JPH0614740Y2 - 外反拇趾矯正具 - Google Patents

外反拇趾矯正具

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JPH0614740Y2
JPH0614740Y2 JP1988111734U JP11173488U JPH0614740Y2 JP H0614740 Y2 JPH0614740 Y2 JP H0614740Y2 JP 1988111734 U JP1988111734 U JP 1988111734U JP 11173488 U JP11173488 U JP 11173488U JP H0614740 Y2 JPH0614740 Y2 JP H0614740Y2
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博史 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、外反拇趾矯正具に関する。
〈従来の技術〉 ハイヒールのように踵の高い皮靴を履く人にあっては、
足の指先全体が中央に寄るような締め付け力を常に受け
た状態になり、その結果として、拇趾(足の親指)の先
が、それに隣合う第2趾(足の人差し指)上に乗るよう
に曲がり、それに伴って、第2関節部分が横外方に突出
する外反拇趾になる問題がある。
この外反拇趾になると、靴が履きづらくなるばかりか、
歩行が困難になり、更に、重度になれば、第2関節で隣
合う骨が皮膚に突き刺さる状態になって日夜痛みを発生
するため、このような外反拇趾を矯正することが要望さ
れている。
そこで、従来では、次のようなものが提案されている。
A.第1従来例(実開昭60−144414号公報参
照) この第1従来例によれば、拇趾を包含する袋部に固定手
段として2本のベルトを一体連結し、一方のベルトに、
他方のベルトを挿通する挿通部を設け、挿通部を設けた
側のベルトを足の裏から表に回すとともに踵に巻回し、
一方、他方のベルトを甲部分から踵に巻回し、両ベルト
を面ファスナーによって連結するように構成している。
B.第2従来例(実開昭62−72615号公報参照) この第2従来例によれば、足指の第1中足指関節部分
(第2関節部分)全体をおおい巻きする関節固定用バン
ドに、足の親指を包容する親指包容部を一体連結し、更
に、親指包容部に布製の引っ張り用バンドを連結し、引
っ張り用バンドの端部を親指側の側面に沿わせてから踵
に巻き回し、その端部をマジックテープによって関節固
定用バンドに連結するように構成している。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、第1および第2従来例では、それぞれ次
のような欠点があった。
a.第1従来例の欠点 拇趾を包含した袋部を2本のベルトで足の表裏から拇趾
とは反対側の横側方に引っ張る状態になり、引っ張り力
を拇趾が第2趾から離れる方向に十分に作用させること
ができず、拇趾の先を下側に曲げる状態になり、ひいて
は、第2関節部分を上に突出させる力が働き、外反拇趾
を矯正できないばかりか痛みを助長して症状の悪化を招
く欠点があった。
b.第2従来例の欠点 関節固定用バンドで足指の第1中足指関節部分全体をお
おい巻きするとともに、引っ張り用バンドの端部を親指
側の側面に沿わせてから踵に巻き回すために、引っ張り
力を拇趾が第2趾から離れる方向に作用させることがで
きるものの、親指包容部と関節固定用バンドとが一体連
結されているため、関節固定用バンドを巻く位置が一義
的に定められてしまい、例えば、足の大きい人や小さい
人、更には、親指の長い人や短い人といったような場合
に、第1中足指関節部分に対して関節固定用バンドの幅
方向の端部側が作用する状態になり、痛みを助長する欠
点があった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、拇趾を第2趾から離間する側に適切に引っ張り、外
反拇趾を良好かつ確実に矯正できながら、足の大小や拇
趾の長短のいかんにかかわらず、第2関節部分の痛みを
和らげることができるようにすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の外反拇趾矯正具は、上述のような目的を達成す
るために、拇趾の第1関節部分に、その第1関節部分の
曲がりを阻止する状態で外嵌装着する筒体と、その筒体
を引っ張り状態で足に固定する固定手段とから成る外反
拇趾矯正具において、固定手段を、筒体と別体で足の甲
部分にその連結長さを調節可能な状態で外嵌装着する固
定部材と、足の拇趾側の側面に沿わせてから踵に巻き回
すとともにその連結長さを調節可能な状態で筒体と固定
部材とを連結する引張部材とから構成する。
〈作用〉 上記構成によれば、筒体を拇趾に外嵌装着することによ
って拇趾の第1関節部分が曲がらないようにでき、そし
て、筒体とは別体の固定部材を足の甲部分の所望の位置
に外嵌装着し、足の拇趾側の側面に沿わせてから踵に巻
き回すとともに所定の長さに調節した引張部材により筒
体と固定部材とを連結し、第1関節部分を踵側の所定の
方向に引っ張ることにより、拇趾を第2趾から所定の横
外方に離間する側に引っ張ることができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本考案に係る外反拇趾矯正具の実施例を示す
全体分解斜視図、第2図は、装着状態を示す一部展開全
体斜視図である。
これらの図において、1は、第1関節部分K1の曲がり
を阻止する状態で第1関節部分K1に外嵌装着する筒体
であり、この筒体1に引張部材2の一端側が縫製によっ
て一体的に連結止着されている。
前記筒体1は、比較的厚みのある皮を材料として形成さ
れるとともに、面ファスナー3a,3bどうしの接着に
よって筒状体に保形可能に構成され、拇趾Aの大きさに
応じ、適切な締め付け力でもって第1関節部分K1の曲
がりを阻止する状態で外嵌装着できるようになってい
る。
4は、足の甲部分に外嵌装着する固定部材であり、その
長手方向両端どうしを面ファスナー5a,5bで接着可
能に構成され、甲部分の大きさのいかんにかかわらず、
甲部分の所定の位置に外嵌装着できるようになってい
る。
固定部材4の、甲部分への取付状態で上側を向く外面の
所定箇所には、面ファスナー6aが付設され、一方、引
張部材2の筒体1とは反対の側に面ファスナー6bが付
設され、引張部材2を踵に巻き回すとともに、その端部
の面ファスナー6bを固定部材4の面ファスナー6aに
所望位置で接着することにより、筒体1に対して所望の
引っ張り力を付与できるように構成されている。
固定部材4の所定箇所には、前記引張部材2を通す切目
7,7が形成され、固定部材4の取付位置を甲部分の周
方向に調整することにより、筒体1に対する引っ張り方
向を所望の方向に調整できるように構成されている。
図中8は、環状のクッション材を示し、第3図の平面図
に示すように、第2関節部分K2が横外方に突出してい
るような場合に、その突出部分が空隙内に位置するよう
にクッション材8を当てがい、引張部材2の内面が突出
部分に直接的に接触することを回避し、直接接触に起因
して痛みを発生することを防止できるようになってい
る。このクッション材は、外反拇趾の程度が軽度の場合
は、用いなくても良い。
以上の構成により、第4図の装着状態の平面図に示すよ
うに、筒体1を拇趾Aの第1関節部分K1に外嵌装着す
るとともに、固定部材4を甲部分に外嵌装着し、第2関
節部分K2の横外方への突出部分にクッション材8を当
てがった状態で引張部材2を踵に巻き回すとともに固定
部材4に接着し、第1関節部分K1の曲がりを阻止した
状態で、所望の引っ張り力を付与して、拇趾Aを第2趾
Bから離間するように横方向(矢印X方向)に引っ張る
ことができるようになっている。
筒体1、引張部材2および固定部材4それぞれとして
は、合成皮革、塩化ビニル樹脂、布帛材料などで形成し
ても良い。
上記実施例では、筒体1を、面ファスナー3a,3bに
よって帯状物に展開可能に構成しているため、拇趾Aの
太さのいかんにかかわらず、拇趾Aに対する締め付け力
を所望の大きさにできる利点を有しているが、本考案と
しては、予め、例えば、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ
といったように、所定の内径を有する一体物で構成し、
拇趾Aの先を挿入することにより、筒体1を拇趾Aに外
嵌装着するものでも良い。
上記実施例では、固定部材4の甲部分への取付位置を調
整するとともに面ファスナー6a,6bの接着位置を調
整することによって、引張部材2の長さ調節を行い、こ
れにより、筒体1に所定の引っ張り力を付与できるよう
に構成しているが、例えば、引張部材2を二部材で構成
し、その一方を筒体1に、他方を固定部材4にそれぞれ
予め一体的に連結しておき、両部材どうしを、面ファス
ナーやベルトのバックルのような形式の連結構造でもっ
て、連結長さを変更可能に連結するように構成すると
か、また、引張部材2を筒体1に面ファスナーを介して
接着位置を調整可能に連結するように構成するなど、各
種の手段が採用可能である。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、筒体を拇趾の第
1関節部分に外嵌装着して拇趾の第1関節部分の曲がり
を阻止するから、拇趾の先を下側に向けるような引っ張
り力が作用することを回避して、拇趾を第2趾から水平
面方向で離間する側に確実良好に引っ張ることができ、
外反拇趾を良好かつ確実に矯正できるようになった。
しかも、筒体と固定部材とを別体で構成するとともに、
固定部材の連結長さを調節できるようにするから、使用
する人の足の大きさや拇趾の長さのいかんにかかわら
ず、例えば、積極的に第2関節部分に接触させないよう
に外嵌装着するなど、固定部材を最適の位置で甲部分に
外嵌装着でき、第2関節部分での痛みを和らげることが
できるようになった。
そのうえ、引張部材において、筒体と固定部材との連結
長さを調節できるようにするから、前述したような固定
部材の取り付け位置のいかんにかかわらず、適宜、所望
の強さでもって良好に引っ張ることができ、使用する人
の足の大きさや症状の度合いのいかんにかかわらず、そ
れらに合わせながら、外反拇趾をより適切に矯正できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る外反拇趾矯正具の実施例を示し、
第1図は、全体分解斜視図、第2図は、装着状態を示す
一部展開全体斜視図、第3図は、装着前の足の状態を示
す平面図、第4図は、装着状態を示す平面図である。 1…筒体 2…引張部材 4…固定部材 A…拇趾 K1…第1関節部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】拇趾の第1関節部分に、その第1関節部分
    の曲がりを阻止する状態で外嵌装着する筒体と、その筒
    体を引っ張り状態で足に固定する固定手段とから成る外
    反拇趾矯正具であって、 前記固定手段を、 前記筒体と別体で前記足の甲部分にその連結長さを調節
    可能な状態で外嵌装着する固定部材と、 前記足の前記拇趾側の側面に沿わせてから踵に巻き回す
    とともにその連結長さを調節可能な状態で前記筒体と前
    記固定部材とを連結する引張部材と、 から構成したことを特徴とする外反拇趾矯正具。
JP1988111734U 1988-08-25 1988-08-25 外反拇趾矯正具 Expired - Lifetime JPH0614740Y2 (ja)

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JP1988111734U JPH0614740Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 外反拇趾矯正具

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Publication Number Publication Date
JPH0232814U JPH0232814U (ja) 1990-03-01
JPH0614740Y2 true JPH0614740Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=31350047

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JP1988111734U Expired - Lifetime JPH0614740Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 外反拇趾矯正具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098042A1 (ja) * 2005-03-16 2006-09-21 Iwasho-Orimono Co., Ltd. 足部刺激健康具

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JP3009778B2 (ja) * 1992-03-16 2000-02-14 雪印乳業株式会社 脂肪代替ゲル化物及びこれを含有する食品
JP3590850B2 (ja) * 1993-07-28 2004-11-17 中村ブレイス株式会社 外反母趾装具

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JPH0232814U (ja) 1990-03-01

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