JP2014198609A - エレベーターの保守運転装置及び保守運転システム - Google Patents

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一朗 佐々木
Ichiro Sasaki
一朗 佐々木
近藤 靖郎
Yasuro Kondo
靖郎 近藤
主税 雅裕
Masahiro Chikara
雅裕 主税
尊之 野瀬
Takayuki Nose
尊之 野瀬
田苗 俊一
Shunichi Tanae
俊一 田苗
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【課題】エレベーターの昇降路に作業者が存在する場合、エレベーターの走行を禁止し、安全な保守運転を可能とする。
【解決手段】エレベーターの保守運転時の走行制御を行う保守運転装置12が、保守運転装置12の位置情報を取得する位置情報取得部12f、エレベーターを設置しているビルのエレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲の位置情報を記憶する記憶部12e、記憶部12eから保守運転装置12の付近の前記禁止範囲の位置情報を読み出す制御部12b、保守員の位置を示す位置情報を取得し、保守運転装置12に送信する通信端末15と通信する無線通信部12g、及び前記禁止範囲の位置情報に保守運転装置12が取得した位置情報あるいは通信端末15から受信した位置情報が含まれているかを判断し、いずれかが含まれている場合、エレベーターの走行を禁止する制御部12bを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーターの保守運転装置及び保守運転システムに係り、特に人工衛星のGPS機能を利用して保守運転時の走行制御を行うエレベーターの保守運転装置及び保守運転システムに関する。
近年、エレベーターのメーカー各社は、ビルの共用部であるエレベーター昇降路を縮小する目的で、昇降路内の省スペース化が進められている。一方、昇降路内でエレベーターの点検を行う作業者にとっては、昇降路内の省スペース化の促進は、安全に作業するスペースが減少することに繋がってくる。スペースが減少すると、作業するスペースの確保が困難となってくる。また、かご上や昇降路の底部に作業者がいる状態で、エレベーターの高速運転を実施すると、安全性に問題が生じる。
そこで、点検作業者にエレベーターの点検時に高速運転をさせないように、かご内の保守員があやまって高速運転回路に切替えても、高速運転回路を無効とし、かご上の保守員の安全を確保するようにした技術が知られている(特開平7−137947号公報:特許文献1)。この技術は、かご上にいる人体を検出する検出センサと、かごに警報器を設け、切替スイッチを高速運転回路に切替えたとき、前記人体検出センサが人体を検出すると、前記高速運転回路を無効とするものである。
特開平7−137947号公報
しかしながら、前記公知技術では、かご上にいる作業者の安全性は確保できるが、昇降路の底部や昇降路内の中間階付近の梁で作業し、あるいは退避している点検作業者の存在を検出することはできない。そのため、昇降路の底部あるいは昇降路内に点検作業者あるいは共同作業者が存在する状態でエレベーターを運転する可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、エレベーターの昇降路に作業者が存在する場合、エレベーターの走行を禁止し、安全な保守運転を可能とすることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベーターの制御装置に接続して前記エレベーターの保守運転時の走行制御を行うエレベーターの保守運転装置において、前記保守運転装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記エレベーターを設置しているビルのエレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲の位置情報を記憶する記憶手段と、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報に基づいて前記記憶手段から前記立ち入り禁止範囲の位置情報を読み出す読み出し手段と、前記保守員の位置を示す位置情報を取得し、前記保守運転装置に送信する通信端末と通信する通信手段と、前記立ち入り禁止範囲の位置情報に前記保守運転装置が取得した位置情報が含まれているか、あるいは前記立ち入り禁止範囲の位置情報に前記通信端末から受信した位置情報が含まれているかを判断し、いずれかが含まれている場合、前記エレベーターの走行を禁止させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明によれば、エレベーターの昇降路に作業者が存在する場合、エレベーターの走行を禁止し、安全な保守運転を可能とすることができる。
本発明の実施形態に係るエレベーターの保守運転装置の全体構成及び使用状態を示す図である。 実施形態に係るエレベーターの保守運転装置のシステム構成を示すブロック図である。 実施形態に係るエレベーターの保守運転装置における処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエレベーターの保守運転装置の全体構成及び使用状態を示す図である。図1において、本実施形態に係るエレベーターは、3階建でのビルに設置され、屋上階(R階)に機械室を備えている。屋上階(R階)の上方に描かれているのは人工衛星1である。人工衛星1はロケットなどで地球の周りの軌道に打ち上げられ、公転している人工天体であり、本実施形態では点検作業者並び共同作業者の現在位置を正確に割り出すのに使用する。使用するのは、一般にはGPSと呼ばれ、地球周回軌道に30基程度配置された人工衛星が発信する電波を利用し、受信機の緯度、経度、高度などを数cm誤差で割り出すことができる公知のシステムである。
エレベーターの制御を行う制御装置2の中には、エレベーターの運転を制御するプリント基板3が設置されている。巻上機4は制御装置2の指令により図示しないモーターを回転駆動することにより、ロープ9を上下させて、昇降路7の中で乗りかご5とつり合いおもり6を上下に走行させる。
屋上階(R階)の機械室で作業する点検作業者11は、エレベーターの点検業務に従事する保守員で、エレベーターの保守運転装置12を所持している。保守運転装置12は、制御装置2に備えられたプリント基板(制御基板)3と通信ケーブル13で接続され、エレベーターに対して運転指令を送信することができる。今日では、保守運転装置12は搭載するソフトウェアの機能により、ノート型パーソナルコンピュータで構成することができる。
4人の共同作業者14a,14b,14c,14dは点検作業者11と同じエレベーターで点検業務を行う者で、一人目の共同作業者14aは1階乗場20aで作業し、二人目の共同作業者14bはかご上20bで作業し、三人目の共同作業者14cは昇降路底部20cで作業し、四人目の共同作業者14dは乗りかご5の床上20dで作業している状態を、それぞれ示している。通信端末15は人工衛星1を介して当該通信端末15の現在位置を取得し、通信機能により現在位置を保守運転装置12へ通知することができる。
図2は、本実施形態に係るエレベーターの保守運転装置のシステム構成を示す機能ブロック図である。
同図において、本実施形態に係るエレベーターの保守運転装置のシステム構成は、保守運転装置12と、通信端末15と、両者間で通信を行うための広域ネットワーク・電波通信網16とから基本的に構成されている。
前記制御装置2の中のプリント基板3は、通信部3aと運転制御部3bとを備えている。通信部3aはケーブル13を介して保守運転装置12の通信部12aに接続され、各種運転指令の信号を送受信する。運転制御部3bはエレベーターの運転制御を行う。
保守運転装置12は、通信部12a、制御部12b、入力部12c、表示部12d、記憶部12e、位置情報取得部12f、無線通信部12g及びスピーカー12hを備えている。
通信部12aは前述のようにケーブル13を介してプリント基板3の通信部と通信を行う。位置情報取得部12fは人工衛星1から位置情報を取得する。入力部12cはキーを備え、当該キーから各種運転指令を入力する機能を有する。表示部12dは選択する機能、ソフトウェア等及び各種メッセージを表示する。スピーカー12hは、警報音を発生させる機能を有する。記憶部12eは、点検作業者11が担当するビルの位置情報及び当該ビルのエレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲の位置情報を記憶している。通信無線部12gは、通信端末15の無線通信部15aと無線通信を行う。制御部12bは、前記これらの各機能部間の情報通信及び各処理を実行する。
保守運転装置12は、入力部12cのキー入力によりエレベーター1を目的階へ高速走行させるためのかご呼び釦信号、低速走行させるための上昇低速走行指令及び下降低速走行指令を、また、走行させない停止指令を通信部12aから通信部3aを経由して運転制御部3bに送信し、運転制御部3bは入力されたこれらの指令に基づいてエレベーター1を運転する。
通信端末15は、無線通信部15a、制御部15b、入力部15c、スピーカー15d及び位置情報取得部15eを備えている。無線通信部15aは保守運転装置12の無線通信部12gと無線通信を行う。位置情報取得部15eは、人工衛星1から位置情報を取得する。入力部15cは、キーを備え、各種入力を当該キーから実行することができる。スピーカー15dは、警報音を発生する機能を有する。制御部15bは、これら各機能部間の情報通信及び各処理を実行する。
本実施形態では、例えば、昇降路底部20cの共同作業者14cの所有する通信端末15は、人工衛星1からの位置情報を位置情報取得部15eで取得し、無線通信部15aから、広域ネットワーク・電波通信網16を介して、保守運転装置12の無線通信部12gと位置情報などのデータを送受信する。
エレベーターの運転制御を行う際、点検作業者11は所持する保守運転装置12を制御装置2内に設置されているプリント基板3と通信ケーブル13で接続する。保守運転装置(保守用携帯端末)12の表示部12dには、エレベーターの運転制御用コンソールが表示され、簡単な入力操作でエレベーターの運転指令を行うことができる。
保守運転装置12がケーブル13を介してエレベーターを走行させる場合、制御部12bは通信部3aを介して走行指令を運転制御部3bに送信する。その際、制御部12bは、位置情報取得部12fから取得した位置情報により、記憶部12eに記憶された情報の中から保守運転装置12の存在するビルを特定し、このビルに設置されているエレベーター1の安全性の見地からエレベーター走行時に保守員の立ち入りが禁止されている範囲、言い換えれば、エレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲(以下、「立ち入り禁止範囲」と称す。)の位置情報を読み出す。
この読み出した位置情報の立ち入り禁止範囲の中に、保守運転装置12が位置情報取得部12fで受信した位置情報が含まれているかを制御部12bで判定する。このとき、もし含まれていれば、停止指令を通信部12aから通信部3aを経由して運転制御部3bに送信し、エレベーターの走行を禁止する。また、同時に、制御部12bは表示部12dに警告表示を行い、スピーカー12hから警報音を発生(鳴ら)させる。
また、同様に、この読み出した立ち入り禁止範囲以内に、共同作業者14a,14b,14c,14dの通信端末15から受信した位置情報が含まれているかを制御部12bで判定する。このとき、もし含まれていれば、停止指令を通信部12aから通信部3aを経由して運転制御部3bに送信し、エレベーターの走行を禁止する。同時に、制御部12bは表示部12dに警告表示を行い、スピーカー12hから警報音を発生させる。さらに、無線通信部12gから通信端末15の無線通信部15aに警報鳴動信号を送信する。この警報鳴動信号を受信した通信端末15の制御部15bはスピーカー15dから警報音を発生させる。
一方、読み出した立ち入り禁止範囲以内に、保守運転装置12の位置情報、または通信端末15から受信した位置情報のいずれも含まれていないと制御部12bで判定した場合、走行指令を通信部12aから通信部3aを経由して運転制御部3bに送信し、エレベーターを走行させる。
図3は上述の保守運転装置における処理手順を示すフローチャートである。
この処理手順では、まず、保守運転装置12によるエレベーターの運転制御操作を実行するか否かが判断される(ステップS1)。この判断は、保守運転装置12がケーブル13を介してエレベーターを走行させるために、保守運転装置12を制御装置2内に設置されているプリント基板3と通信ケーブル13で接続し、点検作業者11が保守運転制御の操作を実行すると、是とするものである。そこで、保守運転装置12の制御部12bは、保守運転制御の操作の有無を確認し、操作がなければ(ステップS1:No)、再度ステップS1の処理を繰り返し、操作があった時点でステップS2に移行する。
ステップS1で保守運転装置12によるエレベーターの運転制御操作が実行されると(ステップS1:Yes)、制御部12bは位置情報取得部12fにより人工衛星1から保守運転装置12の現在位置情報を取得する(ステップS2)。現在位置情報は、緯度、経度、高度を数値で表したものである。
次に、制御部12bは記憶部12eから現在地のピルの立ち入り禁止範囲の位置情報を取得する(ステップS3)。立ち入り禁止範囲は、点検対象のエレベーターの昇降路7、昇降路7上の巻上げ機4のモーター廻り等、エレベーターが走行しているときに作業者が近付いてはいけない個所について予め設定された範囲である。この立ち入り禁止範囲の位置情報も、同じく緯度、経度、高度で表される。この立ち入り禁止範囲の位置情報は、図示しない保守連転装置12外のデータベースに蓄えられており、夜間あるいは点検作業前に保守運転装置12の記憶部12eに無線通信などで送信され、格納される。また、出先からでも必要に応じて無線を通じて更新することができる。
次いで、制御部12bはステップS2で取得した保守運転装置12の現在位置情報とステップS3で取得した禁止範囲の位置情報を比較する(ステップS4)。このステップS4の比較で、前記現在位置情報が立ち入り禁止範囲に属する場合(ステップS5:Yes)、制御部12bはエレベーターを走行禁止とし、通信部12aから通信部3aを介して運転制御部3bに停止指令を送信する(ステップS10)。
制御部12bは、さらに、保守運転装置12の表示部12dに走行禁止のメッセージを表示させ、スピーカー12hから警報音を発生させ(鳴らし)、点検作業者11へ走行禁止であることを知らせる(ステップS11)。引き続き、周辺の共同作業者14a,14b,14c,14dの通信端末15に警報音鳴動信号を送信し、スピーカー15dから走行禁止の警報音を発生させた(ステップS12)後、処理を終える。
他方、ステップS4の比較で、保守運転装置12の現在位置情報が立ち入り禁止範囲に属さない場合(ステップS5:No)、保守運転装置12は周辺に共同作業者14a,14b,14c,14dの所有する通信端末15の存在を調査する(ステップS55)。そして、周辺に共同作業者14a,14b,14c,14dの通信端末15がなければ(ステップS55:No)、ステップS9に移行し、エレベーター運転制御走行を許可する。
これに対し、周辺に14a,14b,14c,14dの通信端末15が存在すれば(ステップS55:Yes)、制御部12bは、通信端末15の現在位置情報を無線通信部15a及び無線通信部12gを介して取得する(ステップS6)。そして、共同作業者14a,14b,14c,14dの所有する通信端末15の現在位置情報とステップS3で取得した立ち入り禁止範囲の位置情報を比較する(ステップS7)。この比較で、現在位置情報を収集した共同作業者14a,14b,14c,14dの所有する通信端末15の中の1つでも、当該通信端末15の現在位置情報が禁止範囲内に属する場合(ステップS8:Yes)、エレベーターは走行禁止とし(ステップS10)、ステップS11以降の処理を実行する。
また、ステップS7の比較で、現在位置情報を収集した全ての通信端末15の現在位置情報が立ち入り禁止範囲に属していない場合(ステップS8:No)、立ち入り禁止範囲に属していない通信端末数を表示部12dに表示する(ステップS85)。この結果、点検作業者11は運転を実行する前に禁止範囲に属さない共同作業者数を確認することができる。
その後、エレベーターの走行を許可し(ステップS9)、通信部12aから通信部3aを介して、運転制御部3bに走行信号を送信し、エレベーターを走行させる。以上で処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1)エレベーターの制御装置2に接続してエレベーターの保守運転時の走行制御を行うエレベーターの保守運転装置12において、前記保守運転装置12の位置情報を取得する位置情報取得部12f(位置情報取得手段)と、前記エレベーターを設置しているビルのエレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲の位置情報を記憶する記憶部12e(記憶手段)と、前記位置情報取得部12fで取得した前記保守運転装置12の位置情報に基づいて当該保守運転装置12の付近の前記立ち入り禁止範囲の位置情報を前記記憶部12eから読み出す読制御部12b(読み出し手段)と、前記保守員(共同作業者14a〜14d)の位置を示す位置情報を取得(位置情報取得部15e)し、前記保守運転装置12に送信する通信端末15と通信する無線通信部12g(通信手段)と、前記立ち入り禁止範囲の位置情報に前記保守運転装置12が取得した位置情報が含まれているか、あるいは前記立ち入り禁止範囲の位置情報に前記通信端末15から受信した位置情報が含まれているかを判断し、いずれかが含まれている場合、前記エレベーターの走行を禁止させる制御部12b(制御手段)と、を備えたので、点検作業者並びに共同作業者などの保守員がエレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲に存在するとき、エレベーター運転制御を回避することによりエレベーターの走行を禁止し、安全な保守運転が可能となる。
2)前記制御部12bは、前記エレベーターの走行を禁止したとき、前記通信端末15の全てに対してスピーカー15dから警報音を発させるので、全ての保守員に対して前記立ち入り禁止範囲内に保守員が存在することを知らせることができる。
3)前記制御部12bは、前記無線通信部12g及び広域ネットワーク・電波通信網16(通信手段)を介して通信端末15に前記警報音を発させるための信号を送信するので、確実に複数の通信端末に警報を伝達することができる。
4)前記エレベーターの保守運転装置と、無線通信部15a及び広域ネットワーク・電波通信網16(通信手段)を介して前記制御部12bと通信する前記通信端末15と、を備えた保守運転システムなので、立ち入り禁止範囲内に保守員が存在した場合でも、確実にエレベーターの走行を禁止し、安全な保守運転が可能となる。
なお、特許請求の範囲におけるエレベーターの制御装置は符号2に、保守運転装置は符号12に、位置情報取得手段は位置情報取得部12fに、記憶手段は記憶部12eに、読み出し手段は制御部12bに、通信端末は符号15に、通信手段は無線通信部12gに、制御手段は制御部12bに、保守運転システムは保守運転装置12及び通信端末15を含むシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
2 制御装置
11 点検作業者(保守員)
12 保守運転装置
12b 制御部
12e 記憶部
12f 位置情報取得部
12g 無線通信部
13 通信ケーブル
14a,14b,14c,14d 共同作業者(保守員)
15 通信端末
15e 位置情報取得部
15d スピーカー
16 広域ネットワーク・電波通信網

Claims (4)

  1. エレベーターの制御装置に接続して前記エレベーターの保守運転時の走行制御を行うエレベーターの保守運転装置において、
    前記保守運転装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記エレベーターを設置しているビルのエレベーター走行時の保守員の立ち入り禁止範囲の位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記位置情報取得手段によって取得した前記保守運転装置の位置情報に基づいて当該保守運転装置の付近の前記立ち入り禁止範囲の位置情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
    前記保守員の位置を示す位置情報を取得し、前記保守運転装置に送信する通信端末と通信する通信手段と、
    前記立ち入り禁止範囲の位置情報に前記保守運転装置が取得した位置情報が含まれているか、あるいは前記立ち入り禁止範囲の位置情報に前記通信端末から受信した位置情報が含まれているかを判断し、いずれかが含まれている場合、前記エレベーターの走行を禁止させる制御手段と、
    を備えたエレベーターの保守運転装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーターの保守運転装置において、
    前記制御手段は、前記エレベーターの走行を禁止したとき、前記通信端末の全てに警報音を発させること
    を特徴とするエレベーターの保守運転装置。
  3. 請求項3に記載のエレベーターの保守運転装置において、
    前記制御手段は、前記通信手段を介して前記警報音を発するための信号を送信すること
    を特徴とするエレベーターの保守運転装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエレベーターの保守運転装置と、
    前記通信手段を介して前記制御手段と通信する前記通信端末と、
    を備えた保守運転システム。
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