JP2002287846A - 現場支援システム - Google Patents

現場支援システム

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JP2002287846A
JP2002287846A JP2001088915A JP2001088915A JP2002287846A JP 2002287846 A JP2002287846 A JP 2002287846A JP 2001088915 A JP2001088915 A JP 2001088915A JP 2001088915 A JP2001088915 A JP 2001088915A JP 2002287846 A JP2002287846 A JP 2002287846A
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Yoshiaki Sonoda
義明 苑田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業現場での作業者の安全に関する環境及び状
況を監視し、不安全な状態を作業者に認知させ、不安全
な状態を回避するための処置を行なう。 【解決手段】作業環境を計測する入力部3と、作業者の
状況を記憶する記憶部2−3と、前記作業環境と前記作
業者の状況とに基づいて、警告を発生する制御部2−1
とを具備し、前記制御部2−1は、前記作業者の警告に
対する応答に基づいて、前記警告を解除するウエアラブ
ルコンピューター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身に付けて利用が
可能なコンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶、航空機、原動機、タービン等は、
複雑で、部品点数が多く、かつ、過酷な環境下で使用さ
れる機器であり、その製造、点検及び整備において、多
くの工程、チェック項目がある。また最近の技術の進歩
に伴い、製品も複雑化・高度化しており、マニュアルや
手順書、点検記録は膨大な量となっている。実際の作業
現場でそれらを参考にして製造、点検及び整備を行な
い、記録を作成する為には、多くの困難と時間と手間と
をかける必要がある。今後、更なる技術の進歩による製
品の改善の進展により、その傾向は益々強まるものと予
想される。それは、製品の製造納期の延長、コストの増
加等につながる可能性が考えられる。
【0003】従来技術のひとつとして、手を使わずにユ
ーザーにより支持される携帯用計算機(ハンドフリーコ
ンピュータ)とその操作法について開示されている(例
えば、特許第2873268号公報及び特開平9−11
4543号公報)。ハンドフリーコンピュータ(又は、
ウエアラブルコンピュータともいう)とは、視界を大き
く妨げないディスプレイと撮影用カメラとマイクとヘッ
ドフォンとを有するヘッドセットと、主に側又は後腰部
に取り付けられ作業の妨げにならない大きさのコンピュ
ーター本体と、主に左腕に取付けられ作業の妨げになら
ない大きさのタッチパネル又はキーボードと、から成る
1組の携帯型計算機である。各構成部同士はケーブルに
より接続されている。また、ハンドフリーコンピュータ
装置は、音声認識装置を有しており、操作をする人は音
声によりコンピューターを操作することが出来る。加え
て、眼球追跡接眼部品あるいは脳波・筋肉電気信号検出
器を有しており、眼の動きあるいは脳での思考・筋肉の
動きに応じた電気信号の発生だけでコンピューターを操
作することが出来る。すなわち、ハンドフリーコンピュ
ーターの操作は、完全にハンズフリーとすることが可能
となる。加えて、ハンドフリーコンピュータは無線通信
機能により、離れた位置にあるホストコンピュータや、
別のハンドフリーコンピュータとデータの送受信や音声
通信などの通信が可能である。
【0004】適用例として、自動車の整備現場が上げら
れている。携帯用計算機を身に付けた自動車整備員は、
ハンドフリーかつ視界を大きく妨げられない状態で、携
帯用計算機を操作することが可能である。携帯用計算機
では、ハードディスク(HD)内に格納されている整備
マニュアルの情報を表示させることができる。又、ホス
トコンピューター内にある情報についても通信により取
得することが出来る。自動車整備員は、それらの情報を
参照しながら、整備作業を円滑かつ効率的に行なうこと
が可能となる。
【0005】一方、各種船舶、航空機、ロケット等の製
造現場、点検・整備現場、据付場所のような作業者が各
種作業を行なう現場(以下「各種現場」という)におい
て、安全確保に関する現場支援策としては、安全に関す
る各種の標識、掲示物のような表示、侵入を防止する為
などの防護柵、危険を知らせる為などの警報などがあ
る。それらは、原則的に周知徹底が図られているもので
ある。しかし、突然ある日から、あるいはある時から立
ち入り禁止や危険区域が発生した場合や、その現場を熟
知していない隣接の現場の作業者が来た場合、あるい
は、作業環境が変化しやすい現場の場合などに対して、
必ずしも適切かつ効果的であるとは限らない。
【0006】また、上述のウエアラブルコンピューター
(以下「WPC」とする)を装着した作業者の場合、そ
の表示装置であるヘッドマウントディスプレイ(頭部に
装着するディスプレイ、以下「HMD」という)の表示
に気を取られ、安全関係の標識や表示の見落とし、立入
禁止区域への侵入、突起物へのつまずき・衝突などを起
こす場合が考えられる。また、防爆区域において、WP
Cが防爆仕様で無かった場合でも気づかずに、WPCの
電源ONのままにしてしまうこともありえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、作業現場での作業者の安全に関する環境及び状況を
把握することが可能な現場支援システム及び現場支援方
法を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、作業現場での
不安全な状態を作業者に認知させることが可能な現場支
援システム及び現場支援方法を提供することである。
【0009】また、本発明の別の目的は、作業現場での
不安全な状態にある作業者に、不安全な状態を回避する
ための処置を行なうことができる現場支援システム及び
現場支援方法を提供することである。
【0010】また、本発明の更に他の目的は、作業現場
での不安全な状態に置かれた作業者を認識し、関係者に
伝達することが可能な現場支援システム及び現場支援方
法を提供することである。
【0011】また、本発明の更に他の目的は、作業現場
での作業者の安全に関する環境及び状況を常時監視する
ことが可能な現場支援システム及び現場支援方法を提供
することである。
【0012】また、本発明の更に他の目的は、事故を未
然に防ぎ、作業の安全性を向上させることが可能な現場
支援システム及び現場支援方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するための
手段の項における、図番号、符号は、特許請求の範囲と
発明の実施の形態との対応を示すために記したものであ
り、特許請求の範囲の解釈に用いてはならない。
【0014】上記課題を解決するために、本発明の現場
支援システムは、作業者が身に付けて作業が可能なウエ
アラブルコンピューター(図1、1−1/図4、14−
1)であって、作業環境と作業者の状況を計測する入力
部(図1、3)と、前記作業環境と前記作業者の状況と
に基づいて、警告を発生する制御部(図1、2−1)と
を具備する。
【0015】また、本発明の現場支援システムは、前記
ウエアラブルコンピューター(図1、1−1/図4、1
4−1)が、前記制御部(図1、2−1)は、更に、前
記作業者の警告に対する応答に基づいて、前記警告を解
除する。
【0016】また、本発明の現場支援システムは、前記
ウエアラブルコンピューター(図1、1−1/図4、1
4−1)が、表示部(図1、4−1)とを更に具備し、
前記制御部(図1、2−1)は、前記作業者が表示され
た前記警告を参照して前記警告を解除するように前記警
告を前記表示部(図1、4−1)に表示する。
【0017】更に、本発明の現場支援システムは、前記
ウエアラブルコンピューター(図1、1−1/図4、1
4−1)が、音声部(図1、2−4)とを更に具備し、
前記制御部(図1、2−1)は、前記作業者が音声で発
せられた前記警告を聞いて前記警告を解除するように前
記警告を前記音声部(図1、2−4)で発する。
【0018】更に、本発明の現場支援システムは、作業
者が身に付けて作業が可能であり、無線部(図1、2−
2)と表示部(図1、4−1)と音声部(図1、2−
4)とを含むウエアラブルコンピューター(図1、1−
1/図4、14−1/図6、14−1)と、作業環境を
測定する測定機器(図4、14−1/図6、160−
1)と、作業者の状況を管理する監視サーバ(図4、1
7/図6、17)とを具備する。前記監視サーバ(図
4、17/図6、17)は、前記作業環境と前記作業者
の状況に基づいて警告を出力する。そして、前記ウエア
ラブルコンピューター(図1、1−1/図4、14−1
/図6、14−1)は前記警告を前記無線部(図1、2
−2)で受信し、前記作業者が前記警告を認識できる様
に前記表示部(図1、4−1)及び前記音声部(図1、
2−4)から警告を発生する。
【0019】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での有毒ガスに関する。
【0020】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での酸素の濃度に関する。
【0021】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での可燃性ガスに関する。
【0022】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での人体に悪影響を及ぼすガスに
関する。
【0023】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での気温に関する。
【0024】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での気圧に関する。
【0025】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での気体の流れに関する。
【0026】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での放射線量に関する。
【0027】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場の高度に関する。
【0028】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での水温に関する。
【0029】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での水圧に関する。
【0030】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での水質に関する。
【0031】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業環境は、作業現場での水流速に関する。
【0032】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業者の状況は、作業現場での前記作業者の位置であ
る。
【0033】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業者の状況は、作業現場での前記作業者の能力であ
る。
【0034】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業者の状況は、作業現場での前記作業者の役割であ
る。
【0035】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業者の状況は、作業現場での前記作業者の地位であ
る。
【0036】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業者の状況は、作業現場での前記作業者の生体計測情
報である。
【0037】更に、本発明の現場支援システムは、前記
作業者の状況は、作業現場での前記作業者の装備であ
る。
【0038】更に、本発明の現場支援システムは、前記
ウエアラブルコンピューター(図1、1−1/図4、1
4−1)が、前記ウエアラブルコンピューター(図1、
1−1/図4、14−1)を制御する制御部(図1、2
−1)と、通信を行なう無線部(図1、2−2)と、情
報を保持する記憶部(図1、2−3)とを有するウエア
ラブルコンピューター本体(図1、2)と、前記ウエア
ラブルコンピューター本体(図1、2)に電気的に接続
され、腕に取付ける入力部(図1、3)と、前記ウエア
ラブルコンピューター本体(図1、2)に電気的に接続
され、頭部に取付ける表示部(図1、4−1)と、前記
ウエアラブルコンピューター本体(図1、2)に電気的
に接続され、頭部に取付ける音声部(図1、2−4)と
を具備する。そして、前記ウエアラブルコンピューター
本体(図1、2)は、作業者の取付部位の身体形状にフ
ィットする様に形状変形可能な変形部(図示せず)を有
している。また、前記入力部(図1、3)は、必要に応
じて取り外し、腹部又は背部に取り付け可能である。一
方、前記表示部(図1、3)は、安全メガネと一体であ
る。また、前記音声部(図1、2−4)は、骨導音によ
る音声入出力が可能である。そして、前記ウエアラブル
コンピューター(図1、1−1/図4、14−1)は、
作業者が身に付けて作業が可能である。
【0039】上記課題を解決するために、本発明の現場
支援方法は、作業環境と作業者の状況を計測するステッ
プと、前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、
警告を発生するステップと、前記作業者の警告に対する
応答に基づいて、前記警告を解除するステップとを具備
する。
【0040】また、本発明の現場支援方法は、作業環境
と作業者の状況を計測するステップと、前記作業環境と
前記作業者の状況とに基づいて、前記作業者が表示され
た前記警告を参照して前記警告を解除するように前記警
告を表示するステップとを具備する。
【0041】また、本発明の現場支援方法は、作業環境
と作業者の状況を計測するステップと、前記作業環境と
前記作業者の状況とに基づいて、前記作業者が音声で発
せられた前記警告を参考にして前記警告を解除するよう
に前記警告を発するステップとを具備する。
【0042】上記課題を解決するための、本発明のプロ
グラムは、作業環境と作業者の状況を計測するステップ
と、前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、警
告を発生するステップと、前記作業者の警告に対する応
答に基づいて、前記警告を解除するステップとを実行す
る。
【0043】また、本発明のプログラムは、作業環境と
作業者の状況を計測するステップと、前記作業環境と前
記作業者の状況とに基づいて、前記作業者が表示された
前記警告を参照して前記警告を解除するように前記警告
を表示するステップと、前記作業者の警告に対する応答
に基づいて、前記警告を解除するステップとを実行す
る。
【0044】また、本発明のプログラムは、作業環境と
作業者の状況を計測するステップと、前記作業環境と前
記作業者の状況とに基づいて、前記作業者が音声で発せ
られた前記警告を参考にして前記警告を解除するように
前記警告を発するステップと、前記作業者の警告に対す
る応答に基づいて、前記警告を解除するステップとを実
行する。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明において基本となる、ウエ
アラブルコンピューター(以下、「WPC」という)に
ついて、図面を用いて説明する。 (A)WPC概要 図1は、WPC1−1の構成図である。制御部2−1、
無線部2−2、記憶部2−3を有するWPC本体2と、
音声部2−4と、入力部3と、表示部4−1を有する出
力部4とを具備する。WPC本体2は、携帯可能な小型
のコンピューターである。ハードウエアの構成及びソフ
トウエアの機能については、通常のパーソナルコンピュ
ーターが具備することが出来るものは、全て備えること
が可能である。I/OポートやUSBのような他の装置
を接続することの出来る各種ポートを有している。ま
た、外側のケースの片側に、ジェルのような粘性を有す
る材料を封入したものを、作業者の取付部位の身体形状
にフィットする様に形状変形可能な変形部として取り付
ける。それにより、WPC本体2が体の曲線にフィット
するように装着することができる。その場合、体側面だ
けでなく、腹部や背面の曲線にもフィットさせることが
可能となり、作業者は違和感無く作業することが出来
る。
【0046】制御部2−1は、WPC本体2を制御する
制御部であり、無線部2−2及び記憶部2−3も制御す
る。そして、入力部3からの入力に応答して、自身の有
するプログラムや制御アルゴリズムなどを用いて、各種
計算や情報処理などの制御を実行する。音声認識のプロ
グラムも有し音声認識による入出力が可能である。必要
に応じて出力部4に情報を出力し、また、無線部2−2
を介して外部との情報の送受信を行なう。計算、処理、
及びWPC本体2に接続している入力部3や出力部4を
制御する。CPU、メモリー及びその稼動装置などの周
辺装置を有している。無線部2−2は、外部(入力部3
及び出力部4を含む)とWPC本体2との通信を行うた
めの通信機構である。音声部2−4、入力部3及び出力
部4とは赤外線を用いたワイヤレス送受信によりデータ
をやり取りすることが出来る。また、WPCの外部と
は、無線LANカードなどを用いる無線LAN機能や、
PHSカードを用いるPHS機能、携帯電話カードを用
いる携帯電話機能、カードモデムを用いるFAXやデー
タ通信などを選択することが可能である。これらは、標
準で内部に装備される方法や、PCカードスロットを有
し、状況に応じて前述したような適切なカードを利用す
ることで実施することが出来る。記憶部2−3は、WP
C本体2あるいは、その入力部3及び出力部4を制御す
るためのプログラムや制御アルゴリズムを保持する記憶
装置である。加えて、WPCを使用する作業に必要な各
種情報(電子作業マニュアルや、仕様書、図面、設計デ
ータ、部品データなど)を保持している。情報は、必要
に応じて入力部3から入力することが可能である。記憶
部2−3は、ハードディスク(HD)や、MO、フロッ
ピー(登録商標)ディスク(HD)、CD−ROM及び
その駆動装置などにより実施できる。これらは、本体内
蔵でも、着脱式でも実施が可能である。音声部2−4
は、音声によるWPC本体2への入出力を行うための装
置である。音声入力装置(マイク)、音声出力装置(ヘ
ッドホン)等である。また、骨導音を用いた骨導マイク
及び骨導ホンを用いることも可能である。これにより、
周囲の音響に乱されることの少ない音声認識が可能とな
る。音声部2−4は、WPC本体2や入力部3、出力部
4に含まれていても良い。
【0047】入力部3は、WPC本体2へ情報を入力す
るための入力装置である。WPC用のリストキーボード
やタッチパネル、CCDカメラ(ヘッドマウントカメ
ラ)、マウス、バーコード入力装置などである。これら
は、WPCを装着する作業者により選択され、WPC本
体2に装着(装備)される。また、各種センサー(作業
者のいる場所の雰囲気を測定するガスセンサー、温度を
測定する温度計、圧力を計測する圧力計、作業者本人の
体調を測定する血圧計、脈拍計、など)を装着すること
も可能である。それらは、マジックテープ(登録商標)
などで容易に身体に取付可能とすることが出来、作業に
邪魔になる場所から邪魔にならない場所(共に作業者の
身体)へ容易に移動させることが可能である。例えば、
腕に装着していて邪魔な場合には、取り外し、一時的に
腹部に貼り付ける。これらは、赤外線を用いたワイヤレ
ス接続により、電気的に接続される。
【0048】出力部4は、WPC本体2からの情報出力
を行なう出力装置(外部との交信を含まない)である。
表示部4−1は、携帯型のプリンターやTFTディスプ
レイ、WPC用の表示装置(ヘッドマウントディスプレ
イ、HMD)、タッチパネル等である。HMDは、作業
者が安全保護に用いる安全メガネと一体化することが可
能である。これにより作業者は通常の場合と同様に違和
感無くかつ安全に作業を行なうことが可能となる。
【0049】図2は、WPCを装着したWPC装着作業
者1の例を示す。腰部のベルトにWPC本体2を保持
し、左腕(右利きの人、左利きの場合には右腕)に入力
装置5を、頭部にはヘッドセット6有している。それら
はケーブル12及び13で接続されている。ケーブルは
作業服に密着保持され、装着時に外部に引っかかること
はない。また、ケーブル12及び13を用いず、赤外線
などを利用したワイヤレス接続の方法を用いることも可
能である。WPC装着作業者1は、作業中において、こ
れらのWPC及び関連装備を装着していても作業を妨げ
られることはない。そして、必要に応じて、WPCの表
示部に電子マニュアルを表示して、作業時に参照するな
ど、作業への支援を受けることが出来、作業効率を向上
させることが出来る。
【0050】(B)WPC詳細 図3を参照して、WPCについて詳細に説明する。WP
C本体2は、上述の図1のWPC本体2であり、携帯可
能な小型のコンピューターである。ハードウエアの構成
及びソフトウエアの機能については、例えば、ハードウ
エア構成では、CPU、メモリー、HD、電源、I/O
ポート、USB端子、サウンド機能、通信機能、PCカ
ードスロットを具備する。ソフトウエア機能では、通常
のパーソナルコンピューターにインストール可能なソフ
トウエアであれば、どのようなソフトウエアでも使用可
能である。音声認識機能を持たせ、音声によりWPCを
操作させることも可能であり、無線LAN機能やPHS
機能により、他のWPCやホストコンピューター、PH
Sや携帯電話、インターネット上のホームページ(H
P)などにもアクセスが可能である。マウス11は、上
述の図1における入力部3の一形態であり、WPC本体
2に装着されたマウスである。HMD7上又はタッチパ
ネル5−1上でのマウス操作に使用する。
【0051】入力装置5は、上述の図1における入力部
3の一形態であり、WPC装着作業者1によるWPC本
体2での操作の際に入力(及び表示)を行う装置であ
る。腕に装着され、反対の腕(の指)により操作され
る。タッチパネル5−1では、文字や画像が表示される
表示入力装置である。WPC装着作業者1は、表示され
た内容を確認し作業を行い、又は、タッチパネル上に付
属のペンを用いて入力を行う。キーボードを表示しキー
ボード入力をすることも可能である。リストキーボード
5−2は、入力用のキーボードであり、通常指により入
力を行う。
【0052】ヘッドセット6は、WPC装着作業者1の
頭部に装着される入出力装置である。ヘッドマウントデ
ィスプレイ(以下「HMD」という)7、ヘッドマウン
トカメラ(以下「HMC」という)8、ヘッドホン9及
びマイク10を有する。HMD7は、上述の図1におけ
る出力部4の一形態であり、WPC装着作業者1の視界
の妨げになり難い視界領域において、WPC本体2から
の情報を表示する表示装置である。WPC装着作業者1
は、そのディスプレイの情報を参照して、作業や各種操
作を行う。また作業者は、必要に応じてHMD7を上方
へ移動させることにより、視界から(一時的に)除くこ
とが可能である。安全メガネと一体にすることも可能で
ある。HMC8は、上述の図1における入力部3の一形
態であり、WPC装着作業者1が行う撮影に使用される
CCDカメラである。現在の状況や手元資料を撮影し、
その情報を他の場所へ転送する、あるいは記録として保
存するためなどに使用される。ヘッドホン9は、上述の
図1における出力部4の一形態であり、WPC装着作業
者1が、WPC本体2又はそこを介した音声による指令
(情報)を聞くためのヘッドホンである。他のWPC装
着作業者との連絡や、PHSや携帯電話、無線との連
絡、WPC本体2又はそこを介したホストコンピュータ
ーからの音声ガイダンスの受信等に用いられる。マイク
10は、上述の図1における入力部3の一形態であり、
WPC装着作業者1による、WPC本体2又はそこを介
したホストコンピューターへの音声入力用、又は、他の
WPC装着者との連絡や、PHSや携帯電話、無線との
連絡などに用いられる。ヘッドホン9、マイク10は、
骨導を利用した骨導ヘッドホン及び骨導マイクを使用す
ることも可能である。
【0053】ケーブル12及び13は、WPC本体2と
ヘッドセット6又は入力装置5とをつなぐケーブルであ
る。通常WPC装着作業者1の作業の邪魔にならないよ
うに作業服に密着させる、あるいは、作業服の中を通す
というような措置がなされている。WPC本体2とヘッ
ドセット6又は入力装置5とが、赤外線その他のワイヤ
レス接続による情報の入出力を可能とする機能を装備し
ていれば、ケーブル12及び13は不要である。
【0054】以上(A)及び(B)に示すような機能を
有するWPCを装着したWPC装着作業者1は、各種作
業場において、ハンドフリーかつ視界を大きく妨げられ
ない状態で、WPCを利用し作業を行うことが可能であ
る。WPCでは、HD内に格納されている整備マニュア
ルのような作業に必要な情報を表示させることができ
る。又、ホストコンピューター内にある情報についても
通信により取得することが出来る。WPC装着作業者1
は、それらの情報を参照しながら、各種作業を円滑かつ
効率的に行なうことが可能となる。
【0055】なお、(B)で示した機能を有する装備を
全て装着して作業を行なうことは可能であるが、適宜、
不必要な装備を取り外し、必須の機能を有する装備のみ
の装着により、作業を行なうことも可能である。
【0056】次に、本発明における、WPC用いた安全
に関する現場支援の考え方について説明する。本発明に
おいては、WPC装着作業者が安全に作業を行なえるよ
うな現場支援を行なう。例えば、各種現場において、作
業者の立ち入り禁止区域や危険区域への侵入に対して、
自動的にHMDに警告を表示し、又、警報を鳴らす。防
爆区域に侵入した場合には、直ちに自動的にWPCの電
源がOFFになる。ガスセンサを有し、有毒ガスの発生
又は酸素不足を検知し、自動的にHMDに警告を表示
し、又、警報を鳴らす。このような機能を付加すること
で、作業者は上記の各種危険に対して安心して安全に作
業を遂行することが可能となる。そして、さらに作業者
の作業状況や身体的状況をWPCを介して監視すること
により、1人作業も行なうことが出来、作業効率の向上
やコスト削減に寄与することが出来る。
【0057】このようなWPC装着作業者1に対する、
安全に関する現場支援方法としては、以下のような観点
からその手法を構築することが出来る。 (1)作業環境 作業者の作業環境。 作業の環境により、安全に対する対処方法が異なるため
である。環境としては、高所作業、被曝環境、高温・低
温作業、高圧・低圧作業、騒音作業、閉所作業、水中作
業、海面作業、地下作業、指定(特殊)区域、などがあ
る。 その場合の作業環境の条件。 作業環境により条件は様々であり、条件の範囲によって
作業可の場合と不可の場合があり得る。条件としては、
高度、放射線量、温度、気圧、音・振動、雰囲気ガス組
成、特定気体量、気体の流れ、水圧・水質・流速、湿
度、立入禁止区域、特殊安全具着用者以外進入禁止区
域、作業現場での作業方法(特殊な材料やガスを使用す
得る場合など)などがある。 (2)作業者の状況 作業者の状況に応じて、安全に関する判定も異なる。基
準としては、位置情報(作業領域)、作業者の能力(経
験、資格)、作業者の作業担当(役割)、作業者の作業
オーソライズ状態・レベル(地位)、作業者の生体計測
情報(心拍数、体温、血圧など)、作業者の装備などが
ある。 (3)環境や状況の検知方法 作業環境や状況の検知方法は、安全を判定するための材
料を収集するためには非常に重要である。環境情報を得
る方法として、測定器類を作業領域に常設し、測定結果
を常時発信する(測定器を有する赤外線情報発生装置な
ど)、WPCに作業環境を測定する測定器を搭載し常時
測定する、などである。また、作業者の状況を得る方法
として、本人IDの入力に基づいて作業者に関するデー
タベースから本人情報を取得、GPS・無線LANター
ミナルによる位置情報取得、WPCに身体状況を測定す
る測定器を搭載し常時測定する、などがある。特定区域
は、作業に関する情報が保持されているデータベースの
内、作業領域に関わる情報から取得する。 (4)対象 安全上の問題が発生した場合の、通知及び対処すべき人
としては、基本的には、WPC装着作業者本人である
が、その他に、作業者近く(同じ領域あるいは一定距離
以内)のWPC装着作業者、作業管理責任者、現場安全
監督者、遠隔地の管理者などがある。 (5)対応処置 安全上の問題が発生した場合には、それに対応するため
の対応処置が重要である。対応処置の例として、WPC
の画面表示及び音声(HMD及びヘッドホン)による警
告・対応指示、警告・対応指示及びWPCの機能制限
(HMD・タッチパネル表示画面OFF、マウス・リス
トキーボードなどの入力禁止、画像撮影禁止、サーバへ
のアクセス禁止など)、警告・対応指示後WPC電源の
OFF(WPC全体)、警告・対応指示及び身体状況の
確認(意識覚醒状況、心拍数、血圧など)、などがあ
る。警告内容として、例えば、高所作業、有毒ガスの存
在、酸素濃度の過不足、気温の変動、騒音の大きさ、立
入禁止領域侵入のような作業環境上問題である、あるい
は問題が発生しそうな状況を表示する。それに対する対
応指示としては、高所作業用安全具確認、防毒マスクや
ライフゼムの着用、室内換気、文書を声に出して読ませ
る(正常に認識及び発声できるかにより脳の活動状況を
知る)、防寒着の着用、温度調節器の動作確認、耳栓着
用、迅速な退出 のような作業環境上の問題に対応し
た、対応を指示する。そして、それと同時に、現場安全
監督者(WPC装着作業者)などの管理者や作業者近く
のWPC装着作業者への通知及び具体的な対応指示、作
業に関する端末装置への異常事態通知及び表示を行な
う。現場安全監督者(WPC装着作業者)などの管理者
や作業者近くのWPC装着作業者は、必要に応じて、適
切な指示(WPCを使用して呼びかけ、直接様子を確認
に行くなど)を行う。
【0058】、WPC装着作業者に対する安全に関する
現場支援の対応として、上記の(1)〜(5)の5つの
ポイントを考慮して、以下のようなプロセスを実施す
る。図1及び図8を参照して、まず、WPC1−1は、
作業者の置かれている作業環境を確認する(S101)
(上述の(1)、(3)に対応)。確認には、WPC1
−1の入力部3である、接続された小型で携帯可能な測
定器類を用いる。例えば、ガスセンサー(酸素、二酸化
炭素、一酸化炭素や塩素、シランのような毒性を有する
有毒ガス、水素やメタンなどの可燃性を有する可燃性ガ
ス 等)、圧力センサー(気圧、水圧など)、温度計、
風速計、振動計、音響計、放射線測定器、のような作業
環境を測定する測定機器である。測定は、予め予測され
る作業環境を考慮して、必要と考えられる計測機器類を
携帯(又は取付け)し、計測を行なう。
【0059】次のような方法も適用可能である。予め対
象となる領域に測定器が設置してあり、適宜ある環境に
関する測定を行なう。そして、その測定器の有する赤外
線を利用したワイヤレス通信システムにより、常にその
領域に測定値を送信しておく。そうすると、その領域に
入った作業者は、それをWPC1−1の無線部2−2で
受信することで、その領域の環境を把握できる。すなわ
ち、小型の測定器類を携帯するのと同様の効果を得られ
る。他の方法として、予め対象となる領域に測定器を設
置し、適宜ある環境に関する測定を行ない、測定結果を
作業環境を監視するサーバに送信する。そして、その領
域に入った作業者は、それを認識したサーバから、その
環境に関する測定結果を無線LANで送信されるので、
それをWPC1−1の無線部2−2で受信することで、
その領域の環境を把握できる。つまり、小型の測定器類
を携帯するのと同様の効果を得られる。上記の情報は、
WPC1−1の制御部2−1に送られ、そこで作業者の
置かれている作業環境が確認される。
【0060】次に、WPC1−1は、作業者の置かれて
いる状況を確認する(S102)(上述の(2)、
(3)に対応)。確認には、事前に入力されている作業
者本人の情報(作業現場における立場、役割、経験、保
有資格など)、GPSや無線LANターミナルなどで確
認する自分の位置情報、現在行なっている作業の内容、
作業者の身体状況(心拍数、体温、血圧など)などの状
況である。本人の情報は、事前に作業前に本人により入
力され記憶部2−3に保持される。ただし、単に作業者
のIDを入力することにより、WPC1−1が無線部2
−2を利用して、作業者のデータが保持されているデー
タベースへ自動アクセスし、必要なデータを取得するよ
うにすることも可能である。位置情報は、WPC1−1
にGPSを接続し、それにより把握する方法や、WPC
1−1が無線部2−2を利用して、無線LANでデータ
を送受信する際、どの無線LANターミナルを使ってい
るかを検知する(無線LANターミナルから信号を出力
する)方法がある。また、他の方法として、各領域にそ
の場所の位置情報を発信する(赤外線を利用したデータ
通信システムにより、常にその領域に位置情報を送信す
る)装置を設置しておき、その領域に入った作業者は、
それをWPC1−1の無線部2−2で受信することで、
その領域の環境を把握できる。WPC1−1が、その位
置情報を作業環境を監視するサーバに送信することも可
能である。
【0061】現在行なっている作業の内容は、事前に作
業前に本人により入力される。ただし、予め作業工程及
びその担当作業者が設定されている場合には、本人のI
Dに基づいて、WPC1−1が無線部2−2を利用して
作業工程及びその担当作業者のデータが保持されている
データベースへ自動アクセスし、必要なデータを取得す
るようにすることも可能である。作業者の身体状況など
の状況の確認には、WPC1−1の入力部3である、接
続された小型で携帯可能な測定器類を用いる。作業環境
が特に苛酷な領域の作業者に対しては、作業の間中、継
続的に測定することが望ましい。上記の情報は、WPC
1−1の制御部2−1に送られ、そこで作業者の置かれ
ている状況が確認される。
【0062】次に、S101及びS102の情報に基づ
いて、WPC1−1(の制御部2−1)は、作業者が安
全上問題がある状況にあるかを判定する(S103)。
判定にあたっては、環境に付いては、S101の結果と
一般的な作業環境基準(公的な基準値)あるいは予め設
定された作業環境基準(企業や団体が設定した基準値)
とを比較する。また、作業者の位置情報と作業領域の情
報(立入禁止領域、特殊安全具着用者以外進入禁止区域
などの位置情報)とを比較する。作業者が作業を行なっ
ても(あるいは継続しても)問題がないか、時間制限が
設定されているか(あるいは制限をすべきか)、を判定
する。判定の基準となるデータは、WPC1−1の記憶
部2−3又は作業環境を監視する監視サーバの監視デー
タベースに保持している。監視データベースにある場合
には、WPC1−1の無線部2−2を利用した無線LA
Nによる無線通信を通じて取得する。作業者の状況に付
いては、S102の結果と作業に関する情報(作業者の
能力(経験、資格など)、作業者のオーソライズ状態、
許容身体状況など)とから、作業者が作業を行なっても
(あるいは継続しても)問題がないか、時間制限が設定
されているか(あるいは制限をすべきか)、を判定す
る。判定の基準となるデータは、WPC1−1の記憶部
2−3又は監視データベースに保持している。監視デー
タベースにある場合には、WPC1−1の無線部2−2
を利用した無線LANによる無線通信を通じて取得す
る。なお、作業者の環境及び状況を一緒に混合して判定
することも可能である。
【0063】判定の結果、安全上問題がない場合にはS
107へ移行する。判定の結果、安全上問題がある場合
には、WPC1−1(の制御部2−1)は、WPC装着
作業者に対応処置を実施する(S104)(上述の
(5)に対応)。例えば、表示画面上および音声による
単純な警告・対応指示(立入禁止区域への侵入などの場
合)、緊急度の高い警告・対応指示(放射線被曝の可能
性の高い場所や有毒ガスの濃度の高い場所への侵入な
ど)、警告・対応指示及びWPC1−1の機能制限(高
所などの危険地域での表示画面OFFなど)、警告・対
応指示後WPC1−1の電源のOFF(防爆区域への侵
入などの場合)、警告・対応指示及び身体状況の確認
(閉所作業での酸素不足のような雰囲気ガス異常が予想
される場合など)、等が考えられる。これらの対応処置
は、WPC1−1の記憶部2−3又は監視データベース
に保持している。WPC1−1の無線部2−2を利用し
た無線LANによる無線通信を通じて取得する。
【0064】対応処置後、WPC1−1(の制御部2−
1)は、安全上の問題が回避されたかどうかを判定する
(S105)。判定は、作業者の置かれている作業環境
と状況を再確認し、S104で示された警告・対応に基
づく対応が出来ているかを判定する。単に、S103の
判定と同様の判定を行なうことも可能である。安全上の
問題が回避されていれば、対応処置は終了し、制限され
た機能は回復する(S106)。回復していない場合に
は、S104にもどり、対応処置を行なう。その場合、
同じ対応処置を繰り返すことも可能であり、また、より
強く警告を発する等の追加の対応処置を取るように設定
することも可能である。
【0065】制限された機能の回復後、WPC1−1
(の制御部2−1)は、作業者の作業が終了したかどう
かを判定する(S107)。終了していれば、その作業
における安全に関する管理プロセスは終了する。終了し
ていなければ、S101にもどり、作業者の安全に関す
る監視を続ける。
【0066】以上のような観点に基づいて、安全に関す
る現場支援を行なう。なお、事前に作業の環境や状況が
予測できる場合(例えば、作業者が立入禁止領域に近づ
いている、酸素濃度が除除に低下している、温度が除除
に上昇しているなど)、事前に警告を発するように設定
することも可能である。また、上記のプロセスをWPC
1−1ではなく、監視サーバ17が行なうように設定す
ることも可能である。その際、WPC1−1は、監視サ
ーバ17のサポートを行なう。
【0067】(実施例1)では、本発明である現場支援
システムの第一の実施の形態について、図面を用いて説
明する。本実施例は、各種船舶、航空機、ロケット、ガ
スタービン、発電プラント、化学プラント、等の製造現
場、点検・整備現場、据付現場など、作業者が各種作業
を行なう現場において、安全確保に関する現場支援への
本発明の適用例を説明する。しかし、上記の場合だけで
なく、作業に安全が求められる他の場合においても、本
発明の適用は可能である。
【0068】本発明である現場支援システムの第一の実
施の形態の構成について、図1〜図3、図4〜図5を用
いて説明する。図1〜図3は、WPC装着作業者1及び
そのWPC1−1のの装備(WPC本体2〜ケーブル1
3)である。WPC装着作業者1は、各種現場にて作業
を行なう作業者である。作業に際しては、WPC1−1
のの機能を有効利用して行なう。本実施例では、WPC
本体2においては音声認識入力が可能であり、マイク1
0を用いて音声入力を行なう。また、WPC本体2に
は、各種ガスセンサやGPS(Global Posi
tioning System)を取付可能であり、I
/Oポートなどと信号接続して使用する。各構成の機能
については、前述の(A)WPC概略、及び、(B)W
PC詳細、に記載した通りなので、その説明は省略す
る。
【0069】図4は、WPC装着作業者1である作業者
P14、作業者Q15、現場安全監督者16と監視サー
バ17等との関係を示している。作業者P用WPC14
−1は、各種現場において各種作業に関わる作業者P1
4が有するWPCである。図1〜3で示す前述の(A)
WPC概略、及び、(B)WPC詳細、に記載した機能
を有する。無線LAN機能を有し、監視サーバ17とL
AN19(後述)で接続する。作業者Q用WPC15−
1は、各種現場において各種作業に関わる作業者Q15
が有するWPCである。図1〜3で示す前述の(A)W
PC概略、及び、(B)WPC詳細、に記載した機能を
有する。無線LAN機能を有し、監視サーバ17とLA
N19で接続する。現場安全監督者用WPC16−1
は、各種現場における作業者P14や作業者Q15のよ
うな作業者及び現場の安全の監督者である現場安全監督
者が装着するWPCである。図1〜3で示す前述の
(A)WPC概略、及び、(B)WPC詳細、に記載し
た機能を有する。無線LAN機能を有し、監視サーバ1
7とLAN19で接続する。
【0070】LAN19は、作業者P用WPC14−1
や作業者Q用WPC15−1、現場安全監督者用WPC
16−1と監視サーバ17を繋ぐLANであり、各種情
報機器間の情報通信に用いられる。有線だけでなく、無
線LAN設備も有している。監視サーバ17は、各種現
場における作業の安全の監視を行なうサーバである。W
PCを装着した作業者の位置、作業者の置かれた環境及
び状況、作業者の健康状態などを把握し、それらと作業
スケジュールや作業現場の情報、安全作業に関する情報
とに基づいて、作業者の安全に関する判断を行なう。そ
して、必要に応じて、作業者のWPCや現場安全監督者
のWPCなどに警報や警告・対応指示などを発信する。
また、WPCとの通信による安全に関するデータの読み
出し、書き込み、検索、データ処理を行ない、各種現場
での作業の安全をサポートする。データは、後述の監視
データベース18に保存されており、必要に応じて検索
し、取り出し、新たなデータをそれらに保存する。他の
各種現場との兼用や、他の機能との兼用とすることも可
能である。なお、他の作業を行なうための作業管理サー
バと兼用とすることも可能である。監視データベース1
8は、監視サーバ17に属し、作業者の情報、作業スケ
ジュールや作業現場の情報、作業の安全に関わるデー
タ、一般的な作業環境基準、予め設定された作業環境基
準などが保持されている。作業スケジュールに基づく立
入禁止領域や侵入制限区域のような情報、安全マニュア
ル、(音声)ガイダンス、安全記録、各種現場での安全
対策などが含まれる。なお、他の作業を行なうための作
業管理サーバに属する作業管理データベースと兼用とす
ることも可能である。
【0071】図5は、作業現場におけるWPC装着作業
者1である作業者P14、作業者Q15、現場安全監督
者16の位置と監視サーバ17等との関係を示してい
る。作業者P14は、作業者P用WPC14−1を有す
るWPC装着作業者1である。許可領域21で作業をし
ているが、後に、立入禁止区域22へ侵入する(その時
の作業者P14は、図中、作業者P’20として表現し
ている)。作業者Q15は、作業者Q用WPC15−1
を有するWPC装着作業者1である。許可領域21で作
業をしており、作業者P14の近くにいる。現場安全監
督者16は、現場安全監督者用WPC16−1を有する
WPC装着作業者1である。作業者P14や、作業者Q
15のような作業者の安全を監督する立場にある。監視
サーバ17により、それら作業者の安全状況を把握す
る。自身のWPCを用いて、監視サーバ17と通信を取
ることにより、把握することも可能である。
【0072】監視サーバ17及び監視データベース18
は、各種現場における作業の安全の監視を行なうサーバ
及び作業の安全に関わるデータが保持されているデータ
ベースである。詳細は、前述の通りである。許可領域2
1は、作業者P14及び作業者Q15の侵入が許可され
ている領域である。全作業者の侵入が許可されている場
合もある。立入禁止領域22は、作業者P14及び作業
者Q15の立入りが禁止されている領域である。全作業
者の立入りが禁止されている場合もある。無線LANタ
ーミナルA23−1〜無線LANターミナルC23−3
は、作業者P14や作業者Q15、現場安全監督者16
が用いるWPC(無線LAN機能を有する)とLAN1
9とを接続する中継器である。それと同時に、各無線L
ANターミナルは、作業者P14や作業者Q15、現場
安全監督者16がどの無線LANターミナルを経由して
LAN19に進入しているかを、監視サーバ17へ伝達
する。すなわち、自分自身(無線LANターミナル)を
経由してLAN17に接続しているWPC端末を監視サ
ーバ17へ伝達している。無線LANターミナルA23
−1は、許可領域21での無線LANの中継器であり、
無線LANターミナルB23−2は、立入禁止領域22
での無線LANの中継器であり、無線LANターミナル
C23−3は、現場安全監督者16のいる領域での無線
LANの中継器である。
【0073】では、本発明である現場支援システムの第
一の実施の形態の動作について、図1〜図3、図4、図
5、図8を用いて説明する。本発明においては、WPC
特有の機能を利用して、WPC装着者が安全に作業を行
なえるような現場支援を行なう。例えば、各種現場にお
いて、作業者の立ち入り禁止区域や危険区域の侵入に対
して、自動的にHMDに警告を表示し、又、警報を鳴ら
す。防爆区域に侵入した場合には、直ちに自動的に電源
がOFFになる。ガスセンサを有し、有毒ガスの発生又
は酸素不足を検知し、自動的にHMDに警告を表示し、
又、警報を鳴らす。このような機能により、作業者は
(1人作業であっても)安全に作業を遂行することが可
能となる。そして、作業効率の向上やコスト削減に寄与
することが出来る。
【0074】では、作業現場の安全確保のプロセスにつ
いて説明する。まず、各種現場での作業の開始の段階に
おいて、作業者(ここでは作業者P14、作業者Q15
及び現場安全監督者16とする)は、次の準備をしてい
る。図1〜図3に示すWPCを装着し、WPCの無線部
2−2を介して、図4に示すLAN19により、監視サ
ーバ17と接続している。監視サーバ17は、監視デー
タベース18と接続し、その情報をいつでも引き出せる
状態である。
【0075】作業者P14及び作業者Q15は、許可領
域21にいて作業を行なっている。作業者P用WPC1
4−1や作業者Q用WPC15−1は、付属の測定機器
類(ガスセンサー、圧力センサー、温度計、風速計、振
動計、音響計、放射線測定器、のような作業環境を測定
する測定機器であって、担当する作業現場で必要なも
の)により作業環境を自動測定し、作業者P14及び作
業者Q15の置かれている作業環境を確認する(S10
1)。事前に許可領域21の作業環境に問題が発生しな
い場所であることが判明している場合には、このステッ
プは省略することが可能である。
【0076】次に、作業者P用WPC14−1や作業者
Q用WPC15−1は、作業者P14及び作業者Q15
の置かれている状況を確認する(S102)。作業者本
人の情報は、事前に作業者P用WPC14−1や作業者
Q用WPC15−1へ入力されている。また、作業者P
4及び作業者Q15の位置は、屋外での作業であれば、
作業者P用WPC14−1や作業者Q用WPC15−1
に接続されたウエアラブルなGPSにより把握可能であ
る。また、作業者の身体状況の確認は、作業環境に問題
が発生しない場所であり、かつ作業者の健康に問題がな
い場合には省略することも可能である。
【0077】それらの位置情報は、それらのWPCに把
握されると共に、それらの無線部2−2から無線LAN
ターミナルA23−1へ送信され、その位置情報により
監視サーバ17は、作業者P14及び作業者Q15の位
置を知ることが出来る。また、作業現場が屋内の場合や
GPSを使用しない場合には、作業者P用WPC14−
1及び作業者Q用WPC15−1が、無線LANターミ
ナルA23−1を経由して、作業情報を送受信する際、
その無線LANターミナルA23−1からの情報によ
り、監視サーバ17は、作業者P用WPC14−1及び
作業者Q用WPC15−1の位置を知ることが可能であ
る。そして、監視サーバ17の認識する作業者P用WP
C14−1及び作業者Q用WPC15−1の位置情報に
基づいて、作業者P用WPC14−1及び作業者Q用W
PC15−1自身も自分の作業現場中の位置を把握でき
る。
【0078】次に、S101及びS102の情報に基づ
いて、作業者は安全上問題がある状況にあるかを判定す
る(S103)。作業者P14が許可領域21にいる場
合には、その他の環境及び状況共に異常が無ければ、問
題は無い。従って、ステップはS107へ移行すること
になる。
【0079】しかし、作業者P14が、作業中に立入禁
止領域22に侵入した場合、GPSによる位置情報によ
り、作業者P用WPC14−1(及び監視サーバ17)
は、作業者P14(=作業者P’20)が立入禁止領域
22に進入していることを検知する。あるいは、GPS
を使用していない場合には、作業者P用WPC14−1
が無線LANターミナルB23−2を経由して作業情報
を送受信し始めたとの無線LANターミナルB23−2
からの情報により、監視サーバ17は、作業者P14
(=作業者P’20)が立入禁止領域22に進入してい
ることを検知する。そして、監視サーバ17からの通信
連絡により、作業者P用WPC14−1は立入禁止領域
22に進入していることを認識する。
【0080】作業者P用WPC14−1は、作業者P1
4が立入禁止領域22に進入したことにより、安全上問
題が発生したと判定し、作業者P14(=作業者P’2
0)に対し対応処置を実施する(S104)。すなわ
ち、自動的に作業者P用WPC14−1のHMD7の画
面表示及びヘッドホン9の音声による警告が発せられ
る。それと共に、作業者P14(=作業者P’20)の
とるべき対応が指示される。例えば、「立入禁止領域2
2に侵入しています。直ちに退去してください。」など
である。これにより、作業者P14(=作業者P’2
0)は、立入禁止領域22に侵入してしまったことを迅
速に認識することが出来、かつ、適切な対応を行なうこ
とが可能となる。これにより、安全上の問題が発生しそ
うであった場合も、それを未然に防ぐことが可能とな
る。
【0081】なお、監視サーバ17からの指示により対
応処置を実施する方式にすることも可能である。すなわ
ち、監視サーバ17は、現在作業者P14のいる位置が
立入禁止領域22であることを監視データベース18の
情報を参照して確認する。そして、監視データベース1
8にある立入禁止領域に侵入した場合の処理方法に従っ
て、警告・対応等をLAN19経由で作業者P用WPC
14−1へ送信する。作業者P用WPC14−1が、警
告・対応等を無線通信により無線部2−2で受信する
と、自動的に警告のメッセージが作業者P用WPC14
−1のHMD7に表示される。また、同時に音声による
警告も行われる。
【0082】監視サーバ17は、現場安全監督者用WP
C16−1へ、作業者P14が立入禁止領域22へ進入
したことをLAN19経由で通知する。現場安全監督者
16も同様に、作業者P14の侵入を認識する。そし
て、現場安全監督者用WPC16−1を用いて、監視サ
ーバ17で認識している各作業者の位置情報を読み出
し、作業者P14やその他の作業者の位置を確認し、然
るべき処置(無線通信による警告、その後の確認)がで
きる。
【0083】また、ある条件を満たす作業者(作業者P
14から一定の距離の範囲内に入る作業者や作業現場責
任者など、ここでは作業者Q15)にも、監視サーバ1
7から連絡が行き、作業者同士で相互注意を行なうこと
が出来る。
【0084】対応処置後、作業者P用WPC14−1
は、安全上の問題が回避されたかどうかを判定する(S
105)。判定は、作業者P14が立入禁止領域22か
ら出ていれば、対応処置は終了する(S106)。作業
者P14が立入禁止領域22から出ていない場合には、
安全上の問題が回避されていないと判定し、S104に
もどり、対応処置を行なう。その場合、同じ対応処置を
繰り返すことも可能であり、また、より強く警告を発す
る等の追加の対応処置を取るように設定することも可能
である。
【0085】制限された機能の回復後、作業者P14の
作業が終了したかどうかを判定する(S107)。終了
していれば、その作業における安全に関する管理プロセ
スは終了する。終了して入なければ、S101にもど
り、作業者の安全に関する監視を続ける。
【0086】(実施例2)では、本発明である現場支援
システムの第二の実施の形態について、図面を用いて説
明する。本実施例は、各種船舶、航空機、ロケット、ガ
スタービン、発電プラント、化学プラント、等の製造現
場、点検・整備現場、据付現場など、作業者が各種作業
を行なう現場において、安全確保に関する現場支援への
本発明の適用例を説明する。しかし、上記の場合だけで
なく、作業に安全が求められる他の場合においても、本
発明の適用は可能である。
【0087】本発明である現場支援システムの第二の実
施の形態の構成について、図1〜図3、図6〜図7を用
いて説明する。図1〜図3は、WPC装着作業者1及び
そのWPCの装備(WPC本体2〜ケーブル13)であ
る。WPC装着作業者1は、各種現場にて作業を行なう
作業者である。構成は、実施例1と同様なので、その説
明は省略する。
【0088】図6は、WPC装着作業者1である作業者
P14、作業者Q15、現場安全監督者16と監視サー
バ17等との関係を示している。赤外線情報発生装置1
60−1〜2は、赤外線情報発生装置160−1〜2が
設置された領域内で、赤外線に載せて安全あるいはセキ
ュリティーに関わる情報を常時発している装置である。
情報としては、赤外線情報発生装置160−1〜2が有
する測定機器類(ガスセンサー、圧力センサー、温度
計、風速計、振動計、音響計、放射線測定器のような作
業環境を測定する測定機器)の常時行なっている環境測
定の結果の情報、その作業環境測定結果に基づく安全情
報(有毒ガス有り危険など)、その他の安全情報(その
領域が立入禁止領域である、然るべき安全保護具を装着
すべし、放射線被曝が予測されるので一定時間経過後速
やかに立ち去ること、など)である。その情報は赤外線
に載せて流されており、その領域にいるWPC装着作業
者のWPCは、その情報を常時受信する。そして、情報
の内容に応じてWPCは、WPC装着作業者に安全等に
関する警告や指示を与える。また、位置情報についても
発信することが可能である。その他の構成は、実施例1
と同様であるので、説明は省略する。
【0089】図7は、作業現場におけるWPC装着作業
者1である作業者P14、作業者Q15、現場安全監督
者16の位置と監視サーバ17等との関係を示してい
る。赤外線情報発生装置160−1〜2を設けている点
が実施例1と異なる。ぞの他の構成は、実施例1と同様
であるので、説明は省略する。
【0090】では、本発明である現場支援システムの第
二の実施の形態の動作について、図1〜図3、図6〜図
8を用いて説明する。本実施例では、作業現場の環境
を、作業環境を測定する測定器を有する赤外線情報発生
装置により計測し、作業現場の安全確保に努める点が実
施例1と異なる。
【0091】作業現場の安全確保の別のプロセスについ
て説明する。まず、各種現場での作業の開始の段階にお
いて、作業者(ここでは作業者P14、作業者Q15及
び現場安全監督者16とする)は、次の準備をしてい
る。図1〜図3に示すWPCを装着し、WPCの無線部
2−2を介して、図6に示すLAN19により、監視サ
ーバ17と接続している。監視サーバ17は、監視デー
タベース18と接続し、その情報をいつでも引き出せる
状態である。
【0092】作業者P14及び作業者Q15は、許可領
域21にいて作業を行なっている。各作業領域(許可領
域21や立入禁止領域22)には、赤外線情報発生装置
160(−1〜2)が設置されている。そして、その装
置からは、その作業領域での位置情報及び安全に関する
情報が常時発信されている。その内容は、例えば、その
場所が立入禁止領域、防爆区域、閉所(酸欠の可能
性)、高温領域、高圧領域、被曝環境、などである、と
いったもの、及び、その場所における環境に関する情報
(ガスセンサー、圧力センサー、温度計、風速計、振動
計、音響計、放射線測定器、のような作業環境を測定す
る測定機器により測定した情報)、それらに対する警
告、対処方法、保護具の着用やガスセンサ携帯を促すと
いうような安全に関わる情報である。それらにより、作
業者P用WPC14−1や作業者Q用WPC15−1
は、作業者P14及び作業者Q15の置かれている作業
環境を確認する(S101)。
【0093】また、それと同時に、作業者P用WPC1
4−1や作業者Q用WPC15−1は、作業者P14及
び作業者Q15の置かれている状況を確認する(S10
2)。作業者本人の情報は、事前に作業者P用WPC1
4−1や作業者Q用WPC15−1へ入力されている。
また、作業者P14及び作業者Q15の位置は、赤外線
情報発生装置160(−1〜2)からの情報で把握でき
る。また、作業者の身体状況の確認は、必要に応じて、
WPCに付属させた入力部3の一つである、心拍数測定
器、血圧計、体温計などで測定する。作業環境に問題が
発生しない場所であり、かつ作業者の健康に問題がない
場合には省略することも可能である。
【0094】その位置情報は、作業者P用WPC14−
1や作業者Q用WPC15−1に把握されると共に、そ
の無線部2−2から無線LANターミナルA23−1経
由で監視サーバ17へ送信される。監視サーバ17は、
その位置情報により作業者P14及び作業者Q15の位
置を知ることが出来る。
【0095】次に、S101及びS102の情報に基づ
いて、作業者は安全上問題がある状況にあるかを判定す
る(S103)。作業者P14が許可領域21にいる場
合には、他の環境及び状況共に異常がなければ、問題は
無い。従って、ステップはS107へ移行することにな
る。
【0096】しかし、作業者P14が、作業中に立入禁
止領域21に侵入した場合、作業者P用WPC14−1
は、赤外線情報発生装置160−2から常時発生してい
る安全に関する情報(立入禁止領域に侵入)を受信す
る。そして、その情報の内容に基づいて、作業者P用W
PC14−1は、作業者P14が立入禁止領域22に進
入したことにより、安全上問題が発生したと判定し、作
業者P14(=作業者P’20)に対し対応処置を実施
する(S104)。すなわち、自動的に作業者P用WP
C14−1のHMD7の画面表示及びヘッドホン9の音
声による警告が発せられる。それと共に、作業者P14
(=作業者P’20)のとるべき対応が指示される。例
えば、「立入禁止領域22に侵入しています。直ちに退
去してください」などである。これにより、作業者P1
4(=作業者P’20)は、立入禁止領域22に侵入し
てしまったことを迅速に認識することが出来、かつ、適
切な対応を行なうことが可能となる。これにより、安全
上の問題が発生しそうであった場合も、それを未然に防
ぐことが可能となる。
【0097】また、それと共に、作業者P用WPC14
−1は、立入禁止領域22に侵入した事実を、自動的に
無線部2−2より無線通信でLAN19経由で監視サー
バ17へ送信する。それにより、監視サーバ17は、作
業者P14が立入禁止領域22に進入したことを検知す
る。そして、監視サーバ17は、現場安全監督者用WP
C16−1へ、作業者P14が立入禁止領域22へ進入
したことをLAN19経由で通知する。現場安全監督者
16も同様に、作業者P14の侵入を認識する。そし
て、現場安全監督者用WPC16−1を用いて、監視サ
ーバ17で認識している各作業者の位置情報を読み出
し、作業者P14やその他の作業者の位置を確認し、然
るべき処置(無線通信による警告、その後の確認)がで
きる。
【0098】また、ある条件を満たす作業者(作業者P
14から一定の距離の範囲内に入る作業者や作業現場責
任者など、ここでは作業者Q15)にも、監視サーバ1
7から連絡が行き、作業者同士で相互注意を行なうこと
が出来る。
【0099】対応処置後、作業者P用WPC14−1
は、安全上の問題が回避されたかどうかを判定する(S
105)。判定は、作業者P14が立入禁止領域22か
ら出ていれば、対応処置は終了する(S106)。作業
者P14が立入禁止領域22から出ていない場合には、
安全上の問題が回避されていないと判定し、S104に
もどり、対応処置を行なう。その場合、同じ対応処置を
繰り返すことも可能であり、また、より強く警告を発す
る、WPCの機能制限等の追加の対応処置を取るように
設定することも可能である。
【0100】現場安全監督者16も同様に、作業者P1
4の侵入を認識する。そして、現場安全監督者用WPC
16−1を用いて、監視サーバ17で認識している各作
業者の位置情報を読み出し、作業者P14やその他の作
業者の位置を確認し、然るべき処置(無線通信による警
告、その後の確認)ができる。
【0101】制限された機能の回復後、作業者P14の
作業が終了したかどうかを判定する(S107)。終了
していれば、その作業における安全に関する管理プロセ
スは終了する。終了していなければ、S101にもど
り、作業者の安全に関する監視を続ける。
【0102】以上のようなプロセスにより、WPC装着
作業者による作業の安全性は、確実に向上することが可
能となる。そして、事故を未然に防ぐことが出来ると共
に、作業効率が向上し、作業品質の向上、作業者の削
減、工期の短縮、コスト削減など非常に大きな効果があ
る。
【0103】
【発明の効果】本発明により、作業現場での作業者の安
全に関する環境及び状況を監視し、不安全な状態を作業
者に認知させ、不安全な状態を回避するための処置を行
なうことができる。
【0104】また、本発明により、作業現場での不安全
な状態に置かれた作業者を認識し、関係者に伝達するこ
とにより事故を未然に防ぎ、作業の安全性を向上させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の現場支援システムで用いるウエ
アラブルコンピューターの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の現場支援システムで用いるウエ
アラブルコンピューターを装着した作業者を示す図であ
る。
【図3】本発明の現場支援システムで用いるウエアラブ
ルコンピューターの各構成の外観を示す図である。
【図4】 本発明の現場支援システムの第一の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の現場支援システムの第一の実施
の形態の構成を示す概略図である。
【図6】 本発明の現場支援システムの第二の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の現場支援システムの第二の実施
の形態の構成を示す概略図である。
【図8】 本発明の現場支援システムの第三の実施
の形態の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 WPC(ウエアラブルコンピューター)作業者 1−1 WPC 2 WPC本体 2−1 制御部 2−2 無線部 2−3 記憶部 2−4 音声部 3 入力部 4 出力部 4−1 表示部 5 入力装置 5−1 タッチパネル 5−2 リストキーボード 6 ヘッドセット 7 ヘッドマウントディスプレイ(HMD) 8 ヘッドマウントカメラ(HMC) 9 ヘッドホン 10 マイク 11 マウス 12 ケーブル 13 ケーブル 14 作業者P 14−1 作業者P用WPC 15 作業者Q 15−1 作業者Q用WPC 16 現場安全監督者 16−1 現場安全監督者用WPC 17 監視サーバ 18 監視データベース 19 LAN 20 作業者P’ 21 許可領域 22 立入禁止領域 23−1 無線LANターミナルA 23−2 無線LANターミナルB 24−3 無線LANターミナルC 160−1 赤外線情報発生装置 160−2 赤外線情報発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 23/00 520 G08B 23/00 520Z 530 530C 25/10 25/10 A Fターム(参考) 2E184 JA10 KA11 LC10 MA09 5C086 AA06 AA07 AA38 AA39 AA47 BA30 CA15 CA21 CA25 CB01 CB11 CB20 CB27 DA14 DA40 EA45 FA06 5C087 AA02 AA03 AA24 AA25 AA37 AA41 BB11 BB18 BB74 DD03 DD49 EE18 FF01 FF02 FF17 FF19 FF20 GG23 GG46 GG66

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業者が身に付けて作業が可能なウエアラ
    ブルコンピューターであって、 作業環境と作業者の状況を計測する入力部と、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、警告を
    発生する制御部と、 を具備する、 現場支援システム。
  2. 【請求項2】前記ウエアラブルコンピューターは、 前記制御部が、更に、前記作業者の警告に対する応答に
    基づいて、前記警告を解除する、 請求項1に記載の現場支援システム。
  3. 【請求項3】前記ウエアラブルコンピューターは、表示
    部とを更に具備し、 前記制御部は、前記作業者が表示された前記警告を参照
    して前記警告を解除するように前記警告を前記表示部に
    表示する、 請求項1又は2に記載の現場支援システム。
  4. 【請求項4】前記ウエアラブルコンピューターが、音声
    部とを更に具備し、 前記制御部は、前記作業者が音声で発せられた前記警告
    を聞いて前記警告を解除するように前記警告を前記音声
    部で発する、 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】作業者が身に付けて作業が可能であり、無
    線部と表示部と音声部とを含むウエアラブルコンピュー
    ターと、 作業環境を測定する測定機器と、 作業者の状況を管理する監視サーバと、 を具備し、 前記監視サーバは、前記作業環境と前記作業者の状況に
    基づいて警告を出力し、 前記ウエアラブルコンピューターは前記警告を前記無線
    部で受信し、前記作業者が前記警告を認識できる様に前
    記表示部及び前記音声部から警告を発生する、 現場支援システム。
  6. 【請求項6】前記作業環境は、作業現場での有毒ガスに
    関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記作業環境は、作業現場での酸素の濃度
    に関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記作業環境は、作業現場での可燃性ガス
    に関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  9. 【請求項9】前記作業環境は、作業現場での人体に悪影
    響を及ぼすガスに関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記作業環境は、作業現場での気温に関
    する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記作業環境は、作業現場での気圧に関
    する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  12. 【請求項12】前記作業環境は、作業現場での気体の流
    れに関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  13. 【請求項13】前記作業環境は、作業現場での放射線量
    に関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  14. 【請求項14】前記作業環境は、作業現場の高度に関す
    る、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  15. 【請求項15】前記作業環境は、作業現場での水温に関
    する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  16. 【請求項16】前記作業環境は、作業現場での水圧に関
    する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  17. 【請求項17】前記作業環境は、作業現場での水質に関
    する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  18. 【請求項18】前記作業環境は、作業現場での水流速に
    関する、 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の現場支援システ
    ム。
  19. 【請求項19】前記作業者の状況は、作業現場での前記
    作業者の位置である、 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  20. 【請求項20】前記作業者の状況は、作業現場での前記
    作業者の能力である、 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  21. 【請求項21】前記作業者の状況は、作業現場での前記
    作業者の役割である、 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  22. 【請求項22】前記作業者の状況は、作業現場での前記
    作業者の地位である、 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  23. 【請求項23】前記作業者の状況は、作業現場での前記
    作業者の生体計測情報である、 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  24. 【請求項24】前記作業者の状況は、作業現場での前記
    作業者の装備である、 請求項1乃至18のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  25. 【請求項25】前記ウエアラブルコンピューターは、 前記ウエアラブルコンピューターを制御する制御部と、
    通信を行なう無線部と、情報を保持する記憶部とを有す
    るウエアラブルコンピューター本体と、 前記ウエアラブルコンピューター本体に電気的に接続さ
    れ、腕に取付ける入力部と、 前記ウエアラブルコンピューター本体に電気的に接続さ
    れ、頭部に取付ける表示部と、 前記ウエアラブルコンピューター本体に電気的に接続さ
    れ、頭部に取付ける音声部と、 を具備し、 前記ウエアラブルコンピューター本体は、作業者の取付
    部位の身体形状にフィットする様に形状変形可能な変形
    部を有し、 前記入力部は、必要に応じて取り外し、腹部又は背部に
    取り付け可能であり、 前記表示部は、安全メガネと一体であり、 前記音声部は、骨導音による音声入出力が可能である、 作業者が身に付けて作業が可能である、 請求項1乃至24のいずれか一項に記載の現場支援シス
    テム。
  26. 【請求項26】作業環境と作業者の状況を計測するステ
    ップと、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、警告を
    発生するステップと、 前記作業者の警告に対する応答に基づいて、前記警告を
    解除するステップと、 を具備する、 現場支援方法。
  27. 【請求項27】作業環境と作業者の状況を計測するステ
    ップと、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、前記作
    業者が表示された前記警告を参照して前記警告を解除す
    るように前記警告を表示するステップと、 を具備する、 現場支援方法。
  28. 【請求項28】作業環境と作業者の状況を計測するステ
    ップと、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、前記作
    業者が音声で発せられた前記警告を参考にして前記警告
    を解除するように前記警告を発するステップと、 を具備する、 現場支援方法。
  29. 【請求項29】作業環境と作業者の状況を計測するステ
    ップと、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、警告を
    発生するステップと、 前記作業者の警告に対する応答に基づいて、前記警告を
    解除するステップと、 を実行するためのプログラム。
  30. 【請求項30】作業環境と作業者の状況を計測するステ
    ップと、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、前記作
    業者が表示された前記警告を参照して前記警告を解除す
    るように前記警告を表示するステップと、 前記作業者の警告に対する応答に基づいて、前記警告を
    解除するステップと、 を実行するためのプログラム。
  31. 【請求項31】作業環境と作業者の状況を計測するステ
    ップと、 前記作業環境と前記作業者の状況とに基づいて、前記作
    業者が音声で発せられた前記警告を参考にして前記警告
    を解除するように前記警告を発するステップと、 前記作業者の警告に対する応答に基づいて、前記警告を
    解除するステップと、 を実行するためのプログラム。
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