JP6610778B2 - 熱接着性芯鞘型複合繊維およびトリコット編み地 - Google Patents

熱接着性芯鞘型複合繊維およびトリコット編み地

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Description

本発明は、高次工程において毛羽発生が少なく、トリコット用途等、品質品位要求の高い用途においても高次通過性に優れ、熱接着後の織編物が強度、寸法安定性、耐久性に優れ、液体濾過膜の流路材としての品位に優れた熱接着性芯鞘型複合繊維に関するものである。
ポリエステル繊維は、その優れた寸法安定性、耐候性、機械的特性、耐久性ならびに比較的安価に大量生産できる生産性等から、衣料、産業資材等の原料繊維として好適であり、様々な分野、用途で使用されている。
近年では、水処理膜の流路材、フィルター等の資材用途、椅子張りやパーテーション等のインテリア用途、その他各種衣料用途などにおいて、ポリエステル繊維を織編物とした後、カレンダー加工等の熱処理を施すことによって、繊維を部分的に溶融させ、繊維同士を熱接着させることで布帛の形態保持性、剛性を向上することのできる熱接着性ポリエステル繊維の利用が進んでいる。中でも、中東・アフリカ地域を中心に人口増加に起因する深刻な水不足の解消に向けて、水処理膜の需要は年々増加しており、水処理装置において濾過された透過水の流路となる部材において、ポリエステルのトリコット編地を熱接着させたポリエステルトリコット流路材の需要が急増している。
上記熱接着性を有するポリエステル繊維としては、融点または軟化点の異なる2種類以上のポリエステルで構成される糸条が好適である。その態様として、例えば、フィラメント糸からなる混繊糸や、芯鞘型あるいはサイドバイサイド型の複合繊維が挙げられる。融点の異なるフィラメントを単糸レベルで混合した混繊糸に比べ、フィラメント単糸が融点の異なるポリマで構成される複合繊維が熱接着後の品位において優位である。特に、原糸の生産性や熱処理後の布帛の表面平滑性など品位に優れる芯鞘複合糸で、かつ、鞘成分が芯成分よりも融点または軟化点の低い成分で構成される熱接着性芯鞘型複合繊維が、積極的に利用されている。
前記熱接着性芯鞘型複合繊維として、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートからなるポリエステルを芯部とし、軟化温度が130〜200℃であるポリマを鞘部とした芯鞘型複合繊維(特許文献1)が提案されている。
上記芯鞘型複合繊維によれば、所定の強伸度特性を有し、熱接着交差点でのズレによる目ずれ、シボが発生せず、品位の良好な熱接着織編物を得ることができるとされる。しかしながら、鞘成分に使用するポリマの好ましい組成として、イソフタル酸を共重合させたポリエステルが例示されているように、鞘部の該ポリマは明確な融点を有さない結晶性の低いものである。このため、該芯鞘型複合繊維からなる織編物は熱接着処理した際に複合繊維同士の接着にムラが生じ、寸法安定性や布帛の強伸度ばらつきなどが生じ、液体濾過膜の流路材として使用した場合の品位に劣るという課題があった。
これに対し、繰り返し単位の90モル%以上がエチレンテレフタレートからなるポリマを芯部とし、繰り返し単位の60〜90モル%がブチレンテレフタレートからなる共重合ポリブチレンテレフタレートを鞘部とした芯鞘型複合繊維(特許文献2)が提案されている。
上記芯鞘型複合繊維によれば、鞘成分に適度な結晶性が付与されており、また沸水収縮率、熱収縮応力のピーク温度等の繊維物性が良好であることから、品位の良好な熱接着された織編物製品を得ることができるとされる。
また、特許文献3記載や特許文献4記載の熱接着性芯鞘型複合繊維を使用したトリコット編地も報告されている。これらの技術では、芯成分の高融点ポリエステルに対して、鞘成分の融点が大幅に低いポリエステルを使用しており、芯成分ポリエステルの融点のみから紡糸温度を設定すると、鞘成分の熱劣化が進み易い。一方鞘成分ポリエステルの融点を勘案して紡糸温度を下げると、芯成分の強伸度特性を最大限に発揮できないことから、複合繊維は強伸度に劣る。
特開昭62−184119号公報 特開2000−119918号公報 特開2011−245454号公報 特開2014−070279号公報
特許文献2記載の芯鞘型複合繊維は、強伸度に乏しいので、高張力、ハイスピードで加工し、毛羽など原糸の品質欠点が布帛の欠点として顕著に現れるトリコット用途への展開が難しいという問題があった。また、鞘成分の融点が低いことから、織編み後の熱接着温度を高くすることができないため、布帛を構成する複合繊維の収縮が不十分となり、布帛の設計上において高い寸法精度が求められる水処理膜流路材などの用途においては、高圧下で長期間使用した場合の寸法安定性に課題があった。また、特許文献3記載や特許文献4記載の熱接着性芯鞘型複合繊維では、強伸度が劣るため、高次通過性が低いだけでなく、布帛とした時の強伸度が不十分となり、流路材として長期間使用した際の耐久性に劣るといった課題があった。また、特許文献2と同様の理由から、織編み後の熱接着温度を高くすることができないため、布帛を構成する繊維の収縮が不十分となり、布帛の設計で高い寸法精度が求められる水処理膜流路材などの用途において、高圧下で長期間使用した場合の寸法安定性には依然として課題があった。
本発明は、従来技術の課題を解消し、高次工程において毛羽発生が少なく、トリコット用途等、品質品位要求の高い用途においても高次通過性に優れ、熱接着後の織編物が強度、寸法安定性、耐久性に優れ、液体濾過膜の流路材としての品位に優れた熱接着性芯鞘型複合繊維を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は次の構成からなる。
(1)融点250℃以上のポリエステルを芯部に、融点215℃以上、かつ芯部を構成するポリエステルより融点が20〜35℃低いポリエステルを鞘部とした芯鞘型複合繊維であって、強度が3.8cN/dtex以上、伸度が35%以上であることを特徴とする熱接着性芯鞘型複合繊維。
(2)芯鞘型複合繊維の総繊度が30dtex以上、単糸繊度が3.0dtex以下である(1)記載の熱接着性芯鞘型複合繊維。
(3)(1)または(2)記載の熱接着性芯鞘型複合繊維を構成に含むトリコット編み地。
本発明によれば、高次工程において毛羽発生が少なく、トリコット用途等、品質品位要求の高い用途においても高次通過性に優れ、熱接着後の織編物が強度、寸法安定性、耐久性に優れ、液体濾過膜の流路材としての品位に優れた熱接着性芯鞘型複合繊維を提供することができる。
図1は本発明において好ましく用いられる熱接着性芯鞘型複合繊維の単糸断面形状の一例を示す。 図2は本発明の熱接着性芯鞘型複合繊維の単糸断面形状の一例であって、断面偏心率を説明するための図である。
以下、本発明の熱接着性芯鞘型複合繊維について詳述する。
本発明の芯鞘型複合繊維は、芯成分の融点が250℃以上のポリエステル、鞘成分の融点が215℃以上で、かつ芯部を構成するポリエステルの融点より20〜35℃低いポリエステルで構成される。
芯成分ポリエステルの融点を250℃以上とすることで、ポリエステルの持つ強伸度特性を最大限に発揮できる程度に紡糸温度を高くすることができ、布帛とした時の強度、耐久性に優れる。芯成分ポリエステルの融点は、実用上の上限から270℃以下であることが好ましい。芯成分ポリエステルの融点が270℃以下であることで、極端に高温紡糸する必要がなく、汎用的な溶融紡糸装置を用いて紡糸できるため好ましい。さらに好ましくは253℃以上、260℃以下である。
鞘成分ポリエステルの融点は、215℃以上であり、250℃以下であることが好ましい。鞘成分ポリエステルの融点が250℃以下であると、布帛を熱接着する際、汎用的な装置を使用でき、また、熱接着処理における油剤成分に起因する発煙を抑えることができるため好ましい。さらに好ましくは、220℃以上、235℃以下である。鞘成分ポリエステルと芯成分ポリエステルの融点差を20℃以上とすることで、布帛の熱接着温度を芯成分ポリエステルの融点より十分に低い温度とすることができ、原糸の強度を活かした、高耐久の布帛とすることができる。また、融点差を35℃以下とすることで、紡糸温度を芯成分ポリエステルの強伸度を最大限に引き出し、かつ鞘成分ポリエステルの熱劣化を極力抑える温度に設定することができるため、強伸度に優れ、原糸毛羽の少ない品位に優れた複合繊維となる。鞘成分ポリエステルと芯成分ポリエステルの融点差は、好ましくは23℃以上、30℃以下である。
また、芯成分ポリエステルの軟化温度は245℃以上であることが好ましく、鞘成分ポリエステルの軟化温度は205℃以上であることが好ましい。芯成分ポリエステルの軟化温度が245℃以上であることで、鞘成分ポリエステルの融点以上で布帛を熱接着処理した際に、寸法変化が少なく布帛の形態が安定するため好ましい。芯成分ポリエステルの軟化温度は、さらに好ましくは250℃以上である。芯成分ポリエステルの軟化温度の上限温度は実用上270℃である。
鞘成分ポリエステルの軟化温度が205℃以上であることで、加工工程における熱セット時のヒーターへの融着がなく、高速通過性が安定するので好ましい。鞘成分ポリエステルの軟化温度は、さらに好ましくは215℃以上である。鞘成分ポリエステルの融点を215℃以上、軟化点を205℃以上とすることで、布帛とした後の熱接着温度を十分に高くすることができるため、熱接着処理によって芯鞘複合繊維の熱収縮が進み、最終製品の寸法安定性が向上するため好ましい。鞘成分ポリエステルの軟化温度の上限温度は実用上250℃である。
芯成分ポリエステルとしては、融点が上記範囲内であれば任意のポリエステルを選択できるが、寸法安定性、強伸度特性からポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称する)とすることが好ましい。PETとはテレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分として得られるポリエステルである。芯成分ポリエステルは、融点が前述の範囲内であれば適宜共重合成分を含むものであってもよい。共重合可能な化合物としては、例えばPETに対して、イソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などのジカルボン酸類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物などのジオール類を挙げることができるが、寸法安定性、強伸度特性から、100%がエチレンテレフタレートの繰り返し単位からなるホモPETであることがさらに好ましい。また、必要に応じて、艶消し剤として二酸化チタンなどの無機微粒子、滑剤としてシリカ微粒子などを添加してもよい。
鞘成分ポリエステルとしては、融点が前述範囲内であれば任意のポリエステルを選択できるが、PETのほか、ポリトリメチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートが好ましい。芯成分ポリエステルとしてPETを使用する場合、複合界面の剥離抑制を考慮すると、鞘成分ポリエステルとしてPETを使用することが特に好ましい。鞘成分ポリエステルは、融点が前述の範囲内であれば任意の共重合成分を任意の割合で添加することができるが、70モル%以上がエチレンテレフタレートの繰り返し単位からなる共重合PETとすると、ポリマに適度な結晶性を付与することができ、紡糸の操業性が安定するため好ましい。また、布帛を熱接着した際に熱接着ムラが生じにくくなり好ましい。80モル%以上がエチレンテレフタレートの繰り返し単位からなる共重合PETであるとさらに好ましい。鞘成分ポリエステルとしてPET以外のポリマを使用する場合も、原糸生産性や布帛の熱接着処理後の品位を損なわない範囲で、適宜共重合成分を添加可能である。共重合成分としては、前述の共重合成分など任意の成分を共重合することができる。また、選択したポリマ種によらず、必要に応じて、艶消し剤として二酸化チタンなどの無機微粒子、滑剤としてシリカ微粒子などを添加してもよい。
次に複合繊維の固有粘度(以下、IVと称する)は0.55〜0.75であることが好ましい。IVが0.55以上であると重合度が低すぎることもなく、複合繊維が実用に耐えるのに十分なタフネスが達成できるので好ましい。一方、IVが0.75以下であれば、紡糸時にIVが高すぎることもなく、極端な高温紡糸をする必要もなく、溶融紡糸中のCOOH量の増大を抑制でき、メルトフラクチャーが生じることもなく、均一な複合繊維が得られ、タフネスを低下させることもないので好ましい。より好ましくはIVは0.60〜0.70の範囲である。
図1は本発明の芯鞘型複合繊維の断面模式図であって、芯成分1の周囲を鞘成分2で取り囲んだ芯鞘型複合繊維10である。
複合繊維の断面形状は、高融点成分を芯部に、低融点成分を芯部を覆う鞘型に配置すれば特に限定されるものではないが、鞘成分が芯成分を完全に覆い、芯成分の露出がないと好ましい。また、原糸の生産性やウースター斑U%など物性の安定性のため、複合繊維の断面において、複合繊維全体の重心に対する芯成分の重心の偏心率は5%以下であることが好ましい。偏心率が5%以下であると芯成分と鞘成分のポリマの組み合わせが収縮差の生じる組み合わせであったとしてもコイル状の捲縮が発現せず、布帛品位に優れるため好ましい。さらに好ましくは偏心率は1%以下である。
また、複合繊維の断面外周形状は、外周形状の長径をA、短径をBとしたときA/Bで表される扁平率が1.1以下の略円形とすることが好ましい。このような形状とすることで、外部張力を受けたときに均一に力を分散して受けることができ、複合繊維のS−Sカーブにおける強伸度バラツキも少なくなり好ましい。さらに好ましくは扁平率は1.0である。
芯鞘型複合繊維における芯成分と鞘成分の複合比率は、断面積比が芯:鞘=40:60〜90:10であることが好ましく、更に好ましくは55:45〜75:25である。複合比率を上記範囲内とすることで、複合繊維が安定製糸可能で、強伸度に優れるとともに、毛羽発生が少なく、布帛を熱接着した際にも強伸度が維持できるため好ましい。
芯成分に含まれる無機粒子の含有率は3.0重量%以下とすることでタフネスが向上するため好ましく、さらに好ましくは0.5重量%以下である。鞘成分に含まれる無機微粒子の含有率は0.05重量%以上であると工程通過性が向上するため好ましい。より好ましくは鞘成分に含まれる無機微粒子の含有率は0.05重量%以上、0.5重量%以下が工程通過中にガイドを過度に摩耗させることが無く、流路材として使用した際、不要な無機粒子の脱落がなく好ましい。無機微粒子は酸化チタンが複合繊維としての工程通過性の面から好ましい。
本発明の複合繊維において、総繊度は30dtex以上が好ましい。総繊度を30dtex以上とすることで、熱接着処理しても十分な強度と剛性を担保することができ、流路材として使用した際は、水圧が作用しても十分な透過液の通水量を確保可能となる。総繊度は、好ましくは90dtex以下であり、さらに好ましくは40dtex以上である。総繊度を90dtex以下とすることで、布帛の薄地化が図れ、流路材として使用した際、濾過膜と流路材の貼り合わせからなる単位あたりの積層数を増やせて好ましい。
また、複合繊維の単糸繊度は3.0dtex以下が好ましい。単糸繊度を3.0dtex以下とすることで、比表面積が大きく、短時間の熱接着処理でも均一に熱接着でき、熱接着処理による布帛の強度低下を抑制することができるため、高耐久な布帛を得ることができる。単糸繊度は、好ましくは0.7dtex以上であり、さらに好ましくは、1.5dtex以上、2.5dtex以下である。単糸繊度を0.7dtex以上とすることで、糸ムラや原糸毛羽が少なく、安定的に製糸可能であり、また、編成糸切れが少なく高次通過性に優れ、布帛とした際にも適度な剛性が得られるため好ましい。
複合繊維の強度は3.8cN/dtex以上、伸度は35%以上である。強度を3.8cN/dtex以上とすることで、布帛にした際にその強力が高く、流路材として使用した際の耐久性に優れる。実用上の上限は強度7.0cN/dtexである。また、伸度を35%以上とすることで、原糸の毛羽が防止でき、さらには織編み時の整経毛羽、編成時の糸切れが少なく高次通過性に優れるとともに、欠点の少ない品位に優れた布帛となる。伸度は35〜50%であることがさらに好ましい。伸度を50%以下とすることで得られる織編物が寸法安定性に優れるため好ましい。
複合繊維の繊維長手方向の太さムラの指標であるウースター斑U%は、均一性の高い布帛を得るために1.4%以下とすることが好ましい。ウースター斑U%1.4%以下であると熱接着後の布帛表面が平滑となり、流路材として使用した際、均一な流路を形成できるので好ましい。より好ましくはウースター斑U%1.0%以下である。
複合繊維の乾熱収縮率は20%以下であることが好ましい。乾熱収縮率20%以下とすることで、熱接着処理による寸法変化を抑えることができるため好ましい。実用上の下限は乾熱収縮率2.0%である。
本発明の目的を達成するための好ましい製糸方法を説明する。
本発明の熱接着性芯鞘型複合繊維の溶融紡糸方法に用いる口金は、既存の複合紡糸用口金を用いることができる。
溶融方法は、プレッシャーメルターによる方法、エクストルーダーによる方法が挙げられるが、エクストルーダーによる溶融が効率と分解抑制の観点から好ましい。溶融温度は使用するポリマの融点よりも10〜40℃高温に設定することが好ましい。
好ましい紡糸温度は280〜295℃である。さらに好ましくは紡糸温度は285℃〜293℃である。このような紡糸温度を採用することにより、高タフネスで製糸性の良好な複合繊維を得ることができる。口金直下での急冷を緩和するため、口金下に加熱ヒーターを設けてもよい。
溶融から吐出までの溶融通過時間、加熱時間は極力短くすることで、芯成分、鞘成分それぞれの分子量低下を抑制することができるため好ましい。芯成分、鞘成分は、ともに別々に溶融混練され、加熱ゾーンを経て精密に吐出計量し、異物補足の濾過層を通過して、芯鞘型となるよう複合口金を用いて吐出・糸条化・冷却される。この溶融から吐出までの通過時間であるポリマ滞留時間は、30分以内であると、ポリマの熱劣化を軽減でき、IV低下が押さえられ、糸のタフネス低下を防止することができる。また複合繊維中のCOOH量の増加を抑制できるため、毛羽が抑制され、耐熱性に優れるとともに、高次通過性に優れ、布帛としたときの耐久性が向上できるので好ましい。より好ましくはポリマ滞留時間20分以下である。
強伸度と生産性のバランスから、口金面温度は270℃以上、290℃以下とすることが好ましい。口金面温度は270℃以上とすることで、芯成分の特性を最大限に引き出すことができ、強伸度に優れた糸条を得ることができる。口金面温度を290℃以下とすることで、口金直下でのポリマ加水分解物の堆積による糸切れ増加が抑制され、原糸生産性に優れるので好ましい。
本発明の芯鞘型複合繊維は、吐出されたポリマを未延伸糸として一旦巻き取った後に延伸する2工程法のほか、紡糸および延伸工程を連続して行う直接紡糸延伸法や高速製糸法などの1工程法、いずれのプロセスにおいても製造できる。
延伸温度としては、未延伸糸のガラス転移温度付近である60℃以上、100℃以下で行なうことが好ましい。延伸温度を60℃以上とすることで均一延伸でき、100℃以下とすることで延伸ロールへの融着や繊維の自発伸長による生産性悪化を防ぐことができる。さらに好ましくは延伸温度は75℃以上、95℃以下である。
また、延伸後には、未延伸糸の結晶速度が最大となる温度で熱セットすることが好ましく、110℃以上、180℃以下とすることが好ましい。110℃以上で熱セットすることで繊維の結晶化を促進し、強度を高くすることができるだけでなく、収縮応力、乾熱収縮率を始め、各種の糸物性の安定化が図れるので好ましい。また、180℃以下で熱セットすることで、熱セット装置への複合繊維の融着による生産性悪化を防ぐことができるため好ましい。
以下、実施例を挙げて具体的に説明する。なお、実施例の主な測定値は以下の方法で測定した。
(1)固有粘度(IV)
定義式のηrは、純度98%以上のO−クロロフェノール(OCP)10mL中に試料を0.8g溶かし、25℃の温度にてオストワルド粘度計を用いて相対粘度ηrを下記の式により求め、固有粘度(IV)を算出した。
ηr=η/η0=(t×d)/(t0×d0)
固有粘度(IV)=0.0242ηr+0.2634
[η:ポリマ溶液の粘度、η0:OCPの粘度、t:溶液の落下時間(秒)、d:溶液の密度(g/cm)、t0:OCPの落下時間(秒)、d0:OCPの密度(g/cm)] 。
(2)融点
TA Instruments社製示差走査熱量測定(DSC)Q100を用いて、乾燥した試料を10mg秤量し、アルミパンに封入後、窒素雰囲気下で室温から300℃まで昇温速度16℃/分にて測定した。1回目の測定(1st run)後、5分間保持した後室温まで急冷し、連続して2回目の測定(2nd run)を実施し、2nd runにおいてその融解ピークのピークトップ温度を融点とした。
(3)軟化温度
セイコーインスツルメンツ社製熱的機械的装置(TMA/SS−6000)を用いて、乾燥した試料を試料台に設置し、先端径1.0mmの針入プローブを使用して、測定荷重10g、窒素雰囲気下で室温から300℃まで昇温速度16℃/分にて測定した。変位開始時の温度を軟化温度とした。
(4)断面偏心率
繊維の断面をキーエンス(株)社マイクロスコープVHX−2000を用いて観察し、付属の画像解析ソフトにて各値を測定し、芯成分の重心位置をC1(図2の3)、複合繊維の重心位置をCf(図2の4)とし、複合繊維の半径をrf(図2の5)としたとき、以下の式から断面偏心率を算出した。
断面偏心率(%)={|Cf−C1|/rf}×100 。
(5)断面扁平率
(4)と同様の方法で、複合繊維断面を観察し、断面の中心を通る径の中で最長を長径A、最短を短径Bとし、以下の式にしたがって断面扁平率を算出した。
断面扁平率 = 長径A/短径B 。
(6)繊度、強度、伸度、タフネス
JIS L1013(2010、化学繊維フィラメント糸試験方法)に従い測定した。タフネスは以下の式にて算出した。
(タフネス)=(強度)×(伸度)0.5
(7)ウースター斑U%
Zellweger社製USTER TESTER 4−CXを使用し、200m/分の速度で5分間糸を給糸しながらノーマルモードで測定を行った。
(8)沸水収縮率、乾熱収縮率
枠周1.0mの検尺機を用いて10回分のカセを作製し、以下の式に従い計算した。なお、原長、処理後長ともに測定時は荷重{(表示繊度(dtex)×2)g}をかけて測定した。収縮処理について、沸水収縮率は沸騰水中に15分間浸漬、乾熱収縮率は200℃で5分間処理した。
収縮率(%)={(原長(L1)−処理後長(L2))/原長(L1)}×100 。
(9)毛羽欠点数
東レエンジニアリング(株)製フライカウンター(MFC−120S)を用いて、解舒速度=500m/分、測定長=50000mの測定条件で、複合繊維48本を測定し、検出された毛羽個数をカウントした。カウントされた毛羽個数に基づき、以下の点数とした。
3点:全48本が0個
2点:48本の平均個数が0.1個未満、かつ48本中の最大個数が1個
1点:48本の平均個数が0.1個以上0.3個未満、かつ48本中の最大個数が1個
0点:48本の平均個数が0.3個以上または、48本中の最大個数が2個以上 。
(10)高次通過性
本発明の複合繊維を整経後、フロント糸、バック糸ともに本発明により得られた原糸を使用して、2枚筬からなるトリコット編機(36ゲージ)を用いてダブルデンビー組織の閉じ目で編成した際の、整経毛羽検知個数、編成糸切れ回数に応じ、以下の評価点数とした。
3点:整経毛羽0.3個/千万m未満、かつ編成糸切れ0.5回/200m未満
2点:整経毛羽0.3個/千万m以上0.6個/千万m未満かつ編成糸切れ0.5回/200m未満、または、整経毛羽0.3個/千万m未満かつ編成糸切れ0.5回/200m以上1.0回/200m未満
1点:整経毛羽0.3個/千万m以上0.6個/千万m未満かつ編成糸切れ0.5回/200m以上1.0回/200m未満
0点:整経毛羽0.6個/千万m以上、または編成糸切れ1.0回/200m以上 。
(11)熱接着後の布帛の強度
(10)の方法でトリコット編み地を作製し、無荷重状態でピンテンター乾燥機にて、鞘成分の融点+10℃による熱処理を実施し、熱接着された布帛を作製した。熱接着後の布帛の密度はウェール方向が66本/2.54cm(=インチ)、コース方向が53本/2.54cm(=インチ)になるように調整した。熱接着後の布帛強度をウェール(タテ)、コース(ヨコ)方向それぞれにおいて、JIS 1096:2010(織物及び編物の生地試験方法)に準じて測定し、強度値に基づいて下記点数とした。
3点:タテ600N/5cm以上かつヨコ100N/5cm以上
2点:タテ500N/5cm以上600N/5cm未満かつヨコ100N/5cm以上、またはタテ600N/5cm以上かつヨコ80N/5cm以上100N/5cm未満
1点:タテ500N/5cm以上600N/5cm未満かつヨコ80N/5cm以上100N/5cm未満
0点:タテ500N/5cm未満またはヨコ80N/5cm未満 。
(12)流路材耐水試験(塩の除去率(%)、造水量(m/日))
(11)と同様に作製した熱接着後のトリコット編み地を、厚さ150μmのRO分離膜2枚の間に挟みスパイラル型ユニットを形成し、直径が0.2m、長さ1mのモジュールに組み込み、TDS(溶解性蒸発残留物)が3.5重量%の海水を液温25℃で4.5MPaの差圧を与えて5日間ろ過した。5日間経過後に透過液の電気伝導度を測定し、硫酸マグネシウム塩の除去率を算出した。また5日経過後の透過液量を測定し、一日あたりの造水量を算出した。試験の結果を踏まえて、以下の評価点数とした。
3点:硫酸マグネシウム塩の除去率が99.8%以上かつ造水量が45m/日以上
2点:硫酸マグネシウム塩の除去率が99.8%以上かつ造水量が40m/日以上45m/日未満、または、硫酸マグネシウム塩の除去率が99.0%以上99.8%未満かつ造水量が45m/日以上
1点:硫酸マグネシウム塩の除去率が99.0%以上99.8%未満かつ造水量が40m/日以上45m/日未満
0点:硫酸マグネシウム塩の除去率が99.0%未満、または造水量が40m/日未満 。
(13)合否判定
(9)〜(12)の評価項目において、全てが2点以上である場合を合格とし、一つでも1点以下である場合を不合格とした。
実施例1
酸化チタンを含有しないIV0.67のホモPETポリマ(高融点成分、融点255℃)と、共重合成分としてイソフタル酸およびビスフェノールAエチレンオキサイド付加物を全酸成分に対してそれぞれ7.1モル%、4.4モル%共重合した、酸化チタン含有率が0.05wt%、IV0.65の共重合PETポリマ(低融点成分、融点230℃)を準備し、高融点成分はエクストルーダーにて285℃にて溶融し、低融点成分はエクストルーダーにて260℃にて溶融し、紡糸温度を290℃に設定し、計量ポンプによる計量を行い、パック内での濾過を経て、口金ノズルにて図1のような同心円芯鞘断面形状(断面偏心率が0%、断面扁平率が1.0)となるように複合面積比率65:35の芯鞘複合型に吐出させた。このとき、高融点成分が芯に、低融点成分が鞘となるように配置した。
引取装置としては、延伸、巻取りまで一貫して行う直接紡糸法(DSD)を採用し、吐出したポリマは冷却部、給油部を経て、1728m/分の速度、85℃の表面温度に設定された引取りロール(第1HR)にて引き取り、一旦巻き取ることなく、連続して4489m/分、128℃に設定された熱処理ロール(第2HR)に引き回し、2.6倍の延伸を実施した。延伸、熱処理された糸条はそれぞれ4549m/分、4584m/分の速度に設定されたゴデットローラ(第3GR、第4GR)にて張力調整し、4500m/分の速度で0.20cN/dtexの張力にてチーズ状パッケージを巻き取り、56dtex−24フィラメントの芯鞘型複合繊維を得た。得られた繊維に対する評価結果を表1に示した。ウースター斑U%は0.4%、沸水収縮率は10.3%、乾熱収縮率は17.2%であった。
表1に示したように、強伸度、タフネスに優れ、原糸毛羽の発生が少なく良好であった。得られた原糸をフロント糸、バック糸双方に使用して、2枚筬からなるトリコット編機(36ゲージ)を用いてダブルデンビー組織の閉じ目で編成したところ、整経毛羽発生、編成切れが少なく高次通過性に優れていた。さらに240℃(鞘成分の融点+10℃)ピンテンターによる熱接着処理後の布帛強度が高く、水処理膜の流路材として使用したところ、高温熱処理を実施したことに起因してトリコット流路材は寸法安定性に優れ、連続使用における流路材の破損や目詰まりなどもなく、膜性能を維持したまま安定した造水量を確保できた。
実施例2〜4、比較例1〜3
実施例2〜4、比較例1〜3は芯成分ポリエステル、鞘成分ポリエステルの融点を、それぞれ実施例1の鞘成分で使用した共重合成分を用いて共重合比率を変更し、表1の通りの融点に調整し、それにともなってそれぞれ適切な紡糸温度を採用した以外は実施例1に準じた。評価結果は表1の通りである。
実施例5
実施例5は、紡糸機をDSDから2工程法に変更し、付随して紡糸条件等を調整した以外は実施例1に準じた。評価結果は表1の通りである。
実施例6〜7
実施例6〜7は口金の吐出孔形状を変更し、断面形状と芯鞘の偏心率を表2の通り変更した以外は実施例1に準じた。評価結果は表2の通りである。
実施例8〜11
実施例8〜11は複合繊維の繊度、フィラメント数を表2の通り変更した以外は実施例1に準じた。評価結果は表2の通りである。
実施例12〜14
実施例12〜14は芯成分ポリエステル、鞘成分ポリエステルに添加する酸化チタン量を表3の通り変更した以外は、実施例1に準じた。評価結果は表3の通りである。
実施例15〜17
実施例15〜17は芯成分ポリエステル、鞘成分ポリエステルの吐出量を変更し、表3の通りの芯:鞘比率とした以外は実施例1に準じた。評価結果は表3の通りである。
Figure 0006610778
Figure 0006610778
Figure 0006610778
1 芯成分
2 鞘成分
3 芯成分の重心位置
4 複合繊維の重心位置
5 複合繊維の半径
10 熱接着性芯鞘複合繊維

Claims (3)

  1. 融点250℃以上のポリエステルを芯部に、融点215℃以上、かつ芯部を構成するポリエステルより融点が20〜35℃低いポリエステルを鞘部とした芯鞘型複合繊維であって、強度が3.8cN/dtex以上、伸度が35%以上であることを特徴とする熱接着性芯鞘型複合繊維。
  2. 芯鞘型複合繊維の総繊度が30dtex以上、単糸繊度が3.0dtex以下である請求項1記載の熱接着性芯鞘型複合繊維。
  3. 請求項1または2記載の熱接着性芯鞘型複合繊維を構成に含むトリコット編み地。
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