンバータ100の構成を示した回路図である。 マルチフェーズ型DC/DCコンバータの一例を示した図である。 DC/DCコンバータの通常制御への切換タイミングを検討するための検討例の構成を示す回路図である。
符号の説明
1,6,81,86,101,106,201,206,501,506 電源、4,84,104,204,214,504 リアクトル、5,13,85,115,205,505 制御部、2,3,82,83,102,103,105,110,202,203,212,213 MOSFET、7,8,87,88,107,108,109,111,207,208,217,218,507,508 ダイオード、10 コンデンサ、20 直流−直流電圧変換器、80 昇圧コンバータ、100,200 DC/DCコンバータ、200D,210D 変換部、510 電流センサ、DRV 駆動回路、R1,R2 抵抗。

Claims (4)

  1. 直列に接続される第1、第2のスイッチング素子と、
    前記第1、第2のスイッチング素子の導通制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1のスイッチング素子の導通デューティー比を次第に増加させるソフトスタート動作を行ない、前記第1、第2のスイッチング素子の接続ノードの電位を監視して前記ソフトスタート動作の終了時点を判断する、直流−直流電圧変換器。
  2. 前記第1、第2のスイッチング素子は、第1の電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続され、
    前記直流−直流電圧変換器は、
    前記第1、第2のスイッチング素子の接続ノードと第2の電源ノードとの間に接続されるリアクトルをさらに備える、請求項1に記載の直流−直流電圧変換器。
  3. 前記制御部は、前記ソフトスタート動作中に前記第1のスイッチング素子の非導通期間において前記第1、第2のスイッチング素子の接続ノードの電位が所定電位を超えなくなったことに応じて前記ソフトスタート動作を終了する、請求項1または2に記載の直流−直流電圧変換器。
  4. 前記制御部は、前記ソフトスタート動作中は、前記第2のスイッチング素子を非導通状態に維持し、前記ソフトスタート動作が終了したときは、前記第2のスイッチング素子を前記第1のスイッチング素子に同期して制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の直流−直流電圧変換器。
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