JP2004328975A - Dc/dcコンバータの制御回路 - Google Patents

Dc/dcコンバータの制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】コストの低減及び回路の小型化に資することができるDC/DCコンバータの制御回路を提供する。
【解決手段】主スイッチング素子であるMOSFET1と従スイッチング素子であるMOSFET2との接続点の電圧VLXを、アース電位以上で直流出力電圧未満に設定した第2の基準電圧Vref2と比較し、この結果得る比較信号S4を、MOSFET1、2の何れもがオフ状態となるブランク期間に立ち上がるクロック信号S6でラッチすることにより、前記電圧VLXが前記基準電圧Vref2より低い場合のみ、前記MOSFET2のオンを許容してMOSFET1、2を交互にオン/オフさせる通常モードの制御を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はDC/DCコンバータの制御回路に関し、特に主スイッチング手段及び従スイッチング手段を交互にオン乃至オフさせることにより所定の直流出力電圧を得る場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
DC電源の出力電圧を降圧乃至昇圧して所定の直流出力電圧を得る用途、例えば携帯電話の電源回路としてDC/DCコンバータが汎用されている。このDC/DCコンバータは、スイッチング素子をオン/オフさせ、このときのオン/オフを制御することにより、直流入力電圧を所定の直流出力電圧に変換するものである。ここで、スイッチング素子には、一般にMOSFETを用いている。
【0003】
この種のDC/DCコンバータのうち、降圧方式のDC/DCコンバータでは、出力側にリアクトルを有している。このため、前記スイッチング素子のオフ期間には、負荷電流により前記リアクトルに蓄積された電気的なエネルギーを放出させるための閉回路を形成する必要がある。このため、古くは還流ダイオードにより前記閉回路を実現していた。
【0004】
ところが、還流ダイオードを用いた場合、その順方向電圧降下が比較的大きいので、この部分での電力消費により当該DC/DCコンバータの効率の低下を招来するという問題があった。かかる問題は、特に当該DC/DCコンバータの小型化を図るべく、このDC/DCコンバータをICチップで実現しようとする場合に顕著なものとなる。
【0005】
そこで、前記還流ダイオードの代わりにスイッチング素子であるMOSFETを用い、このMOSFETの寄生ダイオードを還流ダイオードとして機能させるとともにこのMOSFET自体のスイッチング機能も利用して前記順方向電圧降下を低減するDC/DCコンバータが提案されている。ちなみに、還流ダイオードの順方向抵抗に較べてMOSFETのオン抵抗は格段に小さく、その分損失も小さくなる。
【0006】
ところで、還流ダイオードをスイッチング素子で代替したDC/DCコンバータにおいては、通常MOSFETで形成する2個のスイッチング素子を相互に直列に接続している。すなわち、オン時間のデューティを制御して出力電圧を所望の値に変換するためのスイッチング素子(以下、これを主スイッチング素子という。)と、この主スイッチング素子のオフ期間において前記リアクトルに蓄積された電気エネルギを放出させるスイッチング素子(以下、これを従スイッチング素子という。)とを相互に直列に接続しており、両スイッチング素子の接続点からリアクトルを介して直流出力電圧を取り出すように構成している。
【0007】
したがって、かかるDC/DCコンバータにおいては、主スイッチング素子と従スイッチング素子とが同時にオン状態とならないように制御する必要がある。このため、主スイッチング素子及び従スイッチング素子が何れもオフ状態であるモード(ブランク期間)を含み両スイッチング素子のオン/オフモードを交互に切り換えている。
【0008】
ところが、この種のDC/DCコンバータにおいては、主スイッチング素子がオフ状態で、且つ従スイッチング素子がオン状態であるモードにおいて、従スイッチング素子をオフ状態に切り換えた場合には、リアクトルに蓄積された電気エネルギに基づく電流が主スイッチング素子の寄生ダイオードを介してDC電源に流れ込むという有害な逆流現象を生起する場合がある。そこで、かかる有害な逆流現象を回避すべく、従来技術に係るこの種のDC/DCコンバータにおいては、従スイッチング素子に流れる負荷電流を監視し、この負荷電流がゼロになった時点を検出して従スイッチング素子をオフ状態に切り換えている。負荷電流の逆流現象は、これがゼロになった後、発生するからである。
【0009】
したがって、主スイッチング素子と従スイッチング素子とを有し、これらを交互にオン/オフさせて所定の直流出力電圧を得る従来技術に係るDC/DCコンバータにおいては、前記負荷電流(特にその方向)を検出すべく電流検出回路を設けている。かかる電流検出回路は、例えば従スイッチング素子と直列に抵抗を接続しておき、この抵抗の両端の電圧を比較器で比較して監視することにより実現し得る。すなわち、前記抵抗の両端の電圧がゼロになったことで検出対象である負荷電流がゼロになったことを検出し得る。
【0010】
なお、主スイッチング素子と従スイッチング素子とを有し、これらを交互にオン/オフすることにより所定電圧の直流出力電圧を得るDC/DCコンバータを開示する公知文献として次の特許文献1が存在する。
【0011】
【特許文献1】
実開平04−101286号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記電流検出回路は、高精度で当該負荷電流がゼロになった時点を検出する必要がある。したがって、例えば前述の如く比較器を含む場合、この比較器は高精度のものを使用する必要があり、それ自体が高コストになるばかりでなく、高精度の電流検出回路を構成することにより、この電流検出回路自体に要する駆動電流が大きくなり、その分当該DC/DCコンバータの小型化を図る場合の障害要素となるという問題も発生する。また、電流検出回路としてスイッチング素子と直列に抵抗を入れた場合では、その抵抗自体で電力損失が発生し、高効率化への障害になってしまう。これらは、特に当該DC/DCコンバータのICチップ化を図る場合には、致命的な欠点となる。
【0013】
本発明は、上記従来技術に鑑み、主、従のスイッチング手段を交互にオン/オフさせて所望の直流出力電圧を得るDC/DCコンバータにおいて、ICチップ化を含め、その小型化及びコストの低減に資することができるDC/DCコンバータの制御回路を提供することを目的とする。さらに、軽負荷時での電力効率を向上させるべく、負荷電流の大きさや極性をモニターする回路を要することなく、ある一定期間の電圧をモニターするだけで負荷が軽負荷状態に入ったことを検出できるDC/DCコンバータの制御回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の構成は、次の点を特徴とする。
【0015】
1) 主スイッチング手段、従スイッチング手段及びリアクトルを備えて直流入力電圧を所定の直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータの制御回路において、
主スイッチング手段及び従スイッチング手段の何れもがオフ状態となるようなブランク期間中にクロック信号を発生させるクロック信号発生手段と、
前記主スイッチング手段と前記従スイッチング手段との接続点の電圧と、所定の基準値とを比較してその大小関係を表す比較信号を送出する比較器とを含み、
前記クロック信号に基づくタイミングで前記比較信号の状態を監視することにより前記接続点の電圧状態を検出し、この電圧状態に応じて前記従スイッチング手段を制御する動作モード切替手段を有すること。
【0016】
2) 上記1)に記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
前記クロック信号に基づくタイミングでは、前記クロック信号よりも遅延された時点で従スイッチング手段を制御するように構成したものであること。
【0017】
3) 上記1)又は2)に記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
前記クロック信号は、前記ブランク期間を形成するために論理素子を多段に接続して形成するラッチ手段の途中の論理素子の出力信号を利用したものであること。
【0018】
4) 上記1)乃至3)の何れか一つに記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
前記基準電圧は、アース電位を超え、且つ当該DC/DCコンバータの直流出力電圧未満の範囲に設定し、前記クロック信号でラッチした前記ブランク期間の前記接続点の電圧が前記基準電圧以下である場合に、通常モードであると判断して主スイッチング手段と従スイッチング手段とを交互にオン乃至オフさせる制御を行う一方、前記基準電圧を超える場合には、非通常モードであると判断して従スイッチング手段をオフ状態とする制御をして主スイッチング手段のみを所定のデューティでオン乃至オフさせる制御を行うようにしたこと。
【0019】
5) 上記1)乃至3)の何れか一つに記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
前記基準電圧は、当該DC/DCコンバータの直流入力電圧を超え、且つ当該DC/DCコンバータの直流出力電圧未満の範囲に設定し、前記クロック信号でラッチした前記ブランク期間の前記接続点の電圧が前記基準電圧以上である場合に、通常モードであると判断して主スイッチング手段と従スイッチング手段とを交互にオン乃至オフさせる制御を行う一方、前記基準電圧未満の場合には、従スイッチング手段をオフ状態とする制御をして主スイッチング手段のみを所定のデューティでオン乃至オフさせる制御を行うようにしたこと。
【0020】
6) 上記4)又は5)に記載するDC/DCコンバータの制御回路において、前記接続点の電圧の共振による変動に伴ない前記比較信号が変動した場合、この比較信号の最初の状態変化をラッチして、所定の1周期の期間におけるその状態を維持するロジック処理回路を有すること。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0022】
<第1の実施の形態>
本形態に係る制御回路を説明するのに先立ち、これを適用するDC/DCコンバータの主回路を先ず説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るDC/DCコンバータの制御回路をその主回路とともに示す回路図である。
【0023】
本形態に係るDC/DCコンバータは、降圧コンバータである。かかるDC/DCコンバータでは、逆並列に寄生ダイオード1aが接続された主スイッチング手段であるMOSFET1と、リアクトル4とを直列に接続する一方、MOSFET1とリアクトル4との接続点に、還流ダイオードとして機能する寄生ダイオード2aが並列に接続された従スイッチング手段であるMOSFET2を接続し、前記リアクトル4及び出力端子5を介して直流出力電圧VOUTを取り出し得る。DC電源3は、1次電池で形成してあり、その+側がMOSFET1に接続されるよう、このMOSFET1及びリアクトル4に直列に接続してある。
【0024】
かかるDC/DCコンバータにおいては、前記MOSFET1、2を交互にオン乃至オフさせる制御を行うとともに、このときのMOSFET1のオン時間を制御することにより前記DC電源3の直流出力電圧(当該DC/DCコンバータの直流入力電圧VIN)を降圧して前記出力端子5から所定の直流出力電圧VOUTを得る。すなわち、直流出力電圧VOUTは、MOSFET1のオン時間(デューティ)で規定される。また、MOSFET1のオン期間でリアクトル4に蓄積された電気的なエネルギーは、MOSFET1のオフ期間にMOSFET2及びその寄生ダイオード2aを介して還流することにより放出される。なお、図中、22は直流出力電圧VOUTの平滑用のコンデンサである。
【0025】
ここで、MOSFET1、2のオン/オフ制御を行う本形態に係る制御回路は、PWM信号発生部A、ラッチ部B及び動作モード切替部Cを有しており、全体がICチップIに集積化して構成してある。これら、ICチップI、PWM信号発生部A、ラッチ部B及び動作モード切替部Cは図中の一点鎖線で囲んだ部分である。
【0026】
PWM信号発生部Aでは、直流出力電圧VOUTを抵抗6、7及びキャパシタ8で分割して誤差増幅器9に印加する。この誤差増幅器9には、第1の基準電圧Vref1も印加してあり、この結果誤差信号S1を得る。比較器10では、前記誤差信号S1と、発振器11が送出する発振信号S2とを比較し、その出力信号としてPWM信号S3を得る。
【0027】
PWM信号S3は、ラッチ部Bを介してMOSFET1、2のオン/オフが交互に行われるようにその状態を制御する。本形態におけるラッチ部Bはノアラッチ回路で構成してあり、3個のノア回路12、13、14及び4個のインバータ回路15、16、17、18からなり、前記PWM信号S3に基づきMOSFET1、2を交互にオン乃至オフさせるとともに、これらMOSFET1、2のオン乃至オフ状態への変化のタイミングをずらすことによりMOSFET1、2の状態が変化する場合に何れもがオフ状態となるようなブランク期間を作る。本形態では、MOSFET1、2のオン状態への変化の際に両者が何れもオフ状態となるブランク期間を形成している。なお、MOSFET1は、Pチャンネルの素子であるので、ラッチ部BのPch出力信号S8がL状態のときオン状態となり、MOSFET2は、Nチャンネルの素子であるので、ラッチ部BのNch出力信号S9がH状態のときオン状態となる。
【0028】
動作モード切替部Cは、MOSFET1、2の接続点の電圧VLXを検出して監視するものである。
【0029】
さらに詳言すると、動作モード切替部Cは、所定の電圧に設定した第2の基準電圧Vref2と前記電圧VLXを比較する比較器19、ロジック処理回路20及びDフリップフロップ回路21からなり、第2の基準電圧Vref2と前記接続点の電圧VLXとを比較してその大小関係を表す比較信号S4を得、ロジック回路20で所定のロジック処理(後に説明する。)をすることによりDフリップフロップ回路21のD入力信号S5を得る。
【0030】
Dフリップフロップ回路21は、そのクロック信号S6をラッチ部Bのノア回路12の出力側から得ている。すなわち、主スイッチング手段であるMOSFET1がオン状態に移行する直前のブランク期間を形成する回路であるラッチ部Bの途中の信号を利用して前記クロック信号S6を得ている。このため、このクロック信号6の状態変化(立ち上がり)は必ず前記ブランク期間で行われる。したがって、クロック信号S6の立ち上がり時に電圧VLXが第2の基準電圧Vref2よりも大きいときには、Dフリップフロップ回路21のQ出力信号S7がハイレベルとなってノア回路14の一方の入力を同状態とする。このため、従スイッチング手段であるNチャンネルのMOSFET2のゲート電圧は、必ずローレベルとなる。したがって、MOSFET2は、必ずオフ状態となるか、又はこのオフ状態を維持する。すなわち、MOSFET1がオン状態に移行する直前のブランク期間における電圧VLXの値により、MOSFET2のオン乃至オフ状態を制御することができる。したがって、ここで第2の基準電圧Vref2をゼロ電位(GND電位)を超え、直流出力電圧VOUT未満(例えば0.2〜0.6V程度)に設定しておけば、通常通りMOSFET1、2を交互にオン/オンさせる制御を行う通常モードと、これを行わない非通常モードとを適宜選択することができる。この非通常モードにおいては、MOSFET1のみを所定のデューティでオン/オフ制御する一方、MOSFET2はオフ状態を持続させる。
【0031】
図2乃至図5は、図1に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートである。このタイミングチャートに基づき本形態に係る制御回路の時系列的な動作を説明しておく。なお、図3乃至図5は、表現の都合上、一体的に連続する時間のタイミングチャートである図2を3枚に分割したものである。また、説明の明確化のため、必ずしも実際の時間間隔に対応させたものではない。部分的には誇張して表現した部分もある。変化の概要の把握を容易にするためである。
【0032】
MOSFET1、2を交互にオン/オフさせる通常モードの制御は次のような態様で実施される。すなわち、電圧VLXが変化する現象を比較器19で監視し、主スイッチング素子であるPchのMOSFET1がターンオンする直前に、当該通常モードの制御を行うか、否かの判定を行う。電圧VLXが基準電圧Vref2より低い場合には、通常モード判定となる。そして、この場合には、次の1周期における従スイッチング素子であるNchのMOSFET2のオンを許可する。逆に電圧VLXが基準電圧Vref2より高い場合、非通常モード判定となり、次の1周期における前記MOSFET2のターンオンを禁止する。
【0033】
このように、本形態においては、所定のモード判定を行った後、この判定結果に応じたMOSFET2の制御を行っている。すなわち、モード判定の結果に応じた制御対象(MOSFET2)の実際の制御は、当該モード判定よりも遅延されたタイミングで行われる。このため、比較器19は、必ずしも高速動作を行う必要はなく、その分安価で消費電力も小さい素子で構成することができる。
【0034】
次に、タイミングチャートの具体的内容を各期間毎に分けて説明する。
【0035】
−第1の期間−
この期間は、非通常モードである。当該非通常モードにおいて、MOSFET1がオンしている期間は、電圧VLXが直流入力電圧VINとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
MOSFET1がターンオフ後、電圧VLXはMOSFET2の寄生ダイオード2aによる電圧降下VFの分、負電圧となる(モード▲2▼)。
ここで、負荷電流ILが0mAとなった瞬間に電圧VLXは共振し、その後直流出力電圧VOUTに収束する(モード▲3▼)。図中のモード▲3▼における電圧VLXの変化は、前記共振を模擬的に示している。また、この共振は、リアクトル4及びその近傍部分の寄生容量等により不可避的に発生する。
当該第1の期間では以上のモード▲1▼▲2▼▲3▼を繰り返す。
ここで、比較器19の出力信号である比較信号S4をロジック処理回路20で処理して得るD入力信号S5は、所定のロジック処理をする結果、モード▲3▼の期間ハイレベルになる。ロジック処理回路20で、当該1周期における電圧VLXの最初の立ち上がりをラッチするように処理するからである。
ちなみに、かかる処理をしない場合、電圧VLXの共振に伴い、比較器19の出力信号である比較信号S4も、基準電圧Vref2を基準として振動する可能性があり、比較器19が余分な動作をすることにより、無用の電流を消費する等の不都合を生起する。
したがって、ロジック処理回路20は、本実施の形態の実現に必ずしも必要なものではないが、これを設けて所定のロジック処理を行った場合には、上述の如き固有の作用・効果を得る。
また、Dフリップフロップ回路21は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET1がオンの期間)が始まる直前のクロック信号S6の立ち上がりでD入力信号S5をラッチする。この結果、次の1周期におけるMOSFET2のオンを禁止する。すなわち、非通常モードを維持する。
【0036】
このとき、クロック信号S6は、MOSFET1がターンオンする直前で、且つMOSFET1及びMOSFET2の何れもがオフ状態にあるブランク期間で確実に立ち上がる。クロック信号S6は、PWM信号S3に基づき、これを遅延して前記ブランク期間を形成するためのラッチ部Bの入力側から出力側に至る途中の論理素子であるノア回路12の出力信号を利用したものであるからである。
【0037】
−第2の期間−
この期間も非通常モードではあるが、同時に通常モードへの移行期間でもある。すなわち、主スイッチング素子であるMOSFET1がオンしている期間は、電圧VLXが直流入力電圧VINとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
続いてMOSFET1がターンオフ後、電圧VLXは、MOSFET2の寄生ダイオード2aにおける電圧降下VFの分、負電圧となる(モード▲2▼)。
この期間ではモード▲1▼▲2▼となる。
ここで、比較器19の出力信号である比較信号S4をロジック処理回路20で処理して得るD入力信号S5は、モード▲2▼の期間ローレベルになる。
Dフリップフロップ回路21は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET1がオンの期間)が始まる直前のクロック信号S6の立ち上がりでD入力信号S5をラッチし、次の1周期におけるMOSFET2のオンを許可する。すなわち、これにより通常モード判定となり、通常モードの制御に移行する。
【0038】
−第3の期間−
主スイッチング素子であるPchのMOSFET1がオンしている期間、電圧VLXが直流入力電圧VINとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
MOSFET1がターンオフし、NchのMOSFET2がターンオンするまでの期間は、電圧VLXがMOSFET2の寄生ダイオード2aにおける電圧降下VFの分、負電圧となる(モード▲2▼)。
NchのMOSFET2がターンオンし、この結果電圧VLXがIL(負荷電流値)×Rnsw(MOSFET2のON抵抗)分の電圧降下により、その分負電圧となる(モード▲5▼)。
その後、NchのMOSFET2がターンオフし、この結果電圧VLXがMOSFET2の寄生ダイオード2aにおける電圧降下VFの分、負電圧となる(モード▲6▼)。
当該第3の期間では以上のモード▲1▼▲2▼▲5▼▲6▼を繰り返す。
ここで、比較器19の出力信号である比較信号S4をロジック処理回路20で処理して得るD入力信号S5は、所定のモード▲2▼▲5▼▲6▼の期間ローレベルになる。この結果、Dフリップフロップ回路21は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET1がオンの期間)が始まる直前のモード▲6▼の期間中に立ち上がるクロック信号S6でD入力信号S5をラッチ(モード▲4▼)し、次の1周期における、NchのMOSFET2のオンを許可する。すなわち、通常モード判定を行う。
【0039】
−第4の期間−
MOSFET1がオンしている期間は、電圧VLXが直流入力電圧VINとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
その後、MOSFET1がターンオフし、NchのMOSFET2がターンオンするまでの期間は、電圧VLXがMOSFET2の寄生ダイオード2aによる電圧降下VFの分、負電圧となる(モード▲2▼)。
MOSFET2がターンオンし、端子電圧VLXがIL×Rnsw(MOSFET2のON抵抗)分の電圧降下により負電圧となる(モード▲5▼)。次に、負荷電流ILが0mAとなる(モード▲7▼)。
その後、出力端子5側から負荷電流ILがリアクトル4に流れ始め、負荷電流ILは負方向となる(モード▲8▼)。
MOSFET2がターンオフすると電圧VLXはDC電源3の出力電圧にMOSFET1の寄生ダイオード1aによる電圧降下VFの分を重畳した正電圧となる(モード▲9▼)。
従来技術においては、負荷電流ILのゼロ点を高精度の比較器を用いて検出することにより逆流防止の制御を行っていたが、本形態では、電圧VLXを監視することにより、モード▲9▼における異常な高電圧として同様の現象を検出している。
この期間ではモード▲1▼▲2▼▲5▼▲7▼▲8▼▲9▼となる。
ここで、比較器19の出力信号である比較信号S4をロジック処理回路20で処理して得るD入力信号S5は、モード▲8▼の期間ハイレベルとなる。
この結果、Dフリップフロップ回路21は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET1がオン期間)が始まる直前のモード▲9▼の期間中に存在するクロック信号S6の立ち上がりでモード▲4▼に示すように、D入力信号S5をラッチし、次の1周期におけるMOSFET2のオンを禁止する。すなわち、非通常モード判定を行う。
【0040】
<第2の実施の形態>
本形態に係る制御回路を説明するのに先立ち、これを適用するDC/DCコンバータの主回路を先ず説明する。図6は本発明の第2の実施の形態に係るDC/DCコンバータの制御回路をその主回路とともに示す回路図である。
【0041】
本形態に係るDC/DCコンバータは、昇圧コンバータである。かかるDC/DCコンバータでは、リアクトル34と、ダイオード31aに並列に接続された従スイッチング手段であるMOSFET32とを相互に直列に接続するとともに、これらリアクトル34とMOSFET32とに直列にDC電源33を接続する一方、リアクトル34とMOSFET32との接続点に、逆並列にダイオード31aが接続された主スイッチング手段であるMOSFET31を接続してある。
【0042】
かかるDC/DCコンバータにおいては、前記MOSFET31、32を交互にオン乃至オフさせる制御を行うとともに、このときのMOSFET31のオフ時間を制御することによりDC電源33の直流出力電圧(当該DC/DCコンバータの直流入力電圧VIN)を昇圧し出力端子35から所定の直流出力電圧VOUTを得ている。すなわち、直流出力電圧VOUTは、MOSFET31のオフ時間で規定される。MOSFET31のオン期間にリアクトル34に蓄積した電気的なエネルギーに基づく電圧が、MOSFET31のオフ期間に、直流入力電圧VINに重畳されて直流出力電圧VOUTとなるからである。なお、図中、52は直流出力電圧VOUTの平滑用のコンデンサである。
【0043】
ここで、MOSFET31、32のオン/オフ制御を行う本形態に係る制御回路は、PWM信号発生部D、ラッチ部E及び動作モード切替部Fを有しており、全体がICチップIIに集積化して構成してある。すなわち、制御対象であるDC/DCコンバータが昇圧式のコンバータである点に起因する差異を除き、基本的には図1に示す回路と同様の構成となっており、同様の機能を有するものとなっている。
【0044】
PWM信号発生部Dでは、直流出力電圧VOUTを抵抗36、37及びキャパシタ38で分割して誤差増幅器39に印加する。この誤差増幅器39には、第3の基準電圧Vref3も印加してあり、この結果誤差信号S11を得る。比較器40では、前記誤差信号S11と、発振器41が送出する発振信号S12とを比較し、その出力信号としてPWM信号S13を得る。
【0045】
PWM信号S13は、ラッチ部Eを介してMOSFET31、32のオン/オフが交互に行われるようにその状態を制御する。本形態におけるラッチ部Eはノアラッチ回路で構成してあり、2個のノア回路42、43、ナンド回路44及び4個のインバータ回路45、46、47、48からなり、前記PWM信号S13に基づきMOSFET31、32を交互にオン乃至オフさせるとともに、これらMOSFET31、32のオン乃至オフ状態への変化のタイミングをずらすことによりMOSFET31、32のオン状態への変化の際に両者が何れもオフ状態となるようなブランク期間を作る。本形態では、MOSFET31、32のオン状態への変化の際に両者が何れもオフ状態となるブランク期間を形成している。なお、MOSFET31は、Nチャンネルの素子であるので、ラッチ部EのNch出力信号S18がハイレベルのときオン状態となり、MOSFET32は、Pチャンネルの素子であるので、ラッチ部EのPch出力信号S19がハイレベルのときオン状態となる。
【0046】
動作モード切替部Fは、MOSFET31、32の接続点の電圧VLXを検出して監視するものである。
【0047】
さらに詳言すると、動作モード切替部Fは、所定の電圧に設定した第4の基準電圧Vref4と前記電圧VLXとを比較する比較器49、ロジック処理回路50及びDフリップフロップ回路51からなり、第4の基準電圧Vref4と前記接続点の電圧VLXとを比較してその大小関係を表す比較信号S14を得、ロジック処理回路50で所定のロジック処理(後に説明する。)をすることによりDフリップフロップ回路51のD入力信号S15を得る。
【0048】
Dフリップフロップ回路51は、そのクロック信号S16をラッチ部Eのノア回路42の出力側から得ている。すなわち、主スイッチング手段であるMOSFET31がオン状態に移行する直前のブランク期間を形成する回路であるラッチ部Eの途中の信号を利用して前記クロック信号S16を得ている。このため、このクロック信号S16の状態変化(立ち上がり)は必ず前記ブランク期間で行われる。したがって、クロック信号S16の立ち上がり時に電圧VLXが第4の基準電圧Vref4よりも小さいときには、Dフリップフロップ回路51のQバー出力信号(Q出力信号の反転信号)S17がローレベルとなってナンド回路44の一方の入力を同状態とする。このため、従スイッチング手段であるPチャンネルのMOSFET32のゲート電圧は、必ずハイレベルとなる。したがって、MOSFET32は、必ずオフ状態となるか、又はこのオフ状態を維持する。すなわち、MOSFET31がオン状態に移行する直前のブランク期間における電圧VLXの値により、従スイッチング手段のオン乃至オフ状態を制御することができる。したがって、ここで第4の基準電圧Vref4を直流入力電圧VINを超え、直流出力電圧VOUT未満に設定しておけば、通常通りMOSFET31、32を交互にオン/オフさせる制御を行う通常モードと、これを行わない非通常モードとを適宜選択することができる。この非通常モードにおいては、MOSFET31のみを所定のデューティでオン/オフ制御する一方、MOSFET32はオフ状態を持続させる。
【0049】
図7乃至図10は、図6に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートである。このタイミングチャートに基づき本形態に係る制御回路の時系列的な動作を説明しておく。なお、図8乃至図10は表現の都合上、一体的に連続する時間のタイミングチャートである図7を3枚に分割したものである。また、説明の明確化のため、必ずしも実際の時間間隔に対応させたものではない。部分的には誇張して表現した部分もある。変化の概要の把握を容易にするためである。
【0050】
MOSFET31、32を交互にオン/オフさせる通常モードの制御は次のような態様で実施される。すなわち、電圧VLXが変化する現象を比較器49で監視し、主スイッチング素子であるNchのMOSFET31がターンオンする直前に、当該通常モードの制御を行うか、否かの判定を行う。電圧VLXが第4の基準電圧Vref4より高い場合には、通常モード判定となる。そして、この場合には、次の1周期における従スイッチング素子であるPchのMOSFET32のオンを許可する。逆に電圧VLXが第4の基準電圧Vref4より低い場合、非通常モード判定となり、次の1周期における前記MOSFET32のターンオンを禁止する。
【0051】
このように、本形態においては、所定のモード判定を行った後、この判定結果に応じたMOSFET31の制御を行っている。すなわち、モード判定の結果に応じた制御対象(MOSFET32)の実際の制御は、当該モード判定よりも遅延されたタイミングで行われる。このため、比較器49は、必ずしも高速動作を行う必要はなく、その分安価で消費電力も少ない素子で構成することができる。
【0052】
次に、タイミングチャートの具体的内容を各期間毎に分けて説明する。
【0053】
−第1の期間−
この期間は、非通常モードである。当該非通常モードにおいて、MOSFET31がオンしている期間は、電圧VLXはGNDとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
MOSFET31がターンオフ後、電圧VLXはPchのMOSFET31の寄生ダイオード32aによる電圧降下VFの分、直流出力電圧VOUTより高くなる(モード▲2▼)。
ここで、負荷電流ILが0mAとなった瞬間に電圧VLXは共振し、その後DC電源33の出力電圧VINに収束する(モード▲3▼)。図中のモード▲3▼における電圧VLXの変化は、前記共振を模擬的に示している。また、この共振は、リアクトル34及びその近傍部分の寄生容量等により不可避的に発生する。
当該第1の期間では、以上のモード▲1▼▲2▼▲3▼を繰り返す。
ここで、比較器49の出力信号である比較信号S14をロジック処理回路50で処理して得るD入力信号S15は、所定のロジック処理をする結果、モード▲3▼の期間ハイレベルになる。ロジック処理回路50で、当該1周期における電圧VLXの最初の立ち下がりをラッチするように処理するからである。
ちなみに、かかる処理をしない場合、電圧VLXの共振に伴い、比較器49の出力信号である比較信号S14も、第4の基準電圧Vref4を基準として振動する可能性があり、比較器49が余分な動作をすることにより、無用の電流を消費する等の不都合を生起する。
したがって、ロジック処理回路50は、本実施の形態の実現に必ずしも必要なものではないが、これを設けて所定のロジック処理を行った場合には、上述の如き固有の作用・効果を得る。
また、Dフリップフロップ回路51は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET31がオンの期間)が始まる直前のクロック信号S16の立ち上がりでD入力信号S15をラッチする。この結果、次の1周期におけるMOSFET32のオンを禁止する。すなわち、非通常モードを維持する。
【0054】
このとき、クロック信号S16は、MOSFET31がターンオンする直前で、且つMOSFET31及びMOSFET32の何れもがオフ状態にあるブランク期間で立ち上がる。クロック信号S16は、PWM信号S13に基づき、これを遅延して前記ブランク期間を形成するためのラッチ部Eの入力側から出力側に至る途中の論理素子であるノア回路42の出力信号を利用したものであるからである。
【0055】
−第2の期間−
この期間も非通常モードであるが、同時に通常モードへの移行期間でもある。すなわち、主スイッチング素子であるMOSFET31がオンしている期間は、電圧VLXがGNDとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
MOSFET31がターンオフ後、電圧VLXは、MOSFET32の寄生ダイオード32aにおける電圧降下VFの分、出力電圧VOUTより高くなる(モード▲2▼)。
この期間ではモード▲1▼▲2▼となる。
ここで、比較器49の出力信号である比較信号S14をロジック処理回路50で処理して得るD入力信号S15は、モード▲2▼の期間ローレベルになる。
Dフリップフロップ回路51は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET31がオンの期間)が始まる直前のクロック信号S16の立ち上がりでD入力信号S15をラッチし、次の1周期におけるMOSFET32のオンを許可する。すなわち、これにより通常モード判定となり、通常モードの制御に移行する。
【0056】
−第3の期間−
主スイッチング素子であるMOSFET31がオンしている期間、電圧VLXはGNDとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
その後、MOSFET31がターンオフし、この結果、電圧VLXはMOSFET32の寄生ダイオード32aの電圧降下VFの分、直流出力電圧VOUTより高くなる(モード▲2▼)。
続いて、MOSFET32がターンオンし、電圧VLXがIL×Rnsw(MOSFET32のON抵抗)分、直流出力電圧VOUT出力より高くなる(モード▲5▼)。
その後、MOSFET32がターンオフし、この結果電圧VLXがMOSFET32の寄生ダイオード32aの電圧降下VFの分、直流出力電圧VOUTより高くなる(モード▲6▼)。
当該第3の期間では上記モード▲1▼▲2▼▲5▼▲6▼を繰り返す。
このとき、D入力信号S15はモード▲2▼▲5▼▲6▼の期間ローレベルになる。
この結果、Dフリップフロップ回路51は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET31がオンの期間)が始まる直前のモード▲6▼の期間中に立ち上がるクロック信号S16(モード▲4▼)でD入力信号S15をラッチし、次の1周期におけるMOSFET31のオンを許可する。すなわち、通常モード判定を行う。
【0057】
−第4の期間−
MOSFET31がオンしている期間は、電圧VLXがGNDとほぼ等しくなる(モード▲1▼)。
その後、MOSFET31がターンオフすると、電圧VLXはMOSFET32の寄生ダイオード32aの電圧降下VFの分、直流出力電圧VOUTより高くなる(モード▲2▼)。
MOSFET32がターンオンし、電圧VLXがIL×Rnsw(MOSFET32のON抵抗)分、直流出力電圧VOUTより高くなる(モード▲5▼)。次に、負荷電流ILは0mAとなる(モード▲7▼)。
その後、出力端子35側からMOSFET32を通りリアクトル34に負荷電流ILが流れ始める。すなわち、負荷電流ILは負方向となる(モード▲8▼)。
MOSFET31がターンオフすると、電圧VLXはMOSFET32の寄生ダイオード32aの電圧降下VFの分、負電圧となる(モード▲9▼)。
従来技術においては、負荷電流ILのゼロ点を高精度の比較器を用いて検出することにより逆流防止の制御を行っていたが、本形態では、電圧VLXを監視することにより、モード▲9▼における異常な高電圧として同様の現象を検出している。この期間はモード▲1▼▲2▼▲3▼▲7▼▲8▼▲9▼となる。
このとき、D入力信号S15はモード▲8▼の期間ハイレベルとなる。
Dフリップフロップ回路51は、次のモード▲1▼の期間(MOSFET32がオンの期間)が始まる直前のモード▲9▼の期間中の立ち上がり(モード▲4▼)でD入力信号S15をラッチし、次の1周期のMOSFET32のオンを禁止する。すなわち、非通常モード判定を行う。
【0058】
なお、上記2つの実施の形態では、スイッチング手段としてMOSFETを用いたがこれに限るものではない。原理的には、PWM信号乃至PFM信号に基づきDC電源の出力電流を適宜断続し得るものであれば、特別な限定はない。
【0059】
また、ラッチ部の構成は、上記実施の形態におけるラッチ部B、Eの構成に限るものでは、勿論ない。主スイッチング手段及び従スイッチング手段の何れもがオフ状態となるようなブランク期間を形成すると同時に、このブランク期間内で確実に状態が変化するクロック信号を形成することができるような構成になっていればそれ以上の特別な限定はない。
【0060】
【発明の効果】
以上実施の形態とともに詳細に説明した通り、本発明によれば、主スイッチング手段をオンさせる直前の、主スイッチング手段及び従スイッチング手段が何れもオフ状態となるブランク期間における両スイッチング手段の接続点の電圧で比較信号を作り、この比較信号を監視することで前記接続点の電圧状態を検出して従スイッチング手段の制御を行うようにしたので、クロック信号に基づくタイミングでリアルタイムで前記従スイッチング手段を制御する必要がないこととも相まって、前記比較信号を出力する比較器を高精度のものとする必要がなく、その分コストが低廉で、且つ消費電流も小さい素子で前記比較器を作ることができる。
したがって、当該制御回路を安価に提供することができるばかりでなく、消費電力も小さいので、軽負荷時であっても高効率でDC/DCコンバータを動作させることができる。特に、当該DC/DCコンバータのICチップ化を図る際のポイントとなる消費電力の低減という問題を解決して、当該DC/DCコンバータのICチップ化を現実のものとするという顕著な効果も奏する。
【0061】
さらに、前記電圧状態を監視するだけで、負荷が軽負荷状態に入ったことを検出でき、この点でも軽負荷時での電力変換効率を向上させることができる。
【0062】
また、クロック信号をラッチ手段の途中から取り出すことにより、このクロック信号を確実にブランク期間に入れることができ、前記作用・効果をその分容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る制御回路をこれを適用するDC/DCコンバータとともに示す回路図である。
【図2】図1に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートを示す波形図である。
【図3】図1に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートの一部を示す波形図である。
【図4】図1に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートの一部を示す波形図である。
【図5】図1に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートの一部を示す波形図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る制御回路をこれを適用するDC/DCコンバータとともに示す回路図である。
【図7】図6に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートを示す波形図である。
【図8】図6に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートの一部を示す波形図である。
【図9】図6に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートの一部を示す波形図である。
【図10】図6に示す制御回路の各部の信号に基づくタイミングチャートの一部を示す波形図である。
【符号の説明】
A、D PWM信号発生部
B、E ラッチ部
C、F 動作モード切替部
1、31 MOSFET(主スイッチング手段)
2、32 MOSFET(従スイッチング手段)
3、33 DC電源
4、34 リアクトル

Claims (6)

  1. 主スイッチング手段、従スイッチング手段及びリアクトルを備えて直流入力電圧を所定の直流出力電圧に変換するDC/DCコンバータの制御回路において、
    主スイッチング手段及び従スイッチング手段の何れもがオフ状態となるようなブランク期間中にクロック信号を発生させるクロック信号発生手段と、
    前記主スイッチング手段と前記従スイッチング手段との接続点の電圧と、所定の基準値とを比較してその大小関係を表す比較信号を送出する比較器とを含み、
    前記クロック信号に基づくタイミングで前記比較信号の状態を監視することにより前記接続点の電圧状態を検出し、この電圧状態に応じて前記従スイッチング手段を制御する動作モード切替手段を有することを特徴とするDC/DCコンバータの制御回路。
  2. 請求項1に記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
    前記動作モード切替手段は、前記クロック信号よりも遅延された時点で従スイッチング手段を制御するように構成したものであることを特徴とするDC/DCコンバータの制御回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
    前記クロック信号は、前記ブランク期間を形成するために論理素子を多段に接続して形成するラッチ手段の途中の論理素子の出力信号を利用したものであることを特徴とするDC/DCコンバータの制御回路。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
    前記基準電圧は、アース電位を超え、且つ当該DC/DCコンバータの直流出力電圧未満の範囲に設定し、前記クロック信号でラッチした前記ブランク期間の前記接続点の電圧が前記基準電圧以下である場合に、通常モードであると判断して主スイッチング手段と従スイッチング手段とを交互にオン乃至オフさせる制御を行う一方、前記基準電圧を超える場合には、非通常モードであると判断して従スイッチング手段をオフ状態とする制御をして主スイッチング手段のみを所定のデューティでオン乃至オフさせる制御を行うようにしたことを特徴とするDC/DCコンバータの制御回路。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
    前記基準電圧は、当該DC/DCコンバータの直流入力電圧を超え、且つ当該DC/DCコンバータの直流出力電圧未満の範囲に設定し、前記クロック信号でラッチした前記ブランク期間の前記接続点の電圧が前記基準電圧以上である場合に、通常モードであると判断して主スイッチング手段と従スイッチング手段とを交互にオン乃至オフさせる制御を行う一方、前記基準電圧未満の場合には、従スイッチング手段をオフ状態とする制御をして主スイッチング手段のみを所定のデューティでオン乃至オフさせる制御を行うようにしたことを特徴とするDC/DCコンバータの制御回路。
  6. 請求項4又は請求項5に記載するDC/DCコンバータの制御回路において、
    前記接続点の電圧の共振による変動に伴ない前記比較信号が変動した場合、この比較信号の最初の状態変化をラッチして、所定の1周期の期間におけるその状態を維持するロジック処理回路を有することを特徴とするDC/DCコンバータの制御回路。
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