JP6586931B2 - リリーフ弁装置、および、それを用いる高圧ポンプ - Google Patents

リリーフ弁装置、および、それを用いる高圧ポンプ Download PDF

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Description

本発明は、リリーフ弁装置、および、それを用いる高圧ポンプに関する。
従来、二つの空間に連通するよう設けられ、当該二つの空間の一の空間の流体の圧力が規定以上の圧力になると開弁し、当該一の空間の圧力を低減するリリーフ弁装置が知られている。例えば、特許文献1には、弁ボディ、弁ボディに往復移動可能に収容され他の空間から一の空間への流体の流れを規制または許容する弁部材、弁部材を閉弁方向に付勢する第一付勢部材、弁ボディに往復移動可能に収容され当該一の空間に連通している弁ボディ内の流体の圧力が規定値以上になると開弁するリリーフ弁部材、および、リリーフ弁部材を閉弁方向に付勢する第二付勢部材を備えるリリーフ弁装置が記載されている。
特開2004−197834号公報
しかしながら、特許文献1に記載のリリーフ弁装置では、第一付勢部材の弁部材に当接している側とは反対側の端部と、第二付勢部材がリリーフ弁部材に当接している側とは反対側の端部とは、それぞれ別々の部材に支持されている。このため、弁部材が移動する方向に略平行な方向の体格が比較的大きくなる。また、特許文献1に記載のリリーフ弁装置が内燃機関の燃焼室に燃料を噴射可能な燃料噴射弁に燃料を供給する高圧ポンプに適用される場合、リリーフ圧を燃料噴射弁の燃料噴射圧力に比べ高い値に設定する必要があるためリリーフ弁部材を閉弁方向に付勢する付勢部材の付勢力を比較的大きくする必要がある。しかしながら、第二付勢部材が収容されている空間は比較的狭いため、ばね荷重を大きくすることができない。また、ばね荷重を大きくすると部材が移動する方向に略平行な方向の体格がさらに大きくなる。
本発明は、体格を小さくしつつリリーフ圧を高く設定することが可能なリリーフ弁装置を提供することにある。
本発明は、第一圧力室(14)と第一圧力室とは異なる空間である第二圧力室(8)とに接続するよう設けられ、第二圧力室の流体の圧力を低減可能なリリーフ弁装置であって、弁ハウジング(41,42,431,432,44,521,522,53,631,82,831,832,84,921,922,94)、区画壁(49,59,89,99)、第一弁部材(45,55,65)、第一付勢部材(46)、第二弁部材(47,57)、および、第二付勢部材(48)を備える。
弁ハウジングは、第一圧力室と第二圧力室とを連通する連通路(423,433,434,435,523,524,633,634,823,833,834,923,924)、および、第二圧力室と連通可能に形成されるリリーフ室(420,430,520,820,830,920)を有する。
区画壁は、弁ハウジング内に設けられ、連通路とリリーフ室とを区画する。
第一弁部材は、第一圧力室と連通路との間の流体の流通を遮断および許容可能である。
第一付勢部材は、一端が第一弁部材に当接し、他端が区画壁に当接する。第一付勢部材は、第一弁部材を区画壁とは反対の方向に付勢する。
第二弁部材は、第二圧力室とリリーフ室との間の流体の流通を遮断および許容可能である。
第二付勢部材は、一端が第二弁部材に当接し、他端が区画壁のリリーフ室側の壁面に当接する。第二付勢部材は、第二弁部材をリリーフ弁座に当接する方向に付勢する。
本発明のリリーフ弁装置では、区画壁には、第一付勢部材と第二付勢部材とがそれぞれ当接する。これにより、本発明のリリーフ弁装置では、第一付勢部材の端部を支持する部材と第二付勢部材の端部を支持する部材とを共通にすることができるため、体格を比較的小さくすることができる。また、第一付勢部材の端部を支持する部材と第二付勢部材の端部を支持する部材とを共通にすることができるため、第二付勢部材の付勢力を大きくする場合、第二付勢部材が収容されるリリーフ室を比較的大きくしても体格の増大を抑えることができる。したがって、本発明のリリーフ弁装置は、体格を小さくしつつリリーフ圧を高く設定することができる。
本発明の第一実施形態による高圧ポンプの断面図である。 本発明の第一実施形態による高圧ポンプが適用される燃料供給システムの模式図である。 本発明の第一実施形態によるリリーフ弁装置の断面図である。 図3のIII−III線断面図である。 本発明の第一実施形態によるリリーフ弁装置の作用を説明する断面図である。 本発明の第一実施形態によるリリーフ弁装置の作用を説明する断面図であって、図5とは異なる断面図である。 本発明の第二実施形態によるリリーフ弁装置の断面図である。 本発明の第三実施形態によるリリーフ弁装置の断面図である。 本発明の第四実施形態によるリリーフ弁装置の断面図である。 本発明の第五実施形態によるリリーフ弁装置の断面図である。 本発明の第六実施形態によるリリーフ弁装置の断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるリリーフ弁装置および高圧ポンプを図1〜6に示す。第一実施形態による「リリーフ弁装置」としての燃料吐出リリーフ部40は、高圧ポンプ1に適用される。この高圧ポンプ1は、図2に示す燃料供給システム100に適用される。
最初に、燃料供給システム100の構成について説明する。燃料供給システム100は、例えば、車両が搭載する図示しない内燃機関の燃焼室に燃料を供給するシステムであって、燃料タンク7、低圧ポンプ16、高圧ポンプ1、「第二圧力室」としての燃料レール8、および、燃料噴射弁9などから構成される。
燃料タンク7に貯留されている「流体」としての燃料は、低圧ポンプ16によってある程度加圧され燃料供給路17を通って高圧ポンプ1に送られる。高圧ポンプ1は、低圧ポンプ16から送られる燃料を燃料噴射弁9が噴射可能な圧力まで加圧し、燃料供給路18を介して燃料レール8に送る。燃料レール8に貯留されている高圧の燃料は、燃料噴射弁9の作動に応じて図示しない内燃機関の燃焼室や吸気管に噴射される。
高圧ポンプ1は、「ポンプハウジング」としての本体部10、プランジャ部20、燃料貯留部25、「吸入弁」としての燃料吸入部30、および、燃料吐出リリーフ部40を備えている。以下の説明では、図1の上を「上」、図1の下を「下」として説明する。
本体部10は、下ハウジング11、エンジン嵌合部12、シリンダ13、および、上ハウジング15を有する。
下ハウジング11は、円筒状に形成されているシリンダ保持部111、および、シリンダ保持部111の一方の端部から径外方向に突出するよう形成されているフランジ部112を有する。シリンダ保持部111は、シリンダ13が挿通される挿通孔114を有する。
エンジン嵌合部12は、フランジ部112のシリンダ保持部111とは反対側に設けられている円筒状の部材である。エンジン嵌合部12は、内燃機関と嵌合し、高圧ポンプ1を内燃機関の所定の位置に設置することが可能である。
シリンダ13は、有底筒状に形成され、筒部131、および、底部132を有する。シリンダ13は、下ハウジング11に挿通されつつ、上ハウジング15に圧入固定されている。
筒部131は、内側にプランジャ21を摺動可能に支持する。筒部131は、径外方向の外壁にシリンダ保持部111に係合可能な突起133を有する。突起133は、シリンダ13の移動を規制する。
底部132は、筒部131の一方の端部を塞ぐよう設けられ、筒部131とプランジャ21とによって「第一圧力室」としての加圧室14を区画形成する。加圧室14は、プランジャ21の往復移動によって容積が変化する。加圧室14は、筒部131が有する吸入孔141および吐出孔142と連通している。
上ハウジング15は、吸入孔141と吐出孔142とを結ぶ方向に長手状をなす直方体形状をなしている。上ハウジング15は、下ハウジング11のエンジン嵌合部12側とは反対側に設けられている。上ハウジング15は、圧入孔151、吸入通路152、および、吐出通路153を有する。圧入孔151は、上ハウジング15の長手方向の中央に形成され、シリンダ13が挿通可能である。これにより、シリンダ13は、上ハウジング15に支持される。吸入通路152は、吸入孔141に連通する。吸入通路152には燃料吸入部30が設けられ、加圧室14に吸入される燃料が流通可能である。吐出通路153は、吐出孔142に連通する。吐出通路153には、燃料吐出リリーフ部40が設けられ、加圧室14から吐出される燃料が流通可能である。
プランジャ部20は、プランジャ21、オイルシールホルダ22、スプリングシート23、および、プランジャスプリング24を有する。プランジャ部20は、加圧室14の燃料を加圧可能である。
プランジャ21は、筒部131の内壁と摺動可能に形成されている大径部211、および、大径部211から加圧室14とは反対の方向に延びるよう形成されている小径部212を有する。小径部212は、加圧室14とは反対側の端部が図示しないカムシャフトに取り付けられたカム19(図2参照)に外面を当接可能に形成されている。これにより、回転するカム19の形状に応じて軸方向に往復移動する。
オイルシールホルダ22は、小径部212の径外方向に位置している。オイルシールホルダ22は、プランジャ21の小径部212が挿通可能なよう筒状に形成されているシール保持部221、および、エンジン嵌合部12の径方向内側に固定されている固定部222を有する。
シール保持部221は、径方向内側のテフロン(登録商標)リングおよび径方向外側のOリングからなるシール223を保持している。シール223は、小径部212の周囲の燃料油膜の厚さを調整する。シール保持部221の下方の端部には、オイルシール224が固定されている。オイルシール224は、小径部212周囲のオイル油膜の厚さを調整する。
スプリングシート23は、プランジャ21の下方の端部に固定されている。
プランジャスプリング24は、一端がスプリングシート23に係止され、他端が固定部222に係止されている。プランジャスプリング24は、プランジャ21がタペットに当接するようにプランジャ21を付勢する。プランジャ部20は、カムシャフトの回転に応じてプランジャ21を往復移動させ、加圧室14の容積を変化させる。
燃料貯留部25は、カバー26、パルセーションダンパ28、図示しない燃料インレット、および、図示しない燃料フィルタを有する。燃料貯留部25は、燃料吸入部30に供給される燃料を一旦貯留する。
カバー26は、有底筒状の部材であって、上ハウジング15およびシリンダ13の上部を収容している。カバー26は、カバー底部261およびカバー筒部262を有する。
カバー底部261は、カバー筒部262の上側の開口を塞ぐよう形成されている。
カバー筒部262の下側の端部は、フランジ部112の上側の端面に当接している。カバー筒部262は、複数の嵌合孔を有する。この複数の嵌合孔のうち嵌合孔263は、吸入通路152に対応する位置に形成されている。嵌合孔263には、燃料吸入部30が挿入されている。複数の嵌合孔のうち嵌合孔264は、吐出通路153に対応する位置に形成されている。嵌合孔264には、燃料吐出リリーフ部40が挿入されている。また、複数の嵌合孔のうち嵌合孔263、264とは異なる図示しない別の嵌合孔には、カバー26とフランジ部112とによって区画される「流体貯留室」としての燃料ギャラリ27に外部からの燃料を供給可能な図示しない燃料インレットが挿入されている。
カバー26は、溶接によってフランジ部112と接合されている。また、燃料吸入部30、燃料吐出リリーフ部40および燃料インレットは、カバー26に溶接によって接合されている。これらの溶接によって、燃料ギャラリ27は、液密を維持している。
パルセーションダンパ28は、燃料ギャラリ27に設けられている。パルセーションダンパ28は、外縁部が接合された2枚の円形皿状のダイアフラム281、282から形成され、所定圧の気体を内部に密封している。パルセーションダンパ28は、ダイアフラム281、282の外縁部がカバー26の内壁に固定されている。パルセーションダンパ28は、燃料ギャラリ27の燃料の圧力変化に応じて弾性変形し燃料ギャラリ27における燃料の圧力脈動を低減する。
燃料吸入部30は、吸入弁ボディ31、弁座32、吸入弁部材33、コイルばね34、可動コア35、ニードル36、ニードルガイド37、固定コア38、および、コイル39を有する。燃料吸入部30は、ノーマリオープン型の電磁駆動弁である。
吸入弁ボディ31は、筒状に形成され、上ハウジング15の吸入通路152に固定されている。吸入弁ボディ31は、燃料ギャラリ27と加圧室14とに連通可能な吸入室300を有する。
弁座32は、略円板状部の部材であって、吸入弁ボディ31の加圧室側に設けられている。弁座32は、吸入室300と加圧室14とを連通可能な複数の貫通孔321を有する。
吸入弁部材33は、弁座32の加圧室側に往復移動可能に設けられている。吸入弁部材33は、吸入弁部材33の加圧室側に設けられているコイルばね34によって弁座32に当接するよう付勢されている。吸入弁部材33は、吸入弁部材33の加圧室側の空間と吸入室側の空間とを連通する連通路331を有する。
可動コア35は、円筒状に形成されている。可動コア35は、吸入弁ボディ31の一方の端部内で軸方向に移動可能に設けられている。
ニードル36は、吸入弁ボディ31内でニードルガイド37によって往復移動可能に支持されている。ニードル36は、可動コア35と一体に往復移動可能に形成されている。ニードル36は、弁座32に挿通されつつ吸入弁部材33の加圧室14とは反対側の端面に当接している。ニードル36は、ニードルガイド37の可動コア35とは反対側の端部に対応する位置で径外方向に突出する鍔部361を有する。
ニードルガイド37は、可動コア35側の端部に径外方向に突出する鍔部371を有する。ニードル36の鍔部361と鍔部371との間には、スプリング362が設けられている。スプリング362は、コイルばね34の吸入弁部材33を付勢する付勢力に比べ強い付勢力でニードル36を加圧室14の方向に付勢している。
固定コア38は、磁性材料からなる。固定コア38は、可動コア35に対し吸入弁部材33とは反対側に設けられている。
コイル39は、固定コア38の径方向外側に設けられている。コイル39は、電力が供給されると磁界を形成する。
燃料吸入部30では、コイル39に電力を供給されると可動コア35と固定コア38との間に磁気吸引力が発生する。可動コア35と固定コア38との間の磁気吸引力がある程度大きくなると、ニードル36は、可動コア35と一体となって固定コア38の方向に移動する。これにより、吸入弁部材33に対するニードル36の作用力が小さくなり吸入弁部材33と弁座32とが当接する。吸入弁部材33と弁座32とが当接すると、吸入室300と加圧室14とが遮断される。
また、コイル39への電力の供給が停止すると可動コア35と固定コア38との間の磁気吸引力がなくなる。当該磁気吸引力がなくなると、ニードル36は、スプリング362の付勢力によって固定コア38とは反対の方向に移動する。これにより、吸入弁部材33に対するニードル36の作用力が大きくなり吸入弁部材33と弁座32とが離間する。吸入弁部材33と弁座32とが離間すると、吸入室300と加圧室14とが連通する。
燃料吸入部30では、このようにしてニードル36の駆動を制御し、弁座32に対する吸入弁部材33の位置を制御する。
燃料吐出リリーフ部40は、図3に示すように、「ケーシング」としての吐出弁ボディ41、「リリーフ室形成部材」および「中空部材」としての第一中間部材42、第二中間部材43、「ケーシング」としての第一通孔形成部材44、「第一弁部材」としての吐出弁部材45、「第一付勢部材」としての吐出弁用スプリング46、「第二弁部材」としてのリリーフ弁部材47、および、「第二付勢部材」としてのリリーフ弁用スプリング48を備える。なお、図3、5、6には、燃料吐出リリーフ部40に対して加圧室14が位置する側を「加圧室側」とし、燃料吐出リリーフ部40に対して加圧室14が位置する側とは反対側を「燃料レール側」として示す。
吐出弁ボディ41は、略筒状に形成されている。吐出弁ボディ41は、大内径部411、および、小内径部412を有する。吐出弁ボディ41は、内側に吐出弁ボディ41の中心軸CA41に沿う方向に吐出弁ボディ41を貫通する内部空間410を有する。
大内径部411は、略筒状の部位であって、燃料吐出リリーフ部40が高圧ポンプ1に組み付けられているとき、吐出弁ボディ41の加圧室側に位置する。大内径部411は、加圧室側に開口413を有する。また、大内径部411は、外壁に大内径部411の内側と外側とを連通するリリーフ通路414を有する。リリーフ通路414は、燃料ギャラリ27に連通している。大内径部411の外壁には、上ハウジング15とねじ結合可能なねじ溝415が形成されている。
小内径部412は、略筒状の部位であって、燃料吐出リリーフ部40が高圧ポンプ1に組み付けられているとき、吐出弁ボディ41の燃料レール側に位置する。小内径部412の内径は、大内径部411の内径に比べ小さい。これにより、内部空間410を形成する吐出弁ボディ41の内壁は、段差面416を有する。小内径部412は、大内径部411と接続する側とは反対側に開口417を有する。
第一中間部材42は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第一中間部材42は、内部空間410に収容されている。第一中間部材42は、外径が小内径部412の内径に比べ大きい。これにより、第一中間部材42を開口413から内部空間410に挿入すると段差面416に当接するため、段差面416は、内部空間410における第一中間部材42の燃料レール側への移動を規制する。
第一中間部材42は、底部421、および、筒部422を有する。第一中間部材42は、底部421および筒部422を中心軸CA41に沿う方向に貫通する複数の「連通路」としての第一流路423を有する。複数の第一流路423は、図4に示すように、中心軸CA41上の点を中心とする同心円上に等間隔で配置される。第一流路423は、第一中間部材42の燃料レール側の内部空間400に連通している。
底部421は、筒部422の燃料レール側の開口を塞ぐよう設けられる。底部421は、段差面416に当接しつつ、大内径部411の内壁に当接している。底部421は、筒部422とともに「リリーフ室」としての第一リリーフ室420を区画形成する。底部421は、内部空間400と第一リリーフ室420とを連通するリリーフ通孔424を有する。リリーフ通孔424の第一リリーフ室420側の開口の周囲にはリリーフ弁部材47が当接可能なリリーフ弁座425が形成されている。
筒部422は、第一リリーフ室420と筒部422の径外方向の外側とを連通する連通路426、427を有する。連通路426は、連通路427からみて燃料レール側に形成されている。筒部422は、外径が大内径部411の内径に比べ小さい。これにより、筒部422と大内径部411の内壁との間の隙間428が形成されている。連通路426、427は、隙間428に連通している。隙間428は、リリーフ通路414に連通している。
第二中間部材43は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第二中間部材43は、内部空間410において第一中間部材42の加圧室側に収容されている。このとき、第二中間部材43の燃料レール側の第二端面439は、第一中間部材42の加圧室側の第一端面429に当接している。第一中間部材42と第二中間部材43とは、ピン418によって相対回転が規制される。
第二中間部材43は、「区画壁」としての底部49、第一筒部431、および、「リリーフ室形成部材」および「中空部材」としての第二筒部432を有する。第二中間部材43は、底部49および第二筒部432を中心軸CA41方向に貫通する複数の「連通路」としての第二流路433を有する。第二流路433は、図4に示すように、中心軸CA41上の点を中心とする同心円上に等間隔で配置される。第二流路433は、燃料レール側において第一流路423に連通している。第一実施形態では、底部49、第一筒部431、および、第二筒部432は、一体に形成されている。
底部49は、略円板状の部位であって、第一筒部431の燃料レール側の開口、および、第二筒部432の加圧室側の開口を塞ぐよう設けられる。底部49は、加圧室側の略中央に窪み490を有する。窪み490には吐出弁用スプリング46の一部が収容されている。
第一筒部431は、第二中間部材43の加圧室側に設けられている。第一筒部431は、底部49とともに吐出弁部材45を収容可能な空間434を形成する。また、空間434の径外方向には、空間434に連通する複数の接続流路435が形成されている。複数の接続流路435は、図4に示すように、空間434の周方向に等間隔で並ぶよう形成されている。接続流路435のそれぞれは、燃料レール側において第二流路433に連通している。空間434および接続流路435は、特許請求の範囲に記載の「連通路」に相当する。
第二筒部432は、第二中間部材43において燃料レール側に設けられている。第二筒部432は、径方向外側の外壁が大内径部411の内壁に当接している。これにより、第二中間部材43の第二端面439は、図3に示すように、隙間428に露出している。第二筒部432は、底部49とともに第一リリーフ室420に連通する「リリーフ室」としての第二リリーフ室430を区画形成する。
第一通孔形成部材44は、略環状の部材であって、第二中間部材43において加圧室側に設けられている。第一通孔形成部材44の燃料レール側の端面449は、第二中間部材43の加圧室側の端面438に当接している。第一通孔形成部材44は、中心軸CA41に沿う方向に貫通する第一通孔440を有する。第一通孔440は、吐出孔142と空間434とを連通可能に形成されている。第一通孔440の燃料レール側の開口の周囲には、吐出弁部材45が当接可能な「第一弁座」としての吐出弁座441が形成されている。
燃料吐出リリーフ部40を高圧ポンプ1に組み付けると、第一中間部材42、第二中間部材43、および、第一通孔形成部材44は、上ハウジング15の吐出通路153を形成する内壁と段差面416との間に挟み込まれる。これにより、第一中間部材42と第二中間部材43との間、および、第二中間部材43と第一通孔形成部材44との間の液密を維持する。
吐出弁部材45は、略円板状の部材であって、空間434に収容されている。吐出弁部材45は、中心軸CA41上を往復移動可能に設けられている。吐出弁部材45は、第一筒部431が有する内壁436に摺動可能に形成されている。吐出弁部材45の外径は、窪み490の内径に比べ大きい。これにより、吐出弁部材45が燃料レール側に移動すると、吐出弁部材45は、底部49の加圧室側の端面493に当接する。吐出弁部材45は、吐出弁座441に当接すると第一通孔440と第二流路433との間の流体の流通を遮断し、吐出弁座441から離間すると第一通孔440と第二流路433との間の流体の流通を許容する。
吐出弁用スプリング46は、一端が吐出弁部材45に当接している。他端は、底部49の窪み490を形成する吐出弁側底壁面491に当接している。吐出弁用スプリング46は、吐出弁部材45を吐出弁座441に当接するよう付勢する。
リリーフ弁部材47は、第一リリーフ室420および第二リリーフ室430に収容されている。リリーフ弁部材47は、中心軸CA41上を往復移動可能である。リリーフ弁部材47は、当接部471、摺動部472、および、軸部473を有する。
当接部471は、リリーフ弁部材47において燃料レール側に設けられ、リリーフ弁座425に当接可能に形成されている。当接部471とリリーフ弁座425とが当接すると、内部空間400と第一リリーフ室420との間の燃料の流通が遮断される。また、当接部471がリリーフ弁座425から離間すると、内部空間400と第一リリーフ室420との間の燃料の流通が許容される。
摺動部472は、当接部471の加圧室側に設けられる略円柱形状の部位である。摺動部472の外径は、第一リリーフ室420の内径とほぼ同じである。これにより、摺動部472の径外方向の外壁面474は、筒部422の内壁面に摺動可能に形成されている。
筒部422が有する連通路426は、リリーフ弁部材47とリリーフ弁座425とが当接しているとき摺動部472によって閉塞される位置であり、かつ、リリーフ弁部材47がリリーフ弁座425から離間しているとき摺動部472からみて燃料レール側に開口する位置に形成されている(図6参照)。
軸部473は、摺動部472の加圧室側に設けられている略棒状の部位である。軸部473の外径は、摺動部472の外径に比べ小さい。軸部473の加圧室側の端面475は、底部49の燃料レール側のリリーフ弁側底壁面492に当接可能に形成されている。端面475がリリーフ弁側底壁面492に当接すると、リリーフ弁部材47の加圧室側への移動が規制される。
第一中間部材42の筒部422が有する連通路427は、摺動部472からみて加圧室側に位置するよう形成されている。
リリーフ弁用スプリング48は、一端が摺動部472の加圧室側の端面476に当接している。他端は、リリーフ弁側底壁面492に当接している。リリーフ弁用スプリング48は、リリーフ弁部材47をリリーフ弁座425に当接するよう付勢する。
次に、本実施形態の高圧ポンプ1の作動について、図1に基づき説明する。
「吸入工程」
コイル39への電力の供給が停止しているとき、吸入弁部材33は、スプリング362およびニードル36によって加圧室側へ付勢されている。これにより、吸入弁部材33は、弁座32から離間しており、燃料吸入部30は、吸入室300と加圧室14とを連通した状態(以下、「開弁状態」という)となっている。開弁状態においてプランジャ21がカム19側に移動すると、加圧室14の容積が増大し、吸入室300の燃料は、加圧室14に吸入される。
「調量工程」
燃料吸入部30が開弁状態のとき、プランジャ21がカム19とは反対側に移動すると、加圧室14の容積が減少し、加圧室14の燃料は吸入室300に戻される。調量工程の途中においてコイル39に電力を供給すると、ニードル36が固定コア38の方向に移動するため、吸入弁部材33に対するニードル36の作用力が小さくなる。これにより、吸入弁部材33は、弁座32に当接し、燃料吸入部30は、吸入室300と加圧室14とが遮断された状態(以下、「閉弁状態」という)になる。この燃料吸入部30が開弁状態から閉弁状態になるタイミングによって、加圧室14から吸入室300に戻される燃料の量が調整され、加圧室14で加圧される燃料の量が決定される。
「加圧工程」
燃料吸入部30が閉弁状態のとき、プランジャ21がカム19とは反対側にさらに移動すると、加圧室14の容積が減少し、加圧室14の燃料は、加圧される。加圧室14の燃料の圧力が所定の値以上になると、吐出弁部材45が吐出弁座441から離間し、燃料が加圧室14から燃料吐出リリーフ部40を通って燃料レール8に供給される。
コイル39への電力の供給が停止され、プランジャ21がカム19側に移動すると、燃料吸入部30は再び開弁状態となる。これにより、燃料を加圧する加圧工程が終了し、吸入室300から加圧室14に燃料が吸入される吸入工程が再開する。
高圧ポンプ1は、上記の「吸入工程」、「調量工程」、および、「加圧工程」を繰り返すことによって吸入した燃料タンク7内の燃料を加圧および吐出し、燃料レール8に供給する。高圧ポンプ1から燃料レール8への燃料の供給量は、コイル39への電力の供給タイミングなどを制御することによって調節される。
次に、本実施形態の燃料吐出リリーフ部40の作動の詳細について図3、5、6に基づき説明する。
加圧室14の燃料の圧力が所定の値に比べ小さいと、吐出弁部材45と吐出弁座441とは当接したままとなっている(図3の状態)。これにより、加圧室14の燃料は、燃料吐出リリーフ部40に流入しないため、加圧室14における燃料の加圧が続けられる。
プランジャ21の移動によって加圧室14の燃料の圧力が上昇し加圧室14の燃料の圧力が所定の値以上になると、吐出弁部材45が吐出弁座441から離間する。吐出弁部材45が吐出弁座441から離間すると、図5の二点鎖線矢印F1に示すように、吐出孔142の燃料は、第一通孔440、空間434、接続流路435、第二流路433および第一流路423を通って内部空間400に流入する。この燃料は、開口417および燃料供給路18を通って燃料レール8に送られる。
燃料レール8にある程度の燃料が供給されると、加圧室14の燃料の圧力が低下する。加圧室14の燃料の圧力が低下すると、吐出弁部材45は、吐出弁用スプリング46の付勢力によって付勢され吐出弁座441と当接する。これにより、吐出孔142と空間434とは遮断される。
また、燃料吐出リリーフ部40では、燃料供給システム100の不具合によって内部空間400の燃料の圧力がリリーフ圧以上になる場合がある。この場合、リリーフ弁部材47がリリーフ弁座425から離間する。リリーフ弁部材47がリリーフ弁座425から離間すると、図6の二点鎖線矢印F2に示すように、内部空間400の燃料は、リリーフ通孔424を通って第一リリーフ室420に流入する。第一リリーフ室420に流入した燃料は、連通路426、隙間428およびリリーフ通路414を通って燃料ギャラリ27に戻される。
(a)第一実施形態による燃料吐出リリーフ部40では、吐出弁用スプリング46は、底部49の吐出弁側底壁面491に当接している。また、リリーフ弁用スプリング48は、底部49のリリーフ弁側底壁面492に当接している。すなわち、底部49は、吐出弁用スプリング46およびリリーフ弁用スプリング48にとって共通のばね座となっている。これにより、中心軸CA41に沿う方向の燃料吐出リリーフ部40の体格を比較的小さくすることができる。
また、リリーフ弁のリリーフ圧を比較的高くするためにはリリーフ弁部材を閉弁方向に付勢する付勢部材の付勢力を大きくする必要がある。燃料吐出リリーフ部40では、吐出弁用スプリング46とリリーフ弁用スプリング48とがばね座を共有しているため、リリーフ弁部材47を収容する第一リリーフ室420および第二リリーフ室430を大きくしても燃料吐出リリーフ部40の体格の増大を抑えることができる。
このように、燃料吐出リリーフ部40は、中心軸CA41に沿う方向の体格を比較的小さくしつつ、リリーフ弁用スプリング48の付勢力を大きくすることができるため、リリーフ圧を高く設定することができる。
(b)また、吐出弁部材45およびリリーフ弁部材47は、中心軸CA41上を往復移動可能に設けられる。すなわち、吐出弁部材45とリリーフ弁部材47とは、同軸上に配置されるため、比較的高圧の燃料が流れる第一流路423および第二流路433を形成する部材の肉厚を確保しやすい。これにより、燃料吐出リリーフ部40は、高圧ポンプ1における燃料の圧力をさらに高くしても破損することなく作動することができる。また、高圧の燃料に対する耐圧性を確保しやすいため、中心軸CA41に垂直な方向の体格を比較的小さくすることができる。
(c)また、第一実施形態による燃料吐出リリーフ部40では、燃料をリリーフするとき、内部空間400から第一リリーフ室420に流入する燃料は、燃料ギャラリ27に戻される。これにより、リリーフ室に流入した燃料を加圧室に戻す場合に比べ、加圧室に連通する空間の体積を小さくすることができる。これにより、加圧室における燃料の圧縮率を高めることができるため、高圧ポンプ1の吐出効率を向上することができる。
(d)高圧ポンプ1では、燃料吐出リリーフ部40は、吐出弁とリリーフ弁とが一体となった一つのサブアッセンブリとして上ハウジング15およびカバー26に組み付けられる。これにより、高圧ポンプ1の体格を小さくできるとともに、組付性を向上することができる。
(e)第一実施形態による燃料吐出リリーフ部40では、加圧された燃料が流れる第一流路423および第二流路433は、複数形成されている。これにより、それぞれの流路径を比較的小さくすることができるため、高圧の燃料に対する耐圧性を確保しやすくなる。また、第一流路423および第二流路433は、中心軸CA41上の点を中心とする同心円上に配置されているため、第一流路423および第二流路433を比較的容易に加工することができる。
(f)第一実施形態による燃料吐出リリーフ部40では、第一中間部材42の第一端面429と第二中間部材43の第二端面439とは当接している。これにより、第一流路423と第二流路433とは、中心軸CA41に沿う方向の力によってシールすることができる。したがって、例えば、圧入や溶接に比べ、第一中間部材42および第二中間部材43の変形を抑えつつ、第一流路423と第二流路433との間の液密を確実に維持することができる。
(g)また、第二中間部材43の第二端面439は、図3に示すように、隙間428に露出している。すなわち、第一中間部材42の第一端面429と第二中間部材43の第二端面439とが当接している箇所は、隙間428およびリリーフ通路414を介して燃料ギャラリ27に連通している。これにより、第一中間部材42と第二中間部材43との当接によってシールされている第一端面429と第二端面439との間から漏れた燃料を燃料ギャラリ27に戻すことができる。
(h)第一中間部材42および第二中間部材43は、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料からなる。これにより、第一流路423および第二流路433を流れる高圧の燃料に対する耐圧性を確実に確保することができる。
一方、第一中間部材42および第二中間部材43に比べ硬度が低い材料からなる吐出弁ボディ41は、上ハウジング15や燃料供給路18に対するねじ止めにおける強度を確保することができる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態によるリリーフ弁装置を図7に基づき説明する。第二実施形態では、リリーフ室形成部材およびリリーフ弁部材の形状が第一実施形態と異なる。
第二実施形態による高圧ポンプ2に適用される燃料吐出リリーフ部50の断面図を図7に示す。
燃料吐出リリーフ部50は、吐出弁ボディ41、第一中間部材52、「リリーフ室形成部材」および「リリーフシート部材」としての第二中間部材53、第一通孔形成部材44、「第一弁部材」としての吐出弁部材55、吐出弁用スプリング46、「第二弁部材」としてのリリーフ弁部材57、および、リリーフ弁用スプリング48を備える。なお、図7には、燃料吐出リリーフ部50に対して加圧室14が位置する側を「加圧室側」とし、燃料吐出リリーフ部50に対して加圧室14が位置する側とは反対側を「燃料レール側」として示す。
第一中間部材52は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第一中間部材52は、内部空間410に収容されている。第一中間部材52は、外径が小内径部412の内径に比べ大きい。これにより、第一中間部材52を開口413から内部空間410に挿入すると段差面416に当接し、内部空間410における燃料レール側への移動が規制される。
第一中間部材52は、「区画壁」としての底部59、「筒部材」としての第一筒部521、および、「筒部材」としての第二筒部522を有する。第一中間部材52は、底部59および第二筒部522を中心軸CA41に沿う方向に貫通する複数の「連通路」としての流路523を有する。第二実施形態では、底部59、第一筒部521、および、第二筒部522は、一体に形成されている。
底部59は、略円板状の部位であって、第一筒部521の燃料レール側の開口、および、第二筒部522の加圧室側の開口を塞ぐよう設けられる。底部59は、加圧室側の略中央に「付勢部材収容室」としての窪み590を有する。窪み590は、底部59が有する「収容室連通路」としての連通路593を介して流路523に連通している。窪み590には吐出弁用スプリング46の一部および吐出弁部材55の一部が収容されている。窪み590を形成する吐出弁側底壁面591には、吐出弁用スプリング46の他端が当接している。底部59の燃料レール側のリリーフ弁側底壁面592は、リリーフ弁用スプリング48の他端が当接している。
第一筒部521は、第一中間部材52において加圧室側に設けられている。第一筒部521は、底部59とともに吐出弁部材55を収容可能な「連通路」としての空間524を区画形成する。空間524は、流路523に連通している。
第二筒部522は、第一中間部材52において燃料レール側に設けられている。第二筒部522は、底部59および第二中間部材53とともにリリーフ室520を区画形成する。第二筒部522は、リリーフ室520と第二筒部522の径外方向の外側とを連通する連通路525、526を有する。連通路526は、連通路525からみて加圧室側に形成されている。連通路525、526は、第二筒部522と大内径部411の内壁との間の隙間500に連通している。隙間500は、リリーフ通路414に連通している。
第二中間部材53は、有底筒状の部材であって、第二筒部522の燃料レール側の端部の内側に圧入固定されている。第二中間部材53は、リリーフ弁座部531、外側当接部532、および、内側摺動部533を有する。
リリーフ弁座部531は、第二中間部材53において燃料レール側に位置し、第二筒部522から燃料レール側に突出するよう形成されている。リリーフ弁座部531は、内部空間400と外側当接部532の内側とを連通するリリーフ通孔534を有する。リリーフ通孔534の加圧室側の開口の周囲にはリリーフ弁部材57が当接可能なリリーフ弁座535が形成されている。
外側当接部532は、略筒状に形成され、リリーフ弁座部531の加圧室側に設けられている。外側当接部532は、径方向外側の外壁面が第二筒部522の内壁面に当接している。
内側摺動部533は、略筒状に形成され、外側当接部532の加圧室側に設けられている。内側摺動部533は、径外方向に第二中間部材53の内側と外側とを連通する連通孔536を有する。連通孔536は、第二筒部522の連通路525に連通している。
吐出弁部材55は、当接部551および摺動部552を有する。吐出弁部材55は、空間524および窪み590に中心軸CA41上を往復移動可能に収容されている。吐出弁部材55は、吐出弁座441に当接すると第一通孔440と流路523との間の流体の流通を遮断し、吐出弁座441から離間すると第一通孔440と流路523との間の流体の流通を許容する。
当接部551は、略円板状に形成され、吐出弁座441に当接可能に形成されている。当接部551の燃料レール側の端面には吐出弁用スプリング46の一端が当接している。
摺動部552は、筒状に形成され、当接部551の燃料レール側に設けられている。摺動部552の径外方向の側壁553は、窪み590の「付勢部材収容室を形成する弁ハウジングの内壁」としての側壁594に摺動可能に形成されている。これにより、吐出弁部材55の往復移動が案内される。
リリーフ弁部材57は、第二中間部材53の内側およびリリーフ室520に収容されている。リリーフ弁部材57は、中心軸CA41上を往復移動可能である。リリーフ弁部材57は、弁座当接部571、外側摺動部572、フランジ部573、および、軸部574を有する。
弁座当接部571は、リリーフ弁部材57において燃料レール側に設けられ、リリーフ弁座535に当接可能に形成されている。弁座当接部571とリリーフ弁座535とが当接すると、内部空間400と外側当接部532の内側との間の燃料の流通が遮断される。また、弁座当接部571がリリーフ弁座535から離間すると、内部空間400と外側当接部532の内側との間の燃料の流通が許容される。
外側摺動部572は、弁座当接部571の加圧室側に設けられる略円柱形状の部位である。外側摺動部572の外径は、内側摺動部533の内径とほぼ同じであり、外側摺動部572の径外方向の外壁面575は、内側摺動部533の内壁面に摺動可能に形成されている。
第二中間部材53の内側摺動部533が有する連通孔536は、リリーフ弁部材57とリリーフ弁座535とが当接しているとき外側摺動部572によって閉塞される位置であり、かつ、リリーフ弁部材57がリリーフ弁座535から離間しているとき外側摺動部572からみて燃料レール側に開口する位置に形成されている。
フランジ部573は、外側摺動部572の加圧室側に設けられる略円板状の部位である。フランジ部573の内径は、内側摺動部533の内径に比べ大きく、図7に示すように、第二中間部材53の加圧室側に設けられる。フランジ部573は、リリーフ弁用スプリング48の一端を支持する。
軸部574は、フランジ部573の加圧室側に設けられている略棒状の部位である。軸部574の加圧室側の端面576は、底部59のリリーフ弁側底壁面592に当接可能に形成されている。端面576がリリーフ弁側底壁面592に当接すると、リリーフ弁部材57の加圧室側への移動が規制される。
第一中間部材52の第二筒部522が有する連通路526は、外側摺動部572からみて加圧室側に位置するよう形成されている。
第二実施形態による燃料吐出リリーフ部50は、第一実施形態の効果(a)〜(e)、(h)を奏する。
(i)また、第二実施形態による燃料吐出リリーフ部50は、第二中間部材53を第一中間部材52の内側に挿入することによってリリーフ室520を形成する。これにより、同じ大きさの二つの部材の組み合わせによってリリーフ室を形成する第一実施形態に比べ、リリーフ室を形成するための部品の点数を少なくすることができる。
(j)第二中間部材53は、リリーフ弁座部531、外側当接部532、および、内側摺動部533を有する。リリーフ弁座部531、外側当接部532、および、内側摺動部533は、中心軸CA41上において異なる位置に設けられている。これにより、外側当接部532における第一中間部材52からの径外方向の作用力、および、内側摺動部533におけるリリーフ弁部材57からの径内方向の作用力が中心軸CA41上においてずれた位置に作用する。したがって、これらの作用力によってリリーフ弁座部531の変形を防止することができるため、設定されたリリーフ圧以上で精度良く開弁することができる。
(k)また、高圧の燃料が流れる流路523を一つの部材で形成することができるため、高圧を維持したまま燃料レール8に燃料を供給することができる。
(l)第二実施形態による燃料吐出リリーフ部50では、吐出弁部材55は、窪み590の側壁594によって往復移動が案内される。これにより、加圧室14から燃料レール8への燃料の流れにおいて開弁および閉弁を安定して行うことができる。
(m)また、底部59は、窪み590と流路523とを連通する連通路593を有する。吐出弁部材55が吐出弁座441から離間するとき、吐出弁部材55の移動に合わせて窪み590の燃料が連通路593を通って流路523に流れ出す。これにより、吐出弁部材55が吐出弁座441から離間するとき窪み590の燃料の圧力によって吐出弁部材55が燃料レール側に移動しにくくなることを防止することができる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態によるリリーフ弁装置を図8に基づき説明する。第三実施形態では、吐出弁部材の形状が第一実施形態と異なる。
第三実施形態による高圧ポンプ3に適用される燃料吐出リリーフ部60の断面図を図8に示す。
燃料吐出リリーフ部60は、吐出弁ボディ41、第一中間部材42、第二中間部材63、第一通孔形成部材44、「第一弁部材」としての吐出弁部材65、吐出弁用スプリング46、リリーフ弁部材47、および、リリーフ弁用スプリング48を備える。なお、図8には、燃料吐出リリーフ部60に対して加圧室14が位置する側を「加圧室側」とし、燃料吐出リリーフ部60に対して加圧室14が位置する側とは反対側を「燃料レール側」として示す。
第二中間部材63は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第二中間部材63は、内部空間410において第一中間部材42の加圧室側に収容されている。このとき、第二中間部材63の燃料レール側の第二端面639は、第一中間部材42の加圧室側の第一端面429に当接している。第一中間部材42と第二中間部材63とは、ピン418によって相対回転が規制される。
第二中間部材63は、底部49、第一筒部631、および、第二筒部432を有する。第二中間部材63は、底部49および第二筒部432を中心軸CA41方向に貫通する複数の「連通路」としての第二流路633を有する。第二流路633は、燃料レール側において第一流路423に連通している。
第一筒部631は、第二中間部材63において加圧室側に設けられている。第一筒部631は、底部49とともに吐出弁部材65を収容可能な「連通路」としての空間634を形成する。空間634は、燃料レール側において第二流路633に連通している。
吐出弁部材65は、円板状に形成され、空間634に往復移動可能に収容されている。吐出弁部材65は、吐出弁座441に当接すると第一通孔440と第二流路633との間の流体の流通を遮断し、吐出弁座441から離間すると第一通孔440と第二流路633との間の流体の流通を許容する。
吐出弁部材65は、径外方向の外壁面の一部651が第二中間部材63の第一筒部631の内壁632に摺動可能に形成されている。また、第二流路633を形成する内壁のうち径方向内側の内壁を内壁635とすると、吐出弁部材65の径外方向の外壁面の一部652は、中心軸CA41からみて内壁635に比べて離れた位置に形成されている。すなわち、吐出弁部材65の燃料レール側の端面653の一部は、第二流路433に露出している。
第三実施形態による燃料吐出リリーフ部60は、第一実施形態の効果(a)〜(h)を奏する。
(n)また、高圧ポンプ3では、加圧室14から燃料レール8への燃料の供給が終了するとき、燃料レール8から加圧室14に燃料が戻る吸い戻しが発生する。燃料吐出リリーフ部60では、この吸い戻しで流れる燃料を端面653に衝突させ吐出弁部材65を素早く閉弁させることができる。これにより、燃料吐出リリーフ部60は、燃料の吸い戻しを低減し、吐出効率を向上することができる。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態によるリリーフ弁装置を図9に基づき説明する。第四実施形態では、吐出弁部材の形状が第二実施形態と異なる。
第四実施形態による高圧ポンプ4に適用される燃料吐出リリーフ部70の断面図を図9に示す。
燃料吐出リリーフ部70は、吐出弁ボディ41、第一中間部材52、第二中間部材53、第一通孔形成部材44、「第一弁部材」としての吐出弁部材75、吐出弁用スプリング46、リリーフ弁部材57、および、リリーフ弁用スプリング48を備える。なお、図9には、燃料吐出リリーフ部70に対して加圧室14が位置する側を「加圧室側」とし、燃料吐出リリーフ部70に対して加圧室14が位置する側とは反対側を「燃料レール側」として示す。
吐出弁部材75は、当接部751および摺動部552を有する。吐出弁部材75は、空間524および窪み590に中心軸CA41上を往復移動可能に収容されている。吐出弁部材75は、吐出弁座441に当接すると第一通孔440と流路523との間の流体の流通を遮断し、吐出弁座441から離間すると第一通孔440と流路523との間の流体の流通を許容する。
当接部751は、略円板状に形成され、吐出弁座441に当接可能に形成されている。当接部751の燃料レール側の端面には吐出弁用スプリング46の一端が当接している。流路523を形成する内壁のうち径方向内側の内壁を内壁527とすると、吐出弁部材65の径外方向の外壁面の一部752は、中心軸CA41からみて内壁527に比べて離れた位置に形成されている。これにより、吐出弁部材75の燃料レール側の端面753の一部は、流路523に露出している。
第四実施形態による燃料吐出リリーフ部70は、第一実施形態の効果(a)〜(h)、第二実施形態の効果(i)〜(m)、および、第三実施形態の効果(n)を奏する。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態によるリリーフ弁装置を図10に基づき説明する。第五実施形態では、吐出弁ボディの中心軸に対する吐出弁部材およびリリーフ弁部材の位置が第一実施形態と異なる。
第五実施形態による高圧ポンプ2に適用される燃料吐出リリーフ部80の断面図を図10に示す。
燃料吐出リリーフ部80は、吐出弁ボディ41、「リリーフ室形成部材」および「中空部材」としての第一中間部材82、第二中間部材83、「弁ケーシング」としての第一通孔形成部材84、吐出弁部材45、吐出弁用スプリング46、リリーフ弁部材47、および、リリーフ弁用スプリング48を備える。なお、図10には、燃料吐出リリーフ部80に対して加圧室14が位置する側を「加圧室側」とし、燃料吐出リリーフ部80に対して加圧室14が位置する側とは反対側を「燃料レール側」として示す。
第一中間部材82は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第一中間部材82は、内部空間410に収容されている。第一中間部材82は、外径が小内径部412の内径に比べ大きい。これにより、第一中間部材82を開口413から内部空間410に挿入すると段差面416に当接し、内部空間410における燃料レール側への移動が規制される。
第一中間部材82は、底部821、および、筒部822を有する。第一中間部材82は、底部821および筒部822を中心軸CA41に沿う方向に貫通する「連通路」としての第一流路823を有する。第一流路823は、中心軸CA41からずれた位置に一本配置される。第一流路823は、内部空間400に連通している。
底部821は、筒部822の燃料レール側の開口を塞ぐよう設けられる。底部821は、筒部822とともに中心軸CA41からずれた位置に「リリーフ室」としての第一リリーフ室820を区画形成する。底部821は、内部空間400と第一リリーフ室820とを連通するリリーフ通孔824を有する。リリーフ通孔824の第一リリーフ室820側の開口の周囲にはリリーフ弁部材47が当接可能なリリーフ弁座825が形成されている。
筒部822は、第一リリーフ室820と筒部822の径外方向の外側とを連通する連通路826、827を有する。連通路827は、リリーフ弁部材47とリリーフ弁座425とが当接しているとき摺動部472によって閉塞される位置であり、かつ、リリーフ弁部材47がリリーフ弁座425から離間しているとき摺動部472に比べ燃料レール側に開口する位置に形成されている。連通路827は、摺動部472からみて加圧室側に位置するよう形成されている。連通路826、827は、筒部822と大内径部411の内壁との間の隙間828に連通している。
第二中間部材83は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第二中間部材83は、内部空間410において第一中間部材82の加圧室側に収容されている。このとき、第二中間部材83の燃料レール側の第二端面839は、第一中間部材42の加圧室側の第一端面829に当接している。
第二中間部材83は、「区画壁」としての底部89、第一筒部831、および、「リリーフ室形成部材」および「中空部材」としての第二筒部832を有する。第二中間部材83は、底部89および第二筒部832を中心軸CA41方向に貫通する「連通路」としての第二流路833を有する。第二流路833は、中心軸CA41からずれた位置に一本配置される。第二流路833は、燃料レール側において第一流路823に連通している。第五実施形態では、底部89、第一筒部831、および、第二筒部832は、一体に形成されている。
底部89は、略円板状の部位であって、第一筒部831の燃料レール側の開口、および、第二筒部832の加圧室側の開口を塞ぐよう設けられる。底部89は、加圧室側の略中央に窪み890を有する。窪み890には吐出弁用スプリング46の一部が収容されている。窪み890を形成する吐出弁側底壁面891は、吐出弁用スプリング46の他端に当接している。底部89の燃料レール側のリリーフ弁側底壁面892には、リリーフ弁用スプリング48の他端が当接している。
第一筒部831は、第二中間部材83において加圧室側に設けられている。第一筒部831は、底部89とともに吐出弁部材45を収容可能な「連通路」としての空間834を形成する。空間834は、燃料レール側において第二流路833に連通している。
第二筒部832は、第二中間部材83において燃料レール側に設けられている。第二筒部832は、底部89とともに第一リリーフ室820に連通する「リリーフ室」としての第二リリーフ室830を区画形成する。
第一通孔形成部材84は、略環状の部材であって、第二中間部材83の加圧室側に設けられている。第一通孔形成部材84の燃料レール側の端面849は、第二中間部材83の加圧室側の端面838に当接している。第一通孔形成部材84は、中心軸CA41に沿う方向に貫通する第一通孔840を有する。第一通孔840は、中心軸CA41上とは異なる位置に形成されている。第一通孔840は、吐出孔142と空間834とを連通可能に形成されている。第一通孔840の燃料レール側の開口の周囲には、吐出弁部材45が当接可能な「第一弁座」としての吐出弁座841を有する。
第五実施形態による燃料吐出リリーフ部80は、第一実施形態の効果(a)、(c)、(d)、(f)、(g)、(h)を奏する。
また、燃料吐出リリーフ部80は、高圧の燃料が流れる第一流路823および第二流路833を一本ずつ有する。これにより、複数の流路を形成する場合に比べ、加工コストを低減することができる。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態によるリリーフ弁装置を図11に基づき説明する。第六実施形態では、吐出弁ボディの中心軸に対する吐出弁部材およびリリーフ弁部材の位置が第二実施形態と異なる。
第六実施形態による高圧ポンプ6に適用される燃料吐出リリーフ部90の断面図を図11に示す。
燃料吐出リリーフ部90は、吐出弁ボディ41、「筒部材」としての第一中間部材92、第二中間部材53、「弁ケーシング」としての第一通孔形成部材94、吐出弁部材55、吐出弁用スプリング46、リリーフ弁部材57、および、リリーフ弁用スプリング48を備える。なお、図11には、燃料吐出リリーフ部90に対して加圧室14が位置する側を「加圧室側」とし、燃料吐出リリーフ部90に対して加圧室14が位置する側とは反対側を「燃料レール側」として示す。
第一中間部材92は、略有底筒状の部材であって、吐出弁ボディ41に比べ高硬度の材料から形成されている。第一中間部材92は、内部空間410に収容されている。第一中間部材92は、外径が小内径部412の内径に比べ大きい。これにより、第一中間部材92を開口413から内部空間410に挿入すると段差面416に当接し、内部空間410における燃料レール側への移動が規制される。
第一中間部材92は、「区画壁」としての底部99、「筒部材」としての第一筒部921、および、「筒部材」としての第二筒部922を有する。第一中間部材92は、底部99および第二筒部922を中心軸CA41に沿う方向に貫通する「連通路」としての流路923を有する。流路923は、中心軸CA41上とは異なる位置に形成されている。第六実施形態では、底部99、第一筒部921、および、第二筒部922は、一体に形成されている。
底部99は、略円板状の部位であって、第一筒部921の燃料レール側の開口、および、第二筒部922の加圧室側の開口を塞ぐよう設けられている。底部99は、加圧室側の略中央に「付勢部材収容室」としての窪み990を有する。窪み990は、底部99が有する「収容室連通路」としての連通路993を介して流路923に連通している。
窪み990には吐出弁用スプリング46の一部および吐出弁部材55の一部が収容されている。窪み990を形成する吐出弁側底壁面991には、吐出弁用スプリング46の他端が当接している。底部99の燃料レール側のリリーフ弁側外壁面992は、リリーフ弁用スプリング48の他端が当接している。
窪み990の「付勢部材収容室を形成する弁ハウジングの内壁」としての側壁994は、吐出弁部材55の摺動部552の径外方向の側壁553に摺動可能に形成されている。これにより、吐出弁部材55の往復移動が案内される。
第一筒部921は、第一中間部材92において加圧室側に設けられている。第一筒部921は、底部99とともに吐出弁部材55を収容可能な「連通路」としての空間924を区画形成する。空間924は、流路923に連通している。
第二筒部922は、第一中間部材92において燃料レール側に設けられている。第二筒部922は、底部99および第一中間部材92とともにリリーフ室920を区画形成する。第二筒部922は、リリーフ室920と第二筒部922の径外方向の外側とを連通する連通路925、926を有する。連通路926は、連通路925からみて加圧室側に形成されている。連通路925、926は、第二筒部922と大内径部411の内壁との間の隙間900に連通している。隙間900は、リリーフ通路414に連通している。
第一通孔形成部材94は、略環状の部材であって、第一中間部材92の加圧室側に設けられている。第一通孔形成部材94の燃料レール側の端面949は、第一中間部材92の加圧室側の端面928に当接している。
第一通孔形成部材94は、中心軸CA41に沿う方向に貫通する第一通孔940を有する。第一通孔940は、中心軸CA41上とは異なる位置に形成されている。第一通孔940は、吐出孔142と空間924とを連通可能に形成されている。第一通孔940の燃料レール側の開口の周囲には、吐出弁部材45が当接可能な「第一弁座」としての吐出弁座941を有する。
第六実施形態による燃料吐出リリーフ部80は、第一実施形態の効果(a)、(c)、(d)、(h)を奏する。
また、燃料吐出リリーフ部90は、高圧の燃料が流れる流路923を一本有する。これにより、複数の流路を形成する場合に比べ、加工コストを低減することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、リリーフ弁装置は、内燃機関に高圧の燃料を供給する高圧ポンプに適用されるとした。しかしながら、リリーフ弁装置が適用される装置はこれに限定されない。比較的高圧となっている第一空間の流体を当該流体の圧力に応じて第一空間とは異なる空間である第二空間に送り、第一空間の流体の圧力を低減可能なよう設けられていればよい。
上述の実施形態では、外部の構成のねじ止めされる吐出弁ボディと、吐出弁ボディ内に収容され高圧の燃料が流れる流路およびリリーフ室を有するリリーフ室形成部材とは別体に形成されるとした。しかしながら、一体に形成されていてもよい。
上述の実施形態では、底部は、窪みを有するとした。しかしながら、窪みはなくてもよい。
上述の実施形態では、「弁ハウジング」と「区画壁」とは一体に形成されるとした。しかしながら、別体で形成されてもよい。
上述の実施形態では、リリーフ室形成部材は、吐出弁ボディに比べ高硬度の材料から形成されるとした。しかしながら、材料の硬度の関係はこれに限定されない。
上述の実施形態では、リリーフ通路は、燃料ギャラリと連通するとした。しかしながら、リリーフ通路は、燃料吸入部の上流側であれば適宜連通する箇所を変更してもよい。
第一、三、五実施形態では、吐出弁部材は、リリーフ室形成部材の内壁に摺動しつつ往復移動するとした。しかしながら、吐出弁部材は、当該内壁に摺動していなくてもよい。
第一、三、五実施形態において、第二、四、六実施形態のように、窪みと流路とを連通する連通路を有してもよい。
第一〜四実施形態では、複数の流路は、中心軸上の点を中心とする同心円上に配置されるとした。複数の流路が配置される位置はこれに限定されない。
第一、三、五実施形態では、「リリーフ室」としての第一リリーフ室および第二リリーフ室は、第一中間部材および第二中間部材の二つの「中空部材」によって形成されるとした。しかしながら、「リリーフ室」を形成する「中空部材」の数はこれに限定されない。三つ以上であってもよい。
また、「リリーフ室」の液密は、第一中間部材の第一端面と第二中間部材の第二端面とは当接によって維持されるとした。しかしながら、第一中間部材と第二中間部材値尾之間に別途設けられるシール部材によってリリーフ室の液密が維持されてもよい。
第二、六実施形態では、第二中間部材53は、第一中間部材52,92の内側に圧入固定されているとした。しかしながら、第二中間部材53の固定方法はこれに限定されない。ねじ止め、溶接、かしめなどであってもよい。
第五、六実施形態において、第三、四実施形態のように、吐出弁部材の燃料レール側の端面の一部が流路に露出するよう形成されていてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1、2、3、4、5、6・・・高圧ポンプ
40、50、60、70、80、90・・・燃料吐出リリーフ部(リリーフ弁装置)
41・・・吐出弁ボディ(弁ハウジング、ケーシング)
42、82・・・第一中間部材(弁ハウジング、リリーフ室形成部材、中空部材)
431、631、831・・・第一筒部(弁ハウジング、リリーフ室形成部材)
432、832・・・第二筒部(弁ハウジング、リリーフ室形成部材、中空部材)
44、84、94・・・第一通孔形成部材(弁ハウジング、ケーシング)
45、55、65、75・・・吐出弁部材(第一弁部材)
47、57・・・リリーフ弁部材(第二弁部材)
49、59、89、99・・・底部(区画壁)
521、921・・・第一筒部(弁ハウジング、リリーフ室形成部材、筒部材)
522、922・・・第二筒部(弁ハウジング、リリーフ室形成部材、筒部材)
53・・・第二中間部材(弁ハウジング、リリーフ室形成部材、リリーフシート部材)

Claims (13)

  1. 第一圧力室(14)と第二圧力室(8)とに接続するよう設けられ、前記第二圧力室の流体の圧力を低減可能なリリーフ弁装置であって、
    前記第一圧力室と前記第二圧力室とを連通する連通路(423,433,434,435,523,524,633,634,823,833,834,923,924)、および、前記第二圧力室と連通可能に形成されるリリーフ室(420,430,520,820,830,920)を有する弁ハウジング(41,42,431,432,44,521,522,53,631,82,831,832,84,921,922,94)と、
    前記弁ハウジング内に設けられ、前記連通路と前記リリーフ室とを区画する区画壁(49,59,89,99)と、
    前記第一圧力室と前記連通路との間の流体の流通を遮断および許容可能な第一弁部材(45,55,65)と、
    一端が前記第一弁部材に当接し、他端が前記区画壁に当接し、前記第一弁部材を前記区画壁とは反対の方向に付勢する第一付勢部材(46)と、
    前記第二圧力室と前記リリーフ室との間の流体の流通を遮断および許容可能な第二弁部材(47,57)と、
    一端が前記第二弁部材に当接し、他端が前記区画壁に当接し、前記第二弁部材を前記区画壁とは反対の方向に付勢する第二付勢部材(48)と、
    を備えるリリーフ弁装置。
  2. 前記弁ハウジングは、
    筒状のケーシング(41,44,84,94)と、
    前記ケーシングに収容され、前記連通路、および、前記リリーフ室を有するリリーフ室形成部材(42,432,522,53,82,832,922)と、
    を有する請求項1に記載のリリーフ弁装置。
  3. 前記リリーフ室形成部材は、
    前記第二圧力室と前記リリーフ室とを連通可能なリリーフ通孔(534)、および、前記リリーフ通孔の前記リリーフ室側の開口の周囲に形成されるリリーフ弁座(535)を有し、前記第二弁部材を摺動可能に支持するリリーフシート部材(53)と、
    中空筒状に形成され、前記リリーフシート部材とは別体に設けられ、内側に前記リリーフシート部材を固定可能な筒部材(521、522、921、922)と、
    を有し、
    前記リリーフシート部材は、前記リリーフ通孔および前記リリーフ弁座を有するリリーフ弁座部(531)、前記筒部材に固定されると径方向外側の外壁面が前記筒部材に当接する外側当接部(532)、および、径方向内側の内壁面が前記第二弁部材に摺動する内側摺動部(533)を有し、
    前記リリーフ弁座部、前記外側当接部、および、前記内側摺動部は、前記第二弁部材が往復移動する方向において異なる位置に設けられている請求項2に記載のリリーフ弁装置。
  4. 前記リリーフ室形成部材は、別体に形成され内側に空間を有する少なくとも二つ以上の中空部材(42,432,82,832)を有する請求項2に記載のリリーフ弁装置。
  5. 前記リリーフ室は、少なくとも二つ以上の前記中空部材の第一の中空部材が有する第一端面(429,829)と、少なくとも二つ以上の前記中空部材の第二の中空部材が有する第二端面(439,639,839)との当接によって液密が維持されている請求項4に記載のリリーフ弁装置。
  6. 前記第一端面と前記第二端面とが当接している箇所は、前記第一圧力室に供給する流体が貯留されている流体貯留室(27)に連通している請求項5に記載のリリーフ弁装置。
  7. 前記第一弁部材は、前記第一圧力室と前記連通路とを連通可能な第一通孔(440)の前記連通路側の第一弁座(441)に当接する側とは反対側の端面(653,753)が前記連通路に露出するよう形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のリリーフ弁装置。
  8. 前記弁ハウジングは、前記第一付勢部材の一部を収容可能な付勢部材収容室(590、990)、および、前記付勢部材収容室と前記連通路とを連通する収容室連通路(593、993)を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載のリリーフ弁装置。
  9. 前記第一弁部材は、前記付勢部材収容室を形成する前記弁ハウジングの内壁(594、994)に摺動可能に形成されている請求項8に記載のリリーフ弁装置。
  10. 前記弁ハウジングは、複数の前記連通路を有し、
    複数の前記連通路は、前記リリーフ室の径外方向に前記弁ハウジングの中心軸(CA41)上の点を中心とする同心円状に形成されている請求項1〜9のいずれか一項に記載のリリーフ弁装置。
  11. 前記連通路は、前記リリーフ室の径外方向の一方に形成されている請求項1〜9のいずれか一項に記載のリリーフ弁装置。
  12. 流体としての燃料を吸入し加圧する加圧室(14)、前記加圧室に吸入される燃料が流れる吸入通路(152)、および、前記加圧室で加圧され吐出される燃料が流れる吐出通路(153)を有するポンプハウジング(10)と、
    前記吸入通路と前記加圧室との間に設けられ、前記加圧室で加圧される燃料の量を調整可能な吸入弁(30)と、
    前記加圧室と前記吐出通路との間に設けられ、前記加圧室で加圧された燃料を燃料レール(8)に吐出可能な請求項1〜11のいずれか一項に記載のリリーフ弁装置と、
    を備え、
    前記第一圧力室は、前記吐出通路であって、前記第二圧力室は、前記燃料レールである高圧ポンプ。
  13. 前記吸入弁に供給される流体を貯留可能な燃料貯留部(25)をさらに備え、
    前記リリーフ室は、前記燃料貯留部に連通する請求項12に記載の高圧ポンプ。
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