JP6611046B2 - 便器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、便器の製造方法に関する。
特許文献1には、壁掛け便器の設置構造が開示されている。この設置構造では、壁面に固定されたブラケットに、便器が固定されている。
特開平10−273927号公報
ところで、前記ブラケットは前記便器を支持する部分が露出するため、見栄えが良くない。また、特許文献1の便器の設置構造では、見栄えを良くするために、前記ブラケットが前記便器に支持されたアンダーカバーによって覆われているが、便器を施工した後に、アンダーカバーを施工する必要がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、支持フレームにおいて便器を支持する部分が外観上見え難く、施工性が良い便器の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の便器の製造方法は、以下の構成を有する。前記便器は、ボウル部が形成された便器本体と、縦面に固定可能な支持フレームとを具備する。前記便器本体は、前記ボウル部の上端部に設けられた支持体収納部を備える。前記支持フレームは、前記支持体収納部に収納され、前記支持体収納部を支持する支持体を備える。前記支持体収納部は、第一部分と、前記第一部分とは別体の第二部分とを有する。前記第一部分に、前記支持体を配置可能な配置空間と、前記配置空間に通じる開口部とが形成される。前記支持体を前記開口部を通して前記配置空間に配置し、この後、前記第二部分を前記開口部を覆うように前記第一部分に接合して、前記第一部分と前記第二部分とにより、前記支持体を覆う。
本発明に係る便器の製造方法は、支持フレームにおいて便器を支持する部分が外観上見え難く、かつ施工性が良い便器を製造できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る便器の設置状態を示した斜視図である。 図2は、同上の便器の支持フレームの斜視図である。 図3は、同上の便器の設置状態を示した水平断面図である。 図4は、同上の便器の設置状態を示し、鉛直面に沿った断面図である。 図5は、図4のA部の拡大図である。 図6は、同上の便器の便器本体を示し、ボウル部の図示を省略した斜視図である。 図7は、同上の便器の被固定片と縦片部との接続構造を示した、鉛直面に沿った断面図である。 図8は、同上の便器のリム部をボウル部およびスカート部に接合する前の状態を示した断面図である。 図9は、変形例1に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。 図10は、変形例2に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。 図11は、変形例3に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。 図12は、変形例4に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。 図13は、同上の便器の設置状態を示した水平断面図である。 図14は、変形例5に係る便器の設置状態を示した水平断面図である。 図15Aは、図14のB−B線断面図である。図15Bは、図14のC−C線断面図である。 図16は、変形例5に係る便器の他例を示した図5に対応する部分の断面図である。 図17Aは、変形例6に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。図17Bは、変形例7に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。 図18Aは、変形例8に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。図18Bは、変形例8に係る便器の支持体を横面部と突出片との間に嵌め込む前の状態を示した断面図である。 図19Aは、変形例9に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。図19Bは、変形例9に係る便器の支持体を横面部とリブとの間に嵌め込む前の状態を示した断面図である。 図20は、同上の便器の被固定片と縦片部との接続構造を示した、鉛直面に沿った断面図である。 図21Aは、変形例10に係る便器の図5に対応する部分の断面図である。図21Bは、変形例10に係る便器の支持体を横面部とリブとの間に嵌め込む前の状態を示した断面図である。 図22Aは、変形例11に係る便器の被固定片と縦片部との接続構造を示した、鉛直面に沿った断面図である。図22Bは、変形例12に係る便器の被固定片と縦片部との接続構造を示した、鉛直面に沿った断面図である。 図23は、変形例13に係る便器の設置状態を示した、鉛直面に沿った断面図である。
以下に示す実施形態は、便器の製造方法に関し、詳しくは、壁面等の縦面に取り付けられる便器の製造方法に関する。
(1)便器
本実施形態の便器1は、図1に示すように、トイレルームの壁面などの縦面70に取り付けられる壁掛け便器である。
以下では、便器1に着座したユーザーを基準にした方向を用いて説明する。すなわち、便器1に着座したユーザーの向く方向を前方とし、設置された便器1から縦面70に向かう方向を後方とする。また、前方および後方に平行な方向を前後方向とし、前後方向に直交しかつ水平面に沿う方向を左右方向とする。
便器1は、床面71から離れて配置される。このため、ユーザーは、便器1の下方に位置する床面71を容易に清掃できる。
便器1は、便器本体3と、縦面70に固定可能な支持フレーム2とを具備している。
(1.1)支持フレーム
支持フレーム2は、便器本体3を支持する。支持フレーム2は、ユーザーが便器1に着座した場合にかかる荷重に耐えられるように、例えば鉄,ステンレス,アルミニウム等の金属や、カーボン、木材等から形成される。
支持フレーム2は、固定体21と、固定体21から前方に突出した支持体20とを備えている。
固定体21は、壁面などの縦面70に固定される部分である。図2に示すように、固定体21は、一対の縦体22と、一対の縦体22を連結する横体23とを有している。一対の縦体22は、上下方向に延びた中空パイプにより構成されており、左右方向に離れている。
横体23は、一対の縦体22の上端部間に配置され、一対の縦体22に固定されている。横体23は、左右方向と直交する断面形状が略C字状である。
横体23には、複数の固着具挿通孔231が設けられている。複数の固着具挿通孔231は、左右方向に並んでいる。
横体23は、図1および図3に示すように、縦面70に沿って配置された状態で、複数の固着具73を用いて縦面70に取り付けられる。
複数の固着具73の各々は、ビスまたはボルトで構成されるねじ具である。すなわち、横体23は、複数の固着具挿通孔231の各々に通された固着具73を縦面70にねじ込むことで、縦面70に取り付けられる。なお、固着具73は、リベット、釘などであってもよい。
支持体20は、図1に示すように、固定体21の上部から前方に向かって突出している。支持体20は、便器本体3を支持する部分である。支持体20は、図3に示すように、前後方向に延びた一対の支持部24と、一対の支持部24の前端部同士を連結する前側連結部25とを有している。
一対の支持部24の各々は、平面視直線状である。一対の支持部24は、一対の縦体22から前方に向かって突出しており、左右方向に離れている。前側連結部25は、上方から見て(以下、平面視)半円弧状に形成されている。
一対の支持部24および前側連結部25は、平面視U字状の角パイプにより構成されており、連続している。一対の支持部24の平坦な上面と、前側連結部25の平坦な上面とは面一である。
図2に示すように、本実施形態の支持フレーム2は、左右一対の補強部8をさらに有している。一対の補強部8は、一対の支持部24を、それぞれ一対一で支持する。一対の補強部8の各々は、例えば筋交いである。各補強部8は、一端部が対応する支持部24の前端部に連結され、他端部が対応する縦体22の下端部に連結されており、対応する支持部24と対応する縦体22との間に架け渡されている。
各補強部8は、対応する支持部24を下方から支持する。各補強部8は、対応する縦体22と対応する支持部24との相対的な位置関係を維持し、支持フレーム2を補強する。
本実施形態の支持フレーム2は、便器本体3が固定される固定部200をさらに備えている。固定部200は、左右一対の固定片201を有している。一対の固定片201は、一対の補強部8にそれぞれ一対一の関係で設けられている。
一対の固定片201の各々は、補強部8から下方に向かって突出している。各固定片201は、水平断面形状がL字状であり、厚み方向が前後方向と平行な板状の縦片部202を含んでいる。
(1.2)便器本体
図4に示す便器本体3は、便器1の主体を構成する。便器本体3にはボウル部31が形成されている。本実施形態の便器本体3は、ボウル部31と、リム部33と、スカート部36とを備えている。ボウル部31、リム部33、およびスカート部36の各々は、合成樹脂製であり、ボウル部31、リム部33、およびスカート部36は、例えば同じ材料から形成される。
ボウル部31は、汚物を受ける部分であり、便器本体3の上方に向かって開口した椀状に形成されている。
ボウル部31は、上開口部311と、下開口部312と、突出片32とを含んでいる。上開口部311は、ボウル部31の上端部に形成されており、ボウル部31は上開口部311から上方に向かって開口している。下開口部312は、ボウル部31の下端部に形成されている。
突出片32は、上開口部311の開口周縁から、水平面に沿ってかつ外側に向かって突出している。突出片32は、上開口部311の開口周縁の周方向の全長にわたって形成されており、フランジ状である。
ボウル部31の上端部には、支持体20を収納する支持体収納部30が設けられている。支持体収納部30は、ボウル部31の周囲において、後方に位置する部分を除く部分(すなわち、前側の部分と左右両側の部)に連続して設けられている。
図5に示すように、支持体収納部30は、支持体20を配置可能な配置空間300が形成された第一部分301と、第一部分301とは別体の第二部分302とを有している。
本実施形態の第一部分301は、リム部33の一部であり、第二部分302は、スカート部36の一部である。
リム部33は、ボウル部31の上端部に設けられている。リム部33は、内周部330と、フランジ部331と、横面部336とを有している。内周部330と、フランジ部331と、横面部336とは、一体に形成されている。
図3に示すように、内周部330は、ボウル部31の周方向の全長に亘っており、平面視環状に形成されている。内周部330は、図5に示すように、ボウル部31の上端部から上方に向かって延びている。内周部330は、上下方向の中間部が内側に向かって突出するように屈曲している。
内周部330は、下内周部332と、上内周部333とを含んでいる。下内周部332は、ボウル部31の上開口部311の周縁から、内側上方に向かって延びている。下内周部332は、周方向と直交する断面において上方に凹となるように、湾曲している。
下内周部332の下端部は、ボウル部31の上開口部311の開口周縁に対して、溶着により接合されている。
上内周部333は、下内周部332の内側の端部から上方に向かって延びており、上方に近い部分ほど外側に位置するように傾斜している。
フランジ部331は、下内周部332の下端部(内周部330の下端部)から水平面に沿って外側に向かって延びている。なお、フランジ部331は、ボウル部31の突出片32に溶着により接合されてもよい。
横面部336は、上内周部333の上端部(内周部330の上端部)から水平面に沿って外側に向かって延びている。横面部336は、内周部330の周方向の全長に亘って形成されている。
図5に示すように、支持体収納部30の第一部分301は、内周部330と、横面部336と、フランジ部331とで構成されている。第一部分301には、配置空間300と開口部303とが形成されている。
配置空間300は、フランジ部331と、内周部330と、横面部336とで囲まれた空間である。開口部303は、フランジ部331の外側端部と横面部336の外側端部との間に形成されている。配置空間300は、リム部33にスカート部36が接合される前の状態において、開口部303を介して外側に向かって開口する。
配置空間300には、支持フレーム2の支持体20が配置されている。支持体20は、横面部336とフランジ部331との間に嵌め込まれており、内周部330に沿って配置されている。
横面部336においてボウル部31の後方に位置する部分を除く部分は、支持体20の上面に接している。これにより、横面部336は、支持体20によって下方から支持されている。すなわち、横面部336は、便器本体3において支持体20で支持される部分(被支持部)である。
フランジ部331の上面は、支持体20の下面に接している。すなわち、フランジ部331は、支持体収納部30において支持体20の下面に接する下接触部304を構成している。
便器本体3は、リム部33の内周部330が平面視U字状の支持体20の内側面に接することで、支持フレーム2に対して、前方への移動および左右両方向への移動が規制される。
図3に示すように、スカート部36は、平面視U字状に形成されている。図5に示すように、スカート部36の上端は、リム部33の横面部336の外側端部に接合されている。この接合は、溶着により行われる。スカート部36は、ボウル部31と支持フレーム2とを外側から覆っている。
スカート部36の上端部は、内周部330に対向する部分となる外周部360を構成している。本実施形態では、外周部360により支持体収納部30の第二部分302が構成されている。
外周部360は、横面部336の外側端部から下方に向かって延びている。外周部360は、リム部33の開口部303を覆っている。これにより、配置空間300に配置された支持体20は、フランジ部331と、内周部330と、横面部336と、外周部360とにより覆われている。
本実施形態のスカート部36は、図6に示すように被固定部37をさらに有している。被固定部37は、支持フレーム2の固定部200(図2参照)に固定される部分である。被固定部37は、左右一対の被固定片370を含んでいる。一対の被固定片370は、スカート部36の左右両側壁部の後部にそれぞれ一対一の関係で設けられている。
各被固定片370は、鉛直な板状に形成されており、スカート部36の側壁部から内側に向かって突出している。
図7に示すように、一対の被固定片370は、一対の固定片201の縦片部202に沿って配置されている。本実施形態の各被固定片370は、図7に示すように、対応する縦片部202の後面にパッキンなどの緩衝材76を介して重ねて配置されている。
一対の被固定片370は、一対の縦片部202にそれぞれ固着具74によって固定されている。固着具74は、ボルト740とナット741とで構成される。
被固定片370および縦片部202には、前後方向に貫通した貫通孔203と貫通孔371がそれぞれ形成されている。ボルト740は、貫通孔203および貫通孔371に後方から通されている。縦片部202から前方に突出した、ボルト740の軸部は、ナット741にねじ込まれている。これにより、被固定片370は縦片部202に固定されている。
図4に示すように、本実施形態の便器本体3は、トラップ部35と便器後部34とをさらに具備している。トラップ部35は、上流側の端部がボウル部31の下開口部312に接続され、下流側の端部が排水管72に接続される。排水管72は、例えば縦面70に設けられる。
ボウル部31の内側空間は、トラップ部35および排水管72を介して下水管に通じている。トラップ部35は封水を形成することで、臭気が排水管72からボウル部31側へ逆流したり、衛生害虫やねずみがボウル部31側へ侵入したりすることを防ぐ。
便器後部34は、ボウル部31の後方上部に設けられている。便器後部34は、局部洗浄装置などの機器を内部に収容する部分である。
(1.3)その他の構成
便器1は、便座61と便蓋62とをさらに具備している。便座61と便蓋62は、便器後部34に回動可能に取り付けられている。便座61と便蓋62は、リム部33の横面部336に載せることができる。すなわち、横面部336は、便座61および便蓋62を支持する部分である。
便器1は、局部洗浄装置をさらに具備している。局部洗浄装置は、便器後部34に収納されており、おしり洗浄機能やビデ機能を有している。
便器1は、上述したように、支持フレーム2の固定体21を縦面70にねじ止めすることで、縦面70から前方に突出した状態で縦面70に取り付けられる。
(2)便器の製造方法および施工方法
本実施形態の便器1は、ボウル部31と、リム部33と、スカート部36とが、別々に成形される。そして、上述したように、ボウル部31とリム部33とが溶着により接合され、リム部33とスカート部36とが溶着により接合される。なお、ボウル部31とリム部33との溶着は、リム部33とスカート部36との溶着の前に行われてもよいし、リム部33とスカート部36との溶着の後に行われてもよい。
リム部33とスカート部36との溶着(すなわち、支持体収納部30の第一部分301と第二部分302との接合)は、図8に示すように、リム部33の配置空間300に支持フレーム2の支持体20が配置された後に行われる。リム部33とスカート部36との溶着が先に行われた場合、開口部303が外周部360によって塞がれて、配置空間300に支持体20を配置できなくなるからである。
支持体20は、開口部303を通してリム部33の配置空間300に外側から挿入される。これにより、支持体20は、横面部336とフランジ部331との間に嵌め込まれる。このとき、支持体20の上面は横面部336に接し、支持体20の下面はフランジ部331に接し、かつ支持体20の内側の面は内周部330の下端部に接する。これにより、支持体20は、リム部33に対して、上下両方向への移動、後方への移動、および左右両方向への移動が規制される。そして、このように支持体20の移動が規制された状態で、リム部33とスカート部36とが溶着される。
上述のボウル部31とリム部33の溶着、およびリム部33とスカート部36との溶着の後、便器本体3の被固定部37は、図7に示すように固着具74を用いて、支持フレーム2の固定部200に固定される。そして、このように便器本体3が固定された支持フレーム2の固定体21は、図3に示すように、複数の固着具73を用いて縦面70に固定され、これにより、便器1が縦面70から前方に突出した状態で設置される。
(3)変形例
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
以下に示す変形例1の説明では、構成に付記される符号の末尾に「a」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「a」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
上記実施形態の便器1は、ボウル部31とスカート部36とが別体であるが、本変形例の便器1aは、図9に示すようにボウル部31aとスカート部36aとが一体に形成されている。ボウル部31aの突出片32aの外側端部は、外周部360aの下端部に一体に繋がっている。支持体収納部30aの第二部分302aは、突出片32aと外周部360aとで構成されている。
(変形例2)
以下に示す変形例2の説明では、構成に付記される符号の末尾に「b」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「b」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
上記実施形態の便器1は、支持体収納部30の外周部360が、スカート部36の上端部で構成されているが、本変形例の便器1bは、図10に示すように外周部360bが、リム部33bの横面部336bと一体に形成されている。
リム部33b(すなわち、支持体収納部30bの第一部分301b)に形成された配置空間300bは、フランジ部331bと、内周部330bと、横面部336bと、外周部360bとによって囲まれた空間である。
リム部33bには、フランジ部331bの外側端部と外周部360bの下端部との間に開口部303bが形成されている。配置空間300bは、リム部33bをスカート部36bおよびボウル部31bに接合する前の状態において、開口部303bを介して下方に開口する。
支持体収納部30bの第二部分302bは、ボウル部31bとスカート部36bとで構成されている。外周部360bの下端部は、スカート部36bの上端部に溶着により接合されている。
本変形例の支持体20bは、開口部303bを通してリム部33bの配置空間300bに挿入され、これにより、支持体20bはフランジ部331bと横面部336bとの間に嵌め込まれる。そして、このように配置空間300bに支持体20bが配置された状態で、リム部33bに対して、ボウル部31bとスカート部36bとが溶着される。
(変形例3)
以下に示す変形例3の説明では、構成に付記される符号の末尾に「c」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「c」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1cの内周部330cは、図11に示すように、上記実施形態のボウル部31に相当する部分と一体に形成されている。すなわち、ボウル部31cは、内周部330cを含んでいる。なお、本変形例のボウル部31cには、突出片32は形成されていない。
支持体収納部30cの第一部分301cは、ボウル部31cの内周部330cと、スカート部36cの上端部(外周部360c)とで構成されている。配置空間300cは、内周部330cと外周部360cとで囲まれた空間である。ボウル部31cの上端部とスカート部36cの上端部との間には、開口部303cが形成されている。配置空間300cは、リム部33cがスカート部36cおよびボウル部31cに接合される前の状態において、開口部303cを介して上方に開口する。
支持体収納部30cの第二部分302cは、リム部33cの横面部336cで構成されている。横面部336cの内側端部は、内周部330cの上端部に溶着により接合されている。横面部336cの外側端部は、スカート部36cの上端部に溶着により接合されている。
本変形例の支持体20cは、開口部303cを通して配置空間300cに挿入される。そして、このように配置空間300cに支持体20cが配置された状態で、リム部33cは、ボウル部31cとスカート部36cとに溶着される。
(変形例4)
以下に示す変形例4の説明では、構成に付記される符号の末尾に「d」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「d」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1dのリム部33d(第一部分301d)は、図12に示すように、内周部330dから外側に向かって突出した突出部337dを有している。突出部337dは、内周部330dと一体に形成された複数のリブ338dで構成されている。
複数のリブ338dの各々は、鉛直な板状に形成されており、内周部330dから外側に向かって突出している。各リブ338dは、内周部330dの上下方向の全長に亘っている。各リブ338dの上端は、横面部336dに繋がっている。
複数のリブ338dは、図13に示すように、ボウル部31dの周方向に一定の間隔を置いて並んでいる。複数のリブ338dは、一対の支持部24dおよび前側連結部25dに対応する位置に設けられている。複数のリブ338dの外側端面は、上下方向の全長にわたって、支持体20dの内側面に沿った鉛直な面である。支持体20dの内側面は、上下方向の全長にわたって、複数のリブ338dの外側端面に接している。
本変形例では、支持体20dがリム部33dの配置空間300dに配置されたとき、支持体20dの内側面が、複数のリム部33dの外側端面に接する。そして、この状態でリム部33dとスカート部36dとが溶着されて、支持体収納部30dが形成される。
(変形例5)
以下に示す変形例5の説明では、構成に付記される符号の末尾に「e」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「e」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1eは、図14に示すように、複数の介在部材10eを具備している。複数の介在部材10eは、支持体収納部30eにおいてボウル部31eの前後両端部と左右両端部に対応する部分にそれぞれ収納されている。
各介在部材10eは、リム部33e(第一部分301e)、スカート部36e、および支持体20eよりも軟質の材料から形成されており、例えば硬質ゴムから形成されている。
図15Aおよび図15Bに示すように、各介在部材10eの内側の面は、リム部33eの内周部330eの外側の面に沿った形状である。各介在部材10eの上面は水平であり、横面部336eの下面に沿った形状である。各介在部材10eの下面は水平であり、フランジ部331eの上面に沿った形状である。各介在部材10eには、外側に向かって開口した溝部100eが形成されている。
各介在部材10eは、内側面の全体が内周部330eの外側の面に沿っている。また、各介在部材10eは、上面が横面部336eの下面に沿い、下面がフランジ部331eの上面に沿っている。
図14Aに示すように、支持フレーム2eの支持体20eは、後側連結部27eを有している。後側連結部27eは、一対の支持部24eを、ボウル部31eの後方において連結している。すなわち、支持体20eは、ボウル部31eの周方向の全長に亘って設けられている。
後側連結部27eは、一対の支持部24eと同様に、平坦な上面を含む角パイプにより構成されている。後側連結部27eの上面と、一対の支持部24eの上面とは面一である。
図15Aおよび図15Bに示すように、支持体20eの一対の支持部24e、前側連結部25e、および後側連結部27eは、対応する介在部材10eの溝部100eに嵌め込まれている。これにより、支持体20eは、リム部33eに対する水平方向および上下方向の移動が規制されている。
本変形例の支持体20eは、リム部33eに配置された複数の介在部材10eに嵌め込まれて、配置空間300eに配置される。そして、この状態でリム部33eとスカート部36eとが溶着される。
上述したように支持体20eが複数の介在部材10eに嵌め込まれて、配置空間300eに配置された状態では、各介在部材10eがリム部33eの内周部330eに沿った状態となる。また、支持体20eは、内側の面および上下面が、溝部100eの内面に沿った状態となる。このため、作業者は、支持体20eをリム部33eに嵌め込まれた複数の介在部材10eによって位置決めした状態で、リム部33eとスカート部36eとの溶着を行うことができる。
本変形例の複数の介在部材10eは、リム部33e、スカート部36e、および支持体20eよりも軟質の材料から形成されており、便器本体3eはこれら複数の介在部材10eを介して支持体20eに支持されている。このため、介在部材10eを支持体収納部30eおよび支持体20eに密着させることができ、便器本体3eが支持体20eに対してがたつき難い。
なお、介在部材10eには、図16に示すように溝部100eが形成されなくてもよい。
また、本変形例の介在部材10eは、ボウル部31eの前後両端部および左右両端部に対応する箇所に設けられているが、一つの介在部材10eがボウル部31eの周方向の全長に亘って設けられてもよい。
また、介在部材10eの材質は、硬質ゴムに制限されない。介在部材10eは、例えば金属製あるいは木製であってもよい。また、介在部材10eは、軟質ゴムや、テフロン(登録商標)等から形成されてもよい。
また、支持体20eは、複数の介在部材10eに嵌め込まれた後に、リム部33eの配置空間300eに配置され、この状態でリム部33eとスカート部36eとが溶着されてもよい。
(変形例6)
以下に示す変形例6の説明では、構成に付記される符号の末尾に「f」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「f」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1fは、図17Aに示すようにリム部33fがフランジ部331を有しておらず、支持体収納部30fにおいて支持体20fの下面に接する下接触部304fが、ボウル部31fの突出片32fで構成されている。
便器1fは、支持体20fの上面と、横面部336fの下面との間に挟み込まれる緩衝材75fを具備している。緩衝材75fは、支持体20fおよびリム部33fよりも軟質であり、例えばゴムから形成される。
本変形例の支持体20fは、横面部336fとの間に緩衝材75fが挟み込まれた状態で配置空間300fに配置される。そして、この状態でボウル部31fとリム部33fとが溶着され、かつリム部33fとスカート部36fとが溶着される。
本変形例では、支持体20fと横面部336fとの間に存在する緩衝材75fにより、便器本体3fが支持体20fに対してがたつくことが抑制される。
(変形例7)
以下に示す変形例7の説明では、構成に付記される符号の末尾に「g」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「g」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1gは、図17Bに示すように、便器本体3gのリム部33gがフランジ部331を有していない。支持体収納部30gにおいて支持体20gの下面に接する下接触部304gは、スカート部36gから内側に向かって一体に突出した複数のリブ38gにより構成されている。複数のリブ38gは、スカート部36gの周方向に間隔を介して並んでいる。複数のリブ38gの各々は、スカート部36gの内面に沿って上下方向に延びている。複数のリブ38gの上端は、スカート部36gの上端よりも下方に位置している。
便器1gは、変形例6と同様の緩衝材75gを具備している。本変形例の支持体20gは、横面部336gとの間に緩衝材75gを挟み込んだ状態で配置空間300gに配置され、この状態でボウル部31gとリム部33gとが溶着され、かつリム部33gとスカート部36gとが溶着される。
(変形例8)
以下に示す変形例8の説明では、構成に付記される符号の末尾に「h」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「h」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1hは、図18Aに示すように、支持体収納部30hの第一部分301hが、ボウル部31hの突出片32hと、スカート部36hの上端部(外周部360h)とで構成されている。
配置空間300hは、突出片32hと外周部360hとで囲まれた空間である。開口部303hは、突出片32hの内側端部とスカート部36hの上端との間に形成されており、配置空間300hは開口部303hを介して内側方および上方に開口している。
本変形例のリム部33hはフランジ部331を有しておらず、支持体収納部30hの第二部分302hは、リム部33hの内周部330hと横面部336hとで構成されている。
本変形例の支持体収納部30hにおいて支持体20hの下面に接する下接触部304hは、突出片32hにおいてボウル部31hの前端部に対応する部分における後部で構成されている。
ボウル部31hは、下接触部304hの前方に位置して、上面が下接触部304hよりも下方に位置する仮支持部320hと、仮支持部320hの上面と下接触部304hの上面とを繋ぐ傾斜面321hとを有している。
図18Aに示す例では、仮支持部320hは、突出片32hにおいてボウル部31hの前端部に対応する部分における前部で構成されている。また、傾斜面321hは、突出片32hにおいてボウル部31hの前端部に対応する部分の上面で構成されている。
本変形例の便器1hを製造するにあたって、作業者は、まず支持体20hを仮支持部320hによって下方から支持された状態にして配置空間300hに配置する。次に作業者は、この状態でボウル部31hとリム部33hとを溶着し、かつリム部33hとスカート部36hとを溶着して、図18Bに示す状態とする。
次に作業者は、支持フレーム2hを便器本体3hに対して相対的に後方に移動し、支持体20hを仮支持部320hの上面から傾斜面321hを介して下接触部304hの上面までスライドして、図18Aに示す状態とする。これにより、支持体20hは、下接触部304hと横面部336hとの間に配置される。
本変形例では、支持体20hを、傾斜面321hを利用して、下接触部304hと横面部336hとの間に容易に嵌め込むことができる。
(変形例9)
以下に示す変形例9の説明では、構成に付記される符号の末尾に「i」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「i」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1iのスカート部36iは、図19Aに示すように変形例7の複数のリブ38gと同様の複数のリブ38iを有している。
支持体収納部30iの第一部分301iは、スカート部36iの上端部(外周部360i)と、複数のリブ38iとで構成されている。
配置空間300iは、複数のリブ38iと外周部360iとで囲まれた空間である。開口部303iは、複数のリブ38iの内側端部と、スカート部36iの上端との間に形成されている。配置空間300iは、リム部33iをボウル部31iとスカート部36iとに接合する前の状態において、開口部303iを介して内側方および上方に開口する。
本変形例のリム部33iはフランジ部331を備えておらず、支持体収納部30iの第二部分302iは、リム部33iの内周部330iと横面部336iとで構成されている。
本変形例の支持体収納部30iにおいて支持体20iの下面に接する下接触部304iは、スカート部36iの前端部に設けられたリブ38iの前部で構成されている。
スカート部36iは、下接触部304iの後方に位置して、上面が下接触部304iよりも下方に位置する仮支持部380iと、仮支持部380iの上面と下接触部304iの上面とを繋ぐ傾斜面381iとを有している。
図19Aに示す例では、仮支持部380iは、スカート部36iの前端部に設けられたリブ38iの後部で構成されている。また、傾斜面381iは、当該リブ38iの上面で構成されている。
本変形例の便器1iは、図20に示すように便器本体3iの各被固定片370iが、支持フレーム2iの対応する縦片部202iの前面に沿って配置されている。なお、本変形例においても、各被固定片370iと対応する縦片部202iとの間には、パッキンなどの緩衝材76iが設けられている。
本変形例の便器1iを製造するにあたって、作業者は、まず図19Bに示す支持体20iを仮支持部380iによって下方から支持された状態にして配置空間300iに配置する。次に作業者は、この状態でボウル部31iとリム部33iとを溶着し、かつリム部33iとスカート部36iとを溶着して、図19Bに示す状態とする。
次に作業者は、支持フレーム2iを便器本体3iに対して相対的に前方に移動し、支持体20iを仮支持部380iの上面から傾斜面381iを介して下接触部304iの上面までスライドし、図19Aに示す状態とする。これにより、支持体20iは、下接触部304iと横面部336iとの間に配置される。
本変形例では、支持体20iを、傾斜面381iを利用して、下接触部304iと横面部336iとの間に容易に嵌め込むことができる。
(変形例10)
以下に示す変形例10の説明では、構成に付記される符号の末尾に「j」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「j」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1jのスカート部36jは、図21Aに示すように、変形例7と同様の複数のリブ38jを有している。
支持体収納部30jの第一部分301jは、スカート部36jの上端部(外周部360j)と、複数のリブ38jとで構成されている。
配置空間300jは、複数のリブ38jと外周部360jとで囲まれた空間である。開口部303jは、複数のリブ38jの内側端部と、スカート部36jの上端との間に形成されている。配置空間300jは、リム部33jをボウル部31jとスカート部36jとに接合する前の状態において、開口部303jを介して内側方および上方に開口する。
本変形例のリム部33jはフランジ部331を有しておらず、支持体収納部30jの第二部分302jは、リム部33jの内周部330jと横面部336jとで構成されている。
本変形例の支持体収納部30jにおいて支持体20jの下面に接する下接触部304jは、ボウル部31jの下内周部332jの上部で構成されている。
スカート部36jは、下接触部304jの前方に位置して、上面が下接触部304jよりも下方に位置する仮支持部380jを有している。ボウル部31jは、後端が下接触部304jの上面の前端に繋がり、前方に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した傾斜面321jを有している。
図21Aに示す例では、仮支持部380jは、スカート部36jの前端部に設けられたリブ38jで構成されている。また、傾斜面321jは、下内周部332jの下部の上面で構成されている。
本変形例の便器1jを製造するにあたって、作業者は、まず支持体20jを仮支持部380jによって下方から支持された状態にして配置空間300jに配置する。次に作業者は、この状態でボウル部31jとリム部33jとを溶着し、かつリム部33jとスカート部36jとを溶着して、図21Bに示す状態とする。
次に作業者は、支持フレーム2jを便器本体3jに対して相対的に後方に移動し、支持体20jを仮支持部380jの上面から傾斜面321jを介して下接触部304jの上面までスライドして、図21Aに示す状態とする。これにより、支持体20jは、下接触部304jと横面部336jとの間に嵌め込まれる。
本変形例では、支持体20jを、傾斜面321jを利用して、下接触部304jと横面部336jとの間に容易に嵌め込むことができる。
(変形例11)
以下に示す変形例11の説明では、構成に付記される符号の末尾に「k」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「k」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1kは、図22Aに示すように、便器本体3kの被固定片370kを支持フレーム2kの縦片部202kに固定するための固着具74kが、ビスである。被固定片370kには、前後方向に貫通した貫通孔372kが形成されている。縦片部202kには、前後方向に貫通したねじ孔204kが形成されている。固着具74kは、貫通孔372kおよび緩衝材76kに後方から通されて、ねじ孔204kにねじ込まれている。これにより、被固定片370kは縦片部202に固定されている。
(変形例12)
以下に示す変形例12の説明では、構成に付記される符号の末尾に「L」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「L」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1Lは、図22Bに示すように、便器本体3Lの被固定片370Lを、支持フレーム2Lの縦片部202Lに固定するための固着具74Lが、タッピングビスである。固着具74Lは、被固定片370L、緩衝材76L、および縦片部202Lにねじ込まれている。これにより、被固定片370Lは縦片部202Lに固定されている。
(変形例13)
以下に示す変形例13の説明では、構成に付記される符号の末尾に「m」を追加する。また、上記実施形態に対応する構成については、上記実施形態の構成と同じ符号の末尾に「m」を追加した符号を付記して、重複する説明は省略する。
本変形例の便器1mは、図23に示すように、トラップ部35mが電動式のトラップ装置で構成されている。
トラップ部35mは、後端が上下方向に移動可能なトラップ筒351mと、トラップ筒351mを駆動する駆動部352mと、トラップ筒351mを収容するケース353mとを備えている。トラップ筒351mの後端が、上方を向くと、トラップ筒351mによって封水が形成される。トラップ筒351mの後端が、後方を向くと、ボウル部31m内の水が、トラップ筒351mを介して排出される。駆動部352mの駆動源は、例えばモータである。
トラップ部35mの下端(ケース353mの下端)は、スカート部36mの下端よりも上方に位置している。これにより、本変形例のトラップ部35mは、スカート部36mの内部に収容される。トラップ部35mは、上記実施形態のようなトラップ部35に比べて重量が大きくなるが、支持フレーム2mによって縦面70に強固に固定されているため、がたつくことなく、便器本体3mを支持することができる。
(4)応用例
上記実施形態のボウル部31とリム部33とは、溶着ではなく、接着剤を用いた接着により接合されてもよい。また、上記実施形態のリム部33とスカート部36とは、接着剤を用いた接着により接合されてもよい。
上記実施形態の便器本体3は合成樹脂製であるが、金属製や、陶器製であってもよく、便器本体3の材質は限定されない。
上記実施形態の支持フレーム2の固定部200は、便器本体3の被固定部37に固着具74で固定されているが、固着具74は省略してもよい。すなわち、この場合、被固定部37が固定部200の後面に沿って配置され、これにより、便器本体3は支持フレーム2に対して前方に移動することが規制される。
上記実施形態の一対の固定部200は、省略可能である。この場合、便器本体3は、外周部360が平面視U字状の支持体20の外側の面に接することで、後方への移動および左右方向の移動が規制される。
上記実施形態の一対の支持部24は、前側連結部25により連結されていたが、この前側連結部25はなくてもよい。すなわち、支持体20として、一対の支持部24の先端部が互いに連結されていなくてもよいし、上記実施形態のように一対の支持部24の先端同士が互いに連結されていてもよい。
上記実施形態の支持体20は、中空の角パイプにより構成されているが、例えば、中実の角材であってもよく、また、断面C字状,断面I字状,断面T字状,断面D字状,断面O字状,断面L字状に形成されてもよい。
上記実施形態の便器1が取り付けられる縦面70は、厳密に鉛直面だけを意味するのではなく、上下方向および左右方向に沿った面であれば、「縦面」の範疇に含まれる。すなわち縦面70には、やや前傾した面も含まれるし、やや後傾した面も含まれる。また、縦面70は平面であってもよいし、凹凸のある面であってもよい。
上記実施形態の縦面70は、トイレルームの壁面により構成されていたが、例えば、キャビネットなどの箱体の前面により構成されてもよく、縦面70は壁面に限定されない。
上記実施形態の便器1は、ユーザーが便座61に着座可能な、いわゆる洋式の便器であったが、例えば、男性の小便用の便器に適用してもよい。この場合においても、縦面に支持フレームを固定し、便器本体を支持フレームに支持させるようにして構成される。男性の小便用の便器に適用することで、例えば、ユーザーが便器に手を掛けた際の外力に対して強くすることができる。
上記実施形態と変形例1〜13とで説明した構成は、適宜組み合わせて適用可能である。
(5)効果
以下、上述した実施形態および変形例1〜13に示した便器1の製造方法の構成および効果について説明する。
第1の形態の便器の製造方法は、以下の構成を有する。便器1は、ボウル部31が形成された便器本体3と、縦面70に固定可能な支持フレーム2とを具備する。便器本体3は、ボウル部31の上端部に設けられた支持体収納部30を備える。支持フレーム2は、支持体収納部30に収納され、支持体収納部30を支持する支持体20を備える。支持体収納部30は、第一部分301と、第一部分301とは別体の第二部分302とを有する。
第一部分301に、支持体20を配置可能な配置空間300と、配置空間300に通じる開口部303とが形成される。支持体20を開口部303を通して配置空間300に配置し、この後、第二部分302を開口部303を覆うように第一部分301に接合して、第一部分301と第二部分302とにより、支持体20を覆う。
第1の形態の便器の製造方法によれば、支持体20が支持体収納部30によって覆われた外観の良い便器1を製造できる。また、この便器1は、支持体20を覆う部材を別途取り付ける必要がないため、施工性が良い。また、支持体20を配置空間300に配置し、この後、第二部分302を第一部分301に接合することで、支持体収納部30によって支持体20を覆うことができる。このため、支持体20が支持体収納部30で覆われた便器1を簡単に製造できる。
第2の形態の便器の製造方法は、第1の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。第一部分301と第二部分302との各々は、合成樹脂製である。第二部分302を第一部分301に溶着又は接着により接合する。
第2の形態の便器の製造方法によれば、第二部分302を第一部分301に容易に接合できる。
第3の形態の便器の製造方法は、第1又は第2の形態の便器1の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。支持体収納部30は、ボウル部31の上端部から上方に向かって延びた内周部330と、内周部330の上端部から外側に向かって延びた横面部336と、横面部336の外側端部から下方に向かって延びて内周部330に対向する外周部360とを有する。支持体20は横面部336を下方から支持する。
第3の形態の便器の製造方法によれば、内周部330、横面部336、および外周部360を有する支持体収納部30に、支持体20が収納された便器1を製造できる。
第4の形態の便器の製造方法は、第3の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。第一部分301は、内周部330を含む。
第4の形態の便器の製造方法によれば、支持体20が内周部330に沿って配置された便器1を製造できる。
第5の形態の便器の製造方法は、第4の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。第一部分301dは、内周部330dから外側に向かって突出した突出部337dを含む。支持体20dは、突出部337dの外側端面に沿った状態で支持体収納部30dに収納される。
第5の形態の便器の製造方法によれば、内周部330dの形状にかかわらず、突出部337dの外側端面を、支持体20dの内側面に沿った形状にでき、これにより支持体収納部30dに収納した支持体20dのがたつきを抑制できる。
第6の形態の便器の製造方法は、第4の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。便器1eは、支持体収納部30eに収納される介在部材10eを具備する。介在部材10eおよび支持体20eを、介在部材10eが内周部330eの外側面に沿い、かつ支持体20eが介在部材10eの外側面に沿った状態で、配置空間300eに配置し、この後、第二部分302eを第一部分301eに接合する。
第6の形態の便器の製造方法によれば、内周部330eの形状にかかわらず、介在部材10eの外側面を、支持体20eの内側面に沿った形状にでき、これにより、支持体収納部30eに収納した支持体20eのがたつきを抑制できる。
第7の形態の便器の製造方法は、第6の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。介在部材10eは、外側に向かって開口した溝部100eを有する。介在部材10eおよび支持体20eを、介在部材10eが横面部336eの下面に沿い、かつ溝部100eに支持体20eが嵌め込まれた状態で、配置空間300eに配置する。この後、第二部分302eを第一部分301eに接合する。
第7の形態の便器の製造方法によれば、支持体20eを介在部材10eの溝部100eに嵌め込むことで、支持体20eが介在部材10eに対して上下方向に移動することが規制される。このため、便器本体3eが支持体20eに対してがたつくことが抑制される。
第8の形態の便器の製造方法は、第6の形態又は第7の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。内周部330eと支持体20eとの各々は、ボウル部31eの周方向の全長に亘って設けられる。介在部材10eおよび支持体20eを、介在部材10eが内周部330eにおいて少なくともボウル部31eの前後左右の端部に対応する部分に沿い、かつ支持体20eの少なくともボウル部31eの前後左右の端部に対応する部分が介在部材10eに沿った状態で、配置空間300eに配置する。この後、第二部分302eを第一部分301eに接合する。
第8の形態の便器の製造方法によれば、内周部330eと支持体20eとの各々は、ボウル部31eの周方向の全長に亘って設けられるため、支持体20eが便器本体3eに対して前後左右に移動することを規制できる。また、支持体20eは、内周部330eにおいて少なくともボウル部31eの前後左右の端部に対応する部分に沿って設けられた介在部材10eに沿って設けられるため、支持体収納部30eに収納した支持体20eのがたつきを一層抑制できる。
第9の形態の便器の製造方法は、第3〜第8の形態のいずれかの便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。支持体収納部30は、支持体20の下面に接する下接触部304を有する。
第9の形態の便器の製造方法によれば、下接触部304により支持体20が下方に移動することを規制できる。
第10の形態の便器の製造方法は、第9の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。便器1f,1gは、支持体20f,20gと横面部336f,336gとの間に配置される緩衝材75f,75gを具備する。
第10の形態の便器の製造方法によれば、緩衝材75f,75gにより、便器本体3f,3gが支持体20f,20gに対してがたつくことが抑制される。
第11の形態の便器の製造方法は、第9又は第10の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。ボウル部31hは、下接触部304hと、下接触部304hの前方に位置して上面が下接触部304hよりも下方に位置する仮支持部320hと、仮支持部320hの上面と下接触部304hの上面とを繋ぐ傾斜面321hとを有する。支持体20hを仮支持部320hで下方から支持した状態で、第二部分302hを第一部分301hに接合する。この後、支持フレーム2hを便器本体3hに対して相対的に移動し、これにより支持体20hを仮支持部320hの上面から傾斜面321hを介して下接触部304hの上面までスライドして、支持体20hを下接触部304hと横面部336hとの間に嵌め込む。
第11の形態の便器の製造方法によれば、支持体20hを、傾斜面321hを利用して、下接触部304hと横面部336hとの間に嵌め込まれる位置まで案内でき、便器1hの製造が容易になる。
第12の形態の便器の製造方法は、第9又は第10の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。便器本体3iは、ボウル部31iを外側から覆うスカート部36iを備える。スカート部36iは、外周部360iと、下接触部304iと、下接触部304iの後方に位置して上面が下接触部304iの上面よりも下方に位置する仮支持部380iと、仮支持部380iの上面と下接触部304iの上面とを繋ぐ傾斜面381iとを有する。支持体20iを仮支持部380iで下方から支持した状態で、第二部分302iを第一部分301iに接合し、この後、支持フレーム2iを便器本体3iに対して相対的に移動する。これにより支持体20iを仮支持部380iの上面から傾斜面381iを介して下接触部304iの上面までスライドして、支持体20iを下接触部304iと横面部336iとの間に嵌め込む。
第12の形態の便器の製造方法によれば、支持体20iを、傾斜面381iを利用して、下接触部304iと横面部336iとの間に嵌め込まれる位置まで案内でき、便器1iの製造が容易になる。
第13の形態の便器の製造方法は、第9又は第10の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。内周部330jに、下接触部304jと、後端が下接触部304jの上面の前端に繋がり、前方に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した傾斜面321jとが形成される。便器本体3jは、ボウル部31jを外側から覆うスカート部36jを備える。スカート部36jは、外周部360jと、傾斜面321jの前方に位置し、上面が下接触部304jの上面よりも下方に位置する仮支持部320jとを有する。支持体20jを仮支持部320jで下方から支持した状態で、第二部分302jを第一部分301jに接合する。この後、支持体20jを仮支持部320jの上面から傾斜面321jを介して下接触部304jの上面までスライドして、支持体20jを下接触部304jと横面部336jとの間に嵌め込む。
第13の形態の便器の製造方法によれば、支持体20jを、傾斜面321jを利用して、下接触部304jと横面部336jとの間に嵌め込まれる位置まで案内でき、便器1jの製造が容易になる。
第14の形態の便器の製造方法は、第1〜第13の形態の便器の製造方法において、以下の付加的な構成を有する。便器本体3は、被固定部37を備える。支持フレーム2は、固定部200を備える。被固定部37の前面が固定部200の後面に沿った状態で、被固定部37を固定部200に固着具74を用いて固定する。
第14の形態の便器の製造方法によれば、固定部200により被固定部37の前方への移動を規制できる。また、固着具74を用いて被固定部37を固定部200に固定することで、便器本体3を支持フレーム2に強固に取り付けることができる。
1 便器
1e 便器
1f 便器
1g 便器
10e 介在部材
100e 溝部
2 支持フレーム
2h 支持フレーム
2i 支持フレーム
20 支持体
20d 支持体
20e 支持体
20f 支持体
20g 支持体
20h 支持体
20i 支持体
20j 支持体
200 固定部
3 便器本体
3h 便器本体
3i 便器本体
30 支持体収納部
30d 支持体収納部
30e 支持体収納部
300 配置空間
300e 配置空間
301 第一部分
301d 第一部分
301e 第一部分
301h 第一部分
301i 第一部分
301j 第一部分
302 第二部分
302e 第二部分
302h 第二部分
302i 第二部分
302j 第二部分
303 開口部
304 下接触部
304h 下接触部
304i 下接触部
304j 下接触部
31 ボウル部
31i ボウル部
320h 仮支持部
380i 仮支持部
320j 仮支持部
321h 傾斜面
321j 傾斜面
330 内周部
330d 内周部
330e 内周部
330j 内周部
336 横面部
336e 横面部
336f 横面部
336g 横面部
336j 横面部
337d 突出部
36 スカート部
36i スカート部
360 外周部
360i 外周部
37 被固定部
380i 仮支持部
380j 仮支持部
381i 傾斜面
70 縦面
74 固着具
75f 緩衝材
75g 緩衝材

Claims (14)

  1. 便器の製造方法であって、
    前記便器は、
    ボウル部が形成された便器本体と、
    縦面に固定可能な支持フレームとを具備し、
    前記便器本体は、
    前記ボウル部の上端部に設けられた支持体収納部を備え、
    前記支持フレームは、
    前記支持体収納部に収納され、前記支持体収納部を支持する支持体を備え、
    前記支持体収納部は、
    第一部分と、
    前記第一部分とは別体の第二部分とを有し、
    前記第一部分に、
    前記支持体を配置可能な配置空間と、
    前記配置空間に通じる開口部とが形成され、
    前記支持体を前記開口部を通して前記配置空間に配置し、この後、前記第二部分を前記開口部を覆うように前記第一部分に接合して、前記第一部分と前記第二部分とにより、前記支持体を覆うことを特徴とする便器の製造方法。
  2. 前記第一部分と前記第二部分との各々は、合成樹脂製であり、前記第二部分を前記第一部分に溶着又は接着により接合することを特徴とする請求項1に記載の便器の製造方法。
  3. 前記支持体収納部は、
    前記ボウル部の上端部から上方に向かって延びた内周部と、
    前記内周部の上端部から外側に向かって延びた横面部と、
    前記横面部の外側端部から下方に向かって延びて前記内周部に対向する外周部とを有し、
    前記支持体は前記横面部を下方から支持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の便器の製造方法。
  4. 前記第一部分は、
    前記内周部を含むことを特徴とする請求項3に記載の便器の製造方法。
  5. 前記第一部分は、
    前記内周部から外側に向かって突出した突出部を含み、
    前記支持体は、前記突出部の外側端面に沿った状態で前記支持体収納部に収納されることを特徴とする請求項4に記載の便器の製造方法。
  6. 前記便器は、
    前記支持体収納部に収納される介在部材を具備し、
    前記介在部材および前記支持体を、前記介在部材が前記内周部の外側面に沿い、かつ前記支持体が前記介在部材の外側面に沿った状態で、前記配置空間に配置し、この後、前記第二部分を前記第一部分に接合することを特徴とする請求項4に記載の便器の製造方法。
  7. 前記介在部材は、
    外側に向かって開口した溝部を有し、
    前記介在部材および前記支持体を、前記介在部材が前記横面部の下面に沿い、かつ前記溝部に前記支持体が嵌め込まれた状態で、前記配置空間に配置し、この後、前記第二部分を前記第一部分に接合することを特徴とする請求項6に記載の便器の製造方法。
  8. 前記内周部と前記支持体との各々は、前記ボウル部の周方向の全長に亘って設けられ、
    前記介在部材および前記支持体を、前記介在部材が前記内周部において少なくとも前記ボウル部の前後左右の端部に対応する部分に沿い、かつ前記支持体の少なくとも前記ボウル部の前後左右の端部に対応する部分が前記介在部材に沿った状態で、前記配置空間に配置し、この後、前記第二部分を前記第一部分に接合することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の便器の製造方法。
  9. 前記支持体収納部は、
    前記支持体の下面に接する下接触部を有することを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の便器の製造方法。
  10. 前記便器は、
    前記支持体と前記横面部との間に配置される緩衝材を具備することを特徴とする請求項9に記載の便器の製造方法。
  11. 前記ボウル部は、
    前記下接触部と、
    前記下接触部の前方に位置して上面が前記下接触部よりも下方に位置する仮支持部と、
    前記仮支持部の上面と前記下接触部の前記上面とを繋ぐ傾斜面とを有し、
    前記支持体を前記仮支持部で下方から支持した状態で、前記第二部分を前記第一部分に接合し、この後、前記支持フレームを前記便器本体に対して相対的に移動し、これにより前記支持体を前記仮支持部の前記上面から前記傾斜面を介して前記下接触部の前記上面までスライドして、前記支持体を前記下接触部と前記横面部との間に嵌め込むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の便器の製造方法。
  12. 前記便器本体は、
    前記ボウル部を外側から覆うスカート部を備え、
    前記スカート部は、
    前記外周部と、
    前記下接触部と、
    前記下接触部の後方に位置して上面が前記下接触部の上面よりも下方に位置する仮支持部と、
    前記仮支持部の前記上面と前記下接触部の前記上面とを繋ぐ傾斜面とを有し、
    前記支持体を前記仮支持部で下方から支持した状態で、前記第二部分を前記第一部分に接合し、この後、前記支持フレームを前記便器本体に対して相対的に移動し、これにより前記支持体を前記仮支持部の前記上面から前記傾斜面を介して前記下接触部の前記上面までスライドして、前記支持体を前記下接触部と前記横面部との間に嵌め込むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の便器の製造方法。
  13. 前記内周部に、
    前記下接触部と、
    後端が前記下接触部の上面の前端に繋がり、前方に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した傾斜面とが形成され、
    前記便器本体は、
    前記ボウル部を外側から覆うスカート部を備え、
    前記スカート部は、
    前記外周部と、
    前記傾斜面の前方に位置し、上面が前記下接触部の上面よりも下方に位置する仮支持部とを有し、
    前記支持体を前記仮支持部で下方から支持した状態で、前記第二部分を前記第一部分に接合し、この後、前記支持体を前記仮支持部の前記上面から前記傾斜面を介して前記下接触部の前記上面までスライドして、前記支持体を前記下接触部と前記横面部との間に嵌め込むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の便器の製造方法。
  14. 前記便器本体は、
    被固定部を備え、
    前記支持フレームは、
    固定部を備え、
    前記被固定部の前面が前記固定部の後面に沿った状態で、前記被固定部を前記固定部に固着具を用いて固定することを特徴とする請求項1〜13に記載の便器の製造方法。
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