JP2601089Y2 - 足関節固定材用補助固定具 - Google Patents

足関節固定材用補助固定具

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JP2601089Y2
JP2601089Y2 JP1993034399U JP3439993U JP2601089Y2 JP 2601089 Y2 JP2601089 Y2 JP 2601089Y2 JP 1993034399 U JP1993034399 U JP 1993034399U JP 3439993 U JP3439993 U JP 3439993U JP 2601089 Y2 JP2601089 Y2 JP 2601089Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、足関節部位の整形外科
的治療に用いる固定材の固定作用を強化するための補助
固定具に関する。
【0002】足関節部位の捻挫、骨折等の整形外科的疾
患を治療するため足関節を固定することが行われるが、
その際使用される固定材には大別して2つの型がある。
1つは固定材を足全体に巻き固定するシリンダーキャス
ト型、今1つは固定材を足のカーブに合わせて着脱でき
るよう形成し、これを締結ベルトや包帯でずれないよう
に上から押さえ込むスプリント型である。シリンダーキ
ャスト型は、石膏、水硬性樹脂、光硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂等を目の粗い基布に塗布したいわゆるギプス、合
成キャストと称する固定包帯を用いるもので、下腿の下
側半分から足指の付け根迄を固定包帯により巻き固める
とき、特に関節部位を他の部位に比較して30〜50%
ほど余分に多く巻くことにより大きい荷重のかかるこの
部分の強度を得るようにしている。また固定包帯を巻く
とき固定包帯を数層に重ねたシートを作成し、これを足
関節を中心としてL字形に巻き込むことにより所望の強
度を得るようにしたものもある。スプリント型は、水硬
性樹脂を基布に塗布したもの、熱可塑性樹脂、半剛性の
金属等からなり足関節に沿うよう加工した板状の固定材
を使用するもので、足関節部位の補強には、固定材の厚
みを厚くしたり、幅を広くしたり、又は二重三重に重ね
合わせることで対応している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】足関節部位は全体重が
負荷されるため、上述のように固定材のその部分の厚さ
を他の部分より厚くしなければならないが、厚くすると
固定材は重くなり、通気性は激減し、また嵩張るといっ
た欠点が生じる。本考案の目的は、固定材の厚みを厚く
することなく強度を補強する補助固定具を得ることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案においては、条帯を内すぼみのリング状に形
成し外側の面の少なくとも一部に面ファスナーを固定し
た本体と、本体の一点にそれぞれ一端を取り付け他端に
面ファスナーを固定した2本の締付けベルトとを備え、
本体の内側は踵部の受け座を形成し、2本の締付けベル
トは足背上で互いに交差させその面ファスナーを本体の
面ファスナーと係合させることにより固定片を形成す
る。
【0005】
【作用】本考案においては、足関節部に装着した固定材
の上から、本体を下方に向け内すぼみになるような姿勢
で後下腿部のアキレス腱部位に本体と締付けベルトとの
結合点が来るようにしてアキレス腱部位から足底にかけ
当てがい、2本の締付けベルトを足の背部から前方へ回
し足背上で交差させて各締付けベルトの面ファスナーを
本体の外側の面ファスナーと係合させることにより、補
助固定具は固定材上に固く取り付けられ、アキレス腱部
位を支点として足先に外屈方向とは逆向きの力が働くよ
うになっている。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例を図面について説明す
る。図1、図2は本考案の実施例のそれぞれ正面図、斜
視図を示し、1は条帯を内すぼみのリング状に形成した
本体で、非伸縮性で足のカーブに沿う柔軟性を有し、例
えばポリエチレン、軟質塩化ビニル、ポリプロピレン等
のプラスチックシート、又は発泡体、及び皮、ナイロ
ン、綿、ポリエステル等のテープ等で形成することがで
きる。幅及び厚みは素材により若干異なるが、幅は15
〜50mm、好ましくは20〜30mm、厚みは0.3
〜5mm、好ましくは1mm前後が嵩腹らず腰、強度等
の面から適切である。周長は30〜90cmで、大人の
場合は60〜70cmが好ましい。本体1は例えばU字
型に湾曲した1本の条帯の両端を重ね、ビス2で連結す
ることにより内すぼみのリング状に形成することがで
き、このように内すぼみにすることにより装着したとき
本体がねじれず足関節の外形に沿わせることができる。
またその場合条帯の両端が連結点のまわりに若干回動し
得るようにビス結合することにより内すぼみの角度を調
整できるようにしてもよい。本体1の外側表面の少なく
とも正面部には全周の約半分程度に面ファスナー3が接
着剤、両面絆等により固定されている。
【0007】本体1の連結ビス2に、2本の締付けベル
ト4、5の各一端6、7が取り付けられ、両締付けベル
ト4、5の他端、すなわち自由端8、9には面ファスナ
ー10、11が固定されている。締付けベルト4、5は
本体1に対する連結点のまわりに若干回動し得るように
本体1に対し取り付けると、締付けの際力の作用線が締
付けベルトの中心線に平行になるので締付け力が有効に
作用するので好ましい。なお本体1の両端の連結点と締
付けベルト4、5の本体1への連結点とは必ずしも共通
にする必要はない。締付けベルトは非伸縮性又は難伸縮
性のテープで形成され、ポリアミド、ポリエステル、
皮、綿等の素材を用いることができる。幅は本体1の幅
と同等が好ましい。なお締付けベルト全体を面ファスナ
ーテープで形成することもできる。さらに、締付けベル
トは1本の長いものにし、その中央部を本体に結合して
形成してもよい。
【0008】図3a、bは本考案の補助固定具を固定材
上に装着した状態の説明図である。図には足の後下腿部
から足底にかけて覆ったスプリント型の固定材31に装
着したもので取付手段を除いた例を示す。まず本体1を
下方に向け内すぼみになるような姿勢にしてその開口部
に踵部32を差し込み、本体1の連結ビス2の部分がア
キレス腱部位33に当たるように置くと、本体1はアキ
レス腱部位33から外果部34、足底35、内果部36
上に沿いアキレス腱部位33に戻る経路に配置され、本
体1は踵部の受け座を形成する。次いで締付けベルト
4、5を前に回し、足背37上で交差させ、強く引張り
ながらその面ファスナー10、11を本体1の外側の面
ファスナー3に沿って係合させる。その結果、2本の締
付けベルト4、5はアキレス腱部位と足底との間にかす
がい的に作用し、足関節部に常時働く足先の外屈力と逆
向きの力を生じ、固定材の特に足関節部に働く固定力を
補強する。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、足関節部の固定材の上
に取り付けることによって固定材の足関節部に対する固
定力を強めることができるから、従来のように固定材の
厚みを部分的に厚くする必要がなくなり、固定材を軽量
化し、通気性を保持することができ、また補助固定具そ
のものは極めて軽量で、面ファスナーで容易に着脱する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図である。
【図2】本考案の実施例の斜視図である。
【図3】本考案の実施例の装着状態におけるaは正面
図、bは側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 連結ビス 3 面ファスナー 4、5 締付けベルト 6、7 締付けベルトの取付け端 8、9 締付けベルトの自由端 10、11 面ファスナー 31 固定材 32 踵部 33 アキレス腱部位 34 外果部 35 足底 36 内果部 37 足背

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 条帯を内すぼみのリング状に形成し外側
    の面の少なくとも一部に面ファスナーを固定した本体
    と、本体の一点にそれぞれ一端を取り付け他端に面ファ
    スナーを固定した2本の締付けベルトとを備え、本体の
    内側は踵部の受け座を形成し、2本の締付けベルトは足
    背上で互いに交差させその面ファスナーを本体の面ファ
    スナーと係合させることにより固定片を形成することを
    特徴とする足関節固定材用補助固定具。
JP1993034399U 1993-05-31 1993-05-31 足関節固定材用補助固定具 Expired - Fee Related JP2601089Y2 (ja)

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JPH0686719U JPH0686719U (ja) 1994-12-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004236811A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Alcare Co Ltd 足関節サポーター

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JP5110949B2 (ja) * 2007-04-19 2012-12-26 ミドリ安全株式会社 アキレス腱保護具

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