JP6620776B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
タンク内の燃料ガスが供給通路を介して燃料電池に供給される燃料電池システムが知られている。このような供給通路には上流側から下流側に順に2つの弁が設けられて、2つの弁の間の供給通路に圧力センサが設けられる場合がある(例えば特許文献1参照)。
特開2013−177910号公報
2つの弁の間での供給通路内の圧力は、比較的高圧となりやすい。下流側の弁が閉じた状態で上流側の弁が開くと、タンクに高圧状態で貯留された燃料ガスが2つの弁の間での供給通路内に充満して高圧となるからである。従って、このような空間内の圧力を検出する圧力センサも、高圧の燃料ガスに晒されることになる。このため、圧力センサに燃料ガスの成分が固溶して、圧力センサの検出精度が低下する可能性がある。
本発明は、圧力センサの検出精度を回復できる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的は、燃料電池と、燃料ガスを貯留したタンクと、前記タンクから前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する供給通路と、前記供給通路を開閉し、上流側から下流側に順に設けられた第1及び第2弁と、前記供給通路の第1及び第2弁間の領域である被検出領域内の圧力を検出する圧力センサと、前記圧力センサを加熱する加熱部と、前記圧力センサの検出値が所定の閾値以下である状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する制御部と、前記圧力センサにより圧力を検出可能な中継領域を有し、前記被検出領域と外気とを連通した迂回通路と、前記中継領域が前記被検出領域側に連通し前記外気側からは遮断された第1状態と、前記中継領域が前記被検出領域側からは遮断され前記外気側に連通した第2状態とを切り替える切替機構と、を備え、前記圧力センサは、前記中継領域を介して前記被検出領域内の圧力を検出可能であり、前記制御部は、前記検出値が前記所定の閾値以下であって前記第2状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する、燃料電池システムによって達成できる。また、上記目的は、燃料電池と、燃料ガスを貯留したタンクと、前記タンクから前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する供給通路と、前記供給通路を開閉し、上流側から下流側に順に設けられた第1及び第2弁と、前記供給通路の第1及び第2弁間の領域である被検出領域内の圧力を検出する圧力センサと、前記圧力センサを加熱する加熱部と、前記圧力センサの検出値が所定の閾値以下である状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する制御部と、前記圧力センサにより圧力を検出可能な中継領域を有し、前記被検出領域と、前記供給通路の前記第2弁よりも下流側の下流領域とを連通した迂回通路と、前記中継領域が前記被検出領域側に連通し前記下流領域側からは遮断された第1状態と、前記中継領域が前記被検出領域側からは遮断され前記下流領域側に連通した第2状態とを切り替える切替機構と、を備え、前記圧力センサは、前記中継領域を介して前記被検出領域内の圧力を検出可能であり、前記制御部は、前記検出値が前記所定の閾値以下であって前記第2状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する、燃料電池システムによって達成できる。
圧力センサの検出値が所定の閾値以下となる低圧環境下で圧力センサを加熱することにより、圧力センサに固溶した燃料ガスの成分の圧力センサからの放出を促進させることができる。これにより、低下した圧力センサの検出精度を回復させることができる。
前記迂回通路上に設けられ前記切替機構よりも下流側の前記迂回通路上に設けられ、前記燃料ガスを下流側に噴射するインジェクタを備え、前記制御部は、前記第2状態で前記インジェクタにより前記燃料ガスを噴射することにより、前記検出値を前記所定の閾値以下に制御する構成であってもよい。
本発明によれば、圧力センサの検出精度を回復できる燃料電池システムを提供できる。
図1は、本実施例の燃料電池システムの燃料ガス供給系の説明図である。 図2は、圧力センサの模式的な断面図である。 図3Aは、圧力センサの検出値の誤差の時間変化を示したグラフであり、図3Bは、圧力センサの4つのサンプルでの誤差の回復速度を示したグラフである。 図4は、本実施例の回復制御のフローチャートの一例である。 図5は、本実施例での回復制御を示したタイムチャートの一例である。 図6は、第1変形例の燃料電池システムの燃料ガス供給系の説明図である。 図7は、第1変形例での回復制御を示したフローチャートの一例である。 図8は、第1変形例での回復制御を示したタイムチャートの一例である。 図9は、第2変形例の燃料電池システムの燃料ガス供給系の説明図である。 図10は、第2変形例での回復制御を示したフローチャートの一例である。 図11は、第2変形例での回復制御を示したタイムチャートの一例である。 図12Aは、第3変形例の燃料電池システムの燃料ガス供給系の説明図であり、図12Bは、第4変形例の燃料電池システムの燃料ガス供給系の説明図であり、図12Cは、第5変形例の燃料電池システムの燃料ガス供給系の説明図である。
図1は、本実施例の燃料電池システム1の燃料ガス供給系の説明図である。燃料電池システム1は、燃料電池10、タンク20、供給通路30、主止弁32、減圧弁34、インジェクタ36、圧力センサ42及び44等を備えている。燃料電池10は、複数の単セルが積層されたスタック構造を有し、燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されて、燃料ガス及び酸化ガスの電気化学反応により発電する。タンク20には、燃料電池10に供給される燃料ガスである水素ガスが高圧状態で貯留されている。供給通路30は、燃料電池10及びタンク20間を接続しており、タンク20から燃料電池10に燃料ガスを供給する。燃料ガス及び酸化剤ガスの燃料電池10への供給は、制御ユニット100が各装置の動作を制御することにより行われる。
尚、燃料電池システム1には、燃料ガスを外気に排出する排気通路、冷媒を燃料電池10に供給する冷媒供給通路、補機等の種々の構成要素が設けられている。また、本実施例では、燃料電池システム1は車両に搭載されており、燃料電池10は車両の走行用のモータに電力を供給する。
主止弁32、減圧弁34、インジェクタ36は、供給通路30上に上流側から下流側に順に設けられている。主止弁32は、タンク20から供給通路30の上流側へ燃料ガスの流入を制御する。減圧弁34は、供給通路30の上流側における燃料ガスの圧力を、設定された低い圧力に調整する減圧弁である。本実施例においては、主止弁32及び減圧弁34は、上流側から下流側に順に設けられた第1及び第2弁の一例である。主止弁32は、供給通路30を開閉する。減圧弁34は、周辺の圧力が高圧の場合に半開し、低圧の場合に全開となる。インジェクタ36は、燃料ガスを供給通路30の下流側に噴射する電磁駆動式のインジェクタである。尚、供給通路30の主止弁32及び減圧弁34間の領域を被検出領域30aと称する。
圧力センサ42は、被検出領域30aに設けられており、主止弁32から出力される燃料ガスのガス圧を検出する。圧力センサ42には、詳しくは後述するが加熱素子42hが設けられている。圧力センサ44は、供給通路30上であって、減圧弁34及びインジェクタ36間に設けられており、減圧弁34により減圧された燃料ガスの圧力を検出する。
制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び記憶装置等を備えるコンピュータで構成される。制御ユニット100は、圧力センサ42及び44等の検出値に基づいて、主止弁32、減圧弁34、インジェクタ36や加熱素子42hを制御し、種々の処理や制御を実行する制御部に相当する。
図2は、圧力センサ42の模式的な断面図である。圧力センサ42は、ボディ42b、ダイヤフラム42d、歪ゲージ42g、加熱素子42hを備える。ボディ42bは、略円筒状に形成された金属製であって、ダイヤフラム42d、歪ゲージ42g、及び加熱素子42hを収納しており、先端側の開口端42b1が被検出領域30aの外壁に挿入されている。ダイヤフラム42dは、ステンレスなどの金属製であり、筒部42d1と、筒部42d1に一体であって筒部42d1の図2中の上端を閉塞する薄肉の受圧部42d3と、を備えている。受圧部42d3は、筒部42d1内に導入された燃料ガスの圧力に応じて歪む。
歪ゲージ42gは、受圧部42d3の外面上に4つ設けられている。受圧部42d3の撓みに応じて各歪ゲージ42gに加わる応力が変化し、それに伴い各歪ゲージ42gの抵抗が変化する。この抵抗値の変化をブリッジ回路の差動出力として、燃料ガスの圧力に比例した出力が得られる。加熱素子42hは、ダイヤフラム42d及び歪ゲージ42g近傍に設けられている。加熱素子42hは制御ユニット100により通電状態が制御され、加熱素子42hが通電されることによりダイヤフラム42dが加熱される。
ここで、ダイヤフラム42dは金属材料が用いられている。このため、ダイヤフラム42dが高圧の燃料ガスに晒されることにより、このような金属材料に燃料ガスの成分である水素が固溶する可能性がある。これにより、圧力センサ42の検出値の誤差が増大して、検出精度が低下する可能性がある。
図3Aは、圧力センサ42の検出値の誤差の時間変化を示したグラフである。最初に圧力センサ42周辺を高圧の燃料ガス環境にし、その後に低圧の燃料ガス環境にした場合での圧力センサ42の検出値の誤差の変化を示している。図3Aに示すように、高圧の燃料ガス環境下では、時間が経過するにつれて誤差が徐々に増大する。これに対して、その後の低圧の燃料ガス環境下では、誤差は徐々に低下する。これは、高圧環境下の方が低圧環境下よりも圧力センサ42の金属材料への水素の固溶が促進され、低圧環境下では圧力センサ42の金属材料に固溶した水素が放出されるからと考えられる。
図3Bは、圧力センサ42の4つのサンプルA〜Dでの誤差の回復速度を示したグラフである。サンプルA〜Dは、予め高圧の燃料ガス環境下に配置して誤差を増大させておいた。この誤差は、サンプルA〜Dの順に大きい。サンプルA、C、及びDについては、低圧の燃料ガス環境下に配置した。サンプルBは、低圧の燃料ガス環境下に配置しつつ加熱した。この結果、低圧の燃料ガス環境下で加熱されたサンプルBが最も回復速度が大きかった。本実施例において、制御ユニット100は、低圧環境下で圧力センサ42を上述した加熱素子42hにより加熱することによって、圧力センサ42の検出精度を回復する回復制御を実行する。
図4は、本実施例の回復制御のフローチャートの一例である。制御ユニット100は、この制御を所定の周期毎に繰り返し実行する。最初に、圧力センサ42の検出精度の回復実行タイミングであるか否かが判定される(ステップS1)。否定判定の場合には本制御は終了する。この判定は、回復実行要求フラグがONであり、かつ車両のイグニッションオフを検出した場合である。イグニッションオフの検出は、イグニッションスイッチからの出力信号に基づいてなされる。回復実行要求フラグは、車両の走行距離が所定の閾値以上となった場合や、前回の回復制御の実行からの経過時間が所定の閾値以上となった場合に、オフからオンに切り替えられる。
尚、これらの所定の閾値は、車両走行中での外気温が所定値以上となる期間が長いほど、又は圧力センサ42の検出値が所定値以上となる期間が長いほど、小さくなるように補正してもよい。車両走行中での外気温が高いほど、及び圧力センサ42が高圧の燃料ガスに晒され期間が長いほど、固溶は促進されるからである。この場合、外気温センサの検出値が所定値以上となる期間を制御ユニット100のメモリに記憶しておく、又は、圧力センサ42の検出値が所定値以上となる期間を制御ユニット100のメモリに記憶しておく。
ステップS1で肯定判定の場合、被検出領域30a内の減圧が実行される(ステップS3)。具体的には、主止弁32が閉じられ減圧弁34が開いた状態でインジェクタ36が燃料ガスを噴射することにより被検出領域30a内が減圧される。これにより、圧力センサ42周辺の圧力が低下する。尚、この際にシステム内の燃料ガスや酸化剤ガスも外部に排出されて、燃料電池10の発電が停止される。
次に、圧力センサ42の検出値が閾値P以下となったか否かが判定される(ステップS5)。否定判定の場合には減圧が継続される。肯定判定の場合には、減圧が停止される(ステップS7)。具体的には、インジェクタ36による燃料ガスの噴射も停止される。これにより、被検出領域30a内が所定の減圧状態に維持される。
次に、圧力センサ42の加熱が実行される(ステップS9)。具体的には、加熱素子42hが通電されて、ダイヤフラム42dや歪ゲージ42gが加熱される。即ち、圧力センサ42周辺が減圧された状態で加熱される。これにより、圧力センサ42の金属材料に固溶した水素の放出を促進でき、早期に圧力センサ42の検出精度を回復させることができる。
次に、所定時間での圧力センサ42の検出値の変化量が所定の閾値ΔP以下となったか否かが判定される(ステップS11)。圧力センサ42を加熱することにより圧力センサ42の金属材料に固溶した水素が周辺に放出されている最中では、圧力センサ42の検出値は安定しない。このため、圧力センサ42の検出値の変化量が所定の閾値ΔP以下となった場合に、金属材料に固溶していた水素が十分に放出されたものと判定される。否定判定の場合には、圧力センサ42の加熱が継続される。尚、この判定は主止弁32が閉じられた状態で行われるため、水素の放出以外の他の要因が圧力センサ42の検出値に影響を与えることを抑制でき、上記判定を精度よく行うことができる。また、ステップS11において、圧力センサ42の検出値の変化率が所定の閾値以下となったか否かを判定してもよい。
ステップS11で肯定判定の場合には、固溶は解消され圧力センサ42の検出精度は回復したものとして、圧力センサ42の加熱が停止される(ステップS13)。尚、上述した回復実行要求フラグもオンからオフに切り替えられる。
次に、元の状態への復帰タイミングであるか否かが判定される(ステップS15)。具体的には、車両のイグニッションオンを検出したか否かが判定される。イグニッションオンの検出は、イグニッションスイッチからの出力信号に基づいてなされる。否定判定の場合には、再度ステップS15の処理が実行される。
ステップS15で肯定判定の場合には、主止弁32を開くことにより、被検出領域30a内を減圧実行前の高圧状態に復帰させる(ステップS17)。これにより、減圧弁34及びインジェクタ36を通じて燃料電池10に燃料ガスを供給でき燃料電池10を発電させることができる。
図5は、本実施例での回復制御を示したタイムチャートの一例である。回復実行要求フラグがオンでイグニッションオフが検出されると、時刻t1で主止弁32が閉じられインジェクタ36の噴射により減圧が開始される。時刻t2で圧力センサ42の検出値が閾値P以下となると、インジェクタ36による噴射が停止されて圧力センサ42の加熱が開始される。これにより、時刻t3では圧力センサ42の検出値の変化量が変動して不安定な状態となる。時刻t4で圧力センサ42の検出値の変化量が閾値ΔP以下となると、圧力センサ42の加熱が停止される。時刻t5でイグニッションオンが検出されると、主止弁32が開かれて被検出領域30aが元の高圧状態にまで復帰する。尚、時刻t5以降での圧力センサ42の検出値が時刻t1以前よりも低い値となっている理由は、時刻t1以前は誤差により主止弁32の検出値が実際の圧力値よりも大きくなっており、時刻t4以降で誤差が解消されて検出値が実際の圧力値とほぼ同じになっているからである。また、図5では、時刻t1以前でもインジェクタ36による燃料ガスを噴射しており、時刻t5以降でインジェクタ36が直ちに燃料ガスを噴射する場合を例に説明しているが、これに限定されない。
以上のように、イグニッションオフを検出した場合に主止弁32が閉じられて圧力センサ42の回復制御が実行される。主止弁32が閉じられている間は、タンク20から新たな燃料ガスが燃料電池10に供給されることはない。ここで、イグニッションオフが検出されると、少なくとも所定期間経過後に燃料電池10の発電は停止される。このため、このように燃料電池10の発電の停止が想定される場合に、主止弁32を閉じて減圧を開始して回復制御を実行することにより、燃料電池10の発電への影響を抑制しつつ圧力センサ42の検出精度を回復させることができる。
尚、必ずしもイグニッションオフが検出された場合に回復制御が実行されることに限定されない。例えば、車両に搭載された二次電池の蓄電量が所定値以上であって燃料電池10への要求発電量が少ない運転状態の場合に、主止弁32等の開閉を制御して、被検出領域30a内の減圧を開始してもよい。即ち、被検出領域30a内の減圧が燃料電池10の発電に与える影響が少ない運転状態にあれば、このような減圧を開始して圧力センサ42の回復制御を実行してもよい。
次に複数の変形例の燃料電池システムについて説明する。変形例の燃料電池システムにおいて、上記実施例と同一の構成や同一の処理については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6は、第1変形例の燃料電池システム1aの燃料ガス供給系の説明図である。燃料電池システム1aは、排気通路50、迂回通路60、上流遮断弁62、下流遮断弁63、減圧弁64、を備えている。排気通路50は、燃料電池10から排出された燃料オフガスを外気に排出するための通路であり、図示はしていないが上述した燃料電池システム1にも設けられている。迂回通路60は、一端が被検出領域30aに連通し、他端が排気通路50に連通している。従って、迂回通路60は排気通路50を介して外気に連通している。上流遮断弁62、下流遮断弁63、減圧弁64は、迂回通路60に上流側から下流側に順に設けられている。上流遮断弁62、下流遮断弁63、減圧弁64は、制御ユニット100aにより制御される。圧力センサ42は、上流遮断弁62及び下流遮断弁63の間の迂回通路60に設けられている。第1変形例では、迂回通路60の上流遮断弁62及び下流遮断弁63の間の領域を、圧力センサ42が圧力を検出可能な中継領域60aと称する。
上流遮断弁62及び下流遮断弁63は、中継領域60aが被検出領域30a側に連通し外気側からは遮断された第1状態と、中継領域60aが被検出領域30a側からは遮断され外気側に連通した第2状態とを切り替える切替機構の一例である。具体的には、第1状態は、上流遮断弁62が開き下流遮断弁63が閉じることにより実現される。第2状態は、上流遮断弁62が閉じられ下流遮断弁63が開くことにより実現される。尚、減圧弁64は、低圧の場合に全開となり、高圧の場合に半開となるため、第1及び第2状態の何れの状態でも開いている。
第1変形例では、回復制御が実行されていない状態では第1状態に制御される。このため、中継領域60a内の圧力は被検出領域30a内と同じとなり、圧力センサ42は、中継領域60aを介して被検出領域30a内の圧力を検出できる。また、下流遮断弁63は閉じられるため、排気通路50を介して迂回通路60を逆流して燃料オフガスが供給通路30に流入することが防止されている。
図7は、第1変形例での回復制御を示したフローチャートの一例である。制御ユニット100aは、この制御を所定の周期毎に繰り返し実行する。最初に、圧力センサ42の検出精度の回復実行タイミングであるか否かが判定される(ステップS1a)。否定判定の場合には本制御は終了する。この判定は、上述した実施例と異なり、イグニッションオフが検出されていない状態であって、圧力センサ42の回復実行要求フラグがオンの場合に、肯定判定がなされる。
ステップS1aで肯定判定の場合、中継領域60aの減圧が実行される(ステップS3a)。具体的には、上述した第2状態に切り替えられて、中継領域60a内の燃料ガスが外気に排出される。これにより、中継領域60aは外気圧と略同じ程度までに低下して圧力センサ42周辺が減圧される。また、上流遮断弁62が閉じられることにより、迂回通路60の上流遮断弁62よりも下流側と被検出領域30aとは遮断される。このため、このような減圧が実行された場合であっても、タンク20からの供給通路30を介しての燃料電池10への燃料ガスの供給を継続できる。
次に、上述した実施例と同様にステップS5で肯定判定の場合に、減圧が停止される(ステップS7a)。具体的には、減圧弁64が全開になる。次に上述した実施例と同様に、ステップS9〜S13の処理が実行される。ステップS13の処理が実行されると、第1状態に切替えられて中継領域60a内の圧力は被検出領域30a内とは同じになり、中継領域60a内の圧力を減圧実行前の高圧状態に復帰される(ステップS17a)。
以上のように、タンク20からの燃料電池10への燃料ガスの供給が継続的に行われている場合であっても圧力センサ42の回復制御を実行できる。このため、例えば車両が走行中であっても圧力センサ42を検出精度の低下から早期に回復させることができ、精度が回復した圧力センサ42の検出値に基づいて、適切に燃料電池システム1aが制御される。
図8は、第1変形例での回復制御を示したタイムチャートの一例である。回復実行要求フラグがオンとなると、時刻t1で上流遮断弁62が閉じられ下流遮断弁63が開かれ減圧弁64を通じて減圧が開始される。時刻t2で圧力センサ42の検出値が閾値P以下となると、圧力センサ42の加熱が開始される。これにより、時刻t3では圧力センサ42の検出値の変化量が変動して不安定な状態となる。時刻t4で圧力センサ42の検出値の変化量が閾値ΔP以下となると、圧力センサ42の加熱が停止される。その後の時刻t5で上流遮断弁62が開かれ下流遮断弁63が閉じられて、中継領域60aの圧力は、被検出領域30a内と同じ高圧状態にまで復帰する。
尚、第1変形例においては、減圧弁64は設けられていなくてもよい。回復制御が実行されていない状態では、上流遮断弁62を開き下流遮断弁63を閉じることにより圧力センサ42により被検出領域30a内の圧力を検出でき、回復制御時は、上流遮断弁62を閉じ下流遮断弁63を開くことにより中継領域60a内を減圧できるからである。
また、第1変形例では圧力センサ42の加熱中に下流遮断弁63は開いた状態であるが、閉じた状態でもよい。
図9は、第2変形例の燃料電池システム1bの燃料ガス供給系の説明図である。第2変形例においては、供給通路30のインジェクタ36と燃料電池10との間の領域を下流領域30bと称する。燃料電池システム1bは、迂回通路70、上流遮断弁72、下流遮断弁73、減圧弁74、インジェクタ76を備えている。迂回通路70は、一端が被検出領域30aに連通し、他端が下流領域30bに連通している。上流遮断弁72、下流遮断弁73、減圧弁74、インジェクタ76は、迂回通路70に上流側から下流側に順に設けられている。圧力センサ42は、迂回通路70の上流遮断弁72及び下流遮断弁73の間に設けられている。第2変形例では、迂回通路70の上流遮断弁72及び下流遮断弁73の間の領域を、圧力センサ42が圧力を検出可能な中継領域70aと称する。
上流遮断弁72及び下流遮断弁73は、中継領域70aが被検出領域30a側に連通し下流領域30b側からは遮断された第1状態と、中継領域70aが被検出領域30a側からは遮断され下流領域30b側に連通した第2状態とを切り替える切替機構の一例である。具体的には、第1状態は、上流遮断弁72が開き下流遮断弁73が閉じることにより実現される。第2状態は、上流遮断弁72が閉じられ下流遮断弁73が開くことにより実現される。尚、減圧弁74は、低圧の場合に全開となり、高圧の場合に半開となるため、第1及び第2状態の何れの状態でも開いている。
第2変形例では、回復制御が実行されていない状態では第1状態に制御される。このため、中継領域70a内の圧力は被検出領域30a内と同じとなり、圧力センサ42は、中継領域70aを介して被検出領域30a内の圧力を検出できる。また、回復制御が実行されていない状態では、下流遮断弁73は閉じており、インジェクタ76の動作も停止した状態にある。これにより、インジェクタ36から噴射された燃料ガスが迂回通路70を逆流することが防止されている。
図10は、第2変形例での回復制御を示したフローチャートの一例である。制御ユニット100bは、この制御を所定の周期毎に繰り返し実行する。最初に、ステップS1aが実行されてステップS1aで肯定判定の場合、中継領域70aの減圧が実行される(ステップS3b)。具体的には、上流遮断弁72が閉じられ下流遮断弁73が開かれてインジェクタ76により燃料ガスが噴射される。これにより中継領域70a内の燃料ガスが燃料電池10に供給されて圧力センサ42周辺が減圧されると共に、中継領域70aから排出された燃料ガスを燃料電池10の発電に有効利用できる。また、上流遮断弁72が閉じられることにより、タンク20からの供給通路30を介しての燃料電池10への燃料ガスの供給を継続できる。
次に、上述した実施例と同様にステップS5で肯定判定の場合に、減圧が停止される(ステップS7b)。具体的には、減圧弁74が全開となる。次に上述した実施例と同様に、ステップS9〜S13の処理が実行される。ステップS13の処理が実行されると、第1状態に切替えられて中継領域70a内の圧力は被検出領域30a内とは同じになり、中継領域70a内の圧力を減圧実行前の高圧状態に復帰される(ステップS17b)。
図11は、第2変形例での回復制御を示したタイムチャートの一例である。回復実行要求フラグがオンとなると、時刻t1で上流遮断弁72が閉じられ下流遮断弁73が開かれ減圧弁74を通じてインジェクタ76により燃料ガスが噴射されて減圧が開始される。時刻t2で圧力センサ42の検出値が閾値P以下となると、減圧が停止されて圧力センサ42の加熱が開始される。これにより、時刻t3では圧力センサ42の検出値の変化量が変動して不安定な状態となる。時刻t4で圧力センサ42の検出値の変化量が閾値ΔP以下となると、圧力センサ42の加熱が停止される。その後の時刻t5で上流遮断弁72が開かれ下流遮断弁73が閉じられて、中継領域70aの圧力は、被検出領域30aと同じ高圧状態に復帰する。
以上のように、第2変形例では、タンク20からの燃料電池10への燃料ガスの供給が継続的に行われている場合であっても圧力センサ42の回復制御を実行でき、かつ燃料ガスを有効利用できる。
図12Aは、第3変形例の燃料電池システム1´の燃料ガス供給系の説明図である。第3変形例は、上記実施例に類似した構成であるが、供給通路30の代わりに供給通路30´が設けられている。供給通路30´は、上述したようにタンク20から燃料電池10に燃料ガスを供給し主止弁32、減圧弁34、インジェクタ36が配置されたメイン通路30mと、メイン通路30mから分岐し端部が閉塞した分岐通路30Aとを有している。圧力センサ42は、被検出領域30aではなく分岐通路30Aに設けられている。このような構成においても、圧力センサ42は、分岐通路30Aを介して被検出領域30a内の圧力を検出できる。また、上記実施例と同様の手法により、圧力センサ42の検出精度を回復させることができる。
図12Bは、第4変形例の燃料電池システム1a´の燃料ガス供給系の説明図である。第4変形例は、上述した第1変形例と類似した構成であるが、上流遮断弁62及び下流遮断弁63の代わりに三方弁62aが設けられており、迂回通路60の代わりに迂回通路60´が設けられている。迂回通路60´は、上述したように被検出領域30aと外気とを連通し減圧弁64が配置されたメイン通路60mと、メイン通路60mの減圧弁64よりも上流側で分岐し他端が閉塞した分岐通路60Aとを有している。圧力センサ42は、分岐通路60Aに設けられ分岐通路60A内の圧力を検出する。三方弁62aは、メイン通路60mと分岐通路60Aとの分岐点に設けられている。三方弁62aは、制御ユニット100a´により制御される。
三方弁62aは、分岐通路60Aが被検出領域30a側に連通し外気側からは遮断された第1状態と、分岐通路60Aが被検出領域30a側からは遮断され外気側に連通した第2状態とを切り替える切替機構の一例である。具体的には、第1状態は、三方弁62aにより、メイン通路60mの三方弁62aよりも上流側の領域と分岐通路60Aのみを連通し、メイン通路60mの三方弁62aよりも下流側の領域を、この上流側の領域及び分岐通路60Aから遮断することにより実現される。第2状態では、三方弁62aにより、メイン通路60mの三方弁62aよりも下流側の領域と分岐通路60Aのみを連通し、メイン通路60mの三方弁62aよりも上流側の領域を、この下流側の領域及び分岐通路60Aから遮断することにより実現される。
第4変形例においても、回復制御が実行されていない状態では第1状態に制御される。第1状態では、メイン通路60mの三方弁62aよりも上流側の領域を介して分岐通路60Aと被検出領域30aとが連通し、分岐通路60A内の圧力は被検出領域30a内と同じになる。このように圧力センサ42は、分岐通路60A等を介して被検出領域30a内の圧力を検出できる。
回復制御においては、第2状態に切替えられる。従って、被検出領域30aと分岐通路60Aとが遮断された状態で、分岐通路60A内の燃料ガスはメイン通路60mを介して外気へと排出される。このようにして分岐通路60A内の減圧が実行される。このような構成によっても、圧力センサ42周辺を減圧させることができる。
図12Cは、第5変形例の燃料電池システム1b´の燃料ガス供給系の説明図である。第5変形例は、上述した第2変形例に類似した構成であるが、上流遮断弁72及び下流遮断弁73の代わりに三方弁72aが設けられており、迂回通路70の代わりに迂回通路70´が設けられている。迂回通路70´は、上述したように被検出領域30aと下流領域30bとを連通し減圧弁74及びインジェクタ76が設けられたメイン通路70mと、メイン通路70mの減圧弁74よりも上流側で分岐し他端が閉塞した分岐通路70Aとを有している。圧力センサ42は、分岐通路70Aに設けられ分岐通路70A内の圧力を検出する。三方弁72aは、メイン通路70mと分岐通路70Aとの分岐点に設けられている。三方弁72aは、制御ユニット100b´により制御される。
三方弁72aは、分岐通路70Aが被検出領域30a側に連通し下流領域30bからは遮断された第1状態と、分岐通路70Aが被検出領域30a側からは遮断され下流領域30b側に連通した第2状態とを切り替える切替機構の一例である。具体的には、第1状態は、三方弁72aにより、メイン通路70mの三方弁72aよりも上流側の領域と分岐通路70Aのみを連通し、メイン通路70mの三方弁72aよりも下流側の領域を、この上流側の領域及び分岐通路70Aから遮断することにより実現される。第2状態では、三方弁72aにより、メイン通路70mの三方弁72aよりも下流側の領域と分岐通路70Aのみを連通し、メイン通路70mの三方弁72aよりも上流側の領域を、この下流側の領域及び分岐通路70Aから遮断することにより実現される。
第5変形例においても、回復制御が実行されていない状態では第1状態に制御される。第1状態では、メイン通路70mの三方弁72aよりも上流側の領域を介して、分岐通路70Aと被検出領域30aとが連通し、分岐通路70A内の圧力は被検出領域30a内と同じになる。これにより圧力センサ42は、分岐通路70A等を介して被検出領域30a内の圧力を検出できる。
回復制御においては、第2状態に切替えられ、インジェクタ76が燃料を噴射する。従って、被検出領域30aと分岐通路70Aとが遮断された状態で、分岐通路70A内の燃料ガスは燃料電池10へと供給される。このようにして分岐通路70A内の減圧が実行される。このような構成によっても、圧力センサ42周辺を減圧させることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
圧力センサ42は、上述の歪ゲージ抵抗式に限定されず、燃料ガスの成分が固溶し得る金属材料が用いられ固溶により検出誤差が大きくなる圧力センサであればよい。例えば圧力センサ42は、半導体ピエゾ抵抗式、静電容量式、シリコンレゾナント式、のいずれでもよい。
上記実施例及び変形例では、加熱素子42hは圧力センサ42内に設けられているがこのような構成に限定されない。例えば、圧力センサ42の外部に加熱部を配置して、圧力センサ42の外部から圧力センサ42の金属材料を加熱してもよい。
1、1a、1b、1´、1a´、1b´ 燃料電池システム
10 燃料電池
20 タンク
30 供給通路
30a 被検出領域
30b 下流領域
32 主止弁(第1弁)
34 減圧弁(第2弁)
36、76 インジェクタ
42、44 圧力センサ
42d ダイヤフラム
42g 歪ゲージ
42h 加熱素子(加熱部)
60、70 迂回通路
60a、70a 中継領域
62、72 上流遮断弁(切替機構)
63、73 下流遮断弁(切替機構)
62a、72a 三方弁
100、100a、100b、100a´、100b´ 制御ユニット(制御部)

Claims (3)

  1. 燃料電池と、
    燃料ガスを貯留したタンクと、
    前記タンクから前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する供給通路と、
    前記供給通路を開閉し、上流側から下流側に順に設けられた第1及び第2弁と、
    前記供給通路の第1及び第2弁間の領域である被検出領域内の圧力を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサを加熱する加熱部と、
    前記圧力センサの検出値が所定の閾値以下である状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する制御部と、
    前記圧力センサにより圧力を検出可能な中継領域を有し、前記被検出領域と外気とを連通した迂回通路と、
    前記中継領域が前記被検出領域側に連通し前記外気側からは遮断された第1状態と、前記中継領域が前記被検出領域側からは遮断され前記外気側に連通した第2状態とを切り替える切替機構と、を備え、
    前記圧力センサは、前記中継領域を介して前記被検出領域内の圧力を検出可能であり、
    前記制御部は、前記検出値が前記所定の閾値以下であって前記第2状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する、燃料電池システム。
  2. 燃料電池と、
    燃料ガスを貯留したタンクと、
    前記タンクから前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する供給通路と、
    前記供給通路を開閉し、上流側から下流側に順に設けられた第1及び第2弁と、
    前記供給通路の第1及び第2弁間の領域である被検出領域内の圧力を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサを加熱する加熱部と、
    前記圧力センサの検出値が所定の閾値以下である状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する制御部と、
    前記圧力センサにより圧力を検出可能な中継領域を有し、前記被検出領域と、前記供給通路の前記第2弁よりも下流側の下流領域とを連通した迂回通路と、
    前記中継領域が前記被検出領域側に連通し前記下流領域側からは遮断された第1状態と、前記中継領域が前記被検出領域側からは遮断され前記下流領域側に連通した第2状態とを切り替える切替機構と、を備え、
    前記圧力センサは、前記中継領域を介して前記被検出領域内の圧力を検出可能であり、
    前記制御部は、前記検出値が前記所定の閾値以下であって前記第2状態で、前記圧力センサを前記加熱部により加熱する、燃料電池システム。
  3. 前記迂回通路上に設けられ前記切替機構よりも下流側の前記迂回通路上に設けられ、前記燃料ガスを下流側に噴射するインジェクタを備え、
    前記制御部は、前記第2状態で前記インジェクタにより前記燃料ガスを噴射することにより、前記検出値を前記所定の閾値以下に制御する、請求項2の燃料電池システム。
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