JP2009301413A - 出退状況管理方法および出退状況管理システム - Google Patents

出退状況管理方法および出退状況管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】各現場に管理責任者を在駐させる必要がなく、また、事業主のコンピュータに対して作業者個々の作業者情報や現場の出退情報を簡単に登録できるようにする。
【解決手段】コンピュータ2は、管理責任者の携帯電話機1aより現場A,Bの現場情報とラベルIDとを受信したとき、現場情報とラベルIDとを対応させて記憶させる現場情報データベースと、未登録の作業者の携帯電話機1bより作業者の作業者情報とその携帯電話機1bのUIMとを受信したとき、作業者情報とUIMとを対応させて記憶させる作業者情報データベースと、既登録の作業者の携帯電話機1bよりその携帯電話機1bのUIMを受信したとき、作業者と、作業者が作業に従事した現場と、その現場へ出勤した日時と、その現場から退勤した日時とを対応させて記憶させる出退情報データベースを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の現場を統括する事業主のコンピュータと、現場の管理責任者が所持する携帯端末と、現場での作業に従事する複数の作業者が所持する携帯端末と、各携帯端末と事業主のコンピュータとを交信可能に結ぶネットワークとを利用して、各作業者の現場の出退状況を把握して管理する出退状況管理方法および出退状況管理システムに関する。
現場で作業に従事する作業者について、現場への出勤や退勤といった出退状況を正確に把握して、管理することは、労災保険法に対応するために必要不可欠である。
従来、作業者の出退状況を管理する方法として、タイムカードを利用したものがある。このタイムカードを利用した方法は、作業者が現場への出勤時および退勤時に、現場の所定箇所に設置された専用のタイムレコーダを使用して各自のタイムカードに出勤時刻および退勤時刻を記録することにより、作業者の出退状況、または所在といった情報が把握される。
この方法によれば、タイムカードおよびタイムレコーダは、一般的に現場の出入り口付近に配備されているので、作業者が出退時にタイムカードを押し忘れることは少なく、作業者の出退状況を正確に把握できるが、タイムカードに記録された作業者の勤務時間などの集計を事業主が手作業で行う必要があるなど、事務処理の負担が増大するという問題がある。さらに、現場毎にタイムレコーダなどを設置する必要があり、その設置作業は面倒であるうえ、例えば現場が工事現場や建設現場などの屋外である場合には、タイムレコーダなどを設置するためのスペースを確保し難く、また、これらの破損や盗難などを防止する必要があるという問題が生じる。
そこで、コンピュータシステムを利用して作業者の出退状況を把握、管理する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された方法では、作業者が出退する都度、その現場の管理責任者が携帯電話を操作して、作業者が出退した現場や出退時刻などの出退情報を格納したQRコード(登録商標)を自己の携帯電話の画面に表示させる。作業者はそのQRコードを自己のカメラ機能付き携帯電話で撮影してQRコードから前記情報を読み取り、その読み取った情報をインターネットを介して事業主が管理するコンピュータに送信する。事業主のコンピュータには、全ての作業者について、その氏名や住所、電話番号などの作業者情報が予め記憶されており、作業者の携帯電話機から前記情報が送信される度に、事業主のコンピュータにおいて、作業者が出退した現場や出退時刻などを各作業者情報に対応させて記憶させることで、作業者の出退状況を管理している。
特開2006−18793号公報
特許文献1に記載の方法によれば、従来のタイムカードを用いた方法と比べて、事業主はコンピュータで作業者の勤務時間などが自動的に集計できるので、勤務時間などの集計を手作業で行う必要がなく、事務処理の負担が大幅に軽減されるとともに、専用のタイムレコーダを現場に設置する必要もない。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、各現場に1人ずつ管理責任者を在駐させる必要があり、人件費がかさむという問題がある。また、事業主は、全ての作業者について、作業者情報をコンピュータに記憶させておく必要があるが、全ての作業者の作業者情報をコンピュータに記憶させる作業は非常に手間がかかるうえ、作業者は事前に事業主の元に出向いて自己の作業者情報を登録しておかなければならず不便である。さらに、近年は、事業主の正規社員の他に、事業主から作業の委託を受けた会社の従業員、派遣社員やアルバイトなどの日雇い労働者が作業者の中に多く含まれている結果、現場に出入りする作業者の入れ替わりが激しいのが現状である。そのため、作業者の入れ替わりがある度に事業主がいちいちコンピュータに作業者情報の追加や削除をするのでは、事業主に煩雑な作業を課することになる。
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、各現場に管理責任者を在駐させる必要がなく、また、事業主のコンピュータに対して個々の作業者情報や現場の出退情報を手間がかかることなく、簡単に登録することができる出退状況管理方法および出退状況管理システムを提供することを目的とする。
この発明による出退状況管理方法は、複数の現場を統括する事業主のコンピュータと、現場の管理責任者が所持する携帯端末と、現場での作業に従事する複数の作業者が所持する携帯端末と、各携帯端末と事業主のコンピュータとを交信可能に結ぶネットワークとを利用して、各作業者の現場の出退状況を把握して管理するものである。
この出退状況管理方法は、ネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスするためのアドレス情報と固有の媒体識別情報とを格納した情報媒体を現場の数だけ用意するステップと、管理責任者がいずれかの情報媒体をいずれかの現場に対応させて選択し、その選択した情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスし、その情報媒体に対応させた現場を特定する現場情報を携帯端末より入力して情報媒体より取得した媒体識別情報とともにコンピュータへ送信することにより、事業主のコンピュータにおいて、現場情報と媒体識別情報とを対応させた登録情報を記憶し、これを各情報媒体について実行して全ての現場を登録するステップと、管理責任者が各情報媒体をそれぞれの情報媒体と対応させた各現場の適所に設置するステップと、作業者が現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスし、自己を特定する作業者情報を携帯端末より入力してその携帯端末の識別情報とともにコンピュータへ送信することにより、事業主のコンピュータにおいて、作業者情報と携帯端末の識別情報とを対応させた登録情報を記憶し、これを各作業者について実行して全ての作業者を登録するステップと、既登録の作業者がいずれかの現場で作業に従事するとき、その出勤時および退勤時に、現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスして携帯端末の識別情報を送信することにより、事業主のコンピュータにおいて、作業者と、作業者が作業に従事した現場と、その現場へ出勤した日時と、その現場から退勤した日時とを対応させた出退情報を記憶し、これを各作業者がいずれかの現場で作業に従事する度に実行して出退情報を蓄積するステップとを実行することを特徴としている。
また、この発明による出退状況管理システムは、前記事業主のコンピュータと、管理責任者および各作業者が所持する前記携帯端末と、前記ネットワークと、各現場の適所に設置される前記の複数の情報媒体とで構成されている。
管理責任者が所持する携帯端末は、前記情報媒体からアドレス情報および媒体識別情報を読み取ることが可能な読取手段と、前記アドレス情報によってネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスして交信する交信手段と、現場を特定する現場情報を入力するための入力手段とを備えている。
各作業者が所持する携帯端末は、前記情報媒体からアドレス情報および媒体識別情報を読み取ることが可能な読取手段と、前記アドレス情報によってネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスして交信する交信手段と、作業者を特定する作業者情報を入力するための入力手段とを備えている。
さらに、事業主のコンピュータは、いずれかの情報媒体から読み取られたアドレス情報によりアクセスされた管理責任者または作業者の携帯端末と交信する交信手段と、管理責任者の携帯端末より現場を特定する現場情報と媒体識別情報とを前記交信手段により受信したとき、現場情報と媒体識別情報とを対応させた登録情報を記憶させる第1の記憶手段と、作業者の携帯端末より作業者を特定する作業者情報とその携帯端末の識別情報とを前記交信手段により受信したとき、作業者情報と携帯端末の識別情報とを対応させた登録情報を記憶させる第2の記憶手段と、既登録の作業者の携帯端末よりその携帯端末の識別情報を前記交信手段により受信したとき、作業者と、作業者が作業に従事した現場と、その現場へ出勤した日時と、その現場から退勤した日時とを対応させた出退情報を記憶させる第3の記憶手段と、いずれかの作業者の携帯端末よりいずれかの情報媒体から読み取られたアドレス情報によりアクセスされたとき、第2の記憶手段の登録情報を参照してその作業者の登録情報が存在するかどうかを判別し、未登録の作業者であれば第2の記憶手段に対する作業者の登録情報の書き込みを実行し、既登録の作業者であれば第3の記憶手段に対する出退情報の書き込みを実行する書き込み制御手段とを備えている。
この発明の上記した構成において、作業者および管理責任者が所持する「携帯端末」は、個々が所有する携帯電話機を利用することが望ましいが、これに限らず、他の装置(例えば、携帯型のコンピュータなど)であってもよい。
前記アドレス情報および媒体識別情報を格納する「情報媒体」としては、例えばQRコード(登録商標)などの2次元コードやバーコードなどの規格化されたコードパターンを表示するものが考えられる。前記アドレス情報および媒体識別情報をコード化した2次元コードを、例えばラベルの表面に印刷し、このラベルを現場の適所に貼り付ける。この場合、携帯端末は、2次元コードなどの読み取り機能を有するもの、例えばカメラ機能付き携帯電話機である必要がある。カメラ機能付き携帯電話機によれば、ラベルに表示された2次元コードを撮像し、前記2次元コードの読み取り機能を用いて前記2次元コードに格納されているアクセス情報および媒体識別情報を読み取ることができる。
また、「情報媒体」の他の形態としては、前記アドレス情報および媒体識別情報が書き込まれ、これらの情報を電磁波に載せて出力するICカードのような記憶媒体が考えられる。この場合、携帯端末は、前記電磁波を送受信する機能を有し、記憶媒体に対する情報の読み取りを非接触で行うことが可能なものである必要がある。
「携帯端末の識別情報」は、個々の携帯端末を識別するために付与された固有の情報であって、携帯端末が携帯電話機である場合には、例えば、携帯電話機の製造番号(UIM)や電話番号、メールアドレスなどを用いることができる。また、事業主のコンピュータが携帯端末に対して、例えばクッキー(Cookie)などの個々の携帯端末を識別する情報を発行し、この情報により各携帯端末を識別するようにしてもよい。
この発明では、まず、管理責任者が現場の管理を事業主から任せられる度に、当該現場に対応させる情報媒体を、複数の情報媒体の中から適当に選択し、その選択した情報媒体から携帯端末を用いてアドレス情報を取得し、そのアドレス情報により事業主のコンピュータにアクセスする。そして、その選択した情報媒体に対応させた現場を特定する現場情報を携帯端末により入力してその情報媒体より取得した媒体識別情報とともに事業主のコンピュータに送信することにより現場情報の登録作業を行う。そして、管理責任者は、情報媒体をその情報媒体と対応させた現場の適所に設置する。
事業主のコンピュータは、管理責任者の携帯端末から現場情報を受信する度に、受信した現場情報を媒体識別情報と対応させて第1の記憶手段に記憶させ、全ての現場について、現場情報と媒体識別情報とが対になった登録情報を登録する。
次に、各作業者は、自己の作業者情報を事業主のコンピュータに登録していない場合には、作業に従事する現場に出向いた際に、その現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いてアドレス情報を取得し、そのアドレス情報により事業主のコンピュータにアクセスする。そして、自己を特定する作業者情報を携帯端末により入力してその携帯端末の識別情報とともに事業主のコンピュータに送信することにより、作業者情報の登録作業を行う。
事業主のコンピュータは未登録の作業者の携帯端末から作業者情報を受信する度に、受信した作業者情報をその携帯端末の識別情報と対応させて第2の記憶手段に記憶させ、全ての作業者について、作業者情報と携帯端末の識別情報とが対になった登録情報を登録する。
一方、自己の作業者情報を事業主のコンピュータに登録している既登録の作業者は、現場に出勤および退勤する度に、現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いてアドレス情報を取得し、そのアドレス情報により事業主のコンピュータにアクセスする。そして、情報媒体より取得した媒体識別情報と携帯端末の識別情報とを送信することにより、出退情報の登録を行う。
事業主のコンピュータは既登録の作業者の携帯端末から携帯端末の識別情報を受信する度に、作業者と、作業者が作業に従事した現場と、その現場へ出勤した日時と、その現場から退勤した日時とを対応させて第3の記憶手段に記憶させ、全ての作業者について、これらが対になった出退情報を蓄積する。
この発明によると、作業者は、事業主の元にわざわざ出向くことなく、作業に従事する現場で、現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレスにより事業主のコンピュータにアクセスするだけで、自己の作業者情報を事業主のコンピュータに簡単に登録できるので、作業者の手間を軽減できる。一方、事業主は、作業者情報の登録を作業者自らが行うので、全ての作業者について自ら作業者情報の登録を行ったり、あるいは作業者情報の追加や削除を行ったりする必要がないので、事業主に煩雑な作業を課すこともない。
また、管理責任者は、現場の適所に現場情報を事業主のコンピュータに登録した情報媒体を設置しておけばよいので、各現場に管理責任者が在駐する必要がなく、コストの軽減を図ることができる。
この発明の好ましい実施態様においては、前記事業主のコンピュータは、管理責任者を特定する管理責任者情報と管理責任者が所持する携帯端末の識別情報とを対応させた登録情報を記憶する第4の記憶手段と、管理責任者がいずれかの情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりアクセスして携帯端末の識別情報を送信し、これを前記交信手段により受信したとき、第4の記憶手段の登録情報を参照してその管理責任者の登録情報が存在するかどうかを判別する判別手段とをさらに備えている。前記判別手段により既登録の管理責任者であると判別されることを条件に、前記交信手段が管理責任者の携帯端末から現場を特定する現場情報と媒体識別情報とを受け付ける。
この実施態様によれば、管理責任者が情報媒体について、対応する現場の現場情報を事業主のコンピュータに対して登録する際に、事業主のコンピュータは、管理責任者の認証を行い、認証された場合にのみ現場情報の登録を許可する。
この発明によると、作業者は、事業主の元にわざわざ出向くことなく、作業に従事する現場で、簡単に自己の作業者情報を事業主のコンピュータに登録できるので、作業者の手間を軽減できる。また、作業者自らが作業者情報の登録を事業主のコンピュータに対して行うので、事業主は、全ての作業者について作業者情報の登録作業をする必要がなく、事業主の作業を軽減することもできる。
さらに、各現場に管理責任者を在駐させておく必要がないので、コストの軽減を図ることもできる。
図1は、この発明にかかる出退状況管理システムの既略構成を示す。
この出退状況管理システムは、例えば建設現場や工事現場などの現場で作業に従事する各作業者が携帯端末を用いて、現場への出勤時および退勤時に、現場外の事業主のコンピュータ2とネットワーク3を介して交信を行うことにより、各作業者の現場の出退状況を把握して管理するためのものであり、複数の現場A,B…を統括する事業主が管理するコンピュータ2と、事業主から現場を管理する権限を与えられた現場の管理責任者が所持する携帯端末1aと、各現場で作業に従事する複数の作業者が所持する携帯端末1bと、各携帯端末1a,1bと事業主のコンピュータ2とを交信可能に結ぶネットワーク3を構成するインターネット30とで構成されている。
各現場A,B…には、2次元コード4が表面に表されたラベル5が設けられている。このラベル5は、作業者に見えやすい現場の適所に設けられ、例えば現場が建設現場や工事現場などである場合には、図2に示すような、現場の入り口付近に各現場を表示するために設置される表示用看板6の所定箇所に貼り付けられる。このラベル5は、事業主により現場の数に相当する数だけ用意されており、前記現場の管理責任者が、現場毎にいずれかのラベル5を適当に選択し、例えば工事の着工が始まる前に、その選択したラベルを対応する現場の表示用看板6にそれぞれ貼り付ける。
各ラベル5に表された2次元コード4は、QRコード(登録商標)であり、インターネット30を介して事業主のコンピュータ2にアクセスするためのアドレス情報と、2次元コード4が付されたラベル5を識別するために各ラベルに固有に与えられたラベル識別情報(以下、「ラベルID」という。)とがコード化されている。
各携帯端末1a,1bは、インターネット30へのアクセス機能や2次元コード4の読み取り機能を有しており、現場に出退した作業者は、所持する携帯端末1bの読み取り機能を用いて現場に設けられたラベル5の2次元コード4から前記アドレス情報を取得し、取得したアドレス情報によりインターネット30を介して事業主のコンピュータ2にアクセスできるようになっている。
なお、図示例の2次元コード4はQRコード(登録商標)であるが、これに限らず、他の形式の2次元コードを使用してもよく、また、2次元コードに代えてバーコードを用いてもよい。
管理責任者および作業者が所持する各携帯端末1a,1bは、この実施例ではともにカメラ機能付き携帯電話機(以下、単に「携帯電話機」という。)が用いられる。各携帯電話機1a,1bは、図3に示すように、携帯電話機の各部を統括制御する制御部10と、ラベル5に表された2次元コード4からアドレス情報およびラベルIDを非接触で読み取る読取部11と、インターネット30と携帯電話機とを接続するための交信部12と、各種情報を入力するための入力部13と、情報を表示するための表示部14と、携帯電話機の製造番号(UIM)や電話番号、メールアドレスなど、当該携帯電話機に固有の情報を記憶する記憶部15とを備えている。これらの各部はバス16を介して接続されている。
読取部11は、例えば、ラベル5に表された2次元コード4を撮像するCCDカメラ(図示せず)と、このCCDカメラより撮像された2次元コード4の画像を解析して各種の情報を取り出す解析部(図示せず)とから構成される。制御部10は、読取部11により取り出されたアドレス情報に基づき交信部12を介して事業主のコンピュータ2にアクセスして、入力部13により入力された情報を事業主のコンピュータ2に送信したり、事業主のコンピュータ2から受信した情報を表示部14に表示したりする。
なお、この実施例では、管理責任者および作業者が使用する各携帯端末は、カメラ機能付きの携帯電話機であるが、これに代えて、2次元コードなどの読み取り機能が付属または付加されたパーソナルコンピュータや携帯型コンピュータを使用してもよい。
事業主のコンピュータ2は、各作業者の現場の出退状況を把握して管理する役割を果たし、図4に示すように、制御の主体であるCPU20と、制御を行うための各種コンピュータプログラムなどを記憶するROM21と、CPU20が各種処理を行う際に記憶領域として用いるRAM22の他、各種データベース23A〜23Eが格納された記憶装置23、インターネット30を介して各携帯電話機1a,1bと交信するための交信部24、現在の日時データを計時する計時部25、マウス、キーボードなどの入力部26、およびディスプレイなどの表示部27を備えている。これらの各部はバス28を介して接続されている。
記憶装置23は、現場を特定する情報(現場情報)を記憶する現場情報データベース23A、作業者を特定する情報(作業者情報)を記憶する作業者情報データベース23B、作業者の現場の出退状況に関する情報(出退情報)を記憶する出退情報データベース23C、管理責任者を特定する情報(管理責任者情報)を記憶する管理責任者情報データベース23D、および作業者の作業内容の履歴(作業履歴)を記憶する作業履歴データベース23Eを有している。CPU20は、コンピュータプログラムの実行に伴いこれらの各種データベース23A〜23Eにアクセスして、データベース23A〜23Eに対する情報の読み書きを行う。
現場情報データベース23Aには、図5に示すように、事業主が統括する全ての現場について、現場毎に、現場の現場情報(この実施例では、現場名)と現場に設けられるラベル5のラベルIDとがそれぞれ対応付けられて記憶され、ラベル5のラベルIDに基づいて、各現場を識別することができるようになっている。
作業者情報データベース23Bには、図6に示すように、現場で作業に従事する全ての作業者について、作業者毎に、後述する作業者情報の登録の際に作業者から提供された、作業者が所持する携帯電話機1bの識別情報(この実施例では、携帯電話機1の製造番号(UIM)を用いるが、これに限らず、電話番号やメールアドレスを用いてもよい。)、作業者の氏名、携帯電話機1bの電話番号、作業者が所属する会社名の他、作業内容の登録の際に登録された作業内容などがそれぞれ対応付けられて記憶され、携帯電話機1bのUIMに基づいて、各作業者を識別することができるようになっている。
出退情報データベース23Cには、図7に示すように、作業者毎に、作業者の出退情報の履歴、具体的には、作業者が出退した日付、出勤した時刻、退勤した時刻、出退した現場の現場情報(現場名)、および作業した作業内容などがそれぞれ対応付けられて記憶される。
管理責任者情報データベース23Dには、図8に示すように、管理責任者毎に、管理責任者が所持する携帯電話機1aの識別情報(携帯電話機1の製造番号(UIM))、および管理責任者の氏名がそれぞれ対応付けられて記憶され、携帯電話機1aのUIMに基づいて、各管理責任者を識別することができるようになっている。この管理責任者情報は、事業主が、予めコンピュータ2の入力部26から入力して、管理責任者情報データベース23Dに登録されるが、後述するように管理責任者に携帯電話機1aを用いて登録させるようにしてもよい。
作業履歴データベース23Eは、図9に示すように、作業者毎に、作業者が作業した作業内容の履歴、具体的には、作業者が出退した日付、出退した現場の現場情報(現場名)、および現場で作業した作業内容がそれぞれ対応付けられて記憶される。
次に、この発明の出退状況管理システムにより各作業者の現場の出退状況を把握して管理する流れについて、図10〜図28を用いて説明する。
初めに、現場の管理責任者により行われる操作の手順について説明する。
まず、各現場A,B…を統括する事業主により、事業主のコンピュータ2にアクセスするためのアドレス情報と固有のラベルIDとを含む情報をコード化した2次元コード4を表面に印刷したラベル5が現場の数に相当する数だけ用意される。
現場の管理責任者は、前記の複数のラベル5の中からいずれかのラベル5を選択し、その選択したラベル5に表された2次元コード4から所持する携帯電話機1aを用いてアドレス情報とラベルIDとを取得する。そして、携帯電話機1aを用いて取得したアドレス情報によりインターネット30を介して事業主のコンピュータ2にアクセスし、コンピュータ2に対してその選択したラベル5を設置する現場について現場情報の登録を行う。
図10は、事業主のコンピュータ2による制御の流れを示している。
事業主のコンピュータ2は、管理責任者の携帯電話機1aからのアクセスを受けると、ST1の判定が「YES」となってST2に進み、管理責任者の携帯電話機1aから前記選択したラベル5に格納されていたラベルIDを取得する。次のST3において、現場情報データベース23Aにアクセスして、その中に取得したラベルID、およびそのラベルIDに対応する現場情報が登録されているかどうかを判別する。ここではまだ前記選択されたラベル5については現場情報の登録が行われていないので、ST4に進み、事業主のコンピュータ2は、管理責任者の携帯電話機1aの製造番号(UIM)を取得するため、管理責任者の携帯電話機1aに対して、UIMの送信を促すための画面に関するページデータを送信する。
管理責任者の携帯電話機1aの表示部14には、そのページデータに基づいて、図17に示す画面が表示される。管理責任者がUIMの送信を承認(図17の「はい」を選択)すると、管理責任者の携帯電話機1aからコンピュータ2に当該携帯電話機1aのUIMが自動的に送信される。
事業主のコンピュータ2がUIMを受信すると、ST5の判定が「YES」となってST6に進み、事業主のコンピュータ2は、管理責任者情報データベース23Dにアクセスして、その中に受信したUIM、およびそのUIMに関連付けられた管理責任者情報が登録されているかどうかを判別する。管理責任者情報データベース23Dに当該UIMの登録があれば、管理責任者からのアクセスであると判別してST7に進み、現場情報の登録処理を実行する。もし、UIMの登録がなければ、管理責任者からのアクセスではないと判別してエラー処理を行う(ST8)。
図11は、図10のST7の詳細を示している。管理責任者の携帯電話機1aからのアクセスであると判別すると、事業主のコンピュータ2は管理責任者の携帯電話機1aに対して、現場情報の登録を促すための画面に関するページデータを送信する(ST20)。
管理責任者の携帯電話機1aの表示部14には、そのページデータに基づいて、図18に示す画面が表示され、管理責任者が携帯電話機1aの入力部13により現場名(例えば、A邸)などの現場情報を入力して、「登録」を実行することにより、管理責任者の携帯電話機1aから事業主のコンピュータ2に前記現場情報が送信される。
事業主のコンピュータ2が現場情報を受信すると、ST21の判定が「YES」となってST22に進み、受信した現場情報(例えば、A邸)をラベル5のラベルIDと関連付けて、現場情報データベース23Aに書き込み、現場情報の登録処理を終了する。もし、現場情報の送信がなければ、エラー処理を行う(ST23)。
事業主のコンピュータ2は、管理責任者が携帯電話機1aにより全てのラベル5について上記した現場情報の登録作業を繰り返し行う度に、受信した現場の現場情報を対応するラベル5のラベルIDと関連付けて現場情報データベース23Aに記憶させることにより(図3参照)、全ての現場についてその登録を行う。
管理責任者は現場情報の登録作業を完了すると、次に、現場情報の登録作業に用いたラベル5を対応する各現場の適所にそれぞれ設置する。
なお、この実施例では、管理責任者はラベル5について、上記した現場情報の登録作業を行ってから、そのラベル5を対応する現場に設置しているが、ラベル5を先にいずれかの現場に設置して、その後、その設置したラベル5について、上記した現場情報の登録作業を行ってもよい。このようにすれば、ラベル5の設置ミスを防ぐことができる。
次に、現場での作業に従事する各作業者により行われる操作の手順について説明する。
各作業者は、作業に従事する現場に出勤したときに、その現場に設置されたラベル5から所持する携帯電話機1bを用いてアドレス情報と現場コードとを取得する。そして、携帯電話機1bを用いて取得したアドレス情報によりインターネット30を介して事業主のコンピュータ2にアクセスする。
事業主のコンピュータ2は、作業者の携帯電話機1bからのアクセスを受けると、図10のST1の判定が「YES」となってST2に進み、作業者の携帯電話機1bから現場に設置されたラベル5に格納されていたラベルIDを取得し、現場情報データベース23Aにアクセスして、その中に取得したラベルID、およびそのラベルIDに対応する現場情報が登録されているかどうかを判別する(ST3)。上記したように、管理責任者により現場に設置されたラベル5について現場情報の登録作業が行われていると、そのラベルIDにより作業者が出退した現場を特定して、ST9に進む。次に、事業主のコンピュータ2は、作業者の携帯電話機1bの製造番号(UIM)を取得するため、作業者の携帯電話機1bに対して、UIMの送信を促すための画面に関するページデータを送信する。
作業者の携帯電話機1bの表示部14には、そのページデータに基づいて、図17に示す画面が表示され、作業者がUIMの送信を承認(図17の「はい」を選択)すると、作業者の携帯電話機1bから事業主のコンピュータ2に当該携帯電話機1bのUIMが自動的に送信される。
事業主のコンピュータ2がUIMを受信すると、ST10の判定が「YES」となってST11に進み、事業主のコンピュータ2は、作業者情報データベース23Bにアクセスして、その中に受信したUIM、およびそのUIMに関連付けられた作業者情報が登録されているかどうかを判別する。
このとき、作業者情報データベース23Bに当該UIMの登録がなければ、事業主のコンピュータ2はアクセスしてきた作業者は作業者情報の登録がされていない未登録の作業者であると判別し、ST12に進んで、作業者情報データベース23Bに作業者情報を登録する処理を実行する。
図12は、図10のST12の詳細を示している。事業主のコンピュータ2は、未登録の作業者の携帯電話機1bからアクセスを受けると、この作業者の携帯電話機1bに対して、作業者情報の登録を促すための画面に関するページデータを送信する(ST30)。
未登録の作業者の携帯電話機1bの表示部14には、そのページデータに基づいて、図19に示す画面が表示され、作業者が携帯電話機1bの入力部13により作業者の氏名、電話番号、および所属する会社名などの作業者情報を入力して、「登録」を実行することにより、作業者の携帯電話機1bから事業主のコンピュータ2に前記作業者情報が送信される。
事業主のコンピュータ2が作業者情報を受信すると、ST31の判定が「YES」となってST32に進み、受信した作業者情報と当該作業者が所持する携帯電話機1bのUIMとを関連付けて、作業者情報データベース23Bに書き込み、作業者情報の登録処理を終了する。もし、作業者情報の送信がなければ、エラー処理を行う(ST33)。
事業主のコンピュータ2は、登録を行っていない未登録の作業者から携帯電話機1bによりアクセスを受けて作業者情報の送信を受ける度に、作業者情報データベース23Bに受信した作業者情報を携帯電話機1bのUIMと対応させて記憶させることにより(図6参照)、全ての作業者についてその登録を行う。
作業者は、1度、上記した作業者情報の登録作業を行えば、その後、登録作業を行う必要はない。
次に、ST12により未登録の作業者についてその作業者情報の登録が完了したとき、もしくは、図10のST11において、事業主のコンピュータ2にアクセスしてきた作業者の携帯電話機1bのUIMが既に作業者情報データベース23Bに登録されているときには、そのUIMによりアクセスしてきた作業者を特定して、ST13へ進み、事業主のコンピュータ2は、アクセスしてきた作業者について、出退情報データベース23Cに出退情報を登録する処理を実行する。
図13は、図10のST13の詳細を示している。事業主のコンピュータ2は、既登録の作業者あるいは登録が完了した作業者の携帯電話機1bに対して、出退情報の登録を促すためのメニュー画面に関するページデータを送信する(ST40)。
作業者情報の登録がされている作業者の携帯電話機1bの表示部14には、そのページデータに基づいて、図20に示すメニュー画面が表示され、作業者が「出勤」の項目を選択すると、ST41の判定は「YES」となってST42に進み、事業主のコンピュータ2は、出退情報データベース23Cにアクセスして、当該作業者が出勤状態であるかどうかを判別する。ここで当該作業者が前回現場で作業した際に、出勤時および退勤時ともに出勤登録、退勤登録をして、出退情報データベース23Cにその情報がきちんと登録されている場合には、ST43へ進み、事業主のコンピュータ2は、「出勤」が選択された日時データを前記計時部25により取得し、出退情報データベース23Cに、当該作業者と、当該作業者が出勤した現場と、その現場に出勤した日時とを対応させて記憶させる(ST44)。
次に、事業主のコンピュータ2は、ST45へ進んで、作業履歴データベース23Eに作業者が作業する作業内容を登録する処理を実行する。
図14は、図13のST45の詳細を示している。事業主のコンピュータ2は、出勤登録を完了した作業者の携帯電話機1bに対して、作業内容の登録を促すための画面に関するページデータを送信する(ST45a)。
このとき、まだ作業内容が登録されていない作業者については、図21に示すように、「作業内容」の欄に「作業内容の追加・変更」と表示された画面が表示される。「作業内容」の欄に「作業内容の追加・変更」と表示された状態で作業者が「選択」を実行すると、携帯電話機1bの表示部14には図22に示す作業内容の登録画面が表示され、作業者が携帯電話機1bの入力部13により作業内容を入力することが可能となっている。なお、登録できる作業内容は、この実施例では3つであるが、1つまたは2つであってもよいし、それ以上であっても構わない。作業者が該当する作業内容を入力し、「登録」の項目を選択すると、ST45cへ進んで、事業主のコンピュータ2は、作業履歴データベース23Eにアクセスして、作業履歴データベース23Eに当該作業者と、当該作業者が作業に従事する現場と、前記登録された作業内容とを対応させて記憶させる(図9参照)。次いで、作業者情報データベース23Bにアクセスして、作業者情報データベース23Bに前記登録された作業内容を当該作業者に対応させて書き込むとともに(図6参照)、出退情報データベース23Cにもアクセスして、出退情報データベース23Cに前記登録された作業内容を当該作業者の出退状況に対応させて書き込む(図7参照)。
一方、作業内容が既に登録されている作業者については、図23に示すように、「作業内容」の欄に前回登録した作業内容(この実施例では、「基礎工事」、「組立工事」と表示)と「作業内容の追加・変更」とがスクロール表示された画面が表示される。作業者は、作業内容について変更がない場合には、「作業内容」の欄に前回登録した作業内容が表示された状態で「選択」を実行すれば、同じ作業内容が登録されることになる。一方、作業内容について変更がある場合には、作業者は「作業内容の追加・変更」を表示させて「選択」を実行し、上記と同様に該当する作業内容を入力して「登録」の項目を選択することにより、変更後の作業内容が登録される。
作業履歴データベース23Eなどへの作業内容の登録が終了すると、事業主のコンピュータ2は、図24に示す出勤登録が完了したことを知らせる画面のページデータを作業者の携帯電話機1bに送信して、出退情報の登録処理を終了する。
一方、図13のST42において、もし作業者が前回現場で作業した際に、出勤時には出勤登録を行ったが、退勤時に退勤登録をし忘れていて、出退情報データベース23Cに退勤情報が記録されていない場合には、ST46へ進み、事業主のコンピュータ2は、上記した退勤記録の抜けを補完するための処理を行う。
図15は、図13のST46の詳細を示している。事業主のコンピュータ2は、退勤登録をし忘れた作業者の携帯電話機1bに対して、退勤記録の補完を促すための画面に関するページデータを送信する(ST46a)。
作業者の携帯電話機1bの表示部14には、そのページデータに基づいて、図25に示す画面が表示され、作業者が携帯電話機1bの入力部13により、前回作業した現場から退勤した日時を入力して、「登録」を実行することにより、作業者の携帯電話機1bから事業主のコンピュータ2に前記退勤情報が送信される。
事業主のコンピュータ2が退勤情報を受信すると、ST46bの判定が「YES」となってST46cに進み、受信した退勤情報を出退情報データベース23Cに書き込み、図28に示す補完処理が完了したことを知らせる画面のページデータを作業者の携帯電話機1bに送信して、退勤記録の補完処理を終了する。
最後に、作業者が現場から退勤する場合には、上記した出勤の場合と同様に、現場に設置されたラベル5から所持する携帯電話機1bを用いてアドレス情報と現場コードとを取得して、取得したアドレス情報によりインターネット30を介して事業主のコンピュータ2にアクセスする。
事業主のコンピュータ2は、作業者の携帯電話機1bからのアクセスを受けると、上記した「出勤」の場合と同様に、作業者の携帯電話機1bから現場に設置されたラベル5のラベルIDを取得する処理(図10のST2)、取得したラベルIDが現場情報データベースに登録されているかどうかを判別する処理(ST3)、作業者の携帯電話機1bからUIMを取得する処理(ST9)、取得したUIMが作業者情報データベース23Bに登録されているかどうかを判別する処理(ST11)を実行した後、アクセスしてきた作業者について、出退情報データベース23Cに出退情報を登録する処理を実行する(ST13、図13)。
図13のST40において、作業者の携帯電話機1bに対して、出退情報の登録を促すためのメニュー画面に関するページデータを送信する。
作業者の携帯電話機1bの表示部14には、そのページデータに基づいて、図20に示すメニュー画面が表示され、作業者が「退勤」の項目を選択すると、ST41の判定は「NO」となってST47へ進み、事業主のコンピュータ2は、出退情報データベース23Cにアクセスして、当該作業者が退勤状態であるかどうかを判別する。ここで当該作業者が本日現場に出勤してきた際に、出勤登録を行い、出退情報データベース23Cに出勤情報が記録されている場合には、ST48へ進んで、事業主のコンピュータ2は、「退勤」が選択された日時データを前記計時部25により取得し、出退情報データベース23Cに、その現場から退勤した時刻を書き込む(ST49)。そして、事業主のコンピュータ2は、図26に示す退勤登録が完了したことを知らせる画面のページデータを作業者の携帯電話機1bに送信して、出退情報の登録処理を終了する。
一方、図13のST47において、もし作業者が本日現場に出勤した際に、出勤登録をし忘れていて、出退情報データベース23Cに出勤情報が記録されていない場合には、ST50へ進み、事業主のコンピュータ2は、上記した出勤記録の抜けを補完するための処理を行う。
図16は、図13のST50の詳細を示している。事業主のコンピュータ2は、出勤登録をし忘れた作業者の携帯電話機1bに対して、出勤記録の補完を促すための画面に関するページデータを送信する(ST50a)。
作業者の携帯電話機1bの表示部14には、そのページデータに基づいて、図27に示す画面が表示され、作業者が携帯電話機1bの入力部13により、本日作業した現場に出勤した日時を入力して、登録を実行することにより、作業者の携帯電話機1bから事業主のコンピュータ2に前記出勤情報が送信される。
事業主のコンピュータ2が出勤情報を受信すると、ST50bの判定が「YES」となってST50cへ進み、受信した出勤情報を出退情報データベース23Cに書き込み、図28に示す補完処理が完了したことを知らせる画面のページデータを作業者の携帯電話機1bに送信して、出勤記録の補完処理を終了する。
なお、上記した実施例では、管理責任者情報データベース23Dに対する管理責任者情報の登録は、事業主がコンピュータ2の入力部26より入力して行われているが、これに代えて、管理責任者が携帯電話機1aを用いて行うようにしてもよい。
この実施例では、管理責任者には、上記した各現場に設置するラベル5とは別に、自己の管理責任者情報を事業主のコンピュータ2に対して登録するために用いられる登録用ラベル(図示せず)が事業主から別個に与えられる。
このラベルの表面には、同様に2次元コード(この実施例では、QRコード(登録商標))が表されている。この2次元コードは、インターネット30を介して事業主のコンピュータ2にアクセスして管理責任者情報を登録するための専用のアドレス情報がコード化されたものである。
管理責任者は、前記登録用ラベルに表された2次元コードから所持する携帯電話機1aを用いてアドレス情報を取得し、取得したアドレス情報により事業主のコンピュータ2にアクセスすることにより、自己の管理責任者情報をコンピュータ2に登録できるようになっている。
図29は、管理責任者の携帯電話機1aから前記登録用ラベルに格納されたアドレス情報によりアクセスを受けた事業主のコンピュータ2による制御の流れを示している。
事業主のコンピュータ2は、管理責任者の携帯電話機1aからアクセスを受けると、ST60の判定が「YES」となってST61へ進み、この携帯電話機1aに対して、携帯電話機1aの製造番号(UIM)を取得するため、図17に示すUIMの送信を促すための画面に関するページデータを送信する。
管理責任者がUIMの送信を承認(図17の「はい」を選択)すると、管理責任者の携帯電話機1aから事業主のコンピュータ2に当該携帯電話機1aのUIMが自動的に送信される。事業主のコンピュータ2がUIMを受信すると、事業主のコンピュータ2は、管理責任者情報データベース23Dにアクセスして、その中に受信したUIM、およびそのUIMに関連付けられた管理責任者情報が登録されているかどうかを判別する(ST62)。管理責任者情報データベース23Dに当該UIMの登録がなければ、ST63へ進んで、事業主のコンピュータ2は、この携帯電話機1aに対して、図30に示す管理責任者情報の登録を促すための画面に関するページデータを送信する。
管理責任者者が、図30に示す画面に従って、携帯電話機1aの入力部13により管理責任者の氏名、および電話番号などの管理責任者情報を入力して、「登録」を実行することにより、事業主のコンピュータ2に前記管理責任者情報が送信される。
事業主のコンピュータ2が管理責任者情報を受信すると、ST64の判定が「YES」となってST65へ進み、受信した管理責任者情報を当該管理責任者が所持する携帯電話機1aのUIMと関連付けて、管理責任者情報データベース23Dに書き込み、管理責任者情報の登録処理を終了する。
なお、ST62において、管理責任者情報データベース23Dに、受信したUIM、およびそのUIMに関連付けられた管理責任者情報が既に登録されている場合には、事業主のコンピュータ2は、管理責任者の携帯電話機1aに既に登録済みであることを示す情報を送信する(ST66)。
なお、上記した実施例において、管理責任者や作業者の所持する携帯電話機がUIMの送信機能を有していない場合には、この携帯電話機を用いても管理責任者や作業者の識別を適切に行うことができるように、UIMに代替して、例えばクッキー(Cookie)などの事業主のコンピュータ2が発行するユーザ識別情報を利用することにより、管理責任者や作業者の識別を行うことが望ましい。つまり、事業主のコンピュータ2にアクセスしてきた携帯電話機がUIMの送信機能を有さない場合には、最初のアクセス時に事業主のコンピュータ2はクッキー(Cookie)を当該携帯電話機に発行してこれを当該携帯電話機に保存させる。そのうえ、作業者情報や管理責任者情報の登録の際には、作業者情報データベース23Bや管理責任者データベース23Dなどに、UIMに代えてこの発行したクッキー(Cookie)を作業者情報や管理責任者情報と関連付けて記憶させる。そして、次回からのアクセス時にはクッキー(Cookie)を当該携帯電話機から取得し、このクッキー(Cookie)に基づきアクセスしてきた作業者や管理責任者の識別を行うようにする。
この発明の出退状況管理システムの機略構成を示す説明図である。 表示用看板の正面図である。 携帯電話機の電気的な構成を示すブロック図である。 事業主のコンピュータの電気的な構成を示すブロック図である。 現場情報データベースの構成を示す図である。 作業者情報データベースの構成を示す図である。 出退情報データベースの構成を示す図である。 管理責任者情報データベースの構成を示す図である。 作業履歴データベースの構成を示す図である。 事業主のコンピュータによる制御の流れを示すフローチャートである。 図10のST7の詳細を示すフローチャートである。 図10のST12の詳細を示すフローチャートである。 図10のST13の詳細を示すフローチャートである。 図13のST45の詳細を示すフローチャートである。 図13のST46の詳細を示すフローチャートである。 図13のST50の詳細を示すフローチャートである。 UIMを送信するために携帯電話機に表示される表示画面である。 現場情報を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。 作業者情報を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。 出退情報を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。 作業内容を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。 作業内容を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。 作業内容を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。 出勤登録が完了したときに携帯電話機に表示される表示画面である。 退勤記録の補完をするために携帯電話機に表示される表示画面である。 退勤登録が完了したときに携帯電話機に表示される表示画面である。 出勤記録の補完をするために携帯電話機に表示される表示画面である。 補完が完了したときに携帯電話機に表示される表示画面である。 管理責任者情報を登録する際の事業主のコンピュータによる制御の流れを示すフローチャートである。 管理責任者情報を登録するために携帯電話機に表示される表示画面である。
符号の説明
1a 管理責任者の携帯電話機
1b 作業者の携帯電話機
2 事業主のコンピュータ
3 ネットワーク
4 2次元コード
5 ラベル
30 インターネット
A,B 現場

Claims (3)

  1. 複数の現場を統括する事業主のコンピュータと、現場の管理責任者が所持する携帯端末と、現場での作業に従事する複数の作業者が所持する携帯端末と、各携帯端末と事業主のコンピュータとを交信可能に結ぶネットワークとを利用して、各作業者の現場の出退状況を把握して管理する方法であって、
    ネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスするためのアドレス情報と固有の媒体識別情報とを格納した情報媒体を現場の数だけ用意するステップと、
    管理責任者がいずれかの情報媒体をいずれかの現場に対応させて選択し、その選択した情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスし、その情報媒体に対応させた現場を特定する現場情報を携帯端末により入力してその情報媒体より取得した媒体識別情報とともにコンピュータへ送信することにより、事業主のコンピュータにおいて、現場情報と媒体識別情報とを対応させた登録情報を記憶し、これを各情報媒体について実行して全ての現場を登録するステップと、
    管理責任者が各情報媒体をそれぞれの情報媒体と対応させた各現場の適所に設置するステップと、
    作業者が現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスし、自己を特定する作業者情報を携帯端末より入力してその携帯端末の識別情報とともにコンピュータへ送信することにより、事業主のコンピュータにおいて、作業者情報と携帯端末の識別情報とを対応させた登録情報を記憶し、これを各作業者について実行して全ての作業者を登録するステップと、
    既登録の作業者がいずれかの現場で作業に従事するとき、その出勤時および退勤時に、現場に設置された情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスし、その情報媒体より取得した媒体識別情報と携帯端末の識別情報とを送信することにより、事業主のコンピュータにおいて、作業者と、作業者が作業に従事した現場と、その現場へ出勤した日時と、その現場から退勤した日時とを対応させた出退情報を記憶し、これを各作業者がいずれかの現場で作業に従事する度に実行して出退情報を蓄積するステップとを実行することを特徴とする出退状況管理方法。
  2. 複数の現場を統括する事業主のコンピュータと、現場の管理責任者が所持する携帯端末と、現場での作業に従事する複数の作業者が所持する携帯端末と、各携帯端末と事業主のコンピュータとを交信可能に結ぶネットワークと、各現場の適所に設置されネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスするためのアドレス情報と固有の媒体識別情報とを格納した複数の情報媒体とから成り、
    管理責任者が所持する携帯端末は、前記情報媒体に格納されたアドレス情報および媒体識別情報を読み取ることが可能な読取手段と、前記アドレス情報によってネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスして交信する交信手段と、現場を特定する現場情報を入力するための入力手段とを備え、
    各作業者が所持する携帯端末は、前記情報媒体に格納されたアドレス情報および媒体識別情報を読み取ることが可能な読取手段と、前記アドレス情報によってネットワークを介して事業主のコンピュータにアクセスして交信する交信手段と、作業者を特定する作業者情報を入力するための入力手段とを備え、
    事業主のコンピュータは、いずれかの情報媒体から読み取られたアドレス情報によりアクセスされた管理責任者または作業者の携帯端末と交信する交信手段と、管理責任者の携帯端末より現場を特定する現場情報と媒体識別情報とを前記交信手段により受信したとき、現場情報と媒体識別情報とを対応させた登録情報を記憶させる第1の記憶手段と、作業者の携帯端末より作業者を特定する作業者情報とその携帯端末の識別情報とを前記交信手段により受信したとき、作業者情報と携帯端末の識別情報とを対応させた登録情報を記憶させる第2の記憶手段と、既登録の作業者の携帯端末よりその携帯端末の識別情報を前記交信手段により受信したとき、作業者と、作業者が作業に従事した現場と、その現場へ出勤した日時と、その現場から退勤した日時とを対応させた出退情報を記憶させる第3の記憶手段と、いずれかの作業者の携帯端末よりいずれかの情報媒体から読み取られたアドレス情報によりアクセスされたとき、第2の記憶手段の登録情報を参照してその作業者の登録情報が存在するかどうかを判別し、未登録の作業者であれば第2の記憶手段に対する作業者の登録情報の書き込みを実行し、既登録の作業者であれば第3の記憶手段に対する出退情報の書き込みを実行する書き込み制御手段とを備えて成る出退状況管理システム。
  3. 請求項2に記載された出退状況管理システムであって、
    前記事業主のコンピュータは、管理責任者を特定する管理責任者情報と管理責任者が所持する携帯端末の識別情報とを対応させた登録情報を記憶する第4の記憶手段と、管理責任者がいずれかの情報媒体から携帯端末を用いて取得したアドレス情報によりアクセスして携帯端末の識別情報を送信し、これを前記交信手段により受信したとき、第4の記憶手段の登録情報を参照してその管理責任者の登録情報が存在するかどうかを判別する判別手段とをさらに備えており、前記判別手段により既登録の管理責任者であると判別されることを条件に、前記交信手段が管理責任者の携帯端末から現場を特定する現場情報と媒体識別情報とを受け付けるようにした出退状況管理システム。
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