JP7103291B2 - セパレータ付き電極製造装置、及びセパレータ付き電極製造方法 - Google Patents

セパレータ付き電極製造装置、及びセパレータ付き電極製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、セパレータ付き電極製造装置、及びセパレータ付き電極製造方法に関する。
特許文献1には、セパレータの折れの検知装置が記載されている。この検知装置は、透過用光源と、カメラと、制御部と、を有する。透過用光源は、袋状に形成されたセパレータ内に正極が配置された袋詰正極に対して、下方から光を照射する。透過用光源から照射される光の波長は、セパレータに対して透過し、正極に対しては透過しない波長である。カメラは、袋詰正極に対して上方に設けられ、袋詰正極の各構成要素を撮像する。制御部は、カメラにより袋詰正極を撮像して得られた画像に基づいて、セパレータの折れを検知する。
国際公開第2015/087631号
上述したように、セパレータ内の正極の位置を検査する場合、透過光による検査が知られている。また、生産効率を落とさずに当該検査を実施するためには、検査対象物を搬送手段で搬送しながら検査することが考えられる。搬送しながら透過光による検査を行うためには、透過光が、搬送装置を上下方向に通過できることが必要である。
そのための搬送装置の一例としては、複数の細ベルト(丸ベルト)を間隔を空けて平行に並べて搬送手段とすることで、ベルト間にて光を透過させることが考えられる。また、ベルト間の乗り継ぎ箇所で間隔を拡げ、透過光を通過させえることも考えられる。一方で、こういった、透過光による検査に対応する搬送手段を用いた検査では、搬送手段に電極の保持作用を持たせづらく、検査時に位置ずれが生じやすいという課題がある。
本発明は、対象物の搬送中の検査を、位置ずれを抑制しつつ可能とするセパレータ付き電極製造装置、及び、セパレータ付き電極製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るセパレータ付き電極製造装置は、電極を搬送しながら、電極にセパレータが設けられたセパレータ付き電極を製造するセパレータ付き電極製造装置であって、セパレータの元となる帯状のセパレータ部材を搬送しながら、セパレータ部材に電極を配置しつつセパレータ部材に接合部を形成し、セパレータ部材と電極とを一体化することによって母材を形成する母材形成部と、母材を搬送しながら、電極ごとにセパレータ部材を切断してセパレータ付き電極を形成する切断部と、セパレータ部材に対してセパレータ部材の長手方向に沿ったテンションを生じさせ、母材を切断部に向けて搬送する第1搬送部と、切断部の下流側において、セパレータ付き電極を保持しつつ搬送する第2搬送部と、第1搬送部によって切断部に向けて搬送されている母材を撮像することにより、母材の検査を行う第1検査部と、第2搬送部によって搬送されているセパレータ付き電極を撮像することにより、セパレータ付き電極の検査を行う第2検査部と、を備え、第1検査部においては、セパレータ部材を透過した光を撮像する。
この装置では、母材形成部において、セパレータの元となる帯状のセパレータ部材と電極とが一体化された母材が形成される。母材は、切断部において、電極ごとに切断されることにより、セパレータ付き電極とされる。母材は、第1搬送部において、セパレータ部材の長手方向に沿ってセパレータ部材に生じるテンションにより、切断部に向けて搬送される。このため、母材の搬送に際して、例えばコンベアやベルト等によって上下方向に母材を支持する必要がない。このため、第1検査部によって、母材を搬送しつつ透過光による母材の撮像及び検査が可能である。
また、切断部において形成されたセパレータ付き電極は、第2搬送部において保持されながら搬送される。このため、第2検査部によって、位置ずれが抑制された状態で搬送されているセパレータ付き電極の撮像及び検査が可能である。上述したように、セパレータ部材を透過する光での撮像及び検査は、第1検査部によって既に行われている。したがって、第2検査部においては、セパレータを透過する光での撮像及び検査が必須でない。したがって、第2搬送部のセパレータ付き電極を保持するための機構の透過光への影響を考慮することなく、セパレータ付き電極の撮像及び検査が可能である。以上のように、この装置によれば、対象物の搬送中の検査を、位置ずれを抑制しつつ行うことができる。
本発明に係るセパレータ付き電極製造装置においては、母材形成部は、電極を間に介在させた一対のセパレータ部材を互いに溶着することによって接合部としての溶着領域を形成する溶着部を含み、切断部は、溶着領域においてセパレータ部材を切断し、第1検査部は、溶着部よりも下流側であって切断部の上流側において、母材を撮像してもよい。この場合、セパレータ部材同士の溶着の状態を検査可能である。
本発明に係るセパレータ付き電極製造装置においては、第1検査部は、母材の撮像により得られた画像に基づいて溶着領域の幅を取得し、第2検査部は、セパレータ付き電極の撮像により得られた画像に基づいてセパレータ付き電極の外形寸法を取得してもよい。このように、第1検査部での透過光による母材の撮像によって、溶着領域の状態を取得しつつ、第2検査部では、セパレータ付き電極の外形の状態を取得できる。
本発明に係るセパレータ付き電極製造装置においては、母材形成部は、電極のタブがセパレータ部材から突出するように母材を形成し、第1検査部は、母材の撮像により得られた画像に基づいて、タブと溶着領域との距離を取得し、第2検査部は、セパレータ付き電極の撮像により得られた画像に基づいて、タブとセパレータ付き電極の外縁との距離を取得してもよい。このように、セパレータ部材及びセパレータと電極との相対的な位置関係を取得することにより、より確実な検査が可能となる。
本発明に係るセパレータ付き電極製造装置においては、第2搬送部は、セパレータ付き電極を吸着して保持しながら搬送する吸着コンベアを含み、第2検査部は、吸着コンベアに対向する位置からセパレータ付き電極を撮像してもよい。この場合、セパレータ付き電極の位置ずれを確実に抑制しながら、セパレータ付き電極の撮像及び検査が可能である。
本発明に係るセパレータ付き電極製造方法は、電極を搬送しながら、電極にセパレータが設けられたセパレータ付き電極を製造するセパレータ付き電極製造方法であって、セパレータの元となる帯状のセパレータ部材を搬送しながら、セパレータ部材に電極を配置しつつセパレータ部材に接合部を形成し、セパレータ部材と電極とを一体化することによって母材を形成する母材形成工程と、母材を搬送しながら、電極ごとにセパレータ部材を切断してセパレータ付き電極を形成する切断工程と、切断工程の後に、セパレータ付き電極を保持しつつ搬送する搬送工程と、切断工程の前に、セパレータ部材に生じたセパレータ部材の長手方向に沿ったテンションによって母材が搬送されているときに、母材を撮像することによって、母材の検査を行う第1検査工程と、搬送工程においてセパレータ付き電極が搬送されているときに、セパレータ付き電極を撮像することにより、セパレータ付き電極の検査を行う第2検査工程と、を備え、第1検査工程においては、セパレータ部材を透過した光を撮像する。
この方法では、母材形成工程において、セパレータの元となる帯状のセパレータ部材と電極とが一体化された母材が形成される。第1検査工程においては、セパレータ部材に生じるセパレータ部材の長手方向に沿ったテンションによって母材が搬送されているときに、母材の撮像により母材の検査を行う。このため、母材の撮像時に、例えばコンベアやベルト等によって上下方向に母材を支持しながら母材を搬送する必要がない。このため、第1検査工程において、母材を搬送しつつ透過光による母材の撮像及び検査が可能である。
また、切断工程において形成されたセパレータ付き電極は、搬送工程において保持されながら搬送される。このため、第2検査工程において、位置ずれが抑制された状態で搬送されているセパレータ付き電極の撮像及び検査が可能である。上述したように、セパレータ部材を透過する光での撮像及び検査は、第1検査工程において既に行われている。したがって、第2検査工程においては、セパレータを透過する光での撮像及び検査が必須でない。したがって、セパレータ付き電極を保持するための機構の透過光への影響を考慮することなく、セパレータ付き電極の撮像及び検査が可能である。以上のように、この方法によれば、対象物の搬送中の検査を、位置ずれを抑制しつつ行うことができる。
本発明によれば、対象物の搬送中の検査を、位置ずれを抑制しつつ可能とするセパレータ付き電極製造装置、及び、セパレータ付き電極製造方法を提供できる。
本実施形態に係る蓄電装置の内部を示す断面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 セパレータ付き正極を模式的に示す図である。 本実施形態に係る包装装置の概略側面図である。 本実施形態に係る包装装置の概略側面図である。 検査部を説明するための模式的な平面図である。 検査部を説明するための模式的な平面図である。
以下、一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置の内部を示す断面図である。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置1は、積層型の電極組立体を有するリチウムイオン二次電池である。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状のケース2と、このケース2内に収容された電極組立体3とを備えている。ケース2は、例えば、ケース本体と蓋とにより構成され、アルミニウム等の金属により形成されている。ケース2の内部には、図示はしないが、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。ケース2上には、蓋に該当する部位に、正極端子4及び負極端子5が互いに離間して配置されている。正極端子4は、絶縁リング6を介してケース2に固定され、負極端子5は、絶縁リング7を介してケース2に固定されている。また、電極組立体3とケース2の内側の側面及び底面との間には絶縁フィルムが配置されており、絶縁フィルムによってケース2と電極組立体3との間が絶縁されている。図1では便宜上、電極組立体3の下端とケース2の底面との間には僅かな隙間が設けられているが、実際には電極組立体3の下端が絶縁フィルムを介してケース2の内側の底面に接触している。
電極組立体3は、複数の正極8と複数の負極9とが袋状のセパレータ10を介して交互に積層された構造を有している。正極8は、袋状のセパレータ10に包まれている。袋状のセパレータ10に包まれた状態の正極8は、セパレータ付き正極(セパレータ付き電極)11として構成されている。従って、電極組立体3は、複数のセパレータ付き正極11と複数の負極9とが交互に積層された構造を有している。なお、電極組立体3の両端に位置する電極は、負極9である。
図3は、セパレータ付き正極11を模式的に示す図である。図1~3に示されるように、正極8は、例えばアルミニウム箔からなる正極集電体である金属箔14と、この金属箔14の両面に形成された正極活物質層15とを有している。金属箔14は、平面視矩形状の箔本体部14aと、この箔本体部14aと一体化されたタブ14bとを有している。箔本体部14aは、下端部14x、下端部14xの反対側の上端部14y、及び、下端部14xと上端部14yとを互いに接続する一対の側端部14r,14pを含む。側端部14r,14pは、下端部14x及び上端部14yに交差する。タブ14bは、正極端子4の位置に対応するように箔本体部14aの上端部14yから突出して、セパレータ10を突き抜けている。タブ14bは、導電部材12を介して正極端子4に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ14bを省略している。
正極活物質層15は、箔本体部14aの表裏両面に形成されている。正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。より具体的には、多数の正極活物質の粒子(又は粒子塊,二次粒子)に対し、各粒子間をバインダが接着することで、形成されている。各粒子間には、電解液が含浸する程度の隙間(孔)が形成されるが、この孔は、微小にて目視では確認出来ない。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。
負極9は、例えば銅箔からなる負極集電体である金属箔16と、この金属箔16の両面に形成された負極活物質層17とを有している。金属箔16は、平面視矩形状の箔本体部16aと、この箔本体部16aと一体化されたタブ16bとを有している。タブ16bは、箔本体部16aの長手方向の一端部近傍の縁から突出している。タブ16bは、導電部材13を介して負極端子5に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ16bを省略している。
負極活物質層17は、箔本体部16aの表裏両面に形成されている。負極活物質層17は、負極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。より具体的には、多数の負極活物質の粒子(又は粒子塊,二次粒子)に対し、各粒子間をバインダが接着することで、形成されている。各粒子間には、電解液が含浸する程度の隙間(孔)が形成されるが、この孔は、微小にて目視では確認出来ない。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物またはホウ素添加炭素等が挙げられる。
セパレータ10は、一例として、正極8を内部に収容している。すなわち、正極8は、袋状のセパレータ10に包まれている。セパレータ10は、平面視矩形状を呈している。セパレータ10は、一対の長尺シート状(帯状)のセパレータ部材を互いに溶着して袋状に形成される。具体的には、セパレータ10は、セパレータ部材を互いに溶着して形成される溶着領域W1、溶着領域W2、溶着領域W3、及び溶着領域W4によって外縁が規定される袋状である。なお、図3においては、正面側のセパレータ部材を省略し、説明のために溶着領域W1~溶着領域W4にハッチングを付している。
溶着領域W1は、箔本体部14aの側端部14rに対向すると共に側端部14rに沿って延びる領域である。溶着領域W3は、箔本体部14aの側端部14pに対向すると共に側端部14pに沿って延びる領域である。溶着領域W2は、箔本体部14aの下端部14xに対向すると共に下端部14xに沿って延びる領域である。溶着領域W4は、箔本体部14aの上端部14yに対向すると共に上端部14yに沿って延びる領域である。溶着領域W1~溶着領域W4は、矩形環状となるように互いに接続されている。互いに離間した複数(ここでは、2つ)の溶着領域W4間には、非溶着領域W5が介在されている。
セパレータ10は、非溶着領域W5において開口している。セパレータ10においては、非溶着領域W5を介して、タブ14bが突出している。セパレータ10の材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、或いはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布等が例示される。なお、溶着領域W1~溶着領域W4も、セパレータ部材同士が全面で溶融・溶着されている必要はない。溶着領域は、セパレータ部材同士を固定し、又、正極8の位置を定めるものであるため、セパレータ部材同士が剥がれない、又、セパレータ10内で正極8のずれが生じない範囲において、直接に溶融・溶着される部位が間欠的、例えばドット形状をなすように形成され、部分的に未溶着の部位があってもよい。
また、正極8の厚みは、金属箔14と正極活物質層15とを合せ、本実施形態では、例えば100μmである。一方で、セパレータ10の厚みは、30μmである。なお、さきに説明した図1~図3、及び後述する図については、説明の都合上、デフォルメし、厚みを実際よりも強調して記載している。前記厚みは、本実施形態における一例ではあるが、電池容量を大きく確保する為には、正極活物質層15は、製造上可能な限り厚く形成し、逆に、セパレータ10は、電極間の絶縁を確保できる範囲で、薄く設定される。この為、厚みの関係については、「正極8の厚み > セパレータ10の厚み」の関係が成立するように設定される。更に、セパレータ10の厚みは、正極8の厚みの数分の一に設定されていてもよい。
以上のように構成された蓄電装置1を製造する場合は、まず、帯状の金属箔に活物質層の前駆体が形成されたシート部材を製作する。次に、シート部材を所定の形状に切断し、その後、正極8のみセパレータで包装することで、セパレータ付き正極11及び負極9を製作する。セパレータ付き正極11及び負極9を製作した後、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層し、積層体を形成する。この積層体を加圧することでセパレータ付き正極11及び負極9を密着させた後、セパレータ付き正極11及び負極9をテープ等で固定することで電極組立体3を得る。
そして、ケース2の蓋に正極端子4及び負極端子5を固定した後、セパレータ付き正極11のタブ14bを導電部材12を介して正極端子4に接続すると共に、負極9のタブ16bを導電部材13を介して負極端子5に接続する。そして、電極組立体3をケース2のケース本体内に収容する。例えば、セパレータ付き正極11の製作工程では、より具体的には、活物質層を備えた帯状の電極母材の製造が行われ、その電極母材をカットすることで、正極8の製造が行われる。製造された正極8をセパレータ10で包むことで、セパレータ付き正極11が製造される。
次に、図4~図6を参照して、本実施形態に係る包装装置20について説明する。図4及び図5は、本実施形態に係る包装装置20の概略側面図である。図6は、検査部を説明するための模式的な平面図である。図6では、セパレータ部材18a,18bを透過して正極8が見える状態を模式的に示している。図4及び図5に示される包装装置20は、電極(ここでは、正極8)にセパレータ10を設けることによりセパレータ付き電極(ここでは、セパレータ付き正極11)を製造するセパレータ付き電極製造装置である。
包装装置20は、セパレータ10の元となる長尺シート状(帯状)のセパレータ部材18a及びセパレータ部材18bを互いに溶着する。ここでは、包装装置20は、セパレータ部材18a,18bの溶着により、正極8が収容される袋状のセパレータ10を形成する。本実施形態では、包装装置20が、正極8を搬送経路に沿って搬送しながら、正極8にセパレータ10が取り付けられたセパレータ付き正極11を製造するセパレータ付き電極製造装置に該当する。すなわち、本実施形態でのセパレータ付き電極製造装置である包装装置20は、正極8をセパレータ10で覆って包装することでセパレータ付き正極11を製造する。
まず、図4を参照して、包装装置20の上流側の構成について説明する。図4に示すように包装装置20は、前工程の設備から供給された正極8を搬送経路(ここでは、X軸に沿った経路)に沿って搬送しながら正極8にセパレータ10を設ける。前工程の設備は、例えば、電極母材(不図示)の切断により正極8を製造する電極製造装置(不図示)である。正極8は、搬送コンベア100により搬送されて包装装置20に供給される。搬送コンベア100は、例えば、サン付のベルトコンベアである。なお、本実施形態では、搬送コンベア100は、1列に配列された状態の正極8を包装装置20に供給するものとする。ただし、正極8は、2列以上で供給されてもよい。
包装装置20は、供給リール21と、供給リール22と、ガイドローラ23と、押圧ローラ28と、ガイドローラ24と、ヒータローラ25と、ヒータローラ26と、搬送ローラ27と、切断部31と、受取部32と、を備えている。セパレータ部材18aは、ロール状に捲回されることで、原反ロールが形成される。原反ロールは、供給リール21に支持され、供給リール21が回転されることにより、原反ロールからセパレータ部材18aが繰り出される。供給リール21は、正極8の一方面8a側から、搬送経路に向けてセパレータ部材18aを供給する。セパレータ部材18bは、供給リール22が回転されることにより原反ロールから繰り出される。供給リール22は、正極8の一方面8aと反対側の他方面8b側から、搬送経路に向けてセパレータ部材18bを供給する。
ガイドローラ23は、供給リール21によって供給されたセパレータ部材18aを搬送経路に沿うようにガイドする。ガイドローラ23は、正極8の一方面8a側に配置されている。ガイドローラ23は、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。ガイドローラ23にガイドされたセパレータ部材18aは、正極8の一方面8a側において、搬送経路に沿って搬送される。ここでは、正極8は、セパレータ部材18a上に載置されて一体的に搬送される。したがって、セパレータ部材18aの上面は、正極8の搬送面を形成する。
押圧ローラ28は、正極8をガイドローラ23側へ押圧する。押圧ローラ28は、上下動可能に設けられ、例えば弾性部材(不図示)により、正極8をガイドローラ23側に押圧する。搬送コンベア100から搬送された正極8は、押圧ローラ28を押し上げながら押圧ローラ28及びガイドローラ23間に進入し、セパレータ部材18aの搬送によって、下流側へ搬送される。
ガイドローラ24は、搬送経路においてガイドローラ23よりも下流側に配置されている。ガイドローラ24は、供給リール22によって供給されたセパレータ部材18bを搬送経路に沿うようにガイドする。ガイドローラ24は、正極8の他方面8b側に配置されている。ガイドローラ24は、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。ガイドローラ24にガイドされたセパレータ部材18bは、正極8の他方面8b側において、搬送経路に沿って搬送される。
セパレータ部材18bは、ガイドローラ24よりも下流側において、上述したように正極8の搬送面を提供するセパレータ部材18aに対して、上下方向に対向すると共に略平行な状態で搬送される。換言すれば、ガイドローラ24よりも下流側において、正極8は、セパレータ部材18aとセパレータ部材18bとに挟まれた状態とされる。
ヒータローラ25は、搬送経路(搬送面)に交差する方向(ここでは、Z軸方向)に沿って、セパレータ部材18a,18bを挟んでガイドローラ24に対向して配置されている。ヒータローラ25は、正極8の一方面8a側(下側)であってセパレータ部材18aの下側に配置されている。ヒータローラ25は、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。
ヒータローラ25は、搬送経路に沿って搬送されているセパレータ部材18a,18bを、その短手方向に沿って互いに溶着する。そのために、ヒータローラ25は、一例として、その回転軸に沿った方向に延びる一対の凸部25sを有している。凸部25sは、凸条であってもよく、また、多数の突起の集合体であってもよい。一対の凸部25sは、ここでは、ヒータローラ25の径方向に沿って互いに180°反対側に形成されている。また、ヒータローラ25は、その内部にヒータを有し、その全体が加熱されている。ヒータローラ25は、ヒータにより熱せられた凸部25sの頂面がセパレータ部材18aに接触することにより、セパレータ部材18a,18bを加熱してセパレータ部材18a,18bを互いに溶着する。これにより、ヒータローラ25は、溶着領域W6を形成する(図6参照)。溶着領域W6は、切断されることによって、上述した溶着領域W1及び溶着領域W3となる。
ヒータローラ26は、搬送経路においてガイドローラ23,24及びヒータローラ25よりも下流側に配置されている。ヒータローラ26は、一対のローラ26a,26bを有している。ローラ26a,26bは、搬送経路(搬送面)に交差する方向(ここでは、Z軸方向)に沿って、セパレータ部材18a,18bを挟んで互いに対向して配置されている。ローラ26aは、正極8の一方面8a側(下側)に配置されている。ローラ26aは、セパレータ部材18aの下側に配置されている。ローラ26bは、正極8の他方面8b側(上側)に配置されている。ローラ26bは、セパレータ部材18bの上側に配置されている。ローラ26a,26bは、それぞれ、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。
ヒータローラ26は、搬送経路に沿って搬送されているセパレータ部材18a,18bを、その長手方向に沿って互いに溶着する。一例として、ヒータローラ26は、搬送経路に沿って搬送されているセパレータ部材18a,18bを、その長手方向に延びる縁部に沿って互いに溶着する。ローラ26a,26bのうちの一方(ここでは、ローラ26a)は、その周方向に沿って延びる2つの凸部26sを有している。また、ローラ26aは、その内部にヒータを有している。凸部26sは、Y軸方向における両端部に形成される。
2つの凸部26sのうちの一方は、ローラ26aの周方向の全体に亘って延び、円環状となっている。すなわち、この凸部26sの始端と終端とは一致している。2つの凸部26sのうちの他方は、ローラ26aの周方向の全体に亘っていない。すなわち、この凸部26sの始端と終端とは一致しておらず、それらの間には欠落部分が設けられている。ヒータにより熱せられた凸部26sのそれぞれの頂面がセパレータ部材18aに接触することにより、セパレータ部材18a,18bを加熱してセパレータ部材18a,18bを互いに溶着する。これにより、ローラ26aは、溶着領域W4及び溶着領域W2を形成する(図6参照)。凸部26sの欠落部分においてはセパレータ部材18a,18bが互いに溶着されず、非溶着領域W5が形成される。非溶着領域W5からは、正極8のタブ14bが突出する。これにより、セパレータ部材18a,18bと正極8とが一体化されることによって、長尺シート状(帯状)の母材WKが形成される。なお、本実施形態において、ヒータローラ25,26は、図示しない駆動源に接続された駆動ローラである。
搬送ローラ27は、搬送経路においてヒータローラ26よりも下流側に配置されている。搬送ローラ27は、搬送経路に沿うようにガイドされたセパレータ部材18a,18b(及び母材WK)を搬送経路に沿って搬送する。搬送ローラ27は、一対のローラ27a,27bを有している。ローラ27a,27bは、搬送経路(搬送面)に交差する方向(ここでは、Z軸方向)に沿って、セパレータ部材18a,18bを挟んで互いに対向して配置されている。ローラ27a,27bは、それぞれ、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。ローラ27a,27bは、セパレータ部材18a,18bを挟み込みながら、駆動源(不図示)によって回転することにより、セパレータ部材18a,18bにテンションを生じさせて搬送方向に駆動する(搬送する)。
つまり、ここでは、ヒータローラ25,26、及び、搬送ローラ27は、セパレータ10の元となる帯状のセパレータ部材18a,18bを搬送しながら、セパレータ部材18a,18bに正極8を配置しつつセパレータ部材18a,18bに接合部(ここでは各溶着領域)を形成し、セパレータ部材18a,18bと正極8とを一体化することによって母材WKを形成する母材形成部を構成する。特に、ヒータローラ25,26は、正極8を間に介在させた一対のセパレータ部材18a,18bを互いに溶着して接合することによって、接合部を形成する溶着部である。また、搬送ローラ27は、上記のとおり、セパレータ部材18a,18bに対してセパレータ部材18a,18bの長手方向に沿ったテンションを生じさせ、母材WKを後述の切断部31に向けて搬送する第1搬送部でもある。
切断部31は、搬送経路において搬送ローラ27よりも下流側に配置されている。切断部31は、搬送方向に隣り合う正極8間において、セパレータ部材18a,18b同士が対向する箇所を切断する。切断部31は、溶着領域W6を切断することによって、溶着領域W1,W3を形成する。切断部31は、Y軸方向に隣り合う正極8間において、セパレータ部材18a,18bを切断する。これにより、母材WKからセパレータ付き正極11が形成される。つまり、切断部31は、母材WKを搬送しながら、正極8ごとに(電極ごとに)セパレータ部材18a,18bを切断してセパレータ付き正極11を形成する。切断部31は、ロータリーカッタによって構成される。具体的に、切断部31は、一対のローラ31a,31bを有している。
ローラ31a,31bは、搬送経路(搬送面)に交差する方向(ここでは、Z軸方向)に沿って、セパレータ部材18a,18b(すなわち母材WK)を挟んで互いに対向して配置されている。ローラ31a,31bは、それぞれ、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。ローラ31bは、セパレータ部材18a,18bを切断するための刃部31cを有する。溶着領域W6を切断するための刃部31cは、Y軸方向に沿って延び、ローラ31bの周方向に所定のピッチ(ここでは180°ピッチ)で設けられる。ローラ31aは刃部を有しておらず、周面でセパレータ部材18a,18bを刃部31cの反対側から支持する。ローラ31a,31bは、セパレータ部材18a,18bを切断しながら、駆動源(不図示)によって回転する。
受取部32は、搬送経路において切断部31よりも下流側に配置されている。受取部32は、切断部31で形成されたセパレータ付き正極11を受け取り下流側に送り出す。受取部32は、ニップロール32a,32bを有している。ニップロール32a,32bは、搬送経路(搬送面)に交差する方向(ここでは、Z軸方向)に沿って、セパレータ付き正極11を挟んで互いに対向して配置されている。ニップロール32a,32bは、それぞれ、円柱状であり、搬送経路に交差する方向(ここでは、Y軸方向)を回転軸として回転する。ニップロール32a,32bは、セパレータ付き正極11を挟み込みながら、駆動源(不図示)によって回転することにより、セパレータ付き正極11を引き込むように搬送方向に駆動する(搬送する)。
なお、ここでは、上述したガイドローラ23,24、押圧ローラ28は、セパレータ部材18a,18bが搬送されるのに伴って回転する従動ローラである。ただし、押圧ローラ28、ガイドローラ23,24は、独立した駆動源を有する駆動ローラであってもよい。押圧ローラ28は、駆動ローラとして回転数を制御することで、正極8の供給位置(供給時期)を制御することができる。
次に、図5を参照して、包装装置20の下流側の構成について説明する。図5に示すように、包装装置20は、上述の切断部31と、上述の受取部32と、吸着コンベア71と、を備えている。吸着コンベア71は、受取部32から送り出されたセパレータ付き正極11を受け取り、セパレータ付き正極11を吸着して保持しながら搬送する。すなわち、吸着コンベア71は、セパレータ付き正極11の姿勢を維持しながら搬送する。吸着コンベア71は、切断部31の下流側において、セパレータ付き正極11を保持しつつ搬送する第2搬送部である。吸着コンベア71により搬送されたセパレータ付き正極11は、例えば積層装置等の後段の設備に供給される。なお、本実施形態における吸着コンベア71は、例えば、公知である負圧式のコンベアである。負圧式の吸着コンベアは、多数の細孔を備えたベルトと、ベルトの循環経路の内側に配置される負圧ダクトとを備える。セパレータ付き正極11を搬送する領域においては、細孔を通してベルト表面に負圧を作用させ、ベルト表面にセパレータ付き正極11を固定する。
ここで、図4,6に示されるように、包装装置20は、検査部(第1検査部)40を備えている。検査部40は、母材WKを撮像することにより母材WKの画像を取得すると共に、当該画像に基づいて母材WKの検査を行う。検査部40は、照明41と、カメラ42と、制御部43と、を含む。照明41とカメラ42とは、母材WKを介して互いに対向するように配置されている。照明41とカメラ42とは、ヒータローラ26よりも下流側であって、且つ、切断部31よりも上流側に配置されている。ここでは、照明41とカメラ42とは、ヒータローラ26と搬送ローラ27との間に配置されているが、搬送ローラ27よりも下流側に配置されてもよい。
照明41は、母材WKの下方に配置されている。すなわち、照明41は、セパレータ部材18aに対向するように(臨むように)セパレータ部材18aの下方に配置されている。カメラ42は、母材WKの上方に配置されている。すなわち、カメラ42は、セパレータ部材18bに対向するように(臨むように)セパレータ部材18bの上方に配置されている。照明41は、セパレータ部材18a,18bを透過する照明光(透過光)により母材WKを照明する。一例として、照明41からの照明光は、正極8を透過しない。カメラ42は、照明41から照射されてセパレータ部材18a,18bを透過した照明光を撮像する。このように、検査部40は、切断部31の上流側において、切断部31に向けて搬送されている母材WKを撮像することにより、母材WKの検査を行う。また、照明41とカメラ42との位置関係は逆であってもよい。
ここでは、照明41の照明範囲41Aは、少なくとも母材WKの検査対象範囲を含む。ここでの検査対象範囲は、後に切断部31での切断によってセパレータ付き正極11となる部分と、当該セパレータ付き正極11の溶着領域W1に連続する溶着領域W3(すなわち、溶着領域W6)と、を含む範囲である。換言すれば、検査対象範囲は、正極8の箔本体部14aを囲う溶着領域W2,W4,W6の外縁と、溶着領域W4(セパレータ部材18a,18b)から突出したタブ14bの外縁と、を含む範囲である。カメラ42の撮像範囲42Aも、少なくとも検査対象範囲を含む。
制御部43は、照明41での母材WKの照明、及び、カメラ42での母材WKの撮像を制御する。また、制御部43は、カメラ42での撮像により得られた画像を入力する。制御部43は、得られた画像に基づいて、母材WKの各種値を取得すると共に、当該値に基づいて、検査対象範囲における母材WKの検査を行う。より具体的には、制御部43は、母材WKの撮像により得られた画像に基づいて(例えば画像処理により)、溶着領域W2の幅L2、溶着領域W4の幅L4、及び、一対の溶着領域W6のそれぞれの幅L6を取得する。溶着領域の幅とは、溶着領域の内縁と外縁との距離である。
また、制御部43は、母材WKの撮像により得られた画像に基づいて、タブ14bと溶着領域W2との距離D2、タブ14bと一方の溶着領域W6との距離D6A、及び、タブ14bと他方の溶着領域W6との距離D6Bを取得する。タブ14bと溶着領域W2との距離D2は、例えば、タブ14bにおける箔本体部14aと反対側の縁(タブ14bの頂部)から、溶着領域W2の内縁までの距離である。タブ14bと一方の溶着領域W6との距離D6Aとは、例えば、タブ14bにおける当該一方の溶着領域W6側の縁から当該一方の溶着領域W6の内縁までの距離である。さらに、タブ14bと他方の溶着領域W6との距離D6Bとは、タブ14bの当該他方の溶着領域W6側の縁から当該他方の溶着領域W6の内縁までの距離である。なお、制御部43は、上記の各値以外にも、任意の値を取得し得る。
制御部43は、取得した上記の各値に基づいて、例えば、ヒータローラ25,26での溶着が正確に行われたか否かを判定できる。例えば、幅L2,L4,L6、及び、距離D2,D6A,D6Bが、それぞれ、所定の設定値よりも小さければ(或いは大きければ)、検査対象範囲において溶着が正確に行われていないと判定できる。その場合、制御部43は、対応するヒータローラ25,26の回転速度や、セパレータ部材18a,18bの搬送速度、或いは、搬送コンベア100から供給される正極8の位置等を、フィードバック制御してもよい。
さらに、図5及び図7に示されるように、包装装置20は、検査部(第2検査部)50を備えている。検査部50は、セパレータ付き正極11を撮像することによりセパレータ付き正極11の画像を取得すると共に、セパレータ付き正極11の検査を行う。検査部50は、カメラ51と制御部52とを含む。カメラ51は、吸着コンベア71の上方に配置されている。カメラ51は、吸着コンベア71に対向する位置からセパレータ付き正極11を撮像する。カメラ51は、セパレータ付き正極11で反射された光を撮像する。このように、検査部50は、吸着コンベア71によって搬送されているセパレータ付き正極11を撮像することにより、セパレータ付き正極11の検査を行う。
カメラ51の撮像範囲51Aは、1つのセパレータ付き正極11の外縁を含む。制御部52は、カメラ51でのセパレータ付き正極11の撮像を制御する。また、制御部52は、カメラ51での撮像により得られた画像を入力する。制御部52は、得られた画像に基づいて、セパレータ付き正極11の各種値を取得する共に、当該値に基づいて、セパレータ付き正極11の検査を行う。より具体的には、制御部52は、セパレータ付き正極11の撮像により得られた画像に基づいて(例えば画像処理により)、セパレータ付き正極11の外形寸法を取得する。一例として、制御部52は、箔本体部14aの上端部14y及び下端部14xに沿った方向のセパレータ付き正極11の長さL8、及び、箔本体部14aの側端部14r,14pに沿った方向のセパレータ付き正極11の長さL9を取得する。
また、制御部52は、セパレータ付き正極11の撮像により得られた画像に基づいて、タブ14bとセパレータ付き正極11の外縁との距離を取得する。一例として、制御部52は、タブ14bの頂部から、セパレータ付き正極11のタブ14bと反対側の外縁までの距離D8を取得する。また、制御部52は、セパレータ付き正極11における側端部14r側の外縁と、タブ14bにおける当該外縁側の外縁までの距離D9を取得する。さらに、制御部52は、セパレータ付き正極11における側端部14p側の外縁と、タブ14bにおける当該外縁側の外縁までの距離D10を取得する。なお、制御部52は、上記の各値以外にも、任意の値を取得し得る。
制御部52は、取得した上記の各値に基づいて、例えば、切断部31での母材WKの切断が正確に行われたか否かを判定できる。例えば、長さL8,L9,及び、距離D8,D9,D10が、それぞれ、所定の設定値よりも小さければ(或いは大きければ)、母材WKの切断が正確に行われていないと判定できる。その場合、制御部52は、ローラ31bの回転速度や、セパレータ部材18a,18bの搬送速度等を、フィードバック制御してもよい。
以上の包装装置20においては、以下のセパレータ付き電極製造方法が実施される。本実施形態に係るセパレータ付き電極製造方法(ここではセパレータ付き正極11の製造方法)は、母材形成工程と、切断工程と、搬送工程と、第1検査工程と、第2検査工程と、を備える。母材形成工程においては、セパレータ10の元となる帯状のセパレータ部材18a,18bを搬送しながら、セパレータ部材18a,18bに正極8を配置しつつセパレータ部材18a,18bに接合部(ここでは溶着領域W2,W4,W6)を形成し、セパレータ部材18a,18bと正極8とを一体化することによって、母材WKを形成する。
切断工程においては、母材WKを搬送しながら、正極8ごとにセパレータ部材18a,18bを切断してセパレータ付き正極11を形成する。搬送工程においては、切断工程の後に、セパレータ付き正極11を保持しつつ搬送する。第1検査工程においては、切断工程の前に、セパレータ部材18a,18bに生じたセパレータ部材18a,18bの長手方向に沿ったテンションによって母材WKが搬送されているときに、母材WKを撮像することによって、母材WKの検査を行う。第2検査工程においては、搬送工程においてセパレータ付き正極11が搬送されているときに、セパレータ付き正極11を撮像することにより、セパレータ付き正極11の検査を行う。第1検査工程においては、セパレータ部材18a,18bを透過した光を撮像する。
以上説明したように、包装装置20では、セパレータ10の元となる帯状のセパレータ部材18a,18bと正極8とが一体化された母材WKが形成される。母材WKは、切断部31において、正極8ごとに切断されることにより、セパレータ付き正極11とされる。母材WKは、セパレータ部材18a,18bの長手方向に沿って生じるテンションにより、切断部31に向けて搬送される。このため、母材WKの搬送に際して、例えばコンベアやベルト等によって上下方向に母材WKを支持する必要がない。このため、検査部40によって、母材を搬送しつつ透過光による母材の撮像及び検査が可能である。
また、切断部31において形成されたセパレータ付き正極11は、吸着コンベア71において保持されながら搬送される。このため、検査部50によって、位置ずれが抑制された状態で搬送されているセパレータ付き正極11の撮像及び検査が可能である。上述したように、セパレータ部材18a,18bを透過する光での撮像及び検査は、検査部40によって既に行われている。したがって、検査部50においては、セパレータを透過する光での撮像及び検査が必須でない。したがって、吸着コンベア71におけるセパレータ付き正極11を保持するための機構の透過光への影響を考慮することなく、セパレータ付き正極11の撮像及び検査が可能である。以上のように、包装装置20によれば、対象物の搬送中の検査を、位置ずれを抑制しつつ行うことができる。
なお、例えば、セパレータ付き正極11を搬送しながらの透過光での撮像を行うためには、例えば、複数の細ベルト(丸ベルト)を間隔を空けて平行に並べて搬送手段とすることで、ベルト間にて光を透過させることが考えられる。ただし、この場合には、搬送時や搬送手段の乗り継ぎ時にセパレータ付き正極11の位置及び姿勢のずれが生じ得る。セパレータ付き正極11の位置や姿勢にずれが生じると、セパレータ付き正極11及び負極9の積層時に積層ずれの原因となる。これに対して、包装装置20によれば、上記の理由によって、対象物の搬送中の検査を、位置ずれを抑制しつつ行うことができるので、積層時の積層ずれをも抑制できる。
また、包装装置20においては、正極8を間に介在させた一対のセパレータ部材18a,18b同士を溶着することによって溶着領域W2,W4,W6を形成するヒータローラ25,26を含む。また、切断部31は、溶着領域W6においてセパレータ部材18a,18bを切断する。そして、検査部40は、ヒータローラ25,26よりも下流側であって切断部31の上流側において、母材WKを撮像する。このため、セパレータ部材18a,18b同士の溶着の状態を検査可能である。
また、包装装置20においては、検査部40は、母材WKの撮像により得られた画像に基づいて溶着領域W2,W4,W6の幅L2,L4,L6を取得する。そして、検査部50は、セパレータ付き正極11の撮像により得られた画像に基づいてセパレータ付き正極11の外形寸法を取得する。このように、検査部40での透過光による母材WKの撮像によって、溶着領域W2,W4,W6の状態を取得しつつ、検査部50では、セパレータ付き正極11の外形の状態を取得できる。
また、包装装置20においては、正極8のタブ14bがセパレータ部材18a,18bから突出するように母材WKを形成する。そして、検査部40は、母材WKの撮像により得られた画像に基づいて、タブ14bと溶着領域W2,W6との距離D2,D6A,D6Bを取得する。また、検査部50は、セパレータ付き正極11の撮像により得られた画像に基づいて、タブ14bとセパレータ付き正極11の外縁との距離D8,D9,D10を取得する。このように、セパレータ部材18a,18b及びセパレータ10と正極8との相対的な位置関係を取得することにより、より確実な検査が可能となる。
さらに、包装装置20においては、切断部31の後段に、セパレータ付き正極11を吸着して保持しながら搬送する吸着コンベア71を含む。そして、検査部50は、吸着コンベア71に対向する位置からセパレータ付き正極11を撮像する。このため、セパレータ付き正極11の位置ずれを確実に抑制しながら、セパレータ付き正極11の撮像及び検査が可能である。
以上の実施形態は、本発明の一形態を説明したものである。したがって、本発明は、上述したものに限定されず、種々の変形がなされ得る。
例えば、上記の包装装置20においては、母材形成部が、正極8を間に介在させた一対のセパレータ部材18a,18b同士を溶着して接合することによって、接合部としての溶着領域W2,W4,W6を形成するヒータローラ25,26を含むものであった。しかしながら、包装装置においては、正極8を間に介在させた一対のセパレータ部材18a,18b同士を接着して接合することで母材を形成してもよいし、正極8に対して一対のセパレータ部材を接合することで母材を形成してもよい。
また、溶着部としてのヒータローラ25,26は、それぞれの機能を単一のヒータローラにより実現されてもよい。
また、切断部31の後段においてセパレータ付き正極11を保持しながら搬送する構成としては、吸着コンベア71に限らず、サン付きコンベアやステージ等を用いてもよい。
また、上記の包装装置20では、正極8が一列で供給される、いわゆる一条取りであるが、正極8が複数列で供給される多条取りであってもよい。なお、例えば二条取りの場合、ローラ31bは、セパレータ部材を長手方向(搬送方向)に切断する為の円形の刃をさらに備える。
さらに、包装装置にあっては、セパレータ付き電極として、正極8に代えて負極9にセパレータ10を設けてもよい。
8…正極(電極)、11…セパレータ付き正極(セパレータ付き電極)、14b…タブ、18a,18b…セパレータ部材、20…包装装置(セパレータ付き電極製造装置)、25,26…ヒータローラ(母材形成部、溶着部)、27…搬送ローラ(母材形成部、第1搬送部)、31…切断部、40…検査部(第1検査部)、50…検査部(第2検査部)、71…吸着コンベア(第2搬送部)、W2,W4,W6…溶着領域、L2,L4,L6…幅、D2,D6A,D6B,D8,D9,D10…距離。

Claims (6)

  1. 電極を搬送しながら、前記電極にセパレータが設けられたセパレータ付き電極を製造するセパレータ付き電極製造装置であって、
    前記セパレータの元となる帯状のセパレータ部材を搬送しながら、前記セパレータ部材に前記電極を配置しつつ前記セパレータ部材に接合部を形成し、前記セパレータ部材と前記電極とを一体化することによって母材を形成する母材形成部と、
    前記母材を搬送しながら、前記電極ごとに前記セパレータ部材を切断して前記セパレータ付き電極を形成する切断部と、
    前記セパレータ部材に対して前記セパレータ部材の長手方向に沿ったテンションを生じさせ、前記母材を前記切断部に向けて搬送する第1搬送部と、
    前記切断部の下流側において、前記セパレータ付き電極を保持しつつ搬送する第2搬送部と、
    前記第1搬送部によって前記切断部に向けて搬送されている前記母材を撮像することにより、前記母材の検査を行う第1検査部と、
    前記第2搬送部によって搬送されている前記セパレータ付き電極を撮像することにより、前記セパレータ付き電極の検査を行う第2検査部と、
    を備え、
    前記第1検査部においては、前記セパレータ部材を透過した光を撮像する、
    セパレータ付き電極製造装置。
  2. 前記母材形成部は、前記電極を間に介在させた一対の前記セパレータ部材を互いに溶着することによって前記接合部としての溶着領域を形成する溶着部を含み、
    前記切断部は、前記溶着領域において前記セパレータ部材を切断し、
    前記第1検査部は、前記溶着部よりも下流側であって前記切断部の上流側において、前記母材を撮像する、
    請求項1に記載のセパレータ付き電極製造装置。
  3. 前記第1検査部は、前記母材の撮像により得られた画像に基づいて前記溶着領域の幅を取得し、
    前記第2検査部は、前記セパレータ付き電極の撮像により得られた画像に基づいて前記セパレータ付き電極の外形寸法を取得する、
    請求項2に記載のセパレータ付き電極製造装置。
  4. 前記母材形成部は、前記電極のタブが前記セパレータ部材から突出するように前記母材を形成し、
    前記第1検査部は、前記母材の撮像により得られた画像に基づいて、前記タブと前記溶着領域との距離を取得し、
    前記第2検査部は、前記セパレータ付き電極の撮像により得られた画像に基づいて、前記タブと前記セパレータ付き電極の外縁との距離を取得する、
    請求項2又は3に記載のセパレータ付き電極製造装置。
  5. 前記第2搬送部は、前記セパレータ付き電極を吸着して保持しながら搬送する吸着コンベアを含み、
    前記第2検査部は、前記吸着コンベアに対向する位置から前記セパレータ付き電極を撮像する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のセパレータ付き電極製造装置。
  6. 電極を搬送しながら、前記電極にセパレータが設けられたセパレータ付き電極を製造するセパレータ付き電極製造方法であって、
    前記セパレータの元となる帯状のセパレータ部材を搬送しながら、前記セパレータ部材に前記電極を配置しつつ前記セパレータ部材に接合部を形成し、前記セパレータ部材と前記電極とを一体化することによって母材を形成する母材形成工程と、
    前記母材を搬送しながら、前記電極ごとに前記セパレータ部材を切断して前記セパレータ付き電極を形成する切断工程と、
    前記切断工程の後に、前記セパレータ付き電極を保持しつつ搬送する搬送工程と、
    前記切断工程の前に、前記セパレータ部材に生じた前記セパレータ部材の長手方向に沿ったテンションによって前記母材が搬送されているときに、前記母材を撮像することによって、前記母材の検査を行う第1検査工程と、
    前記搬送工程において前記セパレータ付き電極が搬送されているときに、前記セパレータ付き電極を撮像することにより、前記セパレータ付き電極の検査を行う第2検査工程と、
    を備え、
    前記第1検査工程においては、前記セパレータ部材を透過した光を撮像する、
    セパレータ付き電極製造方法。
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