JP6445989B2 - 燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法に関する。
燃料電池スタックは、複数の単セルが積層されると共に、複数の単セルが電気的に直列に接続されることで構成されている。そして、セル電圧モニタによって各単セルのセル電圧を監視する、もしくは複数のセル毎に電圧を監視することで、単セルが正常であるか否か判断している。因みに、一般に、水素濃度、酸素濃度が高くなると、セル電圧は高くなる。
ここで、セル電圧モニタが正常であるか否かは、燃料電池スタック内に検査可能な濃度の水素が供給されている状態で、セル電圧を検出することで判別可能である。すなわち、検査可能な濃度の水素、酸素が供給されているにも関わらず、セル電圧が正常な範囲でない場合、セル電圧モニタは正常でない、つまり、故障(断線故障等)していると判断される。なお、セル電圧モニタが正常であるか否かに係る判定(故障判定)は、燃料電池システムの起動毎に実行されることが望ましい。
ここで、システム起動時における水素の供給に関して、特許文献1では、燃料電池スタックに水素を加圧供給した後、コンタクタをONして燃料電池スタックと外部の負荷とを電気的に接続し、その後、空気を加圧供給する技術が開示されている。
特開2010−238544号公報
ところが、特許文献1では、水素、空気の加圧供給に時間を要するので、コンタクタのONが遅れてしまい、起動時間が長くなっていた。また、特許文献1では、燃料電池スタックの全体の電圧(スタック電圧)を専用で検出する電圧センサを備えており、部品点数が多い。
そこで、本発明は、簡便な構成で、起動時間を短縮可能な燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されることで発電する複数の単セルが積層されることで構成された燃料電池スタックと、システム起動時において前記燃料電池スタック内に燃料ガスが残留しているか否か判定する残留判定部と、前記単セルのセル電圧を検出するセル電圧モニタと、前記燃料電池スタックと負荷とを電気的にON/OFFするコンタクタと、前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記セル電圧モニタが正常であるか否か判定するセル電圧モニタ判定部と、前記コンタクタを制御するコンタクタ制御部と、を備え、前記残留判定部が燃料ガスは残留していると判定した場合、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であるか否か判定し、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であると判定したとき、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記コンタクタ制御部が前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記コンタクタと前記負荷との間に設けられたコンデンサへのプリチャージが完了した否かを判定し、前記セル電圧モニタ判定部が前記プリチャージが完了したと判定したとき、新規の燃料ガスの供給前に前記コンタクタをONし、前記コンタクタのON後に新規の燃料ガスの供給を開始することを特徴とする燃料電池システムである。
また、燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されることで発電する複数の単セルが積層されることで構成された燃料電池スタックと、システム起動時において前記燃料電池スタック内に燃料ガスが残留しているか否か判定する残留判定部と、前記単セルのセル電圧を検出するセル電圧モニタと、前記燃料電池スタックと負荷とを電気的にON/OFFするコンタクタと、前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記セル電圧モニタが正常であるか否か判定するセル電圧モニタ判定部と、前記コンタクタを制御するコンタクタ制御部と、を備える燃料電池システムの運転方法であって、前記残留判定部が燃料ガスは残留していると判定した場合、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であるか否か判定し、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であると判定したとき、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記コンタクタ制御部が前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記コンタクタと前記負荷との間に設けられたコンデンサへのプリチャージが完了した否かを判定し、前記セル電圧モニタ判定部が前記プリチャージが完了したと判定したとき、新規の燃料ガスの供給前に前記コンタクタをONし、前記コンタクタのON後に新規の燃料ガスの供給を開始することを特徴とする燃料電池システムの運転方法である。
ここで、起動時間とは、システムの起動信号(後記する実施形態では、IG61のON信号)から、コンタクタがONされ燃料電池スタックが外部の負荷と電気的に接続されるまでの時間を意味する。
このような構成によれば、残留判定部が燃料ガスは残留していると判定した場合、新規の燃料ガスの供給前、セル電圧モニタ判定部がセル電圧モニタは正常であるか否か判定し、セル電圧モニタ判定部がセル電圧モニタは正常であると判定したとき、新規の燃料ガスの供給前、コンタクタ制御部がセル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいてコンタクタをONする。
すなわち、燃料ガスは残留している場合、その残留する燃料ガスを使用して、セル電圧モニタは正常であるか否か速やかに判定する。そして、セル電圧モニタは正常であるとき、コンタクタ制御部がセル電圧に基づいてコンタクタを速やかにONする。これにより、起動時間が短縮される。
また、コンタクタ制御部がセル電圧に基づいてコンタクタを速やかにONするので、燃料電池スタックのスタック電圧を専用で検出する電圧センサは不要である。これにより、燃料電池システムの構成は簡便となる。
また、前記残留判定部は、ソーク時間に基づいて燃料ガスが残留しているか否か判定することが好ましい。
このような構成によれば、残留判定部は、ソーク時間に基づいて燃料ガスが残留しているか否か良好に判定できる。
また、新規の燃料ガスの供給前におけるセル電圧が異常である場合、前記セル電圧モニタ判定部は、新規の燃料ガスの供給後において、セル電圧が正常であるときに燃料ガスは封止されていなかったと判定し、セル電圧が異常であるときに前記セル電圧モニタは断線故障していると判定することが好ましい。
このような構成によれば、燃料電池スタックにおける燃料ガスの封止異常と、セル電圧モニタの故障とを区別できる。
また、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは故障していると判定した場合、燃料ガスが所定時間継続して供給された後、前記コンタクタ制御部は、前記コンタクタをONすることが好ましい。
このような構成によれば、セル電圧モニタは故障していると判定されても、コンタクタ制御部が所定時間経過後コンタクタをONすることで、燃料電池スタックと負荷とを電気的に接続できる。
本発明によれば、簡便な構成で、起動時間を短縮可能な燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法を提供することができる。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
燃料電池システム1は、燃料電池車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、CVM20(Cell Voltage Monitor:セル電圧モニタ)と、アノード系と、カソード系と、電力制御系と、IG61と、これらを電子制御するECU70(Electronic Control Unit、電子制御装置)と、を備えている。
<燃料電池スタック>
燃料電池スタック10は、複数の固体高分子型の単セル11が積層されることで構成されたスタックである。単セル11は、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)と、アノードセパレータ及びカソードセパレータと、を備えている。
アノードセパレータには、各MEAのアノードに対して水素を給排するための孔や溝が形成されている。この貫通孔及び溝は、アノード流路12(燃料ガス流路)として機能している。
カソードセパレータには、各MEAのカソードに対して酸素を含む空気を給排するための貫通孔や溝が形成されている。この貫通孔及び溝は、カソード流路13(酸化剤ガス流路)として機能している。
<CVM>
CVM20は、単セル11毎に接続された電圧センサ21を備えており、各単セル11のセル電圧を検出し、ECU70に出力するようになっている。したがって、CVM20において、一部の電圧センサ21が断線故障(オープンエラー)する場合がある。ここでは、電圧センサ21の検出するセル電圧が−0.1V以下である場合(セル電圧≦−0.1V)、電圧センサ21は故障していると判断される。
そして、ECU70は、入力されたセル電圧に基づいて、最低セル電圧、平均セル電圧を算出するようになっている。また、ECU70は、複数のセル電圧を総和し、燃料電池スタック10の全体電圧であるスタック電圧を算出するようになっている。すなわち、スタック電圧の検出専用の電圧センサは省略されており、部品点数の削減、低コスト化、軽量化が図られている。
<アノード系>
アノード系は、燃料電池スタック10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排する系である。アノード系は、水素タンク31と、遮断弁32と、パージ弁33と、を備えている。
水素タンク31は、配管31a、遮断弁32、配管32aを介して、アノード流路12の入口に接続されている。遮断弁32は、ECU70によって開閉制御される常閉型の電磁弁であり、ECU70によって開かれると、水素タンク31の水素が配管31a等を通ってアノード流路12に供給されるようになっている。配管32aには、水素タンク31からのECU70の指令に従って噴射し、水素の圧力を調整するインジェクタ(図示しない)が設けられている。
アノード流路12の出口は配管32bを介して配管32aに接続されており、アノードオフガスが配管32bを通って配管32aに戻り、水素が循環するように構成されている。配管32bは、配管33a、パージ弁33、配管33bを介して、配管43bに接続されている。パージ弁33は、ECU70によって開閉制御される常閉型の電磁弁であり、ECU70によって開かれると、配管32bのガスが、配管33a等を通って、配管43bに排出されるようになっている。
そして、IG61がオフされ、燃料電池システム1の停止中であるソーク中(発電停止中)、遮断弁32及びパージ弁33は閉じられる構成となっている。このように、遮断弁32、パージ弁33が閉じている状態では、アノード流路12は車外(外部)と遮断され、アノード流路12は封止された状態となり、アノード流路12の水素はそのまま残留し易くなる。ただし、アノード流路12に残留する水素の一部は、電解質膜を透過してカソード流路13に流出したり、燃料電池スタック10の微小隙間を通って車外に流出したりするので、水素の濃度は徐々に低下する。
<カソード系>
カソード系は、燃料電池スタック10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排する系である。カソード系は、コンプレッサ41と、上流側封止弁42と、下流側封止弁43と、を備えている。
コンプレッサ41は、配管41a、上流側封止弁42、配管42aを介して、カソード流路13の入口に接続されている。上流側封止弁42、下流側封止弁43は、ECU70によって開閉制御される常閉型の電磁弁である。コンプレッサ41は車外の空気を吸気して吐出し、この空気は、開かれた上流側封止弁42等を通って、カソード流路13に供給されるようになっている。
カソード流路13の出口には、配管43a、下流側封止弁43、配管43bが順に接続されている。そして、カソードオフガスは、開かれた下流側封止弁43等を通って、車外に排出されるようになっている。
そして、IG61がオフされ、燃料電池システム1の停止中であるソーク中(発電停止中)、上流側封止弁42、下流側封止弁43は閉じられる構成となっている。このように、上流側封止弁42、下流側封止弁43が閉じている状態では、カソード流路13は車外(外部)と遮断され、カソード流路13は封止された状態となる。
<電力制御系>
電力制御系は、燃料電池スタック10の出力端子に接続され、燃料電池スタック10の電力を制御し、モータ110に出力する系である。モータ110は、電力が供給されることで駆動力を発生する電動式のモータである。
電力制御系は、メインコンタクタ51と、サブコンタクタ52と、プリチャージコンタクタ53と、プリチャージ抵抗54と、電力制御器55と、コンデンサ56と、電圧センサ57と、を備えている。
燃料電池スタック10のプラス端子14は、メインコンタクタ51を介して、電力制御器55のプラス端子55aに接続されている。燃料電池スタック10のマイナス端子15は、サブコンタクタ52を介して、電力制御器55のマイナス端子55bに接続されている。プリチャージコンタクタ53及びプリチャージ抵抗54は、燃料電池スタック10のプラス側において、メインコンタクタ51と並列に接続されている。
メインコンタクタ51、サブコンタクタ52及びプリチャージコンタクタ53は、ECU70によってON/OFF(接続/切断)制御されるスイッチである。プリチャージコンタクタ53は、燃料電池スタック10及び電力制御器55の接続時においてメインコンタクタ51よりも先にONされることで、電力制御器55に大きな電流が急に流れることを防止するスイッチである。
電力制御器55は、ECU70からの指令に従って、燃料電池スタック10の発電電力(出力電流、出力電圧)を制御し、モータ110に出力する機器であり、DC/DCチョッパ等の電子回路を備えている。
コンデンサ56は、メインコンタクタ51(プリチャージコンタクタ53)、サブコンタクタ52と、電力制御器55との間に設けられている。コンデンサ56は、電力制御器55に入力される電圧を安定させるコンデンサである。
電圧センサ57は、メインコンタクタ51(プリチャージコンタクタ53)、サブコンタクタ52の出力側(電力制御器55側)の出力側電圧を検出し、ECU70に出力するようになっている。
<IG>
IG61は、燃料電池システム1(燃料電池車)の起動スイッチであり、運転席周りに配置されている。IG61は、ON信号/OFF信号をECU70に出力するようになっている。
<ECU>
ECU70は、燃料電池システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されている。そして、ECU70は、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種処理を実行し、各種機器を制御するようになっている。
<ECU−残留判定機能>
ECU70(残留判定部)は、システム起動時、アノード流路12に水素が、カソード流路13に空気(酸素)が残留しているか否か判定する機能を備えている。
<ECU−セル電圧モニタ判定機能>
ECU70(セル電圧モニタ判定部)は、セル電圧モニタが正常であるか否か判定する機能を備えている。
<ECU−コンタクタ制御機能>
ECU70(コンタクタ制御部)は、メインコンタクタ51と、サブコンタクタ52と、プリチャージコンタクタ53とをON/OFF制御する機能を備えている。
≪燃料電池システムの動作≫
燃料電池システム1の動作について、図2、図3を参照して説明する。
なお、初期状態において、IG61はOFF状態であり、燃料電池システム1はソーク中(システム停止中)である。ソーク中において、遮断弁32、パージ弁33は閉じており、アノード流路12は封止されている。よって、アノード流路12に水素が残留している可能性がある。また、ソーク中において、上流側封止弁42、下流側封止弁43は閉じており、カソード流路13は封止されている。また、ソーク中において、メインコンタクタ51、サブコンタクタ52及びプリチャージコンタクタ53はOFFされており、燃料電池スタック10は外部と電気的に切断されている。そして、IG61がONされると、ECU70は図2の処理を開始する。
ステップS101において、ECU70は、直前のソーク時間が所定ソーク時間以内であるか否か判定する。所定ソーク時間は、アノード流路12に水素が良好に残留しており、新規水素を供給せずに、CVM20が正常であるか否か判断可能な時間である。すなわち、所定ソーク時間は、事前試験、シミュレーション等によって、水素濃度が所定水素濃度以上であり、酸素濃度が所定酸素濃度以上であると推定される時間に設定される。
直前のソーク時間が所定ソーク時間以内であると判定した場合(S101・Yes)、ECU70の処理はステップS102に進む。直前のソーク時間が所定ソーク時間以内でないと判定した場合(S101・No)、ECU70の処理はステップS201に進む。この他、直前のソーク中にアノード流路12が掃気され、水素が排出されている場合や、燃料電池スタック10の封止が解除され、アノード側の水素濃度が封止状態と比較して減少する可能性がある場合は、ソーク時間が所定ソーク時間以内であっても、ECU70の処理はステップS201に進む構成とする。また、IG61のOFF中に、遮断弁32が開かれ、アノード流路12に供給された場合、新規水素が供給された時から直前のソーク時間とする。
ステップS102において、ECU70は、正常に封止されているか否か判定する。具体的には、最低セル電圧が所定最低セル電圧(例えば、−0.1V)以上である場合、正常に封止されていると判定される。アノード流路12が封止されていないと、アノードの電位がカソードの電位よりも低くなり、負電位となる可能性があるからである。
正常に封止されていると判定した場合(S102・Yes)、ECU70の処理はステップS103に進む。正常に封止されていないと判定した場合(S102・No)、ECU70の処理はステップS201に進む。
ステップS103において、ECU70は、CVM20が正常であるか否か判定する。具体的には、ECU70は、CVM20を構成する電圧センサ21の全てが正常であるか否か判定する。各電圧センサ21の検出するセル電圧について、「−0.1V<セル電圧」の場合、全ての電圧センサ21が正常であり、CVM20は正常であると判定される。一方、「セル電圧≦−0.1V」の場合、電圧センサ21は断線故障し、CVM20が正常でない判定する。
CVM20が正常であると判定した場合(S103・Yes)、ECU70の処理はステップS104に進む。CVM20が正常でないと判定した場合(S103・No)、ECU70の処理はステップS111に進む。
ステップS104において、ECU70は、プリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONする。これにより、燃料電池スタック10とコンデンサ56とが電気的に接続されるので、電圧センサ57の検出する出力側電圧が上昇し始める。
ステップS105において、ECU70は、ステップS104でプリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONした後、所定時間経過したか否か判定する。所定時間は、CVM20の検出するセル電圧の総和であるスタック電圧と、電力制御器55に印加される出力側電圧(印加電圧)とが略等しくなると推定される時間に設定される。
所定時間経過したと判定した場合(S105・Yes)、ECU70の処理はステップS106に進む。所定時間経過していないと判定した場合(S105・No)、ECU70はステップS105の判定を繰り返す。
ステップS106において、ECU70は、コンデンサ56へのプリチャージが完了したか否か判定する。具体的には、電圧センサ57の検出する出力側電圧と、CVM20の検出するセル電圧の総和であるスタック電圧とが等しい場合、プリチャージは完了したと判定する。一方、出力側電圧とスタック電圧とが等しくない場合、プリチャージは完了していないと判定する。
プリチャージは完了したと判定した場合(S106・Yes)、ECU70の処理はステップS107に進む。プリチャージは完了していないと判定した場合(S106・No)、ECU70はステップS106の判定を繰り返す。
ステップS107において、ECU70は、メインコンタクタ51をONし、プリチャージコンタクタ53をOFFする。
ステップS108において、ECU70は、水素、空気の供給を開始する。具体的には、ECU70は、遮断弁32を開き、水素タンク31の新規水素をアノード流路12に供給する。また、ECU70は、上流側封止弁42及び下流側封止弁43を開いた後、コンプレッサ41を作動させ、新規空気をカソード流路13に供給する。このようにして、新規水素が供給されるので、スタック電圧はさらに上昇する。
なお、例えば、ECU70は、配管32aに取り付けられた圧力センサ(図示しない)の検出する実水素圧力が所定水素圧力以上である場合、水素が実際に供給されていると判断する。
ステップS109において、ECU70は、スタック電圧が良好に上昇したか否か判定する。ここでは、平均セル電圧が所定平均セル電圧(例えば、0.9V)以上である場合、スタック電圧が良好に上昇したと判定する。
スタック電圧は良好に上昇したと判定した場合(S109・Yes)、ECU70の処理はステップS110に進む。スタック電圧は良好に上昇していないと判定した場合(S109・No)、ECU70はステップS109の判定を繰り返す。
ステップS110において、ECU70は、燃料電池スタック10の起動を許可する。つまり、ECU70は、要求負荷(アクセル開度)に対応しての燃料電池スタック10の発電を許可する。これにより、起動許可までの一連の処理は終了する。
ステップS111において、ECU70は、ステップS103で断線故障していると判定された電圧センサ21の検出する電圧として、代替値である代替セル電圧を設定する。代替セル電圧は、単セル11及び電圧センサ21が正常である場合に検出されるセル電圧の範囲(正常セル電圧範囲、0〜1.1V等)よりも高い電圧(例えば、1.2V)に設定される。このように、代替セル電圧を設定するので、ステップS109等において平均セル電圧を良好に算出できる。また、代替セル電圧を用いず、正常なセル電圧から平均セル電圧を算出し、セル積層数を積算して総電圧を推定しても良い。
ステップS112において、ECU70は、ステップS104と同様に、プリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONする。
ステップS113において、ECU70は、ステップS105と同様に、ステップS112でプリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONした後、所定時間経過したか否か判定する。
所定時間経過したと判定した場合(S113・Yes)、ECU70の処理はステップS107に進む。所定時間経過していないと判定した場合(S113・No)、ECU70はステップS113の判定を繰り返す。
この他、ステップS111の後、新規水素、新規空気の供給を開始しながら、メインコンタクタ51をON、プリチャージコンタクタ53をOFFし、ステップS109に進む構成としてもよい。
ステップS201において、ECU70は、ステップS108と同様に、水素、空気の供給を開始する。これにより、アノード流路12に新規水素が供給され、カソード流路13に新規空気が供給され、セル電圧が上昇する。
ステップS202において、ECU70は、ステップS103と同様に、CVM20が正常であるか否か判定する。
CVM20が正常であると判定した場合(S202・Yes)、ECU70の処理はステップS203に進む。なお、ステップS102・Noを経由して、ステップS203に進む場合、CVM20は正常であるが、封止異常であると判断される状態である。
CVM20が正常でない(断線故障している)と判定した場合(S202・No)、ECU70の処理はステップS207に進む。
ステップS203において、ECU70は、ステップS104と同様に、プリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONする。
ステップS204において、ECU70は、ステップS105と同様に、ステップS203でプリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONした後、所定時間経過したか否か判定する。
所定時間経過したと判定した場合(S204・Yes)、ECU70の処理はステップS205に進む。所定時間経過していないと判定した場合(S204・No)、ECU70はステップS204の判定を繰り返す。
ステップS205において、ECU70は、ステップS106と同様に、コンデンサ56へのプリチャージが完了したか否か判定する。
プリチャージは完了したと判定した場合(S205・Yes)、ECU70の処理はステップS206に進む。プリチャージは完了していないと判定した場合(S205・No)、ECU70はステップS205の判定を繰り返す。
ステップS206において、ECU70は、ステップS107と同様に、メインコンタクタ51をONし、プリチャージコンタクタ53をOFFする。
その後、ECU70の処理は、ステップS109に進む。
ステップS207において、ECU70は、ステップS111と同様に、ステップS202で断線故障していると判定された電圧センサ21の検出する電圧として、代替値である代替セル電圧を設定する。
ステップS208において、ECU70は、ステップS104と同様に、プリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONする。
ステップS209において、ECU70は、ステップS105と同様に、ステップS207でプリチャージコンタクタ53及びサブコンタクタ52をONした後、所定時間経過したか否か判定する。
所定時間経過したと判定した場合(S209・Yes)、ECU70の処理はステップS206に進み、メインコンタクタ61をONする。所定時間経過していないと判定した場合(S209・No)、ECU70はステップS209の判定を繰り返す。
≪燃料電池システムの効果≫
燃料電池システム1の効果を説明する。
システム起動時、水素は残留していると判定した場合(S101・Yes)、新規水素の供給前、CVM20が正常であると判定したとき(S103・Yes)、新規水素の供給前、CVM20の検出するセル電圧の総和に基づいてメインコンタクタ51をONするので(S106・Yes、S107)、起動時間が短縮される。燃料電池スタック10のスタック電圧を専用で検出する電圧センサは不要であるので、システムの構成は簡便となる。
≪変形例≫
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更してもよい。
前記した実施形態では、CVM20を構成する電圧センサ21が1つの単セル11毎に設けられた構成を例示したが、その他に例えば、2つの単セル11毎に設けられる構成でもよい。
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
11 単セル
20 CVM
21 電圧センサ
51 メインコンタクタ
52 サブコンタクタ
53 プリチャージコンタクタ
70 ECU(残留判定部、セル電圧モニタ判定部、コンタクタ制御部)

Claims (5)

  1. 燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されることで発電する複数の単セルが積層されることで構成された燃料電池スタックと、
    システム起動時において前記燃料電池スタック内に燃料ガスが残留しているか否か判定する残留判定部と、
    前記単セルのセル電圧を検出するセル電圧モニタと、
    前記燃料電池スタックと負荷とを電気的にON/OFFするコンタクタと、
    前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記セル電圧モニタが正常であるか否か判定するセル電圧モニタ判定部と、
    前記コンタクタを制御するコンタクタ制御部と、
    を備え、
    前記残留判定部が燃料ガスは残留していると判定した場合、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であるか否か判定し、
    前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であると判定したとき、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記コンタクタ制御部が前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記コンタクタと前記負荷との間に設けられたコンデンサへのプリチャージが完了した否かを判定し、
    前記セル電圧モニタ判定部が前記プリチャージが完了したと判定したとき、新規の燃料ガスの供給前に前記コンタクタをONし、前記コンタクタのON後に新規の燃料ガスの供給を開始する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記残留判定部は、ソーク時間に基づいて燃料ガスが残留しているか否か判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 新規の燃料ガスの供給前におけるセル電圧が異常である場合、前記セル電圧モニタ判定部は、新規の燃料ガスの供給後において、セル電圧が正常であるときに燃料ガスは封止されていなかったと判定し、セル電圧が異常であるときに前記セル電圧モニタは断線故障していると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは故障していると判定した場合、
    燃料ガスが所定時間継続して供給された後、前記コンタクタ制御部は、前記コンタクタをONする
    ことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されることで発電する複数の単セルが積層されることで構成された燃料電池スタックと、
    システム起動時において前記燃料電池スタック内に燃料ガスが残留しているか否か判定する残留判定部と、
    前記単セルのセル電圧を検出するセル電圧モニタと、
    前記燃料電池スタックと負荷とを電気的にON/OFFするコンタクタと、
    前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記セル電圧モニタが正常であるか否か判定するセル電圧モニタ判定部と、
    前記コンタクタを制御するコンタクタ制御部と、
    を備える燃料電池システムの運転方法であって、
    前記残留判定部が燃料ガスは残留していると判定した場合、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であるか否か判定し、
    前記セル電圧モニタ判定部が前記セル電圧モニタは正常であると判定したとき、システムの起動後の新規の燃料ガスの供給前に、前記コンタクタ制御部が前記セル電圧モニタの検出するセル電圧に基づいて前記コンタクタと前記負荷との間に設けられたコンデンサへのプリチャージが完了した否かを判定し、
    前記セル電圧モニタ判定部が前記プリチャージが完了したと判定したとき、新規の燃料ガスの供給前に前記コンタクタをONし、前記コンタクタのON後に新規の燃料ガスの供給を開始する
    ことを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
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