JP5282327B2 - 層間耐火材支持金具 - Google Patents

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Description

本発明は、層間耐火材支持金具に関し、特に床スラブの端面と壁パネルとの間の隙間に挿填される耐火材を支持するための層間耐火材支持金具に関する。
一般に、高層建築物においては、カーテンウォールパネルなどの壁パネルを間隙を介して上下および左右方向に連続配置して外壁とする外壁構法が採用されている。
ところで、この種の外壁構法においては、たとえばデッキプレート上にコンクリートを打設して構成される床の端面と外壁との間に、その構造上所定の隙間が形成されるため、たとえば下層の階で火災が発生した際に、この隙間を介して上層階への延焼を防ぐために隙間を耐火材でふさぐ必要がある(以下、「層間ふさぎ」という。)
層間ふさぎの方法としては、図24に示すように、床スラブ10と壁パネル20を差し渡すように床スラブ10上に金属板30を載置することにより隙間40をふさぎ、その金属板30の上に耐火材50を載置することにより耐火性を実現する方法が考えられる。
また、床スラブの端面と外壁の間に支持金具が挿入され、その支持金具の上に耐火材を載置するための支持金具が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような層間耐火材の支持金具を用いた耐火方法には様々な耐用が考えられる。たとえば、図25に示すように、床スラブ10の端面に沿った長さが短い金属製ピース31をその端面に沿って複数個設置し、そのピース31上にあらかじめ金属板30を床スラブ10の端面側から壁パネル20側へ差し渡すように載置し、その上に耐火材を載置する耐火方法が考えられる。
さらにこのような支持金具のバリエーションとしては、図26に示すような断面形状であって、床スラブ10に載置する辺を固定し、固定した辺から床スラブ10の端面を垂下した辺の下端から壁パネル20側へ水平に延びる辺を有する支持金具32が考えられる。
また、図27に示すように、断面形状が床スラブ10面に載置する辺と、その辺から床スラブの端面を垂下しており、さらにその下端から斜め上方に床スラブ10の端面側から壁パネル20側に差し渡った辺が形成された支持金具33が考えられる。
特開2002−242334号公報
しかし、図24に示した方法で層間ふさぎを行うと、床仕上げをするときに金属板および耐火材が邪魔になることがある。また、床スラブ上に載置された金属板が隙間に落ちないように床スラブにビス止めするなどしなければならず、作業手順および作業コストが増加するという問題がある。
さらに床スラブ上に載置された金属板部分が少ないときには耐火材の高さ方向の厚さがいくら大きくても、床スラブと金属板との隙間から火が回り込んでしまい、所望の耐火性能を実現できないことがあるという問題がある。
また、先行文献1記載の支持金具によると、床スラブの端面に沿った長さが短いピースをその端面に沿って複数個設置し、床スラブの端面に沿った長さが長い通しものの耐火材をそのピース上に載置すると、下層から火が来たときに耐火材に直接火が当たることになり、耐火性能が低下する可能性があるという問題がある。
また、図25に示すような支持金具によると、その断面形状の特性上、金属板30の床スラブの端面側に床スラブの端面との隙間41が生じてしまう。この隙間部分の耐火材は依然として直接火が当たってしまい、耐火性能に問題がある。
また、図26に示すような支持金具によると、床スラブの端面側から壁パネル側へ水平に延びる辺の長さが長すぎると、床スラブの端面と壁パネルとの間の隙間に挿入できないので、必然的に隙間の幅よりも短くしておかなければならない。すると、支持金具が隙間40に脱落しないように床スラブの上面などで支持金具を固定しておかなければならず、その作業コストがかかるという問題があった。
また、図27に示すような支持金具によると、床スラブの端面と壁パネルとの間の隙間の幅は一定ではないことから、その隙間の幅に合わせて図27に示す角度αを調整しなければならないが、角度を調整するときに垂下した辺とその下端から斜め上方に延びる辺との接続部分である折り曲げ部分は変形しづらいため、無理に変形させようとすると金具の辺が変形してしまうという問題があった。
また、たとえば角αの角度を大きめにして、無理に支持金具を隙間に挿入すると、挿入された状態で保持されるものの、壁パネルの内側を傷つけ、最悪の場合には壁パネルを損傷させるおそれがあるという問題もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、床スラブの壁パネル側端面と壁パネルとの様々な幅に対応可能であり、溶着などによる床スラブとの固定を必要とせず、かつ下層からの火に直接耐火材がさらされないように、金属板を層間に床スラブの端面から壁パネルに差し渡すことができ、さらにその金属板上に耐火材を載置可能とする層間耐火材支持金具を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、床スラブの壁パネル側端面と壁パネルとの間の隙間に挿填される耐火材を支持するための層間耐火材支持金具において、前記床スラブの上面から側面に垂下するように架設するハンガー部と、前記ハンガー部に前記床スラブの端面側が支持され、前記壁パネル側が前記壁パネルに支持され、前記隙間をふさぐ金属製板材とを備え、前記ハンガー部が、床スラブの上面に載置される上面支持部と、前記上面支持部の壁パネル側端部から床スラブの端面に沿って垂下する垂下部と、前記垂下部に設けられた、前記金属製板材の床スラブ側部分を支持する板材支持部とを備えることを特徴とする層間耐火材支持金具が提供される。
これにより、ハンガー部を床スラブに架設し、前記ハンガー部の垂下部に設けられた板材支持部によって、金属製板材の床スラブ側部分が支持され、金属製板材の壁パネル側が壁パネルに支持されることにより床スラブの端面と壁パネルとの間の隙間が金属製板材によってふさがれる。
本発明の層間耐火材支持金具によれば、ハンガー部を床スラブに架設し、前記ハンガー部の垂下部に設けられた板材支持部によって、金属製板材の床スラブ側部分が支持され、金属製板材の壁パネル側が壁パネルに支持されることにより、ハンガー部の上面支持部が床スラブの上面を、垂下部もしくは金属製板材の床スラブ側端部が床スラブの端面を、金属製板材の壁パネル側端部が壁パネルをそれぞれおさえることにより全体として支持金具が層間隙間に安定して挿入される。
したがって、床スラブの壁パネル側端面と壁パネルとの様々な幅に対応可能であり、溶着などによる床スラブとの固定を必要とせず、かつ下層からの火に直接耐火材がさらされないように、金属板を層間に床スラブの端面から壁パネルに差し渡すことができ、さらにその金属板上に耐火材を載置可能となる。
本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す正面上方斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を床スラブに架設した状態を示す正面上方斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す側面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を床スラブに架設した状態を示す正面上方斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す側面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す上面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す側面図である。 本実施の形態に係る垂下部を示す正面図である。 板材支持金具を挿通する穴の断面図である。 板材支持金具を挿通する穴の正面拡大図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す上方斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す部分拡大斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を床スラブに架設した状態を示す正面上方斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す側方断面図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す部分拡大分解斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す断面斜視図である。 本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を床スラブに架設した状態を示す正面上方斜視図である。 曲げ加工を施したL字金具、およびそのL字金具を用いた状態を示す図である。 従来の層間ふさぎの方法を示す図である。 従来の層間ふさぎに用いる支持金具を示す図である。 従来の層間ふさぎに用いる支持金具を示す図である。 従来の層間ふさぎに用いる支持金具を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。
図1に示すように、支持金具100は、床スラブ200の上面に配置される上面支持部110と、上面支持部110の端部から床スラブ200の端面に沿って垂下する垂下部120と、垂下部120の下部から円弧を描いて壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工され、その先端が壁パネル300に接する突っ張り部130を備えている。
また、垂下部120には金属製板材400の床スラブ200の端面側を支持するための板材支持部121が設けられている。この板材支持部121は、図2に示すように垂下部120の一部を切り起こして形成される。
支持金具100は、図3に示すように、床スラブ200の側面と壁パネル300とで形成される層間隙間500に、床スラブ200の端面に沿って所定の間隔で配置される。そして、配置された支持金具100の板材支持部121の基端部と壁パネル300とで金属製板材400が支持され、金属製板材400上に耐火材410が載置される。
これにより、層間隙間500に耐火材410が充填され、かつその耐火材410の下には金属製板材400があるので耐火材410が直接火にさらされることがなく、耐火性能を十分発揮することができる。
支持金具100は、上述の通り突っ張り部130が、垂下部120の下部から円弧を描いて壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工されて形成されているので、幅がまちまちである層間隙間500の幅に合わせて適宜角度が調整することが可能である。
つまり、突っ張り部130の先端部を上下方向に動かして幅を調整しようとするときに、力が円弧状に曲げ加工された部分全体にかかるので、支持金具100の垂下部120を変形させることなく角度の調整が可能となる。
したがって、形成される層間隙間500の幅に合わせて数多くのバリエーションの支持金具を用意する必要がないので、コストを低減することができる。
さらに、このような形状の支持金具100によると、支持金具100の上面支持部110が床スラブ200の上面を、垂下部120が床スラブ200の端面を、突っ張り部130の先端部が壁パネル300をそれぞれおさえることにより全体として支持金具100が層間隙間500に安定して挿入されることになる。
したがって、たとえば支持金具100の上面支持部110と床スラブ200の上面とをビス止めするなどして固定することなく支持金具100を層間隙間500に安定して挿入することが可能となる。
これにより支持金具100をビス止め固定する作業工程を省略することが可能となるので、作業時間の短縮と作業コストの削減をすることが可能となる。さらに、ビス止めをする位置を気にすることがないので、自由な位置に支持金具100を挿入することが可能となる。
なお、本実施の形態において、支持金具100の板材支持部121は垂下部120の一部を切り起こして形成する旨の説明をしたが、垂下部120に対して凸設されるように別部材を溶着するなどして形成してもよい。
また、突っ張り部130の先端が壁パネル300をおさえることによって支持金具100を支える旨の説明をしたが、突っ張り部130の先端が鋭利だと支持金具100を挿入するときや、支持金具100を挿入した後に風や地震などによって壁パネル300が揺れたときに壁パネル300を傷つけるおそれがあり、最悪の場合には壁パネル300を破損させるおそれがあるため、図4に示す支持金具100Aのように、突っ張り部130の先端部131を曲げ加工して壁パネル300と接触面積を増やすことによりあたりを柔らかくしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の支持金具は、垂下部から突っ張り部にかけて円弧状ではなく、床スラブの端面側から壁パネル側へ延びる水平辺を介して接続されており、板材支持部が垂下部とは別に設けられていないことが異なる以外は、第1の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。
図5に示すように、支持金具2100は、床スラブ200の上面に配置される上面支持部110と、上面支持部110の床スラブ200の端面に沿って垂下する垂下部2120と、垂下部2120の下端から壁パネル300に向けて水平に曲げ加工された水平辺部2140と、水平辺部2140の壁パネル300側端部から斜め上方へ曲げ加工され、その先端が壁パネル300に接する突っ張り部2130を備えている。
支持金具2100は、図6に示すように、床スラブ200の壁パネル300側端面と壁パネル300とで形成される層間隙間500に、床スラブ200の端面に沿って所定の間隔で配置される。そして、配置された支持金具2100の水平辺部2140の垂下部2120側の基端部と壁パネル300とで金属製板材400が支持され、金属製板材400上に耐火材410が載置される。
これにより、層間隙間500に耐火材410が充填され、かつその耐火材410の下には金属製板材400があるので耐火材410が直接火にさらされることがなく、耐火性能を十分発揮することができる。
支持金具2100は、上述の通り突っ張り部2130が、垂下部2120の下部から水平辺部2140を介して壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工されて形成されているので、幅がまちまちである層間隙間500の幅に合わせて適宜角度が調整することが可能である。
つまり、突っ張り部2130の先端部を上下方向に動かして幅を調整しようとするときに、突っ張り部2130および水平辺部2140が変形したとしても支持金具2100としての挿入時の安定性には影響がなく角度の調整が可能となる。
したがって、形成される層間隙間500の幅に合わせて数多くのバリエーションの支持金具を用意する必要がないので、コストを低減することができる。
さらに、このような形状の支持金具2100によると、支持金具2100の上面支持部110が床スラブ200の上面を、垂下部2120の下端部が床スラブ200の端面を、突っ張り部2130の先端部が壁パネル300をそれぞれおさえることにより全体として支持金具2100が層間隙間500に安定して挿入されることになる。
したがって、たとえば支持金具2100の上面支持部110と床スラブ200の上面とをビス止めするなどして固定することなく支持金具2100を層間隙間500に安定して挿入することが可能となる。
これにより支持金具2100をビス止め固定する作業工程を省略することが可能となるので、作業時間の短縮と作業コストの削減をすることが可能となる。さらに、ビス止めをする位置を気にすることがないので、自由な位置に支持金具100を挿入することが可能となる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態の支持金具は、板材支持部の先端部が上方に曲げ加工されており、金属製板材にその上方に曲げ加工された先端部を挿入できるように穴が形成されていることが異なる以外は、第1の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を示す側面図である。
図7に示す支持金具3100は、床スラブ200の上面に配置される上面支持部110と、上面支持部110の床スラブ200の端面に沿って垂下する垂下部3120と、垂下部3120の下部から円弧を描いて壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工され、その先端が壁パネル300に接する突っ張り部130を備えている。
また、垂下部3120には金属製板材400の床スラブ200の端面側を支持するための板材支持部3121が設けられている。この板材支持部3121は、垂下部3120の一部を切り起こして形成され、先端部が上方に曲げ加工されている。
支持金具3100は、床スラブ200の側面と壁パネル300とで形成される層間隙間500に、床スラブ200の端面に沿って所定の間隔で配置される。そして、配置された支持金具3100の板材支持部3121の基端部と壁パネル300とで金属製板材3400が支持される。
このとき、図8に示すように、金属製板材3400には、板材支持部3121の上方に曲げ加工された先端部が挿入される挿入穴3410が形成されているので、金属製板材3400が板材支持部3121上に配置されると板材支持部3121の上方に曲げ加工された先端部が挿入穴3410に挿入される。そして、その金属製板材3400上に耐火材410が載置される。
これにより、層間隙間500に耐火材410が充填され、かつその耐火材410の下には金属製板材3400があるので耐火材410が直接火にさらされることがなく、耐火性能を十分発揮することができる。
支持金具3100は、上述の通り突っ張り部3130が、垂下部120の下部から円弧を描いて壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工されて形成されているので、幅がまちまちである層間隙間500の幅に合わせて適宜角度が調整することが可能である。
つまり、突っ張り部130の先端部を上下方向に動かして幅を調整しようとするときに、力が円弧状に曲げ加工された部分全体にかかるので、支持金具3100の垂下部3120を変形させることなく角度の調整が可能となる。
したがって、形成される層間隙間500の幅に合わせて数多くのバリエーションの支持金具を用意する必要がないので、コストを低減することができる。
さらに、このような形状の支持金具3100によると、支持金具3100の上面支持部110が床スラブ200の上面を、垂下部3120が床スラブ200の端面を、突っ張り部130の先端部が壁パネル300をそれぞれおさえることにより全体として支持金具3100が層間隙間500に安定して挿入されることになる。
したがって、たとえば支持金具3100の上面支持部110と床スラブ200の上面とをビス止めするなどして固定することなく支持金具3100を層間隙間500に安定して挿入することが可能となる。
これにより支持金具3100をビス止め固定する作業工程を省略することが可能となるので、作業時間の短縮と作業コストの削減をすることが可能となる。さらに、ビス止めをする位置を気にすることがないので、自由な位置に支持金具3100を挿入することが可能となる。
さらに、板材支持部3121の先端が上方に曲げ加工され、金属製板材3400にその先端部が挿入されるような挿入穴3410が形成されているので、板材支持部3121に載置したときに金属製板材3400がある程度固定され、耐火材410を載置するときなどに支持金具3100や金属製板材3400を動かすような力が多少加わったとしても、金属製板材3400が板材支持部3121から脱落することを防止することができる。これにより、より作業効率が向上する。
なお、図7に示す支持金具3100において、突っ張り部130の先端部と金属製板材3400の先端部とが一致しているが、層間隙間500が狭いときは、突っ張り部130を上方に持ち上げて変形させることにより、金属製板材3400の壁パネル200側端部は突っ張り部130の先端部より上方で壁パネル200と接触して支持されることになる。
本実施の形態で説明したような支持金具による金属製板材の保持構造は他にも考えられる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態の支持金具は、垂下部に特殊な形状の穴が形成され、その穴にU字型のピースが取り付けられる点が異なる以外は、第1の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図9(A)は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具の側面図であり、図9(B)は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具の側方断面図である。
支持金具4100は、床スラブ200の上面に配置される上面支持部110と、上面支持部110の床スラブ200の端面に沿って垂下する垂下部4120と、垂下部4120の下部から円弧を描いて壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工され、その先端が壁パネル300に接する突っ張り部130を備えている。
また、垂下部4120には金属製板材400の床スラブ200の端面側を支持するための板材保持金具4150が取り付けられている。
図10は、本実施の形態に係る支持金具の正面図である。
図10に示すように、支持金具4100の垂下部4120には特殊形状の穴4122が設けられている。この穴4122に支持金具4100の背面側から板材保持金具4150先端が挿通されて取り付けられる。
図11(A)は、板材支持金具を挿通する穴の正面拡大断面図であり、図11(B)は、板材支持金具の側面拡大図である。
穴4122における、図11(A)に示す、点線で囲んだ4123に示した部分に板材保持金具4150の先端部を、支持金具4100の背面側から挿入する。すると、斜線をひいた凸設部4124を支点として板材保持金具4150が回動可能となる。
支持金具4100は、床スラブ200の側面と壁パネル300とで形成される層間隙間500に、床スラブ200の端面に沿って所定の間隔で配置される。このとき、支持金具4100に取り付けられた板材保持金具4150は先端部を上方に向けた状態にしておく。
そして、支持金具4100を配置後、金属製板材400を支持金具4100の垂下部4120に沿っておろすと、板材保持金具4150が金属製板材400を把持する。金属製板材400が板材保持金具4150に把持された状態で、金属製板材400の上端部を壁パネル300側へ倒すと、板材保持金具4150が回動可能なので、板材保持金具4150が金属製板材400を把持した状態で金属製板材400が床スラブ200の端面側から壁パネル300側へ差し渡される。
穴4122の支点の上端から穴の上端までの長さL3は、穴4122に挿入した板材保持金具4150が回動可能であり、かつ壁パネル300側にのみ倒れるように、板材保持金具4150の短い方の辺の長さL1より長く、長い方の辺の長さL3よりも短く設定されている。
さらに、穴4122の下端には板材保持金具4150が壁パネル300側へ倒れたときに下方から支持する金具支持部4121が設けられている。この金具支持部4121は垂下部4120の一部を切り起こして形成されている。
より詳細には、図12に示すように垂下部4120を打ち抜き、下方から上方に延びた舌状部4125を支持金具4100の正面側へ曲げ加工することにより下部支持辺4121を形成する。
そして、配置された支持金具4100の板材保持金具4150と壁パネル300とで金属製板材400が支持され、金属製板材400上に耐火材410が載置される。
これにより、層間隙間500に耐火材410が充填され、かつその耐火材410の下には金属製板材400があるので耐火材410が直接火にさらされることがなく、耐火性能を十分発揮することができる。
支持金具4100は、上述の通り突っ張り部130が、垂下部4120の下部から円弧を描いて壁パネル300の方向へ斜め上に曲げ加工されて形成されているので、幅がまちまちである層間隙間500の幅に合わせて適宜角度が調整することが可能である。
つまり、突っ張り部130の先端部を上下方向に動かして幅を調整しようとするときに、力が円弧状に曲げ加工された部分全体にかかるので、支持金具4100の垂下部4120を変形させることなく角度の調整が可能となる。
したがって、形成される層間隙間500の幅に合わせて数多くのバリエーションの支持金具を用意する必要がないので、コストを低減することができる。
さらに、このような形状の支持金具100によると、支持金具4100の上面支持部110が床スラブ200の上面を、垂下部4120が床スラブ200の端面を、突っ張り部130の先端部が壁パネル300をそれぞれおさえることにより全体として支持金具100が層間隙間500に安定して挿入されることになる。
したがって、たとえば支持金具4100の上面支持部110と床スラブ200の上面とをビス止めするなどして固定することなく支持金具100を層間隙間500に安定して挿入することが可能となる。
これにより支持金具4100をビス止め固定する作業工程を省略することが可能となるので、作業時間の短縮と作業コストの削減をすることが可能となる。さらに、ビス止めをする位置を気にすることがないので、自由な位置に支持金具4100を挿入することが可能となる。
さらに、本実施の形態に係る支持金具4120においては、板材保持金具4150が設けられ、金属製板材400が板材保持金具4150によって把持されるので、耐火材410を載置するときなどに支持金具4100や金属製板材400を動かすような力が多少加わったとしても、金属製板材400が脱落することを防止することができる。これにより、より作業効率が向上する。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態の支持金具は、板材支持部や突っ張り部がなく、垂下部の下端に金属製板材を取り付ける取付部が設けられ、垂下部に直接金属製板材を取り付けることが異なる以外は、第1の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図13は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。
図13に示すように、支持金具5100は、床スラブ200の上面に配置される上面支持部110と、上面支持部110の端部から床スラブ200の端面に沿って垂下する垂下部5120と、垂下部5120の下部に設けられた凸辺5121に金属製板材5400の床スラブ200側が支持されている。
図14は、本実施の形態に係る支持金具の上方斜視図であり、図14(A)は、本実施の形態に係る支持金具の上方背面斜視図であり、図14(B)は、本実施の形態に係る支持金具の上方正面斜視図である。
図14に示すように、金属製板材5400の長手方向辺に沿って所定の間隔で複数の穴5410が設けられており、上面支持部110、垂下部5120、および凸辺5121からなるL字金具5110が穴5410に取り付けられている。
取り付けられた様子を示すために図15に取付部分の部分拡大図を示す。図15(A)は、上方背面部分拡大斜視図であり、図15(B)は、下方背面部分拡大斜視図である。
図15に示すように、穴5410は金属製板材5400の長手方向辺に沿って形成され、穴5410は金属製板材5400の幅方向に長い形状をしている。
凸辺5121は、垂下部5120の下端に設けられており基端部にくびれを有している。凸辺5121のくびれは穴5410の横幅より細く、そのくびれを介して穴5410の長手方向の長さより短く、横幅より長いふくらみが形成されている。そのふくらみ部分を穴5410に挿入し、上面支持部110が、穴5410が形成されている側の長手方向辺の方向を向くように90度ひねることによってふくらみ部が金属製板材5400を下方から支持する。
凸辺5121で支持された状態で金属製板材5400がある程度動きが出るようにくびれの高さは金属製板材5400の厚さに比べて多少大きめに形成されており、金属製板材5400にL字金具5110が取り付けられた状態で、金属製板材5400と垂下部5120のなす角度はある程度動かすことが可能である。
本実施の形態においては、外側から2つ目の穴にL字金具5110を取り付けているが、どの穴5410に取り付けてもよいし、2つではなく3つ、4つと取り付けることも可能である。
支持金具5100は、金属製板材5400の形成された穴5410にL字金具5110が取り付けられ、その状態で床スラブ200の側面と壁パネル300とで形成される層間隙間500に挿入される。そして、挿入された支持金具5100は、凸辺5121と壁パネル300とで金属製板材5400が支持され、金属製板材5400上に耐火材410が載置される。
これにより、層間隙間500に耐火材410が充填され、かつその耐火材410の下には金属製板材5400があるので耐火材410が直接火にさらされることがなく、耐火性能を十分発揮することができる。
支持金具5100は、上述の通り凸辺5121によって金属製板材5400の穴5410が形成されている側が下方から支持されており、支持金具5100が隙間500に挿入されるとその隙間500の幅に合わせて金属製板材5400が角度をなして壁パネル300に接触して支持される。
したがって、形成される層間隙間500の幅に合わせて数多くのバリエーションの支持金具を用意する必要がないので、コストを低減することができる。
さらに、このような形状の支持金具5100によると、支持金具5100の上面支持部110が床スラブ200の上面を、金属製板材5400の床スラブ200側端辺が床スラブ200の端面を、金属製板材5400の壁パネル300側端辺が壁パネル300をそれぞれおさえることにより全体として支持金具5100が層間隙間500に安定して挿入されることになる。
したがって、たとえば支持金具5100の上面支持部110と床スラブ200の上面とをビス止めするなどして固定することなく支持金具5100を層間隙間500に安定して挿入することが可能となる。
これにより支持金具5100をビス止め固定する作業工程を省略することが可能となるので、作業時間の短縮と作業コストの削減をすることが可能となる。
さらに、ビス止めをする位置を気にすることがないので、自由な位置に支持金具5100を挿入することが可能となる。さらに、金属製板材5400に複数の穴5410が設けられているので、L字金具5110を位置・個数ともに自由に取り付けることが可能なので、より自由に支持金具5100を取り付けることが可能となる。
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態の支持金具は、金属製板材には穴が形成されておらず、金属製板材にL字金具を直接取り付けることなく、把持金具を介して金属製板材を取り付けることが異なる以外は、第5の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第5の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図17は、本実施の形態に係る層間耐火材支持金具を用いて層間ふさぎをした状態を示す側面図である。
図17に示すように、支持金具6100は、床スラブ200の上面に配置される上面支持部110と、上面支持部110の端部から床スラブ200の端面に沿って垂下する垂下部5120と、垂下部5120の下部に設けられた凸辺5121に把持金具6200が取り付けられ、金属製板材400の床スラブ200側が把持金具6200によって把持されることにより支持されている。
図18(A)は、本実施の形態に係る支持金具の上方正面斜視図であり、図18(B)は、本実施の形態に係る支持金具の下方背面斜視図である。
図18に示すように、金属製板材400の長手方向辺に沿って所定の間隔でL字金具5110および把持金具6200が取り付けられている。取り付けられた様子を示すために図19に取付部分の側方断面拡大図を示す。
図19に示すように、金属製板材400は、把持金具6200の上面板を内側に切り起こして形成された舌状辺6210とL字金具5110の下端に設けられた凸辺5121および把持金具6200の下面板によって把持されている。
金属製板材400への把持金具6200の取り付け方、および把持金具6200へのL字金具5110の取り付け方は、図20に示すように、金属製板材400の長手方向辺の任意の位置に把持金具6200を挿入し、把持金具6200の上面に設けられた挿入穴6221にL字金具5110の凸辺5121を挿入し、90度回転させることにより行う。
なお、把持金具6200の上面にもう1つ設けられている穴6222は舌状辺6210を切り起こしたためにできたものである。金属製板材400に把持金具6200を取り付け、その把持金具6200にL字金具5110を取り付けた状態の断面斜視図を図21に示す。
挿入穴6221は、把持金具6200における金属製板材400に対する挿入方向に長い形状をしている。L字金具5110の凸辺5121は、垂下部5120の下端に設けられており基端部にくびれを有している。凸辺5121のくびれは挿入穴6221の横幅より細く、そのくびれを介して挿入穴6221の長手方向の長さより短く、横幅より長いふくらみが形成されている。そのふくらみ部分を挿入穴6221に挿入し、90度ひねることによってふくらみ部が把持金具6200の上面板を下方から支持する。
凸辺5121で支持された状態で把持金具6200がある程度動きが出るようにくびれの高さは把持金具6200の上面板の厚さに比べて多少大きめに設けられており、把持金具6200にL字金具5110が取り付けられた状態で、把持金具6200で把持した金属製板材400と垂下部5120のなす角度はある程度動かすことが可能である。
図22においては、外側に2つのL字金具5110を取り付けているが、金属製板材400のどの位置に取り付けてもよいし、2つではなく3つ、4つと取り付けることも可能である。
支持金具6100は、金属製板材400に把持金具6200を介してL字金具5110が取り付けられ、その状態で床スラブ200の側面と壁パネル300とで形成される層間隙間500に挿入される。そして、挿入された支持金具6100は、把持金具6200と凸辺5121と壁パネル300とで金属製板材400が支持され、金属製板材400上に耐火材410が載置される。
これにより、層間隙間500に耐火材410が充填され、かつその耐火材410の下には金属製板材400があるので耐火材410が直接火にさらされることがなく、耐火性能を十分発揮することができる。さらに、支持金具6100は、把持金具6200を介して金属製板材400にL字金具5110が取り付けられているため、L字金具5110の凸辺5121が直接火にさらされることもない。
したがって、たとえば凸辺5121が長時間火に直接さらされることにより変形して、L字金具5110から金属製板材400が脱落するおそれをも回避することができる。
支持金具6100は、上述の通り凸辺5121によって把持金具6200の上面板が支持されることにより、把持金具6200を介して金属製板材400の把持金具6200が取り付けられた側が支持されており、支持金具6100が隙間500に挿入されるとその隙間500の幅に合わせて金属製板材400が角度をなして壁パネル300に接触して支持される。
したがって、形成される層間隙間500の幅に合わせて数多くのバリエーションの支持金具を用意する必要がないので、コストを低減することができる。
さらに、このような形状の支持金具6100によると、支持金具6100の上面支持部110が床スラブ200の上面を、把持金具6200の床スラブ200側端辺が床スラブ200の端面を、金属製板材400の壁パネル300側端辺が壁パネル300をそれぞれおさえることにより全体として支持金具6100が層間隙間500に安定して挿入されることになる。
したがって、たとえば支持金具6100の上面支持部110と床スラブ200の上面とをビス止めするなどして固定することなく支持金具6100を層間隙間500に安定して挿入することが可能となる。
これにより支持金具6100をビス止め固定する作業工程を省略することが可能となるので、作業時間の短縮と作業コストの削減をすることが可能となる。さらに、ビス止めをする位置を気にすることがないので、自由な位置に支持金具6100を挿入することが可能となる。
さらに、金属製板材400に把持金具6200を介してL字金具5110を取り付けることができるので、L字金具5110を位置・個数ともに自由に取り付けることが可能なので、より自由に支持金具6100を取り付けることが可能となる。
なお、第5の実施の形態および第6の実施の形態において、L字金具5110は上面支持部110と垂下部5120がほぼ直角に形成され、垂下部5120の断面形状が直線形状をしているものとして説明したが、垂下部5120を途中から上面支持部110が延設されている方向とは逆方向に曲げ加工を施してもよい。
曲げ加工を施したL字金具5111、およびL字金具5111を用いて金属製板材5400を支持した支持金具5101と金属製板材5400上に耐火材410を載置した状態を図23に示す。
図23に示すように、L字金具5111の垂下部5120を上面支持部110とは反対方向に曲げ加工することにより、支持金具5101を床スラブ200に取り付けたときに、L字金具5111に取り付けられた金属製板材5400の床スラブ200側端辺によってL字金具5111が床スラブ200の上面および端面から浮くことを防止することができる。したがって、L字金具が床スラブ200により安定して取り付けることが可能となる。
100 支持金具
110 上面支持部
120 垂下部
121 板材支持部
130 部
131 先端部
200 床スラブ
300 壁パネル
400 金属製板材
410 耐火材
500 層間隙間

Claims (13)

  1. 床スラブの端面と壁パネルとの間の隙間に挿填される耐火材を支持するための層間耐火材支持金具において、
    前記床スラブの上面から側面に垂下するように架設するハンガー部と、
    前記ハンガー部に前記床スラブの端面側が支持され、前記壁パネル側が前記壁パネルに支持され、前記隙間をふさぐ金属製板材と、
    を備え、
    前記ハンガー部が、
    床スラブの上面に載置される上面支持部と、
    前記上面支持部の壁パネル側端部から床スラブの端面に沿って垂下する垂下部と、
    前記垂下部に設けられた、前記金属製板材の床スラブ側部分を支持する板材支持部と、
    を備えることを特徴とする層間耐火材支持金具。
  2. 前記ハンガー部の下端から、前記上面支持部とは反対側の斜め上方に延設されたパネル側支持辺をも備えることを特徴とする請求項1記載の層間耐火材支持金具。
  3. 前記パネル側支持辺が、
    前記垂下部の下端から円弧状に曲げ加工されて前記上面支持部とは反対側の斜め上方に延設されていることを特徴とする請求項2記載の層間耐火材支持金具。
  4. 前記パネル側支持辺が、
    前記垂下部の下端から前記上面支持部とは反対側へ水平に延設された水平辺を介して、前記水平辺の前記垂下部とは反対側端部から斜め上方に延設された斜め辺からなることを特徴とする請求項2記載の層間耐火材支持金具。
  5. 前記パネル側支持辺の先端部が上方に曲げ加工され、
    前記金属製板材には、前記上方に曲げ加工された先端部を挿入するための挿入穴が形成されていることを特徴とする請求項2記載の層間耐火材支持金具。
  6. 前記板材支持部が、
    前記垂下部の一部を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1記載の層間耐火材支持金具。
  7. 前記板材支持部が、
    前記金属製板材を保持するための板材保持部を備えることを特徴とする請求項1記載の層間耐火材支持金具。
  8. 前記板材保持部が、
    前記垂下部の下端にくびれを介して頭部が形成され、
    前記金属製板材の前記床スラブ側辺に沿って、前記床スラブ側辺に直交するように前記頭部を挿入するための頭部挿入穴が形成され、
    前記頭部挿入穴に前記頭部を挿入し、前記上面支持部が前記床スラブ側に向くように回転させることにより前記金属製板材を保持することを特徴とする請求項7記載の層間耐火材支持金具。
  9. 前記垂下部が、その途中から前記上面支持部が延設されている側とは反対方向に曲げ加工されていることを特徴とする請求項8記載の層間耐火材支持金具。
  10. 前記板材支持部と前記板材保持部が、
    前記金属製板材を挟持する板材挟持部を介して前記ハンガー部が前記金属製板材を支持し、かつ保持することを特徴とする請求項7記載の層間耐火材支持金具。
  11. 前記板材挟持部は、
    両端辺から凸設された凸設部が設けられるように前記垂下部に空けられた挟持部挿入穴に、前記凸設部を挟持するように、前記上面支持部が延設されている方向から挿入されていることを特徴とする請求項10記載の層間耐火材支持金具。
  12. 前記挟持部挿入穴には、
    その下端部の中央から上方に凸設された舌状辺をも設けられ、
    前記舌状辺を前記壁パネル側へ曲げ加工することにより、前記板材挟持部が前記壁パネル側に所定角以上傾いたときに前記板材挟持部を下方から支持するための挟持部支持部となることを特徴とする請求項10記載の層間耐火材支持金具。
  13. 前記板材挟持部が、上面材、下面材、および前記上面材と下面材の一端辺同士を接続する垂直面材とからなり、
    前記上面材の前記垂直面材側に、前記垂直面材の垂直面と直交するように長方形の穴が設けられ、
    さらに前記上面材には、前記垂直面材とは反対側端辺側を基端部として前記下面側に切り起こした切り起こし部が設けられ、
    前記上面材と下面材の間に前記垂直面材とは反対側から前記金属製板材を前記垂直面材と接触するように挿入し、前記長方形の穴に前記頭部を挿入し、前記上面支持部が前記床スラブ側に向くように回転させることにより前記切り起こし部および前記頭部によって前記金属製板材を保持することを特徴とする請求項10記載の層間耐火材支持金具。
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