JP6607027B2 - セパレータ付き電極の製造装置、及びセパレータ付き電極の製造方法 - Google Patents

セパレータ付き電極の製造装置、及びセパレータ付き電極の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、セパレータ付き電極の製造装置、及びセパレータ付き電極の製造方法に関する。
特許文献1に記載されているように、シート状の電極をセパレータに収容する装置が知られている。この装置は、正極を搬送するコンベアと、コンベア上の正極を撮像する撮像カメラと、コンベア上の正極を吸着して搬送する吸着搬送部と、シート状のセパレータを正極の両面に供給する回転搬送部と、セパレータの各辺を溶着する溶着機と、を備えている。この装置では、所定位置でコンベアが停止され、撮像カメラによって撮像された画像から正極の位置が認識され、吸着搬送部による吸着位置が設定される。
特開2012−221706号公報
特許文献1に記載の装置では、撮像カメラによって撮像された画像から正極の位置を認識しているので、電極の全体を撮像する必要がある。しかし、コンベアで電極を搬送する場合、電極の位置がずれることがある。このため、電極の位置ずれを予め考慮して、撮像カメラによる撮像範囲(撮像カメラの画角)をなるべく広く設定する必要がある。一方、撮像された画像に基づいて、電極の状態を検査する場合には、撮像範囲が広く設定されるほど、検査精度が低下するおそれがある。
本発明は、電極の検査精度を向上可能なセパレータ付き電極の製造装置及びセパレータ付き電極の製造方法を提供する。
本発明の一側面に係るセパレータ付き電極の製造装置は、セパレータ間に電極が収容されたセパレータ付き電極を製造する製造装置である。この製造装置は、セパレータを構成するシート状のセパレータ部材を搬送する搬送部と、電極をセパレータ部材の搬送方向に沿って移動させることによって、電極をセパレータ部材上に供給する供給部と、供給部から供給される電極を撮像により検査する検査部と、を備える。供給部は、電極に接触しつつ電極を支持する支持部と、搬送方向に沿うように支持部に並設されたガイド部と、支持部によって支持された電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させる移動部と、を備える。検査部は、移動部によってガイド部に接触させられた状態の電極を検査する。
本発明の別の側面に係るセパレータ付き電極の製造方法は、セパレータ間に電極が収容されたセパレータ付き電極を製造する製造方法である。この製造方法は、セパレータを構成するシート状のセパレータ部材を搬送する搬送ステップと、電極をセパレータ部材の搬送方向に沿って移動させることによって、電極をセパレータ部材上に供給する供給ステップと、供給ステップにおいて供給される電極を撮像により検査する検査ステップと、を備える。供給ステップにおいては、電極に接触する支持部によって電極を支持すると共に、電極を搬送方向に沿って延びるガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させ、検査ステップにおいては、供給ステップにおいてガイド部に接触させられた状態の電極を検査する。
これらのセパレータ付き電極の製造装置及び製造方法によれば、電極は、支持部に接触しつつ支持されると共に、ガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動されて、セパレータ部材上に供給される。したがって、電極の供給に際して、ガイド部を基準として、セパレータ部材の搬送方向に直交する方向における電極の位置決めがなされる。そして、位置決めがなされた状態の電極が撮像により検査される。電極を撮像した画像に基づいて、電極の検査を行う場合、電極の全体を撮像するように撮像範囲が調整される。これらの製造装置及び製造方法では、搬送方向に直交する方向において、電極が位置決めされているので、撮像範囲を必要以上に広くする必要がなく、撮像された画像において電極が占める割合を大きくすることができる。その結果、電極の検査精度を向上することが可能となる。
検査部は、電極の第1面を撮像する第1撮像部と、電極の第1面とは反対側の第2面を撮像する第2撮像部と、第1撮像部によって撮像された第1面の画像である第1画像及び第2撮像部によって撮像された第2面の画像である第2画像に基づいて電極の状態を検査する制御部と、を備えてもよい。この場合、電極の両面の状態を検査することができ、電極の検査精度をさらに向上することが可能となる。
第2撮像部は、第1撮像部よりも搬送方向の下流に配置されてもよい。制御部は、第1画像に基づいて、第2撮像部の撮像タイミングを制御してもよい。この場合、例えば、電極以外の部分が第2撮像部によって撮像されることを抑制することができ、制御部による画像処理の負荷を低減することが可能となる。
搬送部は、セパレータを構成するシート状の他のセパレータ部材を、セパレータ部材と他のセパレータ部材との間に電極が位置するように搬送してもよい。本発明のさらに別の側面に係るセパレータ付き電極の製造装置は、搬送部により搬送されるセパレータ部材及び他のセパレータ部材を搬送方向と交差する方向に沿って互いに溶着して第1溶着領域を形成する第1溶着部をさらに備えてもよい。制御部は、第1画像又は第2画像に基づいて、第1溶着部の溶着タイミングを制御してもよい。例えば、制御部は、第1画像又は第2画像に基づいて、搬送方向における電極の先端の位置を認識することができる。このため、電極の先端の位置に合わせて第1溶着領域を形成するように、第1溶着部の溶着タイミングを制御することができる。これにより、セパレータ部材の搬送速度よりも電極の供給速度が遅い場合でも、電極に対して第1溶着領域を精度よく形成することが可能となる。
本発明のさらに別の側面に係るセパレータ付き電極の製造装置は、セパレータ部材及び他のセパレータ部材の搬送方向に沿った縁部を互いに溶着して第2溶着領域を形成する第2溶着部をさらに備えてもよい。制御部は、第1画像又は第2画像に基づいて、第2溶着部の溶着タイミングを制御してもよい。例えば、制御部は、第1画像又は第2画像に基づいて、搬送方向における電極の先端の位置を認識することができる。このため、電極の先端の位置を基準として第2溶着領域を形成するように、第2溶着部の溶着タイミングを制御することができる。これにより、セパレータ部材の搬送速度よりも電極の供給速度が遅い場合でも、電極に対して第2溶着領域を精度よく形成することが可能となる。
供給部は、回転軸の周りに回転する複数のローラを有してもよい。ローラは、搬送方向に沿って配列されてもよい。支持部は、ローラの外周面により構成されてもよい。回転軸は、回転軸の周りにローラが回転したときに外周面上の電極に対してガイド部に向かう方向に力が加わるように傾斜してもよい。移動部は、ローラにより構成され、ローラを回転させることによって電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させてもよい。この場合、ローラの外周面と電極との間の摩擦力を利用して、電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように電極の位置決めを行うことが可能となる。
供給部は、搬送方向に交差する回転軸の周りに回転する複数のローラを有してもよい。ローラは、搬送方向に沿って配列されてもよい。ローラの外周面には、回転軸を中心としてローラを回るように延びる螺旋状の凸部が設けられてもよい。支持部は、凸部の頂面により構成されてもよい。移動部は、ローラにより構成され、ローラの回転に伴って凸部を回転させることによって、電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させてもよい。この場合、回転する螺旋状の凸部の頂面と電極との間の摩擦力を利用して、電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように電極の位置決めを行うことが可能となる。
供給部は、搬送方向に交差すると共に鉛直成分を含む所定方向に傾斜し、所定方向に沿った回転軸の周りに回転する複数のローラを有してもよい。ローラは、搬送方向に沿って配列されてもよい。支持部は、ローラの外周面により構成されると共に、ガイド部よりも鉛直上側において電極を支持してもよい。移動部は、ローラにより構成され、ローラを回転させることによって電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させてもよい。この場合、回転するローラの外周面と電極との間の摩擦力、及び電極に加わる重力の所定方向に沿った成分を利用して、電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように電極の位置決めを行うことが可能となる。
供給部は、搬送方向に交差する回転軸の周りに回転する複数のローラと、電極をガイド部に当接させる規制部と、を有してもよい。ローラは、搬送方向に沿って配列されてもよい。移動部は、ローラ及び規制部により構成され、ローラを回転させるとともに規制部を搬送方向に沿った電極の移動に合わせて搬送方向に移動させることによって、電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させてもよい。この場合、回転するローラの外周面と電極との間の摩擦力、及び規制部による電極のガイド部への突き当てを利用して、電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように電極の位置決めを行うことが可能となる。
ガイド部における電極との接触部分は、電極の移動の速度に応じた速度で移動可能に構成されてもよい。電極をガイド部に接触させながら搬送方向に沿って移動させた場合、電極とガイド部との間の摩擦力等によって、電極が損傷(例えば粉落ち)することがある。ガイド部における電極と接触する部分が、電極の移動速度に応じた速度で移動するので、電極とガイド部との間の摩擦力等を低減することができる。これにより、電極がガイド部に擦れて損傷することを抑制することが可能となる。
ガイド部は、電極に接触するベルトと、ベルトを駆動させることにより接触部分を電極の移動の速度に応じた速度で移動させる駆動部と、を有してもよい。この場合、例えばガイド部を複数のローラ等で構成する場合と比較して、接触部分の面積を大きくすることができる。このため、ガイド部から電極への反力が分散され、電極の損傷を抑制することが可能となる。
本発明によれば、電極の検査精度を向上することができる。
セパレータ付き正極を備える蓄電装置の断面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 セパレータ付き正極を模式的に示す図である。 実施形態に係る製造装置を示す概略図である。 図4に示された供給部を示す図である。 正極が供給される様子を示す図である。 供給部の第1変形例を示す図である。 供給部の第2変形例を示す図である。 供給部の第3変形例を示す図である。 ガイド部の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1は、セパレータ付き正極を備える蓄電装置の断面図である。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置1は、例えばリチウムイオン二次電池といった車載用の非水電解質二次電池として構成されている。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状をなす中空のケース2と、ケース2内に収容された電極組立体3とを備えている。ケース2は、例えばアルミニウム等の金属によって形成されている。ケース2の内壁面上には、絶縁フィルム(図示せず)が設けられる。ケース2の内部には、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。電極組立体3では、後述する正極11の正極活物質層15、負極12の負極活物質層18、及びセパレータ13が多孔質をなしており、その空孔内に、電解液が含浸されている。ケース2の上面部には、正極端子5と負極端子6とが互いに離間して配置されている。正極端子5は、絶縁リング7を介してケース2に固定され、負極端子6は、絶縁リング8を介してケース2に固定されている。
電極組立体3は、正極(電極)11と、負極12と、正極11と負極12との間に配置された袋状のセパレータ13とによって構成されている。セパレータ13内には、例えば正極11が収容される。セパレータ13内に正極11が収容された状態で、正極11と負極12とがセパレータ13を介して交互に積層され、図示省略されたテープ等により固定されている。つまり、電極組立体3は、袋状のセパレータ13に正極11を収容することにより構成されるセパレータ付き正極(セパレータ付き電極)10を有している。
一例として、電極組立体3は、セパレータ付き正極10及び負極12の下端(正極端子5及び負極端子6と反対側の端部)がケース2の底面に接触するように、ケース2内に収容されている。ケース2の内面上には、絶縁部材(不図示)が配置されている。したがって、この場合には、セパレータ付き正極10及び負極12の下端は、絶縁部材を介してケース2の底面に当接する。ただし、セパレータ付き正極10及び負極12の下端とケース2の底面との間には、絶縁部材が占める空間以外に微小な隙間が形成されていてもよい。
図3は、セパレータ付き正極を模式的に示す図である。図1〜3に示されるように、正極11は、例えばアルミニウム箔からなる金属箔14と、金属箔14の両面に形成された正極活物質層15と、を有している。正極11の金属箔14は、本体部14aとタブ14bとを有する。本体部14aは、矩形状である。本体部14aは、下端部14x、下端部14xの反対側の上端部14y、及び、下端部14xと上端部14yとを互いに接続する一対の側端部14r,14pを含む。側端部14r,14pは、下端部14x及び上端部14yに交差する。タブ14bは、正極端子5の位置に対応するように本体部14aの上端部14yから突出している。タブ14bは、矩形状である。
正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成されている多孔質の層である。正極活物質層15は、本体部14aの両面において、少なくとも下端部14x及び上端部14yの間の中央部分に正極活物質が担持されて形成されている。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。一例として、ここでは、タブ14bには、正極活物質が担持されていない。ただし、タブ14bにおける本体部14a側の基端部分には、正極活物質が担持されている場合もある。タブ14bは、本体部14aの上端部14yから上方に延び、導電部材16を介して正極端子5に接続されている。
負極12は、例えば銅箔からなる金属箔17と、金属箔17の両面に形成された負極活物質層18と、を有している。負極12の金属箔17は、本体部17aとタブ17bとを有する。本体部17aは、矩形状である。本体部17aは、下端部、下端部の反対側の上端部、及び、下端部と上端部とを互いに接続する一対の側端部を含む。タブ17bは、負極端子6の位置に対応するように本体部17aの一端部から突出している。タブ17bは、矩形状である。
負極活物質層18は、本体部17aの両面において、少なくとも下端部及び上端部の間の中央部分に負極活物質が担持されて形成されている。負極活物質層18は、負極活物質とバインダとを含んで形成されている多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。一例として、ここでは、タブ17bには、負極活物質が担持されていない。ただし、タブ17bにおける本体部17a側の基端部分には、負極活物質が担持されている場合もある。タブ17bは、本体部17aの上端部から上方に延び、導電部材19を介して負極端子6に接続されている。
セパレータ13は、一例として、正極11を内部に収容している。セパレータ13は、正極11及び負極12の積層方向からみて矩形状である。セパレータ13は、一対の長尺シート状のセパレータ部材を互いに溶着して袋状に形成される。具体的には、セパレータ13は、セパレータ部材を互いに溶着して形成される第1溶着領域W1、第2溶着領域W2、第3溶着領域W3、及び第4溶着領域W4によって外縁が規定される袋状である。なお、図3においては、説明のために第1溶着領域W1〜第4溶着領域W4に網掛けを施している。
第1溶着領域W1は、本体部14aの側端部14rに対向すると共に側端部14rに沿って延びる領域である。第3溶着領域W3は、本体部14aの側端部14pに対向すると共に側端部14pに沿って延びる領域である。第2溶着領域W2は、本体部14aの下端部14xに対向すると共に下端部14xに沿って延びる領域である。第4溶着領域W4は、本体部14aの上端部14yに対向すると共に上端部14yに沿って延びる領域である。第1溶着領域W1〜第4溶着領域W4は、矩形環状となるように互いに接続されている。第4溶着領域W4には、非溶着領域W5が介在されている。
つまり、セパレータ13は、非溶着領域W5において閉じられていない。セパレータ13においては、非溶着領域W5を介して、タブ14bが突出している。セパレータ13の形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。なお、セパレータ13内で正極11のずれが生じない範囲において、第1溶着領域W1〜第4溶着領域W4が間欠的に形成されてもよい。
続いて、蓄電装置1の製造方法の主な工程について説明する。まず、混練工程が実施される。混練工程においては、活物質層の主成分である活物質粒子と、バインダ及び導電助剤などの粒子とを混練機内の溶媒中で混練し、各粒子の分散性がよい電極合剤を製造する。バインダは、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド等のイミド系樹脂、又はアルコキシシリル基含有樹脂であってもよい。溶媒は、例えばNMP(N−メチルピロリドン)、メタノール、メチルイソブチルケトン等の有機溶媒であってもよく、水であってもよい。導電助剤は例えば、アセチレンブラック、又はカーボンブラック及びグラファイトなどの炭素系材料である。
次に、塗工工程が実施される。塗工工程では、ロール状に巻かれた帯状の金属箔を繰り出し、その金属箔の表面に、電極合剤を間欠的または連続的に塗布する。電極合剤が塗布された金属箔は、電極合剤の塗布の直後に乾燥炉内を通過する。これにより、電極合剤に含まれる溶媒が乾燥されて除去されると共に、樹脂からなるバインダが活物質粒子同士を結合する。これにより、活物質粒子の間に微細な間隙(空孔)を有する活物質層が形成される。
次いで、プレス工程が実施される。プレス工程では、帯状の金属箔の表面に形成された活物質層をロールにより所定の圧力でプレスする。これにより、活物質層が圧縮され、活物質の密度が適切な値に高められる。
次いで、減圧乾燥工程が実施される。ここでは、活物質層が形成された帯状の金属箔を、真空乾燥炉内に収容して減圧高温化にて乾燥する。これにより、活物質層に残留するわずかな溶媒を除去する。次いで、打ち抜き工程が実施される。打ち抜き工程では、打ち抜き機を用いて、活物質層が形成された金属箔を所定の形状に打ち抜くことで、上記の正極11及び負極12を形成する。
次いで、外観検査工程が実施される。外観検査工程では、活物質層の表面状態をカメラ等で確認し、良品及び不良品の判定を行う。このとき、セパレータ13に対する正極11の位置決めが行われた状態でカメラ等による撮像が行われる。次いで、正極11については、電極収容工程が実施される。電極収容工程では、一対の長尺シート状のセパレータ部材から矩形袋状のセパレータ13を形成しつつ、当該セパレータ13に正極11を収容することで、セパレータ付き正極10を製造する。外観検査工程及び電極収容工程の詳細は後述する。
次いで、積層工程が実施される。積層工程では、セパレータ付き正極10及び負極12を交互に順次積層する。次いで、組み立て工程が実施される。組み立て工程では、セパレータ13を介して正極11と負極12とが積層された積層体を、外周にテープを貼り付けることで一体化する。これにより、電極組立体3を得る。そして、正極11のタブ14b及び負極12のタブ17bに、導電部材16及び導電部材19をそれぞれ溶接する。
なお、セパレータ付き正極10と負極12とは、互いに略等しい形状及び大きさを有している。すなわち、負極12の幅及び高さとセパレータ付き正極10の幅及び高さとは、互いに略等しい。したがって、正極11の本体部14aの幅及び高さは、負極12の本体部17aの幅及び高さより若干小さくなっている。
引き続いて、図4〜図6を参照して、セパレータ付き電極の製造装置、並びに上記の外観検査工程及び電極収容工程について詳細に説明する。図4〜図6には、直交座標系Sが示されている。直交座標系SのX方向及びY方向は水平方向を示し、Z方向は鉛直方向を示す。外観検査工程及び電極収容工程は、ここでは、正極11を袋状のセパレータ13に収容することによりセパレータ付き正極10を製造するセパレータ付き電極の製造方法である。この製造方法は、製造装置20により実施される。つまり、製造装置20は、袋状のセパレータ13に正極11を収容することによりセパレータ付き正極10を製造するセパレータ付き電極の製造装置である。
まず、製造装置20の概略について説明する。製造装置20は、互いに対向する一対のガイドローラ21と、第1ヒータローラ(第1溶着部)22と、第2ヒータローラ23(第2溶着部)と、互いに対向する一対の搬送ローラ(搬送部)24と、切断部25と、供給部30と、検査部50と、を備える。供給部30、検査部50、ガイドローラ21、第1ヒータローラ22、第2ヒータローラ23、搬送ローラ24、及び、切断部25は、X方向に沿って順に配列されている。また、ガイドローラ21、第1ヒータローラ22、第2ヒータローラ23、及び、搬送ローラ24の回転軸は、Y方向に沿っている。
ここでは、袋状のセパレータ13を構成する(セパレータ13の元になる)長尺シート状の一対のセパレータ部材13a,13bが用意される。セパレータ部材13a,13bは、それぞれ、図示しない原反ロールから繰り出されると共に搬送ローラ24によって、その長手方向に沿って搬送される。その際、セパレータ部材13a,13bは、ガイドローラ21によりガイドされ、X方向に沿うように互いに略平行に搬送される。したがって、ここでは、セパレータ部材13a,13bの搬送方向は水平方向に沿っている。この場合、セパレータ部材13a,13bの長手方向がX方向に沿っており、短手方向がY方向に沿っており、厚さ方向がZ方向に沿っている。つまり、セパレータ部材13a,13bは、少なくともガイドローラ21よりも下流において、水平面に沿っている。
引き続いて、製造装置20の各部の詳細について説明する。搬送ローラ24は、円柱状であり、第2ヒータローラ23と切断部25との間に配置されている。搬送ローラ24は、上述したように、一対のセパレータ部材13a,13bを長手方向に沿ったX方向(以下、「セパレータ部材13a,13bの搬送方向」又は単に「搬送方向」という場合がある。)に搬送する。より具体的には、搬送ローラ24は、図示しない駆動源によって、セパレータ部材13a,13bを挟み込みながら矢印方向に回転することにより、セパレータ部材13a,13bを搬送方向に搬送する。
供給部30は、正極11をセパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って移動させることによって、搬送ローラ24により搬送されているセパレータ部材13a,13bの間に正極11を供給する。供給部30は、セパレータ部材13a,13bの搬送速度と同じ速度で、正極11を搬送方向に沿って移動させてもよく、セパレータ部材13a,13bの搬送速度と異なる速度で、正極11を搬送方向に沿って移動させてもよい。なお、正極11は、前工程で製造され、供給部30に供給される。供給部30の詳細については後述する。供給部30によって供給される正極11の上側の面を上面11a(第1面)とし、上面11aの反対側の面を下面11b(第2面)とする。
検査部50は、供給部30からセパレータ部材13a,13bの間に供給される正極11を撮像により検査する。検査部50は、例えば、正極11の表面の傷及び異物の有無を確認し、傷及び異物がある場合に、正極11を不良品と判定する。検査部50は、第1撮像部51と、第2撮像部52と、制御部53と、を含む。
第1撮像部51は、供給部30の出口部30aの上方に設けられ、正極11の上側から正極11の上面11aを所定のサンプリング間隔で撮像する。第1撮像部51は、例えば、ラインカメラである。第1撮像部51は、Y方向に沿うようにライン状に設けられている。第2撮像部52は、第1撮像部51よりも搬送方向の下流に配置され、供給部30の出口部30aとガイドローラ21との間において、正極11の下方に設けられている。第2撮像部52は、正極11の下側から正極11の下面11bを所定のサンプリング間隔で撮像する。第2撮像部52は、例えば、ラインカメラである。第2撮像部52は、Y方向に沿うようにライン状に設けられている。第1撮像部51及び第2撮像部52は、撮像した画像を制御部53に出力する。
制御部53は、第1撮像部51及び第2撮像部52によって撮像された画像に基づいて所定の制御を行う。制御部53は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を含むコントローラである。制御部53は、例えば、第1撮像部51及び第2撮像部52によって撮像された画像に基づいて正極11を検査する。具体的には、制御部53は、第1撮像部51によって撮像された画像(第1画像)に基づいて、正極11の上面11aの状態を確認し、第2撮像部52によって撮像された画像(第2画像)に基づいて、正極11の下面11bの状態を確認する。より具体的には、制御部53は、第1撮像部51によって撮像された画像に基づいて、正極11の上面11a上の傷及び異物の有無を確認する。また、制御部53は、第2撮像部52によって撮像された画像に基づいて、正極11の下面11b上の傷及び異物の有無を確認する。
制御部53は、第1撮像部51によって撮像された画像に基づいて、搬送方向における正極11の先端(側端部14r)の位置を認識し、第2撮像部52の撮像タイミングを制御してもよい。このタイミングは、正極11の先端を含む画像が第1撮像部51によって撮像されたタイミングと、正極11が搬送方向(X方向)に沿って移動する速度と、第1撮像部51と第2撮像部52との搬送方向に沿った距離と、によって算出され得る。
さらに、制御部53は、第1撮像部51及び第2撮像部52によって撮像された画像の少なくともいずれかに基づいて、搬送方向における正極11の先端(側端部14r)の位置を認識し、第1ヒータローラ22の溶着位置(溶着タイミング)を制御してもよい。第1溶着領域W1を形成するための溶着タイミングは、正極11の先端を含む画像が第1撮像部51又は第2撮像部52によって撮像されたタイミングと、正極11が搬送方向に沿って移動する速度と、第1撮像部51又は第2撮像部52と第1ヒータローラ22との搬送方向に沿った距離と、によって決定され得る。第3溶着領域W3を形成するための溶着タイミングは、第1溶着領域W1の形成位置と、セパレータ部材13a,13bの搬送速度と、正極11の下端部14xの長さと、によって決定され得る。
同様に、制御部53は、第1撮像部51及び第2撮像部52によって撮像された画像の少なくともいずれかに基づいて、正極11の先端(側端部14r)の位置を認識し、第2ヒータローラ23の溶着位置(溶着タイミング)を制御してもよい。第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4を形成するための溶着タイミングは、正極11の先端を含む画像が第1撮像部51又は第2撮像部52によって撮像されたタイミングと、正極11が搬送方向に沿って移動する速度と、第1撮像部51又は第2撮像部52と第1ヒータローラ22との搬送方向に沿った距離と、セパレータ部材13a,13bの搬送速度と、第1ヒータローラ22と第2ヒータローラ23との搬送方向に沿った距離と、によって決定され得る。
さらに、制御部53は、第1撮像部51及び第2撮像部52によって撮像された画像の少なくともいずれかに基づいて、正極11の先端(側端部14r)の位置を認識し、切断部25の切断位置(切断タイミング)を制御してもよい。このタイミングは、正極11の先端を含む画像が第1撮像部51又は第2撮像部52によって撮像されたタイミングと、正極11が搬送方向に沿って移動する速度と、第1撮像部51又は第2撮像部52と第1ヒータローラ22との搬送方向に沿った距離と、セパレータ部材13a,13bの搬送速度と、第1ヒータローラ22と切断部25との搬送方向に沿った距離と、によって決定され得る。
第1ヒータローラ22は、ガイドローラ21と第2ヒータローラ23との間に配置されている。第1ヒータローラ22は、互いに対向する一対の円柱状のローラ22a,22bを含む。ローラ22a,22bは、搬送ローラ24とは独立した駆動源によって回転駆動される。この場合、ローラ22a,22bの回転速度は、基本的に、搬送ローラ24によるセパレータ部材13a,13bの搬送速度に合わせられる。また、この場合には、ローラ22a,22bの回転数を制御することによって、その溶着位置を調整することも可能となる。ただし、ローラ22a,22bは、セパレータ部材13a,13bが搬送ローラ24によって搬送されるのに伴って回転してもよい。
第1ヒータローラ22は、搬送ローラ24により搬送されているセパレータ部材13a,13bを、セパレータ部材13a,13bの短手方向に沿って互いに溶着する。これにより、第1ヒータローラ22は、セパレータ部材13a,13bの短手方向に延びる第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3を形成する。
第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3は、一例として、次のように形成される。すなわち、例えば、ローラ22aは、その回転軸方向に延びる凸部と、ローラ22aの内部にヒータと、を有する。そして、ヒータにより熱せられたローラ22aの凸部の頂面と、ローラ22bの外周面との間にセパレータ部材13a,13bを挟みながらローラ22a,22bが矢印方向に回転する。これにより、ローラ22aの外周の長さに応じた間隔でセパレータ部材13aとセパレータ部材13bとが溶着される。なお、ローラ22bも、ローラ22bの内部にヒータを含んでもよく、ローラ22aとローラ22bとの両方が加熱してもよい。
これにより、セパレータ部材13a,13bの長手方向に互いに離間して交互に配列された複数の第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3が形成される。なお、ここでは、便宜的に、後述するようにセパレータ部材13a,13bに対して特定の正極11が供給された場合に、その特定の正極11の側端部14r側に位置する溶着領域を第1溶着領域W1と称し、側端部14p側に位置する溶着領域を第3溶着領域W3と称する。したがって、ここでは、第1溶着領域W1と第3溶着領域W3とは同一の領域となる場合があり、着目する正極11との位置関係に応じて呼称が変更される。
第2ヒータローラ23は、第1ヒータローラ22よりも搬送方向の下流に配置され、第1ヒータローラ22と搬送ローラ24との間に配置されている。第2ヒータローラ23は、互いに対向する一対の円柱状のローラ23a,23bを含む。ローラ23a,23bは、搬送ローラ24とは独立した駆動源によって回転駆動される。ただし、ローラ23a,23bは、セパレータ部材13a,13bが搬送ローラ24によって搬送されるのに伴って回転してもよい。
第2ヒータローラ23は、搬送ローラ24により搬送されているセパレータ部材13a,13bを、その短手方向における(搬送方向に沿った)一方の縁部E2において互いに溶着することにより、第2溶着領域W2を形成する。また、第2ヒータローラ23は、搬送ローラ24により搬送されているセパレータ部材13a,13bを、その短手方向における(搬送方向に沿った)他方の縁部E4において互いに溶着することにより、第4溶着領域W4を形成する。第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4は、セパレータ部材13a,13bの長手方向に沿って延びている。第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4は、一例として、次のように形成される。
すなわち、例えば、ローラ23aは、ローラ23aの周方向に沿って延びる第1凸部を有する。この第1凸部は、ローラ23aの周方向の全体にわたって延び、円環状となっている。すなわち、この第1凸部の始端と終端とは一致している。一方、ローラ23aは、ローラ23aの周方向に沿って延びる第2凸部を有する。この第2凸部は、ローラ23aの回転軸に沿って第1凸部から離間すると共に、第1凸部と略平行となっている。また、この第2凸部は、ローラ23aの周方向の全体にわたっていない。すなわち、第2凸部の始端と終端とは一致しておらず、それらの間に欠落部分が設けられる。さらに、ローラ23aは、ローラ23aの内部にヒータを有する。そして、ヒータにより熱せられたローラ23aの第1凸部及び第2凸部の頂面と、ローラ23bの外周面との間にセパレータ部材13a,13bを挟みながらローラ23a,23bが矢印方向に回転する。
これにより、セパレータ部材13aとセパレータ部材13bとが、縁部E2,E4において溶着され、第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4が形成される。また、第2凸部の欠落部分においてはセパレータ部材13aとセパレータ部材13bとが溶着されず、非溶着領域W5が形成される。非溶着領域W5からは、正極11のタブ14bが突出させられる。すなわち、第2凸部の欠落部分は、正極11のタブ14bに対応する位置に非溶着領域W5を形成するように設定される。なお、ローラ23bも、ローラ23bの内部にヒータを含んでもよく、ローラ23aとローラ23bとの両方が加熱してもよい。
切断部25は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向において、搬送ローラ24よりも下流に配置されている。切断部25は、固定刃25aと回転刃25bとを含む。切断部25は、搬送ローラ24により搬送されるセパレータ部材13a,13bを、固定刃25aと回転刃25bとにより挟むようにして切断する。切断部25は、第1溶着領域W1と第3溶着領域W3とのそれぞれにおいて、セパレータ部材13a,13bを切断する。これにより、個片化されたセパレータ付き正極10が得られる。なお、切断部25は、固定刃と回転刃とを用いた構成に限定されない。例えば、切断部25は、上下の軸のまわりにそれぞれ回転する一対のロータリー刃を用いたロータリーカッターであってもよく、熱による溶断を利用した構成であってもよい。
ここで、供給部30の詳細について説明する。供給部30は、複数のローラ31と、ガイド部40と、を含む。ローラ31は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って配列されている。ローラ31は、円柱状であり、一例として水平に保持されている。供給部30においては、ローラ31の外周面32により、正極11が支持される。換言すれば、ローラ31の外周面32は、正極11(下面11b)に接触しつつ正極11を支持する支持部である。
ローラ31は、水平面に沿った回転軸Axの周りに回転する駆動ローラである。駆動方式は、ベルト駆動方式であるが、例えばマグネット駆動方式であってもよい。回転軸Axは、搬送方向に対して傾斜している。より具体的には、回転軸Axは、ガイド部40側の一端部よりも反対側の他端部のほうが、セパレータ部材13a,13bの搬送方向の上流に位置するように傾斜している。換言すれば、回転軸Axは、回転軸Axの周りにローラ31が回転したときに、外周面32上の正極11に対してガイド部40に向かう方向に力fが加わるように傾斜している。
ガイド部40は、搬送方向に沿うようにローラ31(すなわち支持部)に並設されている。ガイド部40は、複数のローラ41と、ローラ41を回転可能に支持する支持体42とを含む。ローラ41は、例えば円柱状である。ローラ41は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って配列されている。ローラ41は、水平面に直交する回転軸を有している。より具体的には、ローラ41は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向からみて、ローラ31と略直角を成している。ローラ41は、例えば搬送方向に交差する方向(例えばY方向)からみて、ローラ31に重複している。換言すれば、ローラ41の外周面41sは、搬送方向に交差する方向からみて、ローラ31に重複する重複部41aを含む。
このように構成される供給部30は、次のように正極11をセパレータ部材13a,13b間に供給する。すなわち、前工程で製造された正極11は、正極11のタブ14bがガイド部40とは反対側に突出するように、ローラ31上に載置される。供給部30は、ローラ31の外周面32により、一定間隔で載置された正極11を支持した状態においてローラ31を回転させる(回転しているローラ31に正極11を載置する)。これにより、正極11は、ローラ31の回転に伴って外周面32との間の摩擦力によって移動させられる。
このとき、正極11は、ローラ31が回転軸Axの周りに回転することに応じて、水平面において回転軸Axと直交する方向Dに力を受け、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動するとともに、ガイド部40に向かって移動する。このため、正極11は、ガイド部40に接触しながらセパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動させられる。つまり、ローラ31は、回転することにより正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させる移動部である。このとき、正極11は、ガイド部40におけるローラ41の外周面41sに接触する。
上述したように、ローラ41は、支持体42により回転可能に支持されている。したがって、このとき、ローラ41の外周面41sと正極11との間の摩擦力によってローラ41が回転する。したがって、外周面41sと正極11との間の擦れが軽減される。
続いて、外観検査工程及び電極収容工程(セパレータ付き電極の製造方法)の一例について説明する。この製造方法においては、まず、搬送ローラ24により、セパレータ部材13a,13bを、セパレータ部材13a,13bの長手方向に沿った搬送方向(X方向)に搬送する(搬送ステップ)。このとき、セパレータ部材13a,13bは、水平面に沿っている。
続いて、供給部30によって、正極11をセパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って移動させることによって、正極11をセパレータ部材13a,13bの間に供給する(供給ステップ)。このとき、正極11は、ローラ31の外周面32に接触し、ローラ31によって支持された状態において、ローラ31の回転により、ガイド部40(ローラ41の外周面41s)に接触しながら搬送方向に移動させられる。正極11は、その下端部14xとローラ41の外周面41sとの突き当てにより、セパレータ部材13a,13bの短手方向において外周面41sを基準として位置決めされる(図6の(a)参照)。
この状態で、検査部50によって、供給部30からセパレータ部材13a,13bの間に供給される正極11の検査が行われる(検査ステップ)。このとき、第1撮像部51によって、供給部30の出口部30aにおいて、ローラ31によって支持されている状態の正極11の上面11aが撮像され、撮像された画像が制御部53に出力される。そして、制御部53によって、上面11aの状態が確認されるとともに、正極11の先端(側端部14r)の位置が認識される。
そして、第2撮像部52によって、供給部30の出口部30aとガイドローラ21との間において、ローラ31によって支持されていない状態の正極11の下面11bが撮像され、撮像された画像が制御部53に出力される。このとき、第2撮像部52の撮像タイミングは、制御部53によって調整され得る。そして、制御部53によって、下面11bの状態が確認される。つまり、検査部50は、供給部30によってガイド部40に接触させられて、Y方向に位置決めされた正極11を検査する。そして、検査部50によって正極11が検査された後、正極11は、セパレータ部材13a,13bの間に供給される。
続いて、第1ヒータローラ22によって、搬送ステップにおいて搬送されているセパレータ部材13a,13bを、セパレータ部材13a,13bの短手方向に沿って互いに溶着し、第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3を形成する(第1溶着ステップ)。この溶着タイミングは、制御部53によって制御され得る。具体的には、セパレータ部材13a,13bの搬送方向における正極11の先端(側端部14r)の位置に合わせて第1溶着領域W1を形成するように、第1ヒータローラ22の溶着タイミングが制御される(図6の(b)参照)。
続いて、第2ヒータローラ23によって、搬送ステップにおいて搬送されているセパレータ部材13a,13bを、セパレータ部材13a,13bの短手方向における縁部E2,E4において互いに溶着し、第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4を形成する。この溶着タイミングは、制御部53によって制御され得る。具体的には、セパレータ部材13a,13bの搬送方向における正極11の先端(側端部14r)の位置を基準として、第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4を形成するように、第2ヒータローラ23の溶着タイミングが制御される。これにより、一続きのセパレータ部材13a,13bに対して、セパレータ13が形成される共に、正極11のタブ14bを除いた部分が袋状のセパレータ13内に収容されたセパレータ付き正極10が構成される。
そして、切断部25によって、搬送ステップにおいて搬送されているセパレータ部材13a,13bを、第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3において切断する。この切断タイミングは、制御部53によって制御され得る。具体的には、セパレータ部材13a,13bの搬送方向における正極11の先端(側端部14r)の位置を基準として、第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3を切断するように、切断部25の切断タイミングが制御される。これにより、個片化されたセパレータ付き正極10が製造される(切り出される)。上述の外観検査工程及び電極収容工程の一連の処理は、正極11及びセパレータ部材13a,13bの搬送を停止することなく行われる。
以上説明したように、製造装置20によれば、正極11は、ローラ31の外周面32に接触しつつ支持されると共に、ガイド部40(ローラ41の外周面41s)に接触させながら搬送方向に沿って移動されて、セパレータ部材13a,13bの間に供給される。したがって、正極11の供給に際して、ガイド部40を基準として、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に直交する方向(短手方向、Y方向)における正極11の位置決めがなされる。そして、位置決めがなされた状態の正極11が検査される。正極11を撮像した画像に基づいて、正極11の検査を行う場合、正極11の全体が撮像されるように撮像範囲が調整される。製造装置20では、搬送方向に直交する方向において、正極11が位置決めされているので、第1撮像部51及び第2撮像部52の撮像範囲を必要以上に広くする必要がなく、撮像された画像において正極11が占める割合を大きくすることができる。その結果、正極11の検査精度を向上することが可能となる。
また、製造装置20では、第1撮像部51によって正極11の上面11aが撮像され、第2撮像部52によって正極11の下面11bが撮像される。そして、上面11aの画像及び下面11bの画像に基づいて正極11の状態が検査されるので、正極11の両面の状態を検査することができ、正極11の検査精度をさらに向上することが可能となる。
また、製造装置20では、第1撮像部51によって撮像された画像に基づいて、第2撮像部52の撮像タイミングが制御される。このため、正極11以外の部分が第2撮像部52によって撮像されることを抑制することができ、制御部53による画像処理の負荷を低減することが可能となる。
この点、上記のように、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に直交する方向(短手方向、Y方向)における正極11の位置決めがなさた状態で、正極11がセパレータ部材13a,13bの間に供給される。さらに、制御部53は、第1撮像部51又は第2撮像部52によって撮像された画像に基づいて、搬送方向における正極11の先端の位置を認識することができる。このため、搬送方向における正極11の先端の位置に合わせて第1溶着領域W1を形成するように、第1ヒータローラ22の溶着タイミングを制御することができる。これにより、セパレータ部材13a,13bの搬送速度よりも正極11の供給速度が遅い場合でも、正極11に対して第1溶着領域W1及び第3溶着領域W3を精度よく形成することが可能となる。同様に、搬送方向における正極11の先端の位置を基準として第2溶着領域W2を形成するように、第2ヒータローラ23の溶着タイミングを制御することができる。これにより、セパレータ部材13a,13bの搬送速度よりも正極11の供給速度が遅い場合でも、正極11に対して第2溶着領域W2及び第4溶着領域W4を精度よく形成することが可能となる。
このように、セパレータ13に対する正極11の位置精度が向上されるので、セパレータ13に対する正極11の位置ずれが大きくなることが抑制される。このため、上記のような事情を考慮する必要がなく、正極11を比較的大きく設定することができる。したがって、蓄電装置1の容量を向上することができる。また、正極11を比較的大きく形成した場合であっても、正極11がセパレータ13の内側に確実に収容されるため、正極11が確実に絶縁され、安全性が確保される。
製造装置20では、ローラ31の外周面32と正極11との間の摩擦力を利用して、正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように電極の位置決めを行うことが可能となる。
さらに、製造装置20では、正極11をセパレータ部材13a,13bの間に供給するに際して、正極11の搬送(供給)と正極11の位置決めとを単一の構成(供給部30)によって行うことができる。このため、例えば、正極11を搬送するための装置の下流に、正極11の位置決めを行うための装置を設ける場合等と比較して、製造装置20の構成を簡略化することができる。
正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させた場合、正極11とガイド部40との間の摩擦力等によって、正極11が損傷(例えば粉落ち)することがある。この点、製造装置20では、ガイド部40における正極11と接触する部分が、正極11の移動速度に応じた速度で移動するので、正極11とガイド部40との間の摩擦力等を低減することができる。これにより、正極11がガイド部40に擦れて損傷することを抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、供給部30は、上述の構成に限られない。以下に供給部30の変形例について説明する。
(第1変形例)
図7を参照して、供給部の第1変形例について詳細に説明する。供給部30Aは、複数のローラ31に代えて、複数のローラ31Aを備える点で供給部30と相違している。ローラ31Aは、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って配列されている。ローラ31Aは、円柱状であり、一例として水平に保持されている。ローラ31Aは、搬送方向に交差(ここでは直交)すると共に水平方向に沿った回転軸Axの周りに回転する。ローラ31Aの外周面32Aには、凸部33が設けられている。
凸部33は、ローラ31Aの回転軸Axを中心としてローラ31Aを回るように延びる螺旋状である。鉛直上方からみたとき、凸部33は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向及び短手方向に交差しており、搬送方向に向かうにつれてガイド部40から離れるように傾斜している。供給部30Aにおいては、この凸部33の頂面33sにおいて、正極11が支持される。換言すれば、凸部33の頂面33sは、正極11に接触しつつ正極11を支持する支持部である。
このように構成される供給部30Aは、次のように正極11をセパレータ部材13a,13b間に供給する。すなわち、前工程で製造された正極11は、正極11のタブ14bがガイド部40とは反対側に突出するように、ローラ31A上に載置される。供給部30Aは、凸部33の頂面33sにより、一定間隔で載置された正極11を支持した状態においてローラ31Aを回転させる(回転しているローラ31Aに正極11を載置する)。これにより、正極11は、ローラ31Aの回転に伴って回転する凸部33の頂面33sとの間の摩擦力によって移動させられる。
このとき、正極11は、凸部33の螺旋形状に応じて、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に向かうとともにガイド部40に向かう方向Dに力を受けて、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動するとともに、ガイド部40に向かって移動する。このため、正極11は、ガイド部40に接触しながらセパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動させられる。つまり、ローラ31Aは、回転することにより正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させる移動部である。このとき、正極11は、ガイド部40におけるローラ41の外周面41sに接触する。
このような供給部30Aを製造装置20が備える場合でも、供給部30を備える場合と同様の効果が奏される。また、供給部30Aでは、回転する螺旋状の凸部33の頂面33sと正極11との間の摩擦力を利用して、正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように正極11の位置決めを行うことが可能となる。このため、第1撮像部51及び第2撮像部52の撮像範囲を必要以上に広く設定する必要がなく、撮像された画像において正極11が占める割合を大きくすることができる。その結果、正極11の検査精度を向上することが可能となる。
なお、供給部30において、ローラ31の外周面32に凸部33が設けられてもよい。
(第2変形例)
図8を参照して、供給部の第2変形例について詳細に説明する。供給部30Bは、複数のローラ31Bと、ガイド部40Bと、を含む。ローラ31Bは、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って配列されている。ローラ31Bは、円柱状であり、水平面に対して傾斜して保持されている。すなわち、ローラ31Bは、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に交差すると共に鉛直成分を含む所定方向に沿って傾斜しており、その所定方向に沿った回転軸Axの周りに回転する。ここでは、一例として、回転軸Axは、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に略直交している。供給部30Bにおいては、ローラ31Bの外周面32Bにより、正極11が支持される。換言すれば、ローラ31Bの外周面32Bは、ガイド部40Bよりも鉛直上側において、正極11に接触しつつ正極11を支持する支持部である。
ガイド部40Bは、搬送方向に沿うようにローラ41Bに並設されている。ガイド部40Bの構成は、ガイド部40と同様であり、ガイド部40Bは、ローラ41Bよりも鉛直下側に配置されている点でガイド部40と相違する。具体的には、ローラ41は、水平面に対して傾斜している。より具体的には、ローラ41は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向からみて、ローラ31Bと略直角を成すように水平面に対して傾斜している。換言すれば、ローラ41は、ローラ31B側の端部が反対側の端部よりも鉛直下方に位置するように傾斜している。
このように構成される供給部30Bは、次のように正極11をセパレータ部材13a,13b間に供給する。すなわち、前工程で製造された正極11は、正極11のタブ14bがガイド部40Bとは反対側に突出するように、ローラ31B上に載置される。供給部30Bは、ローラ31Bの外周面32Bにより、一定間隔で載置された正極11を支持した状態においてローラ31Bを回転させる(回転しているローラ31Bに正極11を載置する)。これにより、正極11は、ローラ31Bの回転に伴って外周面32Bとの間の摩擦力によってセパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って移動させられる。
このとき、正極11には、正極11に加わる重力によって、ガイド部40Bに向かう方向の力fが付与される。したがって、正極11は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向とガイド部40Bに向かう方向とを合成した方向Dに力を受けて、正極11は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動するとともに、ガイド部40に向かって移動する。このため、正極11は、ガイド部40Bに接触しながらセパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動させられる。つまり、ローラ31Bは、回転することにより正極11をガイド部40Bに接触させながら搬送方向に沿って移動させる移動部である。このとき、正極11は、ガイド部40Bにおけるローラ41の外周面41sに接触する。
このような供給部30Bを製造装置20が備える場合でも、供給部30を備える場合と同様の効果が奏される。また、供給部30Bでは、回転するローラ31Bの外周面32Bと正極11との間の摩擦力、及び正極11に加わる重力の所定方向に沿った成分を利用して、正極11をガイド部40Bに接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように正極11の位置決めを行うことが可能となる。このため、第1撮像部51及び第2撮像部52の撮像範囲を必要以上に広く設定する必要がなく、撮像された画像において正極11が占める割合を大きくすることができる。その結果、正極11の検査精度を向上することが可能となる。
なお、供給部30,30Aにおいて、ローラ31,31Aがローラ31Bと同様に傾斜されてもよく、供給部30,30Aは、ガイド部40に代えてガイド部40Bを備えてもよい。
(第3変形例)
図9を参照して、供給部の第3変形例について詳細に説明する。供給部30Cは、複数のローラ31に代えて、複数のローラ31Cを備える点、及び規制部34をさらに備える点で供給部30と相違している。ローラ31Cは、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って配列されている。ローラ31Cは、円柱状であり、一例として水平に保持されている。ローラ31Cの長さは、正極11の本体部14aの側端部14r及び側端部14pの長さに略等しく、同じか僅かに長い。ローラ31Cは、搬送方向に交差(ここでは直交)すると共に水平方向に沿った回転軸Axの周りに回転する。
規制部34は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って延在しており、複数のローラ31Cを挟んでガイド部40と対向するように設けられる。規制部34は、板状部材である。規制部34の延在方向に沿った長さは、例えば、正極11の本体部14aの上端部14y及び下端部14xの長さに略等しいか、それ以上である。なお、規制部34の延在方向に沿った長さは、正極11の回転及びズレを抑えられる範囲内であれば、上端部14y及び下端部14xの長さよりも、多少短くてもよい。規制部34とガイド部40との距離は、ローラ31Cの長さと同程度であり、正極11の本体部14aの側端部14r及び側端部14pの長さに略等しく、同じか僅かに長い。なお、規制部34には、タブ14bが挿通可能な欠落部34aが設けられている。
規制部34とガイド部40との間に正極11が配置され、規制部34は、正極11をガイド部40に当接させるとともに、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿った正極11の移動に合わせて、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って移動する。つまり、規制部34は、正極11をガイド部40に突き当てた状態を維持することによって、ガイド部40を基準として、Y方向における正極11の位置決めを行っている。なお、規制部34は、ガイド部40と同様に構成されてもよい。
供給部30Cにおいては、ローラ31Cの外周面32Cにより、正極11が支持される。換言すれば、ローラ31Cの外周面32Cは、正極11に接触しつつ正極11を支持する支持部である。正極11は、タブ14bが欠落部34aに挿通され、下端部14xがガイド部40に対向し、上端部14yが規制部34に対向するように、規制部34とガイド部40との間に配置される。
このように構成される供給部30Cは、次のように正極11をセパレータ部材13a,13b間に供給する。すなわち、前工程で製造された正極11は、正極11のタブ14bが欠落部34aを介してガイド部40とは反対側に突出するように、規制部34とガイド部40との間において、ローラ31C上に載置される。供給部30Cは、ローラ31Cの外周面32Cにより、一定間隔で載置された正極11を支持した状態においてローラ31Cを回転させる(回転しているローラ31Cに正極11を載置する)。これにより、正極11は、ローラ31Cの回転に伴って外周面32Cとの間の摩擦力によってセパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って移動させられる。
このとき、規制部34は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿った正極11の移動に合わせて、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿って移動する。このため、正極11は、規制部34とガイド部40との間に挟まれた状態で、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動させられる。上述のように、規制部34とガイド部40との距離は、正極11の本体部14aの側端部14r及び側端部14pの長さに略等しいので、正極11は、ガイド部40に接触しながらセパレータ部材13a,13bの搬送方向に移動させられる。つまり、ローラ31C及び規制部34は、ローラ31Cが回転するとともに規制部34が搬送方向に沿った正極11の移動に合わせて搬送方向に移動することによって、正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させる移動部である。このとき、正極11は、ガイド部40におけるローラ41の外周面41sに接触する。
このような供給部30Cを製造装置20が備える場合でも、供給部30を備える場合と同様の効果が奏される。また、供給部30Cでは、回転するローラ31Cの外周面32Cと正極11との間の摩擦力、及び規制部34による正極11のガイド部40への突き当てを利用して、正極11をガイド部40に接触させながら搬送方向に沿って移動させることができる。つまり、複雑な装置を用いることなく、上記のように正極11の位置決めを行うことが可能となる。このため、第1撮像部51及び第2撮像部52の撮像範囲を必要以上に広く設定する必要がなく、撮像された画像において正極11が占める割合を大きくすることができる。その結果、正極11の検査精度を向上することが可能となる。
なお、供給部30,30A,30Bが規制部34をさらに備えてもよい。
また、ガイド部40は、上述の構成に限られない。例えば、図10に示されるように、ガイド部40は、環状のベルト43と、ベルト43が架け渡される一対のローラ44と、を含んでもよい。ベルト43は、例えばローラ44が回転することにより駆動される。ローラ44は、ベルト43の速度と正極11の移動の速度とが概ね同等となるように、ローラ44の回転速度が適宜設定される。つまり、ガイド部40における正極11との接触部分(ベルト43の外表面43s)は、正極11の移動の速度に応じた速度で移動可能に構成されている。換言すれば、ローラ44は、ベルト43を回転駆動させることにより、ベルト43の外表面43sを正極11の移動の速度に応じた速度で移動させる駆動部である。これにより、ベルト43の外表面43sと正極11との相対速度を実質的にゼロとし、外表面43sと正極11との擦れを抑制することが可能となる。ガイド部40Bも同様の構成とすることができる。
また、供給部30は、セパレータ部材13a,13bの搬送方向に沿った正極11の移動速度が、セパレータ部材13a,13bの搬送速度よりも大きくなるように、ローラ31の回転速度を設定してもよい。つまり、供給部30は、セパレータ部材13a,13bの搬送速度よりも大きな速度により正極11を搬送方向に沿って移動させてもよい。この場合、供給部30は、1つ前に供給された正極11に対して形成された第3溶着領域W3に当接させるように正極11をセパレータ部材13a,13bの間に供給することができる。このため、正極11は、セパレータ部材13a,13bの短手方向に沿って形成された第3溶着領域W3に突き当てられる。したがって、正極11の供給に際して、第3溶着領域W3を基準として、セパレータ部材13a,13bの長手方向(搬送方向)におけるセパレータ部材13a,13bに対する正極11の位置決めがなされる。つまり、1つ前に供給された正極11に対して形成された第3溶着領域W3を、正極11の第1溶着領域W1として用いることができる。その結果、セパレータ部材13a,13bを無駄なく用いることができる。供給部30A,30B,30Cについても同様の構成とすることができる。
また、供給部30は、セパレータ部材13a,13bの搬送に同期して、正極11をセパレータ部材13a,13bの間に供給してもよい。つまり、供給部30は、正極11を搬送方向に沿ってセパレータ部材13a,13bの搬送速度に合わせた速度で移動させることにより、正極11の先端(側端部14r)が1つ前に供給された正極11に対して形成された第3溶着領域W3の端部に沿うように、正極11を一対のセパレータ部材13a,13bの間に供給してもよい。ここでは、正極11を、第3溶着領域W3に当接させない。この場合でも、1つ前に供給された正極11に対して形成された第3溶着領域W3を、正極11の第1溶着領域W1として用いることができる。その結果、セパレータ部材13a,13bを無駄なく用いることができる。なお、正極11を搬送速度に合わせた速度で移動させるとは、例えば、正極11の移動速度をセパレータ部材13a,13bの搬送速度と実質的に同一に設定することを意味する。供給部30A,30B,30Cについても同様の構成とすることができる。
さらに、供給部30,30A,30B,30Cは、例えば、上述した螺旋状の凸部33及びローラ31,31Bの傾斜、及び規制部34等に代えて(又は加えて)、圧縮空気を正極11に向けて噴射することにより、正極11をガイド部40,40Bに向けて移動させるように構成されていてもよく、また、ベルトコンベアであってもよい。
セパレータ付き正極10は、セパレータ13間に正極11が収容されていればよく、セパレータ13は袋状でなくてもよい。例えば、セパレータ13の構造として、セパレータ13の外周の数点のみが溶着されたセパレータであってもよい。また、製造方法として、シート状のセパレータ部材の上に正極11が供給され、その上に他のセパレータ部材が搬送されて、重ね合わせられてもよい。この場合、製造装置20は、セパレータ13を構成するシート状の一対のセパレータ部材を搬送する搬送部を備える。搬送部は、一方のセパレータ部材を搬送し、供給部30は、正極11をセパレータ部材の搬送方向に沿って移動させることによって、正極11をセパレータ部材上に供給する。そして、搬送部は、一方のセパレータ部材と他方のセパレータ部材との間に正極11が位置するように、他方のセパレータ部材を搬送及び供給して、一対のセパレータ部材を重ね合わせる。
さらに、正極11がセパレータ13に収容される場合について説明した。しかしながら、負極12がセパレータ13に収容されてもよい。すなわち、正極11及び負極12のうちの少なくともいずれか一方の電極が、製造装置20によってセパレータ13に収容されてセパレータ付き電極が構成されればよい。
10…セパレータ付き正極(セパレータ付き電極)、11…正極(電極)、11a…上面(第1面)、11b…下面(第2面)、12…負極、13…セパレータ、13a…セパレータ部材、13b…セパレータ部材(他のセパレータ部材)、20…製造装置、22…第1ヒータローラ(第1溶着部)、23…第2ヒータローラ(第2溶着部)、24…搬送ローラ(搬送部)、30,30A,30B,30C…供給部、31,31A,31B,31C…ローラ(移動部)、32,32B,32C…外周面(支持部)、33…凸部、33s…頂面(支持部)、34…規制部、40,40B…ガイド部、43…ベルト、44…ローラ(駆動部)、50…検査部、51…第1撮像部、52…第2撮像部、53…制御部、Ax…回転軸、E2…縁部、W1…第1溶着領域、W2…第2溶着領域。

Claims (11)

  1. セパレータ間に電極が収容されたセパレータ付き電極を製造するセパレータ付き電極の製造装置であって、
    前記セパレータを構成するシート状のセパレータ部材を搬送する搬送部と、
    前記電極を前記セパレータ部材の搬送方向に沿って移動させることによって、前記電極を前記セパレータ部材上に供給する供給部と、
    前記供給部から供給される前記電極を撮像により検査する検査部と、
    を備え、
    前記供給部は、
    前記電極に接触しつつ前記電極を支持する支持部と、
    前記搬送方向に沿うように前記支持部に並設されたガイド部と、
    前記支持部によって支持された前記電極を前記ガイド部に接触させながら前記搬送方向に沿って移動させる移動部と、を備え、
    前記検査部は、
    前記電極の第1面を撮像する第1撮像部と、
    前記電極の前記第1面とは反対側の第2面を撮像する第2撮像部と、
    前記第1撮像部によって撮像された前記第1面の画像である第1画像及び前記第2撮像部によって撮像された前記第2面の画像である第2画像に基づいて前記電極の状態を検査する制御部と、
    を備え、
    前記検査部は、前記移動部によって前記ガイド部に接触させられた状態の前記電極を検査する、セパレータ付き電極の製造装置。
  2. 前記第2撮像部は、前記第1撮像部よりも前記搬送方向の下流に配置され、
    前記制御部は、前記第1画像に基づいて、前記第2撮像部の撮像タイミングを制御する、請求項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  3. 前記搬送部は、前記セパレータを構成するシート状の他のセパレータ部材を、前記セパレータ部材と前記他のセパレータ部材との間に前記電極が位置するように搬送し、
    前記搬送部により搬送される前記セパレータ部材及び前記他のセパレータ部材を前記搬送方向と交差する方向に沿って互いに溶着して第1溶着領域を形成する第1溶着部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1画像又は前記第2画像に基づいて、前記第1溶着部の溶着タイミングを制御する、請求項又は請求項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  4. 前記セパレータ部材及び前記他のセパレータ部材の前記搬送方向に沿った縁部を互いに溶着して第2溶着領域を形成する第2溶着部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1画像又は前記第2画像に基づいて、前記第2溶着部の溶着タイミングを制御する、請求項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  5. 前記供給部は、回転軸の周りに回転する複数のローラを有し、
    前記ローラは、前記搬送方向に沿って配列されており、
    前記支持部は、前記ローラの外周面により構成され、
    前記回転軸は、前記回転軸の周りに前記ローラが回転したときに前記外周面上の前記電極に対して前記ガイド部に向かう方向に力が加わるように傾斜しており、
    前記移動部は、前記ローラにより構成され、前記ローラを回転させることによって前記電極を前記ガイド部に接触させながら前記搬送方向に沿って移動させる、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  6. 前記供給部は、前記搬送方向に交差する回転軸の周りに回転する複数のローラを有し、
    前記ローラは、前記搬送方向に沿って配列されており、
    前記ローラの外周面には、前記回転軸を中心として前記ローラを回るように延びる螺旋状の凸部が設けられており、
    前記支持部は、前記凸部の頂面により構成され、
    前記移動部は、前記ローラにより構成され、前記ローラの回転に伴って前記凸部を回転させることによって、前記電極を前記ガイド部に接触させながら前記搬送方向に沿って移動させる、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  7. 前記供給部は、前記搬送方向に交差すると共に鉛直成分を含む所定方向に傾斜し、前記所定方向に沿った回転軸の周りに回転する複数のローラを有し、
    前記ローラは、前記搬送方向に沿って配列されており、
    前記支持部は、前記ローラの外周面により構成されると共に、前記ガイド部よりも鉛直上側において前記電極を支持し、
    前記移動部は、前記ローラにより構成され、前記ローラを回転させることによって前記電極を前記ガイド部に接触させながら前記搬送方向に沿って移動させる、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  8. 前記供給部は、前記搬送方向に交差する回転軸の周りに回転する複数のローラと、前記電極を前記ガイド部に当接させる規制部と、を有し、
    前記ローラは、前記搬送方向に沿って配列されており、
    前記移動部は、前記ローラ及び前記規制部により構成され、前記ローラを回転させるとともに前記規制部を前記搬送方向に沿った前記電極の移動に合わせて前記搬送方向に移動させることによって、前記電極を前記ガイド部に接触させながら前記搬送方向に沿って移動させる、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  9. 前記ガイド部における前記電極との接触部分は、前記電極の移動の速度に応じた速度で移動可能に構成されている、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  10. 前記ガイド部は、前記電極に接触するベルトと、前記ベルトを駆動させることにより前記接触部分を前記電極の移動の速度に応じた速度で移動させる駆動部と、を有する、
    請求項に記載のセパレータ付き電極の製造装置。
  11. セパレータ間に電極が収容されたセパレータ付き電極を製造するセパレータ付き電極の製造方法であって、
    前記セパレータを構成するシート状のセパレータ部材を搬送する搬送ステップと、
    前記電極を前記セパレータ部材の搬送方向に沿って移動させることによって、前記電極を前記セパレータ部材上に供給する供給ステップと、
    前記供給ステップにおいて供給される前記電極を撮像により検査する検査ステップと、
    を備え、
    前記供給ステップにおいては、前記電極に接触する支持部によって前記電極を支持すると共に、前記電極を前記搬送方向に沿って延びるガイド部に接触させながら前記搬送方向に沿って移動させ、
    前記検査ステップにおいては、前記供給ステップにおいて前記ガイド部に接触させられた状態の前記電極の第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を撮像し、前記第1面の画像である第1画像及び前記第2面の画像である第2画像に基づいて前記電極の状態を検査する、セパレータ付き電極の製造方法。
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