JP5664378B2 - 仮想ポイントカードシステム、仮想ポイントカードの管理方法、ポイントカード管理端末、携帯端末、ポイントカード管理プログラム、及びポイントカード利用プログラム - Google Patents

仮想ポイントカードシステム、仮想ポイントカードの管理方法、ポイントカード管理端末、携帯端末、ポイントカード管理プログラム、及びポイントカード利用プログラム Download PDF

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本発明は、1つの仮想的なポイントカードを複数の利用者で円滑に共用可能とする仮想ポイントカードシステム等に関する。
従来より、店舗等ではポイントカードを発行し、商品購入額や店舗利用回数等に応じてポイントを付与し、顧客が貯めたポイント数に応じて特典を与えるといった販促活動が行われている。また、ポイントカードとしては磁気カードやICカード等の記録媒体にポイント数等の情報を記憶させるものが普及しているが、近年では、ポイントカードに代えて顧客が保持する携帯端末にポイント情報を付与するポイントカードシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、ポイント処理用のプログラムを予めインストールした携帯情報端末にシステム運営者がポイントを送信するとともに、携帯情報端末に送信したポイントデータを管理手段で管理し、その後、顧客がポイントを記憶した携帯情報端末と記録媒体(ポイントカード)を提示したとき、管理手段の管理データに基づいて携帯情報端末のポイントを記録媒体側に移行して記録媒体のポイントを更新処理するようにするポイントシステムについて記載されている。これにより、携帯情報端末を一時的にカードの代用として利用できるようにし、顧客が多くのカードを持ち歩く必要をなくすようにできる。
ところで、従来のポイントカードは店舗を利用した個人に対して発行されることが一般的である。そのため、家族の各々が同じ店舗を利用する場合、同種のポイントカードを持つことがあった。このため、複数のポイントカードにポイントが分散されてしまい、利用者にとって管理が煩雑となるという問題があった。
そこで、会員をグループにまとめて管理し、グループの構成のポイントを集計するポイントカードシステム等が種々開発されている。例えば、特許文献2には、ポイントを会員ごとに管理するポイント管理機能に加え、会員情報に基づいて会員を所定のグループにまとめて当該グループの構成員として管理するグループ管理機能と、当該グループ内の構成員のポイントを集計するグループポイント集計機能と、この集計されたグループ単位のポイントを当該グループ内のいずれの構成員をも利用することができるよう当該ポイントを管理するグループポイント管理機能とを備えたポイントカードシステムについて記載されている。これにより、グループ内の会員にポイントが付加されると、当該ポイントをグループのポイントとして集計し、グループを構成する全ての会員のポイントを合計してグループポイントとしておき、グループ内の会員がポイントを使用する際は、使用するポイントをグループポイントから差し引くことを可能としている。
また、特許文献3には、家族を構成する各構成員の取引内容に応じて家族単位の獲得ポイントを算出するポイント付与装置が提案されている。このように、家族単位に獲得ポイントを算出することにより、個人単位にポイントを獲得する場合に比べてポイントを獲得しやすくできる。
特開2004−227416号公報 特開2005−182334号公報 実用新案登録3047956号公報
しかしながら、上述の特許文献に示すように、実体のあるポイントカードからデータとしてのポイントを切り離して管理する場合に、自由にポイントを使えるようにするとポイントの整合性を保つことが難しくなることがあった。例えば、同時に別の店舗で同じポイントカードのポイントが複数の利用者に利用される場合にはポイントの不整合が生じやすく、エラーの原因となることもあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、仮想的なポイントカードを複数の利用者で円滑に共用可能とする仮想ポイントカードシステムを提供するとともに、この仮想ポイントカードシステムにおいてポイント情報の整合性を容易に保つことが可能な管理方法等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するため第1の発明は、店舗端末にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバと、グループ毎に設置され、前記サーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードに関する情報を交信するポイントカード管理端末と、少なくとも前記ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末と、を備え、仮想ポイントカードを複数の利用者で共用可能とする仮想ポイントカードシステムであって、前記サーバは、複数の利用者をグループとして登録し、管理するユーザ管理データベースと、個人に対して発行された仮想ポイントカードを前記グループに対応付けて登録するとともに、グループ毎に各仮想ポイントカードの持出状況を管理するポイントカード管理データベースと、を備え、前記ポイントカード管理端末は、前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されると前記サーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信する持出要求送信手段を備え、前記サーバは、前記ポイントカード管理端末から前記持出要求を受信すると、前記ポイントカード管理データベースに管理されている持出状況を参照し、所定の条件が満たされている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定手段と、前記持出判定手段によって仮想ポイントカードの持出しが許可された場合、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を更新するとともに、要求元のポイントカード管理端末に持出しの許可または不許可の応答を通知する通知手段と、を備え、前記ポイントカード管理端末は、前記持出許可の応答を受信すると、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理手段を備え、前記サーバは、前記携帯端末に持出されている仮想ポイントカードについて、第2の所定条件を満たすと前記携帯端末に保持されている該当する仮想ポイントカードを使用不可とするとともに、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新するポイントカード返却手段、を備えることを特徴とする仮想ポイントカードシステムである。
また、第2の発明は、店舗端末にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバと、グループ毎に設置され、前記サーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードに関する情報を交信するポイントカード管理端末と、少なくとも前記ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末と、を備え、仮想ポイントカードを複数の利用者で共用可能とする仮想ポイントカードシステムであって、前記サーバは、複数の利用者をグループとして登録し、管理するユーザ管理データベースと、個人に対して発行された仮想ポイントカードを前記グループに対応付けて登録するとともに、グループ毎に各仮想ポイントカードの持出状況を管理するポイントカード管理データベースと、を備え、前記ポイントカード管理端末は、前記サーバから当該ポイントカード管理端末が管理するグループの仮想ポイントカードのリスト及び持出状況を受信して、当該ポイントカード管理端末内のローカル記憶部に記憶する記憶手段と、前記携帯端末と前記端末間通信機能を利用して通信接続されるとともに、持出要求操作が行われると、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードの持出状況を参照し、所定の条件が満たされている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定手段と、前記持出判定手段によって仮想ポイントカードの持出しが許可された場合、前記ローカル記憶部に記憶されている持出状況のうち該当する仮想ポイントカードの持出状況を更新するとともに、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理手段と、を備え、前記サーバは、前記携帯端末に持出されている仮想ポイントカードについて、第2の所定条件を満たすと前記携帯端末に保持されている該当する仮想ポイントカードを使用不可とするとともに、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新するポイントカード返却手段、を備えることを特徴とする仮想ポイントカードシステムである。
また、第3の発明は、店舗にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバと、グループ毎に設置され、前記サーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードに関する情報を交信するポイントカード管理端末と、少なくとも前記ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末と、により、1つの仮想ポイントカードを前記グループの構成員である利用者間で共用可能とする仮想ポイントカードの管理方法であって、前記ポイントカード管理端末が前記サーバにアクセスし、一のグループをユーザ管理データベースに登録するグループ登録ステップと、前記ポイントカード管理端末が前記サーバにアクセスし、前記グループの構成員を前記ユーザ管理データベースに登録されているグループと対応付けて登録するグループ構成員登録ステップと、前記サーバは、前記店舗により個人に対して発行された仮想ポイントカードを前記グループに対応付けてポイントカード管理データベースに登録するポイントカード追加ステップと、前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されたポイントカード管理端末が前記サーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信するポイントカード持出要求送信ステップと、前記サーバまたは前記ポイントカード管理端末が、前記ポイントカード管理データベースにて管理される持出状況を参照し、所定の条件が満たされている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可するポイントカード持出判定ステップと、仮想ポイントカードの持出が許可されると、前記サーバ及び前記ポイントカード管理端末は前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を更新するとともに、要求元のポイントカード管理端末は通信接続されている携帯端末に仮想ポイントカードの情報を送信するポイントカード持出処理ステップと、前記サーバは、前記携帯端末に持出されている仮想ポイントカードについて、第2の所定条件を満たすと前記携帯端末に保持されている該当する仮想ポイントカードを使用不可とするとともに、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新するポイントカード返却ステップと、を含む処理を行うことを特徴とする仮想ポイントカードの管理方法である。
第1及び第2の発明の仮想ポイントカードシステム、及び第3の発明の仮想ポイントカードの管理方法によれば、仮想的なポイントカードの持出を管理するポイントカード管理端末をグループ毎に設置し、各利用者の携帯端末がポイントカードを持ち出す際は、ポイントカード管理端末に対してその要求を送信し、持出の許可を得る。これにより、実体のない仮想的なポイントカードであっても同時に複数の携帯端末に持出されることがなくなり、従来のポイントカードシステムで起こりやすかったポイントの同時利用による不整合を避け、円滑に仮想ポイントカードシステムを運用できるようになる。また、仮想ポイントカードを携帯端末に持出すために、ユーザは携帯端末をポイントカード管理端末に端末間通信接続させる(例えば、かざす)という簡単な操作で、所望の仮想ポイントカードを携帯端末に保持させ、従来のポイントカードと同様に利用できる。このため、操作性がよく、利便性に優れる。また、グループ内で同じ仮想ポイントカードを使いまわせるので、同種のカードを複数持つ必要がなくなり、ポイントが分散することがなくなる。いわば、ポイントカードの管理者(例えば、家族であれば親)から個人(例えば、子)にカードを貸し出すのと同様の感覚で、複数の利用者が同じ仮想ポイントカードを使いまわすことができる。また、1つの携帯端末に複数の仮想ポイントカードを保持できるため、従来のように、複数の実物のカードを持ち歩く必要がなくなり、カード紛失等の恐れがなく、管理も容易となる。また、携帯端末は、外部装置との通信機能として少なくともグループ毎に設置されるポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えていればグループのカード情報を持ち出して携帯して使用できるようになる。
また、第1または第2の発明において、前記サーバが具備する前記ポイントカード返却手段は、前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されたポイントカード管理端末から、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新し、要求元のポイントカード管理端末に対して、更新された持出状況を通知するとともに、通信接続されている携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの情報の消去指示を送信させることが望ましい。
同様に、第3の発明の前記ポイントカード返却ステップにおいてサーバは、前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されたポイントカード管理端末から当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新し、要求元のポイントカード管理端末に対して、更新された持出状況を通知するとともに、通信接続されている携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの情報の消去指示を送信させることが望ましい。
これにより、ユーザは携帯端末をポイントカード管理端末に端末間通信接続させる(例えば、かざす)という簡単な操作で、仮想ポイントカードの返却を行える。このため、操作性がよく、利便性に優れる。また、携帯端末の利用者が特に意識してサーバに操作指示を送らなくてもポイントカード管理端末がサーバと互いに交信して持出状況を最新の情報に更新するため、管理が容易である。
また、第1または第2の発明において、前記携帯端末がネットワークを介して前記サーバへリモートアクセスするリモートアクセス機能を更に備え、前記サーバが具備する前記ポイントカード返却手段は、前記リモートアクセス機能を利用して前記携帯端末からリモートアクセスされ、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新するとともに、要求元の携帯端末に持出されている仮想ポイントカード情報の消去指示を送信するようにしてもよい。
同様に、第3の発明において、前記携帯端末がネットワークを介して前記サーバへリモートアクセスするリモートアクセス機能を備えている場合は、前記ポイントカード返却ステップにおいて前記サーバは、前記リモートアクセス機能を利用して前記携帯端末からリモートアクセスされ、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新するとともに、要求元の携帯端末に持出されている仮想ポイントカード情報の消去指示を送信するようにしてもよい。
これにより、ポイントカード管理端末を介さずに携帯端末から直接サーバに返却要求を送信できる。このため、外出先等、ポイントカード管理端末が近くにない状況でも仮想ポイントカードの返却を行える。このため、より利便性に優れる。
第4の発明は、店舗端末にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードの情報を交信するとともに、少なくとも携帯端末との端末間通信機能を備えたポイントカード管理端末であって、前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続された状態で前記サーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信する持出要求送信手段と、前記仮想ポイントカードの持出が許可されると、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理手段と、を備えることを特徴とするポイントカード管理端末である。
第4の発明によれば、ポイントカード管理端末が携帯端末とサーバとを中継して、仮想ポイントカードの持出処理を行うため、ユーザは携帯端末をポイントカード管理端末に端末間通信接続させる(例えば、かざす)という簡単な操作で、所望の仮想ポイントカードを携帯端末に保持させることができる。このため、操作性がよく、利便性に優れる。いわば、カードの管理者(例えば、家族であれば親)から個人(例えば、子)にカードを貸しだすのと同様の感覚で、複数の利用者が同じ仮想ポイントカードを使用できる。
また、第4の発明において、当該ポイントカード管理端末が、前記サーバから該当する仮想ポイントカードの持出状況を取得し、既にいずれかの携帯端末に持出されている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持出されていない場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定手段を更に備えるようにしてもよい。
これにより、既にいずれかの携帯端末に持出されている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持出されていない場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可するという持出判定をポイントカード管理端末が行うため、サーバの負荷が小さくすることができる。また、サーバとの通信回数を最小限にできるため、通信コストの低減に寄与できる。
また、第4の発明において、前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続された状態で前記サーバにアクセスし、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を送信する返却要求送信手段と、前記返却要求に従って、前記サーバにより更新された仮想ポイントカードの持出状況を取得するとともに、通信接続されている携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの情報の消去指示を送信する返却処理手段と、を更に備えることが望ましい。
これにより、ポイントカード管理端末が携帯端末とサーバとを中継して、仮想ポイントカードの返却処理を行うため、ユーザは携帯端末をポイントカード管理端末に端末間通信接続させる(例えば、かざす)という簡単な操作で、仮想ポイントカードを返却できる。このため、操作性がよく、利便性に優れる。
また、第4の発明において、当該ポイントカード管理端末が管理するグループの仮想ポイントカードのリスト、及び利用者のリストを前記サーバから受信して、当該ポイントカード管理端末内のローカル記憶部に記憶する記憶手段と、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのリストを表示する表示手段と、を備え、前記仮想ポイントカードのリストから仮想ポイントカードが選択された状態で、前記携帯端末との端末間通信接続が行われた際に、前記持出要求送信手段が前記サーバに対して選択された仮想ポイントカードの持出要求を送信することが望ましい。
これにより、グループで保有する仮想ポイントカードのリストを表示させて、参照できるとともに、このリストから所望の仮想ポイントカードを選択して携帯端末をかざす(端末間通信接続する)という簡単な操作でサーバに対して選択したカードの持出要求を送信できるため、カードの管理が容易であり、またカードを持出すための操作をより簡単に行える。
第5の発明は、ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末であって、前記端末間通信機能を利用して前記ポイントカード管理端末と通信接続すると、前記ポイントカード管理端末から送信される指示に従って当該携帯端末の利用者を特定する識別情報を送信する識別情報送信手段と、前記ポイントカード管理端末から仮想ポイントカードの情報が前記端末間通信機能により送信されると、持出カードとして携帯端末内のローカル記憶部に記憶する持出カード記憶手段と、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち選択された仮想ポイントカードを店舗端末にて利用可能な状態とするカード利用処理手段と、を備えることを特徴とする携帯端末である。
第5の発明によれば、仮想ポイントカードを携帯端末に持出すために、ユーザが携帯端末をポイントカード管理端末に端末間通信接続させると(例えば、かざす)、カードの持出要求に必要な情報のうち携帯端末の利用者を特定する識別情報を送信する。また、ポイントカード管理端末から仮想ポイントカードの情報を受信して持出カードとして携帯端末内のローカル記憶部に記憶しておき、カードを利用する際に、ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち利用するカードを選択すれば、仮想ポイントカードを店舗端末にて利用可能な状態となる。このため、操作性がよく、利便性に優れる。また、1つの携帯端末に複数の仮想ポイントカードを保持できるため、従来のように、複数の実物のカードを持ち歩く必要がなくなり、カード紛失等の恐れがなく、管理も容易となる。また、携帯端末は、外部との通信機能として少なくともポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えていればグループのカード情報を持ち出して使用できるようになる。
また、第5の発明において、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち指定された仮想ポイントカードの返却要求を送信する際に操作される操作手段を更に備え、前記操作手段が操作されると、前記指定された仮想ポイントカードの返却要求を前記端末間通信機能を用いて接続されているポイントカード管理端末に対して送信する返却要求送信手段を更に備えることが望ましい。
これにより、ユーザは携帯端末をポイントカード管理端末に端末間通信接続させる(例えば、かざす)という簡単な操作で、仮想ポイントカードの返却を行える。このため、操作性がよく、利便性に優れる。また、サーバの持出状況も自動的に更新されるため、管理が容易である。
また、第5の発明において、ネットワークを介してサーバへリモートアクセスするリモートアクセス機能を更に備え、前記リモートアクセス機能を利用して前記サーバにアクセスし、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち指定されたカードの返却要求を送信するリモート返却要求送信手段と、前記指定された仮想ポイントカードの情報を前記ローカル記憶部から消去する消去手段と、を更に備えるようにしてもよい。
これにより、ポイントカード管理端末を介さずに携帯端末から直接サーバに返却要求を送信できる。このため、外出先等、ポイントカード管理端末が近くにない状況でも仮想ポイントカードの返却を行える。このため、より利便性に優れる。
また、第5の発明において、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち、使用する仮想ポイントカードが選択されると、選択された仮想ポイントカードについて店舗端末で読み取り可能なコード情報を生成し、表示するコード表示手段を更に備えることが望ましい。
また、第5の発明において、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち、使用する仮想ポイントカードが選択されると、店舗端末との通信機能を起動し、選択された仮想ポイントカードの情報の通信を開始可能な状態とする通信起動手段を更に備えるようにしてもよい。
これらにより、仮想ポイントカードの情報を容易に既存の店舗端末にて読み取らせることが可能となり、仮想ポイントカードの仕組みを広範に利用できるようになる。
第6の発明は、コンピュータにより読み取り可能な形式で記述されたポイントカード管理プログラムであって、端末間通信機能を利用して携帯端末と通信接続された状態でサーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信する持出要求送信ステップと、前記仮想ポイントカードの持出が許可されると、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理ステップと、を含み、当該コンピュータが、前記サーバから該当する仮想ポイントカードの持出状況を取得し、既にいずれかの携帯端末に持出されている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持出されていない場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定ステップを更に含む処理を当該コンピュータに実行させるためのポイントカード管理プログラムである。
第6の発明により、コンピュータを第4の発明のポイントカード管理端末として機能させることが可能となる。
第7の発明は、コンピュータにより読み取り可能な形式で記述されたポイントカード利用プログラムであって、端末間通信機能を利用してポイントカード管理端末と通信接続すると、前記ポイントカード管理端末から送信される指示に従って当該コンピュータの識別情報を送信する識別情報送信ステップと、前記ポイントカード管理端末から仮想ポイントカードの情報が前記通信機能により送信されると、持出カードとして当該コンピュータ内のローカル記憶部に記憶する持出カード記憶ステップと、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち選択された仮想ポイントカードを店舗端末にて利用可能な状態とするカード利用処理ステップと、を含み、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち指定された仮想ポイントカードの返却要求を送信する際に操作される操作ステップを更に含み、前記操作ステップが操作されると、前記指定された仮想ポイントカードの返却要求を前記端末間通信機能を用いて接続されているポイントカード管理端末に対して送信する返却要求送信ステップを更に含む処理を当該コンピュータに実行させるためのポイントカード利用プログラムである。
第7の発明により、コンピュータを第5の発明の携帯端末として機能させることが可能となる。
本発明によれば、仮想的なポイントカードを複数の利用者で円滑に共用可能とする仮想ポイントカードシステムを提供するとともに、この仮想ポイントカードシステムにおいてポイント情報の整合性を容易に保つことが可能な管理方法等を提供することが可能となる。
仮想ポイントカードシステム1の全体構成図 仮想ポイントカードシステム1の機能について説明する図 ポイントカード管理端末2のハードウエア構成図 ポイントカード管理端末2に保持される(A)ユーザリスト28、及び(B)ポイントカードリスト29のデータ構成例 携帯端末3のハードウエア構成図 携帯端末3に保持される持出カードリスト39のデータ構成例 サーバ4のハードウエア構成図 サーバ4にて管理される(A)ユーザ管理データベース47、(B)ポイントカード管理データベース48、(C)加盟店管理データベース49のデータ構成例 店舗端末5のハードウエア構成図 グループ登録処理の流れを示すフローチャート 個人登録処理の流れを示すフローチャート 認証処理の流れを示すフローチャート ポイントカード追加処理の流れを示すフローチャート 持出処理の流れを示すフローチャート ポイントカード管理端末2に表示されるポイントカードリスト表示画面70の例 ポイントカード管理端末2に表示されるグループリスト表示画面80の例 携帯端末3に表示されるポイントカード詳細表示画面90の例 携帯端末3に表示されるコード画像表示画面97の例 ポイントカード利用処理の流れを示すフローチャート ポイントカード返却処理の流れを示すフローチャート リモート返却処理の流れを示すフローチャート リモート持出要求処理の流れを示すフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態の仮想ポイントカーシステム1について説明する。
図1は、仮想ポイントカードシステム1のシステム構成を示す図、図2は、仮想ポイントカードシステム1の機能を示す図である。
なお本明細書において、仮想ポイントカードとは、紙媒体、磁気カード、またはICカード等のような実体のあるカードではなく、ポイントカードと同等の意味を持つ仮想的なポイントカードのデータ群である。本発明の仮想ポイントカードシステム1では、仮想ポイントカードに関する情報を各装置(携帯端末3、ポイントカード管理端末2、サーバ4、店舗端末5)で保持したり、データを書き換えたり、交信したりすることによって、実体のあるポイントカードと同様の感覚で仮想ポイントカードを持ち歩き、ポイント付与、ポイント使用を行うことを可能とする。
図1に示すように、仮想ポイントカードシステム1は、ポイントカード管理端末2、携帯端末3、サーバ4、及び店舗端末5を備え、ポイントカード管理端末2、サーバ4、及び店舗端末5はインターネットや3G回線、無線LAN等の広域にわたって設備されたネットワーク6を介して遠隔(リモート)通信接続されている。また、ポイントカード管理端末2は家庭内等、ポイントカードを共用しようとするグループ毎に設置され、個人が利用する携帯端末3と端末間通信7により通信接続できるようになっている。
本実施の形態において、端末間通信7とは、Bluetooth(登録商標)または赤外線等の近距離通信、ICカードリーダ・ライタを利用した非接触通信、USBその他の有線通信媒体を利用した通信接続を含む。
ポイントカード管理端末2は、本発明の仮想ポイントカードシステム1において、1つの仮想ポイントカードを予めグループ登録された個人間で共用できるようにポイントカードの持出状況の管理を行うものであり、例えばコンピュータ等により構成される。このポイントカード管理端末2は、例えば、家族をグループとして登録して使用する場合には家庭に1つ設置されればよい。
ポイントカード管理端末2は、リモート通信機能(WEBブラウザ機能及びメーラ機能を含む)及び端末間通信機能を兼ね備え、後述するポイントカード管理プログラムが予め実装されるか、アプリケーションプログラムとして搭載可能なものであればよい。例えば、タブレット端末、フォトフレーム端末、インターネットテレビ、ゲーム端末等も、ポイントカード管理端末2として使用できる。
また、ポイントカード管理端末2は、サーバ4または携帯端末3と連携して後述するポイントカード管理プログラム(以下、管理アプリ20という)に従った処理を行うことにより、グループ登録、個人登録、仮想ポイントカードの持出、返却等の各種機能を実現する。グループ登録、個人登録、ポイントカードの持出、返却等の各種処理については後述する。
なお、本実施の形態において、仮想ポイントカードの「持出」とは、仮想ポイントカードの使用権を携帯端末3に移すことである。また、仮想ポイントカードの「返却」とは携帯端末3に持出されている仮想ポイントカードの使用権をポイントカード管理端末2に戻すことである。
携帯端末3は、ポイントカード管理端末2との端末間通信機能、メーラ機能、ポイント処理機能を備え、ポイントカード管理端末2にて管理されている仮想ポイントカードを持出し、店舗で利用する端末である。例えば、携帯電話、タブレット端末、携帯型ゲーム端末等が好適である。なお、携帯端末3はネットワーク6を介したリモート通信機能を備えてもよいが、本実施の形態では必ずしも必要な機能ではない。
サーバ4は、仮想ポイントカードシステム1のサービス加盟店(店舗端末5)の管理、店舗端末5で発行された仮想ポイントカードの管理、仮想ポイントカードのポイント数の管理、仮想ポイントカードのユーザ管理を行うコンピュータである。
サーバ4は、仮想ポイントカードシステム1を利用可能とするために、ウェブ上にサービス管理サイトを開設し、このサービス管理サイトにアクセスした店舗端末5、ポイントカード管理端末2、または携帯端末3との間で、仮想ポイントカードに関する各種情報の送受信を行う。すなわち、サーバ4の提供するサービス管理サイトでは、グループの登録、グループに属する個人の登録、グループ及び個人の認証、仮想ポイントカードの追加、仮想ポイントカードの持出状況の閲覧、ポイント数の閲覧等が行えるものとする。サービス管理サイトは、例えばHTML(HyperText Markup Language)、XHTML(Extensible HTML)等といった、ポイントカード管理端末2、携帯端末3、及び店舗端末5のブラウザ機能にて読取り及び表示可能な形式で記述されるものとする。
店舗端末5は、店舗に設置される例えばコンピュータ等であり、新規に仮想ポイントカードを発行したり、店舗に訪れたユーザの携帯端末3に登録(持出を含む)されている仮想ポイントカードに対して、ポイントの付与、ポイントの使用等の処理を行う端末である。店舗端末5にて発行された仮想ポイントカードはサーバ4に通知される。また、発行済みの仮想ポイントカードへのポイント数の加算、減算等のポイント処理もサーバ4に通知される。
ネットワーク6は、インターネット、電話回線、携帯電話回線(3G回線)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含む。
次に、図2を参照して、仮想ポイントカードシステム1における機能と、各装置の連携について説明する。
図2に示すように、仮想ポイントカードシステム1は、グループ登録機能、個人登録機能、ポイントカード追加機能、ポイントカード持出機能、ポイントカード利用機能、及びポイントカード返却機能等を有する。
グループ登録機能とは、仮想ポイントカードを共用する複数のユーザからなるグループをサーバ4に登録する機能である。サーバ4は、サービス管理サイトにアクセスしたポイントカード管理端末2からの要求に従って、例えばグループ登録のための入力フォームを提供し、入力内容に従って、ユーザ管理DB47(図7参照)にグループIDを追加登録する。
個人登録機能とは、ポイントカード管理端末2がサーバ4にアクセスし、仮想ポイントカードを共用する複数のユーザ(個人)をグループに紐づけて登録する機能である。例えば、登録済のグループIDに対して、ユーザより指定される任意の文字列により、グループIDで特定されるグループに属する新たなメンバーを識別する個人IDを定めてサーバに登録する機能である。
ポイントカード追加機能とは、あるユーザに対して発行された仮想ポイントカードの情報をそのユーザの属するグループに紐づけて、ポイントカード管理DB48に追加登録する機能である。
カードの追加登録は、例えばサービス加盟店のカード一覧から自由にカードを追加できるようにしてもよいし、来店したユーザだけがカード追加を許可されるようにしてもよい。
来店したユーザだけがカード追加できる場合は、その店舗の店舗端末5が携帯端末3から認証された利用者個人を特定するキーであるログインキーを受け取り(通信機能によるログインキーの受信、コード化されたログインキーの読取り等を含む)、発行したポイントカードIDとともにサーバ4へ送信すると、サーバ4は、ユーザ管理DB47を参照してログインキーに紐づけられているグループIDを取得し、そのグループIDと追加するポイントカードIDとを紐づけてポイントカード管理DB48に追加登録する。
サーバ4のポイントカード管理DB48は、グループID毎に1つ以上のポイントカードIDを保持することが可能である。また、グループ毎に各仮想ポイントカードの持出状況が管理されている。ある携帯端末3に仮想ポイントカードが持出されている場合は、その仮想ポイントカードの持出状況は「持出中」に変更される。また、いずれの携帯端末3にも持ち出されていない場合は、その仮想ポイントカードの持出状況は「使用可」とされる。
サーバ4は、定期的、またはポイントカード管理端末2、携帯端末3、或いは店舗端末5における所定のアクションに応答して、ポイントカード管理DBの該当するグループに紐づけられた仮想ポイントカードの一覧をポイントカード管理端末2に送信する。ポイントカード管理端末2は、サーバ3から受信したポイントカードの一覧(ポイントカードリスト29;図4参照)をポイントカード管理端末2内のローカル記憶部22(図3参照)に記憶する。
ポイントカード持出機能とは、ポイントカード管理端末2が携帯端末3に対して仮想ポイントカードの使用権を貸し出すことである。例えば、携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざす等、携帯端末3とポイントカード管理端末2とが通信接続した状態で所定の操作が行われると、ポイントカード管理端末2は持出処理を行う。持出処理において、ポイントカード管理端末2はサーバ4に対して持出要求を送信する。サーバ4はポイントカード管理DB48を参照し、該当するグループ及びカードの持出状況484(図8参照)に基づいて持出の許可/不許可を判定する。すなわち、仮想ポイントカードが既にいずれかの携帯端末3に持ち出されている(持出状況484が「持出中」)場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持ち出されていない(持出状況が「使用可」)場合は、当該仮想ポイントカードの持出を許可する。サーバ4は、許可/不許可の応答を要求元のポイントカード管理端末2に返す。持出が許可された場合は、ポイントカード管理端末2は携帯端末3にポイントカードIDを含むポイントカード情報を送信する。携帯端末3はローカル記憶部32に保持される持出カードリスト39(図5参照)に、持出したポイントカード情報を追加する。
なお、ポイントカード管理端末2がサーバ4から最新の持出状況をダウンロードしてローカル記憶部22に保持している場合は、ポイントカード管理端末2が持出しの許可/不許可を判定するようにしてもよい。この場合、ポイントカード管理端末2は、ローカル記憶部22に記憶されているポイントカードリスト29の持出状況292(図4参照)を参照して、仮想ポイントカードが既にいずれかの携帯端末3に持ち出されているか否かを判定する。持出状況292が「持出中」の場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持出状況292が「使用可」の場合は、当該仮想ポイントカードの持出を許可する。
また、ポイントカード管理端末2及びサーバ4は、携帯端末3への持出処理を行ったポイントカードについて、ポイントカード管理DB48の持出状況484及びポイントカードリスト29の持出状況292を「持出中」に更新する。
ポイントカード利用機能とは、携帯端末3に持出されている仮想ポイントカードを店舗端末5で利用するための機能である。例えば、店舗端末5が携帯端末3から利用しようとするポイントカードIDと認証された利用者個人を特定するキーであるログインキーとを受け取ると、受け取ったポイントカードIDに対するポイントの加算、ポイントの減算等の処理内容が店舗端末5からサーバ4に通知されて、サーバ4の該当するポイントカードIDのポイント数が更新される。
ポイントカード返却機能とは、携帯端末3からポイントカード管理端末2に使用権を返し、仮想ポイントカードをその携帯端末3で使用できないようにする機能である。ポイントカード管理端末2は、携帯端末3から送信される返却要求をサーバ4に送信し、サーバ4は返却処理を行い、返却要求に応答して当該ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新する。持出状況の更新内容は、例えばポイントカード管理端末2が次にサーバ4にアクセスしたとき等に通知する。返却要求は携帯端末3からサーバ4に対してリモート送信されるようにしてもよい(リモート返却機能)。この場合は、ポイントカード管理端末2を介さずに、サーバ4と携帯端末3との間で上述の返却処理が行われる。
または、サーバ4が一定期間を超えて仮想ポイントカードの返却要求をポイントカード管理端末2または携帯端末3から受信しない場合は、返却要求の有無に関わらずサーバ4が自動的に返却処理を行って、未返却の仮想ポイントカードを返却されたものとして扱うようにしてもよい(上記一定期間はログインキーの有効期限と同じかそれよりは長く設定する。)。その他、予め定められた条件を満たすとサーバ4は、返却処理を行うものとする。
なお、上述の仮想ポイントカードの持出、返却、利用、個人登録等の各種処理を行う際に、サーバ4は認証処理を行うことが望ましい。認証処理により仮想ポイントカードの不正な持出や利用を防ぐことができ、仮想ポイントカードシステム1のセキュリティが向上する。
次に、図3〜図9を参照して、仮想ポイントカードシステム1の各装置のハードウエア構成及びデータ構成を説明する。
図3は、ポイントカード管理端末2のハードウエア構成を示すブロック図、図4は、ポイントカード管理端末2の保持するデータを示す図である。
図3に示すように、ポイントカード管理端末2は、制御部21、ローカル記憶部22、入力部23、表示部24、リモート通信I/F25、端末間通信I/F26、周辺機器I/F27等がバス30を介して接続されて構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。
CPUは、ローカル記憶部22、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス30を介して接続された各部を駆動制御する。制御部21は、ローカル記憶部22に記憶されている管理アプリ20(ポイントカード管理プログラム)に従って、後述するポイントカード管理処理を実行する。ポイントカード管理処理では、CPUは、リモート通信I/F25によってサーバ4とリモート通信を行い、グループ登録処理や個人登録処理を行ったり、グループのポイントカード情報及びユーザ情報をサーバ4から受信してポイントカードリスト29やユーザリスト28として管理したり、端末間通信I/F26によって携帯端末3と通信し、仮想ポイントカードの持出処理や返却処理を行ったりする。
ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
ローカル記憶部22は、半導体メモリやHDD(ハードディスクドライブ)等の不揮発性記憶装置であり、制御部21が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティング・システム)等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部21により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行される。例えば、メーラ、ブラウザの各種プログラムや上述の管理アプリ20等が記憶されている。
更に、ローカル記憶部22には、ユーザリスト28とポイントカードリスト29とが記憶される。
ユーザリスト28は、サーバ4で管理されるユーザ情報のうち当該ポイントカード管理端末2に該当するグループに関するユーザ情報を抽出したものである。また、ポイントカードリスト29は、サーバ4で管理されるポイントカード情報のうち当該ポイントカード管理端末2に該当するグループに関するポイントカード情報を抽出したものである。
ポイントカードリスト29及びユーザリスト28のデータ内容は、サーバ4側のデータと同一の内容となるように定期的、或いは処理の各段階において適宜更新される。
図4(A)にユーザリスト28のデータ内容、図4(B)にポイントカードリスト29のデータ内容を示す。
ユーザリスト28には、グループID281、グループに属する構成員の個人ID282、認証情報(パスワード)283、個人情報284、ログインキー(有効期限含む)285、携帯端末ID286、Eメールアドレス287等が格納される。ただし、携帯端末ID286、Eメールアドレス287は必須ではない。
グループID281は、サーバ4にグループ登録を行う際にユーザにより入力される任意文字列である。
個人ID282は、グループID281に紐づける個人の識別番号である。例えばユーザにより入力される任意文字列である。1つのグループにつき、複数の個人IDを登録可能とする。
認証情報(パスワード)283は、ログイン時に必要なパスワードであり、個人登録またはグループ登録の際に、ユーザにより任意に設定された文字列等である。
個人情報284は、個人の氏名等の情報である。
ログインキー(有効期限含む)285は、サーバ4による認証処理が行われた後に発行される有効期限付きのキーである。サーバ4にリクエストを送信する際、このログインキーを付加して送信する。有効期限が過ぎると、ログインキーは無効となる。
携帯端末ID286は、個人が使用する携帯端末の識別番号である。例えば、端末の製造番号や電話番号、メールアドレス等を利用できる。
Eメールアドレス287は、ユーザが個人登録またはグループ登録の際にサーバ4に通知したEメールアドレスである。このEメールアドレスに対して、サーバ4からグループ登録のための期限付き認証URL等が送信される。
ポイントカードリスト29には、グループで共用される各ポイントカードの情報(ポイントカード情報)として、ポイントカードID291、各ポイントカードの持出状況292、ポイント数293、その他のポイントカード情報294が格納される。
ポイントカードID291は、店舗で発行される際に決定されるポイントカードの識別番号等である。
持出状況292は、「使用可」または「持出中」のいずれかに設定される。当該仮想ポイントカードが、現在いずれの携帯端末3にも持出されていない場合は「使用可」と設定され、持出処理されると「持出中」に変更される。また、返却処理されると「使用可」に変更される。
ポイント数293はポイントカードが現在保有するポイント数である。
その他のポイントカード情報294は、例えば、ポイントカードの店舗情報、ポイントの期限、ポイント特典等の付帯的な情報が格納される。
ポイントカード管理端末2の入力部23は、例えば、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス、テンキー等の入力装置であり、入力されたデータを制御部21へ出力する。表示部24は、例えば液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、制御部21の制御により入力された表示情報をディスプレイ装置上に表示させる。
なお、入力部23及び表示部24が一体的に構成されたタッチパネル式の入出力部としてもよい。
リモート通信I/F25は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク6との通信を媒介する通信インタフェースである。
端末間通信I/F26は、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、ICカードリーダ・ライタを利用した非接触通信、USB等を利用した比較的近距離にある外部端末との通信インターフェースである。
周辺機器I/F27は、ICカードR/W、メモリーカード等のメディア、その他の周辺機器とのインタフェースである。
次に、図5及び図6を参照して、携帯端末3のハードウエア構成及びデータ構成を説明する。図5は、携帯端末3のハードウエア構成を示すブロック図、図6は、携帯端末3に記憶される持出カードリスト39のデータ内容を示す図である。
図5に示すように、携帯端末3は、制御部31、ローカル記憶部32、入力部33、表示部34、端末間通信I/F36、メディア入出力部37等がバス40を介して接続されて構成される。また、リモート通信I/F35を備えるようにしてもよい。
制御部31は、CPU、ROM、RAM等により構成され、ROM、記憶部32等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、携帯端末3の各部を駆動制御する。ROMは、携帯端末3のOS(オペレーティング・システム)、プログラム実行に必要なデータ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部31が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
制御部31は、ローカル記憶部32に記憶されるポイントカード利用プログラム(以下、利用アプリ38という)に従って、後述するポイントカード利用処理を実行する。ポイントカード利用処理では、CPUは、端末間通信I/F36によってポイントカード管理端末2と端末間通信を行い、個人登録処理、ポイントカード持出処理、ポイントカード返却処理を行ったり、店舗端末5との間でポイントカード利用処理を行ったりする。
ローカル記憶部32は、携帯端末3に内蔵または挿入されたフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体であり、携帯端末3にインストールされているメーラ、ブラウザ等のプログラム(アプリケーション)及び認証済のユーザを特定するログインキーやアドレス帳データ等の更新可能なデータを記憶する。
また、携帯端末3のローカル記憶部32には、ポイントカードを利用するための利用アプリ38が格納される。制御部31は、上述のブラウザ、メーラ、利用アプリ38等のプログラムに従った処理を実行する。
以下、説明の便宜上、ブラウザ、メーラ、利用アプリ38等のプログラムを処理の主体とする場合があるが、実際には、制御部31がそれぞれのプログラムに従った処理を実行する。
また、ローカル記憶部32には、持出カードリスト39が記憶される。
持出カードリスト39は、持出処理によって当該携帯端末3がポイントカード管理端末2から持出の許可を受けた仮想ポイントカードの一覧である。図6に示すように、ポイントカードID391、ポイント数392、その他のポイントカード情報393(店舗情報、ポイント特典等の付帯情報を含む)等が格納される。
図5の説明に戻る。
携帯端末3の入力部33は、数字や文字、操作指示を入力するためのキーボタン等を有し、キーボタンの操作に応じた信号を制御部31に出力する。
表示部34は、液晶表示パネル等を有し、制御部31からの指示に従った表示を行う。
なお、入力部33及び表示部34が一体的に構成されたタッチパネル式の入出力部としてもよい。
端末間通信I/F36は、赤外線、Bluetooth、非接触通信チップ、シリアルポート等の端末間の各種通信I/Fを含む。携帯端末3は、この端末間通信I/F36を介してポイントカード管理端末2または店舗端末5と通信接続する。
リモート通信I/F35は、通信制御部、変調器、復調器、アンテナ等を含み、パケット通信用のデータを生成し、携帯端末3の携帯通信用アンテナ(不図示)を介して基地局(不図示)に送信したり、或いは、基地局から送信される無線信号を受信し、受信した信号を復調してパケット通信用のデータを取得する。
リモート通信I/F35及び携帯ブラウザを利用してサーバ4にアクセスすることも可能であるが、携帯端末3のリモート通信機能を利用した仮想ポイントカードの使用については別の実施の形態(第2、第3の実施の形態)で説明する。
次に、図7及び図8を参照してサーバ4のハードウエア構成及びデータ構成について説明する。図7は、サーバ4のハードウエア構成を示すブロック図、図8はサーバ4が取り扱うデータを示す図である。
図7に示すように、サーバ4は、制御部41、記憶部42、入力部43、表示部44、通信部45、周辺機器I/F46、ユーザ管理DB(データベース)47、ポイントカード管理DB48、加盟店管理DB49等がバス50を介して接続されて構成される。
制御部41は、CPU、ROM、RAM等により構成される。
CPUは、記憶部42、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス50を介して接続された各部を駆動制御する。例えば、制御部41は、記憶部42、ROM、または記録媒体等に格納されたサービス管理プログラムに従って、サービス管理処理を実行する。サービス管理処理において、制御部41は、サーバ4がウェブ上に開設したサービス管理サイトを管理し、このサービス管理サイトを介して店舗端末5やポイント管理端末2と情報の交信を行う。例えば、グループ登録、個人登録、ポイントカード追加等の各処理において、サーバ4の制御部41は、各端末から要求された入力フォームを送信したり、登録された情報をポイントカード管理DB48やユーザ管理DB47の該当する記憶エリアに記憶したりする。
ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部41が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部42は、HDD(ハードディスクドライブ)等であり、制御部41が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティング・システム)等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部41により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行される。
また、記憶部42には、上述のサービス管理プログラムやサービス管理サイトの各ページデータ等が格納される。
入力部43は、例えば、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス、テンキー等の入力装置であり、入力されたデータを制御部41へ出力する。表示部44は、例えば液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、制御部41の制御により入力された表示情報をディスプレイ装置上に表示させる。
通信部45は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク6との通信を媒介する通信インタフェースである。
周辺機器I/F46は、ICカードR/W、メモリーカード等のメディア、その他の周辺機器とのインタフェースである。
ユーザ管理DB47は、仮想ポイントカードシステム1を利用するグループや個人の情報を管理するためのデータベースである。
図8(A)に示すように、ユーザ管理DB47には、グループID471、グループに属する構成員の個人ID472、認証情報(パスワード)473、個人情報474、ログインキー(有効期限含む)475、携帯端末ID476、Eメールアドレス477等が格納される。ただし、Eメールアドレス477は必須ではない。
グループID471は、サーバ4にグループ登録を行う際にユーザにより入力される任意文字列である。
個人ID472は個人の識別番号であり、例えばユーザにより入力される任意文字列である。1つのグループにつき、複数の個人IDを登録可能とする。
認証情報(パスワード)473は、ログイン時に必要なパスワードであり、個人登録またはグループ登録の際に、ユーザにより任意に設定された文字列等である。
個人情報474は、個人の氏名等の情報である。
ログインキー(有効期限含む)475は、サーバ4による認証処理が行われた後に発行される有効期限付きのキーである。サーバ4による認証処理後、ログインキーが発行されると、有効期限内はこのログインキーがポイントカード管理端末2に渡され、リクエストに付加されてサーバ4に送信される。サーバ4はログインキーによってリクエストの要求元を認証する。有効期限が過ぎると、ログインキーは無効となり、ユーザ管理DB47から消去される。
携帯端末ID476は、個人が使用する携帯端末の識別番号である。例えば、端末の製造番号や電話番号、メールアドレス等を利用できる。
Eメールアドレス477は、ユーザが個人登録またはグループ登録の際にサーバ4に通知したEメールアドレスである。このEメールアドレスに対して、サーバ4はグループ登録のための期限付き認証URL等を送信する。
ポイントカード管理DB48は、各グループの仮想ポイントカードの情報を管理するデータベースである。
図8(B)にポイントカード管理DB48のデータ内容を示す。
ポイントカード管理DB48には、グループID481毎に、そのグループに対応付けられた認証情報(パスワード)482、各グループで共用される複数のポイントカードID483、各ポイントカードの持出状況484、ポイント数485、及びその他のポイントカード情報486が格納される。
グループID481は、サーバ4にグループ登録を行う際に発行される識別番号である。
認証情報(パスワード)482は、ログイン時に必要なパスワードであり、グループ登録の際に、ユーザにより任意に設定された文字列等である。
ポイントカードID483は、店舗で発行される際に決定されるポイントカードの識別番号等である。
持出状況484は、「使用可」または「持出中」のいずれかに設定される。現在いずれの携帯端末3にもポイントカードが持出されていない場合は「使用可」と設定され、携帯端末3に持出処理されると「持出中」に変更される。また、返却処理されると「使用可」に変更される。
ポイント数485はポイントカードが現在保有するポイント数である。
その他のポイントカード情報486は、例えば、ポイントカードの店舗情報、ポイントの期限、ポイント特典等の付帯的な情報が格納される。
サーバ4で管理されるユーザ情報(グループID471,個人ID472,携帯端末ID473,個人情報474、認証情報475等を含む)及びポイントカード情報(ポイントカードID483、持出状況484、ポイント数485、その他のポイントカード情報486を含む)は、該当するグループのポイントカード管理端末2と共有される。すなわち、ポイントカード管理端末2のユーザリスト28及びポイントカードリスト29のデータ内容は、サーバ4に格納される該当グループのデータと同一の内容となるように定期的、或いは処理の各段階において更新される。
加盟店管理DB49は、仮想ポイントカードシステム1のサービスを利用する加盟店の情報を記憶するデータベースである。
図8(C)に示すように、加盟店管理DB49にはポイントカード種別情報491や加盟店の店舗情報492等が記憶される。
次に、図9を参照して店舗端末5のハードウエア構成を説明する。
図9に示すように、店舗端末5は、制御部51、記憶部52、入力部53、表示部54、端末間通信I/F55、リモート通信I/F56、ICカードR/W(リーダ・ライタ)57、周辺機器I/F58等がバス59を介して接続されて構成される。
制御部51は、CPU、ROM、RAM等により構成される。
CPUは、記憶部52、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス59を介して接続された各部を駆動制御する。制御部51は、サーバ4と連携してポイントカードの発行処理、ポイント処理を実行する。
ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部51が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部52は、HDD(ハードディスクドライブ)等であり、制御部41が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティング・システム)等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部41により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行される。
入力部53は、例えば、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス、テンキー等の入力装置であり、入力されたデータを制御部51へ出力する。表示部54は、例えば液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路で構成され、制御部51の制御により入力された表示情報をディスプレイ装置上に表示させる。
端末間通信I/F55は、赤外線、Bluetooth、非接触通信チップ、シリアルポート等の端末間の各種通信I/Fを含む。
店舗端末5は、端末間通信I/F55を介して携帯端末3と通信接続可能である。
リモート通信I/F56は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク6との通信を媒介する通信インタフェースである。店舗端末5は、リモート通信I/F56を介してサーバ4と通信接続する。
周辺機器I/F57は、ICカードR/W、バーコード情報等を光学的に読取る読取装置等の周辺機器とのインタフェースである。
次に、図10〜図20を参照して、仮想ポイントカードシステム1の動作を説明する。
まず、図10を参照してグループ登録処理について説明する。
ユーザが店舗を利用し、新規に仮想ポイントカードが発行された場合、店舗端末5は、ユーザから通知されたEメールアドレスとポイントカードID(以下、カードIDという)とをサーバ4に送信する(ステップS101)。このEメールアドレスは、後にサーバ4から送付される期限付き認証URLを受け取るためのEメールアドレスであり、例えば、ポイントカード管理端末2のメールアドレス等である。サーバ4は、店舗端末5からカードIDとEメールアドレスを受信すると(ステップS102)、まず、仮グループIDを生成する(ステップS103)。生成された仮グループIDは、ユーザ管理DB47にEメールアドレス及びカードIDとともに仮登録される(ステップS104)。また、サーバ4は、生成した仮グループIDを元に期限付き認証URLを発行し(ステップS105)、ステップS102で受信したEメールアドレス宛に送信する(ステップS106)。Eメール本文には期限付き認証URLが記載されるものとする。
ポイントカード管理端末2のメーラがサーバ4から送信されたEメールを受信する(ステップS107)。ユーザがこのEメールをメーラにより開き、メール中に表示されたURLを選択すると、ポイントカード管理端末2はブラウザを起動し、受信したEメールに記載された期限付き認証URLにアクセスする(ステップS108)。するとサーバ4は、このポイントカード管理端末2にグループ本登録のための入力フォームを送信する。
ポイントカード管理端末2のブラウザによってサーバ4のグループIDを登録するための入力フォームが開かれ、ユーザにより登録Eメールアドレス、グループID(ユーザが任意に決定するID)、パスワード等のグループ登録に必要な項目が入力され、送信されると(ステップS109)、サーバ2は、受信したEメールアドレスとURLから復元した仮グループIDを認証する。認証成功であれば(ステップS110;YES)、入力フォームに入力されたグループIDの重複を確認し(ステップS111)、すでに登録されているグループIDと重複しなければ(ステップS111;YES)、本登録の処理を行う(ステップS112)。認証失敗した場合やグループIDの重複がある場合(ステップS110;NO、ステップS111;NO)は、入力フォームへのEメールアドレス、グループID、パスワードの再入力を受け付ける(ステップS109)。
ステップS112の本登録処理において、サーバ4は、ユーザ管理DB47に仮登録されている仮グループIDをグループID481、入力されたパスワードを認証情報(パスワード)482とし、ポイントカード管理DB48にグループID481と認証情報(パスワード)482とポイントカードID483を紐づけて記録し、ポイント数485に初回ポイントを付与する(ステップS113)。本登録処理が終了すると認証用URLを破棄し(ステップS114)、グループ登録処理を終了する。
次に、図11を参照して個人登録処理の流れについて説明する。
グループの本登録処理が完了するとサーバ4に個人登録を行えるようになる。
ポイントカード管理端末2のブラウザからサービス管理サイトにアクセスし、入力フォームに従って登録済みのグループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、登録したい個人ID(ユーザが任意に決定する文字列)とその個人に対応付けられるパスワードの入力を受け付ける(ステップS201)。ポイントカード管理端末2は、入力されたグループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられるパスワードをネットワーク6を介してサーバ4へ送信する(ステップS202)。
サーバ4は、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられるパスワードを受信すると(ステップS203)、ユーザ管理DB47を参照して、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワードによる認証を行う(ステップS204)。認証が成功した場合(ステップS204;OK)、更に、入力された個人IDが他の個人ID472と重複するか否かを確認する(ステップS205)。認証が失敗した場合(ステップS204;NG)、又は、個人IDが重複する場合(ステップS205;NO)は個人IDの新規登録ができないため、ステップS203へ戻る。グループIDとそのグループに対応付けられたパスワードによる認証が成功し、かつ個人IDが重複しない場合は(ステップS204;YES、ステップS205;YES)、入力された個人IDとその個人に対応付けられるパスワードをユーザ管理DB47の該当するグループID471に紐づけて登録する(ステップS206)。
ポイントカード管理端末2がサーバ4に対して登録内容の更新を要求すると(ステップS207)、サーバ4は、要求元のポイントカード管理端末2のグループに関する最新のユーザ情報の一覧をユーザ管理DB47から読み出し、ポイントカード管理端末2に送信する(ステップS207)。ポイントカード管理端末2は受信したユーザ情報の一覧をローカル記憶部22のユーザリスト28に登録する。
グループ登録及びユーザ登録が行われた後、仮想ポイントカードの追加、持出、使用、返却等の処理を行うことが可能となる。
なお、サーバ4は仮想ポイントカードシステム1にログインしようとする仮想ポイントカード管理端末2及び携帯端末3を、登録されたグループIDまたは個人ID、及びパスワードによって認証後、ログインを許可することが望ましい。また、仮想ポイントカード管理端末2または携帯端末3に個別のログインキーを付与するようにしてもよい。
認証処理により、仮想ポイントカードの盗用や、不正な使用、個人情報等の漏えい等を防ぐことが可能となる。
図12は認証処理の流れを説明するフローチャートである。
図12に示すように、サービス管理サイト(サーバ4)にアクセスがあると、サーバ4はまずログイン画面を提供する。ログイン画面では、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードの入力を受け付ける。ただし、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードの入力のみを受け付けるようにしてもよい。
ポイントカード管理端末2のブラウザにより表示されるログイン画面に対して、ユーザにより、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードが入力されると(ステップS301)、ポイントカード管理端末2は、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードをサーバ4に送信する(ステップS302)。
サーバ4は、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードを受信すると(ステップS303)、ユーザ管理DB47、ポイントカード管理DB48を参照して、グループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードの認証処理を実行する。認証失敗の場合は(ステップS304;NG)、再度ログイン画面を返し(ステップS305)、正しいグループIDとそのグループに対応付けられたパスワード、及び、個人IDとその個人に対応付けられたパスワードの入力を促す。
認証成功した場合は(ステップS304;OK)、ログインキー475を発行し、入力された個人ID472に紐づけてユーザ管理DB47に登録する(ステップS306)。また、グループID471に紐づけられて記憶されているカード一覧(ポイントカード情報の一覧)をポイントカード管理DB48から取得して、各仮想ポイントカードのカードの持出状況484とともにポイントカード管理端末2に送信する(ステップS307)。
ポイントカード管理端末2は、サーバ4からログインキー及びカード一覧を受信すると、ローカル記憶部22に記憶されているポイントカードリスト29の内容を更新する(ステップS308)。
認証処理が行われると、その後は、ポイントカード管理端末2からサーバ2に対してリクエスト(処理要求)を送る場合は、リクエストにログインキーを付加して送受信を行う。
次に、図13を参照してポイントカード追加処理の流れについて説明する。
店舗でポイントカードを発行すると、その情報がサーバに通知されて、ポイントカード管理DB48に登録される。
ユーザが携帯端末3を店舗端末5にかざし、端末間通信機能によってログインキーを送信するか、或いは携帯端末3のログインキーを例えばQRコード等のコード画像に変換し、表示部34に表示させて店舗端末5の読取装置に読み取らせると(ステップS401)、店舗端末5は携帯端末3のログインキーを受信し(ステップS402)、発行したカードIDに当該ログインキーを付加した情報をサーバ4にリモート送信する(ステップS403)。サーバ4は店舗端末5からカードID及びログインキーを受信すると(ステップS404)、ユーザ管理DB47を参照してログインキーが有効であるか否かを確認する(ステップS405)。ログインキーが無効の場合は(ステップS405;NO)、店頭端末5にログインキーが無効である旨のエラーを通知し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう促す(ステップS406)。ログインキーが有効である場合は(ステップS405;YES)、サーバ4は、ユーザ管理DB47を参照してログインキーからグループIDを算出し、ポイントカード管理DB48内の該当するグループID481に紐づけて受信したカードIDを追加記憶する(ステップS407)。
カードIDがサーバ4のポイントカード管理DB48に追加されると、そのカードIDに紐づけられているグループの各個人が仮想ポイントカードを使用できる。ただし、ポイント付与の整合性を保つため、複数の個人が同時に同じ仮想ポイントカードを使用することを避ける。
そのため、ポイントカード管理端末2は、携帯端末3との間で持出処理を行う。
図14は、持出処理の流れを説明するフローチャートである。
図14に示すように、ポイントカード管理端末2は、定期的に、或いはユーザからの指示に応じてサーバ4に対してカード一覧(該当するグループのポイントカード情報の一覧)の取得を要求する(ステップS501)。このとき、ポイントカード管理端末2は要求とともにポイントカード管理端末2のログインキーを送信する。
サーバ4は、カード一覧の取得要求及びログインキーを受信すると(ステップS502)、ユーザ管理DB47を参照してログインキーが有効であるか否かを確認する(ステップS503)。ログインキーが無効の場合は(ステップS503;NO)、ポイントカード管理端末2にログインキーが無効である旨のエラーを通知し(ステップS513)、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS504)。ログインキーが有効である場合は(ステップS503;YES)、ユーザ管理DB47を参照してログインキー475からグループID471を算出し、ポイントカード管理DB48内の該当するグループID481に紐づけて登録されているポイントカード情報の一覧(持出状況484を含む)を取得し、要求元のポイントカード管理端末2に返す(ステップS505)。
ポイントカード管理端末2は、サーバ2からカード一覧を受信すると、表示画面に受信したカード一覧を表示する(ステップS506)。例えば、図15に示すポイントカードリスト表示画面70のように、グループに紐づけて登録されているポイントカードがそのポイント情報とともに一覧表示される。また、持出状況484が「持出中」のカードについてはその旨を表示する。
ポイントカード管理端末2に表示されているカード一覧からユーザの選択操作によってあるポイントカードが選択されると(ステップS507)、ポイントカード管理端末2は携帯端末3からのログインキーの受信を受け付ける。ユーザが携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざすと端末間通信I/Fによって携帯端末3のログインキーがポイントカード管理端末2に送信される(ステップS508)。ポイントカード管理端末2は携帯端末3のログインキーを取得すると(ステップS509)、選択中の仮想ポイントカードのカードIDに取得したログインキーを付加して、サーバ4にリモート送信する(ステップS510)。
サーバ4は、ポイントカード管理端末2からカードIDとログインキーを受信すると(ステップS511)、ユーザ管理DB47を参照してログインキーが有効であるか否かを確認する(ステップS512)。ログインキーが無効の場合は(ステップS512;NO)、ポイントカード管理端末2にログインキーが無効である旨のエラー通知を送信し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS513)。ログインキーが有効である場合は(ステップS512;YES)、サーバ4は更に、ユーザ管理DB47を参照してログインキー475からグループID471を算出し、ポイントカード管理DB48内の該当するグループID481に紐づけて登録されている仮想ポイントカードの持出状況484を参照し、受信したカードIDが持出可能であるか否かを判定する(ステップS514)。すなわち、受信したカードIDの持出状況484を確認し、「持出中」であれば、持出を不許可とし(ステップS514;NO)、ポイントカード管理端末2に他の携帯端末に持出されている旨のエラーを送信し、利用者に通知する(ステップS513)。受信したカードIDの持出状況が「使用可」であれば(ステップS514;YES)、持出を許可する。このとき、サーバ4は、該当するカードIDの持出状況を「持出中」に変更する(ステップS515)。また、カードの持出を要求したポイントカード管理端末2に変更後の持出状況484を送信する。ポイントカード管理端末2はローカル記憶部22のポイントカードリスト29の持出状況292を受信した持出状況484の内容に更新する(ステップS516)。またポイントカード管理端末2は、選択されている仮想ポイントカードに関する情報を携帯端末3に送信する(ステップS517)。携帯端末3は、受信した仮想ポイントカードに関する情報を携帯端末3のローカル記憶部32の持出カードリスト39に記憶する。これにより、携帯端末3によって仮想ポイントカードを持出し、店舗で利用することが可能となる。
なお、上述のステップS508〜ステップS517の処理が行われている間は、携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざし続ける必要がある。これは、サーバ4で行われる処理の結果を携帯端末3が受け取るまでに時間がかかるからである。
図15はポイントカード管理端末2に表示されるポイントカードリスト表示画面70の一例、図16はポイントカード管理端末2に表示されるグループリスト表示画面80の一例である。また、図17は仮想ポイントカードを持ち出した携帯端末3に表示されるポイントカード詳細表示画面90の一例である。
図15、図16に示すように、ポイントカード管理端末2の表示部24には、グループで使用できる仮想ポイントカードの一覧や、グループに属する個人の一覧が表示される。
図15に示すように、ポイントカードリスト表示画面70には、グループで使用できるポイントカードの名称71と各ポイントカードのポイント数72等が一覧表示される。また、携帯端末3に持出されているポイントカードについては、「持出中」の旨が表示される(図15の「ポイントカードC」の欄)。「持出中」でないポイントカード(ポイントカードリストの各行)は選択可能となっており、選択操作されると、選択されたポイントカードの詳細情報(店舗情報、ポイント特典等)を表示した持出受付画面(不図示)に遷移する。
ポイントカードリスト画面70には、更に「追加」ボタン73、「削除」ボタン74、「グループ」ボタン75等が表示される。
「追加」ボタン73が操作されると、ポイントカード管理端末2は、新規にポイントカードを登録(会員登録)するためのカード追加登録画面の送信をサーバ4に要求する。また、「削除」ボタン74が操作されると、ポイントカード管理端末2は、登録されているポイントカードを削除するためのカード削除画面の送信をサーバ4に要求する。「グループリスト」ボタン75が操作されると、ポイントカード管理端末2は、ローカル記憶部22のユーザリスト28を読み出し、グループリスト表示画面80として表示部24に表示させる。
図16に示すように、グループリスト表示画面80には、グループに属する個人の個人ID81等が一覧表示される。各個人ID(グループリストの各行)は選択操作が可能となっており、選択操作されると選択された個人IDの詳細情報(氏名、携帯端末ID、Eメール、持出中のポイントカード等)が表示される(不図示)。
グループリスト表示画面80には、更に「追加」ボタン82、「削除」ボタン83、「カードリスト」ボタン84等が表示される。
「追加」ボタン82が操作されると、ポイントカード管理端末2は、新規に個人を登録するための個人登録画面の送信をサーバ4に要求する。また、「削除」ボタン83が操作されると、ポイントカード管理端末2は、登録されている個人を削除するための個人ID削除画面の送信をサーバ4に要求する。「カードリスト」ボタン84が操作されると、ポイントカード管理端末2は、記憶部22のポイントカードリスト29を読み出し、図15に示すポイントカードリスト表示画面70として表示させる。
携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざして持出処理を行うと、選択されたポイントカードが携帯端末3に持出される。携帯端末3は、図17に示すようなポイントカード詳細表示画面90を表示する。ポイントカード詳細表示画面90には、持ち出したポイントカードの名称91、ポイント数92、ポイントカードに関する情報93が表示される。また、「QRコード表示」ボタン94、「リストに戻る」ボタン95、「カード返却」ボタン95が表示される。
利用画面90の「QRコード表示」ボタン94が操作されると、携帯端末3は、ポイントカードのカードID及びログインキーを例えばQRコード等のコード画像に変換し、図18のコード画像表示画面97に示すようにコード画像98を表示する。コード画像表示画面97を店舗端末5の読取部にかざすことにより、ポイントカードを利用できる(ポイントカード利用処理;図19参照)。
また、図17のポイントカード詳細表示画面90において、「リストに戻る」ボタン95が操作されると、携帯端末3は、当該携帯端末3が持出しているポイントカードのリストを持出カードリスト29から読み出し、一覧表示する(不図示)。また、「カード返却」ボタン96が操作されると、携帯端末3は後述するポイントカード返却処理を開始する(図20参照)。
次に、店舗での仮想ポイントカードを利用する際の処理の流れについて説明する。
図19は、ポイントカード利用処理の流れを説明するフローチャートである。
図19に示すように、まず、ユーザが携帯端末3を店舗端末5にかざし、端末間通信機能によってログインキー及び利用するカードIDを送信するか、或いは携帯端末3のログインキー及び利用するカードIDを例えばQRコード等のコード画像に変換し、表示部34に表示させて店舗端末5の読取部に読み取らせる(ステップS601;図18参照)。
店舗端末5は携帯端末3のログインキー及びカードIDを受信し(ステップS602)、受信したログインキー及びカードIDをポイント数の変更要求とともにサーバ4にリモート送信する(ステップS603)。サーバ4は店舗端末5からカードID、ログインキー、及びポイント数の変更要求を受信すると(ステップS604)、ユーザ管理DB47を参照してログインキーが有効であるか否かを確認する(ステップS605)。ログインキーが無効の場合は(ステップS605;NO)、ポイントカード管理端末2にログインキーが無効である旨のエラー通知を送信し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS606)。ログインキーが有効である場合は(ステップS605;YES)、サーバ4はユーザ管理DB47を参照してログインキー475からグループID471を算出し、ポイントカード管理DB48内の該当するグループID481に紐づけられている該当カードID483について変更要求されたポイント数だけ変更する(ステップS607)。そして、サーバ4は、店舗端末5にポイント変更成功の応答を送信する(ステップS608)。サーバ4からポイント変更成功の応答を受信すると、店舗端末5は、携帯端末3に変更後のポイント数を送信する。携帯端末3は、持出カードリスト39の該当するカードID391のポイント数392を受信した内容に基づいて変更する(ステップS609)。
なお、上述のステップS601〜ステップS609の処理が行われている間は、携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざし続ける必要がある。これは、サーバ4で行われる処理の結果を携帯端末3が受け取るまでに時間がかかるからである。
次に、仮想ポイントカードの返却処理について説明する。
仮想ポイントカードをグループの他の個人が使用するためには、図20に示す返却処理を行って、携帯端末3に持出されている仮想ポイントカードをポイントカード管理端末2に返却する必要がある。
図20は、ポイントカード返却処理について説明するフローチャートである。
図20に示すように、まず、ポイントカード管理端末2は携帯端末3からのログインキーの受信を受け付ける。このとき、携帯端末3は、持出カードリストから返却しようとするカードを選択し、そのカードIDをログインキーとともに送信する。ユーザが携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざすと端末間通信I/Fによって携帯端末3のログインキー及びカードIDがポイントカード管理端末2に送信される(ステップS701)。ポイントカード管理端末2は携帯端末3のログインキー及びカードIDを取得すると(ステップS702)、取得したログインキー及びカードIDをサーバ4にリモート送信する(ステップS703)。
サーバ4は、ポイントカード管理端末2からログインキー及びカードIDを受信すると(ステップS704)、ユーザ管理DB47を参照してログインキーが有効であるか否かを確認する(ステップS705)。ログインキーが無効の場合は(ステップS705;NO)、ポイントカード管理端末2にログインキーが無効である旨のエラー通知を送信し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS706)。ログインキーが有効である場合は(ステップS705;YES)、サーバ4はユーザ管理DB47を参照してログインキーからグループIDを算出し、ポイントカード管理DB48内の該当するグループID481に紐づけて登録されている仮想ポイントカードのうち、該当するカードIDの持出状況484を「使用可」に変更する(ステップS707)。また、サーバ4は、カードの返却を要求したポイントカード管理端末2に変更後の持出状況484を送信する。ポイントカード管理端末2はローカル記憶部22のポイントカードリスト29の持出状況292を受信した持出状況484の内容に更新する(ステップS708)。またポイントカード管理端末2は、携帯端末3の持出カードリスト39から選択中のカードIDを消去する(ステップS709)。これにより、返却処理された仮想ポイントカードが他の携帯端末3に持出して使用できるようになる。
なお、上述のステップS701〜ステップS709の処理が行われている間は、携帯端末3をポイントカード管理端末2にかざし続ける必要がある。これは、サーバ4で行われる処理の結果を携帯端末3が受け取るまでに時間がかかるからである。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態のポイントカードシステム1は、店舗端末5にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバ4と、サーバ4との間でネットワーク6を介して仮想ポイントカードの情報を交信するポイントカード管理端末2と、ポイントカード管理端末2との端末間通信機能を備えた携帯端末3とを備えて構成される。この仮想ポイントカードシステム1において、ポイントカード管理端末2がサーバ4にリモートアクセスし、仮想ポイントカードを共用する複数の利用者の携帯端末3をグループとして登録できる。サーバ4は、ある利用者に対して発行された仮想ポイントカードの情報を利用者の属するグループに紐づけてポイントカード管理DB48にて管理する。ポイントカード管理DB48では、仮想ポイントカードがどの携帯端末3に持ち出されているかを示す持出状況484も管理されている。
そして、ポイントカード管理端末2と携帯端末3とを端末間通信接続した状態で、選択された仮想ポイントカードを持出す操作が行われると、ポイントカード管理端末2がサーバ4に対して選択されたカードの持出要求を送信する。サーバ4は、要求に応答してポイントカード管理DB48の持出状況484を参照し、該当する仮想ポイントカードが既にいずれかの携帯端末3に持ち出されているか否かを判定し、既にいずれかの携帯端末3に持ち出されている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、ポイントカード管理端末2に通知する。一方、該当する仮想ポイントカードがいずれの携帯端末3にも持ち出されていない場合は、サーバ4は、当該仮想ポイントカードの持出を許可し、ポイントカード管理DB48の持出状況484を「持出中」に変更して、要求元のポイントカード管理端末2に送信する。ポイントカード管理端末2は変更された持出状況484をローカル記憶部22に記憶するとともに、端末間通信接続中の携帯端末3に当該仮想ポイントカードの情報を送信し、利用可能とする。
これにより、仮想ポイントカードシステム1では、1つの仮想ポイントカードを複数の利用者で共用できるようになる。また、ポイントカード管理端末2及びサーバ4がグループの各カードの持出状況を管理し、同時に複数の利用者によるカードの持出を防いでいる。これにより、ポイントの使用(減算処理)等の不整合をなくすことができる。
また、グループ毎に配置されたポイントカード管理端末2がリモート通信機能と端末間通信機能を兼ね備え、このポイントカード管理端末2が携帯端末3とサーバ4との中継を行うことにより、グループ登録、個人登録、ポイントカードの持出、返却等の各種処理を円滑に行うことができる。この場合、携帯端末3は、少なくともポイントカード管理端末2との端末間通信機能を備えていればグループのカード情報を持ち出して店舗で使用できるようになる。
更に、グループ登録、個人登録した後に、登録されたIDやパスワードを用いて認証処理を行うことにより、カードの不正な使用、個人情報の漏えいを防ぎ、仮想ポイントカードシステム1の安全性を向上できる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、携帯端末3がリモート通信機能を有し、携帯端末3がサーバ4に直接アクセスして、ポイントカードのリモート返却処理を行う例について説明する。
携帯端末3がリモートアクセス機能を有することを除き、第2の実施の形態の仮想ポイントカードシステムのシステム構成、データ構成は、第1の実施の形態の仮想ポイントカードシステム1と同様であるため、説明を省略し、同一の各部は同一の符号を付して説明する。
第2の実施の形態の仮想ポイントカードシステム1では、カードの返却処理以外の各処理(グループ登録、個人登録、ポイントカード追加、ポイントカード持出、ポイントカード利用)については、第1の実施の形態と同様に処理を行う。
そして、ポイントカードを返却する際は、携帯端末3がリモート通信機能を利用してサーバ4へ直接アクセスしてサーバ4の持出状況の更新を要求する「リモート返却処理」を行う。サーバ4は、携帯端末3からの要求に応じて、該当するカードの持出状況を「持出中」から「使用可」に変更する。そして、次にポイントカード管理端末2からアクセスがあったときに(例えば、他の利用者の携帯端末3によってポイントカードの持出操作が行われるとき等)、最新の持出状況をポイントカード管理端末2に送信する。
図21は、第2の実施の形態におけるリモート返却処理を説明するフローチャートである。
まず、携帯端末3はリモート通信機能を利用してサーバ4にアクセスし、カード返却要求、ログインキー、及び返却するカードのカードIDを送信する(ステップS801)。サーバ4は、ログインキー及びカードIDを受信すると(ステップS802)、ログインキーが有効であるか否かを判定し、ログインキーが無効の場合は(ステップS802;NO)、携帯端末3にログインキーが無効である旨のエラー通知を送信し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS804)。ログインキーが有効である場合は(ステップS803;YES)、サーバ4はユーザ管理DB47を参照し、ログインキーに基づいてグループIDを算出する。そして、ポイントカード管理DB48に記憶されているグループID481に紐づけられている該当カードIDの持出状況484を「持出中」から「使用可」に変更する(ステップS805)。また、サーバ4は返却処理を行ったことを携帯端末3に通知する。携帯端末3は、該当カードIDを持出カードリスト39から消去する(ステップS806)。
ポイントカード管理端末2内のポイントカードの持出状況292は、ポイントカード管理端末2が次にサーバ4へアクセスした際に最新の情報に更新される(ステップS807)。例えば、持出処理を行う際に更新される(図14のステップS501〜S506等)。
以上説明したように、第2の実施の形態の仮想ポイントカードシステム1によれば、仮想ポイントカードの持出処理はポイントカード管理端末2を介して行うが、返却処理はポイントカード管理端末2を介さずに、携帯端末3から直接サーバ4にリモートアクセスして行える。
これにより、ポイントカード管理端末2が手元にない場合、例えば外出先からもポイントカードの返却処理を行えるため、利便性を向上できる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、更に、利便性を高めるための使用状況として、ポイントカード管理端末2を利用者が携帯して使用する例について説明する。すなわち、携帯端末3に第1及び第2の実施の形態で説明したポイントカード管理機能(管理アプリ20)を搭載する例である。すなわち、親機としてのポイントカード管理端末2の機能(管理アプリ20)を子機である携帯端末3に搭載する。或いは、子機である携帯端末3の機能(利用アプリ38)を親機であるポイントカード管理端末2に搭載する。
なお、グループ内で親機として機能する携帯端末3(以下の説明では、管理携帯端末200と呼ぶ)は1台に限定する。
管理携帯端末200は、端末間通信機能とリモート通信機能とを有し、サーバ4に直接リモートアクセスしたり、他の携帯端末3や店舗端末5と端末間通信を行える。また、管理携帯端末200には、管理アプリ20(親機であるポイントカード管理端末2の機能)と利用アプリ38(子機である携帯端末3の機能)とがともにインストールされるものとする。これにより、管理携帯端末200を用いてグループ登録、個人登録、ポイントカードの持出、返却処理を行える。また、店舗端末3との間でポイントカードの利用を行える。
例えば、管理携帯端末200は親機として機能するため、外出先でグループ登録、個人登録を行える。また、ポイントカードの持出及び返却をポイントカード管理端末2を介さずに行える。
また、グループ登録されている他の携帯端末3が親機である管理携帯端末200に端末間通信接続するとともに管理携帯端末200がサーバ4とリモート通信接続すれば、他の携帯端末3に対してポイントカードの持出処理を行ったり、他の携帯端末3からのポイントカード返却処理を行ったりできる。
図22は、管理携帯端末200がリモート通信機能を利用してサーバ4にアクセスし、持出処理を行う例について説明するフローチャートである。
管理携帯端末200は、リモート通信機能によってサーバ4にアクセスし、ログインキーとともにカード一覧を要求する(ステップS901)。サーバ4は、管理携帯端末200から受信したログインキーが有効であるか否かを確認し(ステップS902、903)、ログインキーが無効の場合は(ステップS903;NO)、携帯端末3にログインキーが無効である旨のエラー通知を送信し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS904)。ログインキーが有効である場合は(ステップS903;YES)、サーバ4はユーザ管理DB47を参照してログインキーからグループIDを算出し、グループIDに紐づけられているカードIDの一覧と持出状況を取得して要求元の管理携帯端末200に送信する(ステップS905)。管理携帯端末200は、サーバ4のカード一覧を取得できる(ステップS906)。
管理携帯端末200において図15に示すようなポイントカードリスト表示画面70を表示させ、利用したいポイントカードを選択操作すると、管理携帯端末200は、サーバ4にログインキー及びカードIDを送信する(ステップS907、ステップS908)。サーバ4は、管理携帯端末200から受信したログインキーが有効であるか否かを確認し(ステップS909)、ログインキーが無効の場合は(ステップS909;NO)、管理携帯端末200にログインキーが無効である旨のエラー通知を送信し、認証を再度行ってログインキーを再取得するよう利用者に促す(ステップS910)。ログインキーが有効である場合は(ステップS909;YES)、更に、該当するカードIDの持出状況を参照して、他の携帯端末3に持出されているか否かを確認する(ステップS911)。持出中であれば(ステップS911;NO)、持出しを不許可とし、管理携帯端末200に他の携帯端末3に持出されている旨のエラーを送信し、利用者に通知する(ステップS910)。使用可であれば(ステップS911;YES)、持出しを許可して、ポイントカード管理DBの持出状況を「持出中」に変更する(ステップS912)。また、サーバ4は、持出しを許可する旨の応答、及び当該仮想ポイントカードの情報を管理携帯端末200に通知する(ステップS913)。管理携帯端末200は持出カードリストにカードIDを追加する(ステップS913)。
管理携帯端末200の持出状況は、管理携帯端末200がサーバ4へアクセスした際に最新の情報に更新される(ステップS914)。
以上説明したように、第3の実施の形態の仮想ポイントカードシステム1によれば、ポイントカード管理プログラム(管理アプリ)及びポイントカード利用プログラム(利用アプリ)の双方を搭載した管理携帯端末3を用い、管理携帯端末3から直接サーバ4にアクセスしてリモートで持出処理、及び返却処理を可能とする。これにより、外出先からもグループの仮想ポイントカードの持出及び返却が可能となり、利便性を向上できる。
なお、第1〜第3の各実施の形態を組み合わせ、リモートで持出処理された仮想ポイントカードをポイントカード管理端末2に端末間通信によって返却するようにしてもよい。
その他、当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・仮想ポイントカードシステム
2・・・ポイントカード管理端末
20・・・管理アプリ
28・・・ユーザリスト
29・・・ポイントカードリスト
3・・・携帯端末
38・・・利用アプリ
39・・・持出カードリスト
4・・・サーバ
47・・・ユーザ管理データベース
48・・・ポイントカード管理データベース
49・・・加盟店管理データベース
5・・・店舗端末
55・・・端末間通信I/F
57・・・ICカードリーダ・ライタ
6・・・ネットワーク
7・・・端末間通信

Claims (16)

  1. 店舗端末にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバと、グループ毎に設置され、前記サーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードに関する情報を交信するポイントカード管理端末と、少なくとも前記ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末と、を備え、仮想ポイントカードを複数の利用者で共用可能とする仮想ポイントカードシステムであって、
    前記サーバは、
    複数の利用者をグループとして登録し、管理するユーザ管理データベースと、
    個人に対して発行された仮想ポイントカードを前記グループに対応付けて登録するとともに、グループ毎に各仮想ポイントカードの持出状況を管理するポイントカード管理データベースと、を備え、
    前記ポイントカード管理端末は、
    前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されると前記サーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信する持出要求送信手段を備え、
    前記サーバは、前記ポイントカード管理端末から前記持出要求を受信すると、前記ポイントカード管理データベースに管理されている持出状況を参照し、所定の条件が満たされている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定手段と、
    前記持出判定手段によって仮想ポイントカードの持出しが許可された場合、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を更新するとともに、要求元のポイントカード管理端末に持出しの許可または不許可の応答を通知する通知手段と、を備え、
    前記ポイントカード管理端末は、
    前記持出許可の応答を受信すると、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理手段を備え、
    前記サーバは、
    前記携帯端末に持出されている仮想ポイントカードについて、第2の所定条件を満たすと前記携帯端末に保持されている該当する仮想ポイントカードを使用不可とするとともに、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新するポイントカード返却手段、を備えることを特徴とする仮想ポイントカードシステム。
  2. 店舗端末にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバと、グループ毎に設置され、前記サーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードに関する情報を交信するポイントカード管理端末と、少なくとも前記ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末と、を備え、仮想ポイントカードを複数の利用者で共用可能とする仮想ポイントカードシステムであって、
    前記サーバは、
    複数の利用者をグループとして登録し、管理するユーザ管理データベースと、
    個人に対して発行された仮想ポイントカードを前記グループに対応付けて登録するとともに、グループ毎に各仮想ポイントカードの持出状況を管理するポイントカード管理データベースと、を備え、
    前記ポイントカード管理端末は、
    前記サーバから当該ポイントカード管理端末が管理するグループの仮想ポイントカードのリスト及び持出状況を受信して、当該ポイントカード管理端末内のローカル記憶部に記憶する記憶手段と、
    前記携帯端末と前記端末間通信機能を利用して通信接続されるとともに、持出要求操作が行われると、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードの持出状況を参照し、所定の条件が満たされている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定手段と、
    前記持出判定手段によって仮想ポイントカードの持出しが許可された場合、前記ローカル記憶部に記憶されている持出状況のうち該当する仮想ポイントカードの持出状況を更新するとともに、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記携帯端末に持出されている仮想ポイントカードについて、第2の所定条件を満たすと前記携帯端末に保持されている該当する仮想ポイントカードを使用不可とするとともに、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新するポイントカード返却手段、を備えることを特徴とする仮想ポイントカードシステム。
  3. 前記サーバが具備する前記ポイントカード返却手段は、
    前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されたポイントカード管理端末から、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新し、要求元のポイントカード管理端末に対して、更新された持出状況を通知するとともに、通信接続されている携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの情報の消去指示を送信させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想ポイントカードシステム。
  4. 前記携帯端末がネットワークを介して前記サーバへリモートアクセスするリモートアクセス機能を更に備え、
    前記サーバが具備する前記ポイントカード返却手段は、
    前記リモートアクセス機能を利用して前記携帯端末からリモートアクセスされ、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新するとともに、要求元の携帯端末に持出されている仮想ポイントカード情報の消去指示を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想ポイントカードシステム。
  5. 店舗にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバと、グループ毎に設置され、前記サーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードに関する情報を交信するポイントカード管理端末と、少なくとも前記ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末と、により、1つの仮想ポイントカードを前記グループの構成員である利用者間で共用可能とする仮想ポイントカードの管理方法であって、
    前記ポイントカード管理端末が前記サーバにアクセスし、一のグループをユーザ管理データベースに登録するグループ登録ステップと、
    前記ポイントカード管理端末が前記サーバにアクセスし、前記グループの構成員を前記ユーザ管理データベースに登録されているグループと対応付けて登録するグループ構成員登録ステップと、
    前記サーバは、前記店舗により個人に対して発行された仮想ポイントカードを前記グループに対応付けてポイントカード管理データベースに登録するポイントカード追加ステップと、
    前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されたポイントカード管理端末が前記サーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信するポイントカード持出要求送信ステップと、
    前記サーバまたは前記ポイントカード管理端末が、前記ポイントカード管理データベースにて管理される持出状況を参照し、所定の条件が満たされている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可するポイントカード持出判定ステップと、
    仮想ポイントカードの持出が許可されると、前記サーバ及び前記ポイントカード管理端末は前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を更新するとともに、要求元のポイントカード管理端末は通信接続されている携帯端末に仮想ポイントカードの情報を送信するポイントカード持出処理ステップと、
    前記サーバは、前記携帯端末に持出されている仮想ポイントカードについて、第2の所定条件を満たすと前記携帯端末に保持されている該当する仮想ポイントカードを使用不可とするとともに、前記ポイントカード管理データベースの該当する仮想ポイントカードの持出状況を「使用可」に更新するポイントカード返却ステップと、
    を含む処理を行うことを特徴とする仮想ポイントカードの管理方法。
  6. 前記ポイントカード返却ステップにおいて前記サーバは、
    前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続されたポイントカード管理端末から当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新し、要求元のポイントカード管理端末に対して、更新された持出状況を通知するとともに、通信接続されている携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの情報の消去指示を送信させることを特徴とする請求項5に記載の仮想ポイントカードの管理方法。
  7. 前記携帯端末がネットワークを介して前記サーバへリモートアクセスするリモートアクセス機能を備えている場合は、
    前記ポイントカード返却ステップにおいて前記サーバは、
    前記リモートアクセス機能を利用して前記携帯端末からリモートアクセスされ、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を受信すると、前記返却要求に従って、該当する仮想ポイントカードの持出状況について前記ポイントカード管理データベースを更新するとともに、要求元の携帯端末に持出されている仮想ポイントカード情報の消去指示を送信することを特徴とする請求項5に記載の仮想ポイントカードの管理方法。
  8. 店舗端末にて発行される仮想ポイントカードの情報を管理するサーバとの間でネットワークを介して仮想ポイントカードの情報を交信するとともに、少なくとも携帯端末との端末間通信機能を備えたポイントカード管理端末であって、
    前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続された状態で前記サーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信する持出要求送信手段と、
    前記仮想ポイントカードの持出が許可されると、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理手段と、を備え、
    当該ポイントカード管理端末が、前記サーバから該当する仮想ポイントカードの持出状況を取得し、既にいずれかの携帯端末に持出されている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持出されていない場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定手段を更に備えることを特徴とするポイントカード管理端末。
  9. 前記端末間通信機能を利用して前記携帯端末と通信接続された状態で前記サーバにアクセスし、当該携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの返却要求を送信する返却要求送信手段と、
    前記返却要求に従って、前記サーバにより更新された仮想ポイントカードの持出状況を取得するとともに、通信接続されている携帯端末に持出されている仮想ポイントカードの情報の消去指示を送信する返却処理手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項8に記載のポイントカード管理端末。
  10. 当該ポイントカード管理端末が管理するグループの仮想ポイントカードのリスト、及び利用者のリストを前記サーバから受信して、当該ポイントカード管理端末内のローカル記憶部に記憶する記憶手段と、
    前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのリストを表示する表示手段と、を備え、
    前記仮想ポイントカードのリストから仮想ポイントカードが選択された状態で、前記携帯端末との端末間通信接続が行われた際に、前記持出要求送信手段が前記サーバに対して選択された仮想ポイントカードの持出要求を送信することを特徴とする請求項8に記載のポイントカード管理端末。
  11. ポイントカード管理端末との端末間通信機能を備えた携帯端末であって、
    前記端末間通信機能を利用して前記ポイントカード管理端末と通信接続すると、前記ポイントカード管理端末から送信される指示に従って当該携帯端末の利用者を特定する識別情報を送信する識別情報送信手段と、
    前記ポイントカード管理端末から仮想ポイントカードの情報が前記端末間通信機能により送信されると、持出カードとして携帯端末内のローカル記憶部に記憶する持出カード記憶手段と、
    前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち選択された仮想ポイントカードを店舗端末にて利用可能な状態とするカード利用処理手段と、
    を備え、
    前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち指定された仮想ポイントカードの返却要求を送信する際に操作される操作手段を更に備え、
    前記操作手段が操作されると、前記指定された仮想ポイントカードの返却要求を前記端末間通信機能を用いて接続されているポイントカード管理端末に対して送信する返却要求送信手段を更に備えることを特徴とする携帯端末。
  12. ネットワークを介してサーバへリモートアクセスするリモートアクセス機能を更に備え、
    前記リモートアクセス機能を利用して前記サーバにアクセスし、前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち指定されたカードの返却要求を送信するリモート返却要求送信手段と、
    前記指定された仮想ポイントカードの情報を前記ローカル記憶部から消去する消去手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  13. 前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち、使用する仮想ポイントカードが選択されると、選択された仮想ポイントカードについて店舗端末で読み取り可能なコード情報を生成し、表示するコード表示手段を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  14. 前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち、使用する仮想ポイントカードが選択されると、店舗端末との通信機能を起動し、選択された仮想ポイントカードの情報の通信を開始可能な状態とする通信起動手段を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の携帯端末。
  15. コンピュータにより読み取り可能な形式で記述されたポイントカード管理プログラムであって、
    端末間通信機能を利用して携帯端末と通信接続された状態でサーバにアクセスし、仮想ポイントカードの持出要求を送信する持出要求送信ステップと、
    前記仮想ポイントカードの持出が許可されると、通信接続されている携帯端末に該当する仮想ポイントカードの情報を送信する持出処理ステップと、
    を含み、
    当該コンピュータが、前記サーバから該当する仮想ポイントカードの持出状況を取得し、既にいずれかの携帯端末に持出されている場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを不許可とし、持出されていない場合は、当該仮想ポイントカードの持出しを許可する持出判定ステップを更に含む処理を当該コンピュータに実行させるためのポイントカード管理プログラム。
  16. コンピュータにより読み取り可能な形式で記述されたポイントカード利用プログラムであって、
    端末間通信機能を利用してポイントカード管理端末と通信接続すると、前記ポイントカード管理端末から送信される指示に従って当該コンピュータの識別情報を送信する識別情報送信ステップと、
    前記ポイントカード管理端末から仮想ポイントカードの情報が前記通信機能により送信されると、持出カードとして当該コンピュータ内のローカル記憶部に記憶する持出カード記憶ステップと、
    前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち選択された仮想ポイントカードを店舗端末にて利用可能な状態とするカード利用処理ステップと、
    を含み、
    前記ローカル記憶部に記憶されている仮想ポイントカードのうち指定された仮想ポイントカードの返却要求を送信する際に操作される操作ステップを更に含み、
    前記操作ステップが操作されると、前記指定された仮想ポイントカードの返却要求を前記端末間通信機能を用いて接続されているポイントカード管理端末に対して送信する返却要求送信ステップを更に含む処理を当該コンピュータに実行させるためのポイントカード利用プログラム。
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