JP6617387B2 - 介そう具 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の壁部分とこの建築物の床部分との間の隙間に取り付けられる介そう具に関し、この隙間に強固に固定できる介そう具と、この介そう具を使用した施工方法に関する。
従来、このような介そう具は、建築物の壁部分とこの建築物の床部分との間の隙間に取り付けられるとき、隙間の上方から介そう具を挿入し易くするため、介そう具と建築物の壁部分及び介そう具と建築物の床部分との間に隙間があった。
特開平07−042271号公報 特開平09−177196号公報 実開平07−042391号公報 特開平06−093673号公報 特開2009−041236号公報
しかし、介そう具と建築物の壁部分及び介そう具と建築物の床部分との間に隙間があると、介そう具が建築物にしっかりと固定できず、介そう具の上に取り付けられる耐火材、その他の施工物が、長年の時間経過でずれてしまうことがあった。
上記課題を解決するため、本発明の層間介そう具では、 建築物の壁部分とこの建築物の床部分との間の隙間に取り付けられる介そう具において、 上記床部分の上面に置かれる上面部と、 この上面部から上記隙間に垂下する垂下部であって、この垂下部の垂下方向は、上記上面部に対して85度乃至65度の角度をなしており、 上記垂下部の下方または途中に設けられ、上記隙間内の上記床部分の側面に向かって突出する床突出部と、 この垂下部または突出部の下方から上記隙間内の上記壁部分に向かって突出する壁突出部とを備えた。
これにより、上記床突出部が床部分の側面に当接し、上記壁突出部が壁部分に当接して、壁部分と床部分との間の隙間に介そう具が密着ししっかりと固定される。また、垂下部と上面部となす角度が90度より小さくて、垂下部と上面部とが弾性的に広げられる力と、床突出部が突出していて垂下部全体が弾性的に湾曲される力とは、互いに相乗的に協力しあう関係であり、互いに打ち消し合う関係ではないので、介そう具が隙間の内面により密着し、介そう具が隙間により強固に固定される。
介そう具1の側面全体を示す。 介そう具1の全体外観を示す。 介そう具1が壁パネル51と床スラブ52との隙間53内に若干変形して取り付けられた状態を示す。 介そう具1の他の実施形態を示す。 介そう具1の他の実施形態を示す。 介そう具1の他の実施形態を示す。 介そう具1の他の実施形態を示す。 介そう具1の他の実施形態を示す。
(1)介そう具1の構造
図1及び図2は本発明の介そう具1の側面全体及び全体外観を示す。この介そう具1(層間介そう具)は、建築物の壁パネル51(壁部分)と、この建築物の床スラブ52(床部分)との間の隙間53に取り付けられる。この壁パネル51と床スラブ52とは、建築用の連結金具(図示せず)よって連結固定される。このような隙間53は、例えば高層建築物などでは構造上の必要性から形成される。
介そう具1は、金属製、例えばステンレス製で、厚さ0.3ミリメートル乃至1.5ミリメートル、例えば0.7ミリメートルのどで、全体が均一の厚さで、上から上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5からなっている。介そう具1のこれら垂下部3などは、金属製であるため、弾性的に変形可能となっている。
介そう具1の上端の上面部2は、100ミリメートル×50ミリメートルのほぼ正方形状の平坦な板状で、上記隙間53部分に臨む上記床スラブ52の上面にほぼ水平に置かれる。
この上面部2に一体で繋がっている垂下部3は、100ミリメートル×110ミリメートルの縦長の長方形状の平坦な板状で、上面部2に対して85度乃至65度の角度、例えば80度をなして折れ曲がっており、上記隙間53にほぼ垂直に垂下するものである。この結果、この垂下部3の垂下方向は、上記上面部2に対して85度乃至65度の角度、例えば80度をなすことになる。
上記垂下部3の下方は、上記上面部2の方向、つまり床スラブ52の側面の方向に向かって、折れ曲がって床突出部4が形成されている。この床突出部4は、100ミリメートル×20ミリメートルの横長の長方形状の平坦な板状で、この床突出部4の突出方向は、上記垂下部3に対して、120度乃至170度の角度、例えば150度の角度をなして斜めの下方へ折れ曲がっている。
上記垂下部3及び上記床突出部4の合計の長さは、上記床スラブ52の厚さより5%乃至25%短くされたり、または床スラブ52の厚さより5ミリメートル乃至25ミリメートル短くされる。これにより、介そう具1が隙間53から突出せず、建築物の内装の外観を美しくできる。
例えば、垂下部3の長さ(高さ)は、床スラブ52の厚さより数十ミリメートル、例えば30ミリメートル短くされる。床突出部4の縦方向の高さは、上記20ミリメートル÷2×ルート(3)=17.32ミリメートルほどとなる。ルート(3)というのは「3」の平方根の意味である。
したがって、上記垂下部3及び上記床突出部4の合計の長さは、上記床スラブ52の厚さより30ミリメートル−17.32ミリメートル=12.68ミリメートルほど短くなる。上記床スラブ52の厚さは、垂下部3の長さ110ミリメートル+30ミリメートル=140ミリメートルなので、12.68ミリメートル÷140ミリメートル=9%ほど短くなる。
上記床突出部4の下方は、上記上面部2と反対方向、つまり上記床スラブ52の方向に向かって、鋭角に折れ曲がって壁突出部5が形成されている。この壁突出部5は、100ミリメートル×85ミリメートル、または上記隙間53の幅より5ミリメートル乃至25ミリメートル、例えば10ミリメートルほど長い。
この壁突出部5は、縦長の長方形状の平坦な板状で、この壁突出部5の突出方向は、上記床突出部4に対して、0度乃至120度の角度、例えば60度の角度をなして壁パネル51に向かって、例えばほぼ水平方向へ、上記上面部2と平行方向に折れ曲がっている。
(2)装着された介そう具1
図3は、介そう具1が、上記隙間53内に若干変形して取り付けられた状態を示す。介そう具1の上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5の寸法は、上記床スラブ52の厚さ、隙間53の幅に応じて変更される。このとき、壁突出部5の長さの先端は、建築現場で、隙間53の幅に応じて切断されてもよい。
この隙間53の高さは、上述と同じであり、この隙間53の高さ、すなわち床スラブ52の厚さは140ミリメートル、この隙間53の幅は75ミリメートルの例である。上記壁突出部5の長さは、上記壁パネル51と上記床スラブ52側面との隙間53の幅より0%乃至30%、例えば5%乃至25%長い、または隙間53の幅より0ミリメートル乃至30ミリメートル、例えば5ミリメートル乃至25ミリメートル長くされる。
これにより、介そう具1の下端の壁突出部5の両端が壁パネル51の側面と床スラブ52の側面に当接するので、介そう具1が隙間53の内面に密着し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。例えば、上記壁突出部5の長さは85ミリメートルなので、壁突出部5の長さは、上記隙間53の幅の75ミリメートルより、13.3%、つまり10ミリメートル長くされる。
このような上記壁突出部5は、隙間53の幅より大きい寸法なので、上記壁突出部5の突出方向は、水平方向、つまり上記上面部2と平行方向から約30度、上面部2の方向、つまり上方向、言いかえると仰角方向に向いている。
壁突出部5の寸法を変更すれば、壁突出部5の突出方向は、水平方向(上面部2と平行方向)から50度ぐらいまで変更できる。なお、上記の5%または5ミリメートルぐらい長ければ、壁突出部5の弾性変形によって、壁突出部5をほぼ水平、つまり上面部2にほぼ平行にできる。
このようにして、隙間53の幅にあわせて介そう具1の壁突出部5の幅、向きを調整できる。この壁突出部5の上には、防火用の板材54が乗せられるので、この防火用の板材54の寸法に応じて、例えば防火用の板材54の両縁と壁パネル51側面及び床スラブ52側面との隙間ができなくなり、防火性/耐火性が向上する。そして、介そう具1が取り付けられた隙間53の上方には耐火材55が嵌め込まれ、防火対策が施される。
この防火用の板材54は、介そう具1の幅方向、つまり図面に垂直方向に長く、隙間53を長手方向に沿って塞ぐ。また、壁突出部5の傾斜にそって、この防火用の板材54も傾斜しているので、地震などで隙間53の幅が変化しても、この変化を吸収して、防火用の板材、壁突出部5、介そう具1全体が変形しにくい。
上記床突出部4は壁パネル51の側面に向かって突出しているので、介そう具1を隙間53に装着したとき、垂下部3が弾性的に変形して湾曲され、垂下部3の上方(裏面)及び床突出部4の下方(裏面)が壁パネル51の側面に強く当接し、介そう具1が隙間53の内面に密着し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。裏面は図1〜図3において介そう具1の右側の側面を指す。
また、垂下部3の垂下方向は、上面部2に対して85度乃至65度の角度をなしていて、90度より小さい角度なので、介そう具1を隙間53に装着したとき、垂下部3と上面部2とがなす角度が弾性的に変形して広げられ、垂下部3の上方(裏面)及び上面部2(裏面)が床スラブ52の角に強く当接し、介そう具1が隙間53の内面に密着し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。
この垂下部3と上面部2となす角度が90度より小さくて、垂下部3と上面部2とが弾性的に広げられる力と、上記床突出部4が突出していて垂下部3全体が弾性的に湾曲される力とは、互いに相乗的に協力しあう関係であり、互いに打ち消し合う関係ではないので、介そう具1が隙間53の内面により密着し、介そう具1が隙間53により強固に固定される。
また、床突出部4の一番突出した先端は、介そう具1の一番下方に位置するので、垂下部3または/及び床突出部4の弾性変形を十分に引き出すことができ、介そう具1が隙間53の内面に密着し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。
上記床突出部4の長さは、上記垂下部3の長さより短くなっている、つまり垂下部3の長さは床突出部4の長さより長くなっている。これにより、介そう具1の弾性変形を垂下部3に集中させて、垂下部3の裏面の床スラブ52側面への接触面積が大きくなって、介そう具1が隙間53の内面に密着し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。
上記床突出部4の長さは、上記壁突出部5の長さより短くなっている。これにより、壁パネル51と床スラブ52側面との間の隙間53に、介そう具1を入れるとき、床突出部4が邪魔にならず、円滑に介そう具1を取り付けることができる。
上記床突出部4の長さは、上記上面部2の長さより短くなっている、つまり上面部2の長さは床突出部4の長さより長くなっている。これにより、上面部2の床スラブ52上面への接触面積が大きくなって、上面部2が床スラブ52から外れにくくなり、介そう具1が床スラブ52外面に密着し、介そう具1が床スラブ52に強固に固定される。
(3)介そう具1の他の実施形態
図4〜図8は、介そう具1の他の実施形態を示す。図4の実施形態では、垂下部3の途中に床突出部が設けられ床スラブ52の側面に向かって突出している。この床突出部4は、横向きの「Λ字状」(山形)となっている。
図4の例では、床突出部4が垂下部3の途中に設けられているので、床スラブ52側面に凹凸があって、床突出部4が床スラブ52側面に十分に当接できないときに、十分に当接できる場所が床突出部4付近にある時に有効である。この「Λ」(山形)の床突出部4は、垂下部3の下端/下方に設けられていてもよい。
図5の実施形態では、垂下部3に対して床突出部4が70度乃至120度、例えば90度折れ曲がって、床スラブ52の側面に向かって突出し、さらに、30度乃至75度、例えば45度反転して折れ曲がって、壁パネル51に向かって斜めに突出し、そして90度乃至30度、例えば135度上方へ折れ曲がって水平に延びている。
図5の例では、床突出部4の一番突出した先端は、床突出部4の上方に位置するので、床スラブ52の厚さが垂下部3の長さに近くなった場合に、床突出部4の突出先端が床スラブ52側面からはずれず、床突出部4の突出先端が床スラブ52側面に確実に当接できる。
図6の実施形態では、床突出部4を側面方向からみた断面形状は半円形で湾曲しており、壁突出部5は湾曲した床突出部4の先端から水平に延びている。図6の例では、床突出部4が湾曲しているので、地震その他の床スラブ52または壁パネル51の振動があっても、介そう具1と床スラブ52または壁パネル51との間に係る力を吸収できる。
図7の実施形態では、床突出部4を側面方向からみた断面形状は「コ字状」に折れ曲がっており、下向きの床突出部4の先端から壁突出部5は水平に折れ曲がっている。図7の例では、床突出部4に縦に延びる面があるので、床突出部4と床スラブ52側面との接触面積が広がり、介そう具1の床スラブ52への密着度が向上し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。
図8の実施形態では、床突出部4は半円形に突出しさらに斜め下に直線状に延びて突出している。この床突出部4の半円形突出部分は、床スラブ52側面方向ではなく壁パネル51に向かって突出している。床突出部4の直線状突出部分は、上記図1〜図3と同じく床スラブ52側面方向に突出している。
図8の例では、壁パネル51に向かって突出している部分があるので、この突出部分は湾曲し易く、垂下部3の湾曲を容易にして、介そう具1が隙間53の内面に密着し、介そう具1が隙間53に強固に固定される。
(4)他の実施の形態
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。例えば、本発明の介そう具1の材質は、ステンレス以外の鉄、アルミニウム、亜鉛、銅、すず、ニッケル、ジュラルミン、タングステン、真ちゅう、これ以外の金属、これらの金属の合金でもよいし、プラスチック(耐火性)、セラミック、セルロース強化された、またはセルロースナノファイバーの木材、竹、紙、パルプ、繊維、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製/複合材料などでもよい。
垂下部3の長さは、床突出部4の幅、長さ、高さ、壁突出部5の長さ、隙間53の幅、上面部2の長さより長いが短くても同じでもよい。床突出部4の幅、長さ、高さは、壁突出部5の長さ、隙間53の幅、上面部2の長さより短いが長くても同じでもよい。上面部2の長さは、壁突出部5の長さより短いが長くても同じでもよい。
上記上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5のそれぞれの折れ曲がり角度は上記のものに限られず、任意に変更可能である。上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5のそれぞれの折れ曲がり方向は、介そう具1の長手方向に対して直交する方向であったが、斜め方向に折れ曲がってよい。
上記上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5は平坦な板状であったが、途中で折れ曲がっていてもよいし、凹凸があったり、網状でもよいし、すだれ状でもいし、立体的でもよいし、湾曲していてもよい。上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5の各厚さは同じであったが、それぞれが異なる厚さでもよい。
上記上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5の幅は同じであったが、それぞれが異なる幅でもよい。上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5の各長さは、上記のものに限られず、任意に変更可能である。介そう具1の幅、長さ、厚さ、折れ曲がり角度は、上記のものに限られず任意に変更可能である。
上記上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5のそれぞれの間には、折れ曲がり角度が中間の付加部分が設けられてもよく、また円筒面状に湾曲していてもよく、上面部2または壁突出部5の外端にも、任意の折れ曲がり角度の付加部分が設けられてもよい。
床突出部4は垂下部3の下方だけでなく、途中、上方に設けられていてもよいし、このような各場所の複数個所に設けられてもよいし、床突出部4は突起状になっていて、垂下部3の各所に点在する形でもよい。
介そう具1の上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5の一部または全部は、弾性的に変形しない素材、構造からなっていてもよい。壁突出部5の突出方向は水平に限られず、水平より上方でもよいし、水平より下方でもよい。床突出部4の突出方向は、斜め下方であったが、斜め情報でもよいし、水平でもよい。
上記本発明の介そう具は、建築物の壁パネル51と床スラブ52との隙間53のほか、柱と床スラブ52との隙間、梁と床スラブ52または壁パネル51との隙間、壁パネル51どうしの隙間、床スラブ52どうしの隙間、柱どうしの隙間、その他建築資材の間の隙間に取り付けられてもよい。
上記介そう具1、上面部2、垂下部3、床突出部4、壁突出部5、壁パネル51、床スラブ52、隙間53のそれぞれの一部または全体はなくてもよいし、その数は増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他のものに置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されていてもよい。
(5)他の発明の効果
[1]建築物の壁部分とこの建築物の床部分との間の隙間に取り付けられる介そう具において、
上記床部分の上面に置かれる上面部と、 この上面部から上記隙間に垂下する弾性的に変形可能な垂下部であって、この垂下部の垂下方向は、上記上面部に対して85度乃至65度の角度をなしており、 上記垂下部の下方または途中に設けられ、上記隙間内の上記床部分の側面に向かって突出する床突出部と、 この垂下部または突出部の下方から上記隙間内の上記壁部分に向かって突出する壁突出部とを備えたことを特徴とする介そう具。
これにより、垂下部と上面部となす角度が90度より小さくて、垂下部と上面部とが弾性的に広げられる力と、床突出部が突出していて垂下部全体が弾性的に湾曲される力とは、互いに相乗的に協力しあう関係であり、互いに打ち消し合う関係ではないので、介そう具が隙間の内面により密着し、介そう具が隙間により強固に固定される。
[2]上記床突出部の長さは、上記垂下部の長さより短く、上記壁突出部の長さより短いことを特徴とする請求項1記載の介そう具。
これにより、介そう具の弾性変形を垂下部に集中させて、垂下部の裏面の上記床部分側面への接触面積が大きくなって、介そう具が上記隙間の内面に密着し、介そう具が隙間に強固に固定される。また、上記壁部分と床部分側面との間の隙間に、介そう具を入れるとき、床突出部が邪魔にならず、円滑に介そう具を取り付けることができる。
[3]上記床突出部の突出方向は、上記垂下部に対して90度乃至170度の角度をなしていることを特徴とする請求項2記載の介そう具。これにより、床突出部の突出方向は、垂下部の斜め下方に位置するので、垂下部または/及び床突出部の弾性変形を十分に引き出すことができ、介そう具が上記隙間の内面に密着し、介そう具が隙間に強固に固定される。
[4]上記床突出部の長さは、上記上面部の長さより短いことを特徴とする請求項3記載の介そう具。 上記床突出部の長さは、上記上面部の長さより短くなっている、つまり上面部の長さは床突出部の長さより長くなっている。これにより、上面部の床部分上面への接触面積が大きくなって、上面部が床部分から外れにくくなり、介そう具が床部分外面に密着し、介そう具が床部分に強固に固定される。
[5]上記壁突出部の突出方向は、上記上面部とほぼ平行乃至この平行から50度上面部の方向に向いていることを特徴とする請求項4記載の介そう具。これにより、壁突出部の上に乗せる防火用の板材の幅/寸法に応じて、隙間のできない最適な取り付けを実現できる。
[6]上記壁突出部の長さは、上記壁部分と上記床部分側面との隙間の幅より5%乃至25%長い、または同幅より5ミリメートル乃至25ミリメートル長いことを特徴とする請求項5記載の介そう具。 これにより、介そう具の下端の壁突出部の両端が壁部分の内面と床部分の内面に当接するので、介そう具が隙間の内面に密着し、介そう具が隙間に強固に固定される。
[7]上記垂下部及び上記床突出部の長さは、上記床部分の厚さより5%乃至25%短い、または同厚さより5ミリメートル乃至25ミリメートル短いことを特徴とする請求項6記載の介そう具。これにより、介そう具が隙間から突出せず、建築物の内装の外観を美しくできる。
建築物の隙間に介そう具を密着させて強固に取り付ける。介そう具1の床突出部4は壁パネル51の側面に向かって突出し、垂下部3が弾性的に変形して湾曲され、垂下部3及び床突出部4が壁パネル51の側面に強く当接し介そう具1が隙間53に強固に固定される。
垂下部3の垂下方向は、90度より小さい角度なので、垂下部3と上面部2とがなす角度が弾性的に変形して広げられ、垂下部3及び上面部2が床スラブ52の角に強く当接し介そう具1が隙間53に強固に固定される。
これらの2つの当接の力は、互いに相乗的で打ち消し合わず、強く密着し介そう具1が強固に固定される。床突出部4の突出先端は、介そう具1の一番下方に位置するので、垂下部3・床突出部4の弾性変形が十分に引き出され、介そう具1が強固に固定される。
床突出部4の長さは、上記垂下部3の長さより短く、介そう具1の弾性変形を垂下部3に集中させ、垂下部3の裏面の床スラブ52側面への接触面積が大きくなって、介そう具1が強固に固定される。
1…介そう具 2…上面部
3…垂下部 4…床突出部
5…壁突出部 51…壁パネル(壁部分)
52…床スラブ(床部分) 53…隙間
54…防火用の板材 55…耐火材

Claims (7)

  1. 建築物の壁部分とこの建築物の床部分との間の隙間に取り付けられる介そう具において、
    上記床部分の上面に置かれる上面部と、
    この上面部から上記隙間に垂下する弾性的に変形可能な垂下部であって、この垂下部の垂下方向は、上記上面部に対して85度乃至65度の角度をなしており、
    上記垂下部の下方または途中に設けられ、上記隙間内の上記床部分の側面に向かって突出し、上記床部分の側面に当接する床突出部と、
    この垂下部または突出部の下方から上記隙間内の上記壁部分に向かって突出し、上記壁部分に当接する壁突出部とを備えたことを特徴とする介そう具。
  2. 上記床突出部の長さは、上記垂下部の長さより短く、上記壁突出部の長さより短いことを特徴とする請求項1記載の介そう具。
  3. 上記床突出部の突出方向は、上記垂下部に対して90度乃至170度の角度をなしていることを特徴とする請求項2記載の介そう具。
  4. 上記床突出部の長さは、上記上面部の長さより短いことを特徴とする請求項3記載の介そう具。
  5. 上記壁突出部の突出方向は、上記上面部とほぼ平行乃至この平行から50度上面部の方向に向いていることを特徴とする請求項4記載の介そう具。
  6. 上記壁突出部の長さは、上記壁部分と上記床部分側面との隙間の幅より5%乃至25%長い、または同幅より5ミリメートル乃至25ミリメートル長いことを特徴とする請求項5記載の介そう具。
  7. 上記垂下部及び上記床突出部の長さは、上記床部分の厚さより5%乃至25%短い、または同厚さより5ミリメートル乃至25ミリメートル短いことを特徴とする請求項6記載の介そう具。
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