JP4977887B2 - 足裏装着用具 - Google Patents

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Description

本発明は、足裏装着用具に関するものであり、更に詳しくは、少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具に関する。
人は、生活していく中で、あるいは、さまざまな病気や障害、手術の後、等においては、体の重心の異常を引き起こすことが多々ある。また、近年、多くの日本人がいわゆる外反母趾や偏平足など、足の形状の変形による症状に悩んでいる。これは足部を構成する立方骨の位置が変位し、また、これに伴い、踵骨、距骨の位置も変形することにも関係している。かかる症状は足の痛みのみならず、体全体のバランスをも崩すこととなり、健康を損ねてしまう場合も多い。これを放置し、重心が異常なままで生活していれば局所的な痛みであったものが、膝、股関節、腰と痛みが広がり、結局どこに原因があるのかわからないような慢性疼痛になることもあり、健康を損ねた状態が続くことにもなってしまう。
こういった状況を受けて、従来より、種々の足裏装着用具が提案されてきている。足裏装着用具の中には、靴の中に装着するインソール(中底・靴底シート)などが存在するが、従来の治療用または訓練用のインソール方式等の足裏装着用具は足の立方骨その他の骨や靭帯を下から全体的かつ直接的に持ち上げ、足部の内側、外側の縦のアーチや横のアーチを足裏から全体的かつ直接的にサポートすることにより、足部の安定性を図るものとなっている。これにより、当該足裏装着用具を装着し、サポートを得ている間には足部は床からの衝撃を和らげ、床反力に反応し、正常な上体のバランス状態を保つことが可能となっている。このような足裏装着用具は、例えば特表2004−538116号公報(特許文献1)に、その一例が示されている。
特表2004−538116号公報
しかしながら、上記の従来技術では次の問題があった。すなわち、従来のインソール等を使って足の立方骨等を全体的かつ直接的に持ち上げる方式においては、足の内側や外側の縦のアーチ、横のアーチを全体的かつ直接的にサポートすることになるが、そのサポートをしていない状態ではこれらのアーチが崩れてしまうという問題があった、これでは、上記従来の足裏装着用具を装着している間は立方骨等の位置は矯正されているが、当該従来の足裏装着用具をとりはずすと、足の立方骨等の位置は元に戻るため、とりはずした状態では結局矯正ができていないという問題があった。ゆえに、立方骨等の位置を適正に維持するためには上記従来の足裏装着用具を恒久的に装着し続けなければならないという問題があった。
よって本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は、恒久的に足裏装着用具を装着しなくても、足の立方骨等の位置を矯正し、かつ、その矯正した状態を継続でき、足のアーチの位置を元の正常な状態に戻し、かつ、その正しい足のアーチを崩さない足裏装着用具を提供することを目的とするものである。
上記の課題は、例えば、図1等の構成により解決される。即ち、本発明(1)の足裏装着用具は、
少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、
当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部を形成しており、
当該略三角錐状の突起部は、底面三角形の底辺の長さが27ミリメートル以上33ミリメートル以下の範囲内にあり、底面三角形の高さは27ミリメートル以上35ミリメートル以下の範囲内にあり、かつ、当該三角錐の高さは8ミリメートルから13ミリメートル以下の範囲内にあり、
かつ、上記略三角錐状の突起部の底面の頂点をかかとの側に装着しうるものであり、
かつ、装着する際に、上記突起部の頂点が足の立方骨の位置にくるべく当該突起部が形成されているものである。
好ましくは、本発明(2)の足裏装着用具は、
少なくとも1枚の平面状部材を有する本発明(1)の足裏装着用具において、
当該平面状部材がベルト状の形状になっているものである。
また、本発明(3)の足裏装着用具は、
少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、
当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部を形成しており、
当該略三角錐状の突起部は、底面三角形の底辺の長さが27ミリメートル以上33ミリメートル以下の範囲内にあり、底面三角形の高さは27ミリメートル以上35ミリメートル以下の範囲内にあり、かつ、当該三角錐の高さは8ミリメートルから13ミリメートル以下の範囲内にあり、
かつ、上記略三角錐状の突起部の底面の頂点がかかとの側にあり、
かつ、装着する際に、上記突起部の頂点が足の立方骨の位置にくるべく当該突起部が形成されているものである。
好ましくは、本発明(4)の足裏装着用具は、
少なくとも1枚の平面状部材を有する本発明(3)の足裏装着用具において、
当該平面状部材がインソールの形状になっているものである。
また、好ましくは、本発明(5)の足裏装着用具は、
少なくとも1枚の、ベルト状の形状になっている平面状部材を有する本発明(2)の足裏装着用具において、
上記ベルト状の形状の平面状部材に加えて、かかとで固定するための補助固定用部材を有するものである。
本発明(1)によれば、アーチ形成に作用する筋や腱群、靭帯等の自発的な収縮や弛緩を促し、アーチの再形成を促す自発的アーチ再形成効果が呼び起こされ、下方に変位していた立方骨が上方・外側へ矯正されることにより踵骨、距骨が正常位置へ矯正され、その上方に位置する脛骨、大腿骨、骨盤、脊椎の位置が正常化されることにより足部、膝、腰部、脊椎に至る疼痛や違和感の緩和、治療を自身にて行うことができる足裏装着用具を提供することが可能となる。
また、自発的アーチ再形成効果を確実に呼び起こす足裏装着用具を提供することが可能となる。
本発明(2)によれば、本発明(1)の効果を奏し、自発的アーチ再形成効果が呼び起こされるのはもちろんのこと、足裏に直接装着でき、また、その上から靴下を履くことも可能なことから外観を気にすることなく、また、屋内外を問わず使用することが可能であり、そのままの屋内歩行をすることや、装着したまま靴を履くことも可能である。ゆえに、日常の中で装着者自身にて健康増進を行うことができる足裏装着用具を提供することが可能となる。
本発明(3)によれば、アーチ形成に作用する筋や腱群、靭帯等の自発的な収縮や弛緩を促し、アーチの再形成を促す自発的アーチ再形成効果が呼び起こされ、下方に変位していた立方骨が上方・外側へ矯正されることにより踵骨、距骨が正常位置へ矯正され、その上方に位置する脛骨、大腿骨、骨盤、脊椎の位置が正常化されることにより足部、膝、腰部、脊椎に至る疼痛や違和感の緩和、治療を自身にて行うことができる足裏装着用具を提供することが可能となる。
また、自発的アーチ再形成効果を確実に呼び起こす足裏装着用具を提供することが可能となる。
本発明(4)によれば、本発明(3)の効果を奏し、自発的アーチ再形成効果が呼び起こされるのはもちろんのこと、インソール方式であるため、汎用化しやすい足裏装着用具を提供することが可能となる。
本発明(5)によれば、本発明(1)及び(2)の効果を奏するのはもちろんのこと、補助固定用部材によって当該足裏装着用具をかかとからも固定するので、平面状部材が足裏によりしっかり固定されることから、突起部の三角錐の頂点を立法骨の部位により正確にあてて固定することが可能となる結果、立法骨51がより正しい位置で確実に支えられ、持ち上げられるため、より多く、かつ、確実に自発的アーチ再形成効果が呼び起こされることとなり治療効果が高まる足裏装着用具を提供することが可能となる。また、さらには、一度、装着したあとに二度目以降の装着をする際に、当該足裏装着用具の位置決めをするのが非常に容易となる足裏装着用具を提供することが可能となる。
以下、添付図面に従って本発明を実施するための最良の形態について説明する。尚、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。そしてその内容は、以下に示す実施例に記載するとおりである。
図1は、本発明の実施例1における足裏装着用具を示す図である。この中で、図1(a)は当該足裏装着用具の全体の外観を正面、上面、側面から見た図であり、図1(b)は当該足裏装着用具の突起部の外観を正面、上面、側面から見た図である。
図1(a)において、まず、10は平面状部材である。この平面状部材10は本実施例においては、ベルト状の形状となっており、材質はクロロプレンゴム(商標「ネオプレン」)をベースにその裏面(後述する突起部20の存在しない面、足と接触しない面)に面ファスナーの雌側の素材を一面に接合したものを使用する、かかる部材を使用するのは伸縮性のある薄い生地のほうが足にフィットさせ、また、装着位置を定めるのに好適だからである。とはいえ、この部材の材質は必ずしもこれに拘束されるものではなく、いわゆる一般的な布、例えば、綿や絹などの布で構成することも可能であり、アクリルや動物の皮や合成皮革、といったものでもよく、人工的なものでもよい。また、布に類似する部材とも限らず、足裏に装着できるものであれば、代替可能である。また、後述する留め具30との関係で、本実施例と異なる装着方法をとるのであれば、面ファスナーの雌側の素材を一面に接合する必要はなく、このときはクロロプレンゴム単体を平面状部材10としてもよいし、また、他の部材を接合する等のことがあってもよい。
次に、20は突起部である(パッドとも呼ばれる)。図のように本発明においては、略三角錐状、さらに詳しくは略二等辺三角形を底面とする略三角錐状に形成されている(以下、「略」の文字を省略する場合もある)。そして、その略三角錐のひとつの頂点は当該足裏装着用具を使用する者のかかとの側に来るように形成されている(尚、平面状部材がかかと側とつまさき側で対称になっている場合も考えられるが、かかる場合はかかと側に上記略三角錐状の突起部の底面の頂点がかかとの側に装着できれば足りる)。
また、本実施例においては、この突起部20の略二等辺三角形を底面とした三角錐の頂点部分を潰すか、または取り去り、上部からみて突起部20の小さな平面とした構成をとる。そして、例えば、その小さな平面の部分を円形とし、その部分の直径を5ミリメートルとする。かかる構成は、使用者の痛みを防止する上で有益である。なお、本明細書、特許請求の範囲において、略三角錐ないし三角錐といった場合には、この構成をも含むものとする。
この突起部20は好適な例としてはシリコン部材またはシリコンゴムで形成し、または、シリコンとオイルを混合したもので形成する。発明者がシリコン7でオイル3の割合で混合したものとシリコン6でオイル4の割合で混合したものはいずれも好適であった。すなわち、かかる混合比だと体重をかけている間は若干変形するが、体重をかけるのをやめても変形したままになることなく、元に戻るためである。しかしながら、部材については必ずしもこれに限られないのはいうまでもない。また、かかる突起部20は平面状部材10に縫合することによって固定するが、平面状部材10には、例えば接着剤で接合してもよいし、また直接平面状部材10に形成してもよい。すなわち、これら接合の手段については問わないものである。
そして、30aおよび30bは留め具である。留め具として考えられるのは、例えば、面ファスナー(商標「マジックテープ」や商標「ベルクロテープ」)や留め金などがある。本実施例においては面ファスナーの雄側の素材を想定している。しかしながら、これに限られないのはいうまでもない。もっとも、このベルトの両端を結わえることによっても足りる場合があるため、留め具については必ずしも必須の構成要件ではない。一方で、例えば、両端からひも状に線を引き出し、これを結わえるようにして留め具30とする、と考えることもできる。さりながら、本実施例では面ファスナーの雄側の素材を留め具30(30a、30b)として使用し、この平面状部材10の両端に付された面ファスナーの雄側の素材30を平面用部材10の裏面の面ファスナーの雌側の素材とを重ね合わせて接合させることにより、当該足裏装着用具を装着して固定することが可能となっている。かかる構成をとれば、使用者の足のサイズに関係なく、自在な位置で接合・装着・固定できるので好都合である。もっとも、上記のように面ファスナーの雌側の素材を一面に接合させずクロロプレンゴム単体を平面状部材10とする場合などは、留め具30a,30bをそれぞれ面ファスナーの雄側、雌側とし、この両者(30a、30b)を重ね合わせて接合させることにより、当該足裏装着用具を装着して固定するという構成もとりうる。
図1(b)は上記図1(a)でも説明した突起部20について拡大したものである。突起部20は上述したように略三角錐の形状に形成されている。そして、その略三角錐の形状は本実施例においては略二等辺三角形に形成しており、そのひとつの頂点Pはかかとの側に来るのは上述したとおりである。そして、そのパラメータはかかと側の頂点Pに対応する辺が図1(b)に示すように底辺となり、その底辺の長さがXである。これに対し、頂点Pから底辺Xにひいた垂線の長さが底面三角形の高さYとなる。また底面三角形の重心から垂直にのばした直線上に略三角錐の頂点Qがあり、Qから底面三角形にひいた垂線の長さが三角錐の高さZとなる。
次に、図2は、本発明の実施例1における当該足裏装着用具の使用方法を示す図である。Lは当該足裏装着用具であり、Fは人間の足である。そして、図2(a)は正面より見た図、図2(b)は足の外側より見た図、図2(c)は足の内側より見た図となっている。このように、本実施例においては、略三角錐における上述した点Pをかかと側にして、上記突起部20の略三角錐の頂点Qを足裏から足の立方骨にあてるように位置決めをした上で足裏装着用具を足に巻きつけ、足の甲で面ファスナーの雄側の素材30aまたは30bを平面用部材10の裏面の面ファスナーの雌側の素材に接合させる形で装着して使用するものである。この方式だと、装具の左右、内側・外側にとらわれることなく装着でき、きわめて便利である。そして、このような形で使用者は当該足裏装着用具を、頻繁に歩いている時間のうち1日1時間から2時間程度当該足裏装着用具Lを足に装着して使用することとなる。尚、後述するが当該足裏装着用具Lは1日1時間から2時間程度のみ装着しておけば足り、これを常時装着しておく必要はない。
一方、図3は、当該足裏装着用具の突起部20の装着位置を示す図である。このうち、図3(a)は足底より見た図であり、図3(b)は足を外側より見た図であり、図3(c)は足を内側より見た図である。各図に描かれた足の骨格のうち、51は立方骨であり、52は踵骨であり、53は舟状骨である。また、54は内側楔状骨、55は中間楔状骨、56は外側楔状骨であり、54と55と56を総称して楔状骨ということがある。また、57は中足骨であり、58は距骨である。
このような足の骨格に対して、当該足裏装着用具の突起部20の底面三角形の1つの頂点Pは当該足の踵側を向けて装着されることとなる。そしてこの三角錐の頂点Qは立方骨の根元にあたってここを押し上げる形で装着することとなる。いいかえれば、当該足裏装着用具において、装着する際に、上記突起部の頂点が足の立方骨の位置にくるべく当該突起部が形成されている、ということもいえる。
このように本発明による当該足裏装着用具を上記の形で使用することにより、立方骨51を装着者自身の体重で正常位置に戻すことが可能となる。この点、従来、骨位置の矯正は徒手による方法や装具療法といったものが行われてきたが、本治療法は治療を必要とする本人が装具を装着して歩行することで、立方骨51を正常位置へ戻すことが可能となる。立方骨51は足部アーチを形成する舟状骨53や楔状骨54、55、56に直接連結されているとともに、後方は踵骨52の下に位置した形でこれと連結されている。よって足部アーチの再形成については立方骨51が上方に持ち上がることで、足部アーチの中心が持ち上がり、それに連結される舟状骨や楔状骨が持ち上がり、それらの骨に連結される中足骨57の後方が持ち上がるため、足の内側や外側の縦のアーチ、横のアーチが正しく形成されることとなる。
この点、注意すべきことは、このような効果は、単に足裏を押し上げれば自動的に立方骨51が正常位置に戻るわけではないということである。すなわち、上述したように、従来方式のインソール型足裏装着用具等により足の立方骨51やその他の骨や靭帯を下から全体的かつ直接的に持ち上げる方法では、サポートを得ている間には足部は床からの衝撃を和らげ、床反力に反応し、正常な上体のバランス状態を保つことが可能となり、足の内側や外側の縦のアーチ、横のアーチを全体的かつ直接的にサポートすることになるが、そのサポートをしていない状態ではこれらのアーチが崩れてしまうのである。ゆえに、サポートを得ていない状態では、足の立方骨51等の位置は元に戻るため、とりはずした状態では結局矯正ができていないのである。ゆえに、本件発明の構成は、立方骨51をピンポイントで選択的に支える点において意味があるものなのである。
すなわち、立方骨51をピンポイントで選択的に支えると、後方に位置する踵骨52は立方骨51が持ち上がることにより踵骨52の前傾、内外反が矯正され本来の正しい位置へ戻り、舟状骨53や踵骨52の上に位置する距骨58は外側時計回りに回旋(外旋)する。この状態が本来の足根骨(立方骨51、踵骨52、舟状骨53、内側楔状骨54、中間楔状骨55、外側楔状骨56、距骨58を総称していう。)の正常な位置である。距骨58の位置が正常位置となることで、正常歩行における下肢荷重時の下腿の外旋運動が引き起こされ、歩行時の膝関節に対して正常な荷重が可能となる。膝への正常荷重運動が誘発されることで、股関節面の正常荷重運動が可能となり、股関節・骨盤の正常運動が引き起こされる。骨盤の正常化が可能となると、その上部に位置する脊椎の正常荷重・正常位置への矯正が引き起こされることとなるのである。
但し、注意すべきことは、それでは立方骨51をピンポイントで選択的に支えさえすればアーチが正しく形成されるかというと、そうではない、という点である。この点、発明者は試行錯誤のうえ、少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部20を形成し、この三角錐の頂点Qで立方骨51を支えなければならないということを発見したのである。
そして、足のアーチを形成する骨や筋を直接にはサポートせず、略三角錐状の突起部20によって、足のアーチの中心にある立方骨のみを矯正する方法をとることにより、アーチ形成に作用する筋や腱群、靭帯等の自発的な収縮や緊張、弛緩が促され、アーチの再形成(再学習)が促されることを発明者は発見したのである(すなわち、教育的効果が現われるのである。)。以下、本明細書においてこのことを「自発的アーチ再形成効果」と呼ぶ。
そしてこの自発的アーチ再形成効果が呼び起こされれば、下方に変位していた立方骨が上方・外側へ矯正されることにより踵骨、距骨が正常位置へ矯正され、足部全体、その上方に位置する脛骨、大腿骨、骨盤、脊椎の位置が矯正され、正常化されることにより、骨位置の異常により生じていた身体各部(足部、膝、腰部、脊椎等)に至る疼痛や違和感の緩和し、治療を自身にて行うことができるようになる。
そして、自発的アーチ再形成効果が発生する状況においては、使用者は当該足裏装着用具を終日装着する必要はない。また、終日装着してはいけない。1日1時間から2時間装着するのが正しい。これにより、この1日1時間から2時間の時間は、当該突起部20が立方骨を押し、積極的矯正活動が行われる。これにより、1日のうち装着をしない時間は、自発的アーチ再形成効果が足に現われ、使用者の体において自発的に足のアーチの再形成がなされるという顕著な効果が生じるのである。これは発明者によってはじめて発見されたものである。
この結果、数日間から数週間、1日1時間から2時間、当該足裏装着用具を装着することにより、立方骨51等の位置は矯正され、正常なアーチが形成される。そして、最終的に足底パッドの装着なしに足部全体の骨が正常位置に固定できるようになり、上部の脛骨、大腿骨、骨盤、脊椎の正常位置が維持できるようになることにより、治療が終了することとなるのである。
しかしながら、発明者による実験の結果、自発的アーチ再形成効果による治療効果は、突起部20があって、ピンポイントで選択的に立方骨51を支えさえすれば出現するものではないこともまた発明者は発見したのである。
すなわち、発明者は、突起部の形状を変化させ、実験を行い、自発的アーチ再形成効果が生じるかどうかを実験した。その実験結果は次のとおりとなった。
Figure 0004977887
すなわち、比較的容易な形状においては、円錐、四角錘にくらべて三角錐の形状をとることにより抜群に自発的アーチ再形成効果がみられたのである。これも発明者によってはじめて発見されたことである。ゆえに、かかる突起部20をもって立方骨51をピンポイントで選択的に支えて、自発的アーチ再形成効果を呼び起こすのは、三角錐の形状であることが理解された。少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部を形成することは、これまでに発見されていない顕著な効果を奏させることが理解されるのである。
上記の結果がみられることは、このような三角錐の形状をとることにより、体重により生じた圧力を立方骨51、踵骨52、舟状骨53といった周囲の3つの骨に流すことができるからであると思量される。ゆえに、その結果、足全体を正しいアーチの形状に矯正し、筋や腱群の自発的な収縮や弛緩を呼び起こすに適した形状であるからと思量される。よって、三角錐の形状をとることは理にかなっているともいえると解される。
次に、発明者は、次の実験も行った。すなわち、図1(b)に示す、底辺の長さX、底面三角形の高さY、三角錐の高さZについて値を変えて、当該自発的アーチ再形成効果の出現等を実験した。
まず、発明者は、三角錐の底面三角形の底辺の長さX、対、自発的アーチ再形成効果について、効果的な値を探った。このとき、底面三角形の高さYは30ミリメートル、三角錐の高さZは10ミリメートルに固定した。その上での実験結果は以下のとおりである。
Figure 0004977887
以上の結果から、底面三角形の底辺の長さXは、30ミリメートルが最も好適な値であると結論づけられた。ゆえに、効果を奏する領域としては30ミリメートル近傍にあるが、同等の効果またはこれに準ずる効果を有するであろう範囲を3ミリメートルと考えると、27ミリメートル以上、33ミリメートル以下が好適であるといえる。
次に、発明者は、三角錐の底面三角形の高さY、対、自発的アーチ再形成効果について、効果的な値を探った。このとき、底辺の長さXは30ミリメートル、三角錐の高さZは10ミリメートルに固定した。その上での実験結果は以下のとおりである。
Figure 0004977887
以上の結果から、三角錐の底面三角形の高さYは、30ミリメートルが最も好適な値であると結論づけられた。ゆえに、効果を奏する領域としては30ミリメートル周辺にあるが、同等の効果またはこれに準ずる効果を有するであろう範囲を3ミリメートルと考え、一方で、35ミリメートルにおいてまあまあ効果がみられる状況にあることを考えると、27ミリメートル以上、35ミリメートル以下が好適であるといえる。これは底面三角形の底辺の長さXとの被験者の足指からかかと方向の長さのばらつきにも関係していると考えられる。
さらに、発明者は、三角錐の高さZ、対、自発的アーチ再形成効果について、効果的な値を探った。このとき、底辺の長さXは30ミリメートル、三角錐の底面三角形の高さYは30ミリメートルに固定した。その上での実験結果は以下のとおりである。
Figure 0004977887
以上の結果から、三角錐の三角錐の高さZは、10ミリメートルが最も好適な値であると結論づけられた。ゆえに、効果を奏する領域としては10ミリメートル周辺にあるが、同等の効果またはこれに準ずる効果を有するであろう範囲を2ミリメートルと考え、一方で、13ミリメートルにおいてまあまあ効果がみられる状況にあることを考えると、8ミリメートル以上、13ミリメートル以下が好適であるといえる。
このように、少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部を形成することにより、きわめて顕著な効果である自発的アーチ再形成効果を奏させることができるのである。そして、好ましくは、その略三角錐状の突起部は、底面三角形の底辺の長さが27ミリメートル以上33ミリメートル以下の範囲内にあり、底面三角形の高さは27ミリメートル以上35ミリメートル以下の範囲内にあり、かつ、当該三角錐の高さは8ミリメートル以上13ミリメートル以下の範囲内にすることにより、きわめて顕著な効果である自発的アーチ再形成効果を奏させることができるのである。
このように、かかる自発的アーチ再形成効果を奏するという用途をもつ本発明における当該足裏装着用具はきわめて有益な発明であることが理解できよう。
発明者においては、実際に、その底辺の長さXを30ミリメートル、底面の三角形の高さYを30ミリメートル、三角錐の高さZを10ミリメートルとした本実施例1の試作品を作成したがきわめて好適であり、上記のとおり顕著な効果があらわれたことをここに記しておきたい。
本発明を実施することにより、足の立方骨等を全体的かつ直接的に持ち上げることなく、ピンポイントで選択的に立法骨51を支え、持ち上げるため、アーチ形成に作用する筋や腱群の自発的な収縮や弛緩が促され、アーチの再形成が促される自発的アーチ再形成効果が呼び起こされることとなり、下方に変位していた立方骨が上方・外側へ矯正されることにより踵骨、距骨が正常位置へ矯正される。ゆえに、恒久的に足裏装着用具を装着しなくても、足の立方骨等の位置を矯正し、かつ、その矯正した状態を継続でき、足のアーチの位置を元の正常な状態に戻し、かつ、その正しい足のアーチを崩さない足裏装着用具を提供することが可能となるのである。ゆえに、使用者は足裏装着用具の常時装着から開放され、1日数時間の装着を日々繰り返すことにより、治療が進むという利点がある。このように、本発明のこれまでにない顕著な効果に鑑みると、その効果はきわめて絶大であり、きわめて有益な発明であるといえる。
また、本発明の効果は、足のアーチの正常化だけではない。すなわち、足根骨の一つである立方骨の数ミリの偏位はその上方に行くに従い各部への偏位への影響が大きくなり、骨盤にいたっては上前腸骨棘の立位での床面からの高さの比較では1センチメートルから3センチメートルの左右差として表れてくる。当然左右差のある骨盤上に位置する脊椎は斜めに傾いた土台に位置しながら上半身の正中位保持をするために努力するわけであるから、前後、側方にその支持筋群を駆使して上半身を外見上真っ直ぐ(頭部を正中に保つ状態)に起こすための努力をするが、その実、脊椎は正常のS字カーブでなくなってしまい、駆使された筋群は過緊張筋群を左右差を有しながら存在することになり、背部痛、腰痛、肩の凝り、首の痛み、頭痛となって表面化する。立方骨の偏位は下肢の正常な荷重が困難となった状態により引き起こされる。その原因は首や背部、腰痛や、股関節、膝の痛み、足部の痛みにより、普段の立位姿勢と歩行形態が変化することにより引き起こされ、荷重不足となった足部の各アーチは緊張が減弱・異常化し、次第に立方骨が下方へ偏位してしまう。この偏位は上部の痛み・違和感の原因が除去されても継続し、その後この立方骨位置の異常により各疼痛や違和感が継続することとなり悪循環を繰り返し慢性的な体の異常を引き起こす。これに対して、本発明による足裏装着用具を使用して、立方骨51の位置の正常化を行えば、この悪循環を断ち切り、身体の立位・歩行に伴う疼痛を緩和、軽快することとなる。ゆえに、このような点からみても本発明はきわめて画期的な効果を奏するものであることが理解できよう。ゆえに、本発明の実施例1によれば、きわめて有益な技術を提供することが可能となるのである。
また、本発明の最大の効果は、直接の足部アーチをサポートしないことにより、装着者自身の自己治癒能力を最大限に発揮させる点にあるが、立方骨位置の正常化により距骨、脛骨の歩行時の運動が正常化し、膝、骨盤、脊椎の運動時の正常な動きが獲得されることにより、自身の立位姿勢や歩行により疼痛や違和感の緩和・寛解が可能となり健康維持が可能となる。病院受診するまでは無いが首・肩・背中・腰・膝の痛みがある場合、生産効率が低下したり、老人の場合は自宅から外に出ないという体力的引きこもりとなるケースが少なくない。これらの疼痛から開放されることにより、歩行距離、運動時間が増加することにより使用者の健康増進を図ることが出来る。この方法が普及することにより、国民の健康増進を図ることが出来れば、不必要な病院や整体院、整骨院への受診が抑制され国民医療費の削減が期待される。ゆえに、この点でも、本発明の実施例1によれば、きわめて有益な技術を提供することが可能となるのである。
さらには、本発明の付帯効果として、脳卒中後遺症である片麻痺患者の患側下肢に使用したところ、患側下肢への重心移動が可能になり歩行訓練時の歩容が良化することが確認される。この効果は、人体が歩行時に足底の床反力を感じて下肢への荷重を認識し、次の歩を進めることに由来するが、その際に重心を強く感じる部分が立方骨と床の間に存在する足底筋膜や軟部組織に存在する圧感知受容器であると考えられ、その部分をパッドにて圧迫するために、感受性の弱まった麻痺側下肢での荷重感覚が強調され荷重に対する反応が促通され、膝の筋緊張が良化したり、荷重感覚が良化することによる体幹筋群の筋緊張が強化されるという効果を認める。よって、この点でも、本発明の実施例1によれば、きわめて有益な技術を提供することが可能となるのである。
また、本実施例1の場合、自発的アーチ再形成効果が呼び起こされるのはもちろんのこと、足裏に直接装着でき、また、その上から靴下を履くことも可能なことから外観を気にすることなく、また、屋内外を問わず使用することが可能であり、そのままの屋内歩行をすることや、装着したまま靴を履くことも可能である。ゆえに、日常の中で装着者自身にて健康増進を行うことができる足裏装着用具を提供することが可能となり、この点においても非常に有益である。
図4は、本発明の実施例2における足裏装着用具を示す図である。この中で、10は平面状部材であり、これには実施例1と同様に突起部20が形成されており、平面状部材10、突起部20、そして、平面状部材10への突起部20の形成といった構成は、実施例1と同様である。これに対し、本実施例2においては、40の補助固定用部材が存在する点で実施例1と異なる。そして、当該補助固定用部材40は図に示すとおり、一端で平面状部材10と接合して、かかとを回して、他の一端でやはり平面状部材と接する構成をとるものである。この接合については、当該補助固定用部材40の両端に面ファスナー(商標「マジックテープ」や商標「ベルクロテープ」)の雄側の素材をつける構成とする。これにより、上記実施例1では、平面状部材10の外側が面ファスナーの雌側の素材が露出しているから、これと容易に装着でき、非常に有益である。もっとも、平面状部材10が実施例1の形態でない場合などは一端または両端を面ファスナーや留め金、等やその他、上記実施例1の留め具30としたもので接合する構成をとってもよく、また、一端または両端を最初から固定しておく構成にしても構わない。
かかる構成をとることにより、本実施例においては、補助固定用部材40によって当該足裏装着用具をかかとからも固定するので、平面状部材10が足裏によりしっかり固定されることから、突起部20の三角錐の頂点Qを立法骨51の部位により正確にあてて固定することが可能となる。ゆえに、この結果、立法骨51がより正しい位置で確実に支えられ、持ち上げられるため、より多く、かつ、確実に自発的アーチ再形成効果が呼び起こされることとなり治療効果が高まる。ゆえに、非常に有益であるということがいえるのである。また、さらには、一度、装着したあとに二度目以降の装着をする際に、当該足裏装着用具の位置決めをするのが非常に容易となり、この点においても非常に有益である。よって、本発明の実施例2によれば、きわめて有益な技術を提供することが可能となるのである。
図5は、本発明の実施例3における足裏装着用具を示す図である。本実施例においては、いわゆるインソール(中底・靴底シート)を平面状部材10とするものであり、このインソール10に突起部20を形成するものである。図5(a)は左足用、図5(b)は右足用を示している。これらの構成は左右対称であり、それ以外は同じ構成をとっている、やはり底面三角形のひとつの頂点Pがかかとに来る形で略三角錐を当該インソール10に形成する構成をとるものである。Qはこれまでの実施例同様、突起部20における三角錐の頂点を表している。
かかる構成においては、当該足裏装着用具は、インソールに突起部20が形成されたものであるため、靴等の内部に敷かれて使用される。そして、内部に当該足裏装着用具が敷かれた図示しない靴等を使用者が履くことによって、当該足裏装着用具が使用されることとなる。
この場合、靴の内部に敷いたときに使用者の立方骨51に突起部20の三角錐の頂点Qが来るようにして、使用することになる。いいかえれば、当該足裏装着用具において、装着する際に、上記突起部の頂点が足の立方骨の位置にくるべく当該突起部が形成されている、ということもいえる。
かかる構成をとることにより、本実施例においては、靴等によって固定された平面状部材10、ひいては突起部20の頂点Qがやはり靴等によって位置決めされた足とフィットすし、実施例1や実施例2と同様に立方骨51をピンポイントで選択的に支えることとなる。これにより、自発的アーチ再形成効果が実施例1や実施例2と同様に呼び起こされ、実施例1や実施例2との同様の顕著な効果を奏させることができる。
かかる構成をとることにより、インソール(中底)を利用するという汎用の形式において、容易に自発的アーチ再形成効果を奏させることが可能となり、いいかえれば、インソール方式であるため、汎用化しやすい足裏装着用具を提供することが可能となり、非常に有益である。
他の実施例
以上、本発明の実施例1から実施例3まで説明してきたが、本発明の技術的思想の範囲内であれば他の例であっても本発明の範囲内である。したがって、平面状部材10はベルト形式やインソール(中底・靴底シート)形式に限られず、他の平面状部材であっても構わない。また、突起部20の材質なども限定はなく、さまざまな材質により構築することができる。その他、上記実施例1から実施例3までに限定されず、同一の技術的思想の範囲内であれば、本件明細書に掲げる発明の範囲内である。
は、本発明の実施例1における足裏装着用具を示す図である。 は、本発明の実施例1における当該足裏装着用具の使用方法を示す図である。 は、当該足裏装着用具の突起部20の装着位置を示す図である。 は、本発明の実施例2における足裏装着用具を示す図である。 は、本発明の実施例3における足裏装着用具を示す図である。
符号の説明
L 当該足裏装着用具
F 人間の足
P 三角錐の底面の略二等辺三角形のひとつの頂点であってかかとの側に来る点
Q 突起部の三角錐の頂点
X 突起部の三角錐の底面三角形の底辺の長さ
Y 突起部の三角錐の底面三角形の高さ
Z 突起部の三角錐の高さ
10 平面状部材
20 突起部
30 留め具(面ファスナー等)
40 補助固定用部材
51 立方骨
52 踵骨
53 舟状骨
54 内側楔状骨
55 中間楔状骨
56 外側楔状骨
57 中足骨
58 距骨

Claims (5)

  1. 少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、
    当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部を形成しており、
    当該略三角錐状の突起部は、底面三角形の底辺の長さが27ミリメートル以上33ミリメートル以下の範囲内にあり、底面三角形の高さは27ミリメートル以上35ミリメートル以下の範囲内にあり、かつ、当該三角錐の高さは8ミリメートルから13ミリメートル以下の範囲内にあり、
    かつ、上記略三角錐状の突起部の底面の頂点をかかとの側に装着しうるものであり、
    かつ、装着する際に、上記突起部の頂点が足の立方骨の位置にくるべく当該突起部が形成されていること
    を特徴とする足裏装着用具。
  2. 少なくとも1枚の平面状部材を有する請求項1の足裏装着用具において、
    当該平面状部材がベルト状の形状になっていること
    を特徴とする足裏装着用具。
  3. 少なくとも1枚の平面状部材を有する足裏装着用具において、
    当該平面状部材の片面に、略三角錐状の突起部を形成しており、
    当該略三角錐状の突起部は、底面三角形の底辺の長さが27ミリメートル以上33ミリメートル以下の範囲内にあり、底面三角形の高さは27ミリメートル以上35ミリメートル以下の範囲内にあり、かつ、当該三角錐の高さは8ミリメートルから13ミリメートル以下の範囲内にあり、
    かつ、上記略三角錐状の突起部の底面の頂点がかかとの側にあり、
    かつ、装着する際に、上記突起部の頂点が足の立方骨の位置にくるべく当該突起部が形成されていること
    を特徴とする足裏装着用具。
  4. 少なくとも1枚の平面状部材を有する請求項3の足裏装着用具において、
    当該平面状部材がインソールの形状になっていること
    を特徴とする足裏装着用具。
  5. 少なくとも1枚の、ベルト状の形状になっている平面状部材を有する請求項2の足裏装着用具において、
    上記ベルト状の形状の平面状部材に加えて、かかとで固定するための補助固定用部材を有することを特徴とする足裏装着用具。
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