JP2014106798A - 設備点検業務端末、及び設備点検支援システム、並びに設備点検支援方法、及び設備点検支援プログラム - Google Patents

設備点検業務端末、及び設備点検支援システム、並びに設備点検支援方法、及び設備点検支援プログラム Download PDF

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Abstract


【課題】低コスト、かつ、高度な情報セキュリティを達成しつつ、設備点検業務を実施することが可能な設備点検業務端末を提供する。
【解決手段】設備機器の点検を行う際に用いられる設備点検業務端末は、記憶部、利用者情報取得部、時刻取得部及び制御部を具備する。記憶部は、前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を含む点検計画データを予め記憶する。利用者情報取得部は、前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報を取得する。時刻取得部は、前記点検の開始前に、現在時刻を取得する。制御部は、前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、上下水道事業等において設置される設備の点検に用いられる設備点検業務端末、及び設備点検支援システム、並びに設備点検業務端末で用いられる設備点検支援方法、及び設備点検支援プログラムに関する。
上下水道事業又は発電事業等では、事業者は、経営及び/又は技術の運営基盤を強化するために、民間企業への業務委託を活用している。
上下水道事業又は発電事業等についての設備点検業務を初めて受託した民間企業は、遂行場所に係る業務ノウハウが少なかったり、配置した担当者が当該業務についての経験がなかったりする場合等がある。このため、民間企業は、判断が求められる場合の業務知識(ノウハウ)の補完、及び/又は業務効率の向上のために、担当者に情報端末を携帯させることが多い。
設備点検業務で使用する情報端末には、従来、速度性能及び耐久性を考慮し、設備点検業務専用に開発された専用端末が採用されることが多かった。しかしながら、一般消費者向けに販売される汎用端末よりも販売台数が少ないため、初期導入時及び更新時にコストがかかる。そのため、コストをなるべく抑えたい受託業務では、専用端末を採用しづらいという問題があった。
ところで、近年、低コストで高機能な汎用端末が販売されている。この種の汎用端末は、設備点検業務における情報端末として採用することが可能であるが、業務以外の目的で使用できたり、担当者でなくても端末に保存した情報を閲覧できたりするなど、情報セキュリティ上の問題が指摘されている。
特開2011−243091号公報
以上のように、設備点検業務で使用される情報端末は、低コスト化が望まれているが、専用端末よりも低コストで調達可能な汎用端末を利用する場合、情報セキュリティ上の問題が生じる可能性がある。
そこで、目的は、低コスト、かつ、高度な情報セキュリティを達成しつつ、設備点検業務を実施することが可能な設備点検業務端末、及び設備点検支援システム、並びに設備点検業務端末で用いられる設備点検支援方法、及び設備点検支援プログラムを提供することにある。
実施形態によれば、設備機器の点検を行う際に用いられる設備点検業務端末は、記憶部、利用者情報取得部、時刻取得部及び制御部を具備する。記憶部は、前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を含む点検計画データを予め記憶する。利用者情報取得部は、前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報を取得する。時刻取得部は、前記点検の開始前に、現在時刻を取得する。制御部は、前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する事前承認部を備える。
第1の実施形態に係る設備点検業務端末の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部が事前承認動作を実施する際のフローチャートを示す図である。 図1に示す制御部が点検処理動作を実施する際のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態に係る設備点検業務端末を含む設備点検支援システムの機能構成を示すブロック図である。 図4に示す設備点検業務端末の機能構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る設備点検業務端末10の機能構成を示すブロック図である。図1に示す設備点検業務端末10は、例えば、低コストで入手可能な高機能な汎用端末であり、利用者情報取得部11、時刻取得部12、位置取得部13、設備情報取得部14、計時部15、表示部16、記憶部17及び制御部18を具備する。
利用者情報取得部11は、入力部及び撮像部等を含み、利用者情報を取得する。入力部は、例えばキーボード又はタッチパネル等であり、設備点検業務端末10の利用者により、利用者ID及びパスワード等が入力される。撮像部は、例えばカメラ又はスキャナ等であり、利用者の指紋及び静脈パターンを撮像する。利用者情報取得部11は、取得した利用者情報を制御部18へ出力する。
時刻取得部12は、計時部15で計時される時刻を取得する。なお、時刻取得部12は、外部から供給される時刻情報を取得するようにしても構わない。時刻取得部12は、取得した時刻情報を制御部18へ出力する。
位置取得部13は、GPS(Global Positioning System)等を利用し、設備点検業務端末10が現在位置する位置情報を取得する。位置取得部13は、取得した位置情報を制御部18へ出力する。
設備情報取得部14は、設備機器に付されているバーコード又は2次元コードを直接読み取る読取器である。バーコード又は2次元コードには、設備機器の設備IDが書き込まれている。設備情報取得部14は、バーコード又は2次元コードから設備IDを取得する。または、設備情報取得部14は、設備機器に付されているRFタグのリーダであってもよい。RFタグには、設備機器の設備IDが埋め込まれている。設備情報取得部14は、RFタグから設備IDを取得する。設備情報取得部14は、取得した設備IDを制御部18へ出力する。
記憶部17は、複数のデータベースを有する。例えば、記憶部17は、図1に示すように、担当者データベース171、点検計画データベース172、設備設置場所データベース173、設備データベース174及び点検履歴データベース175を有する。なお、記憶部17が有するデータベースは、上記のデータベースに限定される訳ではない。
担当者データベース171は、設備点検業務端末10を利用して設備点検業務を実施する担当者の担当者情報を記憶している。担当者情報とは、例えば、担当者ID、パスワード、指紋又は静脈パターン等である。担当者データベース171は、設備点検業務が実施される前に更新される。すなわち、担当者情報は、設備点検業務が実施される前に、設備点検業務端末10の管理者により入力されるか、外部の機器から転送される。担当者データベース171は、入力された担当者情報、又は、転送された担当者情報を記憶する。
また、担当者データベース171は、制御部18からの要求に応じ、記憶している担当者情報を制御部18へ出力する。
点検計画データベース172は、設備点検業務の計画ID、担当者ID、点検対象設備の設備ID、及び点検を行う時間帯等を含む点検計画を記憶している。点検計画データベース172は、設備点検業務が実施される前に更新される。すなわち、点検計画は、設備点検業務が実施される前に、設備点検業務端末10の管理者により入力されるか、外部の機器から転送される。点検計画データベース172は、入力された点検計画、又は、転送された点検計画を記憶する。
また、点検計画データベース172は、制御部18からの要求に応じ、記憶している点検計画を制御部18へ出力する。
設備設置場所データベース173は、業務委託元の事業者が保有する、点検対象となり得る設備の設備ID、設備ID毎の設備種別ID及び設備ID毎の設置場所を記憶している。また、設備設置場所データベース173は、設置場所への立ち入りを制限する設備には、その設備の設備IDに、設置場所への立入制限を表すフラグを付するようにしてもよい。設備設置場所データベース173は、制御部18からの要求に応じ、記憶している設備ID、設備種別ID及び設置場所を制御部18へ出力する。
設備データベース174は、業務委託元の事業者が保有する、点検対象となり得る設備の設備種別ID、設備種別毎の設備機器の詳細情報を記憶している。ここで、詳細情報とは、例えば、設備機器の仕様、及び設備機器の図面等を意味する。設備データベース174は、制御部18からの要求に応じ、記憶している設備種別ID、仕様及び図面を制御部18へ出力する。
点検履歴データベース175は、設備点検業務の計画ID、点検結果、及び点検結果の登録時刻を記憶している。点検履歴データベース175は、設備点検業務が終了すると、制御部18からの指示に従い、計画ID、点検結果、及び時刻取得部12により取得された時刻を記憶する。また、点検履歴データベース175は、制御部18からの要求に応じ、記憶している計画ID、及び点検結果を制御部18へ出力する。
制御部18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のCPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等とを含む。制御部18は、CPUに設備点検支援プログラムを実行させることで、以下の機能を実現する。すなわち、制御部18は、事前承認部181及び点検処理部182を備える。
事前承認部181は、利用者特定部1811、時刻照合部1812及び位置照合部1813を備える。
利用者特定部1811は、設備点検業務端末10の利用者から設備点検業務を開始する指示を受けると、利用者に対して、計画ID、並びに、利用者ID及びパスワード等の利用者情報の入力を要求する。利用者特定部1811は、計画ID及び利用者情報の入力を要求する旨を表示部16に表示させる。なお、利用者特定部1811は、設備点検業務を開始する指示ではなく、設備点検業務端末10の立ち上げ指示に応答して利用者に対して計画ID及び利用者情報の入力を要求してもよい。また、利用者特定部1811は、利用者情報として利用者ID及びパスワードに加えて、又は、利用者ID及びパスワードの代わりに、指紋及び/又は静脈パターンの入力を要求するようにしてもよい。
利用者特定部1811は、利用者情報取得部11から計画ID及び利用者情報が提供されると、担当者データベース171に記憶されている点検計画のうち、計画IDにより特定される点検計画の担当者情報を読み出す。なお、上記のように、担当者情報には、担当者ID及びパスワード等が含まれる。利用者特定部1811は、提供される利用者情報と、読み出した担当者情報とを比較する。提供される利用者情報と、読み出した担当者情報とが一致する場合、利用者特定部1811は、時刻照合指示、計画ID及び利用者IDを時刻照合部1812へ出力する。提供される利用者情報と、読み出した担当者情報が一致しない場合、利用者特定部1811は、予め記憶された担当者でない旨を表示部16に表示させる。
時刻照合部1812は、利用者特定部1811から時刻照合指示、計画ID及び利用者IDが提供されると、時刻取得部12により、現在時刻を取得する。時刻照合部1812は、点検計画データベース172に記憶される点検計画のうち、提供される計画IDが含まれ、かつ、提供される利用者IDが担当者IDとして含まれる点検計画を検索する。時刻照合部1812は、検索により得られた点検計画に含まれる時間帯と、時刻取得部12により取得された現在時刻とを比較する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれる場合、時刻照合部1812は、位置照合指示を位置照合部1813へ出力する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれない場合、時刻照合部1812は、現在時刻が点検計画に則っていない旨を表示部16に表示させる。
位置照合部1813は、時刻照合部1812から位置照合指示が提供されると、位置取得部13により、設備点検業務端末10の現在位置を取得する。位置照合部1813は、位置取得部13により取得された現在位置が、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれていることを確認する。取得した現在位置が設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれている場合、位置照合部1813は、点検処理部182へ承認指示を出力し、出力設備点検業務の事前承認処理を終了する。取得した現在位置が設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれていない場合、位置照合部1813は、取得した現在位置が設備機器の設置場所と一致しない旨を表示部16に表示させる。なお、取得した現在位置が設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれているとは、取得した現在位置の座標が、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所の座標と完全に一致することに限られず、取得した現在位置の座標が、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所の座標から一定の範囲内に含まれることを示す。
また、位置照合部1813は、取得した現在位置が、立入制限フラグが付された設備機器の設置場所にある場合には、取得した現在位置が立入制限された位置である旨を表示部16に表示させる。
点検処理部182は、検索部1821、表示処理部1822及び登録部1823を備える。
検索部1821は、事前承認部181から承認指示を受けると、利用者に対して設備IDを取得するように要求する。検索部1821は、設備IDの取得を要求する旨を表示部16に表示させる。
検索部1821は、設備情報取得部14により取得された設備IDが提供されると、提供される設備IDが、点検計画データベース172に記憶される点検計画に含まれていることを確認する。提供される設備IDが点検計画に含まれている場合、検索部1821は、設備IDが付された設備機器が設備点検業務の対象であると特定する。提供される設備IDが点検計画に含まれていない場合、検索部1821は、設備IDを取得した設備機器が点検計画に含まれていない旨を表示部16に表示させる。
表示処理部1822は、検索部1821により特定された点検対象設備の設備IDと対応する設備種別IDを、設備設置場所データベース173から取得する。表示処理部1822は、取得した設備種別IDに基づき、設備データベース174から仕様及び図面を読み出す。表示処理部1822は、読み出した仕様及び図面を表示部16に表示させる。
また、表示処理部1822は、検索部1821により特定された点検対象設備の設備IDと対応する過去の点検結果を、点検履歴データベース175から読み出す。表示処理部1822は、読み出した点検結果を表示部16に表示させる。
設備点検業務端末10の利用者は、表示部16に表示される仕様、図面及び過去の点検結果を参照し、点検対象設備の点検を実施する。
登録部1823は、利用者による設備点検業務が終了し、点検結果の記憶が指示されると、時刻取得部12により、点検終了時の点検終了時刻を取得する。登録部1823は、点検計画データベース172に記憶されている点検計画のうち、計画IDにより特定される点検計画を検索する。登録部1823は、検索により得られた点検計画に含まれる時間帯と、時刻取得部12により取得された点検終了時刻とを比較する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した点検終了時刻が含まれる場合、登録部1823は、位置取得部13により、設備点検業務端末10の現在位置を取得する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した点検終了時刻が含まれない場合、登録部1823は、設備点検業務の終了時刻が点検計画に則っていない旨を表示部16に表示させる。
また、登録部1823は、点検対象設備の設備IDと対応する設置場所を設備設置場所データベース173から読み出す。登録部1823は、取得した現在位置と、読み出した設置場所とを比較する。現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致する場合、登録部1823は、設備点検業務の計画ID、点検結果、及び時刻取得部12により取得された時刻を、点検履歴データベース175に記憶させる。現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致しない場合、登録部1823は、設備点検業務の終了位置が点検対象設備の設置場所と不一致である旨を表示部16に表示させる。
次に、以上のように構成される設備点検業務端末10による事前承認動作及び点検処理動作を、制御部18の処理手順に従い説明する。
図2は、第1の実施形態に係る制御部18が事前承認動作を実施する際のフローチャートを示す。
まず、制御部18は、設備点検業務端末10の利用者から設備点検業務を開始する指示を受け取る(ステップS21)。利用者特定部1811は、利用者から設備点検業務を開始する指示を受けると、計画ID、並びに、利用者ID及びパスワード等の利用者情報の入力を要求する旨を表示部16に表示させる(ステップS22)。
利用者特定部1811は、計画ID及び利用者情報が入力されると、入力された利用者情報と、担当者データベース171に記憶されている点検計画のうち、計画IDにより特定される点検計画に含まれる担当者情報とが一致するか否かを判断する(ステップS23)。入力された利用者情報と、記憶されている担当者情報とが一致する場合(ステップS23のYes)、利用者特定部1811は、時刻照合部1812を起動させ、時刻照合部1812へ計画ID及び利用者IDを出力する(ステップS24)。入力された利用者情報と、記憶されている担当者情報とが一致しない場合(ステップS23のNo)、利用者特定部1811は、予め記憶された担当者でない旨を表示部16に表示させ(ステップS25)、処理を終了させる。
時刻照合部1812は、起動すると、時刻取得部12により、現在時刻を取得する(ステップS26)。時刻照合部1812は、利用者特定部1811から供給される計画ID及び供給される利用者IDが含まれる点検計画を検索し、検索により得られた点検計画に含まれる時間帯を取得する(ステップS27)。時刻照合部1812は、点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれるか否かを判断する(ステップS28)。点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれる場合(ステップS28のYes)、時刻照合部1812は、位置照合部1813を起動させる(ステップS29)。点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれない場合(ステップS28のNo)、時刻照合部1812は、現在時刻が点検計画に則っていない旨を表示部16に表示させ(ステップS210)、処理を終了させる。
位置照合部1813は、起動すると、位置取得部13により、設備点検業務端末10の現在位置を取得する(ステップS211)。位置照合部1813は、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所を取得する(ステップS212)。位置照合部1813は、取得した現在位置が、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれているかを判断する(ステップS213)。取得した現在位置が、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれている場合(ステップS213のYes)、位置照合部1813は、点検処理部182へ承認指示を出力し(ステップS214)、処理を終了させる。記憶されている設置場所と、取得した現在位置が、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所に含まれていない場合(ステップS213のNo)、位置照合部1813は、取得した現在位置が設備機器の設置場所に含まれていない旨を表示部16に表示させ(ステップS215)、処理を終了させる。
図3は、第1の実施形態に係る制御部18が点検処理動作を実施する際のフローチャートを示す。
まず、制御部18は、事前承認部181から承認指示を受け取る(ステップS31)。検索部1821は、事前承認部181から承認指示を受けると、設備IDの取得を要求する旨を表示部16に表示させる(ステップS32)。
検索部1821は、設備IDが提供されると、提供された設備IDが、点検計画データベース172に記憶される点検計画に含まれているか否かを判断する(ステップS33)。提供される設備IDが点検計画に含まれている場合(ステップS33のYes)、検索部1821は、設備IDが付された設備機器が設備点検業務の対象であると特定する(ステップS34)。提供された設備IDが点検計画に含まれていない場合(ステップS33のNo)、検索部1821は、設備IDを取得した設備機器が点検計画に含まれていない旨を表示部16に表示させ(ステップS35)、処理を終了させる。
続いて、表示処理部1822は、検索部1821により特定された点検対象設備の仕様及び図面を設備データベース174から読み出し、読み出した仕様及び図面を表示部16に表示させる(ステップS36)。表示処理部1822は、検索部1821により特定された点検対象設備についての過去の点検結果を、点検履歴データベース175から読み出し、読み出した点検結果を表示部16に表示させる(ステップS37)。設備点検業務端末10の利用者は、表示部16の表示内容を参照し、点検業務を実施する。制御部18は、利用者が表示部16の表示を参照して実施する点検業務の結果を受け付ける。
登録部1823は、設備点検業務が終了し、点検結果を記憶する旨の指示が利用者から入力されたか否かを判断する(ステップS38)。点検結果を記憶する旨の指示が利用者から入力された場合(ステップS38のYes)、登録部1823は、時刻取得部12により、現在時刻を取得する(ステップS39)。点検結果を記憶する旨の指示が利用者から入力されない場合(ステップS38のNo)、登録部1823は、指示があるまで待機する。
登録部1823は、現在時刻を取得すると、点検計画に含まれる時間帯を点検計画データベース172から取得する(ステップS310)。登録部1823は、取得した現在時刻が、点検計画に記載される時間帯に含まれるか否かを判断する(ステップS311)。取得した現在時刻が点検計画に記載される時間帯に含まれる場合(ステップS311のYes)、登録部1823は、位置取得部13により、現在位置を取得する(ステップS312)。取得した現在時刻が点検計画に記載される時間帯に含まれない場合(ステップS311のNo)、登録部1823は、現在時刻が点検計画における点検業務の終了時刻に則っていない旨を表示部16に表示させる(ステップS313)。
登録部1823は、現在位置を取得すると、点検対象設備の設置場所を設備設置場所データベース173から取得する(ステップS314)。登録部1823は、現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致するか否かを判断する(ステップS315)。現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致する場合(ステップS315のYes)、登録部1823は、設備点検業務の計画ID、点検結果、及び時刻取得部12により取得された時刻を、点検履歴データベース175に記憶し(ステップS316)、処理を終了させる。現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致しない場合(ステップS315のNo)、登録部1823は、現在位置が点検対象設備の設置場所と不一致である旨を表示部16に表示させる(ステップS317)。
以上のように、第1の実施形態に係る設備点検業務端末10は、事前承認部181の利用者特定部1811により、利用者と点検計画に予定されている担当者とを照合し、時刻照合部1812により、点検業務を開始する時刻と点検計画に記載される時間帯とを照合し、位置照合部1813により、点検業務を開始する位置と設備の設置場所とを照合するようにしている。これにより、利用者特定部1811により、担当者以外が端末を利用することを防ぐことに加え、時刻照合部1812により、点検計画に設定された時間帯以外で端末の利用を防止することが可能となる。また、位置照合部1813により、点検業務の対象となり得る場所以外での端末の利用を防止することも可能となる。
また、第1の実施形態では、位置照合部1813は、現在位置が立ち入りを制限された場所である場合には、現在位置では設備点検業務を実施させないようにしている。これにより、設備機器に係る情報へのアクセスを制限することが可能となる。
また、第1の実施形態に係る設備点検業務端末10は、点検処理部182の検索部1821により、設備IDを取得した設備を点検対象設備であることを特定し、表示処理部1822により、点検対象設備の点検時に必要となるデータを表示するようにしている。これにより、利用者は設備設置場所に行かなければ点検設備に係る情報を表示できないため、設備点検業務端末10は、自端末に保存されている情報が流出することを防止することが可能となる。また、点検対象設備以外の情報は表示されないため、設備点検業務端末10は、複数の利用者により共用されることが可能となる。さらに、設備単位で設備に係る情報の利用者を特定できるため、設備点検業務端末10は、情報の流出を予防することも可能となる。
また、第1の実施形態に係る設備点検業務端末10は、登録部1823により、点検業務の終了時刻及び点検業務の終了位置を点検計画と照合した上で点検結果を記憶するようにしている。これにより、データ登録時刻が点検業務計画時間帯に含まれていない場合、又は、データ登録場所が点検設備の設置場所と離れている場合にはデータを登録できないため、設備点検業務端末10は、情報の改ざんを防止することが可能である。
したがって、第1の実施形態に係る設備点検業務端末10は、高機能な汎用端末を用いて実現可能であるため、設備点検業務端末10によれば、低コスト、かつ、高度な情報セキュリティを達成しつつ、設備点検業務を実施することができる。そのため、受託業者は、上下水道設備等の点検業務で使用する情報端末について、専用ハードウェアを開発することなく情報セキュリティを高めることができる。そして、上下水道事業等の重要インフラを担う事業者は、重要な設備等の情報を取り扱う点検業務を、安心して民間事業者に委託できる。
また、第1の実施形態では、点検計画データベース172に点検計画を記憶させ、担当者データベース171に点検計画における点検の担当者の担当者情報を記憶させるようにしている。従来の点検業務に関するデータベースシステムでは、データにアクセス権を付与することでセキュリティを確保していた。このため、委託先及び/又は委託作業内容が変更される度に、データベースのアクセス権を変更する等のシステム管理作業が発生していた。これに対し、第1の実施形態では、点検計画データベース172に記憶される点検計画に基づいてデータへのアクセスを制限するようにしている。これにより、データベースの内部構造を理解しなくてもセキュリティを確保することが可能となり、業務委託元の情報管理に係る負担を軽減することが可能となる。
なお、第1の実施形態では、設備設置場所データベース173及び設備データベース174は、業務委託元の事業者が保有するデータを記憶するようにしている。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、設備設置場所データベース173及び設備データベース174は、点検計画データベース172に記憶される点検計画に含まれる設備IDについてのデータを記憶するようにしても構わない。これにより、設備設置場所データベース173及び設備データベース174には、点検計画に含まれない設備機器についての情報が含まれないことになるため、設備点検業務端末10の容量を抑えると共に、情報セキュリティを向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る設備点検業務端末20を含む設備点検支援システムの機能構成を示すブロック図である。図4に示す設備点検支援システムは、設備点検業務端末20及びサーバ30を具備する。設備点検業務端末20とサーバ30とは、ネットワークにより接続される。
サーバ30は、記憶部31、通信部32及び制御部33を備える。なお、図4において図1と共通する部分には同じ符号を付して示す。
記憶部31は、担当者データベース171、点検計画データベース172、設備設置場所データベース173、設備データベース174及び点検履歴データベース175を有する。記憶部31は、制御部33からの指示に応じて担当者データベース171、点検計画データベース172、設備設置場所データベース173、設備データベース174及び点検履歴データベース175から必要なデータを読み出す。記憶部31は、読み出したデータを通信部32へ出力する。
通信部32は、予め設定された通信プロトコルによりネットワークと接続し、記憶部31から読み出されたデータを、ネットワークを介して設備点検業務端末20へ送信する。
また、通信部32は、ネットワークを介して、設備点検業務端末20から送信される読出し要求を受信する。また、通信部32は、ネットワークを介して、設備点検業務端末20から送信されるデータ及び記憶要求を受信する。
制御部33は、通信部32が読出し要求を受信した場合、要求されるデータを読み出すように、記憶部31に対して読出し指示を出力する。
また、制御部33は、通信部32がデータ及び記憶要求を受信した場合、要求されたデータを記憶部31に記憶するように、記憶部31に対して記憶指示を出力する。
図5は、第2の実施形態に係る設備点検業務端末20の機能構成を示すブロック図である。図5に示す設備点検業務端末20は、例えば、低コストで入手可能な高機能な汎用端末であり、利用者情報取得部11、時刻取得部12、位置取得部13、設備情報取得部14、計時部15、表示部16、通信部21及び制御部22を具備する。なお、図5において図1と共通する部分には同じ符号を付して示す。
通信部21は、予め設定された通信プロトコルによりネットワークと接続する。通信部21は、制御部22からの読出指示に従い、必要とするデータの読出要求を、ネットワークを介してサーバ30へ送信する。また、通信部21は、制御部22からの記憶指示に従い、制御部22から供給されるデータと、このデータをサーバ30へ記憶する記憶要求を、ネットワークを介してサーバ30へ送信する。また、通信部21は、ネットワークを介して、サーバ30から送信されるデータを受信する。
制御部22は、例えば、CPUと、ROM及びRAM等のCPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等とを含む。制御部22は、CPUに設備点検支援プログラムを実行させることで、以下の機能を実現する。すなわち、制御部22は、事前承認部221及び点検処理部222を備える。
事前承認部221は、利用者特定部2211、時刻照合部2212及び位置照合部2213を備える。
利用者特定部2211は、設備点検業務端末20の利用者から設備点検業務を開始する指示を受けると、利用者に対して、計画ID及び利用者情報の入力を要求する。利用者特定部2211は、計画ID及び利用者情報の入力を要求する旨を表示部16に表示させる。
利用者特定部2211は、利用者情報取得部11から計画ID及び利用者情報が提供されると、担当者データベース171に記憶されている点検計画のうち、計画IDにより特定される点検計画の担当者情報を読み出す読出指示を通信部21へ出力する。利用者特定部2211は、サーバ30から担当者情報が供給されると、供給された担当者情報と、入力された利用者情報とを比較する。供給された担当者情報と、入力された利用者情報とが一致する場合、利用者特定部2211は、時刻照合指示、計画ID及び利用者IDを時刻照合部2212へ出力する。供給された担当者情報と、入力された利用者情報とが一致しない場合、利用者特定部2211は、予め記憶された担当者でない旨を表示部16に表示させる。
時刻照合部2212は、利用者特定部2211から時刻照合指示、計画ID及び利用者IDが提供されると、時刻取得部12により、現在時刻を取得する。時刻照合部2212は、点検計画データベース172に記憶される点検計画のうち、提供される計画IDが含まれ、かつ、提供される利用者IDが担当者IDとして含まれる点検計画を読み出す読出指示を通信部21へ出力する。時刻照合部2212は、サーバ30から点検計画が供給されると、供給された点検計画に含まれる時間帯と、時刻取得部12により取得された現在時刻とを比較する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれる場合、時刻照合部2212は、位置照合指示を位置照合部2213へ出力する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した現在時刻が含まれない場合、時刻照合部2212は、現在時刻が点検計画に則っていない旨を表示部16に表示させる。
位置照合部2213は、時刻照合部2212から位置照合指示が提供されると、位置取得部13により、設備点検業務端末20の現在位置を取得する。位置照合部2213は、設備設置場所データベース173に記憶されている設置場所を読み出す読出指示を通信部21へ出力する。位置照合部2213は、サーバ30から設置場所が供給されると、供給された設置場所と、位置取得部13により取得された現在位置とを比較する。取得した現在位置が供給された設置場所に含まれている場合、位置照合部2213は、点検処理部222へ承認指示を出力し、出力設備点検業務の事前承認処理を終了する。取得した現在位置が、供給された設置場所に含まれていない場合、位置照合部2213は、取得した現在位置が設備機器の設置場所と一致しない旨を表示部16に表示させる。また、位置照合部2213は、取得した現在位置が、立入制限フラグが付された設備機器の設置場所にある場合には、取得した現在位置が立入制限された位置である旨を表示部16に表示させる。
点検処理部222は、検索部2221、表示処理部2222及び登録部2223を備える。
検索部2221は、事前承認部221から承認指示を受けると、利用者に対して設備IDを取得するように要求する。検索部2221は、設備IDの取得を要求する旨を表示部16に表示させる。
検索部2221は、設備情報取得部14により取得された設備IDが提供されると、点検計画データベース172に記憶される点検計画を読み出す読出指示を通信部21へ出力する。検索部2221は、サーバ30から点検計画が供給されると、設備情報取得部14により取得された設備IDが、供給された点検計画に含まれているか否かを判断する。設備情報取得部14により取得された設備IDが点検計画に含まれている場合、検索部2221は、設備IDが付された設備機器が設備点検業務の対象であると特定する。設備情報取得部14により取得された設備IDが点検計画に含まれていない場合、検索部2221は、設備IDを取得した設備機器が点検計画に含まれていない旨を表示部16に表示させる。
表示処理部2222は、検索部2221により特定された点検対象設備の設備IDと対応する設備種別IDを、設備設置場所データベース173から読み出す読出指示を通信部21へ出力する。表示処理部2222は、サーバ30から設備種別IDが供給されると、供給された設備種別IDに対応する仕様及び図面を設備データベース174から読み出す読出指示を通信部21へ出力する。表示処理部2222は、サーバ30から仕様及び図面が供給されると、供給された仕様及び図面を表示部16に表示させる。
また、表示処理部2222は、検索部2221により特定された点検対象設備の設備IDと対応する過去の点検結果を点検履歴データベース175から読み出す読出指示を、通信部21へ出力する。表示処理部2222は、サーバ30から点検結果が供給されると、供給された点検結果を表示部16に表示させる。
設備点検業務端末20の利用者は、表示部16に表示される仕様、図面及び過去の点検結果を参照し、点検対象設備の点検を実施する。
登録部2223は、利用者による設備点検業務が終了し、点検結果の記憶が指示されると、時刻取得部12により、点検終了時の点検終了時刻を取得する。登録部2223は、計画IDにより特定される点検計画を点検計画データベース172から読み出す読出指示を通信部21へ出力する。登録部2223は、サーバ30から点検計画が供給されると、供給された点検計画に含まれる時間帯と、時刻取得部12により取得された点検終了時刻とを比較する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した点検終了時刻が含まれる場合、登録部2223は、位置取得部13により、設備点検業務端末20の現在位置を取得する。点検計画に含まれる時間帯に、取得した点検終了時刻が含まれない場合、登録部2223は、設備点検業務の終了時刻が点検計画に則っていない旨を表示部16に表示させる。
また、登録部2223は、点検対象設備の設備IDと対応する設置場所を設備設置場所データベース173から読み出す読出指示を通信部21へ出力する。登録部2223は、サーバ30から設置場所が供給されると、供給された設置場所と、取得した現在位置とを比較する。現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致する場合、登録部2223は、設備点検業務の計画ID、点検結果及び時刻取得部12により取得された時刻を、点検履歴データベース175に記憶する記憶指示を通信部21へ出力する。現在位置と、点検対象設備の設置場所とが一致しない場合、登録部2223は、設備点検業務の終了位置が点検対象設備の設置場所と不一致である旨を表示部16に表示させる。
したがって、第2の実施形態に係る設備点検業務端末20は、高機能な汎用端末を用いて実現可能であるため、設備点検業務端末20によれば、低コスト、かつ、高度な情報セキュリティを達成しつつ、設備点検業務を実施することができる。
なお、第2の実施形態では、設備点検業務端末20の制御部22がサーバ30から各種データを受け取り、設備点検業務端末20で取得されたデータと、受け取った各種データとを照合する場合を例に説明した。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、設備点検業務端末20が取得したデータをサーバ30へ出力し、サーバ30の制御部33において、設備点検業務端末20から供給されたデータと、記憶部31に記憶されているデータとを照合する。そして、サーバ30の制御部33は照合結果を設備点検業務端末20へ出力し、設備点検業務端末20の制御部22はサーバ30からの照合結果を利用するようにしても構わない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10,20…設備点検業務端末、11…利用者情報取得部、12…時刻取得部、13…位置取得部、14…設備情報取得部、15…計時部、16…表示部、17…記憶部、171…担当者データベース、172…点検計画データベース、173…設備設置場所データベース、174…設備データベース、175…点検履歴データベース、18,22…制御部、181,221…事前承認部、1811,2211…利用者特定部、1812,2212…時刻照合部、1813,2213…位置照合部、182,222…点検処理部、1821,2221…検索部、1822,2222…表示処理部、1823,2223…登録部、21…通信部、30…サーバ、31…記憶部、32…通信部、33…制御部

Claims (18)

  1. 設備機器の点検を行う際に用いられる設備点検業務端末において、
    前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を含む点検計画データを予め記憶する記憶部と、
    前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報を取得する利用者情報取得部と、
    前記点検の開始前に、現在時刻を取得する時刻取得部と、
    制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する事前承認部を備える設備点検業務端末。
  2. 前記点検の開始前に、前記端末が存在する現在位置を取得する位置取得部をさらに具備し、
    前記記憶部は、少なくとも前記点検の対象となる設備機器の設置場所を示す位置情報を予めさらに記憶し、
    前記事前承認部は、前記現在位置が、前記位置情報により示される設置場所に含まれる場合、前記点検の開始を承認する請求項1記載の設備点検業務端末。
  3. 前記記憶部は、前記点検の対象となる設備機器の設備IDを前記点検計画データにさらに含み、前記設備IDにより特定される設備機器についての詳細情報を予めさらに記憶し、
    前記点検の開始時に、前記点検の対象となる設備機器の設備IDを直接取得する設備情報取得部をさらに具備し、
    前記制御部は、前記直接取得した設備IDが前記点検計画データに含まれているか否かを判断し、含まれる場合、前記直接取得した設備IDに応じた設備機器の詳細情報を前記記憶部から読み出して表示する点検処理部をさらに備える請求項2記載の設備点検業務端末。
  4. 前記時刻取得部は、前記設備機器の点検が終了すると、前記点検が終了した終了時刻を取得し、
    前記位置取得部は、前記設備機器の点検が終了すると、前記点検が終了した終了位置を取得し、
    前記点検処理部は、前記終了時刻が前記時間帯情報により示される時間帯に含まれ、かつ、前記終了場所が、前記点検が終了した設備機器の設置場所と一致する場合、点検結果を前記記憶部に記憶する請求項2又は3に記載の設備点検業務端末。
  5. 前記記憶部は、前記点検の対象となり得る設備機器の設置場所を示す位置情報を予め記憶し、前記位置情報のうち、立入制限の対象となる設備機器の位置情報を、立入制限フラグを付して記憶し、
    前記事前承認部は、前記立入制限フラグが付された位置情報により示される設置場所と、前記現在位置とが一致する場合、立入が制限されていることを表示する請求項2記載の設備点検業務端末。
  6. 前記記憶部は、前記点検計画データを点検毎に更新する請求項1乃至5のいずれかに記載の設備点検業務端末。
  7. 前記記憶部は、前記点検の対象となり得る設備機器の設置場所を示す位置情報を予め記憶し、前記点検計画データと、前記位置情報とを点検毎に更新する請求項1乃至5のいずれかに記載の設備点検業務端末。
  8. 設備点検業務端末により設備機器を点検する設備点検支援システムにおいて、
    前記設備点検業務端末と、前記設備点検業務端末とネットワークを介して接続するサーバとを具備し、
    前記サーバは、
    前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を含む点検計画データを予め記憶する記憶部を備え、
    前記設備点検業務端末は、
    前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報を取得する利用者情報取得部と、
    前記点検の開始前に、現在時刻を取得する時刻取得部と、
    前記ネットワークを介し、前記サーバから前記担当者情報と前記時間帯情報とを取得する通信部と、
    前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する事前承認部を備える制御部と
    を備える設備点検支援システム。
  9. 前記記憶部は、少なくとも前記点検の対象となる設備機器の設置場所を示す位置情報を予めさらに記憶し、
    前記設備点検業務端末は、前記点検の開始前に、前記端末が存在する現在位置を取得する位置取得部をさらに備え、
    前記通信部は、ネットワークを介し、前記サーバから前記位置情報をさらに取得し、
    前記事前承認部は、前記現在位置が、前記位置情報により示される設置場所に含まれる場合、前記点検の開始を承認する請求項8記載の設備点検支援システム。
  10. 設備機器の点検を行う際に用いられる設備点検業務端末において、
    前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報を取得する利用者情報取得部と、
    前記点検の開始前に、現在時刻を取得する時刻取得部と、
    点検計画データに含まれる、前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を、ネットワークを介してサーバから受信する通信部と、
    制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する事前承認部を備える設備点検業務端末。
  11. 前記点検の開始前に、前記端末が存在する現在位置を取得する位置取得部をさらに具備し、
    前記通信部は、少なくとも前記点検の対象となる設備機器の設置場所を示す位置情報を、前記ネットワークを介してサーバから受信し、
    前記事前承認部は、前記現在位置が、前記位置情報により示される設置場所に含まれる場合、前記点検の開始を承認する請求項10記載の設備点検業務端末。
  12. 設備機器の点検を行う際に用いられる設備点検業務端末で用いられる設備点検支援方法において、
    前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を含む点検計画データを予め記憶し、
    前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報と、現在時刻を取得し、
    前記記憶している前記担当者情報及び時間帯情報を読み出し、
    前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する設備点検支援方法。
  13. 少なくとも前記点検の対象となる設備機器の設置場所を示す位置情報を予めさらに記憶し、
    前記点検の開始前に、前記端末が存在する現在位置をさらに取得し、
    前記現在位置が、前記位置情報により示される設置場所に含まれる場合、前記点検の開始を承認する請求項12記載の設備点検支援方法。
  14. コンピュータを備え、設備機器の点検を行う際に用いられる設備点検業務端末で使用される設備点検支援プログラムにおいて、
    前記点検の開始前に、前記端末を使用する利用者の利用者情報を取得する利用者情報取得処理と、
    前記点検の開始前に、現在時刻を取得する第1の時刻取得処理と、
    予め記憶する点検計画データに含まれる、前記点検を実施する担当者を示す担当者情報、及び前記点検を実施する予定の時間帯を示す時間帯情報を読み出す第1の読出処理と、
    前記担当者情報と、前記利用者情報とが一致し、かつ、前記時間帯情報により示される時間帯が前記現在時刻を含む場合、前記点検の開始を承認する事前承認処理と
    を前記コンピュータに実行させる設備点検支援プログラム。
  15. 前記点検の開始前に、前記端末が存在する現在位置を取得する第1の位置取得処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第1の読出処理は、予め記憶される、少なくとも前記点検の対象となる設備機器の設置場所を示す位置情報を読み出し、
    前記事前承認処理は、前記現在位置が、前記位置情報により示される設置場所に含まれる場合、前記点検の開始を承認する請求項14記載の設備点検支援プログラム。
  16. 前記点検の開始時に、前記点検の対象となる設備機器の設備IDを直接取得する設備情報取得処理と、
    前記点検計画データにさらに含まれ、前記点検の対象となる設備機器の設備IDを読み出す第2の読出処理と、
    前記直接取得した設備IDが前記読み出した設備IDに含まれるか否かを判断する検索処理と、
    前記直接取得した設備IDが前記読み出した設備IDに含まれる場合、前記設備IDにより特定される設備機器について予め記憶される詳細情報のうち、前記直接取得した設備IDに応じた設備機器の詳細情報を読み出して表示する表示処理と
    を前記コンピュータにさらに実行させる請求項15に記載の設備点検支援プログラム。
  17. 前記設備機器の点検が終了すると、前記点検が終了した終了時刻を取得する第2の時刻取得処理と、
    前記設備機器の点検が終了すると、前記点検が終了した終了位置を取得する第2の位置取得処理と、
    前記時間帯情報と、前記点検が終了した設備機器の設置場所を示す位置情報とを読み出す第3の読出処理と、
    前記終了時刻が前記読み出した時間帯情報により示される時間帯に含まれ、かつ、前記終了場所が前記読み出した位置情報により示される設置場所と一致する場合、点検結果を記憶する登録処理と
    を前記コンピュータにさらに実効させる請求項16記載の設備点検支援プログラム。
  18. 前記第1の読出処理は、予め記憶される前記点検の対象となり得る設備機器の設置場所を示す位置情報のうち、立入制限の対象であることを示す立入制限フラグが付された位置情報を読み出し、
    前記事前承認処理は、前記立入制限フラグが付された位置情報により示される設置場所と、前記現在位置とが一致する場合、立入が制限されていることを表示する請求項15記載の設備点検支援プログラム。
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