JP6622763B2 - サポーター - Google Patents

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Description

本発明は、足首等に装着するサポーターに関する。さらに言えば、足首、踝、足先を無負荷の状態で、前後に動かし易くなるように考慮して固定することにより、生活習慣となってしまった内股歩行、外股歩行、及び姿勢を正しく矯正するサポーターに関する。
一般的に、足首等に装着するサポーターは、適度な伸縮性を備えた素材から形成されており、安定した圧迫固定ができるため、足首等を強化、補強することで怪我を未然に予防するものである。また、足首等をしっかりと固定することで、歩行時において重心がブレないため、歩行が楽になるという効果が期待できるものである。日常生活に適したもの、スポーツ用のもの、足の捻り癖の保護用等があり、利用目的と足首等の状態に合わせて選択することができる。ただし、大多数のサポーターは、足の甲(リスフラン関節)から踝の間を、伸縮性を備えた素材で覆ってしまっているため、足首を曲げる際に支障が生じてしまう。即ち、階段等の段差のある場所における歩行や自動車運転等の足首の曲げ伸ばしを必要とする際には、特に注意が必要となり、日常生活の中で長時間の装着は難しいのが現状である。
一方、姿勢が悪くなる原因のひとつとして、長時間にわたって同じ姿勢をとり続けていることが考えられる。デスクワーク等で一日中椅子に座る生活をする人は、正しい姿勢で座ることができていないと、自分流の悪い姿勢の状態で筋肉が固まってしまい、歩行する姿も悪い姿勢になってしまう。姿勢が崩れると内臓の位置がズレて全体として偏ってしまうため、内臓に負担が掛かり過ぎてしまい、内臓が本来の正しい働きをしなくなり、その結果、消化吸収が上手くできなくなり肥満を助長するし、血流が悪くなるために代謝が低下してしまうという悪影響がある。姿勢を矯正するための製品が色々と開発されているものの、個人個人に適合した矯正用の器具を製作する必要があるため、高価になってしまうし、年齢により何度も製作しなおす必要も出てくるため、色々と不都合があった。このような、現状に鑑み、悪い姿勢を矯正するための、例えば、体の一部に装着するだけというような簡単な製品が望まれていた。
特許文献1には、「骨および関節を効果的に保護し、踵骨の内転予防および内転位矯正、距骨の偏位抑制が可能な踵足首サポーターを提供する。」ことを課題として、「伸縮性を有する踵足首サポーターであって、帯状に形成され、内くるぶしおよび外くるぶしの上方で足首に巻き回されて前記足首に固定可能な足首ベルトと;前記足首ベルトから下方に延びて前記内くるぶし近傍を覆うことができる内側カバー面と、この内側カバー面から延びて足裏を覆うことができる踵カバー面と、この踵カバー面から伸びて前記外くるぶし近傍を覆うことができる外側カバー面とが一体に帯状に形成され、前記外側カバー面の端部が前記足首ベルトに固定されることにより伸張状態で固定される踵ホールドベルトと;帯状に形成され、前記外側カバー面から略前方に延び、前記足の前側面でショパール関節に沿い、距骨を前記足の後方に向けて押圧可能である距骨押圧ベルトとを有する(特許文献1:解決手段)。」踝足首サポーター(特許文献1:発明の名称)が開示されている。
特開2016−214649号公報
特許文献1に係る踝足首サポーター(特許文献1:発明の名称)は、飽くまでも、骨および関節を効果的に保護できる踝足首サポーターであって、姿勢を矯正する効果は全く考慮されていない。しかも、伸縮性素材を使用しており、踝、足首に巻かれた部分は圧迫されることになるため、当該部分を通過する血液は流れ難くなり、浮腫みや痺れが発生することもあるため長時間の使用はできない。そして、サポーターが伸張した状態で踝、足首に固定しているため、踵足の長手方向に対して左右に位置ズレすることを防ぐことはできない。
さらに、特許文献1に係る踝首用サポーター(特許文献1:発明の名称)は、足根中足関節(リスフラン関節)に沿って固定されて無いため、短腓骨筋腱や長腓骨筋腱・前脛骨筋腱や後脛骨筋腱や長趾屈筋腱や長母趾屈筋腱の位置が不安定な状態にある。従って、内反捻挫や外反捻挫等は予防できるかも知れないが、内股歩行や外股歩行等の歩行姿勢の矯正はできないし、姿勢を正しく矯正することもできない。尚、足根中足関節(リスフラン関節)とは、足の中央にある第1趾(母趾)〜第5趾(小趾)の後方と、足根骨の前方の間にある5本の管状骨のことである。
かかる現状を踏まえて、出願人らは、より効果的に足首、踝、足先(リスフラン関節)を固定することで内股(X脚)歩行対策、外股(O脚)歩行対策、姿勢を正しく矯正することを念頭に製品開発を進めた。具体的には、足首、踝、足先(リスフラン関節)を、簡易的に伸縮しないテープによるテーピングを年齢や性別を問わない100人の方に実施(平均して3日間連続装着)し、テーピング位置とテーピング強度による効果確認実験を実施した。被験者らの意見として、テーピングの効果として、元来、内股だったが矯正されて足の向きが平行になった、内股歩行だったのが矯正された、外股歩行だったのが矯正された、背筋が伸びた、外反母趾やタコ等の痛みが和らいだ等の有効性が確認された。その他にも有効性が確認できる事例として、歩行器による歩行訓練を受けている、発達障害で話すこともできない5歳の女児に、足首踝、足先(リスフラン関節)にテーピングを実施することで、足の動きが良くなり、歩行器による歩行訓練が容易になり、移動がスムーズに行えるようになった。加えて、母親から歩行器によらない床上の這いずり移動も活発化したとの報告を受けている。
それと同時に、多くの被験者からは、テーピング用テープは、全面に粘着材が使用されているため、痒みや皮膚の炎症、日常生活での汚れ等の問題があり、連続して長時間の使用ができないこと、繰り返しの使用ができないという不都合な点が指摘された。このため、現状では、痒みや皮膚の炎症等の問題が無い人に対して、伸縮しないテープによるテーピングを、その都度し直しているのであるが、痒みや炎症等がある患者を含め、テーピングでは無く、同様の効果を期待できるサポーターによる商品化が要望されていた。
本発明の目的は、足首、踝、足先を無負荷の状態で、前後に動かし易くなるように考慮して固定することにより、生活習慣となっている、内股歩行、外股歩行、及び姿勢を正しく矯正するサポーターを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、内股歩行、外股歩行、姿勢を正しく矯正するために、足首、踝、足先に装着する矯正用のサポーターであって、
足首の踝部分に巻く帯状の足首周囲ストラップ部材と、
前記足首周囲ストラップ部材が踝に接触する部分から垂直方向に延伸しており、足底を回って前記足首周囲ストラップ部材が反対側の踝に接触する部分に連結する、伸縮しない素材からなる帯状の足底ストラップ部材と、
リスフラン関節を固定するための伸縮しない素材からなるリスフラン関節を覆う位置における足先周囲の長さを備えた帯状の足先周囲ストラップ部材を備えていることを特徴とするサポーターであることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記足底ストラップ部材と前記足先周囲ストラップ部材は、伸縮する素材からなる連結部材にて連結されているサポーターであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記足首周囲ストラップ部と前記足底ストラップ部材は面ファスナーで連結されるサポーターであることを特徴とするものである。
本発明に係るサポーターによれば、足首、踝、足先を無負荷の状態で、前後に動かし易くなるように考慮して、人の足首、踝、足先に(本発明に係る)サポーターを固定することにより、筋肉バランスの悪い動きを繰り返したことにより、悪い姿勢の状態で筋肉が固まってしまい、最終的に生活習慣となってしまった内股歩行、外股歩行、及び悪い姿勢(猫背等)を正しく矯正するサポーターを実現することができるようになった。
本実施例に係るサポーターを装着した状態を示す図である。 サポーターの全体斜視図、及び装着方法を説明するための図である。 変更例にかかるサポーターの全体斜視図、及び装着方法を説明するための図である。
<サポーターの矯正理論>
人は、直立姿勢を採ろうとする際、脳から足首付近の各筋肉に向けて電気信号を送り、足首付近の各筋肉を収縮させることで、直立姿勢を保っている。通常は、生活習慣等の影響を受けながら、その人が最も直立姿勢を保ち易いように足首付近の各筋肉を収縮させ、その人固有の垂直方向における足先の角度、及び水平方向における足先の角度(開度)で直立姿勢を保っている。
歩行時の姿勢は、直立姿勢をベースにして、体重を水平方向に移動した(結果としての)姿勢になる。即ち、足先が内向きであれば内股歩行、足先が外向きであれば外股歩行になる。本来、二本の足先の角度は平行か少しだけ外股で歩行することが良いとされているが、生まれた時(出産時)の状況や、いわゆる生活習慣や、年齢、仕事等における作業姿勢、妊娠・出産等の様々な要因により、骨盤や背筋等のバランスが崩れることにより身体の重心位置が移動して、それに合わせる様にバランスの取り方(脳から足首付近の各筋肉に向けて送られる電気信号による筋肉の収縮の仕方)が変化していき、その結果、歩行姿勢が乱れて内股歩行や外股歩行になる。要するに、足首、踝、足先は、体重を水平方向に移動するための動作において最も重要な箇所であり、それらの動作により、歩行時のバランスを保っている。
内股歩行とは、足先が内側に向いた状態で、体重が踵内側から足の小指方向に移動させつつ歩行している状態である。内股歩行時においては、上腓骨筋支帯や下腓骨筋支帯や下伸筋支帯が伸縮している。一方、外股歩行とは、足先が外側に向いた状態で、体重が踵外側から足の親指方向に移動することにより歩行している状態である。外股歩行時においては、内股歩行時程では無いが屈筋支帯が伸縮している。尚、上腓骨筋支帯、下腓骨筋支帯、下伸筋支帯、屈筋支帯は、足首を支えるためのものであり、歩行時に伸縮することは好ましくないとされている。
本発明に係るサポーター10を、内股歩行や外股歩行の癖のある人、或いは、姿勢の悪い人が、足首、踝、足先が無負荷の状態で(足首等が前後方向に動かせるように考慮して)固定した時には、装着後において違和感は殆ど無い。しかしながら、一旦、直立しようとして脳から、足首、踝、足先の各筋肉に電気信号が送られて、足首、踝、足先の各筋肉を収縮させようとすると、その瞬間、足首、踝、足先の各筋肉は、本発明に係るサポーター10により固定されているため、自由に動かないことを(脳が)認知し、(脳は)脳から発せられる電気信号の修正を余儀なくされることになる。要するに、本発明に係るサポーター10に拘束された状態であっても直立姿勢を保つことができるような(修正された)電気信号を足首、踝、足先の各筋肉に送ることになる。尚、本明細書において「足首等が前後方向に動く」とは、人が床などに座った状態から立ち上がる際の足首の動き(足先部分が引き上げられる方向に動く)のことである。
本発明に係るサポーター10を装着した状態で、人が直立姿勢を採ろうとして踵骨腱(下腿三頭筋)に力を入れると、サポーター10により固定された箇所が、前後方向の動きの中心となり、多少、踵骨腱(下腿三頭筋)に力が入り過ぎた状態となり、僅かに足首を伸ばすように足の指先に力が働くため、重心位置を足の指先方向から踵骨(踵)方向へ誘導する効果が得られる。その効果により、人の身体は、後ろに倒れるような感覚となり、その一方で、脳は直立状態を維持しようとして、自然に背筋を伸ばして重心位置をもとの位置(指先方向)に戻すように各筋肉に向けて、修正された電気信号を送り筋肉を収縮させる。
(脳から発する電気信号が修正された結果)修正された電気信号により平衡感覚を維持しながら立とうとして直立姿勢になった時には足先の角度(垂直方向における角度、及び水平方向における角度)が変わる。即ち、足の指先方向から踵骨(踵)方向へ重心位置が誘導された結果、人の身体は、後ろに倒れるような感覚となるので、脳は直立状態を維持しようとして、自然に背筋を伸ばす方向に矯正されるし、二本の足先の水平方向における角度(開度)においては、並行かやや外側の状態(理想的な状態)で直立するようになる。かかる状態で歩行すると内股歩行や外股歩行が矯正され、しかも、背筋を伸ばす方向に矯正されるので正しい姿勢で歩くことができるようになる。要するに、本発明に係るサポーター10により、装着した人の自覚症状の有無に関わらず、姿勢が正しく矯正されるようになる。以上が、本発明に係るサポーター10における姿勢を正しく矯正する理論的な裏付けである。
<サポーターの構造>
以下、本発明に係るサポーター10の一実施形態について、図1〜図2に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施例に係るサポーター10を装着した状態を示す図である。
本発明に係るサポーター10は、内股歩行、外股歩行、姿勢を正しく矯正するために、無負荷の状態で足首、踝、足先に装着する姿勢矯正用のサポーター10である。図1に記載したように、足首の踝部分に巻く足首周囲ストラップ部20と、足首周囲ストラップ部20が踝に接触する部分に重ねた部分を起点として垂直方向に延伸しており、足底を回って足首周囲ストラップ部20が反対側の踝に接触する部分に重ねて連結する、伸縮しない素材からなる足底ストラップ部材30と、伸縮しない素材からなる足先周囲ストラップ部材40を備えている。尚、足首周囲ストラップ部20については、伸縮しない帯状の素材にて形成されていても良いが、伸縮する帯状の素材にて形成されていても良い。
足底ストラップ部材30と足先周囲ストラップ部材40は、伸縮する素材からなる連結部材50で連結されている(尚、足底ストラップ部材30と足底ストラップ部材30を伸縮する素材からなる部材で連結させていても良い(図2、図3参照)。)さらに、足首周囲ストラップ部20と足底ストラップ部材30は面ファスナー60で着脱できるようになっている。足首周囲ストラップ部20と足底ストラップ部材30は、1カ所において最初から連結させて作製されることにより、一体化されていても良い。即ち、足首周囲ストラップ部20と足底ストラップ部材30を装着時に着脱するための面ファスナー60は、1か所のみ取り付けられていても良いし、2か所取り付けられていても良い。
本発明に係るサポーター10は、厚さを薄くすることで、靴下を履くだけで全てを覆い隠せるようになっている。尚、伸縮しない素材としては、終日装着することになるため、直接、皮膚に接触することを考慮して、綿(コットン)、綿(コットン)・ポリエステル混合品、麻等の素材を使用することが好ましいが、繊維と繊維の隙間ができるだけ無いようにキッチリ織られているものであれば殆ど伸びることが無いのでより好ましい。連結部材50に使用される伸縮する素材は、伸縮する素材であれば特に制限されるわけでは無いが、耐久性、及び皮膚への影響を考慮すると、伸縮自在の合成繊維と言われているポリウレタン系のストレッチ素材が好ましい。
伸縮しない帯状の素材にて形成されている各部材(足底ストラップ部材30、足先周囲ストラップ部材40)は、装着時において皮膚に接触する側の全面、又は、一部に滑り止め加工がなされていても良い。即ち、足首、踝、足先の様々な動きに対してサポーター10がズレ無いようにしてあり、これにより姿勢の矯正を確実にできるようにしてあっても良い。
伸縮しない帯状の素材にて形成されている各部材(足底ストラップ部材30、足先周囲ストラップ部材40)において、滑り止めと同じ効果を得られる素材で形成されていれば
滑り止め加工を施す必要は無い。伸縮しない帯状の素材のみで形成された部材(足底ストラップ部材30、足先周囲ストラップ部材40)では、皮膚が擦れる可能性がある。かかる不具合の発生を予防するために、伸縮しない帯状の素材にて形成されている部材(足底ストラップ部材30、足先周囲ストラップ部材40)の全部、又は一部に伸縮する素材を編み込んだりして付加することにより、足首や足先の動作をスムーズにし、足首、踝、足先の皮膚を保護することができるようにしても良いし、伸縮する素材自体が滑り止めの機能を有していればさらに良い。
<サポーターの装着方法>
図2は、本実施例に係るサポーター10の全体斜視図、及び装着方法を説明するための図である。図2(a)に記載したように、足首周囲ストラップ部20と足底ストラップ部材30は、予め、足首周囲ストラップ部20が踝に接触する部分に重ねた部分において連結されている(要するに、一体化している)。そして、足首周囲ストラップ部20と足先周囲ストラップ部材40には、各部材同士の接合面となる箇所(各部材の両先端部)に面ファスナー60が取り付けてある。足先周囲ストラップ部材40においては、さらに、足底ストラップ部材30との接合面となる箇所に面ファスナー60が取り付けてある。足底ストラップ部材30には、足首周囲ストラップ部20との接合面となる箇所(片方の先端部)に面ファスナー60が取り付けてある。
本発明に係るサポーター10は、外側と内側の踝(くるぶし)を含んだ足の指先側の部位において、伸縮しない帯状の素材で、かつ、人体に悪影響を与えない素材により、無負荷の状態で、足首、踝、足先に巻くように装着(面ファスナー60で脱着自在)することができるサポーター10である。サポーター10のポイントとして、サポーター10を装着する時は、足首、踝、足先が無負荷の状態(具体的には、床の上に仰向けに寝そべった状態)で、締め付け過ぎ無いように(足首、踝、足先が前後に動き易いように)、足首、踝、足先を固定することが肝要である。
本実施例に係るサポーター10を足首、踝、足先に装着する際は、まず、サポーター10を、恰も靴下を履くようにして、足首(足首周囲ストラップ部20)と足先(足先周囲ストラップ部材40)の位置に持って来る。そして、図2(b)に記載したように、足先周囲ストラップ部材40の両先端に取り付けてある面ファスナー60で足先周囲ストラップ部材40固定する。さらに、図2(c)に記載したように、足底ストラップ部材30(先端に面ファスナー60が設置してある)を、足首周囲ストラップ部20(足底ストラップ部材30との接合箇所に面ファスナー60が設置してある)に取り付ける。最後に、足首周囲ストラップ部20と足底ストラップ部材30の接合面の上から、さらに、足首周囲ストラップ部20を覆い被さるように取り付ける(図1参照)。
<サポーターの効果>
現在、医療用等で多く使用されている市販のサポーターは、その多くが伸縮性素材を使用しており、簡単に使用できる反面、利用者の足の形が様々であることから効果が得られない場合がある。例えば、圧迫され過ぎてしまい、浮腫みが出る、鬱血するという問題がある。そして、使用する回数や期間や方法により、伸縮性素材が延び切ってしまい、安定的な効果を得られることが難しい。さらに、足の下伸筋支帯付近をサポーターで覆っているものが多くあり、足を延ばす場合には、問題がないと考えるが、曲げに関しては、長趾伸筋、長拇趾伸筋、前脛骨筋などが圧迫され曲げにくい状態となるため、日常の生活において歩行し難いという問題がある。
かかる現状を踏まえて、開発された本発明に係るサポーター10は、足首、踝、足先(リスフラン関節)を、無負荷の状態で、サポーター10が、装着中に位置ズレしない程度の少量の力(足首の前後の動きを妨げないように)で圧迫して固定するサポーター10であることが最大の特徴である。要するに、サポーター10で固定された各筋肉や腱が、(正常な動作であれば問題無いが)、脳から発信された信号により、悪い姿勢になる動作をするように指示された時に、足首、踝、足先(リスフラン関節)を拘束していることで、脳から発信された信号(悪い姿勢になる動作をするように指示)に対して修正を加えて、正しい姿勢になる動作をするように筋肉に指示する信号を脳から送るようにすることが最大の特徴である。サポーター10は、連日装着し続けることにより、脳から発せられた信号が異常動作の時に常時修正されることで脳が学習をし、脛骨と腓骨およびその周囲の筋肉の使い方が変化することになり、習慣化することで内股歩行や外股歩行を矯正し、しかも、姿勢を正しく矯正をすることができる。
本実施例に係るサポーター10は、具体的には、足首、踝、足先に巻いて固定された外側または内側のどちらか一方の踝の位置から足裏に向けて伸縮しない帯状で、かつ、人体に悪影響を与えない素材により、無負荷の状態で、踝を、足首を前後に動かし易くなるように考慮して、踵骨(かかと)を巻くことができる程度の長さを有する足首周囲ストラップ部20と足底ストラップ部材30が一体化しており、その反対方向(足首周囲ストラップ部20の反対側)を面ファスナー60で固定できるようにしてあるサポーター10である。これにより、短腓骨筋や長腓骨筋、及び後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋等を固定し、上腓骨筋支帯や下腓骨筋支帯や下伸筋支帯および屈筋支帯が伸縮しないようにすることができる。
さらに、本実施例に係るサポーター10は、足根中足関節(リスフラン関節)に沿って、伸縮しない帯状で、かつ、人体に悪影響を与えない素材により、足先を無負荷の状態で、動かしやすく考慮して面ファスナーで固定してあるサポーター10である。サポーター10を装着することにより、短腓骨筋腱、長腓骨筋腱、第3腓骨筋腱、前脛骨筋腱、後脛骨筋腱、長趾屈筋腱、長母趾屈筋腱を固定することができ、これらの相乗効果により内股や外股で立つことができなくなる。そして、足裏にある足底腱膜、足底方形筋、母趾外転筋、小趾外転筋なども固定されることで偏平足と診断された方は疑似的に足先を形成することになり、生活上、歩き易くなり、疲れにくくなる。さらに、中足骨より先の関節も前記の腱膜や各筋が固定されることにより、歩行時に足先の指関節が開き、安定的な歩行ができるようになる。更なる効果として、靴を履いた時に靴と足との間にゆとりができ、外反母趾やイボやタコの部分的に起こる痛みを緩和することができる。
<サポーターの変更例>
本発明に係るサポーターは、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、足首周囲ストラップ部、足底ストラップ部材、足先周囲ストラップ部材、伸縮する素材、面ファスナー等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
図3は、変更例にかかるサポーターの全体斜視図、及び装着方法を説明するための図である。図3に記載したように、足首周囲ストラップ部材20は、固定用のヒレ部材70を付加していても良い。そして、かかる場合は、足首周囲ストラップ部材20とヒレ部材70を備えた足首用のサポーターと、足底ストラップ部材30と足先周囲ストラップ部材40を備えた足先用のサポーターの2部材から構成されていても良い(図3参照)。さらに、図3(a)に記載したように、足先周囲ストラップ部材40と平行になるように一体化して、伸縮する帯状の素材からなる部材を取り付けることにより、サポーター装着時における位置ズレを防止するようにしても良い。
変更例にかかるサポーターを装着する際は、最初に足首用のサポーターを、足首に面ファスナー60にて取り付けてから、足先用サポーターを面ファスナー60にて取り付けることになる。その後、ヒレ部材70により、足首周囲ストラップ部材20と足底ストラップ部材30の接合部分を補強する(ズレ防止)ことになる。
本発明に係るサポーターは、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、生活習慣となってしまった内股歩行、外股歩行、及び姿勢を正しく矯正するサポーターとして好適に用いることができる。
10・・サポーター
20・・足首周囲ストラップ部
30・・足底ストラップ部材
40・・足先周囲ストラップ部材
50・・連結部材
60・・面ファスナー
70・・ヒレ部材

Claims (3)

  1. 内股歩行、外股歩行、姿勢を正しく矯正するために、足首、踝、足先に装着する矯正用のサポーターであって、
    足首の踝部分に巻く帯状の足首周囲ストラップ部材と、
    前記足首周囲ストラップ部材が踝に接触する部分から垂直方向に延伸しており、足底を回って前記足首周囲ストラップ部材が反対側の踝に接触する部分に連結する、伸縮しない素材からなる帯状の足底ストラップ部材と、
    リスフラン関節を固定するための伸縮しない素材からなるリスフラン関節を覆う位置における足先周囲の長さを備えた帯状の足先周囲ストラップ部材を備えていることを特徴とするサポーター。
  2. 前記足底ストラップ部材と前記足先周囲ストラップ部材は、伸縮する素材からなる連結部材にて連結されていることを特徴とする請求項1に記載のサポーター。
  3. 前記足首周囲ストラップ部と前記足底ストラップ部材は面ファスナーで連結されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサポーター。
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