JP2009062145A - エレベータデータ収集システム - Google Patents

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【課題】エレベータシステムの保守作業を危険を伴うことなく、効率的に行うことを可能にする。
【解決手段】エレベータシステムを構成する機器に設置された機器データ送信機20が機器の動作状態を示すデータを機器データとして無線送信し、乗りかご1に設置されたかご設置データ送受信機21が、機器データ送信機20が無線送信した機器データを受信、記憶する。これにより、作業者はかご設置データ送受信機21に記憶されている機器データを参照することにより昇降路6内を移動することなくエレベータシステムを構成する機器の状態を確認できるので、エレベータシステムの保守作業を危険を伴うことなく、効率的に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータシステムの保守作業の際に利用して好適な、エレベータデータ収集システムに関する。
一般にエレベータシステムの保守作業では、作業者は、作業項目に応じて乗りかご上,最上階,最下階,ピット,乗場,乗りかご内へと移動しながら、エレベータシステムを構成する機器の動作状態や検出値を確認する。具体的には、乗場ドアが正常に施錠されるか否かを確認する場合、作業者は、エレベータを1階床下に移動させた後、乗場ドアを開錠して乗りかごに乗り込む。そして作業者は、エレベータを各階に移動させながら乗場ドアが正常に施錠されるか否かを確認する。また昇降路内に配置された機器の動作状態や検出値を確認する場合には、作業者はピットに降りて作業を行う。
特開2006−124185号公報
上述の通り、従来のエレベータシステムの保守作業は、作業項目に応じて作業者が昇降路内を移動することにより行われていた。このような背景から、従来のエレベータシステムの保守作業によれば、全ての作業が完了するまでに多くの時間が必要とされ、作業を効率的に行うことができない。また従来のエレベータシステムの保守作業は、昇降路内で行う作業が大半であるために、作業者にとっては危険を伴う作業となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エレベータシステムの保守作業を安全、且つ、効率的に行うことを可能にするエレベータデータ収集システムを提供することにある。
本発明に係るエレベータデータ収集システムは、エレベータシステムを構成する機器に設置されたデータ送信機と、エレベータかごに設置されたデータ受信機とを備える。データ送信機は、機器の動作状態を示すデータを機器データとして検出し、検出した機器データを無線送信する。データ受信機はデータ送信機が無線送信した機器データを受信、記憶する。
本発明に係るエレベータデータ収集システムによれば、エレベータシステムの保守作業を安全、且つ、効率的に行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムの構成と動作について説明する。
〔エレベータシステムの構成〕
初めに、図1を参照して、本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムが適用されるエレベータシステムの構成について説明する。
本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムが適用されるエレベータシステムは、図1に示すように、乗りかご1と、吊り合い重り2と、一端及び他端がそれぞれ乗りかご1及び吊り合い重り2に連結されたメインロープ3と、外周部にメインロープ3が巻き掛けられた巻上機シーブ4及びそらせシーブ5とを備える。このエレベータシステムでは、巻上機モータ(図示せず)を利用して巻上機シーブ4を回転駆動することにより、乗りかご1が、昇降路6のガイドレール(図示せず)に沿って図1に示す矢印A方向に昇降し、昇降路6の各階に設けられた乗場ドア7において停止するように構成されている。
図1に示すエレベータシステムはまた、安全装置として、調速機8と、調速機シーブ9と、調速機8及び調速機シーブ9に巻き掛けられた調速機ロープ10と、調速機シーブ9に連結されたテンショナー11と、乗りかご1に調速機ロープ10を連結するセーフティリンク12とを備える。このエレベータシステムは、乗りかご1の降下速度が設定速度を超えた場合、この安全装置を駆動させることにより、乗りかご1の降下を停止させる。
図1に示すエレベータシステムは、制御系として、テールコード13及び中間継箱14を介して乗りかご1の底面に接続された制御装置15を備える。このエレベータシステムでは、テールコード13及び中間継箱14を介して乗りかご1の操作パネルから入力された操作信号に応じて各種制御信号を出力することにより、制御装置15が乗りかご1の動作を制御する。
〔エレベータデータ収集システムの構成〕
次に、図1乃至図7を参照して、本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムの構成について説明する。
本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムは、図1に示すように、エレベータシステムを構成する各機器の近傍に設置された機器データ送信機20と、乗りかご1の上部に設置されたかご設置データ送受信機21と、エレベータシステムの保守作業を行う作業者22が携帯する携帯データ送受信機23とを主な構成要素として備える。本実施形態において、機器データ送信機20は、乗りかご1の底部,吊り合い重り2の上端部,昇降路6の上下端部,乗場ドア7の上部,及び制御装置15の内部に設置されているが、機器データ送信機20の設置場所はこれに限られることはなく、エレベータシステムの保守作業において点検する機器や項目に応じて、昇降路6内の図示されていないその他の機器に同様に設置してもよい。
〔機器データ送信機の構成〕
機器データ送信機20は、図2に示すように、設置部位に関する各種情報を検出するセンサ素子31と、センサ素子31からのアナログ形態の検出信号をデジタル形態の電気信号に変換するセンサ用入力変換インタフェイス32と、アンテナ33を利用してセンサ用入力変換インタフェイス32から出力された電気信号を所定のデータ形式にして所定エリア(数m程度)内に無線送信するデータ送信用素子34とを備える。なお、機器データ送信機20内の各部に電力を供給する内部バッテリ(図示せず)を備えるような構成としてもよい。機器データ送信機20は、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)の技術に基づくICチップ等とすることが可能である。
センサ素子31及びセンサ用入力インタフェイス32の構成は、エレベータシステムの保守作業において確認する項目の内容や数に合わせて適宜変更,追加する。具体的には、機器データ送信機20が乗場ドア7の錠スイッチに設けられ、エレベータシステムの保守作業において錠スイッチの係合部の隙間寸法を計測する場合には、センサ素子31は図3(a)〜(c)に示すように構成する。
図3(a)〜(c)に示す錠スイッチは、乗場ドア7が閉状態である際、ドア係合ローラ40,41を回転させて回転軸42を中心にしてインターロック爪43を回転させ、インターロック爪43をストッパ部44に係合させることにより、乗場ドア7を閉状態にロックするものである。この場合、インターロック爪43のストッパ部44との対向面にインターロック爪43とストッパ部44の対向距離(ドア係合寸法)を測定する距離センサをセンサ素子31として配置し、エレベータシステムの保守作業では作業者はドア係合寸法が基準値以内であるか否かを点検する。乗場ドア7が開状態である際には、インターロック爪43はストッパ部44から離間されているので、センサ素子31はドア係合寸法の検出を停止する。
データ送信用素子34は、機器データ送信機20が設置されている機器の種別,検出項目,及び検出値を機器データとして無線送信する。機器の種別とは、エレベータシステム内に設置された機器の種類毎に割り当てられた固有の番号を意味する。検出項目とは、センサ素子31が検出する内容(例えばドア係合寸法,制御装置15の電圧,異常音の有無,異常振動の有無等)を意味し、検出値とは、センサ素子31により検出された値を意味する。
具体的には、機器データ送信機20が1階の乗場ドア7上部に配置されている場合、データ送信用素子34は「種別:1,部位:ドア係合寸法,値:1階=2.1」のデータを機器データとして無線送信し、機器データ送信機20が4階の乗場ドア7上部に配置されている場合には、データ送信用素子34は「種別:1,部位:ドア係合寸法,値:4階=1.8」のデータを機器データとして無線送信する。また機器データ送信機20が制御装置15に配置されている場合には、データ送信用素子34は「種別:2,部位:制御装置電圧,値:110.2」のデータを機器データとして無線送信する。
〔かご設置データ送受信機の構成〕
かご設置データ送受信機21は、図4に示すように、データ受信部51,データ判別部52,データ消去部53,データ記憶部54,データ抽出部55,及びデータ送信部56を備え、乗りかご1の昇降動作に応じて昇降路6内を昇降する。かご設置データ送受信機21から発せられた電波が機器データ送信機20のエネルギー源となり、またその反射波に乗せて機器データを受信する。データ受信部51は、かご設置データ送受信機21近傍に設置されている機器データ送信機20から送信された機器データを受信する。データ判別部52は、図5に示すように、データ受信部51が受信した機器データを機器の種別及び検出項目毎に分類してデータ記憶部54に記憶する。データ消去部53は、携帯データ送受信機23からのデータ消去指示に応じてデータ記憶部54内から機器データを消去する。データ抽出部55は、携帯データ送受信機23からのデータ送信指示に応じて機器データをデータ記憶部54内から抽出する。データ送信部56は、データ抽出部55により抽出された機器データを無線送信する。このような構成によれば、乗りかご1の昇降動作に応じて、かご設置データ送受信機21近傍の機器データ送信機20から送信された機器データがデータ記憶部54内に逐次蓄積されることになる。
〔携帯データ送受信機の構成〕
携帯データ送受信機23は、図6に示すような概観を有し、図7に示すように、作業者が各種操作信号を入力するためのキー入力部61と、キー入力部61から入力された操作信号の内容を解釈して各部を制御するコマンド処理部62と、かご設置データ送受信機21に制御信号を送信するデータ送信部63と、かご設置データ送受信機21から送信された機器データを受信するデータ受信部64と、データ受信部64が受信した機器データを記憶するデータ記憶部65と、各種情報を表示する表示部66とを備える。
〔エレベータシステムの保守作業〕
このような構成を有するエレベータデータ収集システムでは、作業者が以下に示す流れでエレベータシステムの保守作業を行う。以下、図8に示すフローチャートを参照して、本発明の一実施形態となるエレベータシステムの保守作業の流れについて説明する。
図8に示すフローチャートは、作業者が携帯データ送受信機23の電源をオフからオン状態に切り換えたタイミングで開始となり、保守作業はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、携帯データ送受信機23が“現在の居所はエレベータの乗場ですか?”等のメッセージを表示部66に表示し、作業者は表示部66に表示されたメッセージを参照して自身がエレベータの乗場にいるか否かを確認する。確認の結果、エレベータの乗場にいない場合、作業者は、キー入力部61を操作することにより、現在の居所がエレベータの乗場ではない旨の情報を携帯データ送受信機23に入力し、保守作業はステップS2の処理に進む。一方、エレベータの乗場にいる場合には、作業者は、キー入力部61を操作することにより、現在の居所がエレベータの乗場である旨の情報を携帯データ送受信機23に入力し、保守作業はステップS3の処理に進む。
ステップS2の処理では、携帯データ送受信機23が“現在の居所は乗りかご内ですか?”等のメッセージを表示部66に表示し、作業者は表示部66に表示されたメッセージを参照して自身が乗りかご1内にいるか否かを確認する。確認の結果、乗りかご1内にいない場合、作業者は、キー入力部61を操作することにより、現在の居所が乗りかご1内ではない旨の情報を携帯データ送受信機23に入力し、保守作業はステップS1の処理に戻る。一方、乗りかご1内にいる場合には、作業者は、キー入力部61を操作することにより、現在の居所が乗りかご1内である旨の情報を携帯データ送受信機23に入力し、保守作業はステップS5の処理に進む。
ステップS3の処理では、携帯データ送受信機23が“乗りかご1は現在の乗場と同一階にありますか?”等のメッセージを表示部66に表示し、作業者は表示部66に表示されたメッセージを参照して自身がいる乗場と同一階に乗りかご1が位置しているか否かを確認する。確認の結果、自身がいる乗場と同一階に乗りかご1が位置していない場合、作業者は、キー入力部61を操作することにより、自身がいる乗場と同一階に乗りかご1が位置していない旨の情報を携帯データ送受信機23に入力し、保守作業はステップS4の処理に進む。一方、自身がいる乗場と同一階に乗りかご1が位置している場合、作業者は、キー入力部61を操作することにより、自身がいる乗場と同一階に乗りかご1が位置している旨の情報を携帯データ送受信機23に入力し、保守作業はステップS5の処理に進む。
ステップS4の処理では、携帯データ送受信機23が“乗りかご1を現在の乗場と同一階に移動させてください”等のメッセージを表示部66に表示し、作業者は表示部66に表示されたメッセージを参照して呼び出しボタンを操作して自身がいる乗場と同一階に乗りかご1を移動させる。これにより、ステップS4の処理は完了し、保守作業はステップS3の処理に戻る。
ステップS5の処理では、携帯データ送受信機23が、乗りかご1の上部に設置されているかご設置データ送受信機21に対し接続要求を行う。これにより、ステップS5の処理は完了し、保守作業はステップS6の処理に進む。
ステップS6の処理では、携帯データ送受信機23が、接続要求を行ってから所定時間内にかご設置データ送受信機21から応答があったか否かを判別する。判別の結果、かご設置データ送受信機21から応答がない場合、携帯データ送受信機23は保守作業をステップS7の処理に進める。一方、かご設置データ送受信機21から応答があった場合には、携帯データ送受信機23は保守作業をステップS8の処理に進める。
ステップS7の処理では、携帯データ送受信機23が、「かご設置データ送受信機にもう少し近づいて下さい」等のメッセージを表示部66に表示することにより、かご設置データ送受信機21に接近するように作業者に促す。これにより、ステップS7の処理は完了し、保守作業はステップS5の処理に戻る。
ステップS8の処理では、携帯データ送受信機23が、かご設置データ送受信機21に対し機器データの送信要求を行い、かご設置データ送受信機21から機器データを受信する。そして携帯データ送受信機23はかご設置データ送受信機21から受信した機器データをデータ記憶部65内に記憶する。これにより、ステップS8の処理は完了し、保守作業はステップS9の処理に進む。
ステップS9の処理では、携帯データ送受信機23が、データ記憶部65内に記憶された機器データを例えば図9(a),(b)に示すように機器の種別及び検出項目毎に分類して表示部66に表示する。作業者は、表示部66に表示された情報を参照して各機器が正常な状態で動作しているか否かを確認し、確認結果に基づいて保守作業を行う。これにより、ステップS9の処理は完了し、一連の保守作業は終了する。
〔データ処理〕
上記エレベータデータ収集システムでは、かご設置データ送受信機21には機器データ送信機20と携帯データ送受信機23の双方から電気信号が送信されることになる。そこで本実施形態では、かご設置データ送受信機21は、以下に示すデータ処理を実行することにより、受信した電気信号の内容を判別し、電気信号の内容に応じた処理を実行する。以下、図10に示すフローチャートを参照して、このデータ処理の流れについて説明する。
図10に示すフローチャートは、かご設置データ送受信機21のデータ受信部51が電気信号を受信したタイミングで開始となり、データ処理はステップS11の処理に進む。
ステップS11の処理では、データ判別部52が、電気信号の内容が機器データの送信要求であるか否かを判別する。判別の結果、電気信号の内容が機器データの送信要求である場合、データ判別部52はデータ処理をステップS12の処理に進める。一方、電気信号の内容が機器データの送信要求でない場合には、データ判別部52はデータ処理をステップS14の処理に進める。
ステップS12の処理では、データ抽出部55が、携帯データ送受信機23からの要求信号に対応する機器データをデータ記憶部54から抽出する。これにより、ステップS12の処理は完了し、データ処理はステップS13の処理に進む。
ステップS13の処理では、データ送信部56が、データ抽出部55により抽出された機器データを携帯データ送受信機23に送信する。これにより、ステップS13の処理は完了し、一連のデータ処理は終了する。
ステップS14の処理では、データ判別部52が、電気信号の内容が機器データの消去要求であるか否かを判別する。判別の結果、電気信号の内容が機器データの消去要求である場合、データ判別部52はデータ処理をステップS15の処理に進める。一方、電気信号の内容が機器データである場合には、データ判別部52はデータ処理をステップS16の処理に進める。
ステップS15の処理では、データ消去部53が、データ記憶部54内から機器データを消去する。これにより、ステップS15の処理は完了し、一連のデータ処理は終了する。
ステップS16の処理では、データ判別部52が、データ記憶部54内に受信した機器データを記憶する。これにより、ステップS16の処理は完了し、一連のデータ処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムでは、エレベータシステムを構成する機器に設置された機器データ送信機20が機器の動作状態を示すデータを機器データとして無線送信し、乗りかご1に設置されたかご設置データ送受信機21が、機器データ送信機20が無線送信した機器データを受信、記憶する。そしてこのような構成によれば、作業者はかご設置データ送受信機21に記憶されている機器データを参照することにより昇降路6内を移動することなくエレベータシステムを構成する機器の状態を確認できるので、エレベータシステムの保守作業を危険を伴うことなく、効率的に行うことができる。
本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムでは、かご設置データ送受信機21は、作業者が携帯する携帯データ送受信機23から機器データの送信要求を受信した場合、記憶している機器データを携帯データ送受信機23に無線送信するので、作業者はエレベータシステムを構成する機器の状態を手元で簡単に確認することができる。
本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムでは、機器データ送信機20は機器データを所定エリア内にのみ無線送信し、かご設置データ送受信機21は乗りかご1の昇降に伴い所定エリアに入った際に機器データを受信するので、乗りかご1の昇降動作に応じて機器データを逐次蓄積することができると共に、機器データ送信機20の省電力化を実現することができる。
本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムでは、かご設置データ送受信機21は、携帯データ送受信機23から機器データの消去要求を受信した場合、記憶している機器データを消去するので、機器データの記憶容量が膨大になることを防止できる。
本発明の実施形態となるエレベータデータ収集システムでは、かご設置データ送受信機21は機器データを機器毎に分類して記憶し、携帯データ送受信機23は機器データを分類して表示するので、作業者による機器の動作状態の確認作業を容易にすることができる。
以上、本発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係るエレベータデータ収集システムを適用したエレベータシステムの全体構成に示す模式図である。 図1に示す機器データ送信機の内部構成を示すブロック図である。 錠スイッチにおけるセンサ素子の配置位置の一例を説明するための錠スイッチの模式図である。 図1に示すかご設置データ送受信機の構成を示すブロック図である。 図4に示すかご設置データ送受信機のデータ記憶部内に記憶される機器データのデータ形式を示す図である。 図1に示す携帯データ送受信機の概観を示す図である。 図6に示す携帯データ送受信機の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態となるエレベータシステムの保守作業の流れを示すフローチャート図である。 携帯データ送受信機の表示部に表示される機器データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態となるかご設置データ送受信機によるデータ処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
1:乗りかご
2:吊り合い重り
3:メインロープ
4:巻上機シーブ
5:そらせシーブ
6:昇降路
7:乗場ドア
8:調速機
9:調速機シーブ
10:調速機ロープ
11:テンショナー
12:セーフティリンク
13:テールコード
14:中間継箱
15:制御装置
20:機器データ送信機
21:かご設置データ送受信機
22:作業者
23:携帯データ送受信機
31:センサ素子
32:センサ用入力変換インタフェイス
33:アンテナ
34:データ送信用素子
40,41:ドア係合ローラ
42:回転軸
43:インターロック爪
44:ストッパ部
51,64:データ受信部
52:データ判別部
53:データ消去部
54,65:データ記憶部
55:データ抽出部
56,63:データ送信部
61:キー入力部
62:コマンド処理部
66:表示部

Claims (5)

  1. エレベータシステムを構成する機器に設置され、当該機器の動作状態を示すデータを機器データとして検出し、検出された機器データを無線送信するデータ送信機と、
    エレベータかごに設置され、前記データ送信機が無線送信した機器データを受信、記憶するデータ受信機と
    を備えることを特徴とするエレベータデータ収集システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータデータ収集システムにおいて、前記データ受信機は、外部機器から機器データの送信要求を受信した場合、記憶している機器データを当該外部機器に無線送信する機能を有することを特徴とするエレベータデータ収集システム。
  3. 請求項1に記載のエレベータデータ収集システムにおいて、前記データ送信機は、機器データを所定エリア内にのみ無線送信し、前記データ受信機は、エレベータかごの昇降に伴い前記所定エリアに入った際に機器データを受信することを特徴とするエレベータデータ収集システム。
  4. 請求項1に記載のエレベータデータ収集システムにおいて、前記データ受信機は、外部機器から機器データの消去要求を受信した場合、記憶している機器データを消去することを特徴とするエレベータデータ収集システム。
  5. 請求項1に記載のエレベータデータ収集システムにおいて、前記データ受信機は、前記機器データを機器毎に分類して記憶することを特徴とするエレベータデータ収集システム。
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