JP4140514B2 - 外反母趾の矯正具 - Google Patents

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Description

本発明は、母趾(親指)が第二趾の方向に屈曲した状態になる外反母趾を矯正するための矯正具の改良に関する。
本発明者は、下記特許文献1に記載されているように、いずれも伸縮性のある布で形成されたサポ−ターと母趾サック及び該母趾サックに一端が固定された牽引帯からなる外反母趾矯正具を考案した。同文献1をみると、前記サポーター(右足用)は、踵穴が設けられた踵部と、該踵部から左右に延びる左翼部及び右翼部からなり、両翼部には互いに接着する面ファスナー(雌と雄)が取り付けられ、また、前記牽引帯の他端には前記左翼側の面ファスナー(雌)に接着する面ファスナー(雄)が取り付けられている。この外反母趾矯正具の装着に当たっては、まず、前記サポーターを足根部(右足)の周囲に巻き回し、甲側で前記両面ファスナーを接着させることにより足根部に装着し、続いて、前記母趾サックを母趾に被せ、前記牽引帯がないそく(内側)側にくるようにして、該牽引帯を引張り、その面ファスナーを左翼側の面ファスナーに接着する。これにより、牽引帯の張力が母趾をないそく(内側)方向(正常に戻す方向)に向け、装着を継続することにより外反母趾がしだいに矯正される。
そのほか、母趾をないそく(内側)方向に向ける外力を加えて外反母趾を矯正する矯正具として、下記特許文献2〜7に記載されたようなものがある。
登録実用新案第3059927号公報 登録実用新案第3080252号公報 登録実用新案第3092122号公報 特開平11−76283号公報 特開2000−116696号公報 特開2000−116686号公報 特開2003−290263号公報
前記特許文献1に記載された矯正具は、足に痛みや圧迫感を与えず、長期間にわたって無理なく着用でき、その結果、効果的に外反母趾の矯正が可能になるという利点がある。しかし、この矯正具は、特に外反母趾の変形が大きい場合、図5に示すように、使用中に拇趾サック2が回転して牽引帯3の固定部(図5(b)の矢印位置参照)が上を向いてしまい、そのため、牽引帯3は母趾をないそく(内側)方向に向けるのではなく、上向きに引っ張るという不都合が生じることがある。こうなると、この矯正具の作用効果が失われてしまう。
これを防止するため、母趾サック1が回転しないように、牽引帯2の固定部近傍(図5(a)の矢印位置参照)において、接着テープで牽引帯2を足に貼り付けたりしてみたが、十分な効果が得られなかった。
本発明は、従来の矯正具のこのような問題点に鑑みてなされたもので、装着中に母趾サックが回転するのを防止して、牽引帯が母趾を内側方向に向ける作用が失われないようにすることを目的とする。
本発明は、いずれも伸縮性のある布で形成されたサポ−ターと母趾サック及び該母趾サックに一端が固定された牽引帯からなり、前記サポーターは足根部の周囲に装着されるもので、そのないそく(内側)側表面に面ファスナーが取り付けられ、踵が露出する穴を有し、前記牽引帯には他端の裏面に前記サポーターの面ファスナーに接着する面ファスナーが取り付けられ、前記サポーターの面ファスナーと牽引帯の面ファスナーを接着させて前記牽引帯により前記母趾サックを後方に牽引するようにした外反母趾の矯正具の改良に関し、前記母趾サックに固定された牽引帯は中央の主牽引帯と上下の補助牽引帯の3本とされ、前記サポーターの面ファスナーは上下方向の幅が前記3本の牽引帯の面ファスナーの幅の合計とほぼ同じかそれより大きく設定し、前記3本の牽引帯の一端は母趾サックのないそく側に固定して母趾サックを後方に引っ張るとともに、ほぼ水平に後方に向けて延ばした主牽引帯に対して補助牽引帯を斜め上方向と斜め下方向に延ばし、補助牽引帯で第1中足趾節間接部を上下から挟んで母趾サックを斜め上方向と斜め下方向に引っ張るすなわち上下方向に力の成分を付与することにより、前記母趾サックにおける各牽引帯の固定部が使用中に上方に回転することを防止していることを特徴とする。
本発明の矯正具によれば、重度の変形をした外反母趾であっても、装着中に拇趾サックが回転して牽引帯が母趾をないそく(内側)方向に向ける作用が失われるというようなことが防止される。
図1〜図4を参照して、本発明に係る外反母趾の矯正具(左足用)について説明する。この矯正具は、いずれも伸縮性のある布で形成されたサポ−ター11と母趾サック12、及び母趾サック12に一端が固定された牽引帯13〜15(主牽引帯13,補助牽引帯14,15)からなる。
サポーター11は、足根部の周囲に装着されるように立体的に構成され、踵及びその周辺に装着される主体部16と、その左右に延びて甲側で連結される左翼部17及び右翼部18からなり、主体部16のほぼ中央部に踵が露出する踵穴19を有する。左翼部17の端部には面ファスナー(雌)21が取り付けられ、右翼部18の端部には面ファスナー(雄)22が取り付けられ、両面ファスナー21,22は互いに接着し得る。従って、このサポーター11は、甲側で着脱自在に分割されている、ということもできる。そして、両面ファスナー21,22を接着させたとき、このサポーター11には、足首を囲む筒状の部分23と足を囲む筒状の部分24が構成され、これらが足根部の周囲を被う。
また、サポーター11の表面には比較的広い面積の面ファスナー(雌)25が取り付けられているが、この面ファスナーは、このサポーター11を装着したとき、ないそく(内側)側に位置するように当該サポーター11に取り付けられている(図3,4参照)。
母趾サック12は母趾の長さの大部分を収容する大きさを有し、該母趾サック12の内面に3本の牽引帯13〜15の一端が固定されている。中央の主牽引帯13は広幅であり、左右の補助牽引帯14,15はそれぞれ主牽引帯13の半分の幅とされ、主牽引帯13が内側、補助牽引帯14,15がその外側になるように重ねて固定されている。主牽引帯13及び補助牽引帯14,15の他端の裏面には、面ファスナー(雄)26〜28が取り付けられ、これらは前記面ファスナー25と互いに接着し得る。なお、前記面ファスナー25の上下幅W(装着したときの上下方向の幅;図1参照)は、面ファスナー26〜28の幅w1,w2,w3(図2参照)の合計より幅広に設定されている。
この矯正具の装着にあたっては、図3,4に示すように、はじめにサポーター11を足根部の周囲に装着する。このとき、踵を踵穴19にあてがい、かつ面ファスナー25がないそく(内側)側にくるようにし、甲側で面ファスナー21に面ファスナー22を貼り付ける。このとき、踵穴19から踵が露出することで、装着したサポーター11の安定性が増す。
続いて、同じく図3,4に示すように、主牽引帯13及び補助牽引帯14,15がないそく(内側)側にくるようにして母趾母趾サック12をはめ、主牽引帯13を引っ張って面ファスナー16を面ファスナー25に貼り付け、続いて、補助牽引帯14,15を引っ張って、その面ファスナー27,28を主牽引帯13の面ファスナー26の上下位置に貼り付ける。なお、面ファスナー25の上下幅Wを面ファスナー26〜28の幅の合計より大きく設定しているため、このような貼り付けが可能である。
これにより、母趾サック12は主牽引帯13及び補助牽引帯14,15により後方に引っ張られ、母趾をないそく(内側)方向に向ける作用が生じる。また、補助牽引帯14,15は、ほぼ水平に後方に向けて延びる主牽引帯13に対し斜めに延びているため、その張力は母趾サック12を上下方向に引っ張る成分を有するとともに、内側に突出した第1中足趾節間接部を上下から挟む形になっているため、母趾サック12の位置が安定し、外反母趾の変形が大きい場合でも、牽引帯13〜15の固定部が使用中に上方に回転することが防止される。
そのほかは、前記特許文献1に記載された矯正具とほぼ同様である。すなわち、サポーター11、母趾サック12及び牽引帯13〜15は、伸縮性のある布、例えばゴム編み或いはメリヤス編みのジャ−ジなど、ガ−ドル用の生地が用いられている。また、面ファスナー21と面ファスナー22は互いに接着するのであれば、いずれが雌でいずれが雄でもよい。面ファスナー25と面ファスナー26〜28の関係も同様である。さらに、右足用の矯正具は、前記左足用の矯正具と対称に形成される。
本発明に係る矯正具のサポーターの斜視図である。 同じく矯正具の母趾サックと牽引帯の斜視図である。 本発明に係る矯正具を装着したときの前方側斜視図である。 同じく側面図である。 従来の矯正具の問題点について説明するための平面図である。
符号の説明
11 サポーター
12 母趾サック
13 主牽引帯
14,15 補助牽引帯
16 サポーターの主体部
17 サポーターの左翼部
18 サポーターの右翼部
19 踵穴
21,22,25,26〜28 面ファスナー

Claims (1)

  1. いずれも伸縮性のある布で形成されたサポ−ターと、母趾サック及び該母趾サックに一端が固定された牽引帯からなり、
    前記サポーターは足根部の周囲に装着されるもので、そのないそく側に面ファスナーが取り付けられ、踵が露出する穴を有し、
    前記牽引帯には他端に前記サポーターの面ファスナーに接着する面ファスナーが取り付けられ、前記サポーターの面ファスナーと牽引帯の面ファスナーを接着させて前記牽引帯により前記母趾サックを後方に牽引するようにした外反母趾の矯正具において、
    前記母趾サックに固定された牽引帯は中央の主牽引帯と上下の補助牽引帯の3本とされ、
    前記サポーターの面ファスナーは上下方向の幅が前記3本の牽引帯の面ファスナーの幅の合計とほぼ同じかそれより大きく設定し、前記3本の牽引帯の一端は母趾サックのないそく側に固定して母趾サックを後方に引っ張るとともに、水平に後方に向けて延ばした主牽引帯に対して補助牽引帯を斜め上方向と斜め下方向に延ばし、補助牽引帯で第1中足趾節間接部を上下から挟んで母趾サックを上下方向に引っ張ることにより、前記母趾サックにおける各牽引帯の固定部が使用中に上方に回転することを防止していることを特徴とする外反母趾の矯正具。
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