JP6986233B2 - 耐火用層間ふさぎ用の固定金具 - Google Patents
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Description
また、今般、特にカーテンウォール工法において構築物の耐火性能を向上させる目的で、充填するモルタルやロックウールの下側に薄帯鋼板を敷き詰める仕様が採用され始めたため、特開2010−261232号のように、前記支持金具の垂下部に間隙に配置する薄帯鋼板を支持する支持片を形成した金具が開示されている。
さらに、支持部の先端に薄帯鋼板を載せるための載置片を設けたことで、薄帯鋼板を安定して載置することができると共に、押え片を設けたことで確実に固定することができる。
すなわち、火災発生時に下階からの上昇気流によって薄帯鋼板が浮き上がってズレないようにして耐火性能を確実に保持することができるなど、上記従来の課題を解消することができる。
図1は本発明の耐火用層間ふさぎ用の固定金具の実施形態を示す斜視図、図2は実施形態を示す側面図である。
図3に示すように、1はコンクリートスラブAの上方A1から側面A2に垂下されるように架設され、外壁材BとコンクリートスラブAとの間隙に挿入される薄帯鋼板Cを支持する固定金具である。
図1に示すように、10は固定金具1の掛止部であり、コンクリートスラブの上面A1に掛止させて、固定金具1自体の下方への沈みを防止するものである。
11は該掛止部10からコンクリートスラブAの側面A2に沿って垂下した垂下部であり、12は垂下部11の下端から斜め上方に延伸した支持部である。
垂下部11と支持部12とで略レ字状になっており、支持部12の先端12aが外壁材に弾性的に当接すると共に、前記垂下部11がコンクリートスラブAの側面A2に当接して反力となることで、コンクリートスラブと外壁材の隙間に固定金具1を固定することができる。
13、13は支持部12の先端12aに設けた載置部、14は押え片であり、支持部12の先端12aに3つの突出した片を形成して、両側の2片を内側に向かって屈曲させて載置部13、13とし、中央の1片を前記垂下部11とほぼ平行になるように形成して押え片14とする。
押え片14の先端にはドライバー等の工具で押える際に工具の先端が係るように係止溝15を形成する。
また、これらの構成は適宜幅に形成した薄鋼板により一体的に折曲げ加工して形成したものである。
コンクリートスラブAと外壁材Bの間隙に沿って上方から本発明の固定金具の垂下部11をコンクリートスラブAの側面A2、及び、支持部12を外壁材Bにそれぞれ沿った状態で圧入し、コンクリートスラブAの上面に掛止部10を掛けた状態で固定する。同様にして、コンクリートスラブAと外壁材Bの間隙に沿って本発明の固定金具を複数個、所定の間隔で設置する。
次に複数個、所定の間隔で配置された固定金具の載置部13に、薄帯鋼板Cの長手方向の一端をそれぞれ載置し、他端は垂下部11側に立てかけた状態で配置をする。
更に、各固定金具の押え片14を、係止溝15にドライバーの先端を引っ掛けて下方向へ折り曲げて押さえることで、薄帯鋼板C全体を確実に固定することができる。
薄帯鋼鈑Cの設置後、その上方の空間にロックウールDを充填して層間ふさぎの工程を完了する。
本発明によれば、薄帯鋼板Cを載置片13と押え片14を挟んで固定しているので、固定金具1に薄帯鋼板Cを、確実に固定でき、火災発生時に下階からの上昇気流によって薄帯鋼板Cが浮き上がって、ずれることを抑制でき、耐火性能を確実に保持することができる。
また、本発明では支持部12の先端12aを折り曲げて載置片13と押え片14を形成することで、この折り曲げた部分が外壁材Bに接触するので、支持部12の先端12aのエッジが外壁材Bに接触する場合に比較して、コンクリートスラブAと外壁材Bの間隙の幅の変動に追従して、支持部12が上下動し易い。薄帯鋼板Cの外壁材側の端部C1が、載置片13と押え片14で挟んで固定され、薄帯鋼板Cのコンクリートスラブ側の端部C2が、垂下部11に当接しているので、コンクリートスラブAと外壁材Bの間隙の幅に変位が生じた場合に、間隙の幅の変位に滑らかに追従して薄帯鋼板Cが傾きを変化させることができるので、薄帯鋼板CがコンクリートスラブAと外壁材Bの間隙を素早く塞ぐことができる。
具体的には、コンクリートスラブAと外壁材Bの間隙の幅に変位が生じた場合に、支持部12の先端12aが外壁材Bの変位に応じて上下動する。そして支持部12の先端12aの上下動に追従して、薄帯鋼板Cの外壁材側の端部C1が上下動する。
特に、薄帯鋼板Cのコンクリートスラブ側の端部C2が,コンクリートスラブではなく、垂下部11に部分的に接触しているだけであり、外壁材側の端部C1が、外壁材Bではなく、支持部12の先端12aに部分的に接触しているだけであり、どちらにも部分的に接触しているだけであり、コンクリートスラブAが外壁材Bの間隙の幅に一時的にでも変位が生じた場合に、薄帯鋼板Cが追従して素早く傾きを変化できる。また、薄帯鋼板Cのコンクリートスラブ側の端部C2が、垂下部11に当接しているだけであり、薄帯鋼板Cのコンクリートスラブ側の端部C2も垂下部11の表面を滑って上下動することができるので、支持部12の先端12aの上下動によって薄帯鋼板Cの外壁材側の端部C1が上下動した時に、薄帯鋼板Cのコンクリートスラブ側の端部C2も上下方向に滑らかに追従して移動しやすくなっている。
本実施例では適宜幅に形成した薄鋼板から、掛止部10、垂下部11、支持部12及び載置片13及び押え片14を一体的に折り曲げ加工して、形成したものであり、容易に固定金具1を製造できる。
本実施例では、両側の2片を載置片13とし、中央の1片を押え片14としたが、逆にしてもよい。また、載置片13と押え片14とで3つの片としたが、この数に限られるものではない。
押え片14の先端の係止溝15はドライバー等の工具で押え片14を押さえることが容易にできれば良いものであり、この構造に限られない。
なお、薄帯鋼板Cのコンクリートスラブ側の端部C2が垂下部11に接触する部分を接着テープなどで固定しても良い。なおこの場合でも、コンクリートスラブAと外壁材Bとの間隙の幅は、地震などで一時的にでも変動する場合があり、このような変動に対しても、本発明の固定金具は上記で述べたような優れた効果を発揮できる。
10 掛止部
11 垂下部
12 支持部
13 載置部
14 押え片
15 係止溝
A コンクリートスラブ
B 外壁材
C 薄帯鋼板
D ロックウール
Claims (2)
- 外壁材とコンクリートスラブとの間隙に配置し、耐火用層間ふさぎとして使用する薄帯鋼板を固定するための固定金具であり、前記コンクリートスラブの上面に掛止する掛止部と、該掛止部から前記コンクリートスラブの側面に沿う垂下部と、該垂下部から斜め上方に延伸して前記外壁材に弾性的に当接する支持部とを備え、前記掛止部、前記垂下部、前記支持部が薄鋼板により一体的に折曲げ加工して一体的に形成されており、前記支持部の先端には前記薄帯鋼板を載せるための載置片と、前記薄帯鋼板を固定するための押え片を設けたことを特徴とする固定金具。
- 請求項1の固定金具において、前記支持部の前記コンクリートスラブ側かつ上側に向く方向に折り曲げて形成された前記載置片と、前記支持部の前記先端の他部を、前記外壁材に沿って上側に向く方向に折り曲げられて形成された前記押え片を備え、前記載置片と前記押え片とで前記薄帯鋼板の外壁材側の端部を挟んで固定するようになっていることを特徴とする固定金具。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2018058998A JP6986233B2 (ja) | 2018-03-06 | 2018-03-06 | 耐火用層間ふさぎ用の固定金具 |
Publications (2)
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