JP2018078734A - プラズマリアクタ用電源装置 - Google Patents

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康二 奥野
Koji Okuno
康二 奥野
和彦 間所
Kazuhiko Madokoro
和彦 間所
谷口 昌司
Masashi Taniguchi
昌司 谷口
康行 柳瀬
Yasuyuki Yanase
康行 柳瀬
真一郎 拮石
Shinichiro Haneishi
真一郎 拮石
高木 桂二
Keiji Takagi
桂二 高木
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Abstract

【課題】直流電源とフライバック型昇圧トランスとが電気的に切り離されたときにバイパスコンデンサに溜まっている電荷を放出できながら、電力供給効率の向上を図ることができる、プラズマリアクタ用電源装置を提供する。【解決手段】フライバック型昇圧トランス13の一次コイル21の一端は、電源ライン11に接続されている。電源ライン11には、バッテリBが接続されている。電源ライン11とグランドGとの間には、バイパスコンデンサ16が電気的に介在されている。また、電源ライン11におけるヒューズ12とバイパスコンデンサ16の接続点との間には、電源リレー31が設けられている。電源リレー31と並列に、予備充電リレー33および予備充電抵抗34の直列回路からなる予備充電回路32が接続されている。予備充電リレー33と予備充電抵抗34との接続点とグランドGとの間には、放電リレー18が電気的に介在されている。【選択図】図2

Description

本発明は、プラズマリアクタの電極に供給される電力を生成する電源装置に関する。
エンジン、とくにディーゼルエンジンから排出される排ガスには、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)およびPM(Particulate Matter:粒子状物質)などが含まれる。
排ガスに含まれるPMを除去する手法として、プラズマリアクタを用いて、排ガスに含まれるPMを除去する手法が提案されている。プラズマリアクタは、複数の電極パネルを備えている。電極パネルは、たとえば、誘電体に電極を内蔵した構成であり、複数の電極パネルは、排ガスの流れ方向と直交する方向に間隔を空けて対向配置される。プラズマリアクタ用電源装置から電極間に電圧が印加されると、誘電体バリア放電が生じて、電極パネル間に低温プラズマ(非平衡プラズマ)が発生し、電極パネル間を流れる排ガス中のPMが酸化により除去される。
プラズマリアクタの電極に供給される電力(電極間に印加される電圧)を生成する電源装置は、図3に示されるように、フライバック型昇圧トランス101、スイッチング素子102、リレー回路103、ヒューズ104、バイパスコンデンサ(デカップリングコンデンサ)105および抵抗106を備えている。
フライバック型昇圧トランス101の一次コイル107の一端は、電源ライン108に接続されている。電源ライン108には、プラズマリアクタが搭載される車両のバッテリBのプラス端子が接続されている。一次コイル107の他端は、グランドGに接続されており、一次コイル107とグランドGとの間には、スイッチング素子102が電気的に介在されている。フライバック型昇圧トランス101の二次コイル109は、プラズマリアクタの電極間に接続されている。
リレー回路103は、電源リレー111、予備充電リレー112および予備充電抵抗113を含む。電源リレー111は、電源ライン108に設けられている。予備充電リレー112および予備充電抵抗113は、互いに直列に接続されて、電源ライン108に電源リレー111と並列に接続されている。
ヒューズ104は、バッテリBのプラス端子と電源リレー111および予備充電リレー112との間において、電源ライン108に設けられている。
バイパスコンデンサ105は、フライバック型昇圧トランス101とリレー回路103との間において、電源ライン108とグランドGとの間に設けられている。
抵抗106は、バイパスコンデンサ105とリレー回路103との間において、電源ライン108とグランドGとの間に設けられている。
車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、電源リレー111および予備充電リレー112がオフにされて、フライバック型昇圧トランス101がバッテリBから電気的に切り離される。イグニッションスイッチがオンにされると、電源リレー111のオンに先立ち、予備充電リレー112がオンにされる。予備充電リレー112のオンにより、バッテリBから電源ライン108に出力される電流が予備充電抵抗113を流れ、バイパスコンデンサ105が予備充電される。そして、バイパスコンデンサ105の予備充電によりバイパスコンデンサ105の電圧とバッテリBの出力電圧との差が小さくなった後、電源リレー111がオンにされるとともに、予備充電リレー112がオフにされる。これにより、電源リレー111に突入電流が流れることを抑制でき、突入電流による電源リレー111の接点の溶着やヒューズ104の溶断の発生を抑制できる。
電源リレー111がオンの状態で、スイッチング素子102がオンにされると、フライバック型昇圧トランス101の一次コイル107に電流が流れ、一次コイル107にエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子102がオフにされると、一次コイル107に蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイル107に起電力が生じ、フライバック型昇圧トランス101の二次コイル109に巻数比に応じた二次電圧が発生する。スイッチング素子102のオン/オフが繰り返されることにより、二次電圧がパルス的に発生し、パルス波状に変化する二次電圧がプラズマリアクタ121の電極間に印加される。
イグニッションスイッチがオフにされると、電源リレー111がオフにされる。電源リレー111のオフにより、バイパスコンデンサ105に溜まっている電荷が抵抗106を通ってグランドGに放出される。これにより、バッテリBの交換などの作業が行われる際に、バイパスコンデンサ105に電荷が溜まった状態でその作業が行われることを抑制できる。
特開2007−75778号公報 特開2010−203401号公報
ところが、抵抗106が設けられることによって、スイッチング素子102のオン時にも、抵抗106に電流が流れ、ジュール熱による損失(エネルギ消費)が生じるため、電源装置の電力供給効率(バッテリBからフライバック型昇圧トランス101への電力の供給の効率)が低下してしまう。
本発明の目的は、直流電源とフライバック型昇圧トランスとが電気的に切り離されたときにバイパスコンデンサに溜まっている電荷を放出できながら、電力供給効率の向上を図ることができる、プラズマリアクタ用電源装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るプラズマリアクタ用電源装置は、直流電源の出力電力からプラズマリアクタの電極に供給される電力を生成する電源装置であって、直流電源に接続される電源ラインと、電源ラインに接続された一次コイルおよび電極に接続される二次コイルを有するフライバック型昇圧トランスと、一端が一次コイルよりも直流電源側で電源ラインに接続され、他端がグランドに接続されたバイパスコンデンサと、電源ラインにおけるバイパスコンデンサの接続点よりも直流電源側の部分に設けられた電源スイッチと、予備充電スイッチおよび予備充電抵抗の直列回路からなり、予備充電スイッチ側の一端が電源ラインにおける電源スイッチよりも直流電源側の部分に接続され、予備充電抵抗側の他端が電源ラインにおける電源スイッチとバイパスコンデンサの接続点との間の部分に接続された予備充電回路と、予備充電スイッチおよび予備充電抵抗の接続点とグランドとの間に電気的に介在された放電スイッチとを含む。
この構成によれば、電源スイッチおよび予備充電スイッチがオフにされた状態では、フライバック型昇圧トランスが直流電源から電気的に切り離されている。また、放電スイッチがオフにされている。フライバック型昇圧トランスに直流電源が電気的に接続される際には、電源スイッチのオンに先立ち、予備充電スイッチがオンにされることにより、電源スイッチに突入電流が流れることを抑制できる。すなわち、予備充電スイッチがオンにされると、直流電源から電源ラインに出力される電流が予備充電抵抗を流れ、バイパスコンデンサが予備充電される。そして、バイパスコンデンサの電圧と直流電源の出力電圧との差が小さくなった後、電源スイッチがオンされるとともに、予備充電スイッチがオフにされる。これにより、電源スイッチに突入電流が流れることを抑制でき、突入電流による電源スイッチの接点の溶着や電源スイッチと直流電源との間に電気的に介在されるヒューズの溶断の発生を抑制できる。
電源スイッチがオンの状態で、フライバック型昇圧トランスの一次コイルの通電/遮断を切り替えるスイッチング素子がオンにされて、直流電源からの電流がフライバック型昇圧トランスの一次コイルに流れると、一次コイルにエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子がオフにされると、一次コイルに蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイルに起電力が生じ、フライバック型昇圧トランスの二次コイルに巻数比に応じた二次電圧が発生する。スイッチング素子のオン/オフが繰り返されることにより、二次電圧がパルス的に発生し、パルス波状に変化する二次電圧がプラズマリアクタの電極間に印加される。
そして、フライバック型昇圧トランスが直流電源から電気的に切り離される際には、電源スイッチがオフにされて、放電スイッチがオンにされる。これにより、バイパスコンデンサに溜まっている電荷が予備充電抵抗を通ってグランドに放出される。よって、直流電源の交換などの作業が行われる際に、バイパスコンデンサに電荷が溜まった状態でその作業が行われることを抑制できる。
直流電源の出力電力がフライバック型昇圧トランスに供給されるときには、放電スイッチがオフにされることにより、予備充電抵抗に電流が流れないので、予備充電抵抗におけるジュール熱の発生による損失がない。
よって、直流電源とフライバック型昇圧トランスとが電気的に切り離されたときにバイパスコンデンサに溜まっている電荷を放出できながら、電力供給効率の向上を図ることができる。
本発明によれば、直流電源とフライバック型昇圧トランスとが電気的に切り離されたときにバイパスコンデンサに溜まっている電荷を放出でき、直流電源の交換などの作業が行われる際に、バイパスコンデンサに電荷が溜まった状態でその作業が行われることを抑制できる。また、直流電源の出力電力がフライバック型昇圧トランスに供給されるときには、予備充電抵抗におけるジュール熱による損失の発生を抑制でき、その結果、電力供給効率を向上させることができる。
プラズマリアクタの構成を図解的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置の構成を示す回路図である。 従来のプラズマリアクタ用電源装置の構成を示す回路図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<プラズマリアクタ>
図1は、プラズマリアクタ1の構成を図解的に示す断面図である。
プラズマリアクタ1は、車両のエンジン(図示せず)から排出される排ガスからPMを除去するために、たとえば、エキゾーストパイプなどの排気管2の途中部に介装される。プラズマリアクタ1は、ケース(ボディ)3と、ケース3内に収容された複数の電極パネル4とを備えている。
ケース3は、金属製であり、管状(筒状)に形成されている。ケース3の一方の開口は、排ガスを流入させる流入口であり、他方の開口は、排ガスを流出させる流出口である。エンジンから排気管2に排出される排ガスは、排気管2を流通する途中で、流入口からケース3内に流入して、ケース3内を流通し、流出口から流出する。
電極パネル4は、誘電体からなる平板状の誘電体平板5に電極6が厚さ方向に挟み込まれた構成を有している。誘電体平板5の材料である誘電体としては、Al(アルミナ)を例示することができる。電極6の材料としては、タングステンを例示することができる。
複数の電極パネル4は、たとえば、ケース3の中心線と直交する方向に間隔を空けて、互いに平行をなして(それぞれケース3の中心線方向に延びるように)配置されている。各電極パネル4の電極6は、積層方向と直交する平面に沿う方向で同じ位置に配置され、それらの周縁は、積層方向に互いに対向している(積層方向に重なり合っている)。
電極パネル4の電極6には、電極パネル4の積層方向の一方側から順に、プラス配線7およびマイナス配線8が交互に接続されている。プラス配線7およびマイナス配線8は、それぞれプラズマリアクタ用電源装置9のプラス端子およびマイナス端子と電気的に接続されている。
積層方向に互いに隣り合う電極パネル4の電極6間には、プラズマリアクタ用電源装置9から出力されるパルス波状の高電圧が印加される。この高電圧が電極6間に印加されることにより、電極パネル4間に誘電体バリア放電が生じ、その誘電体バリア放電によるプラズマが発生する。一方、電極パネル4間には、ケース3の流入口側の端部から排ガスが流入し、その排ガスが流出口側の端部に向けて流通する。電極パネル4間におけるプラズマの発生によって、電極パネル4間を流通する排ガスに含まれるPMが酸化(燃焼)されて除去される。
<プラズマリアクタ用電源装置>
図2は、本発明の一実施形態に係るプラズマリアクタ用電源装置9の構成を示す回路図である。
プラズマリアクタ用電源装置9は、電源ライン11、ヒューズ12、フライバック型昇圧トランス13、通電制御用MOSFET14、スナバコンデンサ15、バイパスコンデンサ(デカップリングコンデンサ)16、リレー回路17および放電リレー18を備えている。
電源ライン11には、ヒューズ12を介して、車両に搭載されているバッテリ(直流電源)Bのプラス端子が接続されている。バッテリBは、たとえば、公称電圧が12V(ボルト)の鉛電池である。
フライバック型昇圧トランス13は、一次コイル21および二次コイル22を有している。一次コイル21の一端は、電源ライン11に接続されている。一次コイル21の他端は、通電制御用MOSFET14を介して、グランドGに接続(接地)されている。二次コイル22の一端および他端は、それぞれプラス配線7およびマイナス配線8を介して、プラズマリアクタ1において積層方向に互いに隣り合う電極パネル4の電極6(図1参照)に接続されている。
通電制御用MOSFET14は、たとえば、エンハンスメント型のnMOSFETであり、そのドレインがフライバック型昇圧トランス13の一次コイル21の他端に接続され、ソースがグランドGに接続されている。通電制御用MOSFET14のゲート端子には、ゲートドライブ回路(図示せず)が接続されて、ゲートドライブ回路からパルス電圧(ゲート電圧)が印加される。ゲート端子にパルス電圧が印加されることにより、通電制御用MOSFET14がオンになり、ゲート端子へのパルス電圧の印加がなくなると、通電制御用MOSFET14がオフになる。
スナバコンデンサ15は、通電制御用MOSFET14と並列に接続されている。すなわち、スナバコンデンサ15の一端は、通電制御用MOSFET14のドレインに接続され、その他端は、通電制御用MOSFET14のソースに接続(グランドGに接続)されている。なお、スナバコンデンサ15は、単一のコンデンサで構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。
バイパスコンデンサ16は、電源ライン11とグランドGとの間に電気的に介在されている。具体的には、バイパスコンデンサ16の一端は、一次コイル21よりもバッテリB側で電源ライン11に接続されており、その他端は、グランドGに接続されている。バイパスコンデンサ16は、単一のコンデンサによって構成されていてもよいし、直列または並列に接続された複数のコンデンサによって構成されていてもよい。
リレー回路17は、電源リレー31および予備充電回路32を含む。
電源リレー31は、電磁作用により接点が開閉するメカニカルリレー(有接点リレー)であり、電源ライン11におけるヒューズ12とバイパスコンデンサ16の接続点との間に設けられている。
予備充電回路32は、予備充電リレー33および予備充電抵抗34の直列回路からなる。予備充電回路32は、電源リレー31と並列に設けられている。具体的には、予備充電回路32の予備充電リレー33側の一端は、電源ライン11におけるヒューズ12と電源リレー31との間の部分に接続され、予備充電抵抗34側の他端は、電源ライン11における電源リレー31とバイパスコンデンサ16の接続点との間の部分に接続されている。予備充電リレー33は、電磁作用により接点が開閉するメカニカルリレーである。
放電リレー18は、予備充電回路32における予備充電リレー33と予備充電抵抗34との接続点とグランドGとの間に電気的に介在されている。放電リレー18は、電磁作用により接点が開閉するメカニカルリレーである。
<回路動作>
車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、電源リレー31および予備充電リレー33がオフにされて、フライバック型昇圧トランス13がバッテリBから電気的に切り離されている。また、放電リレー18がオフにされている。
イグニッションスイッチがオンにされると、フライバック型昇圧トランス13にバッテリBが電気的に接続される。その際には、電源リレー31のオンに先立ち、予備充電リレー33がオンにされる。予備充電リレー33がオンにされると、バッテリBから電源ライン11に出力される電流が予備充電抵抗34を流れ、バイパスコンデンサ16が予備充電される。そして、バイパスコンデンサ16の電圧とバッテリBの出力電圧との差が小さくなった後(たとえば、予備充電リレー33のオンから所定時間が経過すると)、電源リレー31がオンされるとともに、予備充電リレー33がオフにされる。これにより、電源リレー31に突入電流が流れることを抑制でき、突入電流による電源リレー31の接点の溶着やヒューズ12の溶断の発生を抑制できる。
電源リレー31がオンの状態で、通電制御用MOSFET14がオンにされて、バッテリBからの電流がフライバック型昇圧トランス13の一次コイル21に流れると、一次コイル21にエネルギが蓄積される。その後、通電制御用MOSFET14がオフにされると、一次コイル21に蓄積されたエネルギが開放されて、一次コイル21に起電力が生じ、フライバック型昇圧トランス13の二次コイルに巻数比に応じた二次電圧が発生する。通電制御用MOSFET14のオン/オフが繰り返されることにより、二次電圧がパルス的に発生し、パルス波状に変化する二次電圧がプラズマリアクタ1の電極6間に印加される。
イグニッションスイッチがオフにされると、電源リレー31がオフにされて、フライバック型昇圧トランス13がバッテリBから電気的に切り離される。また、放電リレー18がオンにされる。これにより、バイパスコンデンサ16に溜まっている電荷が予備充電抵抗34を通ってグランドGに放出される。そして、放電リレー18のオンから所定時間が経過すると、放電リレー18がオフにされる。
<作用効果>
以上のように、電源リレー31がオフにされて、フライバック型昇圧トランス13がバッテリBから電気的に切り離される際には、放電リレー18がオンにされて、バイパスコンデンサ16に溜まっている電荷が放出される。これにより、バッテリBの交換などの作業が行われる際に、バイパスコンデンサ16に電荷が溜まった状態でその作業が行われることを抑制できる。
また、バッテリBの出力電力がフライバック型昇圧トランス13に供給されるときには、放電リレー18がオフにされているので、予備充電抵抗34に電流が流れない。そのため、予備充電抵抗34におけるジュール熱の発生による損失がない。
よって、バッテリBとフライバック型昇圧トランス13とが電気的に切り離されたときにバイパスコンデンサ16に溜まっている電荷を放出できながら、電力供給効率の向上を図ることができる。
なお、図3に示される構成において、抵抗106と電源ライン108またはグランドGとの間に放電リレーを設けることが考えられる。そして、バッテリBの出力電力がフライバック型昇圧トランス101に供給されるときには、放電リレーがオフにされることにより、抵抗106におけるジュール熱の発生による損失を抑制することができる。また、フライバック型昇圧トランス101がバッテリBから電気的に切り離される際に、放電リレーがオンにされることにより、バイパスコンデンサ105に溜まっている電荷を放出することができる。しかしながら、放電リレーを設けることによって、電源装置の部品点数が増加し、その回路構成が複雑になる。
これに対し、プラズマリアクタ用電源装置9の構成では、図3に示される構成から放電リレー18が追加されて抵抗106が省略されるので、部品点数の増加および回路構成の複雑化を抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、通電制御用MOSFET14に代えて、IGBTなど、他のスイッチング素子が採用されてもよい。
また、放電リレー18、電源リレー31および予備充電リレー33は、メカニカルリレーで構成されるとしたが、それぞれ半導体スイッチからなる放電スイッチ、電源スイッチおよび予備充電スイッチであってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:プラズマリアクタ
6:電極
9:プラズマリアクタ用電源装置
11:電源ライン
13:フライバック型昇圧トランス
16:バイパスコンデンサ
18:放電リレー(放電スイッチ)
21:一次コイル
22:二次コイル
31:電源リレー(電源スイッチ)
32:予備充電回路
33:予備充電リレー(予備充電スイッチ)
34:予備充電抵抗
B:バッテリ(直流電源)
G:グランド

Claims (1)

  1. 直流電源の出力電力からプラズマリアクタの電極に供給される電力を生成する電源装置であって、
    前記直流電源に接続される電源ラインと、
    前記電源ラインに接続された一次コイルおよび前記電極に接続される二次コイルを有するフライバック型昇圧トランスと、
    一端が前記一次コイルよりも前記直流電源側で前記電源ラインに接続され、他端がグランドに接続されたバイパスコンデンサと、
    前記電源ラインにおける前記バイパスコンデンサの接続点よりも前記直流電源側の部分に設けられた電源スイッチと、
    予備充電スイッチおよび予備充電抵抗の直列回路からなり、前記予備充電スイッチ側の一端が前記電源ラインにおける前記電源スイッチよりも前記直流電源側の部分に接続され、前記予備充電抵抗側の他端が前記電源ラインにおける前記電源スイッチと前記バイパスコンデンサの接続点との間の部分に接続された予備充電回路と、
    前記予備充電スイッチおよび前記予備充電抵抗の接続点とグランドとの間に電気的に介在された放電スイッチとを含む、プラズマリアクタ用電源装置。
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