JP2854560B2 - 足首固定体 - Google Patents

足首固定体

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JP2854560B2 JP18491896A JP18491896A JP2854560B2 JP 2854560 B2 JP2854560 B2 JP 2854560B2 JP 18491896 A JP18491896 A JP 18491896A JP 18491896 A JP18491896 A JP 18491896A JP 2854560 B2 JP2854560 B2 JP 2854560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に足首における
捻挫等の際の固定、あるいはその予防をする足首固定体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】足首は重力荷重や運動モーメントを制御
して常に全身を支えているため、スポーツ等における傷
害(主に捻挫)の大半は足首に集中している。そこで従
来では、足首関節に対して履くタイプの伸縮性サポータ
を装着したり、足首関節に対して粘着性のテープを巻回
装着するテーピングを施す等により、足首における傷害
の際の固定、あるいは傷害の予防をしている。
【0003】ところで、足首における傷害としては、主
に内反捻挫および外反捻挫が考えられる。内反捻挫は、
足首を外側(小指側)に捻ることによって生じるもの
で、足関節の構造および足首外側の靱帯の配置等の要因
で足首傷害の約8割を占めている。外反捻挫は、前記内
反捻挫と逆に足首を内側(親指側)に捻ることにより生
じるもので、起こりえる頻度は少ないものの、発生する
と脛骨の剥離骨折や腓骨の骨折等の他の大きな傷害を引
き起こす場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来行われている足首傷害時の固定、あるいはその予
防のうち、伸縮性サポータを装着した場合には、伸縮性
があって足首への装着を容易に行えるものの、単に足首
全体を締め付けるだけで、足首傷害に対処する程の足首
関節の固定ができず、特に上述の内反捻挫および外反捻
挫の際に確実に固定したり、あるいはその予防をするに
至らないという問題があった。
【0005】また、伸縮性サポータによって足首関節を
十分に固定し得るようにするためには、足首関節をかな
りきつく締め付けなければならず、これでは、足首関節
の運動能力が低下するとともに、血行が損なわれて、逆
に傷害を引き起こすことになってしまう。
【0006】また、テーピングを施した場合には、その
巻き方によって上述の内反捻挫および外反捻挫の際の固
定、あるいはその予防をすることができるが、巻き方に
専門の知識が必要であるために、誰もが容易に実施する
ことができないという問題があった。このテーピングに
関しても、専門知識がない者が実施すると、足首の運動
能力を低下させる等、逆に傷害を引き起しかねない。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、専門知識を要せずに足首に対して容易に装着できる
とともに、足首の運動能力を低下させることなく内反捻
挫および外反捻挫等の際の適した固定、あるいはその予
防を確実にすることができる足首固定体を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による足首固定体は、弾性を有した脛当てパッド
1の一側辺より上下に併設して延出された伸縮自在な第
一の伸縮帯2および第二の伸縮帯3を有し、前記脛当て
パッド1を脛部に面当接させた状態で、上側に位置する
前記第一の伸縮帯2または前記第二の伸縮帯3の一方を
脛部に巻回させてその自由端2b(3b)を前記脛当て
パッド1側に係合させ、他方をふくらはぎから足甲を介
し足裏にかけて略8の字に巻回させてその自由端3b
(2b)を前記脛当てパッド1側に係合させることを特
徴としている。
【0009】また、弾性を有して薄厚に形成され、その
表面側の略全面にファスナー係合面4を有した脛当てパ
ッド1と、伸縮自在の長手帯状に形成され、その基端2
aが前記脛当てパッド1の一側辺に取り付けられるとと
もに、自由端2bの裏面側に前記脛当てパッド1のファ
スナー係合面4に係合する面ファスナー7を有した第一
の伸縮帯2と、伸縮自在の長手帯状に形成され、その基
端3aが前記脛当てパッド1の一側辺に対して前記第一
の伸縮帯2と上下に併設するように取り付けられるとと
もに、自由端3bの裏面側に前記脛当てパッド1のファ
スナー係合面4に係合する面ファスナー7を有した第二
の伸縮帯3と、を備え、前記脛当てパッド1の裏面側を
脛部に当接させた状態で、上側に位置する前記第一の伸
縮帯2または前記第二の伸縮帯3の一方を脛部に巻回さ
せてその自由端2b(3b)の面ファスナー7を前記脛
当てパッド1のファスナー係合面4に係合させ、他方を
ふくらはぎから足甲を介し足裏にかけて略8の字に巻回
させてその自由端3b(2b)の面ファスナー7を前記
脛当てパッド1のファスナー係合面4に係合させること
を特徴としている。
【0010】また、弾性を有した脛当てパッド1と、伸
縮自在な長手帯状に形成され、その両端2a,2bが前
記脛当てパッド1に対して着脱自在に係合される第一の
伸縮帯2と、伸縮自在な長手帯状に形成され、その両端
2a,3bが前記脛当てパッド1に対して着脱自在に係
合される第二の伸縮帯3と、を備え、前記脛当てパッド
1を脛部に面当接させ、前記第一の伸縮帯2または前記
第二の伸縮帯3の何れか一方の一端2a(2b),3a
(3b)を前記脛当てパッド1に係合させるとともに、
脛部に加圧巻回させた状態でその他端2b(2a),3
b(3a)を前記脛当てパッド1に係合させ、他方の一
端3a(3b),2a(2b)を脛当てパッド1に係合
させるとともに、ふくらはぎから足甲を介し足裏にかけ
て略8の字に加圧巻回させた状態でその他端3b(3
a),2b(2a)を前記脛当てパッド1に係合させる
ことを特徴とする足首固定体。
【0011】したがって、上側に位置する第一の伸縮帯
2または第二の伸縮帯3の一方の巻回によって脛部に装
着された脛当てパッド1により足首関節上部が固定され
るとともに、足首から足裏にかけて巻回された第二の伸
縮帯3または第一の伸縮帯2の他方により足首関節下部
がその巻回方向に伴って引かれるので、特に内反捻挫お
よび外反捻挫等の際に足首が所望の捻り方向に引かれた
状態で確実に固定されるとともに、その予防が行われ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1(a)は本発明によ
る足首固定体の構成を示す平面図、図1(b)は同足首
固定体の表面図、図2は同足首固定体の裏面図である。
【0013】図1(a)、図1(b)および図3に示す
ように、足首固定体は、脛当てパッド1と、第一の伸縮
帯2と、第二の伸縮帯3とで構成されている。
【0014】脛当てパッド1は、例えばスポンジ等の弾
性を有した非伸縮素材が薄厚とされたもので、その表面
側には、略全面にファスナー係合面4を有している。こ
のファスナー係合面4は、雌側面ファスナーを構成する
柔らかい羽毛状の植毛が施された布体であり、鉤状に形
成された雄側面ファスナー7が着脱自在に係合し得るよ
うになっている。また、ファスナー係合面4は、一般に
使用されているパイル状面ファスナー、あるいは不織布
であってもよい。また、脛当てパッド1の裏面側には、
略全面に吸湿性の良い綿パイルによりなる吸湿面5を有
している。この脛当てパッド1は、一側に平滑辺1aを
有し、他の辺は湾曲形成されていて伸縮性の縁帯6によ
る縁取りが施されている。
【0015】第一の伸縮帯2は、伸縮性を有した帯体で
あり、脛当てパッド1の平滑辺1aの略1/2の幅をも
って図1(b)で示す平滑辺1aの上側半分に縫着され
ている。この第一の伸縮帯2を構成する帯体は、脛当て
パッド1に縫着された基端2aから、長手方向の自由端
2bに伸縮するように織成されていて、その上下の縁部
分には、長手方向に沿って伸縮性の縁帯6による縁取り
が施されている。
【0016】また、第一の伸縮帯2の自由端2bの裏面
側には、上述のファスナー係合面4に対して着脱自在に
係合する雄側面ファスナー7が配設されている。この雄
側面ファスナー7は、第一の伸縮帯2の自由端2bより
長手方向に向かって若干はみ出して設けられ、ファスナ
ー係合面4から外す際に、このはみ出した部分を引けば
取り外しが容易となる。
【0017】第二の伸縮帯3は、伸縮性を有し、第一の
伸縮帯2よりも長尺に形成された帯体であり、脛当て1
ッド1の平滑辺1aの略1/2の幅をもって図1(b)
で示す平滑辺1aの下側1分において前記第一の伸縮帯
2と略平行となるように縫着されている。この第一の伸
縮帯2を構成する帯体は、脛当てパッド1に縫着された
基端3aから、長手方向の自由端3bに伸縮するように
織成されていて、その上下の縁部分には、長手方向に沿
って伸縮性の縁帯6による縁取りが施されている。
【0018】また、第二の伸縮帯3の自由端3bの裏面
側には、上述のファスナー係合面4に対して着脱自在に
係合する雄側面ファスナー7が配設されている。この雄
側面ファスナー7は、第二の伸縮帯3の自由端3bより
長手方向に向かって若干はみ出して設けられ、ファスナ
ー係合面4から外す際に、このはみ出した部分を引けば
取り外しが容易となる。
【0019】また、第一の伸縮帯2および第二の伸縮帯
3のそれぞれ基端2a,3aは、脛当てパッド1の平滑
辺1aに縫着されるとともに、その縫着部分が帯状の当
布8をもって補強されている。
【0020】このように構成された足首固定体を足首に
対する装着手順を図3(a)乃至図3(c)を参照して
以下に説明する。なお、図3(a)乃至図3(c)にお
ける足首固定体の装着手順は、左足に対して装着する手
順を示すものである。
【0021】まず、図3(a)に示すように、脛当てパ
ッド1の裏面側を脛部に当てて、第一の伸縮帯2の自由
端2bを適宜に引張させながら、脛部の内側(親指側)
からふくらはぎを介して脛部の前側に巻回させ、脛当て
パッド1のファスナー係合面4に対し、その自由端2b
に設けられた雄側面ファスナー7をもって係合させる。
【0022】次に、図3(b)に示すように、第二の伸
縮帯3の自由端3bを適宜に引張させながら、第二の伸
縮帯3を略8の字状に巻回するように、脛部の内側(親
指側)からふくらはぎを介して足甲上に巻回させるとと
もに、続いて足の内側(親指側)から足裏を介して外側
(小指側)に巻回させる。
【0023】次に、図3(c)に示すように、第二の伸
縮帯3の自由端3bを、先に足甲に巻回されている自己
の帯部分の下側に挿通させて交差させるとともに、脛当
てパッド1のファスナー係合面4に対し、その自由端3
bに設けられた雄側面ファスナー7をもって係合させ
る。
【0024】したがって、このように左足の足首に対し
て装着された足首固定体は、第一の伸縮帯2が脛当てパ
ッド1を脛部に固定し、さらに第二の伸縮帯3が図3
(c)にて矢線Cで示すように足首を外側(小指側)に
向かって引き寄せることにより、脛当てパッド1をもっ
て足首関節上部が固定され、第二の伸縮帯3をもって足
首関節下部が外側(小指側)に引かれるので、足首を内
側(親指側)に捻ることによって生じる内反捻挫時に対
して有効的に足首関節を固定するとともに、内反捻挫が
起こりにくくなる。
【0025】また、図3(d)に示すように同構成の足
首固定体を上述の手順に従って右足に対して装着すれ
ば、第一の伸縮帯2が脛当てパッド1を脛部に固定し、
さらに第二の伸縮帯3が図3(d)にて矢線Bで示すよ
うに足首を内側(親指側)に向かって引き寄せることに
より、脛当てパッド1をもって足首関節上部が固定さ
れ、第二の伸縮帯3をもって足首関節下部が内側(親指
側)に引かれるので、足首を外側(小指側)に捻ること
によって生じる外反捻挫時に対して有効的に足首関節を
固定するとともに、外反捻挫が起こりにくくなる。
【0026】さらに、図示しないが上述の構成と左右対
称形状の足首固定体を用いて、それぞれ左足,右足に装
着することにより、上述とは逆に左足の外反捻挫時、右
足の内反捻挫時に対して有効的に足首関節を固定すると
ともに、各捻挫を起こりにくくすることが可能となる。
【0027】なお、上述した実施の形態で説明した足首
固定体は、第二の伸縮帯3が第一の伸縮帯2よりも長尺
とされ、第一の伸縮帯2を脛部に、第二の伸縮帯3を足
首に巻回するように形成されているが、第一の伸縮帯2
の長さを第二の伸縮帯3と同等の長さとすれば、左右何
れの足に対する内反捻挫および外反捻挫に対応する足首
固定体を得ることができる。
【0028】ところで、上述した実施の形態では、第一
の伸縮帯2および第二の伸縮帯3の基端2a,3aを脛
当てパッド1に縫着固定した構成であるが、その部分に
関して他の実施の形態も考えられる。なお、以下に説明
する他の実施の形態において、上述した実施の形態と同
一または同等部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0029】図4に示すように、他の実施の形態として
の足首固定体は、それぞれ別体とされた脛当てパッド1
と、第一の伸縮帯2と、第二の伸縮帯3とで構成されて
いる。
【0030】脛当てパッド1は、上述の実施の形態と同
様に非伸縮素材を基に形成され、表面側の略全面にファ
スナー係合面4、裏面側にの略全面に吸湿面5(不図
示)を有している。この脛当てパッド1の周辺は、左右
両側が略対称に湾曲形成されていて伸縮性の縁帯6によ
る縁取りが施されている。
【0031】第一の伸縮帯2は、長手方向に伸縮するよ
うに織成された帯体であり、上下の縁部分には、長手方
向に沿って伸縮性の縁帯6による縁取りが施されてい
る。また、第一の伸縮帯2における両端2a,2bの裏
面側には、上述のファスナー係合面4に対して着脱自在
に係合する雄側面ファスナー7,7が配設されている。
【0032】第二の伸縮帯3は、長手方向に伸縮するよ
うに第一の伸縮帯2よりも長尺に織成された帯体であ
り、上下の縁部分には、長手方向に沿って伸縮性の縁帯
6による縁取りが施されている。また、第二の伸縮帯3
における両端3a,3bの裏面側には、上述のファスナ
ー係合面4に対して着脱自在に係合する雄側面ファスナ
ー7,7が配設されている。
【0033】このように構成された足首固定体の足首に
対する装着手順は、まず、脛当てパッド1の裏面側を脛
部に当て、脛当てパッド1のファスナー係合面4に対
し、第一の伸縮帯2の一端2a(2b)を雄側面ファス
ナー7をもって係合させる。そして、他端2b(2a)
を適宜に引張させながら、脛部からふくらはぎを介して
再び脛部に巻回させ、脛当てパッド1のファスナー係合
面4に雄側面ファスナー7をもって係合させる。
【0034】次に、脛当てパッド1のファスナー係合面
4に対し、第二の伸縮帯3の一端3a(3b)を雄側面
ファスナー7をもって係合させる。そして、他端3b
(3a)をふくらはぎから足甲を介し足裏にかけて略8
の字に巻回させてその自由端3b(2b)を前記脛当て
パッド1側に係合させる。
【0035】ここで、第二の伸縮帯3を巻回させる際
に、脛部の内側(親指側)からふくらはぎを通って略8
の字に巻回させることにより、足首関節下部が外側(小
指側)に引かれるので、内反捻挫に対応することが可能
となる。
【0036】また、第二の伸縮帯3を巻回させる際に、
脛部の外側(小指側)からふくらはぎを通って略8の字
に巻回させることにより、足首関節下部が内側(親指
側)に引かれるので、外反捻挫に対応することが可能と
なる。
【0037】したがって、他の実施の形態における足首
固定体では、第一の伸縮帯2および第二の伸縮帯3を脛
当てパッド1と別体に構成したことにより、第一の伸縮
帯2および第二の伸縮帯3の脛当てパッド1への係合の
仕方で、その巻回長さを変えることができるので、単一
の足首固定体で男性、女性、あるいは子供などに適合し
たサイズを兼ねることができる。
【0038】さらに、第一の伸縮帯2および第二の伸縮
帯3を脛当てパッド1と別体に構成したことにより、特
に第二の伸縮帯3の巻回方向を変えることができるの
で、上述の実施の形態のように左右対称形状のものを用
意しなくても左右何れの足に対する内反捻挫および外反
捻挫に対応する足首固定体を得ることができる。
【0039】なお、上述した全ての実施の形態におい
て、ファスナー係合面4としての雌側面ファスナーを第
一の伸縮帯2および第二の伸縮帯3の表面側の全面に配
置すれば、第一の伸縮帯2および第二の伸縮帯3におけ
る各自由端(他端)2b,3bの係合位置を拡大させ
て、第一の伸縮帯2および第二の伸縮帯3による引張度
合いを拡張することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明による足首固
定体は、弾性を有して薄厚に形成された脛当てパッド
と、この脛当てパッドの一側辺において上下に併設され
た第一の伸縮帯および第二の伸縮帯とを備えた構成とし
たので、足の脛部に対して脛当てパッドを面当接させ、
上側に位置する一方の伸縮帯を巻回して脛当てパッドに
係合させることにより脛当てパッドをもって足首関節上
部を固定し、下側に位置する他方の伸縮帯をふくらはぎ
から足甲を介し足裏にかけて略8の字に巻回させて脛当
てパッドに係合させることにより足首関節下部を固定す
ることができる。
【0041】この際、脛部に対する脛当てパッドの当接
状態に応じて、各伸縮帯の巻回方向を脛部の内側(親指
側)から巻回されるようにし、特に下側に位置する伸縮
帯を内側(親指側)からふくらはぎを通って略8の字に
巻回することにより、足首関節下部を外側(小指側)に
引くので、内反捻挫時に適した足首の固定、あるいはそ
のを予防を確実にすることができる。
【0042】逆に、各伸縮帯の巻回方向を脛部の外側
(小指側)から巻回されるようにし、特に下側に位置す
る伸縮帯を外側(小指側)からふくらはぎを通って略8
の字に巻回することにより、足首関節下部を内側(親指
側)に引くので、外反捻挫時に適した足首の固定、ある
いはその予防を確実にすることができる。
【0043】また、第一の伸縮帯および第二の伸縮帯を
脛当てパッドと別体に構成したことにより、第一の伸縮
帯および第二の伸縮帯の脛当てパッドへの係合の仕方
で、その巻回長さを変えることができるので、単一の足
首固定体で男性、女性、あるいは子供などに適合したサ
イズを兼ねることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明による足首固定体の構成を示す平
面図。 (b)同足首固定体の表面図。
【図2】同足首固定体の裏面図。
【図3】(a)〜(c)同足首固定体の左足への装着手
順を示す斜視図。 (d)同足首固定体の右足への装着状態を示す斜視図。
【図4】足首固定体の他の実施の形態を示す表面図。
【符号の説明】
1…脛当てパッド、1a…平滑辺、2…第一の伸縮帯、
2a…基端、2b…自由端、3…第二の伸縮帯、3a…
基端、3b…自由端、4…ファスナー係合面、5…吸湿
面、6…縁帯、7…雄側面ファスナー(面ファスナ
ー)、8…当布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 5/02 A61F 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有した脛当てパッドの一側辺より
    上下に併設して延出された伸縮自在な第一の伸縮帯およ
    び第二の伸縮帯を有し、前記脛当てパッドを脛部に面当
    接させた状態で、上側に位置する前記第一の伸縮帯また
    は前記第二の伸縮帯の一方を脛部に巻回させてその自由
    端を前記脛当てパッド側に係合させ、他方をふくらはぎ
    から足甲を介し足裏にかけて略8の字に巻回させてその
    自由端を前記脛当てパッド側に係合させることを特徴と
    する足首固定体。
  2. 【請求項2】 弾性を有して薄厚に形成され、その表面
    側の略全面にファスナー係合面を有した脛当てパッド
    と、 伸縮自在な長手帯状に形成され、その基端が前記脛当て
    パッドの一側辺に取り付けられるとともに、自由端の裏
    面側に前記脛当てパッドのファスナー係合面に係合する
    面ファスナーを有した第一の伸縮帯と、 伸縮自在な長手帯状に形成され、その基端が前記脛当て
    パッドの一側辺に対して前記第一の伸縮帯と上下に併設
    するように取り付けられるとともに、自由端の裏面側に
    前記脛当てパッドのファスナー係合面に係合する面ファ
    スナーを有した第二の伸縮帯と、 を備え、前記脛当てパッドの裏面を脛部に当接させた状
    態で、上側に位置する前記第一の伸縮帯または前記第二
    の伸縮帯の一方を脛部に巻回させてその自由端の面ファ
    スナーを前記脛当てパッドのファスナー係合面に係合さ
    せ、他方をふくらはぎから足甲を介し足裏にかけて略8
    の字に巻回させてその自由端の面ファスナーを前記脛当
    てパッドのファスナー係合面に係合させることを特徴と
    する足首固定体。
  3. 【請求項3】 弾性を有した脛当てパッドと、 伸縮自在な長手帯状に形成され、その両端が前記脛当て
    パッドに対して着脱自在に係合される第一の伸縮帯と、 伸縮自在な長手帯状に形成され、その両端が前記脛当て
    パッドに対して着脱自在に係合される第二の伸縮帯と、 を備え、前記脛当てパッドを脛部に面当接させ、前記第
    一の伸縮帯または前記第二の伸縮帯の何れか一方の一端
    を前記脛当てパッドに係合させるとともに、脛部に加圧
    巻回させた状態でその他端を前記脛当てパッドに係合さ
    せ、他方の一端を前記脛当てパッドに係合させるととも
    に、ふくらはぎから足甲を介し足裏にかけて略8の字に
    加圧巻回させた状態でその他端を前記脛当てパッドに係
    合させることを特徴とする足首固定体。
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