JP4165894B2 - 吊ボルト用ケーブル保持具 - Google Patents

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この発明は電気設備工事において、コンクリート床から垂設した吊ボルトの所望の位置に取付けてケーブルを保持するための保持具に関する。
従来からケーブルや配管等の長尺材を吊ボルトの所望の位置に保持するための保持具として、帯状のバネ鋼板を略「く」の字状に折り曲げた本体の両辺端部に吊ボルトに係止する切欠部をそれぞれ設けた支持本体を用い、本体の両辺を内側に窄めるようにして両側の切欠部を吊ボルトに係止して固定させるものがあり、その支持本体に長尺材を保持するU字形やJ字形の保持部を装着した保持金具があった。
また、図6に示す実開平3−81475号のように、弾性金属板を「U」字形に曲げた配管保持部の一端から「く」の字形に屈曲してその一側縁に形成した吊り下げ部材挿入口と、配管保持部の背面に形成した補助係止部を吊ボルトにそれぞれ取付けて固定する保持金具があり、共に、略「く」の字形に折り曲げた形態の金属製弾性帯板の反発力を利用したものであって、支持金具の両側に形成した切欠部乃至吊り下げ部材挿入口と補助係止部を吊ボルトに係止させるのみの取付け作業であるため非常に簡単に取付けることができる。
実開平3−81475号
しかし、上記従来の保持金具では吊ボルトに簡単に取付けができるものの、取付け後のケーブルの配線作業時に保持金具に生じる負荷により簡単に外れることが度々あった。
すなわち、ケーブルの配線作業の場合、ケーブルの配置調整やケーブルのダレを修正するため吊ボルトに取付けた保持金具にケーブルを載置した後もケーブルを引っ張る作業があり、ケーブルを引っ張ることで、吊ボルトに取付けられた保持金具も一緒に引き連られて、一方から大きな負荷が加わった状態となり、その負荷が吊ボルトに係止する切欠部の開口方向に向かって加わると保持金具は吊ボルトから簡単に外れてしまい、取付け直しをしなければならないといった作業手間があった。
この発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので、その目的は、吊ボルトに簡単に取付けることができると共に、取付け後、ケーブルの引っ張り作業により生じる一方からの大きな負荷に耐えて簡単に吊ボルトから外れない、また、経済的にも有利となる廉価な吊ボルト用ケーブル保持具を提供することにある。
その手段として、本発明の請求項1は弾性帯状板を略J型に形成した保持具本体と、その保持具本体の上端から外側斜め上方に延出され、その一側縁には吊ボルトを係止するフック部を形成した係止部と、その係止部とは吊ボルトが挿通可能な上下間隔を有して前記フック部の開口側に並設した補助片と、前記係止部より下側の前記保持具本体に前記フック部とは吊ボルトに係止する開口方向が反対となるフック下部と、そのフック下部の開口側であって、そのフック下部の開口幅方向にのみ変形可動に設けた弾性を有する抜け防止片とからなることを特徴する。
本発明の請求項2は金属製弾性帯板により一体的に形成したことを特徴とする。
本発明の請求項1は、弾性帯状板を略J型に形成した保持具本体と、その保持具本体の上端から外側斜め上方に延出され、その一側縁には吊ボルトを係止するフック部を形成した係止部と、前記係止部より下側の前記保持具本体に前記フック部とは吊ボルトに係止する開口方向が反対となるフック下部の構成としたので、吊ボルトに容易に取付けできる。
すなわち、吊ボルトに係止するフック部とフック下部とはそれらの形成位置である保持具本体とその上端から外側斜め上方に突出された係止部とは略「く」の字状に形成されているので、直線状の吊ボルトにフック部とフック下部とを係止させることで弾性帯状板の反発力が生じ、その反発力により吊ボルトに簡単に取付けできるためである。
また、フック部とフック下部の開口側にはそれぞれ補助片、弾性を有する抜け防止片を設けているので、吊ボルトに取付けた後も、ケーブルの引っ張り作業により生じる一方からの大きな負荷に耐えて、簡単に吊ボルトから外れることがない。
すなわち、天井から垂設された吊ボルトに対し、本発明のケーブル保持具をその係止部と補助片との間に吊ボルトが配置した状態で下向きにほぼ90°回転させて吊ボルトをフック部と、フック下部には抜け防止片を乗り越えてそれぞれ嵌入することで、フック部の開口方向には補助片が、フック下部の開口方向には抜け防止片が配置した状態となるのでそれぞれの開口方向への抜け出しを防止することができるためである。
更に、抜け防止片はフック下部の開口側であって、そのフック下部の開口幅方向にのみ変形可動に設けているので、吊ボルトが抜け防止片を乗り越えて装着した後、ケーブルの引っ張り作業により負荷が生じても、その負荷が掛かる方向、すなわち、垂設する吊りボルトに対して直交方向になるのに対し、抜け防止片の変形可動方向、すなわち、垂設する吊りボルトに対して平行方向となるので、それらの方向が異なることで大きな負荷に対しても抜け防止片が変形可動することなく、したがってボルトからの外れを確実に防止することができる。
したがって、本発明の請求項1の構成により、吊ボルトに簡単に取付けることができ、ケーブルの配線作業中にも吊ボルトから外れることがないので、再度の取付け作業も不要となり、作業全体の効率の向上を図ることができる。
本発明の請求項2は金属製弾性帯板により一体的に形成したので、プレス加工のみで製作することができることで組立作業等がなくなり、低コストでの製作が可能となるので、経済的にも有利となる。
以下に、本発明に係る吊ボルト用ケーブル保持具の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図2は本発明の実施例を示す斜視図、図3は側面図である。
10は保持具本体であり、適宜幅の帯状のバネ鋼板を円弧状のケーブル保持部11と垂直部12、両者間の間隙となるケーブル挿入口13とからなる略J型に折り曲げて形成する。
また、ケーブル保持部11の先端を垂直部12側に向かう角度に折り曲げてケーブル挿入口13の口幅をケーブル外径より短くすることで、挿入されたケーブルの抜け出しを防止することができる。
14はケーブル保持部11の突端を外側に折り曲げて形成したケーブル案内片であり、ケーブル保持部にケーブルを挿入する際、ケーブルを傷つけることなく簡単に挿入するための案内となる。
15、15はケーブル保持部11の底部に設けた2箇所の開口部であり、ケーブルをケーブル保持部11に載置した後、その開口部15、15から樹脂紐等を挿入してケーブルと共に巻止めることで、それらケーブルを固定することができる。
16、16はケーブル保持部11の両側縁に形成した斜片であり、ケーブルがケーブル保持部11の端面角部に擦れて傷つかないために形成したものである。
また、ケーブル保持部11の底部に樹脂をコーティングしてケーブルを保護することもできる。
20は係止部であり、垂直部12の上端から下方に向かって切り込みを入れて2つに分割した一方を外側に向かって略「く」の字状に折り曲げて形成したもので、その内側縁から吊ボルトが挿入可能になる略「コ」の字状の開口を形成してフック部21とする。
その際、略「く」の字状になる保持金具本体10の垂直部12と係止部20との交差する角度は110°〜130°が好ましいがこれに限定するものではない。
30は補助片であり、垂直部12の2分割した他方を外側に向かってほぼ直角に折り曲げて形成する。
すなわち、係止部20と補助片30とは折り曲げた角度が異なることで、側面視した場合は係止部20と補助片30との上下間隔に吊ボルトが挿通できる長さを有していると共に、上面視した場合は係止部20に形成した略「コ」の字状のフック部21の開口を補助片30によりほぼ閉塞した状態となる。
40は係止部20より下側の保持具本体10の垂直部12に略L型のフック形態の切り込みを入れると共に、基端からほぼ90°折り曲げて形成したフック下部であり、開口の中心軸はフック部21の開口とほぼ同軸上とし、開口方向はフック部21の開口方向と反対に形成する。
50は抜け防止片であり、垂直部12の背面、フック下部40の開口側に略U型に切り込みを入れると共に、基端から上方に折り曲げて形成することで、吊ボルトの挿入方向から見た場合、フック下部40の開口の一部を閉塞した状態となる。
また、抜け防止片50は垂直部12方向に弾性を有するので、吊ボルトが通過の際は一旦垂直片12側に弾性変形し通過を許すが、通過後、復元することで吊ボルトの開口側への抜けを防止することができる。
次に本発明の実施例の使用方法を説明する。
図4は本発明の実施例の使用状態を示す斜視図、図5は本発明の実施例の使用手順を示す説明図である。
天井から垂設された吊ボルトAに対し、本発明のケーブル保持具をその係止部20と補助片30との間に吊ボルトが配置した状態とし、下向きにほぼ90°回転させ、吊ボルトAは係止部20のフック部21に嵌入すると共に、フック下部40は抜け防止片50を乗り越えてそれぞれ嵌入するが、その抜け防止片50は吊ボルトAが通過の際は一旦垂直片12側に弾性変形し通過を許すが、通過後、復元する。
また、吊ボルトAを嵌入したフック部21とフック下部40は、略「く」の字状に交差する保持具本体10の垂直部12と係止部20との形状とバネ鋼板の有する反発力により吊ボルトAのネジ溝にしっかりと食い込んで固定することができる。
次にケーブルBをケーブル挿入口13よりケーブル案内片14に沿ってケーブル保持部11に挿入、載置して、ケーブルの配置調整やケーブルのダレを修正するための作業を行った後、ケーブル保持部11の底部に設けた開口15、15から樹脂バンドCを挿入してケーブルBと共に巻止めて固定する。
本発明の実施例を示す斜視図 本発明の実施例を示す斜視図 本発明の実施例を示す側面図 本発明の実施例の使用状態を示す斜視図 本発明の実施例の使用手順を示す説明図 従来例を示す側面図
符号の説明
10 保持具本体
20 係止部
21 フック部
30 補助片
40 フック下部
50 抜け防止片
A 吊ボルト
B ケーブル





Claims (2)

  1. 弾性帯状板を略J型に形成した保持具本体と、その保持具本体の上端から外側斜め上方に延出され、その一側縁には吊ボルトを係止するフック部を形成した係止部と、その係止部とは吊ボルトが挿通可能な上下間隔を有して前記フック部の開口側に並設した補助片と、前記係止部より下側の前記保持具本体に前記フック部とは吊ボルトに係止する開口方向が反対となるフック下部と、そのフック下部の開口側であって、そのフック下部の開口幅方向にのみ変形可動に設けた弾性を有する抜け防止片とからなることを特徴する吊ボルト用ケーブル保持具。
  2. 金属製弾性帯板により一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の吊ボルト用ケーブル保持具。
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