JPS6348255Y2 - - Google Patents
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- JPS6348255Y2 JPS6348255Y2 JP3198184U JP3198184U JPS6348255Y2 JP S6348255 Y2 JPS6348255 Y2 JP S6348255Y2 JP 3198184 U JP3198184 U JP 3198184U JP 3198184 U JP3198184 U JP 3198184U JP S6348255 Y2 JPS6348255 Y2 JP S6348255Y2
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- belt
- bunion
- pouch
- brace
- belts
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Links
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Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、外反母趾を保存的に矯正する際に使
用する装具に関するものである。
用する装具に関するものである。
そもそも「外反母趾」とは、母趾が第趾の方
に屈曲している状態とそうした病症を指すもので
原因は、かつては不適当な靴(ことに先端の尖つ
た靴)のためとされてきた。しかし現在では、不
適当な靴は変形や症状を増悪させる重要な因子で
はあつても、それが第一義的な原因ではないとさ
れている。素因として、第1中足骨頭の膨大、第
1中足足根関節の異常、母趾外転筋・内転筋の異
常、第1中足骨頭と種子骨の関節面の異常、第2
中足骨に比し第1中足骨の長大、靭帯の弛緩など
が挙げられる。いずれにせよ第1中足骨は過度に
内反し、中足指節関節で外反し、母趾は外反のほ
か他の4趾に対して強く捻転位をとり、対向位に
みえるものが少なくない。変形が著明なものは第
1中足骨骨頭内側が大きくなり、しばしばその部
の滑液包や仮骨の形成をみるため、突出部はさら
に大きくなる。この骨突出部と滑液包をあわせて
俗に「バニオン」という。靴のため同部が圧迫摩
擦され、褥創が滑液包炎を来し、ときには同部の
限局性骨膜骨髄炎を起こすこともある。
に屈曲している状態とそうした病症を指すもので
原因は、かつては不適当な靴(ことに先端の尖つ
た靴)のためとされてきた。しかし現在では、不
適当な靴は変形や症状を増悪させる重要な因子で
はあつても、それが第一義的な原因ではないとさ
れている。素因として、第1中足骨頭の膨大、第
1中足足根関節の異常、母趾外転筋・内転筋の異
常、第1中足骨頭と種子骨の関節面の異常、第2
中足骨に比し第1中足骨の長大、靭帯の弛緩など
が挙げられる。いずれにせよ第1中足骨は過度に
内反し、中足指節関節で外反し、母趾は外反のほ
か他の4趾に対して強く捻転位をとり、対向位に
みえるものが少なくない。変形が著明なものは第
1中足骨骨頭内側が大きくなり、しばしばその部
の滑液包や仮骨の形成をみるため、突出部はさら
に大きくなる。この骨突出部と滑液包をあわせて
俗に「バニオン」という。靴のため同部が圧迫摩
擦され、褥創が滑液包炎を来し、ときには同部の
限局性骨膜骨髄炎を起こすこともある。
これに対して、我が国に比してその症例の多い
欧米においては、極めて多種の手術法が発表され
ており、その術式は数十(第1中足骨骨頭部分を
切除する比較的簡単なもの、骨切り術と腱移行術
を組み合わせたもの、さらに最近ではimplantに
よる関節形成術、等)に及ぶが、このように幾多
の術式があるということは、確実に優れた結果が
得られる方法がないということでもある。
欧米においては、極めて多種の手術法が発表され
ており、その術式は数十(第1中足骨骨頭部分を
切除する比較的簡単なもの、骨切り術と腱移行術
を組み合わせたもの、さらに最近ではimplantに
よる関節形成術、等)に及ぶが、このように幾多
の術式があるということは、確実に優れた結果が
得られる方法がないということでもある。
また、先天的な関節弛緩性や筋神経疾患を伴う
外反母趾に対する外科手術は50%以上の再発率が
あるとされているので、こうした場合であると手
術は避けるべきであることになる。
外反母趾に対する外科手術は50%以上の再発率が
あるとされているので、こうした場合であると手
術は避けるべきであることになる。
加えて、第1中足骨の骨切り術を要するほど高
度の変形は少なく、従つて手術も発達していない
我が国では、保存的治療がほとんど唯一の対処方
法であると言える。
度の変形は少なく、従つて手術も発達していない
我が国では、保存的治療がほとんど唯一の対処方
法であると言える。
しかし、いわゆる装具療法においても従来欠点
が無かつたわけではない。いうまでもなく足は、
起立・歩行の動作に際して大地との接点となる唯
一の部位であるので、装具についても本来的には
そうした動作を妨げるものであつてはならない。
ところが、母趾の外反位の矯正には母趾を第趾
側から押圧するか、母趾を逆方向から引くかしか
ないが、そのどちらの場合であつても日常動作、
例えば靴や草履を履くとか、履いた上での走行、
また、脱着を繰り返すとかいつた中で効果的に行
なうことは困難であつた。従つて、例えば硬いも
のやかさばりやすいもの、または取り扱いの煩雑
なものは、例え処方されても装用を敬遠されがち
である。従つて、製造業者としては苦肉の策とし
て、十分な効果は期待できない「歩行用」装具と
効果はあつても硬くてかさばり歩行には耐えられ
ない「夜間用」装具とに分けて製造し、患者はそ
れらを選択的に使用するということで上述した欠
点を補うようにしていた。
が無かつたわけではない。いうまでもなく足は、
起立・歩行の動作に際して大地との接点となる唯
一の部位であるので、装具についても本来的には
そうした動作を妨げるものであつてはならない。
ところが、母趾の外反位の矯正には母趾を第趾
側から押圧するか、母趾を逆方向から引くかしか
ないが、そのどちらの場合であつても日常動作、
例えば靴や草履を履くとか、履いた上での走行、
また、脱着を繰り返すとかいつた中で効果的に行
なうことは困難であつた。従つて、例えば硬いも
のやかさばりやすいもの、または取り扱いの煩雑
なものは、例え処方されても装用を敬遠されがち
である。従つて、製造業者としては苦肉の策とし
て、十分な効果は期待できない「歩行用」装具と
効果はあつても硬くてかさばり歩行には耐えられ
ない「夜間用」装具とに分けて製造し、患者はそ
れらを選択的に使用するということで上述した欠
点を補うようにしていた。
しかしそのような方法は、長期間の装用を必要
とする装具療法にとつては、まず取り替えが面倒
であり実際には忌避されがちであること、金属そ
の他硬い部材を使用する「夜間用」装具は症状の
治瘉に応じてその形状を変えにくいものであるた
め治瘉までに何度か交換する必要があること、
等々の欠点を有するものであつた。
とする装具療法にとつては、まず取り替えが面倒
であり実際には忌避されがちであること、金属そ
の他硬い部材を使用する「夜間用」装具は症状の
治瘉に応じてその形状を変えにくいものであるた
め治瘉までに何度か交換する必要があること、
等々の欠点を有するものであつた。
さらに「夜間用」装具は、大きさが症状によつ
て患者個々の装具を一品製造することが特に金属
等を使用した装具にあつては常識であり、従つて
その価格は非常に高いものであつた。
て患者個々の装具を一品製造することが特に金属
等を使用した装具にあつては常識であり、従つて
その価格は非常に高いものであつた。
よつて、常時使用でき、金属などの硬い材質を
使用せず、軽量で足部とのなじみの良好な装具の
出現が長らく待たれていた。
使用せず、軽量で足部とのなじみの良好な装具の
出現が長らく待たれていた。
そこで本考案者は、上記現状に鑑み鋭意研究の
結果、治療効果が高く、装用に際しての異物感が
少なく、かつ安価で取り扱いが簡便な外反母趾用
の装具を開発したものであり、その特徴とすると
ころは、軽度の外反母趾の保存療法に使用するも
のであつて、母趾を少なくとも1部包含する袋部
と、該袋部から幾分伸縮性を有しその自由端に係
止手段を有する2本のベルトを一体にまたは縫合
あるいは接着によつて固定するもので、かつ一方
のベルトにはその袋部寄りの装着時第1中足骨頭
内側に接当する部分に他方のベルトを挿通させる
挿通部を設けており、更に該挿通部内側には軟質
緩衝部材が脱着自在に設けられている点にある。
結果、治療効果が高く、装用に際しての異物感が
少なく、かつ安価で取り扱いが簡便な外反母趾用
の装具を開発したものであり、その特徴とすると
ころは、軽度の外反母趾の保存療法に使用するも
のであつて、母趾を少なくとも1部包含する袋部
と、該袋部から幾分伸縮性を有しその自由端に係
止手段を有する2本のベルトを一体にまたは縫合
あるいは接着によつて固定するもので、かつ一方
のベルトにはその袋部寄りの装着時第1中足骨頭
内側に接当する部分に他方のベルトを挿通させる
挿通部を設けており、更に該挿通部内側には軟質
緩衝部材が脱着自在に設けられている点にある。
ここで「軽度の外反母趾」とは、手術療法を必
要としない外反母趾、及び手術を施したのちの予
後段階をもこの範囲に含むものとする。
要としない外反母趾、及び手術を施したのちの予
後段階をもこの範囲に含むものとする。
「袋部」は、母趾を包む部分であり、ベルトに
加えられる張力はこの母趾を一方の支点としてい
る。「ベルト」はこの袋部から2本出ており、幾
分伸縮性を有したものである。この「幾分」とは
ベルトが足首に捲着されて固定されるという性質
上足関節の動きを阻害しない程度という意味であ
り、個人差もあるので具体的な値で限定はしない
が、個々については最適な伸縮性、好適な範囲は
存在するかと思慮される。またベルトは、一方は
袋部に一体的に又は縫合或いは接着によつて固定
されており、又他方即ち自由端には「係止手段」
が設けられている。この係止手段は、ベルトの自
由端を足部や足首に捲着したのち再び自身に係止
するためのものであり、ホツクや面フアスナー、
ボタン等がある。このうち面フアスナーは、ベル
トの素材によつてはどの部分にも係止可能となる
ものであるため本考案装具には非常に好適なもの
である。
加えられる張力はこの母趾を一方の支点としてい
る。「ベルト」はこの袋部から2本出ており、幾
分伸縮性を有したものである。この「幾分」とは
ベルトが足首に捲着されて固定されるという性質
上足関節の動きを阻害しない程度という意味であ
り、個人差もあるので具体的な値で限定はしない
が、個々については最適な伸縮性、好適な範囲は
存在するかと思慮される。またベルトは、一方は
袋部に一体的に又は縫合或いは接着によつて固定
されており、又他方即ち自由端には「係止手段」
が設けられている。この係止手段は、ベルトの自
由端を足部や足首に捲着したのち再び自身に係止
するためのものであり、ホツクや面フアスナー、
ボタン等がある。このうち面フアスナーは、ベル
トの素材によつてはどの部分にも係止可能となる
ものであるため本考案装具には非常に好適なもの
である。
また、ベルト2本の中の1本には「挿通部」が
設けられている。これは他方のベルトを挿通させ
るため、及び軟質緩衝部材を留めておくためのも
のである。挿通部の構造としては、ベルトを一部
二重にしたもの、ベルトの長手方向に沿つてリボ
ン状の布等を当てその両端部を固定したもの等が
あるが、ベルトの袋部寄りの装着時第1中足骨頭
内側に接当する部分に設けられており、他方のベ
ルトを挿通させることができ、また軟質緩衝部材
を脱着自在に設けることができるものであればど
のような構造、材質のものであつても良い。
設けられている。これは他方のベルトを挿通させ
るため、及び軟質緩衝部材を留めておくためのも
のである。挿通部の構造としては、ベルトを一部
二重にしたもの、ベルトの長手方向に沿つてリボ
ン状の布等を当てその両端部を固定したもの等が
あるが、ベルトの袋部寄りの装着時第1中足骨頭
内側に接当する部分に設けられており、他方のベ
ルトを挿通させることができ、また軟質緩衝部材
を脱着自在に設けることができるものであればど
のような構造、材質のものであつても良い。
「緩衝部材」は、外反母趾における足部の突出
部である第1中足骨頭内側に接当させる部材であ
り、該部分を保護すると共に、ベルトの張力を外
反母趾を矯正させる方向に作用させるための支点
となる部分でもある。これは、袋部に着脱自在に
固定されるものであり、緩衝部材の厚みや位置を
微調整することによつて、的確な矯正力を得るよ
うすることが可能である。材質、形状については
こうした目的にかなうものであればどのようなも
のであつても良いが、本考案者が試作した範囲で
は、直径2cm、厚さ3〜10mm程度で中央には透孔
のあるリング状体という形状で、材質にはやや硬
めの発泡プラスチツクを使用したものが好適であ
つた。特に、中央に透孔を設けることは該部分の
保護という観点からは非常に望ましい対応である
かと思慮される。
部である第1中足骨頭内側に接当させる部材であ
り、該部分を保護すると共に、ベルトの張力を外
反母趾を矯正させる方向に作用させるための支点
となる部分でもある。これは、袋部に着脱自在に
固定されるものであり、緩衝部材の厚みや位置を
微調整することによつて、的確な矯正力を得るよ
うすることが可能である。材質、形状については
こうした目的にかなうものであればどのようなも
のであつても良いが、本考案者が試作した範囲で
は、直径2cm、厚さ3〜10mm程度で中央には透孔
のあるリング状体という形状で、材質にはやや硬
めの発泡プラスチツクを使用したものが好適であ
つた。特に、中央に透孔を設けることは該部分の
保護という観点からは非常に望ましい対応である
かと思慮される。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本考案の1例を実際に右足に使用して
いる状態を示すもので、外反母趾装具1は概ね伸
縮性のある布地より成つている。母趾2は袋部3
にて覆われている。そして該袋部3は外反母趾装
具1本体の中程に位置しておりその左右に、伸縮
性を有するベルト4,4′を設けた形状となつて
いる。また第2図は、第1図の外反母趾装具1の
斜視図である。
いる状態を示すもので、外反母趾装具1は概ね伸
縮性のある布地より成つている。母趾2は袋部3
にて覆われている。そして該袋部3は外反母趾装
具1本体の中程に位置しておりその左右に、伸縮
性を有するベルト4,4′を設けた形状となつて
いる。また第2図は、第1図の外反母趾装具1の
斜視図である。
このベルト4とベルト4′は異なるもので、ベ
ルト4′はその袋部3寄りに挿通部5を有してお
り、ベルト4は該挿通部5に挿通されて装着され
る。また、該挿通部5内には緩衝部材6としてや
や硬質のスポンジ製リングを面フアスナーにて貼
着している。ベルトの装着方法は、まずベルト4
を挿通部5に挿通させて(第3図)、その時形成
されるリング状部分から袋部3に母趾2を、緩衝
部材6が第1中足骨骨頭内側8(母趾付け根の横
に突出した部分)に接当するように入れ、次にベ
ルト4を足甲から足首へと、ベルト4′を足底か
ら足甲さらに足首へと捲着して(第4図)、足首
で両ベルトを面フアスナー7によつて固定すると
いうものである。
ルト4′はその袋部3寄りに挿通部5を有してお
り、ベルト4は該挿通部5に挿通されて装着され
る。また、該挿通部5内には緩衝部材6としてや
や硬質のスポンジ製リングを面フアスナーにて貼
着している。ベルトの装着方法は、まずベルト4
を挿通部5に挿通させて(第3図)、その時形成
されるリング状部分から袋部3に母趾2を、緩衝
部材6が第1中足骨骨頭内側8(母趾付け根の横
に突出した部分)に接当するように入れ、次にベ
ルト4を足甲から足首へと、ベルト4′を足底か
ら足甲さらに足首へと捲着して(第4図)、足首
で両ベルトを面フアスナー7によつて固定すると
いうものである。
第2図より明らかなように、本例の外反母趾装
具1は、2本のベルトを袋部3部位で連結したも
ので、不使用時には2重に重ねたのち小さく折り
畳め、かさばることのないものである。
具1は、2本のベルトを袋部3部位で連結したも
ので、不使用時には2重に重ねたのち小さく折り
畳め、かさばることのないものである。
なお、袋部3は本例の場合2枚の布を重ねて一
部縫合して成つているが、これに限らず例えば伸
縮性の高い布1枚のみにして母趾を挿入すること
によつて袋部となるようなものでもよい。
部縫合して成つているが、これに限らず例えば伸
縮性の高い布1枚のみにして母趾を挿入すること
によつて袋部となるようなものでもよい。
第5図は、同じく第1図で示した外反母趾装具
1の使用状態の概略平面図で、その骨格を示す部
分図を含むものである。足部の最も突出した部分
である第1中足骨骨頭内側8に接当された緩衝部
材6の存在によつて実質的には更に突出すること
となつた該部分を支点としてベルト4,4′が架
けわたされることとなるので、ベルト4,4′に
張力を加えつつこれらを面フアスナー7にて固定
すると、ベルト4は常時第1中足骨を第趾側
(矢印10方向)に引き、ベルト4′は指節骨を体
中心側(矢印11方向)に引くことになる。従つ
て外反母趾装具1は、第1中足骨が過度に内反し
中足指節関節で外反し、母趾が外反すると共に他
の4趾に対して強く捻転位をとるという外反母趾
を理想的に矯正することとなる。また、金属やプ
ラスチツク等を使用せずとも治療できるので装用
時の異和感も少なく、靴下なども装具の上から履
きやすく、当然靴なども使用し易くなるものであ
る。従つて、本本考案の外反母趾装具は昼夜間と
も装用できることになつた。
1の使用状態の概略平面図で、その骨格を示す部
分図を含むものである。足部の最も突出した部分
である第1中足骨骨頭内側8に接当された緩衝部
材6の存在によつて実質的には更に突出すること
となつた該部分を支点としてベルト4,4′が架
けわたされることとなるので、ベルト4,4′に
張力を加えつつこれらを面フアスナー7にて固定
すると、ベルト4は常時第1中足骨を第趾側
(矢印10方向)に引き、ベルト4′は指節骨を体
中心側(矢印11方向)に引くことになる。従つ
て外反母趾装具1は、第1中足骨が過度に内反し
中足指節関節で外反し、母趾が外反すると共に他
の4趾に対して強く捻転位をとるという外反母趾
を理想的に矯正することとなる。また、金属やプ
ラスチツク等を使用せずとも治療できるので装用
時の異和感も少なく、靴下なども装具の上から履
きやすく、当然靴なども使用し易くなるものであ
る。従つて、本本考案の外反母趾装具は昼夜間と
も装用できることになつた。
次に第6図は、本考案の外反母趾装具1の挿通
部5部分のその他の実施例を示すもので、これま
でのベルト2重構造によるものではなく、挿通部
材9を縫合したものである。
部5部分のその他の実施例を示すもので、これま
でのベルト2重構造によるものではなく、挿通部
材9を縫合したものである。
以上詳細に説明したように本考案の外反母趾装
具は、軽度の外反母趾の保存療法に使用するもの
であつて、母趾を少なくとも1部包含する袋部
と、該袋部から幾分伸縮性を有しその自由端に係
止手段を有する2本のベルトを一体にまたは縫合
あるいは接着によつて固定するもので、かつ一方
のベルトにはその袋部寄りの装着時第1中足骨頭
内側に接当する部分に他方のベルトを挿通させる
挿通部を設けており、更に該挿通部内側には軟質
緩衝部材が脱着自在に設けられているものである
ことを特徴とする装具であり、以下のべる如き
種々の利点を有する実用上非常に有用なものであ
る。
具は、軽度の外反母趾の保存療法に使用するもの
であつて、母趾を少なくとも1部包含する袋部
と、該袋部から幾分伸縮性を有しその自由端に係
止手段を有する2本のベルトを一体にまたは縫合
あるいは接着によつて固定するもので、かつ一方
のベルトにはその袋部寄りの装着時第1中足骨頭
内側に接当する部分に他方のベルトを挿通させる
挿通部を設けており、更に該挿通部内側には軟質
緩衝部材が脱着自在に設けられているものである
ことを特徴とする装具であり、以下のべる如き
種々の利点を有する実用上非常に有用なものであ
る。
金属その他の硬くてかさばる部材の使用を必
要としないので、違和感の少ない装具となる。
要としないので、違和感の少ない装具となる。
基本的には伸縮性のあるベルトのみで構成さ
れているものであるので、発汗によるムレが少
ない製品とし易い。
れているものであるので、発汗によるムレが少
ない製品とし易い。
軟質緩衝部材が足の突出部を保護すると共に
ベルトの張力を外反母趾の矯正力に効果的に変
えるので、従来の歩行用装具に比して矯正効果
が大きい。
ベルトの張力を外反母趾の矯正力に効果的に変
えるので、従来の歩行用装具に比して矯正効果
が大きい。
個体差や治瘉段階によつて張力の大きさや矯
正力の配分が自由に変更できるので、一品製作
せず大量生産が可能であり、コストを抑えるこ
とができる。
正力の配分が自由に変更できるので、一品製作
せず大量生産が可能であり、コストを抑えるこ
とができる。
装着や取り扱いが容易であり、長期間装用し
ても苦にならない。
ても苦にならない。
第1図は本考案の1例を実際に使用している状
態を示す斜視図、第2図は第1図の例の斜視図、
第3図、第4図はそれを装着する方法を示す斜視
図、第5図は母趾付近の骨格を示す一部拡大概略
図を含む本考案の外反母趾装具の使用状態を示す
概略平面図、第6図は挿通部のその他の実施例を
示す斜視図である。 1……外反母趾装具、2……母趾、3……袋
部、4,4′……ベルト、5……挿通部、6……
緩衝部材、7……第1中足骨骨頭内側、8……面
フアスナー、9……挿通部材、10,11……矢
印。
態を示す斜視図、第2図は第1図の例の斜視図、
第3図、第4図はそれを装着する方法を示す斜視
図、第5図は母趾付近の骨格を示す一部拡大概略
図を含む本考案の外反母趾装具の使用状態を示す
概略平面図、第6図は挿通部のその他の実施例を
示す斜視図である。 1……外反母趾装具、2……母趾、3……袋
部、4,4′……ベルト、5……挿通部、6……
緩衝部材、7……第1中足骨骨頭内側、8……面
フアスナー、9……挿通部材、10,11……矢
印。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 軽度の外反母趾の保存療法に使用するもので
あつて、母趾を少なくとも1部包含する袋部
と、該袋部から幾分伸縮性を有しその自由端に
係止手段を有する2本のベルトを一体にまたは
縫合あるいは接着によつて固定するもので、か
つ一方のベルトにはその袋部寄りの接着時第1
中足骨頭内側に接当する部分に他方のベルトを
挿通させる挿通部を設けており、更に該挿通部
内側には軟質緩衝部材が脱着自在に設けられて
いるものであることを特徴とする外反母趾装
具。 2 2本のベルトの自由端に設けられた係止手段
は面フアスナーである実用新案登録請求の範囲
第1項記載の外反母趾装具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3198184U JPS60144414U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 外反母趾装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3198184U JPS60144414U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 外反母趾装具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60144414U JPS60144414U (ja) | 1985-09-25 |
JPS6348255Y2 true JPS6348255Y2 (ja) | 1988-12-13 |
Family
ID=30533073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3198184U Granted JPS60144414U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 外反母趾装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60144414U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000308654A (ja) * | 1999-04-28 | 2000-11-07 | Iwao Kasahara | 足のねじれを矯正するサポータ |
JP2004236811A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-08-26 | Alcare Co Ltd | 足関節サポーター |
JP2007014747A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Yuma Otoko | 捲回用シート及びこれを用いた人体部位捲回固定帯 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0614740Y2 (ja) * | 1988-08-25 | 1994-04-20 | 博史 高橋 | 外反拇趾矯正具 |
JP2000116686A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-25 | Tokyo Hosiery Kk | 外反母趾用サポータ |
JP4997612B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2012-08-08 | 政則 愛知 | 四肢矯正具 |
FR2957246B1 (fr) * | 2010-03-10 | 2013-02-08 | Sarl Pody Concept | Dispositif orthopedique pour le traitement de l'hallux valgus par reaxation de l'hallux valgus par effet mecanique |
-
1984
- 1984-03-05 JP JP3198184U patent/JPS60144414U/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000308654A (ja) * | 1999-04-28 | 2000-11-07 | Iwao Kasahara | 足のねじれを矯正するサポータ |
JP2004236811A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-08-26 | Alcare Co Ltd | 足関節サポーター |
JP2007014747A (ja) * | 2005-06-10 | 2007-01-25 | Yuma Otoko | 捲回用シート及びこれを用いた人体部位捲回固定帯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60144414U (ja) | 1985-09-25 |
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