JP4997612B2 - 四肢矯正具 - Google Patents

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Description

本発明は、四肢矯正具に関し、特に四肢の外旋または内旋を矯正または治療する器具に関する。
従来、このような矯正具としては、膝の上下にわたって帯状の矯正具を螺旋状に巻回していた(WO94/00082号公報、特表2002−514105号公報)。
しかしながら、このような矯正具は膝を曲げたり伸ばしたりして脚を動かしているうちに、矯正具が緩んでしまい、矯正の効果が低下していたし、また頻繁に矯正具を装着し直ししなくてはならなかった。
WO94/00082号公報 特表2002−521130号公報 特開2000−197655号公報 特開平8−103458号公報 特表2002−514105号公報 特開2006−223845号公報 特開平10−211225号公報 実用新案登録第3013697号公報 実用新案登録第2054614号公報
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、1つの治療具で膝または肘を曲げたり伸ばしたりして脚または腕を動かしても、矯正具が緩まず、頻繁に矯正具を装着し直す必要がない四肢治療具を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の四肢矯正具は、環状巻回部の外面に一端が固定され、他端が当該環状巻回部の外面に対して着脱され、当該環状巻回部を上記一端から他端に向かって付勢するとともに、上記螺旋巻回部の伸縮方向に対抗する方向にも付勢し、長手方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の付勢部とを備えた。
ここで、環状巻回部は、膝または肘の上と下とで環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状である。また、螺旋巻回部は、この上下の環状巻回部を繋ぎ、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状である。
これにより、膝や肘を曲げたり伸ばしたりして脚や腕を動かしても、装着した四肢矯正具が緩むことがない。なぜなら、螺旋巻回部または環状巻回部が緩もうとしても、上記付勢部がこの緩みを禁止するからである。また、このような付勢部の付勢によって、矯正する方向への力が強まり、矯正効果が向上する。
足の指に係止しない場合、例えば足の土踏まずに係止したような場合には、足首の矯正の効果は低くなる。また、手の指に係止しない場合、例えば手の平に係止したような場合には、手首の矯正の効果は低くなる。
なお、脚は股から足まで、腕は肩から手まで、大腿は股から膝まで、下腿は膝から足首まで、上腕は肩から肘まで、前腕(小手を含む、以下同じ)は肘から手首までを指す。また、外旋矯正のときは、足首、手首、股、肩、膝または肘を内旋させる方向に付勢し、内旋矯正のときは、足首、手首、股、肩、膝または肘を外旋させる方向に付勢することになる。
外旋は、股関節、膝関節、足首関節、肩関節、手首関節または肘関節が正常状態より外側に向いている状態をいい、脚においてはO脚、外股なども場合によって含み、内旋は、股関節、膝関節、足首関節、肩関節、手首関節または肘関節が正常状態より内側に向いている状態をいい、脚においてはX脚、内股なども場合によって含む。
(1)環状巻回部1(第一実施例)
図1は四肢矯正具(第一実施例)の中の膝矯正具または肘矯正具の展開図を示す。図2は同じく膝矯正具または肘矯正具の装着状態を示す。環状巻回部1は、可撓性を有する帯状であり、ゴム板の表裏面に布が接合固定されていて、長手方向及び/または幅方向に弾性的に伸縮可能である。このゴム板はウレタン樹脂製などであり、また布もゴム板とともに収縮可能なものであり、ゴム板及び布は可撓性もある。
この環状巻回部1の表面/外面、つまり脚または腕に巻いたとき外側になる側の全面は、面ファスナー布2になっていて、この面ファスナー布2には細かい微小ループの突起が多数編み込まれていて、この微小ループ群は面ファスナー布2の全面に形成されている。
この環状巻回部1の裏面/内面、つまり脚または腕に巻いたとき内側になる側の全面には、面ファスナーではない通常布3になっている。この環状巻回部1の一方の端を付勢端5、他方の端を連結端6と呼ぶ。
この環状巻回部1の連結端6先端の裏面/内面には部分的に端面ファスナー4が縫合または接合されている。この端面ファスナー4は、多数の微小鉤、微小鈎、微小錨、微小矢印または微小キノコの微小突起を表面に備えており、上記環状巻回部1の付勢端5などの表側の面ファスナー布2の任意の位置の多数の微小ループに着脱自在に係合される。
したがって、この環状巻回部1を脚または腕に巻いて固定したとき、これらの巻回箇所の太さに応じて端面ファスナー4の面ファスナー布2への係止/係合位置を任意に変更でき、環状巻回部1を最適の締め付け位置/緊縮位置で腰に固定できる。また、環状巻回部1の裏面は通常布3であって面ファスナーではないので、端面ファスナー4や後述する付勢11の端面ファスナー12または螺旋巻回部21の端面ファスナーが誤って環状巻回部1の裏面側に係止/係合されてしまうことがない。
この環状巻回部1の長さは、膝の上または下若しくは肘の上または下で、大腿、下腿、上腕または前腕を一周以上する長さ、例えば1周+1/10周乃至3/4周の長さとなり、脚または腕、つまり大腿、下腿、上腕または前腕を環状に周回して巻回される。したがって、帯状の環状巻回部1は、膝または肘の上と下とで環状に巻回されて固定され、当該環状巻回部1は当該巻回の方向に沿って伸縮し、しかも可撓性を有する。
上記環状巻回部1の表面/外面のほぼ中央には、帯状の付勢バンド11(付勢部)の一端が縫合されて固定されている。この付勢バンド11の他端の先端の裏面/内面には、端面ファスナー12が縫合または接合されている。この端面ファスナー12は、多数の微小鉤、微小鈎、微小錨、微小矢印または微小キノコの微小突起を表面に備えており、上記環状巻回部1の表側の面ファスナー布2の任意の位置の多数の微小ループに着脱自在に係止/係合される。
この付勢バンド11の先端は、上記環状巻回部1の付勢端6の方向に沿って長く延びて、環状巻回部1を脚または腕に巻回装着したとき、環状巻回部1の反対側の連結端5まで達して着脱自在に係止/係合され、脚または腕に巻回装着したとき連結端5まで達する長さを有する。
この付勢バンド11は、可撓性を有する帯状であり、ゴム板などからなり、長手方向及び/または幅方向に弾性的に伸縮可能である。したがって、この付勢バンド11は、環状巻回部1を付勢端6から連結端5に向かって付勢する。これにより、環状巻回部1及び螺旋巻回部21を、緩まないように付勢することができ、またこの付勢によって矯正の効果が向上する。
(2)螺旋巻回部21(第一実施例)
螺旋巻回部21は細長い帯状であり、上記環状巻回部1より長く、ゴム板の周囲を布が覆っていて、長手方向及び/または幅方向に弾性的に伸縮可能である。このゴム板はゴム紐と同様のものであり、また布もゴム板とともに収縮可能なものであり、ゴム板及び布は可撓性もある。この螺旋巻回部21の表面/外面及び裏面/内面の全体には、細かい微小ループの突起が多数編み込まれていて、この微小ループ群は面ファスナー布2の全面に形成されている。
この螺旋巻回部21の基端は上記環状巻回部1のほぼ中央に縫合されて繋がれ固定されている。この螺旋巻回部21の基端は、環状巻回部1に対してほぼ45度の斜めに繋がれ、環状巻回部1の連結端5の方に向かって傾斜している。この螺旋巻回部21の先端の裏面/内面には、端面ファスナー22が縫合または接合されている。
この端面ファスナー22は、多数の微小鉤、微小鈎、微小錨、微小矢印または微小キノコの微小突起を表面に備えており、脚または腕を周回して、螺旋巻回部21の表面/外面または裏面/内面の任意の位置の上記の微小ループ群に着脱自在に係止/係合される。
この螺旋巻回部21は、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮し、可撓性も有する。この螺旋巻回部21の先のほぼ半分は、脚または腕を周回して巻回されており、この螺旋巻回部21の先ほぼ半分の周回巻回部分は、上記環状巻回部1と同じ機能を果たしている。
したがって、膝または肘の上と下とで環状に巻回されて固定される環状巻回部1、1の一方は、上記螺旋巻回部21と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部21及び環状巻回部1は、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、さらに膝または肘の上または下で環状に巻回されて固定されるといえる。
この場合、螺旋巻回部21は短くされ、この螺旋巻回部21の先端に上記環状巻回部1と同じ構造のものであって、上下反転されたものが縫合されて繋がれ固定されてもよい。ここで、付勢バンド11は無くてもよいが、あった方が矯正の効果はより高まる。このような、環状巻回部1が上下二つ存在する構造は、構造が複雑になるが、矯正の効果は高まる。
逆に、本実施例のように、螺旋巻回部21と環状巻回部1とが一体になっていると、構造が簡単になり、膝、肘、脚または腕への装着及び離脱が容易になる。なお、上下の環状巻回部1、1両方ともが、螺旋巻回部21と一体になっていてもよい。この場合、構造がさらに簡単になり、脚または腕への装着及び離脱がさらに容易になる。ここで、次述するように、付勢バンド11は、上下二つまたはいずれか一方に設けられるが、全く無くてもよい。
なお、螺旋巻回部21の中央から1/4ほど先端よりの位置に、上記付勢バンド11と同じ付勢バンド11(付勢部)の一端が縫合されて固定され、この付勢バンド11の他端は螺旋巻回部21に沿って螺旋巻回部21の先端に向かって延びていてもよい。このような付勢バンド11も、上述の付勢バンド11と同じく、螺旋巻回部21の先の環状巻回部1部分を、緩まないように付勢することができ、この付勢によって矯正の効果が向上する。
上記環状巻回部1への付勢バンド11の一端が固定される位置と、環状巻回部1への螺旋巻回部21の基端が固定され繋がれる個所とはほぼ一致している。これにより、付勢バンド11は、螺旋巻回部21の基端を付勢して引っ張り、当該螺旋巻回部21の伸縮方向/収縮方向に対抗する方向に付勢し、膝または肘を曲げ伸ばしして脚または腕を動かしても、螺旋巻回部21が緩むことがないし、さらには環状巻回部1も緩むことがないし、この付勢によって矯正の効果が向上する。
なお、環状巻回部1への付勢バンド11の一端が固定される位置と、環状巻回部1への螺旋巻回部21の基端が固定され繋がれる個所とはずれていてもよい。例えば、付勢バンド11の基端が、環状巻回部1の付勢端6の方に寄っていてもよい。この場合でも、螺旋巻回部21及び環状巻回部1は緩まないし、付勢による矯正の効果が向上する。
また、付勢バンド11の基端が、環状巻回部1の連結端5の方に寄っていてもよい。この場合でも、螺旋巻回部21及び環状巻回部1は緩まないし、矯正の効果が向上する。しかし、いちばん緩まず、矯正の効果がいちばん向上するのは、環状巻回部1への付勢バンド11の一端が固定される位置と、環状巻回部1への螺旋巻回部21の基端が固定され繋がれる個所とはほぼ一致している場合である。
また、螺旋巻回部21の基端が繋げられる環状巻回部1の個所は、環状巻回部1の中央ではなく、付勢端6寄りでもよいし、連結端5寄りでもよい。また、付勢バンド11の一端が固定される環状巻回部1の位置も、付勢端6寄りでもよいし、連結端5寄りでもよい。このような螺旋巻回部21の繋ぐ個所または/及び付勢バンド11の固定位置は、外旋または内旋の矯正の最も効果の出るところで選択される。
本実施例の膝矯正具または肘矯正具は、環状巻回部1が膝または肘の上、つまり大腿または上腕に巻回固定される。しかし、これが逆に、環状巻回部1が膝または肘の下、つまり下腿または前腕に巻回固定されてもよい。また、装着の順番は、環状巻回部1の次に螺旋巻回部21であるが、これが逆であってもよい。
図1及び図2の例では、右の膝または肘の外旋を矯正して内旋させる例である。左の膝または肘では、図1及び図2の例が左右対称の構造となる。また、右の膝または肘の内旋を矯正して外旋させる逆の例では、図1及び図2の例が左右対称の構造となる。左の膝または肘の内旋を矯正して外旋させる逆の例では、図1及び図2の例と同じとなる。よって、上記螺旋巻回部21の螺旋方向は、膝または肘の外旋の矯正と、内旋の矯正とで逆向きで異なる。
さらに、環状巻回部1が下腿または前腕に巻回され、螺旋巻回部21が大腿または上腕に巻回されて上下反転されて取り付けられてもよい。この場合でも、図1及び図2の例では、右の膝または肘の外旋を矯正して内旋させる例となる。左の膝または肘では、図1及び図2の例が左右対称の構造となる。
また、右の膝または肘の内旋を矯正して外旋させる逆の例では、図1及び図2の例が左右対称の構造となる。左の膝または肘の内旋を矯正して外旋させる逆の例では、図1及び図2の例と同じとなる。よって、上記螺旋巻回部21の螺旋方向は、膝または肘の外旋の矯正と、内旋の矯正とで逆向きで異なり、同じ一つの膝矯正具または肘矯正具で、外旋治療も内旋治療もできる。
(3)環状巻回部31及び螺旋巻回部33(第二実施例)
図3は、四肢矯正具の中の膝矯正具または肘矯正具の第二実施例の展開図を示す。図4は同じく膝矯正具または肘矯正具の第二実施例の装着状態を示す。上下二つの環状巻回部31は、上記環状巻回部1と同じ構造であり、膝または肘の上下に巻回される。これら上下の環状巻回部31、31を架け渡して繋ぐように、帯状の連結バンド32、32(連結部)の両端が、環状巻回部31、31に縫合されて固定されている。
これら連結バンド32、32(連結部)は、環状巻回部31、31に直交する方向に延びている。これら連結バンド32、32(連結部)は、上記螺旋巻回部21と同じ構造であり、長手方向に沿って伸縮し、可撓性も有する。
これら連結バンド32、32は、膝または肘の曲がる方向に対して、この膝または肘の両側面に位置する。次述する螺旋巻回部33は、当該膝または肘の曲がる方向に対して、この膝または肘の正面または背面に位置する。これにより、膝または肘の外旋または内旋のほか膝または肘自体の湾曲も矯正される。
上記上側の環状巻回部31の連結バンド32の上端が繋がって固定されている個所には、螺旋巻回部33の基端が縫合されて繋がれ固定されている。この螺旋巻回部33は、上記螺旋巻回部21と同じ構造である。この螺旋巻回部33の基端は、環状巻回部31に対してほぼ45度の斜めに繋がれ、環状巻回部31の連結端35の方に向かって傾斜している。この螺旋巻回部33の先端の裏面/内面には、端面ファスナー37が縫合または接合されている。
上記下側の環状巻回部31の連結端35の先端よりやや中央よりには、環状巻回部31の幅方向に延びるスリット40が形成されている。上記螺旋巻回部33の先端は、このスリット40を挿通して、下側の環状巻回部31の内側から外側に到達して、この螺旋巻回部33の先端裏面/内面の端面ファスナー37が、環状巻回部31の外側に係止/係合されて固定される。
この係止/係合の個所は、連結端35を越えて付勢端36となる。螺旋巻回部33が付勢端36まで到達すれば、この螺旋巻回部33の先端が下記付勢バンド41と同じ働きをして、下側の環状巻回部31において、付勢バンド41が不要となる。むろん、下側の環状巻回部31において、付勢バンド41が設けられてもよい。
なお、螺旋巻回部33の係止/係合先は連結端35でもよい。また、上記螺旋巻回部33は上記スリット40の外側から内側に挿通されてもよい。スリット40を螺旋巻回部33が挿通するとき、螺旋巻回部33は斜め45度折られたり捻じられたりしてもよい。
上記上側の環状巻回部31の連結バンド32の上端が繋がって固定されている個所、つまり上記螺旋巻回部33の基端が縫合されて繋がれ固定されている個所には、付勢バンド41(付勢部)の一端が縫合され固定されている。この付勢バンド41は、上記付勢バンド11と同じ構造である。
上記環状巻回部31、31の連結端35、35先端の裏面/内面には、上記端面ファスナー4と同じ構造の端面ファスナー38、38が縫合または接合されている。環状巻回部31、31の連結端35、35と反対側は、上記付勢端6、6と同じ付勢端36、36となっている。上記付勢バンド41の裏面/内面の先端は、上記端面ファスナー12と同じ端面ファスナー42が縫合または接合されている。
なお、図3及び図4の膝矯正具または肘矯正具の第二実施例においても上下反転されて使用可能である。本実施例でも、上記螺旋巻回部21の螺旋方向は、膝または肘の外旋の矯正と、内旋の矯正とで逆向きで異なり、同じ一つの膝矯正具または肘矯正具で、外旋治療も内旋治療もできる。
この第二実施例の他の構造、作用、効果は、上記第一実施例と同じであり、これらの説明は本実施例でも記載されているものとするし、本実施例の記載内容も上記第一実施例にも記載されているものとする。この第二実施例で記載されていないことは、第二実施例以外の実施例が参照されるし、第一実施例で記載されていないことは、当該第一実施例以外の実施例が参照される。
(4)足首矯正具(第三実施例)
図5は、四肢矯正具(第三実施例)の中の足首矯正具の展開図を示す。図6は同じく足首矯正具の内旋治療の装着状態を示す。図7は同じく足首矯正具の外旋治療の装着状態を示す。この足首矯正具の素材は上記螺旋巻回部21と同じものが用いられ、帯状で可撓性があり、長手方向及び/または幅方向に弾性的に伸縮可能である。
この足首矯正具の先端は、テーパー状に曲げられて端縁が足首矯正具本体に縫合され、テーパー状の係止部51が形成され、この係止部51内には足の親指が挿脱自在に挿入可能とされ係止される。この係止部51から延びる帯状の螺旋巻回部52は、足の甲の外側または内側をたどり、足首に環状に巻回されて固定され、帯状の環状巻回部53となる。
この環状巻回部53の先端の裏面/内面には、端面ファスナー54が縫合または接合されており、足首に環状巻回部53が巻回されて、端面ファスナー54が環状巻回部53の表面/外面に着脱自在に係止/係合される。この端面ファスナー54は、上記環状巻回部1の端面ファスナー4と同じ構造である。
この環状巻回部53は、足首に環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って伸縮し、可撓性も有する。上記螺旋巻回部52は、上記係止部51と環状巻回部53とを繋ぎ、足の親指から足首にかけて螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮し、可撓性を有する。したがって、足首の外旋または内旋が矯正される。
上記環状巻回部53は、上記螺旋巻回部52と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部52及び環状巻回部53は、上記足に対して螺旋状に巻回され、さらに足首で環状に巻回されて固定される。したがって、環状巻回部53及び螺旋巻回部52は連続して帯状に一体となっているので、構造が簡単となり、足及び足首への着脱も容易となる。
図5において直線状に延びる環状巻回部53及び螺旋巻回部52と上記係止部51との間は折れ曲がった折曲螺旋巻回部55となっており、この折曲螺旋巻回部55は、係止部51の中の足の親指を上方へ引き上げる作用を果たす。
なぜなら、折曲螺旋巻回部55が折れ曲がっていることによって、足の親指の付け根部分に、この折曲螺旋巻回部55が上から当接し、歩行などによって足の指が動くことによって、足の親指の付け根部分が盛り上がり、足の親指が入った係止部51が後方へ引っ張られ、この結果、このテーパー状の係止部51の親指の下の部分が上方へ引っ張られるからである。
このような足の親指の引き上げによって、足及び脚の内旋または外旋の治療効果が非常に向上する。足の指に係止しない場合、例えば足の土踏まずに係止した場合には、足首の矯正の効果は低くなる。図5の治療具は手にも装着でき、この場合、手及び腕の内旋または外旋の治療効果が非常に向上する。なお、図5の例は、内旋治療用とされ、図5の例で上下対称形のものが、外旋治療用とされてもよい。
以上のように、上記折曲螺旋巻回部55の方向は上記環状巻回部53の方向と異なっており、上記係止部51に係止される指を起立させる方向に折曲螺旋巻回部55が付勢される。この係止される指の起立によって、外旋または内旋の矯正の効果が向上する。この場合、上記係止部51はテーパー状なので、指の引き上げ効果が高い。
螺旋巻回部52が足に巻かれる巻回回数は、図6の内旋治療では一回、図7の外旋治療では半回未満であるが、一回半、二回、二回半、三回、三回半、…等どのような巻回回数でもよい。
図5の例では、右の足及び足首の外旋または内旋を矯正する例である。左の足及び足首では、図5の例が上下対称の構造となる。図6は、右の足及び足首の内旋を矯正する装着の例である。図7は、同じく右の足及び足首の外旋を矯正する装着の例である。
したがって、外旋治療と内旋治療とでは、同じ足首矯正具を用い、巻回の向きを変えるだけでよい。よって、上記螺旋巻回部52の螺旋方向は、足及び足首の外旋の矯正と、内旋の矯正とで逆向きで異なり、同じ一つの足首矯正具で、外旋治療も内旋治療もできる。
この第三実施例の他の構造、作用、効果は、上記第一実施例及び第二実施例と同じであり、これらの説明は本実施例でも記載されているものとするし、本実施例の記載内容も上記第一実施例及び第二実施例にも記載されているものとする。この第三実施例で記載されていないことは、第三実施例以外の実施例が参照されるし、第一実施例及び第二実施例で記載されていないことは、当該第一実施例及び第二実施例以外の実施例が参照される。
(5)手首矯正具(第四実施例)
図8は、四肢矯正具(第四実施例)の中の手首矯正具の展開図を示す。図9は同じく手首矯正具の内旋治療の装着状態を示す。図10は同じく手首矯正具の外旋治療の装着状態を示す。この手首矯正具の素材は上記螺旋巻回部21と同じものが用いられ、帯状で可撓性があり、長手方向及び/または幅方向に弾性的に伸縮可能である。
この手首矯正具の先端には、穴が開けられ、穴状の係止部61が形成され、この係止部61内には手の親指が挿脱自在に挿入可能とされ係止される。この係止部61から延びる帯状の螺旋巻回部62は、手の甲側または手の平側をたどり、手首に環状に巻回されて固定され、帯状の環状巻回部63となる。
この環状巻回部63の先端の裏面/内面には、端面ファスナー64が縫合または接合されており、手首に環状巻回部63が巻回されて、端面ファスナー64が環状巻回部63の表面/外面に着脱自在に係止/係合される。この端面ファスナー64は、上記環状巻回部1の端面ファスナー4と同じ構造である。
この環状巻回部63は、手首に環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って伸縮し、可撓性も有する。上記螺旋巻回部62は、上記係止部61と環状巻回部63とを繋ぎ、手の親指から手首にかけて螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮し、可撓性を有する。したがって、手首の外旋または内旋が矯正される。
上記環状巻回部63は、上記螺旋巻回部62と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部62及び環状巻回部63は、上記手に対して螺旋状に巻回され、さらに手首で環状に巻回されて固定される。したがって、環状巻回部63及び螺旋巻回部62は連続して帯状に一体となっているので、構造が簡単となり、手及び手首への着脱も容易となる。
図8において、上記直線状の螺旋巻回部62は同じく直線状の環状巻回部63に対して折れ曲がっており、この螺旋巻回部62が環状巻回部63に対して折れ曲がっていることによって、係止部61の中の手の親指を上方へ引き上げる作用を果たす。
なぜなら、螺旋巻回部62が環状巻回部63に対して折れ曲がっていることによって、手の親指の付け根部分に、前腕方向に斜め方向ではなくほぼ平行に引っ張り上げる作用が働き、この結果、この穴状の係止部61の中に入った親指が起立されるように外方へ引っ張られるからである。
このような手の親指の引き上げによって、手及び腕の内旋または外旋の治療効果が非常に向上する。手の指に係止しない場合、例えば手の平に係止した場合には、手首の矯正の効果は低くなる。図8の治療具は足にも装着でき、この場合、足及び脚の内旋または外旋の治療効果が非常に向上する。なお、図8の例は、内旋治療用とされ、図8の例の上下対称形のものが、外旋治療用とされてもよい。
以上のように、上記螺旋巻回部62の方向は上記環状巻回部63の方向と異なっており、上記係止部61に係止される指を起立させる方向に螺旋巻回部62が付勢される。この係止される指の起立によって、外旋または内旋の矯正の効果が向上する。
螺旋巻回部62が手に巻かれる巻回回数は、図9の内旋治療では半回未満、図10の外旋治療では半回未満であるが、一回、一回半、二回、二回半、三回、…等どのような巻回回数でもよい。
図8の例では、右の手及び手首の外旋または内旋を矯正する例である。左の手及び手首では、図8の例が上下対称の構造となる。図9は、右の手及び手首の内旋を矯正する装着の例である。図10は、同じく右の手及び手首の外旋を矯正する装着の例である。
したがって、外旋治療と内旋治療とでは、同じ手首矯正具を用い、巻回の向きを変えるだけでよい。よって、上記螺旋巻回部62の螺旋方向は、手及び手首の外旋の矯正と、内旋の矯正とで逆向きで異なり、同じ一つの手首矯正具で、外旋治療も内旋治療もできる。
この第四実施例の他の構造、作用、効果は、上記第一実施例、第二実施例及び第三実施例と同じであり、これらの説明は本実施例でも記載されているものとするし、本実施例の記載内容も上記第一実施例、第二実施例及び第三実施例にも記載されているものとする。この第四実施例で記載されていないことは、第四実施例以外の実施例が参照されるし、第一実施例、第二実施例及び第三実施例で記載されていないことは、当該第一実施例、第二実施例及び第三実施例以外の実施例が参照される。
(6)他の実施の形態
本発明は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、図1及び図2の膝矯正具または肘矯正具において、下側の環状巻回部1に上側の環状巻回部1の構造を採用してもよいし、上側の環状巻回部1に下側の環状巻回部1の構造を採用してもよい。
図3及び図4の膝矯正具または肘矯正具において、下側の環状巻回部31のスリット40は、連結バンド32の根元付近で形成されてもよい。このスリット40付近には、付勢バンド41が取り付けられてもよい。この付勢バンド41の向きは、上側の環状巻回部31の付勢バンド41とは逆向きとなる。
上側の環状巻回部31の付勢バンド41の根元付近には、スリット40が形成されてもよい。この場合、螺旋巻回部33は、上下二つのスリット40、40を挿通する。連結バンド32、32は2本以上でも、場合によって一本でもよいし、V字状、X字状、W字状のように斜めであってもよい。
環状巻回部1、31、31はそれぞれ複数でもよく、足首から、下腿、膝、大腿、股にかけて、または手首から、前腕、肘、上腕、肩にかけて、それぞれ巻回されてもよい。螺旋巻回部21、33は複数でもよく、足首、下腿、膝、大腿、股にかけて、または手首、前腕、肘、上腕、肩にかけて、それぞれ巻回されてもよい。
図3及び図4の膝矯正具または肘矯正具において、スリット40は複数でもよいし、付勢バンド11、41は複数でもよい。図3及び図4の膝矯正具または肘矯正具において、下側の環状巻回部31に上側の環状巻回部31の構造を採用してもよいし、上側の環状巻回部31に下側の環状巻回部31の構造を採用してもよい。
係止部51、61は、足または手の親指が係止されるのが望ましいが、親指が無いまたは親指に係止できない場合には、人差し指、中指、薬指、小指、義指など、他の指に係止されてもよい、指全体に係止されてもよい。
係止部51、61は同じ構造または異なる構造で、複数設けられ、複数の指に分けて係止されてもよい。係止部51、61は、リング状で、指全体または指の一部の付け根に環状に巻回されてもよい。
上記係止部51、61は、足の親指または手の親指に係止/係合/架止/架合できれば、上述の筒テーパー状、穴状の構造に限られず、締め付けバンド、締め付け紐、キャップ状、円錐等の錐状、筒状、袋状、環状、網状など、どのような構造でもよい。図5の足首矯正具は手に装着してもよいし、図8の手首矯正具は足に装着してもよい。
上記螺旋巻回部52、62と環状巻回部53、63とは、一体の同じ構造に限られず、図1乃至図4に示される螺旋巻回部21、33と環状巻回部1、31ように、構造の異なるものでもよく、付勢バンド(付勢部)11、41等が設けられていてもよく、足または手の親指から手首または足首にかけて、螺旋状に巻回でき、また手首または足首に巻回できれば、どのような構造でもよい。
環状巻回部53、63は複数でもよく、足首から、下腿、膝、大腿にかけて、または手首から前腕、肘、上腕にかけて、それぞれ巻回されてもよい。螺旋巻回部52、62は複数でもよく、足の指から、足首、下腿、膝、大腿にかけて、または手の指から、手首、前腕、肘、上腕にかけて、それぞれ巻回されてもよい。
上記端面ファスナー54、64は、環状巻回部53、63、螺旋巻回部52、62の複数個所に設けられてもよいし、裏面//内面以外に表面/外面に設けられてもよい。係止部51、61、環状巻回部52、62、環状巻回部53、63の一部または全部は、場合によって省略可能である。
上記端面ファスナー4、12、22、37、38、42、54、64は、巻回等されて、着脱自在に係止/係合/固定できれば、係合紐、ベルトの係合穴と係合ピン、磁石、接着シート、ボタンとボタンホール、フックとホックなどなんでもよい。環状巻回部1、31、53、63、螺旋巻回部21、33、52、62、付勢バンド(付勢部)11、41の一部または全部は、幅方向に伸縮せず、長手方向にのみ伸縮してもよい。
図1乃至図10の四肢矯正具は人体の地肌に直接装着される。この方が矯正の効果が高いからである。しかし、場合によって、下着、タイツ、手袋、靴下の上から装着することも可能である。
図1乃至図4の膝矯正具(肘矯正具)と図5乃至図10の足首矯正具または/及び手首矯正具とは、同時に装着されて、それぞれの環状巻回部1、31、53、63、または螺旋巻回部21、33、52、62の一部または全部が共用されることができる。これにより、四肢全体にわたって、系統的または全体的に、外旋または内旋を矯正できる。
人間の四肢、手足、胴体、頭部の骨、関節及び筋肉は互いに密接な関連を有しており、この中でもある筋肉群、ある関節群、ある骨群は、他の群に比べて特に密接な関連を有している群がある。この筋肉群、関節群または骨群を選んで、前後左右上下の傾きまたは向き、形、高さ、位置の矯正を多面的・総合的・関連的に矯正をはかると、矯正の効果が相乗的に格段に向上する。これを「筋肉の連鎖理論」(骨の連鎖理論)と呼ぶ。
このような「連鎖理論」に基づき、上述の図1から図10までの矯正具を選んで複数同時に装着し、さらには、本願と同一出願人が特願2005−371206号にて開示した、腰、股関節、その他の四肢矯正具も選んで同時に装着すると、矯正の効果は相乗的に格段に向上する。
(7)「筋肉の連鎖」
人が筋肉や関節を使って「動く」ときには、多くの筋肉や関節を連動させて「動く」が、これら筋肉や関節の動きには、ある一定の規範があり、例えばひとつの関節がどのように動いて筋肉をどのように動かし、その筋肉に関連する他の関節に、どのように影響を及ぼしていくかにも、ある程度決まった流れがある。
このような筋肉と関節の動きの流れを「筋肉の連鎖」と呼び、開発者はこの考えに基づいて鍼灸マッサージの施術を行っているが、申請中の全てのサポーター(上記四肢矯正具)もまた、この「筋肉の連鎖」の考えに基づき、連動する筋肉や関節の関係性を利用して、不具合を起こしゆがみやこりの生じた体を正常な状態にもどしていこうとする意図を持って作られている。
したがって、サポーターの作用をこれら筋肉や関節に正しく影響させるためには、単に形状ではなく、螺旋の位置や、サポーターのゴムの微妙なテンション等が重要な意味をもつものである。
(8)他の発明の効果
[1]膝または肘の上と下とで環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の環状巻回部と、 この上下の環状巻回部を繋ぎ、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の螺旋巻回部と、 上記環状巻回部の外面に一端が固定され、他端が当該環状巻回部の外面に対して着脱され、当該環状巻回部を上記一端から他端に向かって付勢するとともに、上記螺旋巻回部の伸縮方向に対抗する方向にも付勢し、長手方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の付勢部とを備えたことを特徴とする四肢矯正具。 これにより、膝または肘を曲げたり伸ばしたりして脚または腕を動かしても、矯正具が緩まず、頻繁に矯正具を装着し直す必要がなくなり、矯正の効果が向上する。
[2]上記付勢部の一端は、上記螺旋巻回部が上記環状巻回部に繋がれる個所に固定されていることを特徴とする請求項1記載の四肢矯正具。 これにより、螺旋巻回部の根元/基から、螺旋巻回部の緩みを防止でき、矯正の効果が向上する。
[3]上記環状巻回部の一方または両方は、上記螺旋巻回部と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部及び環状巻回部は、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、さらに膝または肘の上または下で環状に巻回されて固定されることを特徴とする請求項1記載の四肢矯正具。 これにより、環状巻回部及び螺旋巻回部は連続して帯状に一体となっているので、構造が簡単となり、膝及び肘への着脱も容易となる。
[4]上記螺旋巻回部は、上記環状巻回部に形成された孔またはスリットを挿通して、当該環状巻回部の内側から外側に到達して、当該環状巻回部の外側に固定されることを特徴とする請求項1または2記載の四肢矯正具。 これにより、環状巻回部に対して螺旋巻回部がずれににくくなり、四肢矯正具が緩みにくくなり、矯正の効果が向上する。
[5]上記膝または肘の上下の環状巻回部を繋ぎ、当該環状巻回部に対してほぼ直交する方向に延び、長手方向に沿って伸縮する可撓性を有する複数の帯状の連結部をさらに備え、当該連結部は当該膝または肘の曲がる方向に対して、この膝または肘の両側面に位置し、上記螺旋巻回部は当該膝または肘の曲がる方向に対して、この膝または肘の正面または背面に位置することを特徴とする請求項1または2記載の四肢矯正具。 これにより、膝または肘の外旋または内旋のほか膝または肘自体の湾曲も矯正される。
[6]上記複数の連結部の一つの端は、上記螺旋巻回部が上記環状巻回部に繋がれる個所または上記付勢部の上記一端が環状巻回部に固定される個所に固定されていることを特徴とする請求項5記載の四肢矯正具。 これにより、連結部または螺旋巻回部の根元/基から、連結部または螺旋巻回部の緩みを防止でき、矯正の効果が向上する。
[7]足または手の親指またはその他の指に係止される係止部と、 足首または手首に環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の環状巻回部と、 これら係止部と環状巻回部とを繋ぎ、足または手の親指またはその他の指から足首または手首にかけて螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の螺旋巻回部とを備えたことを特徴とする四肢矯正具。 これにより、足首から足にかけて、または手首から手にかけての外旋治療または内旋治療もできる。
[8]上記螺旋巻回部の螺旋方向は、膝、肘、足首または手首の外旋の矯正と、内旋の矯正とで異なることを特徴とする請求項1または7記載の四肢矯正具。 これにより、同じ一つの四肢矯正具で、外旋治療も内旋治療もできる。
[9]上記環状巻回部は、上記螺旋巻回部と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部及び環状巻回部は、上記足または手に対して螺旋状に巻回され、さらに足首または手首で環状に巻回されて固定されることを特徴とする請求項7記載の四肢矯正具。 これにより、環状巻回部及び螺旋巻回部は連続して帯状に一体となっているので、構造が簡単となり、手及び手首への着脱も容易となる。
[10]上記螺旋巻回部の方向は上記環状巻回部の方向と異なっており、上記係止に係止される指を起立させる方向に螺旋巻回部が付勢されることを特徴とする請求項7または8記載の四肢矯正具。 この係止される指の起立によって、外旋または内旋の矯正の効果が向上する。
本発明では、螺旋巻回部はその伸縮方向に対抗する方向に付勢され、脚または腕を動かしても、矯正具が緩まず、矯正の効果が向上する。伸縮自在の付勢バンド11(付勢部)の基端は、環状巻回部1の螺旋巻回21の基端が縫合されている個所に縫合され、付勢バンド11(付勢部)の先端の端面ファスナー4は環状巻回部1の反対側の連結端5に係止される。
そうすると、付勢バンド11によって、螺旋巻回部21の基端は付勢端6から連結端5に向かって付勢され、よって螺旋巻回部21はその伸縮方向に対抗する方向に付勢され、脚または腕を動かしても、矯正具が緩まず、矯正の効果が向上する。
四肢矯正具(第一実施例)の中の膝矯正具または肘矯正具の展開図を示す。 四肢矯正具(第一実施例)の中の膝矯正具または肘矯正具の装着状態を示す。 四肢矯正具(第二実施例)の中の膝矯正具または肘矯正具の展開図を示す。 四肢矯正具(第二実施例)の中の膝矯正具または肘矯正具の装着状態を示す。 四肢矯正具(第三実施例)の中の足首矯正具の展開図を示す。 四肢矯正具(第三実施例)の中の足首矯正具の内旋治療の装着状態を示す。 四肢矯正具(第三実施例)の中の足首矯正具の外旋治療の装着状態を示す。 四肢矯正具(第四実施例)の中の手首矯正具の展開図を示す。 四肢矯正具(第四実施例)の中の手首矯正具の内旋治療の装着状態を示す。 四肢矯正具(第四実施例)の中の手首矯正具の外旋治療の装着状態を示す。
1…環状巻回部、2…面ファスナー布、
3…通常布、4…端面ファスナー、
5…連結端、6…付勢端、
11…付勢バンド(付勢部)、12…端面ファスナー、
21…螺旋巻回部、22…端面ファスナー
31…環状巻回部、32…連結バンド(連結部)、
33…螺旋巻回部、35…連結端、
36…付勢端、37…端面ファスナー、
38…端面ファスナー、40…スリット、
41…付勢バンド(付勢部)、42…端面ファスナー、
51…係止部、52…螺旋巻回部、
53…環状巻回部、54…端面ファスナー、
55…折曲螺旋巻回部、61…係止部、
62…螺旋巻回部、63…環状巻回部、
64…端面ファスナー。

Claims (6)

  1. 膝または肘の上と下とで環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って、伸縮する可撓性を有する帯状の環状巻回部と、
    この上下の環状巻回部のほぼ中央に一端を繋ぎ、他端の裏面には端面ファスナーが接合されており、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の螺旋巻回部と、
    上記環状巻回部の外面であって上記螺旋巻回部が上記環状巻回部に繋がれる個所に一端が固定され、他端の裏面には端面ファスナーが接合されており、当該環状巻回部の外面に対して着脱され、当該環状巻回部を上記一端から他端に向かって付勢するとともに、上記螺旋巻回部の伸縮方向に対抗する方向にも付勢し、長手方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の付勢部とを備えたことを特徴とする四肢矯正具。
  2. 上記環状巻回部の一方または両方は、上記螺旋巻回部と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部及び環状巻回部は、上記膝または肘に対して螺旋状に巻回され、さらに膝または肘の上または下で環状に巻回されて固定されることを特徴とする請求項1記載の四肢矯正具。
  3. 上記膝または肘の上下の環状巻回部を繋ぎ、当該環状巻回部に対してほぼ直行する方向に伸び、長手方向に沿って伸縮する可撓性を有する複数の帯状の連結部をさらに備え、当該連結部は当該膝または肘の曲がる方向に対して、この膝または肘の両側面に位置し、上記螺旋巻回部は当該膝または肘の曲がる方向に対して、この膝または肘の正面または背面に位置することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の四肢矯正具。
  4. 上記複数の連結部の一つの端は、上記螺旋巻回部が上記環状巻回部に繋がれる個所または上記付勢部の上記一端が環状巻回部に固定される個所に固定されていることを特徴とする請求項に記載の四肢矯正具。
  5. 足または手の親指またはその他の指に挿通して係止される係止部と、
    該係止部と繋がって足首または手首に環状に巻回されて固定され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の環状巻回部と、
    これら係止部と環状巻回部とを繋ぎ、足または手の親指またはその他の指から足首または手首にかけて螺旋状に巻回され、当該巻回の方向に沿って伸縮する可撓性を有する帯状の螺旋巻回部とを備え、前記螺旋巻回部の方向は前記環状巻回部の方向と異なっており、前記係止部に係止される指を足または手の甲に向けて起立させる方向に螺旋巻回部が付勢されることを特徴とする四肢矯正具。
  6. 上記環状巻回部は、上記螺旋巻回部と連続して帯状に一体となっており、この一体の螺旋巻回部及び環状巻回部は、上記足または手に対して螺旋状に巻回され、さらに足首または手首で環状に巻回されて固定されることを特徴とする請求項に記載の四肢矯正具。
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