JP6608482B1 - 位置表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の位置を漏れなく正確に把握することを課題とする。【解決手段】位置表示システム(エレベータ情報共有システム1)は、位置信号送信装置102と、端末装置18と、処理装置とを有する。位置信号送信装置は、それぞれエレベータの昇降路に沿って配置され、配置された位置を一意に示す信号を送信する。端末装置は、作業者#1〜#i〜#nによって所持され、昇降路の内部に位置するときに、複数の信号送信装置のいずれかからの信号を受信する。処理装置は、複数の端末装置それぞれによる複数の信号送信装置のいずれかからの信号の受信結果に基づいて、昇降路の内部における複数の端末装置それぞれの位置を特定し、複数の端末装置の1つ以上に表示させる。【選択図】図4

Description

本発明の実施の形態は、位置表示システムに関する。
近年、エレベータは、インターネットや電話回線を用いたネットワークによって接続され、遠隔から一元的に監視されている。そのため、保守や点検が行われているエレベータの運転状況やステータスも、遠隔から監視することができる。
一般に、エレベータの保守や点検を行うときなどには、機械室への第三者への立ち入りを防ぐために機械室を施錠したり、かごが意に反して昇降することを防止するために巻き上げ機の電源をオフにしたりする措置がとられる。しかしながら、保守や点検時には、天井上に作業者が乗り込んだかごを動かしながら、ワイヤやガイドレールを目視点検することがある。この種の作業では、かごを動かすときに、エレベータの昇降路やピットで作業をする作業者の位置を漏れなく正確に把握する必要がある。
一方、予め登録された乗客にエレベータの利用を許すシステムが知られている。しかしながら、このようなシステムでは、作業者の位置を漏れなく正確に把握できない。
特許第4513215号公報 特開平7−321936号公報
本発明は、作業者の位置を漏れなく正確に把握することを課題とする。
上記課題を解決するために、実施形態にかかる位置表示システムは、信号送信装置と、端末装置と、処理装置と、作業内容送信装置とを有する。信号送信装置は、それぞれエレベータの昇降路に沿って配置され、配置された位置を一意に示す信号を送信する。端末装置は、作業者によって所持され、昇降路の内部に位置するときに、複数の信号送信装置のいずれかからの信号を受信する。処理装置は、複数の端末装置それぞれによる複数の信号送信装置のいずれかからの信号の受信結果に基づいて、昇降路の内部における複数の端末装置それぞれの位置を特定し、複数の前記端末装置の1つ以上に表示させる。作業内容送信装置は、複数の信号送信装置それぞれの位置情報と、この位置情報に対応する作業内容と、作業の日付とを対応付けて予め記憶し、端末装置それぞれからの位置情報を含む要求に応じて、この要求がなされた日付における作業内容を示す情報を送信して表示させる。
エレベータ情報共有システムを利用した保守および点検の対象となるエレベータを示す図。 複数のエレベータ用の扉が設けられた乗り場を示す図。 建物に設置されたグループに属するエレベータにおける位置を一意に識別する識別情報を示す図。 実施形態にかかるエレベータ情報共有システムを示す図。 位置信号送信装置が送信する位置信号に含まれる位置情報を示す図。 端末装置を示す図。 クラウドサーバに記憶される作業情報を示す図。 情報共有サーバにおいて実行される情報共有プログラムを示す図。 情報共有サーバにおいて実行される情報共有プログラムの位置管理部により管理される情報を示す図。 情報共有サーバにおいて実行される情報共有プログラムの作業者管理部により管理される作業者情報を示す図。 端末装置から情報共有サーバに送信される端末信号に含まれる端末情報を示す図。 端末装置において実行される端末プログラムを示す図。 エレベータ情報共有システムの全体的な動作を示すシーケンス図。
以下、実施の形態にかかるエレベータ情報共有システム1について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、実質的に同じ構成要素には同じ符号が付される。また、図示の煩雑化を防ぐために、実施の形態の説明のために必須でない構成要素は、各図において適宜、省略される。
[エレベータ2]
まず、エレベータ2を説明する。図1は、実施形態にかかるエレベータ情報共有システム1を利用した保守および点検の対象となるエレベータ2を示す図である。図1に示されるように、エレベータ2は、集合住宅やビルなどの建物に設けられた昇降路222の内部に配置される。また、図2に示されるように、エレベータ2が設けられた建物の各階には、乗り場232が設けられる。
エレベータ2は、機械室220と、かご224と、ロープ235と、カウンターウェイト237とを有する。機械室220には、制御装置22と、巻き上げ機238と、そらせ車239とが設けられる。かご224には、扉(不図示)と、操作盤226とが設けられる。乗り場232には、エレベータ2の扉234と乗り場操作盤236とが設けられる。かご224の上には、作業床228が設けられる。昇降路222には、ピット230が設けられる。また、機械室220、かご224、作業床228、ピット230および乗り場232には位置信号送信装置102が取り付けられる。
昇降路222は、かご224、カウンターウェイト237などが昇降する筒状の空間である。機械室220は、制御装置22などが設置される専用の部屋で、塔屋または屋上に設置される。かご224は、乗客を収容して昇降路222を昇降するユニットである。ロープ235は、かご224とカウンターウェイト237とを連結する鋼鉄製のワイヤである。カウンターウェイト237の重量は、かご224の重量に対して所定の割合になるように調整される。
機械室220には、巻き上げ機238などの機器を制御するための制御装置2が収容される。巻き上げ機238は、エレベータ2を動かすためのモータ、減速機、ブレーキ、綱車などが組み込まれた駆動装置である。そらせ車239は、巻き上げ機238に巻き掛けられたロープ235をカウンターウェイト237の上部に導く。かご224の扉は、乗客のかご224の内部空間への出入のために用いられる。操作盤226は、かご22の内に設置され、エレベータ2の行先ボタン、ドアの開閉を操作するボタン、スイッチなどが配置されたパネルである。
乗り場232は、エレベータ2が設置された建物の各階に設けられた乗降ロビーである。扉234は、かご224の内部空間への乗客の出入りのために用いられる。乗り場操作盤236は、かご224を自分の階に呼び寄せるためのボタンなどが配置されたパネルである。
作業床228は、作業者が保守作業のために乗る床である。また、ピット230は、昇降路222において、かご224が停まる際、下階床面から一番下の部分までの空間である。エレベータ2における位置は、作業者が出入りする機械室220、かご224、作業床228、ピット230および乗り場232である。なお、図1には、1台のエレベータ2が、作業者が出入する6つの位置を有する場合が示される。また、エレベータ2において、制御装置22と、操作盤226および乗り場操作盤236とは、通信可能に接続される。
図2は、複数のエレベータ2用の扉234が設けられた乗り場232を示す図である。また、図2に示されるように、建物には複数のエレベータ2が設置され得る。このように、建物において乗り場232を共用する複数のエレベータ2は、エレベータ2のグループを構成しうる。ただし、1つのエレベータ2のグループが、1台のエレベータ2のみによって構成されることもある。また、建物には、エレベータ2のグループが、複数、設置され得る。
図3は、図2に示されたように、建物に設置されたグループに属するエレベータ2における位置を一意に識別する識別情報(ID情報)を示す図である。図3に示されるように、エレベータ2が設置される建物に設置された1つ以上のエレベータにおける作業床228、ピット230などの位置それぞれは、建物ID、グループID、エレベータIDおよび位置IDを含むID情報により、一意に識別され得る。なお、建物IDは、エレベータ2が設置される建物に固有に付される。グループIDは、建物IDにより識別される建物において、エレベータ2のグループに固有に付される。エレベータIDは、グループIDにより識別されるグループに含まれるエレベータ2に固有に付される。位置IDは、エレベータIDにより識別されるエレベータ2における位置に固有に付される。
図1には、n人の作業者#1〜#nが保守および点検のための作業を行う場合が示される(2≦n、ただし、図1には5≦nの場合が示される)。かご224が昇降しているか否かにかかわらず、作業者#1は、エレベータ2における複数の位置のうち、乗り場232に出入りして安全に保守および点検の作業を行える。なお、記載を簡潔にするために、以下、「保守および点検の作業」は、単に「保守作業」と記載される。
また、かご224が昇降しているか否かにかかわらず、かご224の中にいる作業者#nは、かご224に乗ったままで、安全に保守作業を行える。一方、保守作業の安全を保つために、ピット230に作業者#kがいる間は、かご224を昇降させてはならない。また、保守作業の安全を保つために、作業床228に作業者#jが乗っている間は、作業者#j以外によるかご224を昇降させる操作は制限される必要がある。また、保守作業の安全性を向上させるために、作業者#iが、機械室220の中で保守および点検の作業をしている間は、巻き上げ機238が停止され、かご224が昇降させられないようにすることが望ましい(1≦i,j,k≦n、ただし、図1には1<i,j,k<nの場合が示されている)。
一方、乗り場232およびかご224にいる作業者#1,#nそれぞれは、乗り場操作盤236およびかご操作盤226それぞれを操作できる。従って、作業床228およびピット230に作業者#j,#kがいる間は、乗り場操作盤236およびかご操作盤226への操作は、作業者#j,#kの安全を保てる範囲に制限されるべきである。また、保守作業の安全性を向上させるために、機械室220に作業者#iがいる間も、乗り場操作盤236およびかご操作盤226への操作は、巻き上げ機238の動作、つまり、かご224の昇降を伴わない範囲に制限されることが望ましい。なお、作業者がいるときに、乗り場操作盤236およびかご操作盤226への操作が制限されるべき位置は制限位置とされ、制限位置は、作業床228およびピット230を含む。
[エレベータ情報共有システム1]
以下に説明されるエレベータ情報共有システム1は、複数の作業者が同じエレベータ2への保守作業を行うときに、複数の作業者同士の間で、作業者それぞれがいる位置を示す情報などを共有させる。また、エレベータ情報共有システム1は、保守作業のために有益な情報を提供する。また、エレベータ情報共有システム1は、作業者が制限位置にいる間、乗り場操作盤236およびかご操作盤226への操作の範囲を制限する。
図4は、実施形態にかかるエレベータ情報共有システム1を示す図である。図4に示されるように、エレベータ情報共有システム1は、位置信号送信装置102と、ネットワーク100を介して通信可能に接続されたクラウドサーバ12、情報共有サーバ16および端末装置18とを有する。また、エレベータ情報共有システム1は、エレベータ2において、人が出入りする可能性がある複数の位置(図1を参照)のいずれかにそれぞれ取り付けられる位置信号送信装置102を有する。なお、エレベータ情報共有システム1と、エレベータ2の操作盤226および乗り場操作盤236が接続された制御装置22とは、ネットワーク100を介して通信可能に接続される。また、クラウドサーバ12、情報共有サーバ16、端末装置18および制御装置22は、総称されて「ノード」とも記載される。
図5は、図4に示された位置信号送信装置102が送信する位置信号に含まれる位置情報を示す図である。位置信号送信装置102は、既存の規格(例えば、Bluetooth(登録商標)の規格)に従って、位置情報を含む位置信号を、繰り返し、予め決められた時間間隔および電力で、無線により送信し続ける。位置信号の送信電力は既知なので、位置信号を受信した端末装置18と、受信された位置信号を送信した位置信号送信装置102との間の距離は、端末装置18における位置信号の電力の値に基づいて検出され得る。図5に示されるように、位置情報は、図3に示されたID情報と、距離の検出の処理などの契機を端末装置18に与える制御情報とを含む。
位置信号送信装置102それぞれは、エレベータ2における複数の位置のいずれかに取り付けられる。位置信号送信装置102それぞれが送信する位置信号に含まれるID情報により、エレベータ2において位置信号送信装置102それぞれが取り付けられた位置が一意に識別され得る。
図6は、図4に示された端末装置18を示す図である。図6に示されるように、端末装置18は、バス240を介して通信可能に相互に接続された演算回路242、メモリ回路244、ネットワークインターフェース回路IF(NIF; Network Interface)246、近距離通信装置248、記憶装置250、入出力装置(I/O; Input/Output)252を有する。また、端末装置18は、I/O252に接続されて情報を表示するディスプレイ254、および、キーボードなどの入力装置256をさらに有する。なお、クラウドサーバ12、情報共有サーバ16および制御装置22は、端末装置18と同様なハードウェア構成をとる。
メモリ回路244は、揮発性の記憶素子としてRAM(Random Access Memory)を有し、不揮発性の記憶素子としてROM(Read Only Memory)およびフラッシュメモリを有する。メモリ回路244は、ロードされたプログラムの命令コードおよびプログラムの実行に用いられるデータを記憶する。記憶装置250は、不揮発性の記憶素子としてフラッシュメモリなどを有し、不揮発性の大容量記憶装置としてHDD(Hard Disk Drive)などを有する。記憶装置250は、各ノードにおける処理に必要とされるプログラムの命令コード、データなどを記憶する。NIF246は、クラウドサーバ12、情報共有サーバ16および制御装置22においては、有線通信回線または無線通信回線を介して、ネットワーク100との間でデータを送信および受信する処理を行う。また、NIF246は、端末装置18においては、無線通信回線を介して、ネットワーク100との間でデータを送信および受信する処理を行う。
演算回路242は、CPU(Central Processing Unit)、日付および時刻を管理する回路など有する。演算回路242は、メモリ回路244のROM、記憶装置250またはNIF246を介して供給されるアプリケーションプログラムの命令コードを、演算回路242のRAMの予め決められた記憶領域にロードする。さらに、演算回路242は、RAMにおいて命令コードがロードされる記憶領域以外をワークメモリとして利用して、ロードされた命令コードを実行する。
近距離通信装置248は、端末装置18においてのみ必要とされ、位置信号送信装置102に適合する規格に従って、位置信号送信装置102が送信した位置信号(図6を参照)を受信する。I/O252は、ディスプレイ254の液晶表示装置(LCD;不図示)などに画像、文字などの情報を表示し、各ノードの入力装置256への操作を示す情報を受け入れる。なお、制御装置22において、I/O252は、エレベータ2の操作盤226、扉234、乗り場操作盤236、巻き上げ機238(図1を参照)などに接続される。I/O252は、操作盤226などへの操作または情報共有サーバ16からの操作に基づく演算回路242による処理に従って、巻き上げ機238などの構成要素への制御を行う。また、制御装置22のI/O252は、これらの構成要素との間で信号の送信および受信を行う。
[エレベータ情報共有システム1に含まれるノード]
端末装置18(図4を参照)は、ネットワーク100を介して他のノードと通信が可能ないわゆるスマートフォン(smart phone)、携帯用のパーソナルコンピュータ(PC)などである。端末装置18はそれぞれ作業者#iにより携帯され、端末装置18それぞれには、この作業者#iを示す作業者IDiが設定される。エレベータ情報共有システム1においては、端末装置18のエレベータ2における位置が、これを携帯する作業者#iのエレベータ2における位置とされる(ここでは、1≦i≦n)。クラウドサーバ12および情報共有サーバ16は、それぞれネットワーク100を介して他のノードと通信が可能なコンピュータであり、これらは一体に構成され得る。
エレベータ情報共有システム1において、ID情報(図3を参照)などと対応付けられ、エレベータ情報共有システム1の各ノード、ネットワーク100に接続された保守会社の端末装置(不図示)などからアップロードされた作業内容情報を、記憶装置250に記憶する。また、クラウドサーバ12は、記憶された作業内容情報を、ID情報を指定した要求に応じて記憶装置250から読み出す。クラウドサーバ12は、読み出された作業内容情報を含むサーバ信号を、作業内容情報を要求した端末装置18に送信することにより、作業内容情報をダウンロードする。
図7は、図4に示されたクラウドサーバ12に記憶される作業情報を示す図である。図7に示されるように、作業情報には、この保守作業が行われる日付と、この保守作業が行われるエレベータ2における全ての位置を示すID情報1〜mと、この保守作業を行う全ての作業者を識別する作業者ID1〜nと、これらのID情報1〜mおよび作業者ID1〜IDnに対応付けられ、保守作業の内容、方法、指示などを示す作業内容情報とが含まれる。なお、図1には、m=6であって、これら6つの位置に2つの制限位置が含まれる場合が示される。また、クラウドサーバ12における作業情報の検索には、演算回路242(図6を参照)により管理される日付が用いられる。
また、クラウドサーバ12は、アップロードされ、記憶された作業情報を、ID情報および作業者IDを含む要求に応じて記憶装置250から読み出し、端末装置18にダウンロードする。つまり、クラウドサーバ12は、端末装置18から出された要求に応じて、記憶された作業情報を検索し、検索の結果として得られた作業情報に含まれる作業内容情報を、要求を出した端末装置18に送信する作業情報サーバ装置として動作する。
[情報共有プログラム160]
図8は、図4に示された情報共有サーバ16において実行される情報共有プログラム160を示す図である。情報共有プログラム160は、図6に示されたハードウェアを利用してソフトウェアにより情報共有サーバ16の機能が実現されるときに用いられる。
図8に示されるように、情報共有サーバ16にロードされて実行されている情報共有プログラム160は、サーバ信号送信部162と、端末信号受信部164と、作業支援部166と、位置管理部168と、作業者管理部172と、相互通信部174と、操作部176との機能を実現する。これらにより、情報共有プログラム160は、作業者が携帯する端末装置18それぞれが、エレベータ2の位置(図1を参照)のいずれにあるかを検出する。また、情報共有プログラム160は、端末装置18それぞれに、検出された端末装置18の位置の全部または一部を表示させる。また、情報共有プログラム160は、複数の端末装置18相互間で、通話、テキストデータの送受信などによる通信を行わせ、通信の内容を記録する。また、情報共有プログラム160は、端末装置18が制限位置にあるときには、エレベータ2のかご操作盤226および乗り場操作盤236への操作を制限する。また、情報共有プログラム160は、端末装置18による操作のみを許す。
図9は、情報共有サーバ16において実行される情報共有プログラム160の位置管理部168により管理される情報を示す図である。位置管理部168は、図9に示されるように、全てのID情報(ID1〜IDm;図3を参照)それぞれと、保守作業の対象となる全てのエレベータ2全ての位置1〜mそれぞれと、位置1〜mそれぞれが制限位置であるか否かを示す制限情報とを対応付けて、記憶装置250(図6を参照)に記憶する(2≦m)。また、位置管理部168は、作業支援部166からID情報が入力されたときには、入力されたID情報に対応する位置の情報を記憶装置250から読み出し、作業支援部166および操作部176に出力する。
図10は、情報共有サーバ16において実行される情報共有プログラム160の作業者管理部172により管理される作業者情報を示す図である。作業者管理部172は、図10に示されるように、管理対象となるエレベータ2の保守作業を行い得る全ての作業者の作業者ID#A〜#Zそれぞれと、端末装置18それぞれに固有に設定された接続情報とを対応付けて記憶装置250に記憶し、管理する。接続情報は、通信制御に用いられる端末装置18それぞれのアドレスおよび端末装置番号を含む。作業者管理部172は、作業支援部166から作業者ID#A〜#Zのいずれかが入力されたときには、入力された作業者IDに対応する接続情報を記憶装置250から読み出し、相互通信部174に出力する。
接続情報それぞれには、端末装置18の通信接続用のアドレスのいずれかと、端末装置番号またはこれらのいずれかとが含まれる。なお、作業者#A〜#Zは、作業者の数を26人に限定することを意味しない。また、作業者#1〜#n(図1を参照)は、作業者#A〜#Zの部分集合である(#1〜#n⊆#A〜#Z)。
相互通信部174は、作業支援部166から、複数の端末装置18の相互の音声通話、テキストデータなどの送受信のための通信処理の要求を受ける。この要求に応じて、相互通信部174は、作業者管理部172から入力された接続情報を用い、NIF246およびネットワーク100を介してこれらの端末装置18の間を相互に接続し、相互に通信を行わせる。
相互通信部174による端末装置18の通信制御は、相互通信部174から作業支援部166に出力され、さらに端末装置18に送信されるサーバ信号に含まれる情報により行われる。また、相互通信部174は、複数の端末装置の相互の通信内容を、音声データ、テキストのログデータなどの形式で、記憶装置250に記憶し、管理する。なお、通信内容の記憶は、端末装置18の間の相互通信の終了、および、保守作業の終了を以て終了する。
操作部176は、位置管理部168から入力された情報が制限位置を示すときには、NIF246およびネットワーク100を介して制御装置22(図1を参照)を制御し、かご操作盤226および乗り場操作盤236への操作を制限させる。この制限は、情報共有サーバ16における設定および作業支援部166の制御に従って行われ、制限される操作は、かご224の昇降をエレベータ2に行わせるための操作を含む。
あるいは、操作部176は、情報共有サーバ16における設定および作業支援部166の制御に従って、操作情報を生成する。この操作情報は、制御装置22に、かご操作盤226および乗り場操作盤236への操作を制限させ、端末装置18からの操作に従ったエレベータ2の制御を実行させる。
操作部176により生成された操作情報は、操作部176から作業支援部166に出力され、さらに制御装置22に送信される。なお、エレベータ2への操作の制限、および、端末装置18によるエレベータ2への操作は、保守作業の終了を以て終了する。
図11は、図4に示された端末装置18から情報共有サーバ16に送信される端末信号に含まれる端末情報を示す図である。図11に示されるように、端末情報には、制御種別を示す制御情報と、ID情報(図3を参照)と、端末装置18を携帯する作業者を一意に識別する作業者IDとが含まれる。作業支援部166は、図9に示された情報の設定を、入力装置256およびI/O252(図6を参照)などを介して受け、設定された情報を位置管理部168に出力し、管理させる。
また、作業支援部166は、端末信号受信部164から入力された端末情報を処理して、情報共有プログラム160の構成要素それぞれにおいて必要とされる情報を提供し、情報共有プログラム160の構成要素それぞれの処理を制御する。また、作業支援部166は、情報共有プログラム160の構成要素それぞれから入力された情報を含むサーバ信号を生成し、サーバ信号送信部162に出力し、端末装置18の全て、または、端末信号を送信してきた一部の端末装置18のみに送信させる。
また、作業支援部166は、端末装置18それぞれから受信された位置情報を用いて、位置情報が示す位置を位置管理部168から読み出す。作業支援部166は、位置管理部168から読み出された端末装置18の位置を表示する表示情報を生成し、生成された表示情報を端末装置18それぞれに送信し、表示させる。
[端末プログラム180]
図12は、図4に示された端末装置18において実行される端末プログラム180を示す図である。端末プログラム180は、ハードウェア(図6を参照)を利用してソフトウェアにより端末装置18の機能が実現されるときに用いられる。図12に示されるように、端末装置18にロードされて実行されている端末プログラム180は、受信部182と、位置情報取得部186と、距離検出部188と、端末信号送信部192と端末信号受信部164と、作業支援部190と、位置表示部196と、作業内容表示部198と、作業者表示部200と、相互通信部204との機能を実現する。
これらにより、端末プログラム180は、エレベータ2の複数の位置それぞれに取り付けられた位置信号送信装置102への端末装置18の接近または到達を検出する。また、端末プログラム180は、端末装置18の位置信号送信装置102への接近または到達を情報共有サーバ16に通知する。また、端末プログラム180は、エレベータ2の位置のいずれかに端末装置18が接近したときには、その位置で行われる保守作業の内容をクラウドサーバ12からダウンロードし、端末装置18を携帯する作業者に示す。
また、端末プログラム180は、エレベータ2において、作業者それぞれがエレベータ2のいずれの位置で保守作業を行っているか、つまり、端末装置18それぞれが、エレベータ2において、いずれの位置にあるかを表示する。また、端末プログラム180は、複数の端末装置18の間の相互通信のための処理を行う。また、端末プログラム180は、保守作業が終了したときには、その旨を情報共有サーバ16に通知する。また、端末プログラム180は、情報共有サーバ16を介して制御装置22を操作する。
端末プログラム180において、受信部182は、近距離通信装置248を制御し、位置信号送信装置102(図1を参照)が送信した位置信号(図3を参照)を受信させる。また、受信部182は、受信された位置信号を位置情報取得部186および距離検出部188に出力する。位置情報取得部186は、受信された位置信号から制御情報およびID情報を取り出して作業支援部190に出力する。
距離検出部188は、受信された位置信号の信号強度を検出する。距離検出部188は、検出された信号強度が、予め決められた閾値Th1未満であるときには、位置信号送信装置102に接近したこと、つまり、この位置信号送信装置102が取り付けられた位置に接近したことを検出する。距離検出部188は、検出された信号強度が、閾値Th1以上であるときには、端末装置18が位置信号送信装置102の近傍、つまり、この位置信号送信装置102が取り付けられた位置に到達したことを検出する。距離検出部188は、これらの検出の結果を作業支援部190に出力する。
位置表示部196は、距離検出部188により、端末装置18の位置信号送信装置102への接近が検出されたときに、この接近を、I/O252を介してディスプレイ254に表示して、この端末装置18を携帯する作業者に通知する。また、位置表示部196は、距離検出部188により、端末装置18の位置信号送信装置102への到達が検出されたときに、この到達を、この端末装置18を携帯する作業者に通知する。
作業内容表示部198は、距離検出部188により、端末装置18の位置信号送信装置102への接近が検出され、この接近が作業支援部190を介して通知されたときに、クラウドサーバ12(図4を参照)に、作業内容情報のダウンロードを要求する。作業内容表示部198は、この要求に応じてクラウドサーバ12からダウンロードされた作業内容情報(図7を参照)を、I/O252を介してディスプレイ254に表示する。
作業者表示部200は、情報共有サーバ16から送信され、作業支援部190を介して入力された表示情報を、I/O252を介してディスプレイ254に表示する。つまり、作業者表示部200は、情報共有サーバ16に位置信号を送信した端末装置18の位置を表示する。これにより、作業者がエレベータ2における制限位置にいるか否かが、制限位置にある端末装置18にも、制限位置以外にある端末装置18にも、自動的に表示され、制限位置における作業者の存在が通知される。
操作部202は、エレベータ2の位置のうち、制限位置に取り付けられた位置信号送信装置102に端末装置18が到達したときに、作業者による入力装置256への操作をI/O252を介して受け入れる。受け入れられた操作に従って、操作部202は、制御装置22を制御する操作を示す情報を含む端末信号を作業支援部190に出力する。
相互通信部204は、情報共有サーバ16に、複数の端末装置18同士の相互通信を要求する。また、相互通信部204は、情報共有サーバ16の制御に従って、複数の端末装置18相互の通信のための処理を行う。
作業支援部190は、サーバ信号受信部194により受信された情報を処理し、端末プログラム180の構成要素それぞれにおいて必要とされる情報を提供し、端末プログラム180の構成要素それぞれの処理を制御する。また、作業支援部190は、端末プログラム180の構成要素それぞれから入力された情報を含む端末信号を生成し、端末信号送信部192に出力し、クラウドサーバ12および情報共有サーバ16に送信させる。
[エレベータ情報共有システム1の全体的動作]
以下、エレベータ情報共有システム1の全体的な動作を説明する。図13は、エレベータ情報共有システム1の全体的な動作を示すシーケンス図である。なお、図示が煩雑にならず、明確化になるように、図13には、エレベータ情報共有システム1に2台の端末装置18が含まれる場合(n=2)が示される。また、同じの理由により、図13においては、複数の位置信号送信装置102が、あたかも1台の位置信号送信装置102であるかのように示される。
ステップS100において、2台の端末装置18の一方の位置信号送信装置102(図1などを参照)は、端末装置18に、位置情報(図6を参照)を含む位置信号を送信する。
ステップS102において、2台の端末装置18の一方の受信部182(図12を参照)は、位置信号送信装置102からの位置信号を受信する。この端末装置18で実行される端末プログラム180の位置情報取得部186は、受信された位置信号から位置情報を取得し、作業支援部190に出力する。距離検出部188は、受信された位置信号の信号強度とその閾値Th1とを比較し、信号強度が閾値Th1未満のときには、この位置信号送信装置102への接近を検出し、作業支援部190に通知する。
この通知を受けた作業支援部190は、端末信号送信部192を介して、端末情報(図11を参照)を含む端末信号を、クラウドサーバ12に送信し、作業内容情報(図7を参照)のダウンロードを要求する。なお、この端末情報には、クラウドサーバ12にダウンロードを要求することを示す制御情報が含まれる。また、作業支援部190は、位置表示部196を制御し、位置信号送信装置102への端末装置18の接近を、作業者に表示させる。
ステップS104において、クラウドサーバ12は、端末情報に含まれるID情報および作業者IDの少なくとも一方に対応する作業内容情報を、作業内容情報を要求した端末装置18にダウンロードする。作業内容情報を要求した端末装置18の作業支援部190は、ダウンロードされた作業内容情報を、サーバ信号受信部194を介して受信し、受信された作業内容情報を作業内容表示部198に出力し、作業者に表示させる。
ステップS106において、距離検出部188は、受信された位置信号の信号強度とその閾値Th1とを比較し、信号強度が閾値Th1以上のときには、この位置信号送信装置102への到達を検出し、作業支援部190に通知する。作業支援部190は、端末信号を情報共有サーバ16に送信し、この端末装置18の位置信号送信装置102が取り付けられた位置への到達を通知する。また、作業支援部190は、位置表示部196を制御し、位置信号送信装置102への端末装置18の到達を、作業者に表示させる。
なお、この端末信号に含まれる端末情報には、この位置信号送信装置102のID情報(図3などを参照)が含まれ、この位置信号送信装置102が取り付けられた位置への端末装置18の到達を示す制御情報が含まれる。また、作業支援部190は、位置表示部196を制御し、位置信号送信装置102への端末装置18の到達を、作業者に表示させる。
ステップS108において、情報共有サーバ16の作業支援部166(図8を参照)は、端末信号受信部164を介して端末装置18からの端末信号を受信する。作業支援部166は、位置管理部168が管理する情報(図9を参照)を読み出し、端末装置18からの端末信号に含まれる位置信号送信装置102のID情報に対応する位置を求める。
求められた位置が制限位置でないとき、作業支援部166は、この時点より前に端末装置18から受信された全ての位置信号送信装置102のID情報に対応する位置を表示する表示情報を生成する。さらに、作業支援部166は、生成された表示情報を含むサーバ信号を、サーバ信号送信部162を介して端末装置18に送信する。この表示情報を受信した端末装置18の作業支援部190は、作業者表示部200を制御して、受信した表示情報を作業者に表示させる。
ステップS110〜S116において、2台の端末装置18の他方、クラウドサーバ12および情報共有サーバ16は、S102〜S108においてと同様な処理を行う。
ステップS118において、求められた位置が制限位置であるとき、情報共有サーバ16の作業支援部166は、操作部176を制御して、かご操作盤226および乗り場操作盤236への操作の受け入れを制限するための制御情報を生成させる。作業支援部166は、生成させた制御情報を含むサーバ信号を、制御装置22に送信する。制御装置22は、作業支援部166から受信されたサーバ信号に含まれる制御情報に従って、かご操作盤226および乗り場操作盤236への操作の受け入れを制限する。この制限には、エレベータ2において、かご224の昇降を含む動作を行わせるためのかご操作盤226および乗り場操作盤236(図1を参照)への操作の禁止が含まれる。
ステップS120において、制限位置にいる作業者が、エレベータ2に動作を行わせるための操作を端末装置18に行うと、作業支援部190は操作部202を制御して、この操作に従った動作をエレベータ2に行わせるための制御情報を生成させる。作業支援部190は、生成させた制御情報を含む端末信号を、情報共有サーバ16に送信する。
ステップS122において、情報共有サーバ16の作業支援部166は、端末装置18から端末信号を受信し、受信された端末信号に含まれる制御情報を取得する。作業支援部190は、制限位置にある端末装置18からの端末情報から取得された制御情報のみを含むサーバ信号を制御装置22に送信する。制御装置22は、このサーバ信号を受信し、受信されたサーバ信号に含まれる制御信号に従った動作をエレベータ2に行わせる。
ステップS124において、端末装置18の相互通信部204(図12を参照)が、複数の端末装置18の間の相互通信を要求する制御情報と、通信相手の作業者を指定する作業者IDとを含む端末信号を情報共有サーバ16に送る。作業支援部166は、相互通信部174に、作業者管理部172により管理される作業者情報(図10を参照)を用いて、要求された複数の端末装置18の間の相互通信を行わせるための通信制御を行わせる。この通信制御のために必要とされる情報は、相互通信部174から作業支援部166に出力され、作業支援部166は、相互通信部174から入力された情報を含むサーバ信号を端末装置18に送信する。さらに、相互通信部174は、端末装置18の間の相互通信の内容を記憶する。
ステップS126において、制限位置に到達していた端末装置18が、制限位置から離れ、この制限位置に取り付けられた位置信号送信装置102からの位置信号を受信しなくなる。このとき、距離検出部188は、端末装置18が制限位置から遠ざかったことを検出し、このことを作業支援部190に通知する。作業支援部190は、この通知を示す制御情報を含む端末信号を、情報共有サーバ16に送信する。
ステップS128において、作業支援部166は、この端末信号に含まれる制御信号に従って操作部176を制御し、エレベータ2における操作の制限を解くための制御情報を生成させる。作業支援部166は、生成させた制御信号を含むサーバ信号を制御装置22に送信し、エレベータ2における操作の制限を解かせる。
以上説明されたエレベータ情報共有システム1においては、エレベータ2の点検のために、端末装置18を携帯した作業員が、作業床228、ピット230などに立ち入ると、このことが、他の作業員が携帯する端末装置18に表示される。従って、エレベータ情報共有システム1によれば、作業者の位置を漏れなく正確に把握できる。
なお、以上、情報共有サーバ16および端末装置18の機能が、ハードウェア(図6を参照)を利用して、情報共有プログラム160および端末プログラム180(図8,図12を参照)によりソフトウェアとして実現される場合が示された。しかしながら、その性質上、ハードウェアによってのみ実現され得る構成要素、及びソフトウェアによってのみ実現され得る構成要素以外の構成要素は、ハードウェアによってもソフトウェアによっても実現され得る。また、機種により、エレベータ2は機械室220(図1)を有さないことがある。
なお、エレベータ2における複数の位置それぞれに作業内容情報が対応付けられてもよい。また、図13に示されたシーケンス図は一例であって、エレベータ情報共有システム1およびエレベータ2の構成に応じて、エレベータ情報共有システム1のノード間で送信および受信される信号の種類および順番は適宜、変更される。また、制限位置に、機械室220が含められてもよい。また、クラウドサーバ12、情報共有サーバ16および制御装置22においてI/O252、ディスプレイ254および入力装置256は、必須とされないことがある。
本発明の実施の形態が説明されたが、この実施の形態は、例として提示され、発明の範囲を限定しない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施され得、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更がなされ得る。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 エレベータ情報共有システム
100 ネットワーク
12 クラウドサーバ
16 情報共有サーバ
160 情報共有プログラム
162 サーバ信号送信部
164 端末信号受信部
166 作業支援部
168 位置管理部
170 作業内容管理部
172 作業者管理部
174 相互通信部
176 操作部
18 端末装置
180 端末プログラム
182 受信部
186 位置情報取得部
188 距離検出部
190 作業支援部
192 端末信号送信部
194 サーバ信号受信部
196 位置表示部
198 作業内容表示部
200 作業者表示部
202 操作部
204 相互通信部
2 エレベータ
22 制御装置
220 機械室
222 昇降路
224 かご
226 かご操作盤
228 作業床
230 ピット
232 乗り場
234 扉
236 乗り場操作
40 バス
242 演算回路
244 メモリ回路
246 NIF
248 近距離通信装置
250 記憶装置
252 I/O
254 ディスプレイ
256 入力装置

Claims (8)

  1. それぞれエレベータの昇降路に沿って配置され、固有の識別子を含む信号を送信する複数の信号送信装置と、
    作業者によって所持され、前記昇降路の内部に位置するときに、複数の前記信号送信装置のいずれかからの信号を受信する端末装置と、
    複数の前記端末装置それぞれによる複数の前記信号送信装置のいずれかからの前記信号の受信結果に基づいて、前記昇降路の内部における複数の前記端末装置それぞれの位置を特定し、特定された複数の前記端末装置それぞれの位置を示す位置情報を、複数の前記端末装置の1つ以上に表示させる処理装置と、
    複数の前記信号送信装置それぞれの位置情報と、この位置情報に対応する作業内容と、前記作業の日付とを対応付けて予め記憶し、前記端末装置それぞれからの前記位置情報を含む要求に応じて、この要求がなされた日付における前記作業内容を示す情報を送信して表示させる作業内容送信装置と、
    を備る位置表示システム。
  2. 複数の前記端末装置それぞれは、
    受信された前記信号の強度に基づいて、複数の前記位置のいずれかへの接近を検出する接近検出装置
    をさらに備え、
    前記端末装置は、複数の前記位置のいずれかへの接近が検出されたときに、この接近を前記作業内容送信装置に通知し、
    前記作業内容送信装置は、前記接近が通知されたときに、前記作業内容を示す情報を、この接近を通知した前記端末装置に送信する
    請求項に記載の位置表示システム。
  3. 前記エレベータのかごは、前記エレベータの操作盤への操作、または、前記処理装置による操作に従って昇降させられ、
    前記処理装置は、
    前記エレベータの前記操作盤への操作が制限されることが予め決められた前記エレベータの前記昇降路における位置の前記信号が、複数の前記端末装置の1つ以上に受信されたときには、前記エレベータの前記操作盤への操作を禁止させる第1の操作装置
    をさらに備える
    請求項に記載の位置表示システム。
  4. 複数の前記端末装置それぞれにおいて、前記接近検出装置は、受信された前記信号の強度に基づいて、複数の前記位置のいずれかへの到達をさらに検出し、
    前記端末装置は、複数の前記位置のいずれかへの到達が検出されたときに、この到達を前記作業内容送信装置に通知し、
    前記作業内容送信装置は、前記到達が通知されたときに、前記エレベータの前記操作盤への操作を禁止させる
    請求項に記載の位置表示システム。
  5. 前記位置は、エレベータのピットとかごの上の作業床とを含む
    請求項に記載の位置表示システム。
  6. 複数の前記端末装置それぞれは、
    作業者による操作に従って、前記処理装置を介して前記エレベータへの操作を行う第2の操作装置
    をさらに備え、
    前記処理装置の前記第1の操作装置は、複数の前記端末装置の前記第2の操作装置による操作に従って、前記エレベータを操作する操作を行う
    請求項またはに記載の位置表示システム。
  7. 複数の前記端末装置それぞれは、
    他の前記端末装置の1つ以上と、前記処理装置を介して相互に通信を行う相互通信装置
    をさらに備え、
    前記処理装置は、複数の前記端末装置の間で相互に通信を行わせる相互通信装置
    をさらに備える
    請求項のいずれか1項に記載の位置表示システム。
  8. 前記相互通信装置は、複数の前記端末装置の間で相互に行われる通信の内容を記録する
    請求項に記載の位置表示システム。
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