JP6084702B2 - 車両用ドア - Google Patents

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Description

本発明は、インナハンドル装置を備える車両用ドアに関する。
ドアライニングを介して車内側に露出するインナハンドル装置を備えた車両用ドアが知られている。インナハンドル装置は、乗員が車室に乗り込む(又は車外に出る)際に把持される操作ハンドルを有しており、インナパネルの所定位置に取り付けられる。
例えば、特許文献1には、インナパネルにハンドルベースを取り付けるためのハンドル装置取付部と、ハンドル装置の長手方向の一端に設けられ、インナパネルに当接するドアパネル側端部と、を備える車両用ドア装置について記載されている。
なお、前記したハンドル装置取付部は、自身に設けられた締結孔にクリップが差し込まれることでインナパネルに締結される。一方、前記したドアパネル側端部は、インナパネルに当接することで、ハンドルベースの傾きを防止する機能を有している。
国際公開第2012/137558号
特許文献1に記載の発明では、ドアパネル側端部がインナパネルに直接的に当接する構成になっている。そうすると、車両の振動に伴って車両用ドア装置が振動した場合、インナパネル側端部がインナパネルに当たって打音が発生したり、インナパネルの壁面が傷ついたりする可能性がある。
そこで本発明は、インナパネルとインナハンドル装置との接触を抑制する車両用ドアを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車両用ドアは、アウタパネルと、インナパネルと、を有するドア本体と、前記インナパネルに取り付けられるインナハンドル装置と、前記インナパネルに設けられた作業孔を車内側から塞ぐドアホールシールと、を備え、前記インナハンドル装置は、前記インナパネルに車内側から取り付けられる本体部と、前記本体部に対して回動可能に設置される操作ハンドルと、前記本体部から前記インナパネル側に延びる当接リブと、を有し、車両内外方向において前記インナパネルと前記当接リブとの間に、前記ドアホールシールが介在することを特徴とする。
このような構成によれば、ドアホールシールは、車両内外方向においてインナパネルと当接リブとの間に介在している。したがって、車両の振動等に伴いインナハンドル装置が振動した場合でも、ドアホールシールがクッションの役割を果たすため、インナパネルと当接リブとの接触が抑制される。
その結果、インナパネルと当接リブとの直接的な接触に起因して打音が発生したり、インナパネルの壁面が傷付いたりすることを防止できる。また、ドアホールシールをインナパネルと当接リブとの間に介在させるように配置することで、打音等の抑制のために別部材を設ける場合と比較して、車両用ドアの部品点数を削減できる。
また、前記車両用ドアにおいて、前記ドアホールシールは、遮音材を有し、車両内外方向において前記インナパネルと前記当接リブとの間に、前記遮音材が介在することが好ましい。
このような構成によれば、音を吸収するために所定の厚さ・弾性を有する遮音材を当接リブとインナパネルとの間に介在させる。これによって、当接リブとインナパネルの直接的な接触に起因する打音や、インナパネルの壁面の傷付きを、より効果的に抑制できる。
また、前記車両用ドアにおいて、前記インナパネルは、前記作業孔の縁に沿って延び、当該縁よりも車内側に突出する補強ビードを有し、前記当接リブは、車両内外方向において、前記ドアホールシールを介して前記補強ビードと対向していることが好ましい。
このような構成によれば、作業孔の縁付近を補強ビードによって補強し、インナパネル全体の剛性を高めることができる。また、車両内外方向において補強ビードが当接リブに対向している。したがって、剛性の高い補強ビードによって当接リブからの力(車外側に向かう力)を受け止めるため、インナパネルの破損を防止できる。
また、前記車両用ドアにおいて、前記本体部は、前記操作ハンドルが設置され、車外側に凹む手入れ凹部と、前記手入れ凹部の周縁から前記作業孔に向かって延びる延出部と、を有し、前記当接リブは、前記延出部から前記インナパネル側に延びていることが好ましい。
このような構成によれば、延出部は、手入れ凹部の周縁から作業孔に向かって延びている。この延出部からインナパネル側に当接リブが延びる構成であるため、作業孔に対して当接リブが近接して配置される。したがって、作業孔に向かう方向とは異なる方向に延出部が延びている(つまり、当接リブが作業孔から遠くなる)場合と比較して、ドアホールシールを徒に大型化する必要がなくなる。
また、前記車両用ドアにおいて、前記インナパネルに車内側から取り付けられるドアライニングを備え、前記ドアライニングは、前記手入れ凹部を車内側に露出されるための孔部を有し、前記延出部は、前記孔部の周縁付近に取り付けられるライニング取付部を有し、前記当接リブは、前記ライニング取付部から前記インナパネル側に延びていることが好ましい。
このような構成によれば、ライニング取付部によって、インナハンドル装置にドアライニングが取り付けられる。これによって、ドアライニングとインナハンドル装置の間に隙間が発生しにくくなる。また、前記した延出部はライニング取付部を有し、このライニング取付部から当接リブがインナパネル側に延びている。したがって、延出部とライニング取付部とを別体で構成する場合と比較して、インナハンドル装置の構成を簡略化できる。
また、前記車両用ドアにおいて、前記本体部は、前記インナパネルに取り付けられる二つのインナパネル取付部を備え、前記操作ハンドルは、二つの前記インナパネル取付部を結ぶ直線よりも前記作業孔側に配置されることが好ましい。
このような構成によれば、本体部は、インナパネルに取り付けられる二つのインナパネル取付部を備えている。したがって、三つ以上のインナパネル取付部を設ける場合と比較して、インナハンドル装置の構成を簡略化し、製造コストを削減できる。
なお、操作ハンドルが回動された際、二つのインナパネル取付部を結ぶ直線を軸として、本体部を回転させる力が発生しやすくなる。つまり、本体部のうち、前記した直線よりも作業孔側の部位を車外側に回転させ、反対側の部位を車内側に回転させる力が発生しやすくなる。
ここで、前記した直線よりも作業孔側に操作ハンドルが配置され、さらに、当接リブが設けられる延出部が手入れ凹部の周縁から作業孔に向かって延びている。これによって、インナパネルから当接リブに作用する抗力(車内側に向かう力)によって、本体部を回転させる力(車外側に向かう力)が打ち消される。したがって、インナパネルに対して本体部を安定かつ強固に固定できる。
本発明によれば、インナパネルとインナハンドル装置との接触を抑制する車両用ドアを提供できる。
本発明の一実施形態に係る車両用ドア(右側のフロントドア)を車内側から視た正面図である。 車両用ドアを左前方から見下ろした分解斜視図である。 ドアホールシールと、インナハンドル装置と、の位置関係を示す説明図である。 インナハンドル装置が設置されたインナパネルを車内側から視た正面図である。 図4においてインナハンドル装置付近を拡大した部分拡大図である。 インナハンドル装置を車外側から視た斜視図である。 図4に示すII−II矢視端面図である。
本発明を実施するための形態(以下、実施形態と記す)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、一例として、ヒンジ式ドアである右側のフロントドアD(車両用ドア)の構成について説明する。また、向きを説明する場合、車両が前進する向きを前方、鉛直上向きを上方とし、図2等に示すように上下・前後・左右を定義する。
また、フロントドアDに対して左側を「車内側」、右側を「車外側」と記載し、これら「車内側」及び「車外側」を規定する方向を、「車両内外方向」と記すことがあるものとする。
≪実施形態≫
<車両用ドアの構成>
図1は、本実施形態に係る車両用ドア(右側のフロントドア)を車内側から視た正面図である。フロントドアDは、車体(図示せず)に形成されたドア開口部(図示せず)に対し、ヒンジK1,K2を介して回動可能に設置されている。
フロントドアDは、アウタパネル11とインナパネル12とを有するドア本体1と、インナパネル12に設けられた作業孔H1,H2(図2参照)を車内側から塞ぐドアホールシール2(図2参照)と、インナパネル12に取り付けられるインナハンドル装置3と、インナパネル12の車内側に設置されるドアライニング4と、を備えている。
(ドア本体)
図2は、本実施形態に係る車両用ドアを左前方から見下ろした分解斜視図である。
ドア本体1は、フロントドアDの骨格をなす枠体(図示せず)と、この枠体の車外側に設置されるアウタパネル11と、枠体の車内側に設置されるインナパネル12と、を有している。
アウタパネル11は、ドア本体1の車外壁となる板状部材であり、例えば、圧延鋼板をプレス加工することで形成される。
インナパネル12は、アウタパネル11に溶接され、このアウタパネル11に対して車内側に配置される板状部材である。インナパネル12も、例えば、圧延鋼板等をプレス加工することで形成される。インナパネル12には、ドアガラスGの外周端部を収容したり、シール部材(図示せず)を保持したりするためのドアサッシュSが溶接されている。
なお、アウタパネル11とインナパネル12との間には、電装部品(図示せず)や補強部材(図示せず)を収容するための空間A(図7参照)が設けられている。
インナパネル12には、前記した電装部品等を収容する際、空間A(図7参照)に作業員が手を入れて作業を行うための作業孔H1,H2が設けられている。また、インナパネル12は、作業孔H1,H2の縁(前後方向に沿う上縁)に沿って延びる補強ビード121(図5参照)を有している。補強ビード121は、作業孔H1,H2の縁よりも車内側に突出している。
(ドアホールシール)
図2に示すドアホールシール2は、インナパネル12の作業孔H1,H2を塞ぐための部材であり、シート状を呈している。ドアホールシール2によって作業孔H1,H2を塞ぐことで、ドアガラスGを伝わって下降した雨水が車室に浸入するのを防止したり、スピーカ音が車外に漏れるのを抑制したりすることができる。
ドアホールシール2は、作業孔H1,H2を覆うように配置される遮音材21と、この遮音材21に溶着されるフィルム部材22と、を有している。なお、ドアホールシール2の詳細については後記する。
(インナハンドル装置)
インナハンドル装置3は、乗員による操作に応じてドア本体1を開閉するための装置であり、インナパネル12に設置される。なお、インナハンドル装置3の詳細については、後記する。
(ドアライニング)
ドアライニング4は、インナパネル12の車内側に設置される樹脂製部材である。ドアライニング4は、インナハンドル装置3の手入れ凹部311(図5参照)を車内側に露出されるための孔部H5を有している。
次に、ドアホールシール2の構成について詳細に説明する。図3は、ドアホールシールと、インナハンドル装置と、の位置関係を示す説明図である。
前記したように、ドアホールシール2は、遮音材21と、フィルム部材22と、を有している。
遮音材21は、例えば、EPDM(エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム)を主成分とする合成ゴムであり、遮音に適した厚さ・弾性を有している。遮音材21は、インナパネル12の壁面にフィルム部材22が貼り付けられた状態で、少なくとも二つの作業孔H1,H2を塞ぐことが可能な大きさ・形状を呈している。
フィルム部材22は、ドアホールシール2の接着状態を外部から視認するための樹脂部材であり、透明(又は半透明)のシート状を呈している。フィルム部材22には、遮音材21によって覆われる孔(図示せず)が形成されている。この孔を車内側から塞ぐようにフィルム部材22に遮音材21が重ね合わされた状態で、両者が溶着される。フィルム部材22に遮音材21が重ね合わされた状態において、フィルム部材22の外周縁は、遮音材21を囲んでいる。
なお、インナパネル12には、ドアホールシール2の外周縁の形状に対応して、車外側に凹む溝U1(図4、図7参照)が形成されている。この溝U1に接着用シーラが塗布され、ドアホールシール2が車内側からインナパネル12に貼り付けられる。
なお、ドアホールシール2の上端付近には、インナハンドル装置3に接続されるケーブルC1,C2(図4参照)を挿通するためのスリットT1が形成されている。
なお、後記するインナハンドル装置3がインナパネル12に取り付られる際、後記する二つの取付孔H3を介してネジ(図示せず)が挿通される。この二つの取付孔H3と遮音材21とが重ならないように、ドアホールシール2が配置されている。これによって、所定の厚みを有する遮音材21に孔を設けたり、この孔と取付孔H3とを位置合わせしたりする手間を省くことができる。
図3に示すように、ドアホールシール2がインナパネル12に貼り付けられ、さらに車内側からインナハンドル装置3が設置された状態において、ドアホールシール2は少なくとも当接リブ34(図6、図7参照)とインナパネル12との間に介在している。
前記した当接リブ34とは、ライニング取付部313aの後端部から車外側に延びるリブである。なお、当接リブ34の詳細については後記する。
図4は、インナハンドル装置が設置されたインナパネルを車内側から視た正面図であり、図5は、インナハンドル装置付近を拡大した部分拡大図である。なお、図4、図5では、ドアホールシール2の図示を省略している。
インナハンドル装置3は、乗員による操作に応じてドア本体1を開閉するための装置であり、インナパネル12に設置される。インナハンドル装置3は、主として、インナパネル12に車内側から取り付けられる本体部31(図5参照)と、この本体部31に対して回動可能に設置される操作ハンドル32(図5参照)と、本体部31からインナパネル12側に延びる当接リブ34(図6、図7参照)と、を備えている。
図5に示すように、本体部31は、インナパネル12に設けられた作業孔H1の上方に配置されている。
本体部31は、操作ハンドル32が設置されるとともに車外側に凹む手入れ凹部311と、インナハンドル装置3をインナパネル12に固定するためのインナパネル取付部312a,312bと、手入れ凹部311の周縁から作業孔H1に向かって延びるライニング取付部313a(延出部)と、を有している。また、本体部31は、前記したライニング取付部313aとは別に、二つのライニング取付部313b,313cを有している。
手入れ凹部311は、板状を呈しており、乗員によって操作ハンドル32が把持されやすくなるように車外側に凹んでいる。手入れ凹部311の周縁部には、ドアライニング4の壁面と略面一になるようにフランジFが設けられている(図5参照)。
インナパネル取付部312aは、前記したフランジFの前端に連なっており、車外側に向かって突出している(図6参照)。他方のインナパネル取付部312bは、フランジFの後端に連なっており、車外側に向かって突出している(図6参照)。それぞれのインナパネル取付部312a,312bには、車両内外方向に沿う取付孔H3が設けられている。
インナパネル取付部312a,312bの車外側端部をインナパネル12に当接させた状態で、前記した取付孔H3を介してネジ(図示せず)が挿通されることで、本体部31とインナパネル12とが固定される。
ライニング取付部313aは、ドアライニング4の車内側に設置されたクリップ(図示せず)に係止されることで、ドアライニング4とインナハンドル装置3との相対位置を固定するものである。
ライニング取付部313aには、前記したクリップが差し込まれる矩形状の取付孔H4が形成されている。また、ライニング取付部313aの後端部には、車外側(インナパネル12側)に延びる当接リブ34(図6参照)が設けられている。
図5、図6に示す別のライニング取付部313bは、フランジFから前方に延びており、前記したインナパネル取付部312aに連なっている。また、ライニング取付部313cは、フランジFから上方に延びている。
これらのライニング取付部313a,313b,313cは、ドアライニング4の孔部H5(図2参照)の周縁付近に取り付けられ、前記したクリップ(図示せず)に係止される。これによって、インナハンドル装置3とドアライニング4との間に隙間が発生することを防止できる。
図5に示す操作ハンドル32は、フロントドアDが開閉される際、乗員によって把持されるハンドルであり、後端を軸として回動可能に軸支されている。操作ハンドル32には、回動された操作ハンドル32を復帰させるように付勢するバネ部材(図示せず)が設置されている。
また、操作ハンドル32は、二つのインナパネル取付部312a,312bを結ぶ直線Xよりも下側(作業孔H1側)に配置されている。
ロック操作部33は、フロントドアDを車内側から施錠/解錠する際、乗員によって操作される部材である。図5に示す例では、操作ハンドル32の上方にロック操作部33を設けるようにした。
なお、ドア開閉用のケーブルC1と、施錠用のケーブルC2は、ドアホールシール2のスリットT1(図3参照)を介して、ロック機構(図示せず)に接続されている。このロック機構は、アウタパネル11とインナパネル12との間の空間A(図7参照)に設置されている。
図6は、インナハンドル装置を車外側から視た斜視図である。
図6に示す当接リブ34は、前記したライニング取付部313a(図5参照)と一体成形されるリブであり、板状を呈している。当接リブ34は、操作ハンドル32の回動軸よりも後側に設置され(図5参照)、ライニング取付部313aの後端部から車外側(インナパネル12側)に延びている。
また、当接リブ34は、操作ハンドル32の回動軸を中心とする力のモーメントが作用した場合、この力のモーメントを打ち消す機能を有している。例えば、操作ハンドル32の回動によってライニング取付部313aを車外側に移動させる力のモーメントが作用した場合、当接リブ34は、自身がドアホールシール2に当接するように車外側に長く延びている(図7参照)。
また、当接リブ34は、ドアホールシール2を介して補強ビード121と対向しており(図7参照)、その先端は、ドアホールシール2を介して補強ビード121の壁面に近接している。
前記した力のモーメントによって当接リブ34が車外側に移動(微動)した場合、剛性の高い補強ビード121から、ドアホールシール2を介して車内側に向かう抗力を受けるように当接リブ34が配置されている。
図6に示すように、ライニング取付部313aのうち前後方向に延びるリブR1、及びこのリブR1の前端に連なり上下方向に延びるリブR2と比較して、当接リブ34は車外側に長く延びている(L1>L2:図6参照)。また、当接リブ34は、他のライニング取付部313b,313cのリブと比較しても、車外側に長く延びている。
したがって、操作ハンドル32の回動等に伴う力が発生した際、まず当接リブ34がドアホールシール2に当接し、補強ビード121からの抗力が当接リブ34に作用する。これによって、インナパネル12に対するインナハンドル装置3の相対位置が安定かつ強固に固定される。
図7は、図4に示すII−II矢視端面図である。
図7に示すように、所定の厚さ・弾性を有する遮音材21がインナパネル12と当接リブ34との間に介在している。したがって、当接リブ34がインナパネル12に接触することがなく、当該接触に伴う打音やインナパネル12の損傷を防止できる。
図7に示すように、前記した補強ビード121は車内側に突出している(つまり、補強ビード121の車内側の壁面とドアホールシール2とが近接している)。換言すると、ドアホールシール2と、補強ビード121に近接している作業孔H1の縁と、が接触しにくくなっている。したがって、作業孔H1の縁との接触に起因するドアホールシール2の損傷を抑制できる。
また、当接リブ34を有するライニング取付部313a(延出部:図3参照)が、作業孔H1に向かって下方に延びている。したがって、インナパネル12と当接リブ34との間に介在するドアホールシール2を徒に大型化する必要がなく、製造コストを削減できる。
<作用・効果>
本実施形態に係る車両用ドアDでは、車両内外方向において、インナパネル12と当接リブ34との間にドアホールシール2(遮音材21)が介在している。したがって、車両の振動等に伴いインナハンドル装置3が振動した場合でも、インナパネル12と当接リブ34との直接的な接触を抑制できる。また、所定の厚さ・弾性を有する遮音材21がクッションの役割を果たすため、前記した接触で打音が発生したり、インナパネル12の壁面が損傷したりすることを防止できる。
また、乗員による操作ハンドル32の回動が本体部31の壁面によって規制された際、力のモーメントによって当接リブ34が車外側に移動(微動)し、剛性の高い補強ビード121からの抗力を受ける。これによって、前記した力のモーメントが打ち消され、インナハンドル装置3を安定かつ強固に固定できる。
また、当接リブ34は、インナハンドル装置3がインナパネル12に取り付けられた状態で、補強ビード121の壁面に対して略垂直に延びている(図7参照)。したがって、補強ビード121からの抗力が当接リブ34に作用した際、この力を効果的に打ち消すことができる。
また、インナパネル取付部312a,312bの個数を二つにすることで、インナパネル取付部が三つの場合と比較して、インナハンドル装置3の部品点数及び製造コストを削減できる。
このようにインナパネル取付部312a,312bの個数を二つにすると、これらを結ぶ直線X(図5参照)を軸として、本体部31を回転させる力が発生しやすくなる。この力は、直線Xよりも作業孔H1側の箇所を車外側に回転させ、反対側の箇所を車内側に回転させる力として作用する。
ここで、インナパネル取付部312a,312bを結ぶ直線Xよりも作業孔H1側に操作ハンドル32が配置され、かつ、ライニング取付部313a(延出部:図5参照)が作業孔H1に向かって延びている。前記した力のモーメントによって当接リブ34が車外側に移動(微動)し、ドアホールシール2を介して補強ビード121からの抗力を受ける。これによって、本体部31を回転させる力を打ち消し、インナパネル12に対してインナハンドル装置3を安定かつ強固に固定できる。
なお、補強ビード121は剛性が高く、かつ、この補強ビード121と当接リブ34との間にドアホールシール2が介在しているため、インナパネル2が損傷するおそれはない。
また、当接リブ34をライニング取付部313aに設けることで、これらを別体とする場合と比較してインナハンドル装置3の構成を簡略化し、製造コストを削減できる。
≪変形例≫
以上、本発明に車両用ドア(フロントドアD)について前記実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態では、作業孔H1の縁に補強ビード121を設け、この補強ビード121と対向するように当接リブ34を配置する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、補強ビード121を省略し、その先端がドアホールシール2を介してインナパネル12に臨むように当接リブ34を配置してもよい。
また、前記実施形態では、ライニング取付部313a(延出部)に当接リブ34を設ける場合について説明したが、これに限らない。例えば、ライニング取付部313aとは別に、本体部31からインナパネル12に延びる当接リブを設けてもよい。
また、手入れ凹部311の周縁から作業孔H1に向かって延びる「延出部」をライニング取付部313aとは別に設け、この「延出部」からインナパネル12側に延びる当接リブを設けるようにしてもよい。この場合でも、当接リブが作業孔H1の近くに配置されるため、当接リブとインナパネル12との間に介在するドアホールシール2を徒に大型化する必要がなくなる。
また、前記実施形態では、二つのインナパネル取付部312a,312bを設ける場合について説明したが、インナパネル取付部を三つ以上設けてもよい。
また、前記実施形態では、インナパネル12に設けられる二つの作業孔H1,H2を
一つの遮音材21で塞ぐようにしたが、これに限らない。すなわち、各作業孔を別々の遮音材で塞ぐようにしてもよい。
また、前記実施形態では、遮音材21としてEPDMを用いる場合について説明したが、他の材料(例えば、綿)で遮音材21を構成してもよい。
また、前記実施形態では、ヒンジ式のフロントドアD(車両用ドア)について説明したが、これに限らない。すなわち、スライド式ドアやガルウィング式ドア等、他の種類の車両用ドアにも前記実施形態を適用できる。
D フロントドア(車両用ドア)
1 ドア本体
2 ドアホールシール
3 インナハンドル装置
4 ドアライニング
10 ドア本体
11 アウタパネル
12 インナパネル
21 遮音材
22 フィルム部材
31 本体部
32 操作ハンドル
33 ロック操作部
34 当接リブ
121 補強ビード
311 手入れ凹部
312a,312b インナパネル取付部
313a ライニング取付部(本体部、延出部)
H1 作業孔
H5 孔部
X 直線

Claims (6)

  1. アウタパネルと、インナパネルと、を有するドア本体と、
    前記インナパネルに取り付けられるインナハンドル装置と、
    前記インナパネルに設けられた作業孔を車内側から塞ぐドアホールシールと、を備え、
    前記インナハンドル装置は、
    前記インナパネルに車内側から取り付けられる本体部と、
    前記本体部に対して回動可能に設置される操作ハンドルと、
    前記本体部から前記インナパネル側に延びる当接リブと、を有し、
    車両内外方向において前記インナパネルと前記当接リブとの間に、前記ドアホールシールが介在すること
    を特徴とする車両用ドア。
  2. 前記ドアホールシールは、遮音材を有し、
    車両内外方向において前記インナパネルと前記当接リブとの間に、前記遮音材が介在すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記インナパネルは、
    前記作業孔の縁に沿って延び、当該縁よりも車内側に突出する補強ビードを有し、
    前記当接リブは、車両内外方向において、前記ドアホールシールを介して前記補強ビードと対向していること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア。
  4. 前記本体部は、
    前記操作ハンドルが設置され、車外側に凹む手入れ凹部と、
    前記手入れ凹部の周縁から前記作業孔に向かって延びる延出部と、を有し、
    前記当接リブは、前記延出部から前記インナパネル側に延びていること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用ドア。
  5. 前記インナパネルに車内側から取り付けられるドアライニングを備え、
    前記ドアライニングは、前記手入れ凹部を車内側に露出されるための孔部を有し、
    前記延出部は、前記孔部の周縁付近に取り付けられるライニング取付部を有し、
    前記当接リブは、前記ライニング取付部から前記インナパネル側に延びていること
    を特徴とする請求項4に記載の車両用ドア。
  6. 前記本体部は、前記インナパネルに取り付けられる二つのインナパネル取付部を備え、
    前記操作ハンドルは、二つの前記インナパネル取付部を結ぶ直線よりも前記作業孔側に配置されること
    を特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車両用ドア。
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