JP6589750B2 - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータ制御のためのソフトウェア処理の負荷を増加させることなく、故障に至る原因を分析するための十分な制御データを保存することができるモータ制御装置を提供することである。
[一実施形態]
本発明の一実施形態によるモータ制御装置は、図1の車両用の電動パワーステアリング装置10に適用されている。図1において、ハンドル11のコラム軸12は、ユニバーサルジョイント13、14およびピニオンラック機構15を介してタイロッド16に連結されている。コラム軸12には、ハンドル11の操舵力を補助するモータ17が減速ギア18を介して連結されている。モータ制御装置20は、トルクセンサ21により検出された操舵トルクと車速センサ22により検出された車速とに基づき、モータ17に流す電流の指令値(以下、電流指令値)を演算する。そして、モータ制御装置20は、モータ17に実際に流れている電流の検出値(以下、電流検出値)が電流指令値に追従するようにモータ17を制御する。
先ず、モータ制御装置20の構成について図2を参照して説明する。
モータ制御装置20は、MCU(マイクロコントロールユニット)31と、フラッシュメモリ32と、ドライバ回路33と、インバータ34と、電流検出回路35と、位置検出回路36と、電圧検出回路37とを備えている。モータ制御装置20は、PWM信号を用いてインバータ34のスイッチング素子を駆動することによりモータ17のトルク等を制御する。PWM信号は、三角波比較方式により生成される。
ドライバ回路33は、MCU31から入力される電流指令信号(すなわち、Su、Sv、Sw)と三角波キャリア信号との比較結果に応じてPWM信号(すなわち、Up、Un、Vp、Vn、Wp、Wn)を生成する。PWM信号は、電流指令信号が三角波キャリア信号よりも高ければON、低ければOFFとなる信号である。
電流検出回路35は、Hブリッジ回路のシャント抵抗52、53に接続されており、モータ17に実際に流れる電流を検出する。
電圧検出回路37は、バッテリー55からインバータ34に印加されている電圧(以下、VH電圧)を検出する。
次に、MCU31が有する機能について図3〜図5を参照して説明する。
図3に示すように、MCU31は、一時記憶部61と、データ更新部62と、モータ制御部63と、データ転送部64と、異常検出部65と、データ保存部66とを備えている。
モータ制御部63は、CPU41により構成されており、第1記憶領域68の制御データに基づきモータ17を制御するモータ制御処理を行う。具体的には、例えば、操舵トルクと車速とに基づき電流指令値を演算する。
次に、データ保存部66が実行する処理について図6および図7を参照して説明する。
図6は、制御データをフラッシュメモリ32に保存する処理である。図6のステップS1では、第2記憶領域69に記憶されている制御データ群のうちフラッシュメモリ32に未保存のデータ量が所定量(保存実行閾値)以上であるか否かが判定される。未保存のデータ量が所定のデータ量以上であると判定された場合(S1:YES)、処理はステップS2へ移行する。未保存のデータ量が所定量よりも小さいと判定された場合(S1:NO)、処理は図6のルーチンを抜ける。
ステップS4では、データ保存が実行され、保存アドレスが更新される。ステップS4の後、処理は図6のルーチンを抜ける。
ステップS13では、データ保存先が別のデータ保存領域51に切り替えられる。ステップS13の後、処理は図7のルーチンを抜ける。
以上説明したように、本実施形態では、モータ制御装置20は、一時記憶部61と、モータ制御部63と、データ転送部64とを備える。一時記憶部61は、モータ17の制御に用いる最新の制御データを記憶する第1記憶領域68、および、現在から過去に遡る所定期間の制御データ群を記憶する第2記憶領域69を有する。モータ制御部63は、第1記憶領域68の制御データに基づきモータ17を制御する。データ転送部64は、キャリア信号の所定のタイミングに同期して、モータ制御部63を介さず直接に一時記憶部61にアクセスして第1記憶領域68の制御データを第2記憶領域69に転送する。
これにより、データ転送部64の処理負荷、および、第2記憶領域69に記憶させる制御データ群の対応期間を調整可能である。
これにより、電源が切れた後であってもフラッシュメモリ32のデータを基に故障に至った原因を解析することができる。
これにより、複数の異常時の制御データを一度に取得して解析することができる。
これにより、有用な制御データを残しつつ、異常解析用の制御データの収集を続けることができる。
これにより、故障に至る原因を分析するための十分な制御データを保存することができる。
本発明の他の実施形態では、データ保存部は、モータ制御装置の異常が検出されたとき、異常検出時刻および異常検出重要度の一方を保存してからデータ保存先を別のデータ保存領域に切り替えてもよい。その際、データ保存先を切り替えるとき、全てのデータ保存領域に制御データが保存されている場合、異常検出時刻および異常検出重要度の一方に基づき切り替え先が選択される。
本発明の他の実施形態では、データ転送は、キャリア信号の山および谷以外のタイミングに同期して行われてもよい。
本発明の他の実施形態では、フラッシュメモリは、制御データ以外のデータを保存する領域を有していてもよい。
本発明の他の実施形態では、不揮発性メモリは、フラッシュメモリに限らず、他の種類のメモリであってもよい。また、不揮発性メモリは、MCUに内蔵されてもよい。
本発明の他の実施形態では、モータ制御装置は、電動パワーステアリング装置のモータに限らず、他のモータに適用されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
20・・・モータ制御装置
34・・・インバータ回路
61・・・一時記憶部
63・・・モータ制御部
64・・・データ転送部
68・・・第1記憶領域
69・・・第2記憶領域
Claims (7)
- 指令信号とキャリア信号との比較結果に応じて生成されるPWM信号を用いてインバータ回路(34)のスイッチング素子を駆動して、モータ(17)の回転またはトルクを制御するモータ制御装置(20)であって、
前記モータの制御に用いる最新の制御データを常時記憶する第1記憶領域(68)、および、最新の制御データのみならず、現在から過去に遡る所定期間の制御データ群を記憶する第2記憶領域(69)を有する一時記憶部(61)と、
前記第1記憶領域の制御データに基づき前記モータを制御するモータ制御部(63)と、
前記キャリア信号の所定のタイミングに同期して、前記モータ制御部を介さず直接に前記一時記憶部にアクセスして前記第1記憶領域の制御データを前記第2記憶領域に転送するデータ転送部(64)と、
を備え、
前記データ転送部は、当該データ転送部の処理負荷が調整されるように、前記キャリア信号の周波数が高いほど、前記第1記憶領域の制御データを前記第2記憶領域に転送する頻度を下げるモータ制御装置。 - 前記所定期間あるいはそれ以上の期間の制御データ群を保存する不揮発性メモリ(32)と、
前記第2記憶領域の制御データ群を前記不揮発性メモリに保存するデータ保存部(66)と、
をさらに備える請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記モータ制御装置の異常を検出する異常検出部(65)をさらに備えており、
前記不揮発性メモリは、複数のデータ保存領域(51)を有しており、
前記データ保存部は、前記モータ制御装置の異常が検出されたとき、データ保存先を別のデータ保存領域に切り替える請求項2に記載のモータ制御装置。 - 前記データ保存部は、
前記モータ制御装置の異常が検出されたとき、異常検出時刻を保存してからデータ保存先を別のデータ保存領域に切り替え、
データ保存先を切り替えるとき、全ての前記データ保存領域に制御データが保存されている場合には、異常検出時刻の最も古い制御データが保存されているデータ保存領域に切り替える請求項3に記載のモータ制御装置。 - 前記データ保存部は、
前記モータ制御装置の異常が検出されたとき、異常検出重要度を保存してからデータ保存先を別のデータ保存領域に切り替え、
データ保存先を切り替えるとき、全ての前記データ保存領域に制御データが保存されている場合、異常検出重要度の最も低い制御データが保存されているデータ保存領域に切り替える請求項3に記載のモータ制御装置。 - 前記データ保存部は、
前記モータ制御装置の異常が検出されたとき、異常検出時刻および異常検出重要度を保存してからデータ保存先を別のデータ保存領域に切り替え、
データ保存先を切り替えるとき、全ての前記データ保存領域に制御データが保存されている場合には、異常検出重要度の最も低い制御データが保存されているデータ保存領域に切り替え、
データ保存先を切り替えるとき、全ての前記データ保存領域に制御データが保存されており、且つ、異常検出重要度の最も低い制御データが保存されているデータ保存領域が複数ある場合には、異常検出時刻の最も古い制御データが保存されているデータ保存領域に切り替える請求項3に記載のモータ制御装置。 - 前記データ保存領域は、前記第2記憶領域よりも容量が大きく、
前記データ保存部は、前記所定期間よりも長い期間の制御データ群を前記データ保存領域に保存する請求項2〜6のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
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