JP3197911U - 足首矯正ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で、歩行補助や、扁平足,外反母趾の予防,改善を可能にする足首矯正ベルトを提供する。【解決手段】歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、土踏まず5aを支持するための土踏まず支持ベルト1aとアキレス腱5bを支持するためのアキレス腱支持ベルト1bとから成る第1ベルトと、足の甲5cを支持する第2ベルト2とから成り、第1ベルトは、土踏まず支持ベルト及びアキレス腱支持ベルトがそれぞれU字状に湾曲した状態で、U字状に形成された面が略直交するように両端同士が接合され一体化されており、第1ベルト及び第2ベルトの両端には、第1ベルトに第2ベルトを脱着自在に取り外しできる固着手段4a(面ファスナー)が設けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、歩行補助や、扁平足,外反母趾等の予防,改善用の装具に関する。
人にとって歩行は日常生活の中では欠かせないものであり、また、健康増進や体力維持の観点からも歩くことの重要性は広く知られている。
しかし、脳梗塞等の疾病による後遺症、高齢による体力低下、扁平足及び外反母趾により、正常な歩行ができない人は多い。例えば、脳梗塞等の疾病による後遺症による場合、足を持ち上げる際に爪先が下がり、足を下ろす際に、爪先が下がった状態でそのまま地面に接触して、引っ掛かり躓くおそれがある。
また、疾病により、足首が左右に傾いていたり捩れていたりして、真っ直ぐに歩くことが困難な人も多い。
しかし、脳梗塞等の疾病による後遺症、高齢による体力低下、扁平足及び外反母趾により、正常な歩行ができない人は多い。例えば、脳梗塞等の疾病による後遺症による場合、足を持ち上げる際に爪先が下がり、足を下ろす際に、爪先が下がった状態でそのまま地面に接触して、引っ掛かり躓くおそれがある。
また、疾病により、足首が左右に傾いていたり捩れていたりして、真っ直ぐに歩くことが困難な人も多い。
そこで、歩行を補助する機能とリハビリ機能を有する足矯正用装具が知られている(特許文献1を参照)。これは、踝から爪先までの位置に装着する装着体と足首に装着する装着体を、伸縮性のある2つの連結体で繋ぐことで、足を持ち上げる際に爪先が下がることを防止し、かつ、自らの力で爪先を下げることもできるようにしたものである。
しかし、特許文献1に開示された足矯正用装具は、扁平足及び外反母趾を予防する効果や改善する効果は有していない。また、連結体は足の甲の位置に設けられるため、足首が左右に傾いていたり捩れていたりする場合に傾きや捩れを改善する効果も有していない。さらに、装着体の表面積が大きいため、足首等に巻きつけた際に蒸れが生じてしまうという問題もある。
ここで、扁平足とは、土踏まずが無い足のことをいい、外反母趾とは、足の親指が小指の方に曲がっていく症状をいう。一般に、扁平足であると、身体のバランスが悪くなったり、膝が内側に捻れやすくなったりすると言われている。また、扁平足になると、歩行時に自然と土踏まずに重心が置かれるようになり、足の親指側への負担が増えることになる。この状態で爪先が細くなった靴を履くと、外反母趾を誘発すると言われている。
しかし、特許文献1に開示された足矯正用装具は、扁平足及び外反母趾を予防する効果や改善する効果は有していない。また、連結体は足の甲の位置に設けられるため、足首が左右に傾いていたり捩れていたりする場合に傾きや捩れを改善する効果も有していない。さらに、装着体の表面積が大きいため、足首等に巻きつけた際に蒸れが生じてしまうという問題もある。
ここで、扁平足とは、土踏まずが無い足のことをいい、外反母趾とは、足の親指が小指の方に曲がっていく症状をいう。一般に、扁平足であると、身体のバランスが悪くなったり、膝が内側に捻れやすくなったりすると言われている。また、扁平足になると、歩行時に自然と土踏まずに重心が置かれるようになり、足の親指側への負担が増えることになる。この状態で爪先が細くなった靴を履くと、外反母趾を誘発すると言われている。
そこで、扁平足及び外反母趾を予防,改善する効果をもたらすものとしては、サポーターに圧迫具を取り付けた土踏まず圧迫具が知られている(特許文献2を参照)。これは、弾力性のある圧迫具を土踏まずの位置に当接し、足と圧迫具を伸縮性のあるサポーターで覆って足に装着するものである。
また、簡易に装着でき形状もコンパクトな足底部矯正帯が知られている(特許文献3を参照)。これは、弾性力のある土踏まず形成体を装着用のバンドが取り付けられた裁断布で覆い、装着するものである。
しかしながら、上記特許文献2に開示された土踏まず圧迫具及び特許文献3に開示された足底部矯正帯は、何れも、足裏に圧迫具を配置し、歩行の際に足裏にかかる重力を利用して土踏まずの形成を促すものであるが、土踏まずの形成のためには、圧迫具を用いることは必ずしも必要ではなく、足を左右から拘束することで横方向のアーチを形成し、土踏まずの形成を促すことは可能である。
また、簡易に装着でき形状もコンパクトな足底部矯正帯が知られている(特許文献3を参照)。これは、弾性力のある土踏まず形成体を装着用のバンドが取り付けられた裁断布で覆い、装着するものである。
しかしながら、上記特許文献2に開示された土踏まず圧迫具及び特許文献3に開示された足底部矯正帯は、何れも、足裏に圧迫具を配置し、歩行の際に足裏にかかる重力を利用して土踏まずの形成を促すものであるが、土踏まずの形成のためには、圧迫具を用いることは必ずしも必要ではなく、足を左右から拘束することで横方向のアーチを形成し、土踏まずの形成を促すことは可能である。
そこで、足の裏の土踏まずのアーチ形状を改善する足の健康装具が知られている(特許文献4を参照)。これは、帯状部と固定ひも部から成り、帯状部を用いて足裏と足の甲を拘束し、固定ひも部を踵に係合し、帯状部と固定ひも部を固定することで、土踏まずのアーチ形状を改善するものである。
しかしながら、上記特許文献4に開示された足の健康装具には、帯状部だけではなく、固定ひも部も設けられているが、固定ひも部は帯状部が爪先から抜けて外れてしまうことを防止するためのものに過ぎず、足を持ち上げる際に爪先が下がってしまうことを防止する機能を備えたものではない。
また、構造が複雑であり、製造コストが高くなるという問題もある。
しかしながら、上記特許文献4に開示された足の健康装具には、帯状部だけではなく、固定ひも部も設けられているが、固定ひも部は帯状部が爪先から抜けて外れてしまうことを防止するためのものに過ぎず、足を持ち上げる際に爪先が下がってしまうことを防止する機能を備えたものではない。
また、構造が複雑であり、製造コストが高くなるという問題もある。
上記状況に鑑みて、本考案は、簡易な構造で、歩行補助や、扁平足,外反母趾の予防,改善を可能にする矯正ベルトを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案の足首矯正ベルトは、歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、土踏まずを支持するための土踏まず支持ベルトとアキレス腱を支持するためのアキレス腱支持ベルトとから成る第1ベルトと、足の甲を支持する第2ベルトとから成り、第1ベルトは、土踏まず支持ベルト及びアキレス腱支持ベルトがそれぞれU字状に湾曲した状態で、U字で形成される面が略直交するように各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成され、第1ベルトの上記接合部位と第2ベルトの両端には、第1ベルトから第2ベルトを脱着自在に取り外しできる固着手段が設けられたことを特徴とする。
第1ベルトと第2ベルトを固定することにより、土踏まず、アキレス腱及び足の甲を支持し、歩行を補助する。具体的には、足首に左右の傾きや捩れが有る場合には、足首を正常な位置に矯正し支持する。装着する際は、不具合の有る足にだけ装着しても良いし、不具合のない健康な足にも装着して、両足に着けても良い。なぜなら、一見すると健康そうに見える人でも、足首に僅かな左右の傾きや捩れが有る場合は多く、両足に着けることで、正常な歩行が実現するからである。
効果的な例としては、脳梗塞等の疾病による後遺症、高齢による体力低下、捻挫等の症状、扁平足及び外反母趾により、正常な歩行ができない場合等が考えられる。また、単に歩行時の姿勢が良くなるというだけではなく、身体全体のバランスを整える効果もあるので、運動時の利用も効果的である。
第1ベルト及び第2ベルトの素材は、伸縮性及び通気性に優れたメッシュ素材が好ましいが、メッシュ素材以外の布製,樹脂製及び革製等であっても良い。
効果的な例としては、脳梗塞等の疾病による後遺症、高齢による体力低下、捻挫等の症状、扁平足及び外反母趾により、正常な歩行ができない場合等が考えられる。また、単に歩行時の姿勢が良くなるというだけではなく、身体全体のバランスを整える効果もあるので、運動時の利用も効果的である。
第1ベルト及び第2ベルトの素材は、伸縮性及び通気性に優れたメッシュ素材が好ましいが、メッシュ素材以外の布製,樹脂製及び革製等であっても良い。
本考案の足首矯正ベルトは、歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、土踏まずを支持するための土踏まず支持ベルトとアキレス腱を支持するためのアキレス腱支持ベルトとから成る第1ベルトと、足の甲を支持する第2ベルトとから成り、第1ベルトは、土踏まず支持ベルト及びアキレス腱支持ベルトがそれぞれU字状に湾曲した状態で、U字で形成される面が略直交するように各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成され、第1ベルトの接合部位の一端と第2ベルトの一端同士が予め固着され、第1ベルトの接合部位の他端と第2ベルトの他端には第1ベルトから第2ベルトを脱着自在に取り外しできる固着手段が設けられたものであっても良い。
第1ベルトの接合部位の一端と第2ベルトの一端同士が予め固着されることで、脱着のための固着手段を設ける箇所が1つとなり、取り外しが容易になる。また、構造も簡易になる。
第1ベルトの接合部位の一端と第2ベルトの一端同士が予め固着されることで、脱着のための固着手段を設ける箇所が1つとなり、取り外しが容易になる。また、構造も簡易になる。
本考案の足首矯正ベルトにおける固着手段は、面ファスナであることが好ましい。面ファスナが用いられることで、使用者の足の大きさに合わせて、自由に長さを調整できる。
ここで、面ファスナのループ部とフック部の組み合わせは、第1ベルトに設けられた固着手段がフック部で、第2ベルトに設けられた固着手段がループ部であっても良いし、第2ベルトに設けられた固着手段がフック部で、第1ベルトに設けられた固着手段がループ部であっても良い。
ここで、面ファスナのループ部とフック部の組み合わせは、第1ベルトに設けられた固着手段がフック部で、第2ベルトに設けられた固着手段がループ部であっても良いし、第2ベルトに設けられた固着手段がフック部で、第1ベルトに設けられた固着手段がループ部であっても良い。
本考案の足首矯正ベルトは、歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、土踏まずを支持するための土踏まず支持ベルトとアキレス腱を支持するためのアキレス腱支持ベルトとから成る第1ベルトと、足の甲を支持する第2ベルトとから成り、第1ベルトは、土踏まず支持ベルト、アキレス腱支持ベルト及び第2ベルトが、それぞれU字状に湾曲した状態で、U字で形成される面が略直交するように、各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成され、第1ベルトの接合部位を繋ぐように、第2ベルトの両端が接合部位に接合され、第1ベルトと第2ベルトが一体化されているものであっても良い。
このように、第1ベルトと第2ベルトが一体化されていることで、装着中に不意に外れるといった事故を防ぐことができる。
このように、第1ベルトと第2ベルトが一体化されていることで、装着中に不意に外れるといった事故を防ぐことができる。
本考案の足首矯正ベルトは、土踏まず支持ベルト、アキレス腱支持ベルト及び第2ベルトの全てに、伸縮性の高い素材が用いられたことが好ましい。伸縮性の高い素材が用いられることで、足首の可動を妨げず、また、長時間使用した場合でも締め付けによる痛み等が生じにくい構造である。
本考案の足首矯正ベルトは、土踏まず支持ベルト、アキレス腱支持ベルト及び第2ベルトの全てに、通気性の高い素材が用いられたことが好ましい。通気性の高い素材が用いられることで、長時間の使用でも蒸れにくく快適に使用することが可能となる。また、より軽くて丈夫な素材が用いられていることが好ましい。
本考案の足首矯正ベルトによれば、簡易な構造で、歩行補助や、扁平足,外反母趾の予防,改善がなされるといった効果を有する。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本考案の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図2は、実施例1の第1ベルトの平面図を示している。図2に示されるように、第1ベルト1は、土踏まず支持ベルト1aとアキレス腱支持ベルト1bから成り、土踏まず支持ベルト1aとアキレス腱支持ベルト1bは、接合部位(1c,1d)において、両端同士が接合され一体化されている。接合部位(1c,1d)には、面ファスナのフック部4aが設けられている。第1ベルト1は、左右対称の形状となっているので、左右何れの足にも使用可能である。
図3は、実施例1の第1ベルトの正面図を示している。第1ベルト1の接合部位(1c,1d)の内側面上には、面ファスナのフック部4aが設けられている。
第1ベルト1の素材は、伸縮性及び通気性に優れたメッシュ素材が用いられているが、メッシュ素材以外の布製,樹脂製及び革製等であっても良い。
また、製造時に縫い目が生じる場合には、緩衝材を設けて、快適性を向上させても良い。
第1ベルト1の素材は、伸縮性及び通気性に優れたメッシュ素材が用いられているが、メッシュ素材以外の布製,樹脂製及び革製等であっても良い。
また、製造時に縫い目が生じる場合には、緩衝材を設けて、快適性を向上させても良い。
図4は、実施例1の第2ベルトを示し、(1)は平面図、(2)は底面図を示している。図4(1)に示されるように、第2ベルト2の表面2aには、面ファスナのループ部4bが設けられている。実施例1においては、面ファスナのループ部4bは、第2ベルト2の表面2aの略全面に設けられているので、幅広く長さ調節が可能な構造となっている。図4(2)に示されるように、第2ベルト2の裏面2bは、使用者の足の甲に当接するため、面ファスナのループ部4bは設けられていない。第2ベルト2は、左右対称の形状となっているので、左右何れの足にも使用可能である。
第2ベルト2の素材は、通気性に優れたメッシュ素材が用いられているが、メッシュ素材以外の布製,樹脂製及び革製等であっても良い。
第2ベルト2の素材は、通気性に優れたメッシュ素材が用いられているが、メッシュ素材以外の布製,樹脂製及び革製等であっても良い。
図5は、実施例1の足首矯正ベルトの平面図を示している。図5に示されるように、足首矯正ベルト3は、面ファスナのフック部4aと面ファスナのループ部4bを接合させて、第1ベルト1と第2ベルト2を固着する構造である。
図6は、実施例1の足首矯正ベルトの斜視図を示し、(1)は第2ベルト、(2)は第1ベルトを示している。図6(2)に示されるように、第1ベルト1は、土踏まず支持ベルト1a及びアキレス腱支持ベルト1bがそれぞれU字状に湾曲した状態で、接合部位(1c,1d)において、U字で形成される面が略直交するように各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成されている。第1ベルト1の接合部位(1c,1d)には、第1ベルト1から第2ベルト2を脱着自在に取り外しできる固着手段として面ファスナのフック部4aが設けられている。
図6(1)に示されるように、第2ベルト2の表面2aには、第1ベルト1から第2ベルト2を脱着自在に取り外しできる固着手段として面ファスナのループ部4bが設けられている。第1ベルト1は、面ファスナのフック部4aが設けられた面が、土踏まず及びアキレス腱への当接面となるように装着され、第2ベルト2は、面ファスナのループ部4bが設けられていない面が、足の甲への当接面となるように装着される。
図6(1)に示されるように、第2ベルト2の表面2aには、第1ベルト1から第2ベルト2を脱着自在に取り外しできる固着手段として面ファスナのループ部4bが設けられている。第1ベルト1は、面ファスナのフック部4aが設けられた面が、土踏まず及びアキレス腱への当接面となるように装着され、第2ベルト2は、面ファスナのループ部4bが設けられていない面が、足の甲への当接面となるように装着される。
図1及び図7は、実施例1の足首矯正ベルトの装着図を示しており、図1は足裏が地面に設置している状態を示し、図7は足を上に上げた状態を示している。図1に示されるように、土踏まず支持ベルト1aは土踏まず5aに、アキレス腱支持ベルト1bはアキレス腱5bに、第2ベルト2は足の甲5cにそれぞれ当接している。
装着手順としては、まず、土踏まず5aに土踏まず支持ベルト1aを当接させ、アキレス腱5bにアキレス腱支持ベルト1bを当接させる。次に、第2ベルト2の裏面2bを足の甲5cに当接させ、面ファスナのフック部4aと面ファスナのループ部4bを係合させて、固着する。
装着手順としては、まず、土踏まず5aに土踏まず支持ベルト1aを当接させ、アキレス腱5bにアキレス腱支持ベルト1bを当接させる。次に、第2ベルト2の裏面2bを足の甲5cに当接させ、面ファスナのフック部4aと面ファスナのループ部4bを係合させて、固着する。
土踏まず支持ベルト1aと第2ベルト2は、土踏まず5aと足の甲5cを拘束するため、土踏まずの横アーチ形状の形成を促進でき、扁平足や外反母趾の症状を改善できる。
足首矯正ベルト3が装着されていない状態で足を上げると、足に障害を抱えている人の場合、爪先が垂れ下がってしまう。しかしながら、本実施例では、図7に示されるように、アキレス腱支持ベルト1bと第2ベルト2で足の甲5cとアキレス腱5bを固定することができるので、足を上げると同時に土踏まず支持ベルト1aを引き上げる力が作用し爪先が垂れ下がることを防止できる。
足首矯正ベルト3が装着されていない状態で足を上げると、足に障害を抱えている人の場合、爪先が垂れ下がってしまう。しかしながら、本実施例では、図7に示されるように、アキレス腱支持ベルト1bと第2ベルト2で足の甲5cとアキレス腱5bを固定することができるので、足を上げると同時に土踏まず支持ベルト1aを引き上げる力が作用し爪先が垂れ下がることを防止できる。
図8は、実施例2の第1ベルトの平面図を示している。図8に示されるように、第1ベルト11は、土踏まず支持ベルト11aとアキレス腱支持ベルト11bから成り、土踏まず支持ベルト11aとアキレス腱支持ベルト11bは、接合部位(11c,11d)において、両端同士が接合し輪っかが形成されている。接合部位11dには、面ファスナのフック部4aが設けられている。接合部位11cには、第2ベルト12が裏向きに接合され一体化されている。
図9は、実施例2の第1ベルトの正面図を示している。第1ベルト11の接合部位11dの内側面上には、面ファスナのフック部4aが設けられている。これに対して、接合部位11cには、第2ベルト12が接合され、第2ベルト12の表面12aには、略全面に面ファスナのループ部4bが設けられている。
図10は、実施例2の足首矯正ベルトの平面図を示している。図10に示されるように、足首矯正ベルト13は、面ファスナのフック部4aと面ファスナのループ部4bを接合させて、第1ベルト11と第2ベルト12を固着する構造である。
装着手順としては、まず、土踏まず5aに土踏まず支持ベルト11aを当接させ、アキレス腱5bにアキレス腱支持ベルト11bを当接させる。次に、第2ベルト12の裏面12bを足の甲5cに当接させ、面ファスナのフック部4aと面ファスナのループ部4bを係合させて、固着する。
装着手順としては、まず、土踏まず5aに土踏まず支持ベルト11aを当接させ、アキレス腱5bにアキレス腱支持ベルト11bを当接させる。次に、第2ベルト12の裏面12bを足の甲5cに当接させ、面ファスナのフック部4aと面ファスナのループ部4bを係合させて、固着する。
本実施例によれば、面ファスナを係合させる箇所が1箇所であるので、脱着が容易であり、また、部材が一体化されているため一方の部材を紛失してしまうというおそれもない。
図11は、実施例3の第2ベルトの平面図を示している。図11に示されるように、第2ベルト21の表面21aには、面ファスナのループ部4bが設けられている。
しかし、第2ベルト21は、実施例1における第2ベルト2とは異なり、表面21aの中央部にマーカ6が設けられている。マーカ6が設けられていることにより、装着する際に足の甲5cの中央付近に置いて装着することで、左右にずれることなく装着することができる。
しかし、第2ベルト21は、実施例1における第2ベルト2とは異なり、表面21aの中央部にマーカ6が設けられている。マーカ6が設けられていることにより、装着する際に足の甲5cの中央付近に置いて装着することで、左右にずれることなく装着することができる。
(その他の実施例)
第1ベルト1と第2ベルト2は、固着手段が設けられず、一体化されたものであってもよい。第1ベルト1と第2ベルト2が一体化されていることで、装着中に不意に外れるといった事故を防ぐことができる。かかる場合は、靴を履くように装着するため、より伸縮性のある素材が用いられることが好ましい。
第1ベルト1と第2ベルト2は、固着手段が設けられず、一体化されたものであってもよい。第1ベルト1と第2ベルト2が一体化されていることで、装着中に不意に外れるといった事故を防ぐことができる。かかる場合は、靴を履くように装着するため、より伸縮性のある素材が用いられることが好ましい。
本考案は、歩行補助用の矯正具として有用である。
1,11 第1ベルト
1a,11a 土踏まず支持ベルト
1b,11b アキレス腱支持ベルト
1c,1d,11c,11d 接合部位
2,12,21 第2ベルト
2a,12a,21a 表面
2b,12b 裏面
3,13 足首矯正ベルト
4a 面ファスナのフック部
4b 面ファスナのループ部
5 左足
5a 土踏まず
5b アキレス腱
5c 足の甲
6 マーカ
1a,11a 土踏まず支持ベルト
1b,11b アキレス腱支持ベルト
1c,1d,11c,11d 接合部位
2,12,21 第2ベルト
2a,12a,21a 表面
2b,12b 裏面
3,13 足首矯正ベルト
4a 面ファスナのフック部
4b 面ファスナのループ部
5 左足
5a 土踏まず
5b アキレス腱
5c 足の甲
6 マーカ
Claims (6)
- 歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、
土踏まずを支持するための土踏まず支持ベルトとアキレス腱を支持するためのアキレス腱支持ベルトとから成る第1ベルトと、
足の甲を支持する第2ベルトと、
から成り、
第1ベルトは、前記土踏まず支持ベルト及び前記アキレス腱支持ベルトが、それぞれU字状に湾曲した状態で、U字で形成される面が略直交するように、各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成され、
第1ベルトの上記接合部位と第2ベルトの両端には、第1ベルトから第2ベルトを脱着自在に取り外しできる固着手段が設けられたことを特徴とする足首矯正ベルト。 - 歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、
土踏まずを支持するための土踏まず支持ベルトとアキレス腱を支持するためのアキレス腱支持ベルトとから成る第1ベルトと、
足の甲を支持する第2ベルトと、
から成り、
第1ベルトは、前記土踏まず支持ベルト及び前記アキレス腱支持ベルトが、それぞれU字状に湾曲した状態で、U字で形成される面が略直交するように、各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成され、
第1ベルトの上記接合部位の一端と第2ベルトの一端同士が予め固着され、第1ベルトの上記接合部位の他端と第2ベルトの他端には、第1ベルトから第2ベルトを脱着自在に取り外しできる固着手段が設けられたことを特徴とする足首矯正ベルト。 - 前記固着手段は、面ファスナであることを特徴とする請求項1又は2に記載の足首矯正ベルト。
- 歩行の補助を目的とする足首矯正ベルトであって、
土踏まずを支持するための土踏まず支持ベルトとアキレス腱を支持するためのアキレス腱支持ベルトとから成る第1ベルトと、
足の甲を支持する第2ベルトと、
から成り、
第1ベルトは、前記土踏まず支持ベルト、前記アキレス腱支持ベルト及び第2ベルトが、それぞれU字状に湾曲した状態で、U字で形成される面が略直交するように、各ベルトの両端同士が接合し輪っかが形成され、
第1ベルトの上記接合部位を繋ぐように、第2ベルトの両端が上記接合部位に接合され、
第1ベルトと第2ベルトが一体化されていることを特徴とする足首矯正ベルト。 - 前記土踏まず支持ベルト、前記アキレス腱支持ベルト及び第2ベルトの全てに、伸縮性の高い素材が用いられたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の足首矯正ベルト。
- 前記土踏まず支持ベルト、前記アキレス腱支持ベルト及び第2ベルトの全てに、通気性の高い素材が用いられたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の足首矯正ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001483U JP3197911U (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 足首矯正ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001483U JP3197911U (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 足首矯正ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3197911U true JP3197911U (ja) | 2015-06-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015001483U Expired - Fee Related JP3197911U (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 足首矯正ベルト |
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---|---|
JP (1) | JP3197911U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190001415U (ko) * | 2017-12-05 | 2019-06-13 | 청주대학교 산학협력단 | 의료용 하지거상기의 발고정구 |
-
2015
- 2015-03-27 JP JP2015001483U patent/JP3197911U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190001415U (ko) * | 2017-12-05 | 2019-06-13 | 청주대학교 산학협력단 | 의료용 하지거상기의 발고정구 |
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