JP7036304B2 - 耐火用層間ふさぎ用の固定金具 - Google Patents
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Description
前記外壁材に当接し、前記薄帯鋼板が、前記水平支持片の上面に載置されて支持され、前記間隙幅の変位に追従して、2つの該当接部がお互いに接近或いは離反する方向に前記外壁材の表面を水平方向に弾力的にスライドするように設けられていることを特徴とする
特に、地震等により建物に層間変位が生じても、層間変位に追従して確実に支持することができる。また、確実に支持することができることができるので、耐火性能も確実に保持することができるなど、上記従来の課題を解消することができる。
本発明の実施形態1について、図1~図4を基に詳細に説明する。図3に示すように、1はコンクリートスラブAの上方A1から側面A2に垂下されるように架設され、外壁材BとコンクリートスラブAとの間隙Sに挿入される固定金具である。Cは、固定金具1の上から間隙Sに挿入されて、固定金具1の上に載置され、間隙Sの耐火用層間ふさぎとして使用される薄帯鋼板である。Dは、薄帯鋼板Cの上から間隙Sに挿入されて、間隙Sの層間ふさぎとして使用されるモルタル、ロックウールなどの耐火材である。
図4に示すように、固定金具1の縦壁部11及び水平支持片12を間隙Sに挿入して、複数の固定金具1を所定の間隔を空けて配置する。間隙Sの上方から薄帯鋼板Cを入れて複数の固定金具1に跨って載置する。この時に、薄帯鋼板Cの外壁側の端部C1が当接部15の上面と外壁材Bの表面との接触部分に載置され、コンクリートスラブ側の端部C2が、端部C1よりも高い位置で縦壁部11の任意の表面にもたれ掛かることで、下方に落下しないようになっている。
図5に基づいて、実施形態2を説明する。実施形態2では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態2が実施形態1と異なるのは、当接部151の構成である。当接部151の先端に、滑らかに外側に折れ曲がった接触部151aを備える。この接触部151aを設けることで、当接部151が滑らかに水平方向にスライドし易くなっている。また、間隔Sが変位して、2つの当接部15の位置が接近或いは離反しても、接触部151aが滑らかな曲面で設けられているので、安定して外壁材Bの表面に接触でき、確実に固定金具1を間隙Sに保持できる。また、間隙Sが変位した場合に、接触部151aが滑らかに外壁材Bの表面を水平方向にスライドでき、間隙Sの変位に素早く追及できる。
図6及び図7に基づいて、実施形態3を説明する。実施形態3では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態3が実施形態1と異なるのは、薄帯鋼板Cを押える押え片20を設けたことである。
実施形態3では、縦壁部11の幅方向中間部分に、上下方向中間位置から上方位置を経て横壁部10の一部までに切込みを設けて、中央折り曲げ片21を形成した。この中央折り曲げ片21を、図7に示すように折り曲げて、薄帯鋼板Cの上面を押えて、押え片20として用いる。押え片20によって薄帯鋼板Cを押えるので、薄帯鋼板Cの浮き上がり等を防止して固定できる。
図8及び図9に基づいて、実施形態4を説明する。実施形態4では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態4が実施形態1と異なるのは、薄帯鋼板Cを押える押え片20を設けたことである。
実施形態4では、縦壁部11の幅方向両側部分に、上下方向中間位置から上方位置までに切込みを設け、この切込みの上端から水平方向外側に切込みを入れて、上下方向に折り曲げ可能な端部折り曲げ片22を形成した。この端部折り曲げ片22を、図9に示すように折り曲げて、薄帯鋼板Cの上面を押えて、押え片20として用いる。
なお、別の実施形態として、薄帯鋼板Cを敷設する代わりに、金属網のラスを敷設する場合がある。この場合には、端部折り曲げ片22を折り曲げることなく、敷設するラスの端部を端部折り曲げ片22に係合して、使用することも可能である。
図10に基づいて、実施形態5を説明する。実施形態5では、実施形態1と異なる部分のみの説明し、共通部分の説明を省略する。実施形態5が実施形態1と異なるのは、当接部152の構成である。当接部152の先端に、実施形態2と同様に、滑らかに外側に折れ曲がった接触部152aを備える。この接触部152aを設けることで、当接部152が滑らかに水平方向にスライドし易くなっている。
また、実施形態5では、実施形態4と同様に、端部折り曲げ片22を設けて、薄帯鋼板Cの浮き上がりを防止している。
上記実施形態では、水平支持片12は、縦壁部11と別の部材からなる1枚の縦板材からなるもので溶接などの締結手段で一体になるように設けた。しかし、別部材とすることなく、縦壁部11と水平支持片12とを一枚の板材から折り曲げて形成するようにしても良い。例えば、縦板部の両側から一体で横方向外側に延びた部分を設け、この延びた部分を折り曲げて水平支持片として形成することも可能である。また、水平支持片12を一枚の板材としたが、一枚の板材とせずに、左右の水平支持片12を別々の板材とし、固定部13を重ねて縦壁部11に一体に固定する、或いは半分の幅の固定部とし、これらを突き合わせて一つの固定部として、縦壁部の一体の固定することも可能である。
また、折り曲げることなく、ラス金網を薄帯鋼板の代わりに敷設する場合に、金網を折り曲げ片に係止して、使用するようにしても良い。
なお、実施形態3及び4では、中央折り曲げ片21及び端部折り曲げ片22を押え片20としたが、押え片20は、折り曲げ片でなく、他の構成でも良い。
A1 上方
A2 側面
B 外壁材
S 間隙
C 薄帯鋼板
C1 外壁材側の端部
C2 コンクリートスラブ側の端部
1 固定金具
10 横壁部
11 縦壁部
12 水平支持片
13 固定部
14 弾力支持部
15 当接部
20 押え片
21 中央折り曲げ片
22 端部折り曲げ片
Claims (4)
- 外壁材とコンクリートスラブとの間隙に配置し、耐火用層間ふさぎとして使用する薄帯鋼板を固定するための固定金具であり、前記コンクリートスラブの上面に掛止する横壁部と、該横壁部から前記コンクリートスラブの縦面に沿う縦壁部と、水平方向略V字状の水平支持片とを備え、前記水平支持片が、中間に該縦壁部の下部に一体に固定された固定部、前記固定部の左右両端から前記外壁材に向かって折れ曲がって延設される2つの弾力支持部、及び前記弾力支持部の先端に前記外壁材に当接する該当接部を有することを特徴とする耐火用層間ふさぎ固定金具。
- 前記縦壁部又は前記水平支持片に前記薄帯鋼板を上側から押えるための押え片を設けたことを特徴とする請求項1に記載の固定金具。
- 前記縦壁部の上部に、上下方向に折り曲げ可能な折り曲げ片を備えることを特徴とする請求項1に記載の固定金具。
- 前記水平支持片は、一枚の縦板材からなり、この縦板材の板厚部分が上下面部となって板厚方向に水平に折り曲げて、水平方向の断面が略V字状に形成されており、前記当接部が、水平方向に弾力的に前記外壁材に当接し、前記薄帯鋼板が、前記水平支持片の上面に載置されて支持され、前記間隙幅の変位に追従して、2つの該当接部がお互いに接近或いは離反する方向に前記外壁材の表面を水平方向に弾力的にスライドするように設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の固定金具。
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JP2018145446A JP7036304B2 (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 耐火用層間ふさぎ用の固定金具 |
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JP2020012355A JP2020012355A (ja) | 2020-01-23 |
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2018
- 2018-07-13 JP JP2018145446A patent/JP7036304B2/ja active Active
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