JP2014075340A - 電極シート作成装置及び電極シート作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極板の位置決めを容易に行うことができ、少ないスペースで連続的に電極シートを生産することができる電極シート作成装置及び電極シート作成方法を提供する。
【解決手段】電極シート作成装置100は、電極板を供給する電極板供給装置1と、電極板の位置決めを行いながら搬送する電極板搬送装置2と、フィルムを供給するフィルム供給装置3と、連続的に連なった電極シートとする挟込装置4と、溶着する溶着装置5と、幅方向に切断する切断装置6とを備えている。電極板搬送装置2は、電極板の走行方向に所定の間隔をおいて突起状に配設されたリア位置規制部22を有する搬送ベルト機構21と、電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構23と備え、リア位置規制部22によって電極板の走行方向の位置決めを行い、サイド位置規制機構23によって電極板の幅方向の位置決めを行うように構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】電極シート作成装置100は、電極板を供給する電極板供給装置1と、電極板の位置決めを行いながら搬送する電極板搬送装置2と、フィルムを供給するフィルム供給装置3と、連続的に連なった電極シートとする挟込装置4と、溶着する溶着装置5と、幅方向に切断する切断装置6とを備えている。電極板搬送装置2は、電極板の走行方向に所定の間隔をおいて突起状に配設されたリア位置規制部22を有する搬送ベルト機構21と、電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構23と備え、リア位置規制部22によって電極板の走行方向の位置決めを行い、サイド位置規制機構23によって電極板の幅方向の位置決めを行うように構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、シート状のフィルムの間に電極板を介在させて電極シートを作成する電極シート作成装置及び電極シート作成方法に関する。
電極板をセパレーター(フィルム)で挟むことにより、電極シートを作成する電極シート作成装置が従来公知である。
例えば、下記特許文献1にて示す電極シート作成装置が公知となっている。図11にて示すように、特許文献1に記載の電極シート作成装置は、上セパレーターが送り出される上セパレーター巻き出し部102と、下セパレーター101が巻き出される下セパレーター巻き出し部103と、送り出された上セパレーター100及び下セパレーター101を把持して所定の長さを引き出すニップロール104と、2次電池の積層部105と、ロール状の正極材106及び負極材107と、枚葉状の正極板108及び負極板109と、正極板108及び負極板109を搬送コンベアー110上の下セパレーター101に載置する移載ハンド112と、載置された正極板108と負極板109を搬送する搬送コンベアー110とを備えている。
特に、正極板108及び負極板109は、移載ハンド112により、下セパレーター101の進行方向に対して所定間隔を保つように、かつ、下セパレーターの両側端部から所定間隔を保つように配置される。搬送コンベアー110上において、正極板108及び負極板109が所定位置に配置されると、搬送コンベアー110の端部に備えられているサポート部材116が待機位置から90度旋回し、正極板108及び負極板109を抑え、搬送中の位置ずれの防止を行うようになっている。また、搬送コンベアー110は、正極板108及び負極板109の移載時は停止し、サポート部材116が動作するとニップロール104方向に所定の長さだけ移動し、間欠運転を行うようになっている。
しかしながら、上掲した特許文献1に記載の電極シート作成装置は、移載ハンドにより正極板及び負極板を移載することから、位置を決めるときに、セパレーターの走行方向及び幅方向両方向に対する位置合わせを必要とする構成をしている。すなわち、位置決めが容易にできる電極シート作成装置ではなかった。
また、細かい位置合わせを必要とするために、サポート部材を必要とするだけでなく、連続的に動作させることのできない電極シート作成装置であった。すなわち、電極シートを効率的に得ることができる電極シート作成装置ではなかった。また、装置全体が水平方向に縦長に構成されており、設置スペースが大きいものであった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、電極板の位置決めを容易に行うことのできる電極シート作成装置及び電極シート作成方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、連続的に生産することにより生産性を高めることができ、かつ、設置スペースを小さくすることができる電極シート作成装置及び電極シート作成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電極シート作成装置は、電極板を供給する電極板供給装置と、前記電極板供給装置が供給する前記電極板を搬送する電極板搬送装置と、電極板を覆うフィルムを供給するフィルム供給装置と、前記電極板搬送装置が搬送する前記電極板を、前記フィルム供給装置が供給するフィルムで挟み込み、連続的に連なった電極シートとする挟込装置と、前記挟込装置が挟み込んで作成した前記電極シートのフィルムを溶着する溶着装置と、前記溶着装置が溶着した前記電極シートを幅方向に切断する切断装置とを備え、前記電極板搬送装置は、電極板を搬送するとともに、電極板の走行方向に所定の間隔をおいて突起状に配設されたリア位置規制部を有する搬送ベルト機構と、電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構とを備え、前記リア位置規制部によって電極板の走行方向の位置決めを行い、前記サイド位置規制機構によって電極板の幅方向の位置決めを行うように構成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る電極シート作成装置において、前記サイド位置規制機構は、電極板の進入口が脱出口よりも広くなるように構成されることが好ましい。
また、本発明に係る電極シート作成装置において、前記サイド位置規制機構は、電極板の走行方向に向かって電極板の走行速度と等しい速度で駆動する左右一対のサイド位置規制ベルトを含むとしても良い。この場合において、前記左右一対のサイド位置規制ベルトの少なくとも一方には、電極板の搬送間隔に応じた間隔をおいて、電極板のタブを挿入可能な切欠き部が形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る電極シート作成装置において、前記サイド位置規制機構は、電極板の搬送路に沿って立設された幅寄せ位置規制板と、電極板の搬送路を介して前記幅寄せ位置規制板と対向して設けられ、電極板を前記幅寄せ位置規制板に向けて押圧する幅寄せローラーとを含むとしても良い。この場合において、前記幅寄せローラーは、電極板の走行方向に向かって電極板の走行速度と等しい周速度で回転駆動され、前記幅寄せローラーには、電極板の搬送間隔に応じた間隔をおいて、電極板のタブを挿入可能な切欠き部が形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る電極シート作成装置において、前記電極板搬送装置は、搬送ベルト機構の下流側、かつ、搬送ベルト機構の終端部と一部が重なる位置に、電極板の走行方向と平行に複数のガイドコロが並列する渡りガイドコロ機構と、搬送ベルト機構の動力により前記渡りガイドコロ機構の上を走行する電極板の走行方向先端を挟み込むニッピングローラーとを更に有し、前記ガイドコロのうち、最上流のガイドコロは、上下調整可能であることが好ましい。
また、本発明に係る電極シート作成装置において、前記溶着装置は、前記電極シートのフィルムの幅方向を熱により溶着する幅方向ヒーターと、前記幅方向ヒーターに対して前記電極シートの走行方向と平行な位置に配設され、前記電極シートのフィルムの走行方向を熱により溶着する走行方向ヒーターと、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに接続されるとともに、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに対して、前記電極シートと略平行に往復運動を行わせる水平動作カムと、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに接続されるとともに、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに対して、前記電極シートと略垂直に往復運動を行わせる垂直動作カムとを備え、前記水平動作カムにより、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとが、前記電極シートの走行方向と略同一の方向に移動しているときに、前記垂直動作カムにより前記電極シートとの距離を詰めて溶着を行うこととすることができる。
本発明に係る電極シート作成方法は、電極板を供給する電極板供給ステップと、前記電極板供給ステップで供給された電極板を搬送する電極板搬送ステップと、電極板を覆うフィルムを供給するフィルム供給ステップと、搬送される前記電極板を、前記フィルム供給ステップで供給されたフィルムで挟み込み、連続的に連なった電極シートとする挟込ステップと、前記挟込ステップで作成した電極シートのフィルムを溶着する溶着ステップと、前記溶着ステップで溶着した電極シートを幅方向に切断する切断ステップとを含む処理を実行し、前記電極板搬送ステップは、電極板の走行方向後端を押しながら搬送することにより、電極板の走行方向の位置決めを行うステップと、電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構に沿って電極板を搬送させることにより、電極板の幅方向の位置決めを行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、電極板の位置決めを容易に行うことができ、少ないスペースで連続的に電極シートを生産することができる電極シート作成装置及び電極シート作成方法を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態及び実施例について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態及び実施例は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態及び実施例の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電極シート作成装置の構成例を示す図である。図1にて示すように、本実施形態に係る電極シート作成装置100は、電極板供給装置1と、電極板搬送装置2と、フィルム供給装置3と、挟込装置4と、溶着装置5と、切断装置6と、制御装置7と、を含んで構成されている。また、本実施形態に係る電極シート作成装置100は、挟込装置4と溶着装置5との間、溶着装置5と切断装置6との間、及び切断装置6の下流側にそれぞれ配設された3組の中間搬送ニップローラー8a,8b,8cを備えている。なお、本実施形態に係る電極シート作成装置100にて用いられる電極板P1〜PN(Nは任意の整数。以下、総称して「電極板P」ということもある)は、電極板タブが付いているため、電極板タブの部分により長方形の一部が突起した形状をしている。また、矢印Xは、搬送方向(電極板の走行方向)を示す矢印である。
本実施形態に係る電極シート作成装置100は、2つのサーボモーターによって本実施形態に係る駆動機構が駆動する。具体的に言えば、電極シート作成装置100は、供給系の処理を行う装置群側に1つ、さらに後処理を行う装置群側に1つ、の計2つのサーボモーター(不図示)を備えている。本実施形態における供給系の処理を行う装置群とは、図1中のαにて示すように、電極板供給装置1、電極板搬送装置2(ただし、ニッピングローラー25は除く)、及びフィルム供給装置3をいう。また本実施形態における後処理を行う装置群とは、図1中のβにて示すように、ニッピングローラー25、挟込装置4、溶着装置5、及び切断装置6をいう。2つのサーボモーターの同期を取るために、それぞれの装置群にはセンサーが設けられている。これらのセンサーは、1ワーク(ここでいうワークとは、1つの電極シートの作成するときの単位をいう)で1パルスの信号を出力する構成としている。このような構成によれば、細かい位置検出を必要とせずに同期制御を行うことができるようになるため、コストを削減することができるようになる。
電極板供給装置1は、電極板搬送装置2に対して自動で連続的に電極板Pを供給する装置である。電極板供給装置1は、複数の電極板Pをストックすることができ、電極板搬送装置2の所定の載置ポジションに電極板Pを供給する。
図2は、電極板搬送装置の構成例を示す図である。図2にて示すように、電極板搬送装置2は、搬送ベルト機構21と、リア位置規制部22と、サイド位置規制機構23と、渡りガイドコロ機構24と、ニッピングローラー25と、押さえ付部(不図示)と、を含んで構成されている。
搬送ベルト機構21は、電極板供給装置1が供給する電極板Pを渡りガイドコロ機構24及びニッピングローラー25まで搬送するベルト機構である。搬送ベルト機構21は、中心ベルト部21aと、中心ベルト部21aの両サイドに配設される計2つの補助ベルト部21bと、を含んで構成される。
中心ベルト部21aは、ひとつながりに形成可能な帯状の中心ベルト26aと、中心ベルト26aを回転させる中心ピニオン26bとを含んで構成されており、帯状の中心ベルト26aには後述するリア位置規制部22が配設されている。中心ベルト部21aは、電極板Pの搬送動力源となる。なお、中心ピニオン26bは、後述する補助ベルト用ピニオン27b,27cと同一軸及び同一径となるように構成されている。
補助ベルト部21bは、中心ベルト部21aの搬送動力を補助する補助ベルト27aと、補助ベルト27aを回転させる補助ベルト用ピニオン27b,27cを含んで構成されている。また、補助ベルト用ピニオン27b,27cは、中心ピニオン26bと同一軸及び同一径で構成されている。さらに、補助ベルト用ピニオン27b,27cは、中心ピニオン26bを中心として、両サイドに所定間隔を空けて配設されている内側ピニオン27bと、さらにその両外側に所定間隔を空けて配設されている外側ピニオン27cとから構成されている。補助ベルト27aは、内側ピニオン27b及び外側ピニオン27cの少なくとも一方に対して架けることができるように構成されており、本実施形態では、補助ベルト27aは、各内側ピニオン27bにそれぞれ取り付けられている。
中心ベルト部21a、補助ベルト部21bそれぞれのベルト部は、いわゆるラックアンドピニオン機構で構成されている。具体的には、中心ベルト26a及び補助ベルト27aは、ひとつながりに形成したときの内側面をラック構造としている。また、ひとつながりに形成したときのベルトの両折り返し地点には、同一軸に固定された複数のピニオンが配設されている。そして、ベルトのラック面をテンションをかけて対応するピニオンに噛み合わせる。このようにして、搬送ベルト機構21のベルトは、駆動する。
リア位置規制部22は、中心ベルト部21aの中心ベルト26aに等しい間隔で配設されている突起状のストッパーである。このような構成によれば、電極板Pの走行方向後端が、リア位置規制部22に突き当たり、リア位置規制部22からの動力を受けながら搬送されていくため、電極板Pの搬送を確実に同じ間隔で搬送することができるようになるとともに、電極板Pのリア位置のコントロール(位置決め)が可能となる。なお、本実施形態では、リア位置規制部22は、中心ベルト部21aのみに配設される構成としているが、補助ベルト部21bのみに配設される構成としてもよいし、中心ベルト部21a及び補助ベルト部21bの双方に配設される構成としてもよい。
図3は、サイド位置規制機構の構成例を説明するための概略図である。図3にて示すように、サイド位置規制機構23は、電極板Pの走行方向から見て、左側に位置する左側サイド位置規制部28aと、右側に位置する右側サイド位置規制部28bとを含んで構成されている。そして、左側サイド位置規制部28aと右側サイド位置規制部28bとは、それらが最も接近した部位の間隔が電極板タブ部分を除いたときの電極板Pの幅方向の長さと略等しい間隔となるように、電極板Pの搬送路を挟んで離間して配設されている。これら左側サイド位置規制部28a及び右側サイド位置規制部28bの少なくとも一方は、互いに接近若しくは離間する方向(電極板Pの幅方向)に相対移動可能に構成されており、補助ベルト27aの取り付け位置や電極板Pのサイズに応じて、左側サイド位置規制部28a及び右側サイド位置規制部28bの間隔を適宜調整できるように構成されている。
各サイド位置規制部(左側サイド位置規制部28a、右側サイド位置規制部28b)は、進入口側のプーリー23aと、中間位置のプーリー23bと、脱出口側のプーリー23cと、これらのプーリーにかけられたサイド位置規制ベルト23dとを含んで構成される。左側サイド位置規制部28aのサイド位置規制ベルト23dには、複数の切欠き部23eが所定の間隔をおいて形成されている。そして、左側サイド位置規制部28aのプーリーのうち、電極板タブと接触するおそれのあるプーリー(中間位置のプーリー23b及び脱出口側のプーリー23c)には、電極板タブの衝突を防ぐためのくぼみ部23fが形成されている。
中間位置のプーリー23bと脱出口側23cのプーリーとは走行方向に対して略平行に配設されている。一方で、進入口側のプーリー23aと中間位置のプーリー23bとは、走行方向から見てハの字になるように配設されている。つまり、本実施形態では、進入口側のプーリー23aの位置から中間位置のプーリー23bの位置までは、電極板Pのサイド位置を徐々に矯正し、中間位置のプーリー23bの位置から脱出口側23cのプーリーの位置までは、的確な幅方向の位置に矯正された電極板Pの位置を安定させる構成としている。このような構成によれば、電極板Pがサイド位置規制部23に引っかかることを防ぐことができるようになるため、電極板Pの幅方向の位置決めを確実に行うことができるようになる。
サイド位置規制ベルト23dは、電極板Pの走行方向に向かって搬送ベルト機構21による電極板Pの走行速度と等しい速度で駆動するベルトである。電極板Pが、サイド位置規制機構23に接触したときに電極板Pが受ける抵抗を軽減する構成としている。このような構成によれば、電極板Pの搬送を妨げることなく電極板Pの幅方向の位置を合わせることができるようになるため、確実に幅方向の位置を合わせて電極板Pを搬送することができるようになる。
切欠き部23eは、電極板タブとの干渉を防ぐためにサイド位置規制部23のサイド位置規制ベルト23dに形成された穴である。本実施形態では、走行方向から見て左側に電極板タブが突出するように電極板Pを搬送するように構成しているため、左側サイド位置規制部28aのサイド位置規制ベルト23dが、電極板タブを逃がすための切欠き部23eを有する。このような構成によれば、電極板Pのサイド位置を規制するときに、タブの部分をフリーにしておきながら、タブ以外のサイドラインを規制することができるようになるため、電極板タブがサイド位置規制ベルト23dに引っ掛けることによる搬送ミスを防ぐことができるとともに、電極板Pを適切なサイド位置に規制すること(位置決めすること)ができるようになる。
図2及び図6において、渡りガイドコロ機構24は、最上流ガイドコロ24a及び複数のガイドコロ24cとが並べられて列をなす複数のガイドコロ列と、電極板Pがニッピングローラー25に挟み込まれるタイミングの微調整を行う微調整部24bとを含んで構成されている。本実施形態では、渡りガイドコロ機構24は、搬送ベルトの終端部と一部が重なる位置から、ニッピングローラー25の直前までガイドコロ(24a,24c)が並列する構成としている。このような構成によれば、搬送ベルト機構21からニッピングローラー25に挟み込むときに、ベルトからの動力を無理なく伝導させながら、かつ、ニッピングローラー25の直前まで電極板Pを搬送することができるようになるため、電極板Pの搬送を確実に行うことができるようになる。
ガイドコロ(24a,24c)は、搬送する電極板の幅方向に軸が取り付けられ、この軸を中心に回転自在なコロである。特に、最上流に配設するガイドコロ24aは、搬送ベルト機構21から搬送される電極板Pが着地するコロとなる。そして、最上流のガイドコロ24aの上面は、搬送ベルト機構21が備えるリア位置規制部22の上面と略同じ高さとなる位置に配設されている。
ガイドコロ列は、ガイドコロ(24a,24c)が、お互いが接触しない状態で並べられて列をなす構成としている。また、ガイドコロ列は、走行方向の奥側に進むにつれて緩やかに上昇する構成としている。また、ガイドコロ列は、ガイドコロ列と中心ベルト部21aの中心ピニオン26b及び補助ベルト部21bの補助ベルト用ピニオン27b,27cとが交互に並ぶように4列配設されている。4列配設されているガイドコロ列は、隣接するガイドコロ列を構成するそれぞれのガイドコロ(24a,24c)の中心と、自身を構成するそれぞれのガイドコロ(24a,24c)の中心とが、搬送する電極板の幅方向に対して平行にならないように、ずらして配設されている。このような構成によれば、次々と電極板Pの走行方向先端を支えることができるようになるため、電極板Pの走行方向先端をガイドコロ(24a,24c)の間に巻き込むことなく、確実に搬送することができるようになる。
微調整部24bは、ニッピングローラー25に電極板Pが挟み込まれるときにリア位置規制部22から電極板Pの走行方向後端が離れるようにタイミングの微調整を行う構成となっている。具体的には、搬送ベルト機構21により搬送される電極板Pが、渡りガイドコロ機構24に着地するときの着地を受ける最上流のガイドコロ24aがわずかに上下に調整可能な構成となっている。最上流のガイドコロ24aをわずかに上に移動させると、着地位置が手前に移動することにより、着地位置からニッピングローラー25までの距離が0.数ミリ伸びることとなる。したがって、ニッピングローラー25に電極板Pを挟み込ませるタイミングを遅らせることができるようになる。一方で、最上流のガイドコロ24aをわずかに下に移動させると、着地位置が奥に移動することにより着地位置からニッピングローラー25までの距離が0.数ミリ短くなることとなる。したがって、ニッピングローラー25に電極板Pを挟み込ませるタイミングを早めることができるようになる。
このような構成によれば、ニッピングローラー25に電極板Pが挟み込まれるときにリア位置規制部22から電極板Pの走行方向後端が離れるようにタイミングの微調整を行うことができるようになり、また、ガイドコロ24aの上面をリア位置規制部22の上面に合わせ、渡りガイドコロ機構24のガイドコロ列を走行方向の奥側に進むにつれて緩やかに上昇させることで、電極板Pをニッピングローラー25に挟み込むときに、電極板Pの走行方向後端が、リア位置規制部22により搬送ベルトに巻き込まれることを防ぐことができるようになる。
ニッピングローラー25は、搬送ベルトの動力により渡りガイドコロ機構24の上を走行する電極板Pの走行方向先端を挟み込む一対のローラーである。ニッピングローラー25は、フィルムFによって電極板Pを挟み込む前段階で、電極板Pの的確な位置を決める機能を有する。
押さえ付部は、搬送ベルトにより搬送するときの電極板Pのばたつきを抑えるように、電極板Pを押さえ付ける部材である。また、押さえ付部は、搬送ベルトから走行方向への動力を受けている電極板Pに対して、逆らうように(静止させるように)力を与えることとなる。電極板Pと中心ベルト及び補助ベルトとの摩擦力により、電極板Pをリア位置規制部22に確実に突き当てることが可能となる。本実施形態では、電極板Pに対して直接接触を行っているが、例えば、直接接触を行わずにエアーなどを用いて押さえ付ける構成としてもよい。
フィルム供給装置3は、電極板Pを覆うフィルムFを供給する。上側から挟込装置4に対してフィルムFUを供給する上側フィルム供給部と、下側から挟込装置4に対してフィルムFLを供給する下側フィルム供給部とで構成されている。それぞれのフィルム供給部は、巻取ロール状のフィルムFと、インフィードローラーと、張力制御装置と、を含んで構成されている。
フィルムFは、電極板Pを物理的に隔離するためのセパレーターである。また同時に、フィルムFは、絶縁特性を有するとともに、電気的接続による短絡を防ぐことができる。さらに、折り曲げ耐性や熱耐性などの特性を有している。このような特性を有している必要があることから、フィルムFとして用いられる素材は、例えば、微孔性薄膜などが好適である。
挟込装置4は、電極板Pを、フィルムFで挟み込み、連続的に連なった電極シートとする装置である。一対のローラーを含んで構成されており、電極板搬送装置2が搬送する電極板Pを、フィルム供給装置3が供給するフィルムFで挟み込む。なお、ここでいう、「連続的に連なった電極シート」とは、切断されていない状態の電極シートのことをいう。すなわち、フィルム供給装置3から供給される巻取ロール状のフィルムFが切断されておらず、ひとつながりの状態において、所定間隔で電極板Pが挟まっている状態のことをいう。
図4及び図5は、溶着装置の構成例を示す概略図であり、図4は、正面視を示す概略図であり、図5は側面視を示す概略図である。図4及び図5にて示すように、溶着装置5は、幅方向ヒーター51と、走行方向ヒーター52と、ヒーター受け台53と、水平動作カム54と、垂直動作カム55と、を含んで構成されている。そして溶着装置54は、各ヒーター(幅方向ヒーター51,走行方向ヒーター52)により、上側のフィルムFUと下側のフィルムFLとを電極板Pを囲む4辺で溶着する装置である。電極板Pのタブが付いている辺については、タブの位置を避けて溶着が行われる。途切れることなく連続的に搬送しながらフィルムF同士を溶着する動作については後で詳しく説明する。
幅方向ヒーター51は、フィルムFの幅方向の溶着を行うヒーターである。幅方向ヒーター51は、水平動作カム54及び垂直動作カム55の動きに連動して、2ワーク分の溶着を行うように動作する。すなわち、幅方向ヒーター51は、一度の溶着により、先行するシートの走行方向後端と、後行するシートの走行方向先端とを同時に溶着する。また、本実施形態では、溶着ポイントをバランスよく点在させることにより、電極板Pの動きを制限できる状態にする構成としているが、1辺全体を溶着する構成としてもよい。なお、「溶着ポイント」とは、フィルムの溶着される位置のことを言う。具体的には、電極板を囲む4辺が本実施形態における「溶着ポイント」となる。
走行方向ヒーター52は、フィルムFの走行方向の両サイドの溶着を行うヒーターである。また、走行方向ヒーター52は、水平動作カム54及び垂直動作カム55の動きに連動して、両サイドの溶着を行う。また、本実施形態では、溶着ポイントをバランスよく点在させることにより、電極板Pの動きを制限できる状態にする構成としているが、1辺全体を溶着する構成としてもよい。
幅方向ヒーター51と、走行方向ヒーター52とは、同じ高さに位置しており、各カムの動きと連動して同一の動きをするように構成されているため、一度の溶着により、幅方向の溶着及び走行方向の溶着が同時に行われることとなる。なお、同時に溶着が行われるが、幅方向ヒーター51と、走行方向ヒーター52との配置関係から、1の電極シートに対して一度の溶着により幅方向及び走行方向の溶着が同時に行われるとは限らない。すなわち、一度の溶着により、先行する電極シートの走行方向の溶着と、後行する電極シートの幅方向の溶着が同時に行われる構成も考えられる。つまり、このような溶着が連続で行われることにより、溶着装置5を通過した電極シートは、幅方向と走行方向の4辺が溶着された状態となる。
ヒーター受け台53は、幅方向ヒーター51と走行方向ヒーター52それぞれの受けとなる台である。ヒーター受け台53は、各ヒーターと対向して配置されており、各ヒーターの水平方向の動きに合わせて、水平方向に移動するように構成されている。ヒーター受け台53は、各ヒーターが垂直方向に最も下降した際に各ヒーターとの間で電極シートを狭持することが可能な垂直方向の位置、具体的には、下側のフィルムFLの下面に近接した垂直方向の位置に設けられている。なお、本実施形態では、ヒーター受け台53は、垂直動作カム55と連動した昇降動作を行わない。
水平動作カム54は、連続的に連なった電極シートの走行速度に合わせて、幅方向ヒーター51と走行方向ヒーター52とを連続的に連なった電極シートの走行方向と平行に水平移動させるカムである。すなわち、水平動作カム54によって、幅方向ヒーター51の水平方向の動作と、走行方向ヒーター52の水平方向の動作とが同時に行われることとなるため、幅方向ヒーター51の水平方向の動作と、走行方向ヒーター52の水平方向の動作とは、連動することになる。
垂直動作カム55は、各ヒーターを上下に移動させるカムである。垂直動作カム55を下方に最大移動させたときに、各ヒーターは、フィルムFに対して溶着可能に位置する構成となっている。
また、本実施形態では、同軸上に水平動作カム54と垂直動作カム55とを備える構成としている。したがって、水平動作カム54と垂直動作カム55との1周の動作時間は、同じとなっている。すなわち、各カムの折り返しタイミングを合わせることにより、一定の動作を連続的に行うことができるようになる。
切断装置6は、連続的に連なった電極シートを幅方向に切断する装置である。フィルムFを切断するカッターと、カッターを保持するカッター胴と、カッターを受けるカッター受け胴と、を含んで構成される。カッターは、先行する電極板P1と後行する電極板P2との間に設けられたフィルムFのみの幅方向を切断する。
中間搬送ニップローラー8a,8b,8cは、上述の後処理を行う装置群βのそれぞれの装置間及び出口、すなわち、挟込装置4と溶着装置5との間、溶着装置5と切断装置6との間、及び切断装置6の下流側(切断装置6と後述する電極シート集積部との間)に、それぞれ配設されており、上述の後処理を行う装置群β側に設けられたサーボモーターにより駆動されるように構成されている。これら中間搬送ニップローラー8a,8b,8cは、ニッピングローラー25及び挟込装置4によって正確に位置決めされた電極シート(ワーク)を位置誤差が生じないように溶着装置5及び切断装置6に案内し、また、完成した電極シートを切断装置6から等間隔で排出することが可能な配置及び構成を有している。
制御装置7は、電極シートの作成に関する各種制御を行う。例えば、供給系の処理を行う装置群と、後処理を行う装置群との同期制御や、ワーク数の集計処理などを行う。
以上、本実施形態に係る電極シート作成装置100の構成の例について説明した。
次に、本実施形態に係る電極シート作成装置100の動作について説明する。ここでは、電極板供給装置1から供給された、先行する電極板P1と、後行する電極板P2とが、連続的に搬送されていく場合を例にして説明する。
まず、電極板供給装置1は、電極板Pを搬送ベルト(中心ベルト26a及び補助ベルト27a)の載置ポジションに載置する。電極板搬送装置2は、載置された電極板Pを搬送する。電極板搬送装置の押さえ付部は、搬送ベルト上の電極板Pを押さえつけて、電極板Pの走行方向後端をリア位置規制部22に突き当てる。このようにして、電極板Pの走行方向の位置が決まる。
電極板搬送装置2が電極板Pを搬送しているときに、電極板供給装置1は、先行する電極板P1と重ならないように後行する電極板P2を電極板搬送装置の載置ポジションに載置する。すなわち、電極板搬送装置2が、先行する電極板P1をリア位置規制部22の間隔に相当する距離(この距離は、電極板Pを電極板Pの走行方向の長さ分と、リア位置規制部22の走行方向長さ分と、に加えて数ミリ余裕を持たせた長さ)搬送したタイミングで、電極板供給装置1は、後行する電極板P2を電極板搬送装置2の載置ポジションに置く。このようにして、電極板供給装置1は、リア位置規制部22の配設間隔に応じて次々と電極板Pを載置する。
後行する電極板P2が載置されている間に、先行する電極板P1は、サイド位置規制機構23の入り口に到達する。電極板Pがサイド位置規制部28a,28bに到達すると、サイド位置規制部28a,28bは、搬送されるすべての電極板Pが一定のサイド位置になるように、ハの字形状の入り口及びサイド位置規制ベルト23d,23dを用いて、徐々に電極板Pの位置を矯正する。このとき、電極板タブが無いものとしたときの電極板Pの幅方向長さを左右のサイド位置規制部28a,28bの配設間隔としているが、電極板タブは、切欠き部23eに収まり左側サイド位置規制部28aのサイド位置規制ベルト23dに接触することはないため、障害なく電極板Pの幅方向の位置を矯正することが可能となる。このようにして、電極板Pの幅方向の位置が決まる。
サイド位置規制機構23により、電極板Pの幅方向が決まると、電極板Pの走行方向先端は、渡りガイドコロ機構24に到達する。電極板Pの走行方向先端が渡りガイドコロ機構24に到達すると、電極板Pは、リア位置規制部22から受ける力を動力としてガイドコロ(24a,24c)上を走行する。
図6は、電極板Pがニッピングローラー25に挟み込まれる例を説明するための概略図である。図6にて示すように、電極板Pが搬送されるにつれて、電極板Pの走行方向先端から順に搬送ベルトから離れていく。最後に、電極板Pの走行方向後端が、渡りガイドコロ機構24上を走行する電極板Pの動力源となっているリア位置規制部22から離れる。電極板Pの走行方向後端が、搬送ベルトから離れると略同時に、ニッピングローラー25が電極板Pを挟み込む。このため、動力を失うことなく電極板Pは、搬送されていく。
また、渡りガイドコロ機構24を介して、電極板Pを限界までニッピングローラー25まで近づけ、かつ、電極板Pの走行方向先端がニッピングローラー25に到達するタイミングと、電極板Pの走行方向後端がリア位置規制部22から離れるタイミングとが略同じタイミングで訪れる構成としている。このように構成しているため、電極板Pをニッピングローラー25に挟み込むときに、搬送ベルトに巻き込まれることなく、かつ、確実に次の電極シート作成工程に送り出すことができるようになる。
ニッピングローラー25を通過すると、電極板Pは、挟込装置4に到達する。挟込装置4は、上側フィルム供給部から供給されるフィルムFUと、下側フィルム供給部から供給されるフィルムFLとを用いて、ニッピングローラー25を経由して搬送される電極板PをフィルムF間に挟み込む。
上下のフィルムF間に挟み込まれた電極板Pは、溶着装置5に到着する。図7は、溶着装置の溶着例を説明するための概略図である。ここでは、電極板Pの走行方向を「順方向」とし、走行方向とは逆の方向を「逆方向」として説明する。また、図7中の矢印Yは、各ヒーターの動きを示す矢印である。
各ヒーターの動作説明の前に、各ヒーター(幅方向ヒーター51及び走行方向ヒーター52)の位置関係を説明する。本実施形態では、走行方向ヒーター52は、幅方向ヒーター51に対して順方向奥側に位置する。すなわち、電極板Pは、幅方向ヒーター51、走行方向ヒーター52の順に通過していく。本実施形態では、走行方向ヒーター52は、幅方向ヒーター51に対して順方向奥側に位置するように構成しているが、走行方向ヒーター52は、幅方向ヒーター51に対して順方向手前側に位置するように構成されていてもよい。
まず、逆方向の折り返し地点(すなわち、各ヒーター51,52が走行方向に向けて動き出す位置、及び各ヒーター51,52が下方に向けて動き出す位置)に各ヒーター51,52をセットする(図7a)。
逆方向の折り返し地点に各ヒーター51,52をセットすると、最初の電極板Pの走行方向先端の溶着位置が、幅方向ヒーター51の直下に位置するときに(すなわち、全ての動きを止めたときに、幅方向ヒーター51をそのまま下方に降ろすと、幅方向ヒーター51による溶着ポイントとなる電極シートと幅方向ヒーター51との位置関係のときに)各カム54,55の動作が開始し、各ヒーター51,52が連動して動作する。これ以降は、電極シート作成装置100を停止させるまで、各ヒーター51,52は動作し続けることとなる。
各カム54,55の動作を開始すると、各ヒーター51,52は、垂直方向及び連続的に連なった電極シートの走行速度と同じ速度で水平方向に移動する。併せて各ヒーター受け台53が、連続的に連なった電極シートの走行速度と同じ速度で水平方向に移動する。そして、各ヒーター51,52が下方最大まで移動すると、電極シートが各ヒーター51,52とヒーター受け台53とによって挟まれた状態となり、各ヒーター51,52は、溶着ポイントに溶着可能に位置する。そして、各ヒーター51,52が、溶着を開始する(図7(b))。
各ヒーター51,52が溶着をしながら、さらに、各ヒーター51,52及び各ヒーター受け台53は、連続的に連なった電極シートの走行速度と等しい速度で、水平方向へ移動する(図7(c))。
所定地点まで、各ヒーター51,52が溶着をしながら移動すると、各ヒーター51,52は、さらに順方向に向けて移動しながら上方へ移動する(図7(d))。ここで各ヒーター51,52が連続的に連なった電極シートと離れることにより、各ヒーター51,52による溶着は、終了する。
そして、各ヒーター51,52が上方最大まで移動すると、各ヒーター51,52は逆方向に向かって水平移動を開始する。併せて、各ヒーター受け台53も、逆方向に向かって水平移動を行う。逆方向から順方向への折り返し地点まで移動すると、後行する電極板P2の走行方向先端の溶着ポイントの真上に幅方向ヒーター51が位置することとなる(図7(e))。
以上に説明した各ヒーター51,52の動作を実現するように、各カム54,55は、構成される。すなわち、本実施形態における溶着動作では、「順方向への移動及び下降」「順方向へ移動しながら溶着」「順方向への移動及び上昇」「逆方向への移動」・・・という各ヒーター51,52による溶着動作が、連続的に繰り返されることとなる。
このように本実施形態に係る溶着装置5は、連続的に連なった電極シートの、走行方向と同じ方向及び走行速度と同じ速度で動いているときに溶着を行う構成としており、フィルムF、電極板P、各ヒーター51,52及びヒーター受け台53が停止している状態と同様の状態を作り出しながら、溶着を連続的に行う構成としているため、連続的に送給されてくるフィルムFの溶着ポイントを連続的に溶着することができるようになる。
なお、常に逆方向から順方向への折り返し地点において、幅方向ヒーター51の位置が、電極板Pの走行方向先端の真上に位置するように構成していることから、幅方向ヒーター51の位置を基準として走行方向ヒーター52の位置を設定することにより、電極板タブの部分を避けて溶着を行うことが、容易になる。
溶着装置5により溶着を行うと、連続的に連なり電極板Pの4辺が溶着されてフィルムFに閉じ込められた状態の電極シートは、切断装置6に到達する。切断装置6は、連続的に連なった電極シートの先行する電極板P1と後行する電極板P2との間のフィルムFを幅方向に切断する。
切断装置6により、個々の電極シートとなると、それらの個々の電極シートは、電極シート集積部(不図示)に送られ、集積される。
以上、本実施形態に係る電極シート作成装置100の動作について説明した。
以上のように、本実施形態の電極シート作成装置100は、電極板を供給する電極板供給装置と、電極板供給装置が供給する電極板の位置決めを行いながら搬送する電極板搬送装置と、電極板を覆うフィルムを供給するフィルム供給装置と、電極板搬送装置が搬送する電極板を、フィルム供給装置が供給するフィルムで挟み込み、連続的に連なった電極シートとする挟込装置と、挟込装置が挟み込んで作成した電極シートのフィルムを溶着する溶着装置と、溶着装置が溶着した電極シートを幅方向に切断する切断装置とを備え、電極板搬送装置は、電極板を搬送するとともに、電極板の走行方向に等しい間隔で突起状に配設されたリア位置規制部を有する搬送ベルト機構と、電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構と、搬送ベルト機構の下流側、かつ、搬送ベルト機構の終端部と一部が重なる位置に、電極板の走行方向と平行に複数のガイドコロが並列する渡りガイドコロ機構と、搬送ベルト機構の動力により渡りガイドコロ機構の上を走行する電極板の走行方向先端を挟み込むニッピングローラーとを有し、リア位置規制部とサイド位置規制機構によって、搬送しながら電極板の位置決めを行う構成としているため、連続的に供給される電極板の位置決めを容易に行うことができるようになる。
また、電極板を搬送ベルト機構に巻き込むことなくニッピングローラーまで搬送することができるため、腰の弱い電極板を用いて電極シートを作成するときに、搬送不良を起こさず作業効率の高い電極シート作成が行えるようになる。
さらには、電極板をニッピングローラーに挟み込むまでの駆動機構を1つのサーボモーターで駆動させ、ニッピングローラー以降の駆動機構を別のサーボモーターで駆動させ、これら2つのサーボモーターが同期する構成としているため、生産コストを抑え、かつ、少ない設置スペースで電極シートを作成することができるようになる。そして、装置全体の規模を小さくして行うことができるため、大量に生産する場合だけでなく小ロット生産にも適した電極シート作成装置を提供することができるようになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態に記載の範囲には限定されない。上記各実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、第1実施形態の溶着装置5は、電極シートの上方から溶着を行う構成としているが、下方から溶着を行う構成としてもよい。
また、第1実施形態のサイド位置規制機構23において、左側サイド位置規制部28a及び右側サイド位置規制部28bは、それぞれ、進入口側のプーリー23aと、中間位置のプーリー23bと、脱出口側のプーリー23cと、これらのプーリーにかけられたサイド位置規制ベルト23dとを含んで構成されるものとして説明したが、これに限定されず、電極板の幅方向の位置決めを行うことができるものであれば、いかなる構成を備えていても良い。以下、第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´について図8及び図9を用いて説明し、第3実施形態に係るサイド位置規制機構23´´について図10を用いて説明する。なお、図8〜図10において、第1実施形態に係る電極シート作成装置100と同様の構成については、同一符号を用いることでその説明を省略する。また、図8において、渡りガイドコロ機構及びニッピングローラーについては、図示を省略する。
第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´は、図8及び図9に示すように、電極板Pの走行方向から見て、左側に位置する左側サイド位置規制部28a´と、右側に位置する右側サイド位置規制部28b´とを含んで構成されている。これら左側サイド位置規制部28a´と右側サイド位置規制部28b´とは、それらが最も接近した部位の間隔が電極板タブ部分を除いたときの電極板Pの幅方向の長さと略等しい間隔となるように、電極板Pの搬送路を挟んで離間して配設されている。これら左側サイド位置規制部28a´及び右側サイド位置規制部28b´の少なくとも一方は、互いに接近若しくは離間する方向(電極板Pの幅方向)に相対移動可能に構成されており、補助ベルト27aの取り付け位置や電極板Pのサイズに応じて、左側サイド位置規制部28a´及び右側サイド位置規制部28b´の間隔を適宜調整できるように構成されている。
左側サイド位置規制部28a´は、電極板Pの走行方向に向かって電極板Pの走行速度と等しい周速度で回転駆動される円柱形のローラー(幅寄せローラー)である。左側サイド位置規制部28a´は、一周する毎に2ワーク分の電極板Pが走行する周長、具体的には、走行方向に連続する一のリア位置規制部22と後続のリア位置規制部22間の距離の2倍の周長を有している。左側サイド位置規制部28a´は、電極板Pのタブを挿入可能に一定間隔で形成された2つの切欠き部29a´を含み、これら切欠き部29a´は、電極板Pの搬送間隔に応じた間隔、本実施形態では左側サイド位置規制部28a´の周方向に180度の間隔をおいて形成されている。左側サイド位置規制部28a´は、外周面29b´によって電極板Pのタブ以外の側端面を右側サイド位置規制部28b´に突き当てるように押圧することにより、電極板Pの幅方向の位置決めを行うように構成されている。
右側サイド位置規制部28b´は、電極板Pの搬送路に沿って立設された金属板(幅寄せ位置規制板)である。右側サイド位置規制部28b´は、電極板Pの搬送路と平行な平行板部30a´と、平行板部30a´から電極板Pの走行方向上流側に向けて搬送路から離れる方向に屈曲した屈曲板部30b´とを有しており、電極板Pの進入口が脱出口よりも広くなるように構成されている。平行板部30a´は、左側サイド位置規制部28a´と搬送路を介して対向する位置まで延在するように設けられている。右側サイド位置規制部28b´は、電極板供給装置から供給された電極板Pが走行方向から見て右側に傾いて搬送されてきた場合に、屈曲板部30b´によって電極板Pの幅方向の位置を矯正すると共に、左側サイド位置規制部28a´の外周面29b´によって押圧された電極板Pを平行板部30a´に沿って搬送させることにより、電極板Pの幅方向の位置決めを行うように構成されている。
以上のように構成された第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´によっても、第1実施形態に係るサイド位置規制機構23と同様に、電極板Pの幅方向の位置決めを適切に行うことが可能である。また、第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´は、摺動抵抗の小さい金属板(幅寄せ位置規制板)に沿って電極板Pを搬送させるものであるため、搬送中の電極板Pの浮き上がりを効果的に抑制することが可能である。さらに、第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´は、第1実施形態に係るサイド位置規制機構23と比較して部品点数を少なくすることができるため、設備コストを抑えることが可能である。
また、第3実施形態に係るサイド位置規制機構23´´は、図10に示すように、電極板Pの走行方向から見て、左側に位置する左側サイド位置規制部28a´´と、右側に位置する右側サイド位置規制部28b´とを含んで構成されている。第3実施形態に係るサイド位置規制機構23´´において、左側サイド位置規制部28a´´以外の構成については、第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´と同様とすることができるため、それらの説明を省略する。
第3実施形態に係る左側サイド位置規制部28a´´は、比較的小径の円柱部31a´´と、周方向に180度の間隔をおいて円柱部31a´´から径方向外側に突出して設けられた断面扇状の膨張部31b´´,31b´´とを有する幅寄せローラーである。左側サイド位置規制部28a´´は、一周する毎に2ワーク分の電極板Pが走行する周長、具体的には、走行方向に連続する一のリア位置規制部22と後続のリア位置規制部22間の距離の2倍の周長を有しており、電極板Pの走行方向に向かって電極板Pの走行速度と等しい周速度で回転駆動されるように構成されている。左側サイド位置規制部28a´´は、一の膨張部31b´´と他の膨張部31b´´との間に形成された窪み部分が、電極板Pのタブを挿入可能な切欠き部29a´´として機能するように構成され、かつ、各膨張部31b´´の半円弧状の外周面29b´´が、電極板Pのタブ以外の側端面を右側サイド位置規制部28b´に突き当てるように押圧する押圧部として機能するように構成されている。
以上のように構成された第3実施形態に係るサイド位置規制機構23´´によっても、第1及び第2実施形態に係るサイド位置規制機構23,23´と同様に、電極板Pの幅方向の位置決めを適切に行うことが可能である。また、第3実施形態に係るサイド位置規制機構23´´によっても、第2実施形態に係るサイド位置規制機構23´と同様に、搬送中の電極板Pの浮き上がりを効果的に抑制することが可能であると共に、設備コストを抑えることが可能である。
この発明は、電極シートを作成する装置及び電極シートを作成する方法に利用可能である。
1 電極板供給装置、2 電極板搬送装置、3 フィルム供給装置、4 挟込装置、5 溶着装置、6 切断装置、7 制御装置、21 搬送ベルト機構、21a 中心ベルト部、21b 補助ベルト部、22 リア位置規制部、23 サイド位置規制機構、23a 進入口側のプーリー、23b 中間位置のプーリー、23c 脱出口側のプーリー、23d サイド位置規制ベルト、23e 切欠き部、23f くぼみ部、24 渡りガイドコロ機構、24a,24c ガイドコロ、24b 微調整部、25 ニッピングローラー、51 幅方向ヒーター、52 走行方向ヒーター、53 ヒーター受け台、54 水平動作カム、55 垂直動作カム、P1〜PN 電極板、F,FL,FU フィルム、X ワークの進行方向、Y ヒーターの動作方向、α 供給系の処理を行う装置群、β 後処理を行う装置群
Claims (9)
- 電極板を供給する電極板供給装置と、
前記電極板供給装置が供給する前記電極板を搬送する電極板搬送装置と、
電極板を覆うフィルムを供給するフィルム供給装置と、
前記電極板搬送装置が搬送する前記電極板を、前記フィルム供給装置が供給するフィルムで挟み込み、連続的に連なった電極シートとする挟込装置と、
前記挟込装置が挟み込んで作成した前記電極シートのフィルムを溶着する溶着装置と、
前記溶着装置が溶着した前記電極シートを幅方向に切断する切断装置とを備え、
前記電極板搬送装置は、
電極板を搬送するとともに、電極板の走行方向に所定の間隔をおいて突起状に配設されたリア位置規制部を有する搬送ベルト機構と、
電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構とを備え、
前記リア位置規制部によって電極板の走行方向の位置決めを行い、前記サイド位置規制機構によって電極板の幅方向の位置決めを行うように構成されている
ことを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項1に記載の電極シート作成装置において、
前記サイド位置規制機構は、電極板の進入口が脱出口よりも広くなるように構成されている
ことを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項1又は2に記載の電極シート作成装置において、
前記サイド位置規制機構は、電極板の走行方向に向かって電極板の走行速度と等しい速度で駆動する左右一対のサイド位置規制ベルトを含む
ことを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項3に記載の電極シート作成装置において、
前記左右一対のサイド位置規制ベルトの少なくとも一方には、電極板の搬送間隔に応じた間隔をおいて、電極板のタブを挿入可能な切欠き部が形成されている
ことを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項1又は2に記載の電極シート作成装置において、
前記サイド位置規制機構は、
電極板の搬送路に沿って立設された幅寄せ位置規制板と、
電極板の搬送路を介して前記幅寄せ位置規制板と対向して設けられ、電極板を前記幅寄せ位置規制板に向けて押圧する幅寄せローラーとを含む
ことを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項5に記載の電極シート作成装置において、
前記幅寄せローラーは、電極板の走行方向に向かって電極板の走行速度と等しい周速度で回転駆動され、
前記幅寄せローラーには、電極板の搬送間隔に応じた間隔をおいて、電極板のタブを挿入可能な切欠き部が形成されている
ことを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電極シート作成装置において、
前記電極板搬送装置は、
搬送ベルト機構の下流側、かつ、搬送ベルト機構の終端部と一部が重なる位置に、電極板の走行方向と平行に複数のガイドコロが並列する渡りガイドコロ機構と、
搬送ベルト機構の動力により前記渡りガイドコロ機構の上を走行する電極板の走行方向先端を挟み込むニッピングローラーとを更に有し、
前記ガイドコロのうち、最上流のガイドコロは、上下調整可能であることを特徴とする電極シート作成装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電極シート作成装置において、
前記溶着装置は、
前記電極シートのフィルムの幅方向を熱により溶着する幅方向ヒーターと、
前記幅方向ヒーターに対して前記電極シートの走行方向と平行な位置に配設され、前記電極シートのフィルムの走行方向を熱により溶着する走行方向ヒーターと、
前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに接続されるとともに、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに対して、前記電極シートと略平行に往復運動を行わせる水平動作カムと、
前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに接続されるとともに、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとに対して、前記電極シートと略垂直に往復運動を行わせる垂直動作カムとを備え、
前記水平動作カムにより、前記幅方向ヒーターと前記走行方向ヒーターとが、前記電極シートの走行方向と略同一の方向に移動しているときに、前記垂直動作カムにより前記電極シートとの距離を詰めて溶着を行うことを特徴とする電極シート作成装置。 - 電極板を供給する電極板供給ステップと、
前記電極板供給ステップで供給された電極板を搬送する電極板搬送ステップと、
電極板を覆うフィルムを供給するフィルム供給ステップと、
搬送される前記電極板を、前記フィルム供給ステップで供給されたフィルムで挟み込み、連続的に連なった電極シートとする挟込ステップと、
前記挟込ステップで作成した電極シートのフィルムを溶着する溶着ステップと、
前記溶着ステップで溶着した電極シートを幅方向に切断する切断ステップとを含む処理を実行し、
前記電極板搬送ステップは、
電極板の走行方向後端を押しながら搬送することにより、電極板の走行方向の位置決めを行うステップと、
電極板の走行方向の両サイドに位置するサイド位置規制機構に沿って電極板を搬送させることにより、電極板の幅方向の位置決めを行うステップとを含む
ことを特徴とする電極シート作成方法。
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2013
- 2013-09-03 JP JP2013181797A patent/JP2014075340A/ja active Pending
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