JP6612184B2 - ペダル操作装置及びその制御方法と制御プログラム - Google Patents

ペダル操作装置及びその制御方法と制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、自動車のペダルを自動操作するペダル操作装置及びその制御方法と制御プログラムに関する。
近年、自動車の自動運転技術の開発の進歩が目覚ましい。そのような自動運転技術の一環として、自動車のアクセルペダルやブレーキペダルを押圧して自動制御するペダル操作装置の開発も進められている。
例えば、特許文献1には、自動車のフットペダルを作動するアクチュエータが開示されている。特許文献1に記載のアクチュエータによれば、ブレーキペダル又はアクセルペダルを選択的に作動でき、所要スペースが最小とすることができる。
特開2002−215250号公報
ところで、上記特許文献1に記載のアクチュエータは、自動車の装置の機能テストを実行するためのものとして開示されているが、このようなアクチュエータを、自動車のアクセルペダルやブレーキペダルを制御して、自動車の自動運転技術に適用することが考えられる。
しかしながら、上記特許文献1に記載のアクチュエータを自動車の自動運転技術の一部として流用する場合に、アクチュエータに何らかのエラーが生じることで、アクセルペダルが押圧し続けられ、自動車のスピードが上がり続けてしまうという恐れがあった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、ユーザの安全性を考慮したペダル操作装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るペダル操作装置は、自動車のアクセルペダル及びブレーキペダルを操作するペダル操作装置であって、アクセルペダルを押圧するための第1ペダルと、ブレーキペダルを押圧するための第2ペダルと、少なくとも1つのモータと、モータが回動することで、回転するピニオンと、ピニオンとかみ合う第1ラックを備え、ピニオンの回転により、自動車の走行方向に沿って駆動することにより、第1ペダルをアクセルペダルに対して走行方向に沿って移動させる第1駆動部と、ピニオンとかみ合う第2ラックを備え、ピニオンの回転により、第1駆動部とは逆方向であって自動車の走行方向に沿って駆動することにより、第2ペダルをブレーキペダルに対して走行方向に沿って移動させる第2駆動部と、第2ペダルにモータを停止させる停止スイッチとを備える。
また、本発明の一態様に係るペダル操作装置による制御方法は、自動車のアクセルペダルを押圧するための第1ペダルと、自動車のブレーキペダルを押圧するための第2ペダルと、少なくとも1つのモータと、モータが回動することで、回転するピニオンと、ピニオンとかみ合う第1ラックを備え、ピニオンの回転により、自動車の走行方向に沿って駆動することにより、第1ペダルをアクセルペダルに対して走行方向に沿って移動させる第1駆動部と、ピニオンとかみ合う第2ラックを備え、ピニオンの回転により、第1駆動部とは逆方向であって自動車の走行方向に沿って駆動することにより、第2ペダルをブレーキペダルに対して走行方向に沿って移動させる第2駆動部と、第2ペダルにモータを停止させる停止スイッチとを備えたペダル操作装置の制御方法であって、停止スイッチをユーザが押下することにより、停止スイッチが停止信号を出力する出力ステップと、停止信号を受け付けて、モータに対する制御状態の如何に関わらず、モータを強制停止させる停止ステップとを含む。
また、本発明の一態様に係るペダル操作装置のコンピュータにより実行させる制御プログラムは、自動車のアクセルペダルを押圧するための第1ペダルと、自動車のブレーキペダルを押圧するための第2ペダルと、少なくとも1つのモータと、モータが回動することで、回転するピニオンと、ピニオンとかみ合う第1ラックを備え、ピニオンの回転により、自動車の走行方向に沿って駆動することにより、第1ペダルをアクセルペダルに対して走行方向に沿って移動させる第1駆動部と、ピニオンとかみ合う第2ラックを備え、ピニオンの回転により、第1駆動部とは逆方向であって自動車の走行方向に沿って駆動することにより、第2ペダルをブレーキペダルに対して走行方向に沿って移動させる第2駆動部と、第2ペダルにモータを停止させる停止信号を出力する停止スイッチとを備えたペダル操作装置のコンピュータに、停止スイッチから停止信号を受け付ける受付機能と、停止信号を受け付けて、モータに対する制御状態の如何に関わらず、モータを強制停止させる停止機能とを実現させる。
また、上記ペダル操作装置において、モータからピニオンまでの伝達経路上にトルクの伝達を遮断するトルクリミッタを備えることとしてもよい。
また、上記ペダル操作装置において、第1ペダルは、板状のペダルであって、その一端が当該一端を貫通する軸によって、ペダル操作装置本体に対して回動自在に取り付けられており、第1ペダルの回転運動により第1ペダルの他端がアクセルペダルに接触して、アクセルペダルを押圧することとしてもよい。
また、上記ペダル操作装置において、第2ペダルは、板状のペダルであって、その一端が当該一端を貫通する軸によって、ペダル操作装置本体に対して回動自在に取り付けられており、第2ペダルの回転運動により第2ペダルの他端がブレーキペダルに接触して、ブレーキペダルを押圧することとしてもよい。
また、ペダル操作装置は、更に、自動車のシート下部に取り付けるための取付部と、自動車の上下方向において、取付部が取り付けられている位置よりも上側であって、自動車の走行方向にシートを押圧して固定する固定部とを備えることとしてもよい。
本発明の一態様に係るペダル操作装置によれば、ペダル操作装置に停止スイッチを備えることにより、ペダル操作装置になんらかのエラーが生じた場合においても、停止スイッチにより、ペダル操作装置のモータを停止することができる。したがって、例えば、モータが回動し続けて第1ペダルがアクセルペダルを押圧し続けて自動車のスピードが上がり続けるという状態を回避することができる。よって、ユーザの安全性を考慮したペダル操作装置を提供することができる。
実施の形態に係るペダル操作装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るペダル操作装置を自動車に搭載した状態を示す図である。 実施の形態に係るペダル操作装置の構成を示す平面図である。 実施の形態に係るペダル操作装置の構成を示す右側面図である。 実施の形態に係るペダル操作装置の構成を示す左側面図である。 実施の形態に係るペダル操作装置のモータからピニオンまでの動力伝達系を示す図であって、(a)は、平面図であり、(b)は斜視図である。 実施の形態に係るペダル操作装置のピニオンまでの動力伝達系を示す側面図である。 緊急停止スイッチの構成を示す側面図である。 実施の形態に係るペダル操作装置の機能構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係るペダル操作装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るペダル操作装置の一構成例を示すブロック図である。
以下、本発明に係るペダル操作装置の一実施態様について図面を参照しながら説明する。
<実施の形態>
<構成>
図1〜図5を用いて、本実施の形態に係るペダル操作装置100の基本構造について説明する。図1は、ペダル操作装置100の外観を示す斜視図であり、図2は、ペダル操作装置100を自動車に搭載した使用形態を示す図である。また、図3は、ペダル操作装置100の平面図であり、図4は、ペダル操作装置100の右側面図であり、図5はペダル操作装置100の左側面図である。なお、図4及び図5の側面図においては、本来であれば反対側の構成も見えるが図面の見やすさを考慮して、反対側の構成については示していない。
図1は、ペダル操作装置100の外観を示す斜視図である。ペダル操作装置100は、自動車に設けられ、外部からの通信信号によってアクセルペダルまたはブレーキペダルを押圧し、自動車を走行又は停止させる制御を行うロボットである。
図1に示すようにペダル操作装置100は、載置板150上に設けられ、ペダル操作装置100を自動車の車体に取り付けるための取付部111及び、第1ペダル102aと、第2ペダル102bと、第1アーム103aと、第2アーム103bと、第1駆動部101aと、第2駆動部101bと、第1ラック104aと、第2ラック104bと、第1レール106aと、第2レール106bと、緊急停止スイッチ107とを含む本体を備える。
第1レール106aは、図4に示すように、ペダル操作装置100に設けられた2本の支柱403、404に懸架されている。ペダル操作装置100は、第1レール106a上を第1駆動部101aが滑走するように構成されており、第1駆動部101aは、矢印120a又は矢印120bに示す方向に滑走する。第1レール106aは、例えば、Iの字形状のレールであり、第1駆動部101aの底部には、コの字型の部材により第1レール106aの突出部分の両側から挟み込むように構成して、滑走させる構造を実現する。第1駆動部101aの底部には、滑走しやすくするために車輪を設けてもよい。これにより第1駆動部101aに取り付けられている第1アーム103aも連動して同方向に動き、以て、第1アーム103aの先端側に取り付けられた第1ペダル102aを矢印108aまたは矢印108bに示す方向に動作させる。
第1ペダル102aは、自動車のアクセルペダルを押圧するためのものであり、その一端が、当該第1ペダル102aの一端を貫通する軸112aによって回動するようにペダル操作装置100に取り付けられている。軸112aは、図1、図3に示されるように、載置板150に設けられた側壁331、332を貫通して支持されており、回動するように構成されている。そして、第1ペダル102aは、ペダル操作装置100に取り付けられていない他端側で、矢印108aで示される方向に動作する場合に、アクセルペダルを押圧する。
第2レール106bは、図5に示すように、ペダル操作装置100に設けられた第1レール106aを支える支柱403、403に対向するように設けられた2本の支柱503、504に懸架されている。ペダル操作装置100は、第1駆動部101aが第1レール106a上を滑走するのと同様に、第2レール106b上を第2駆動部101bが滑走するように構成されている。第2駆動部101bは、矢印120a又は矢印120bに示す方向に滑走する。これにより、第2駆動部101bに取り付けられている第2アーム103bも連動して同方向に動き、以て、第2アーム103bの先端側に取り付けられた第2ペダル102bを矢印109aまたは矢印109bに示す方向に動作させる。
第2ペダル102bは、自動車のブレーキペダルを押圧するためのものであり、その一端が、当該第2ペダル102bの一端を貫通する軸112bによって回動するようにペダル操作装置100に取り付けられている。軸112bは、図1、図3に示されるように、載置板150に設けられた側壁333、334を貫通して支持されており、回動するように構成されている。そして、第2ペダル102bは、ペダル操作装置100に取り付けられていない他端側で、矢印109aで示される方向に動作する場合に、ブレーキペダルを押圧する。
図1に示すペダル操作装置100は、図2に示すように、自動車の運転席の足元に載置して使用する。ペダル操作装置100は、運転席のシート210と、アクセルペダル220及びブレーキペダル(図面を見やすくするために不図示)との間に載置される。ペダル操作装置100の取付部111の第1取付アーム111a、第2取付アーム111bを、運転席を自動車に取り付けるための支柱に取り付けることによりペダル操作装置100を自動車200に載置する。ペダル操作装置の取付部111には、図1や図2に示すようにストッパー110が設けられている。ストッパー110は、シャフト長を調節できるアジャスタパットなどにより実現され、シート210を前面から押圧しつつ、取付部111と併せてペダル操作装置100を自動車に固定する。これにより、ペダル操作装置100の第1ペダル102aや第2ペダル102bがアクセルペダルやブレーキペダルを押圧することにより、ペダル操作装置100の前面(第1ペダル102aがある側)が、下から浮き上がるのを抑制することができる。
また、ペダル操作装置100の第1ペダル102aがアクセルペダルを押圧できるように、第1ペダル102aをアクセルペダルに対向させるようにペダル操作装置100を自動車200に載置する。加えて、ペダル操作装置100の第2ペダル102bがブレーキペダルを押圧できるように、第2ペダル102bをブレーキペダルに対向させるようにペダル操作装置100を自動車200に載置する。
図3は、ペダル操作装置100の平面図である。図1及び図3に示すように、第1駆動部101aには、第1ラック104aが固着されている。また、第2駆動部101bには、第2ラック104bが固着されている。第1ラック104a及び第2ラック104bは、共に平板状の棒に歯切りをしてなる直線状の歯車である。
第1ラック104aと、第2ラック104bの間には、軸137を中心に回転するピニオン131が設けられている。ピニオン131は、円形の歯車(ギア)であり、ピニオン131の歯と、第1ラック104aの歯とかみ合うように構成されている。同様に、ピニオン131の歯と、第2ラック104bの歯ともかみ合うように構成されている。第1ラック104aとピニオン131及び第2ラック104bとピニオン131の組み合わせは、ピニオン131が軸137を中心として回転することにより、ピニオン131の回転運動を第1ラック104a及び第2ラック104bの直線運動に変換する所謂ラック・アンド・ピニオンとして機能する。
ピニオン131は、矢印301a又は矢印301bで示される方向に回転する。ピニオン131が矢印301aで示される方向、即ち、反時計回りに回転する場合には、第1ラック104aは前進、即ち、矢印120aで示される方向に移動する。したがって、第1ラック104aが固着されている第1駆動部101aも併せて第1レール106a上を矢印120aの方向に向けて滑走する。これにより、第1ペダル102aは、矢印108aの方向に移動し、アクセルペダルを押圧する。このとき、ピニオン131が矢印301aで示される方向に回転することにより、第2ラック104bは、第1ラック104aとは逆方向、即ち、矢印120bで示される方向に移動する。したがって、第2ラック104bが固着されている第2駆動部101bも併せて第2レール106b上を矢印120bの方向に向けて滑走する。これにより、第2ペダル102bは、ブレーキペダルから離れる方向に移動する。つまり、ピニオン131が矢印301aで示される方向に回転する場合に、自動車のアクセルペダルが押下され、シフトレバーの選択状態に応じて自動車が前進または後退する。
一方、ピニオン131が矢印301bで示される方向、即ち、時計周りに回転する場合には、第1ラック104aは後進、即ち、矢印120bで示される方向に移動する。したがって、第1ラック104aが固着されている第1駆動部101aも併せて第1レール106a上を矢印120bの方向に向けて滑走する。これにより、第1ペダル102aは、矢印108bの方向に移動し、アクセルペダルから離れるように移動する。このとき、ピニオン131が矢印301bで示される方向に回転することにより、第2ラック104bは、第1ラック104aとは逆方向、即ち、矢印120aで示される方向に移動する。したがって、第2ラック104bが固着されている第2駆動部101bも併せて第2レール106b上を矢印120aの方向に向けて滑走する。これにより、第2ペダル102bは、矢印109aで示される方向に移動し、ブレーキペダルを押圧する。つまり、ピニオン131が矢印301bで示される方向に回転する場合に、自動車のブレーキペダルが押下され、自動車が停止する。
また、第2ペダル102bの側面には、図1、図3、図5に示すように、緊急停止スイッチ107が取り付けられている。緊急停止スイッチ107は、押下されることにより、ペダル操作装置100を駆動させるモータ401の回転を停止するための緊急停止信号を出力する機能を有するスイッチである。緊急停止スイッチ107の構成の詳細については後述する。
なお、第1ラック104a及び第2ラック104bそれぞれは、第1ペダル102a及び第2ペダル102bの動きに差し支えがない範囲であって、ピニオン131が一方向に回転しすぎてかみ合わなくならない程度の長さを有する。当該長さは、実機を作成してシミュレーションを行うことにより、適切な長さを得ることができる。
ペダル操作装置100は、図4に示すように、ピニオン131を回転させるためのモータ401及びモータ401を制御するコントロールユニット405を備える。モータ401は、コントロールユニット405からの指示に従って、駆動する。モータ401は、支柱403と支柱404との間であって、第1レール106aの下に固着される。
モータ401が回動する軸406には、プーリ408が設けられている。プーリ408は、モータ401の回転に併せて回転する滑車である。プーリ408には、ベルト402が巻き付けられており、プーリ408の回転に応じてベルト402が移動する。
また、ペダル操作装置100は、図3及び図5に示すように、プーリ408が回転することによって移動するベルト402が巻き付けられたプーリ408と対になるプーリ132を備える。プーリ132は、軸133に取り付けられている。軸133は、載置板150に設けられた側壁335と側壁336とに回動自在にとりつけられており、矢印301に示すように回動する。プーリ132がベルト402の移動によって回転することにより、軸133も連動して回転する。軸133は、軸133の回転軸を変換するためのギア134を備える。図3、図4に示すように、載置板150に回動自在に取り付けられた軸137が設けられ、軸137には、ギア135が設けられる。ギア134の歯とギア135の歯とは互いにかみ合い、ギア134が回転することにより、ギア135が回動し、連動して軸137が回転する。ギア134及びギア135は、回転軸を変換するためのかさ歯車である。図3、図7に示すように軸137には、ピニオン131が取り付けられ、軸137の回転に連動して、ピニオン131が連動する。そして、上述したように、ピニオン131の歯と、第1ラック104a及び第2ラック104bの歯とかみあって、ピニオン131の回転に連動して、第1ラック104a、第2ラック104bが、各々に対して逆方向に移動する。
軸133には、プーリ132とギア134との間に、トルクリミッタ136が設けられている。トルクリミッタ136は、一定以上の過負荷が加えられた場合に、トルク伝達を遮断する機能を有する部材である。トルクリミッタ136は、第1部材136aと第2部材136bとが接続され、一定以上の過負荷が加わるまでは互いに連動して軸133の回動に伴って回転する。そして、一定以上の負荷が加わると、第1部材136aと第2部材136bとの接続状態が解除され、モータ401からピニオン131へのトルクの伝達が遮断される。なお、トルクリミッタ136としては、モータ401からのピニオン131へのトルク伝達を遮断できるものであれば、機械式、磁石式のいずれの形式のものを用いてもよい。
トルクリミッタ136は、緊急停止スイッチ107からの緊急停止信号に基づいて、モータ401が停止しなかった場合に備えて、モータ401からピニオン131までの伝達経路上に設けられている。つまり、モータ401に何らかのエラーが生じて、第1ペダル102aにアクセルペダルを押圧させる方向、つまり、ピニオン131を矢印301aで示す方向に回転し続けるように駆動すると自動車の速度が上がり続けることになるため、ユーザは緊急停止スイッチ107を押下することによりモータ401を停止させようとする。しかし、緊急停止スイッチ107を押下してもモータ401が駆動し続ける場合、ユーザは第2ペダル102bに固着された緊急停止スイッチ107を押下し続けることにより、第2ペダル102bには、矢印120a(109a)で示す方向に向けた力が印加される。これにより、第2ラック104bにも同方向への力が加えられ、その結果ピニオン131には、第2駆動部101b側から矢印301bで示される方向に回転させようとする力が加えられる。その回転は、ギア135、ギア134を介して、モータ401が回転させようとする方向とは逆方向の力がトルクリミッタ136に印加される。その結果、トルクリミッタ136には、モータ401が回転させようとする力と、当該力とは逆方向に回転させようとする力であって、ユーザが緊急停止スイッチ107を押下し続けることに基づく力が加えられ、過負荷が発生する。そのような場合に、トルクリミッタ136の第1部材136aと第2部材136bとは自動的に接続状態が解除される。したがって、トルクリミッタ136は、モータ401が緊急停止スイッチ107の押下に基づく緊急停止信号によって停止しなかった場合の安全弁としての機能を有する。
次に、図6、図7を用いて、ペダル操作装置100におけるモータ401からピニオン131までの力の伝達系について詳細に説明する。
図6は、(a)は、モータ401からピニオン131までの伝達系を示す平面図である。また、図6(b)は、モータ401からピニオン131までの伝達系を示す斜視図である。また、図7は、当該伝達系の左側面図である。
モータ401は、図4に示すように、支柱403と支柱404との間であって、第1レール106aの下部に設けられる。モータ401の軸406が回動することにより、その延長に取り付けられたプーリ408が回転する。プーリ408の回転に伴い、プーリ408の周りに巻き付けられたベルト402が移動する。すると、ベルト402の移動に伴い、プーリ132が回転する。プーリ132が回転することにより、軸133が回転し、トルクリミッタ136を経由してギア134が回転する。ギア134が回転することにより、ギア134の歯がギア135の歯とかみあってギア135が回転する。ギア135の回転に伴い、ギア135が取り付けられている軸137も回転する。そして、当該軸137に取り付けられているピニオン131が回転することになる。
そして、ピニオン131が回転することにより、第1ラック104a及び第2ラック104bが移動し、自動車200のアクセルペダルあるいはブレーキペダルが押圧される。
図8は、緊急停止スイッチ107の構造を示す側面図である。
図8に示すように、緊急停止スイッチ107は、押下部801と、上板802と、底板803と、コイルばね804と、テープスイッチ805と、台部806とから構成される。
上板802と底板803とは方形状の板であり、その四方をコイルばね804により接続される。底板803には、台部806が設けられ、その上にテープスイッチ805が設けられる。コイルばね804は、押下部801が押下されていない状態で、上板802がテープスイッチ805に接触しない程度の長さを有し、底板803側から上板802を支える。
押下部801を、図8に示す矢印で示される方向にユーザが押下することにより、コイルばね804が収縮し、上板802がテープスイッチ805に接触して、テープスイッチ805の突起部(ビード)を押下する。これにより、テープスイッチ805がON状態になる。
緊急停止スイッチ107は図示していないが通信部を有し、テープスイッチ805がON状態になると、緊急停止信号を、モータ401を制御する制御部に送信する。制御部の詳細については後述する。ペダル操作装置100が緊急停止スイッチ107を備えることにより、ペダル操作装置100を緊急停止させることができる。
なお、緊急停止スイッチ107は、図1、図3、図5に示されるように、第2ペダル102bの側面に固着されており、緊急停止スイッチ107を押下したユーザの力は、第2ペダル102bにも伝達される。また、緊急停止スイッチ107は、ユーザがその足で踏むことにより、押下することを想定しているスイッチである。
図9は、ペダル操作装置100のコントロールユニット405の機能構成を示すブロック図である。図9に示すように、コントロールユニット405は、通信部901と、記憶部902と、制御部903とを含んで構成される。
通信部901は、ペダル操作装置100に対して制御信号を発信する外部装置及び緊急停止スイッチ107と通信を実行する機能を有する。通信部901は、外部装置及び緊急停止スイッチ107と通信が実行できれば、有線、無線を問わず、また、使用する通信プロトコルについても問わないものとする。通信部901は、外部装置からペダル操作装置100の制御信号あるいは通常停止信号を受信し、制御部903に伝達する。ここで、制御信号は、モータ401の回転方向や回転角を指定する指示情報を含み、通常停止信号は、ペダル操作装置100の動作を停止させるための処理を実行するための指示情報を含む。また、通信部901は、緊急停止スイッチ107から緊急停止信号を受信し、制御部903に伝達する。ここで、緊急停止信号は、モータ401の回転を強制的に解除するための指示を含む。また、通信部901は、制御部903から伝達された情報信号を外部装置に送信する。
記憶部902は、ペダル操作装置100が動作する上で必要とする各種プログラム及びデータを記憶する機能を有する記録媒体である。記憶部902は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)等により実現される。
制御部903は、記憶部902に記憶しているプログラムを実行することによりペダル操作装置100を制御する機能を有するプロセッサである。制御部903は、通信部901から制御信号を伝達された場合に、当該制御信号の内容に従って、モータ401を駆動する。また、制御部903は、緊急停止スイッチ107から緊急停止信号を伝達された場合には、最優先事項として、その時点で伝達されている制御信号の内容の如何に関わらず、モータ401を停止させる。また、制御部903は、実行した制御内容を示す情報(動作ログ)を情報信号として通信部901に伝達し、外部装置に送信させる。以上がペダル操作装置100の構成である。
<動作>
図10は、本実施の形態に係るペダル操作装置の動作であって、コントロールユニット405による制御処理を示すフローチャートである。
ペダル操作装置100の通信部901は信号を受信する。通信部901は、受信した信号を制御部903に伝達する。制御部903は、伝達された信号が制御信号であるか否かを判定する(ステップS1001)。制御部903は、例えば、伝達された信号のヘッダにより信号種別を判定する。
伝達された信号が制御信号である場合に(ステップS1001のYES)、制御部903は、制御信号で示される制御内容に従って、モータ401に回動信号を出力する(ステップS1002)。これにより、外部からの制御信号によりモータ401の回転が制御され、その結果、第1ペダル102a又は第2ペダル102bが前進してアクセルペダル又はブレーキペダルを押圧する。したがって、自動車の進行、停止制御が行われる。制御信号に従って処理を実行するとステップS1001に戻って、次の制御信号の到来を待つ。
伝達された信号が制御信号ではなく(ステップS1001のNO)、緊急停止信号を伝達されていた場合に(ステップS1003のYES)、制御部903は、緊急停止信号に従って、モータ401を強制的に停止させて(ステップS1004)、処理を終了する。
一方、伝達された信号が緊急停止信号ではなく(ステップS1003のNO)、通常停止信号を伝達されていた場合に(ステップS1005のYES)、制御部903は、ペダル操作装置100を通常終了し、処理を終了する。
<まとめ>
本実施の形態に係るペダル操作装置100は、アクセルペダルやブレーキペダルを自動操作するロボットであって、なんらかのエラーによりモータ401が回転し続けて、アクセルを踏み込む方向(矢印120a(108a)で示される方向)、即ち、第1ペダル102aがアクセルペダルを押圧する方向に稼働し続けた場合に、ユーザが緊急停止スイッチ107を踏むことで、ペダル操作装置100を緊急停止させることができる。したがって、ペダル操作装置100を搭載した自動車に乗るユーザの安全性を向上させることができる。
また、仮に、緊急停止スイッチ107の押下を行ってもなお、ペダル操作装置100が第1ペダル102aをアクセルペダルに踏みこむように制御し続けた場合には、ユーザが緊急停止スイッチ107を押圧し続けることにより、第2ペダル102bが矢印109aで示される方向に押圧され、第2駆動部101b及び第2ラック104bには、矢印120aの方向に進もうとする力が加えられる。その結果、ピニオン131には、矢印301bで示される方向に回転させる力が加えられる。一方、モータ401は回転し続けて第1ペダル102aを矢印120aで示される方向に進ませようとする力、即ち、ピニオン131を矢印301aで示される方向に回転させる力が加えられる。従って、トルクリミッタ136には、反対方向の回転力が加えられることになる。そして、その力が一定値を超えると、トルクリミッタ136はモータ401からのトルク伝達を遮断する。よって、緊急停止スイッチ107による停止が効かない場合でも、最終的には、モータ401からのトルクを遮断することができるので、ペダル操作装置100の運用上の安全性を更に向上させることができる。
また、第1ペダル102a及び第2ペダル102bそれぞれについて、他端がペダル操作装置100に対して回動自在に接続する例を示したが、当該構成により、第1ペダル102a及び第2ペダル102bは、一方の端部で回動軸を介して載置板150に接続し、他方の端部で、駆動部のアームと接続する構成になるので、アームの先にペダルを取り付けただけの構成に比して、ペダル操作装置100全体の剛性を向上させることができる。
<補足>
なお、ペダル操作装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、他の手法により実現してもよい。以下、その他の例について説明する。
(1)上記実施の形態においては、第1ペダル102aが自動車のアクセルペダルを、第2ペダル102bが自動車のブレーキペダルを押圧する例を示したが、ペダル操作装置100が搭載される自動車が、アクセルペダルとブレーキペダルの配置が逆の自動車である場合には、第1ペダル102aはブレーキペダルを、第2ペダル102bはアクセルペダルを押圧することになることに留意されたい。
(2)上記実施の形態における第1ラック104a、第2ラック104bの歯数や、ピニオン131の歯数は一例であり、ピニオン131が回転することにより、第1ラック104a及び第2ラック104bの直線運動に変換さえできれば、その他の歯数であってもよい。
(3)上記実施の形態においては、モータ401は、第1駆動部101a側(第1レール106aの下)に配することとしていたが、これは、モータ401からピニオン131まで動力が伝達できる構造になっていればよく、第2駆動部101b側(第2レール106bの下)に配することとしてもよい。
(4)上記実施の形態においては、配置スペースの関係上、モータ401からピニオン131までコの字型の伝達系で構成した例を示したが、これは、ペダル操作装置100への配置スペースを考慮して配置したものであり、モータ401からピニオン131に動力が伝達できれば、この形に限定されるものではない。モータ401からピニオン131までの伝達経路中にトルクリミッタ136を挿入する構成を有すれば良く、例えば、モータ401から直接トルクリミッタ136に接続し、そこから、ピニオン131まで直線状に接続する構成で実現することとしてもよい。
(5)上記実施の形態においては特に記載していないが、ペダル操作装置100は、ペダル操作装置100の各部を駆動するための電力を供給するための動力源を備えていることとしてもよいし、搭載される自動車から動力を供給されて動作することとしてもよい。後者の場合には、自動車と接続するための電力コネクタをペダル操作装置100に設けることになる。
(6) 上記実施の形態に示した緊急停止スイッチ107の形状は上記実施の形態に示した形状に限られるものではなく、ユーザが押下できるものであれば、上記実施の形態に示したテープスイッチを利用する構成以外の構成を用いてもよい。
(7) 上記実施の形態においては、モータ1台で第1ペダル102aと第2ペダル102bとの両方のペダルを動作させる構成を開示し、モータを複数備えた場合にモータのために必要とするスペースを省く例を説明したが、モータ401により各軸が回転される方向と同方向に各軸を回転させるのであれば、その他のモータを備えて、トルクを向上させる構成をとってもよい。
(8) また、上記実施の形態においては、ユーザの安全性を向上させるペダル操作装置100のコントロールユニット405のプロセッサが制御プログラム等を実行することにより、ペダル操作装置を制御することとしているが、これは、ペダル操作装置100に集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、上記実施の形態に示した複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。すなわち、ペダル操作装置100のコントロールユニット405は、例えば、図11に示すように、通信回路901aと、記憶回路902aと、制御回路903aとから構成される。各回路は、上記実施の形態の図9に示した同名の各機能部と同様に機能する。
また、上記制御プログラムは、プロセッサが読み取り可能な記録媒体に記録されていてよく、記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記制御プログラムは、当該制御プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記プロセッサに供給されてもよい。本発明は、上記制御プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記制御プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語などを用いて実装できる。
(9)上記実施の形態及び各補足に示した構成は、適宜組み合わせることとしてもよい。
100 ペダル操作装置、 101a 第1駆動部、 101b 第2駆動部、 102a 第1ペダル、 102b 第2ペダル、 103a 第1アーム、 103b 第2アーム、 104a 第1ラック、 104b 第2ラック、 106a 第1レール、 106b 第2レール、 107 緊急停止スイッチ、 110 ストッパー、 111 取付部、 111a 第1取付アーム、 111b 第2取付アーム、 112a 軸、 112b 軸、 131 ピニオン、 132 プーリ、 133 軸、 134 ギア、 135 ギア、 136 トルクリミッタ、 331 側壁、 332 側壁、 333 側壁、 334 側壁、 335 側壁、 336 側壁、 401 モータ、 402 ベルト402 支柱、 404 支柱、 406 軸、 407 側壁、408 プーリ、 503 支柱、 504 支柱

Claims (7)

  1. 自動車のアクセルペダル及びブレーキペダルを操作するペダル操作装置であって、
    前記アクセルペダルを押圧するための第1ペダルと、
    前記ブレーキペダルを押圧するための第2ペダルと、
    少なくとも1つのモータと、
    前記モータが回動することで、回転するピニオンと、
    前記ピニオンとかみ合う第1ラックを備え、前記ピニオンの回転により、前記自動車の走行方向に沿って駆動することにより、前記第1ペダルを前記アクセルペダルに対して前記走行方向に沿って移動させる第1駆動部と、
    前記ピニオンとかみ合う第2ラックを備え、前記ピニオンの回転により、前記第1駆動部とは逆方向であって前記自動車の走行方向に沿って駆動することにより、前記第2ペダルを前記ブレーキペダルに対して前記走行方向に沿って移動させる第2駆動部と、
    前記第2ペダルに前記モータを停止させる停止スイッチと、
    前記モータから前記ピニオンまでの伝達経路上に設けられ、前記モータから前記ピニオンへのトルクの伝達を遮断するトルクリミッタと、を備えたペダル操作装置。
  2. 前記トルクリミッタは、前記モータの回動によって印加される力と、前記停止スイッチの押下を介して前記第2ペダルに印加される力とに基づいて発生する前記トルクリミッタへの負荷に応じて、前記トルクの伝達を遮断する
    ことを特徴とする請求項1に記載のペダル操作装置。
  3. 前記第1ペダルは、板状のペダルであって、その一端が当該一端を貫通する軸によって、前記ペダル操作装置本体に対して回動自在に取り付けられており、
    前記第1ペダルの回転運動により前記第1ペダルの他端が前記アクセルペダルに接触して、前記アクセルペダルを押圧する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のペダル操作装置。
  4. 前記第2ペダルは、板状のペダルであって、その一端が当該一端を貫通する軸によって、前記ペダル操作装置本体に対して回動自在に取り付けられており、
    前記第2ペダルの回転運動により前記第2ペダルの他端が前記ブレーキペダルに接触して、前記ブレーキペダルを押圧する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のペダル操作装置。
  5. 前記ペダル操作装置は、更に、
    前記自動車のシート下部に取り付けるための取付部と、
    前記自動車の上下方向において、前記取付部が取り付けられている位置よりも上側であって、前記自動車の走行方向に前記シートを押圧して固定する固定部とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のペダル操作装置。
  6. 自動車のアクセルペダルを押圧するための第1ペダルと、
    前記自動車のブレーキペダルを押圧するための第2ペダルと、
    少なくとも1つのモータと、
    前記モータが回動することで、回転するピニオンと、
    前記ピニオンとかみ合う第1ラックを備え、前記ピニオンの回転により、前記自動車の走行方向に沿って駆動することにより、前記第1ペダルを前記アクセルペダルに対して前記走行方向に沿って移動させる第1駆動部と、
    前記ピニオンとかみ合う第2ラックを備え、前記ピニオンの回転により、前記第1駆動部とは逆方向であって前記自動車の走行方向に沿って駆動することにより、前記第2ペダルを前記ブレーキペダルに対して前記走行方向に沿って移動させる第2駆動部と、
    前記第2ペダルに前記モータを停止させる停止スイッチと、
    前記モータから前記ピニオンまでの伝達経路上に設けられ、前記モータから前記ピニオンへのトルクの伝達を遮断するトルクリミッタとを備えたペダル操作装置の制御方法であって、
    前記停止スイッチをユーザが押下することにより、前記停止スイッチが停止信号を出力する出力ステップと、
    前記停止信号を受け付けて、前記モータに対する制御状態の如何に関わらず、前記モータを強制停止させる停止ステップとを含むことを特徴とする制御方法。
  7. 自動車のアクセルペダルを押圧するための第1ペダルと、
    前記自動車のブレーキペダルを押圧するための第2ペダルと、
    少なくとも1つのモータと、
    前記モータが回動することで、回転するピニオンと、
    前記ピニオンとかみ合う第1ラックを備え、前記ピニオンの回転により、前記自動車の走行方向に沿って駆動することにより、前記第1ペダルを前記アクセルペダルに対して前記走行方向に沿って移動させる第1駆動部と、
    前記ピニオンとかみ合う第2ラックを備え、前記ピニオンの回転により、前記第1駆動部とは逆方向であって前記自動車の走行方向に沿って駆動することにより、前記第2ペダルを前記ブレーキペダルに対して前記走行方向に沿って移動させる第2駆動部と、
    前記第2ペダルに前記モータを停止させる停止信号を出力する停止スイッチと、
    前記モータから前記ピニオンまでの伝達経路上に設けられ、前記モータから前記ピニオンへのトルクの伝達を遮断するトルクリミッタとを備えたペダル操作装置のコンピュータに、
    前記停止スイッチから停止信号を受け付ける受付機能と、
    前記停止信号を受け付けて、前記モータに対する制御状態の如何に関わらず、前記モータを強制停止させる停止機能とを実現させることを特徴とする制御プログラム。
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