JP6584970B2 - 改装窓構造 - Google Patents

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Description

本発明は、既設枠に連結部材を介して取り付けられる改装枠を有する改装窓構造に関する。
既設枠に連結部材を介して取り付けられる改装枠を有する改装窓構造としては、例えば、既設上枠に下地材を固定し、この下地材にスペーサーを介して改装上枠を固定することにより改装上枠を既設上枠に取り付ける改修サッシを備えた窓構造が知られている(特許文献1参照)。
特許5435572号公報
上記のような窓構造は、火災等により既設枠に改装枠が取り付けられている部位が火炎に晒されると、取り付けられている既設枠と改装枠との対向する部位に、波打つように変形が生じる虞がある。既設枠と改装枠との間が変形して隙間が生じると、生じた隙間から可燃性ガスや酸素が流出入する虞がある。また、既設枠と改装枠との隙間から火炎が貫通する虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、火炎に晒されても既設枠と改装枠との連結部分に隙間が生じにくい改装窓構造を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の改装窓構造は、建物の開口に設けられている既設枠と、前記既設枠に連結部材を介して取り付けられる改装枠と、前記既設枠と前記連結部材とが連結されている既設側連結部分及び前記改装枠と前記連結部材とが連結されている改装側連結部分を室内空間または室外空間から遮蔽する金属製の遮蔽部材と、前記遮蔽部材に設けられ加熱されて当該遮蔽部材と前記既設側連結部分及び前記改装側連結部分との間に発泡する加熱発泡材と、を有することを特徴とする改装窓構造である。
このような改装窓構造によれば、金属製の遮蔽部材により既設側連結部分及び改装側連結部分が、火元となる虞がある室内空間または室外空間から遮蔽されるので、既設側連結部分及び改装側連結部分が直接火炎に晒されることを防止することが可能である。このため、既設枠と改装枠とが対向する部位に波打つような変形が生じる、或いは、隙間が生じることを抑制することが可能である。また、遮蔽部材に設けられた加熱発泡材は、加熱されたときに遮蔽部材と既設側連結部分及び改装側連結部分との間に発泡するので、既設側連結部分及び改装側連結部分の側と室内空間または室外空間とが連通するような隙間が生じることを防止することが可能である。このため、火炎に晒されても既設枠と改装枠との連結部分に隙間が生じにくい改装窓構造を提供することが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記遮蔽部材は、前記既設枠、前記改装枠、及び、前記連結部材とともに、室内空間または室外空間から遮蔽される遮蔽空間を形成し、前記加熱発泡材は、加熱されて前記遮蔽空間内に発泡することが望ましい。
このような改装窓構造によれば、遮蔽部材に設けられた加熱発泡材は、既設枠、改装枠、及び、連結部材とともに形成する遮蔽空間内に発泡するので、発泡した加熱発泡材は遮蔽空間内に充満する。このため、既設側連結部分及び改装側連結部分の側と室内空間または室外空間とが連通するような隙間が生じることをより確実に防止することが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記既設枠は、見込み方向に当該既設枠と並ぶ内装材より前記開口の内周側に突出する内周突出部を有し、前記遮蔽部材は、前記改装枠に固定されて前記既設枠側に延出されており、延出された先端部は前記内周突出部と見込み方向に対向することが望ましい。
このような改装窓構造によれば、改装枠に固定された遮蔽部材の先端が、既設枠と並ぶ内装材より突出する、既設枠の内周突出部と見込み方向に対向しているので、火炎等に晒されて改装枠に反りが生じる場合であっても、既設枠に遮蔽部材の先端が係合することにより、改装枠の反りの発生を抑えることが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記遮蔽部材の延出された前記先端部は、前記内装材と対向する内装材対向部を有し、前記内装材対向部の端が前記内周突出部と見込み方向において対向することが望ましい。
このような改装窓構造によれば、遮蔽部材の延出された先端部に設けられた内装材対向部が内装材と対向して内装材対向部と内装材とが狭い隙間を形成するので、内装材対向部が内装材に固定されていなくとも火炎がより貫通しにくい改装窓構造を提供することが可能である。また、見込み方向に沿う内装材対向部の端が内周突出部と見込み方向において対向するので、遮蔽部材をより剛性が高くなる方向で既設枠に係合させることが可能である。このため、改装枠の反りの発生をより確実に抑えることが可能である。
本発明によれば、火炎に晒されても既設枠と改装枠との連結部分に隙間が生じにくい改装窓構造を提供することが可能である。
本実施形態に係る改装用建具を示す縦断面図である。 本実施形態に係る改装用建具を示す横断面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 図1におけるB部の拡大図である。 図2におけるC部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る改装窓構造について図面を参照して説明する。
本実施形態の改装窓構造は、図1、図2に示すように建物等に設けられていた既設建具の枠体(以下、既設枠という)2の内周側に、内倒し窓用の改装用建具1が新たに設けられている。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の既設枠2及び改装用建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。既設枠2及び改装用建具1の各部位であっても、また、既設枠2及び改装用建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。また、既設枠2及び改装用建具1が備える改装枠3はいずれも矩形状に枠組みされているので、矩形の内側を内周側、外側を外周側として説明する。
既設枠2は、既設上枠21、既設下枠22、及び、左右の既設縦枠23を有している。


既設上枠21、及び、既設縦枠23は各々、アルミニウム製の押出成形材でなり断面形状が矩形状をなし、図示しない躯体にビス止めされている。
既設上枠21は、図3に示すように、見込み方向において対向する一対の既設上壁部211と、一対の既設上壁部211の下端を繋ぐ既設下面部212と、を有している。また、既設上枠21は、当該既設上枠21と見込み方向に並び、建物の開口5を形成する外壁材6及び内装材7より内周側に突出する内周突出部としての既設上枠突出部21aを有している。
既設縦枠23は、図5に示すように、見込み方向において対向する一対の既設縦壁部231と、一対の既設縦壁部231の内周側の端を繋ぐ既設側面部232と、を有している。 また、既設縦枠23は、当該既設縦枠23と見込み方向に並び、建物の開口5を形成する外壁材6及び内装材7より内周側に突出する内周突出部としての既設縦枠突出部23aを有している。
既設下枠22は、図4に示すように、アルミニウム製の押出成形材でなり断面形状が矩形状をなす既設下枠本体部221が、図示しない躯体にビス止めされており、矩形状をなす既設下枠本体部221の室内側の上縁から上方に延出された既設下延出壁部222を備えている。既設下枠本体部221は、見込み方向において対向する一対の既設下壁部221aと、一対の既設下壁部221aの上端を繋ぐ既設上面部221bと、を有している。
また、既設下枠22は、当該既設下枠22と見込み方向に並び、建物の開口5を形成する内装材7より内周側に突出する既設下延出壁部222が内周突出部をなしている。
改装用建具1は、既設枠2の内周側に取り付けられる改装枠3と、改装枠3に回動自在に支持される障子8と、を有している。
改装枠3は、改装上枠31、改装下枠32、及び、左右の改装縦枠33を有している。改装上枠31、改装下枠32、及び、改装縦枠33は各々、アルミニウム製の押出成形材で形成されている。
改装上枠31は、図3に示すように、見込み方向に沿う見込み面を形成する上枠見込み面部31aと、上枠見込み面部31aの室外側の端から上方に延出されて室外に臨む壁部をなす上室外壁部31bと、上室外壁部31bの上端から延出されて既設上枠21側に固定される上室外側固定部31cと、上枠見込み面部31aの室内側の端から上方に延出されて室内に臨む壁部をなす上室内壁部31dと、上室外壁部31bから垂設されて障子8の上端部が当接される上障子当接部31e(図1)とを有している。
改装下枠32は、上方に突出し障子8が支持される障子支持部32a(図1)と、障子支持部32aと繋がって室外に臨む壁部をなす下室外壁部32bと、下室外壁部32bの下端から延出されて既設下枠22側に固定される下室外側固定部32cと、障子支持部32aと繋がって室内に臨む壁部をなす下室内壁部32dとを有している。
左右の改装縦枠33は、互いに左右が反転した対称の形状をなしている。このため、ここでは右の改装縦枠33を例に挙げて説明する。改装縦枠33は、図5に示すように、見込み方向に沿う壁部をなす縦枠壁部33aと、縦枠壁部33aの室外側の端から右側方に延出されて室外に臨む壁部をなす縦室外壁部33bと、縦室外壁部33bの右側の端から延出されて既設縦枠23側に固定される縦室外側固定部33cと、縦枠壁部33aの室内側の端から右側方に延出されて室内に臨む壁部をなす縦室内壁部33dと、縦室外壁部33bから延出されて障子8の側端部が当接される縦障子当接部33e(図1)とを有している。
既設上枠21と改装上枠31、既設下枠22と改装下枠32、左右の既設縦枠23と左右の改装縦枠33とは、それぞれ2つの連結部材9を介して連結されている。
連結部材9は、いずれも2つの板部がL字状をなすように形成されたステンレス製の部材であり、2つの板部の一方は、既設枠2側に固定される既設側固定部9aであり、他方は、改装枠3側に固定される改装側固定部9bである。
図3に示すように、既設上枠21と改装上枠31とは、室外側と室内側とにてそれぞれ連結部材9により取り付けられている。室外側に配置された連結部材9は、既設側固定部9aが、一対の既設上壁部211の下端を繋ぐ既設下面部212の室外側の部位にビス止めされており、改装側固定部9bが上室外側固定部31cの室内側に当接されてビス止めされている。このため、既設側固定部9aと既設下面部212の室外側の部位とが連結されている部分が既設側連結部分に相当し、改装側固定部9bと上室外側固定部31cとが連結されている部分が改装側連結部分に相当する。
室内側に配置された連結部材9は、既設側固定部9aが、既設下面部212の室内側の部位にビス止めされており、改装側固定部9bが上室内壁部31dの室内側に当接されてビス止めされている。このため、既設側固定部9aと既設下面部212の室内側の部位とが連結されている部分が改装側連結部分に相当し、改装側固定部9bと上室内壁部31dとが連結されている部分が改装側連結部分に相当する。
図4に示すように、既設下枠22と改装下枠32とは、室外側と室内側とにてそれぞれ連結部材9により取り付けられている。室外側に配置された連結部材9は、既設側固定部9aが、既設上面部221bの室外側の部位にビス止めされており、改装側固定部9bが下室外側固定部32cの室内側に当接されてビス止めされている。このため、既設側固定部9aと既設上面部221bの室外側の部位とが連結されている部分が既設側連結部分に相当し、改装側固定部9bと下室外側固定部32cとが連結されている部分が改装側連結部分に相当する。
室内側に配置された連結部材9は、既設側固定部9aが、既設上面部221bの室内側の部位にビス止めされており、改装側固定部9bが下室内壁部32dの室内側に当接されてビス止めされている。このため、既設側固定部9aと既設上面部221bの室内側の部位とが連結されている部分が既設側連結部分に相当し、改装側固定部9bと下室内壁部32dとが連結されている部分が改装側連結部分に相当する。
図5に示すように、既設縦枠23と改装縦枠33とは、室外側と室内側とにてそれぞれ連結部材9により取り付けられている。室外側に配置された連結部材9は、既設側固定部9aが、一対の既設縦壁部231の内周側の端を繋ぐ既設側面部232の室外側の部位にビス止めされており、改装側固定部9bが縦室外側固定部33cの室内側に当接されてビス止めされている。このため、既設側固定部9aと既設側面部232の室外側の部位とが連結されている部分が既設側連結部分に相当し、改装側固定部9bと縦室外側固定部33cとが連結されている部分が改装側連結部分に相当する。
室内側に配置された連結部材9は、既設側固定部9aが、既設縦面部232の室内側の部位にビス止めされており、改装側固定部9bが縦室内壁部33dの室内側に当接されてビス止めされている。このため、既設側固定部9aと既設縦面部232の室内側の部位とが連結されている部分が既設側連結部分に相当し、改装側固定部9bと縦室内壁部33dとが連結されている部分が改装側連結部分に相当する。
連結部材9を介して改装枠3が既設枠2に取り付けられた状態で、室内側には、既設側連結部分と改装側連結部分を室内空間から遮蔽する、ステンレスなどの金属製の遮蔽部材10が設けられている。
既設上枠21と改装上枠31との間、既設下枠22と改装下枠32との間、及び、既設縦枠23と改装縦枠33との間における既設側連結部分及び改装側連結部分を室内空間から遮蔽する遮蔽部材10は、ほぼ同形状をなしている。
具体的には、改装上枠31の上室内壁部31d、改装下枠32の下室内壁部32d、及び、改装縦枠33の縦室内壁部33dに固定される改装枠固定部10aと、改装枠固定部10aの外周側の端から室内側に延出された室内遮蔽延出部10bと、室内遮蔽延出部10bの室内側の端から外周側に延出された外周側延出壁部10cと、外周側延出壁部10cの外周側の端部から室外側に延出された室外遮蔽延出部10dとを有している。
改装枠固定部10aは、上室内壁部31d、下室内壁部32d、及び、縦室内壁部33dに固定されている連結部材9の改装側固定部9bより内周側に位置しており、室内遮蔽延出部10bは、改装側固定部9bの内周側の端部と近接している。外周側延出壁部10cは、上室内壁部31d、下室内壁部32d、縦室内壁部33d、及び、改装側固定部9bと見込み方向に間隔を隔てて対向している。また、室外遮蔽延出部10dは、見込み方向に沿う面が、開口5を形成する内装材7と近接して対向し、室外側に延出された先端は、既設上枠突出部21a、既設下延出壁部222、及び、既設縦枠突出部23aと対向している。ここで、室外遮蔽延出部10dが内装材対向部に相当する。
そして、既設上枠21と改装上枠31との連結部分の室内側には、既設上枠21と、改装上枠31と、連結部材9と、遮蔽部材10により室内空間から遮蔽される遮蔽空間Sが形成されており、既設下枠22と改装下枠32との連結部分の室内側には、既設下枠22と、改装下枠32と、連結部材9と、遮蔽部材10により室内空間から遮蔽される遮蔽空間Sが形成されており、既設縦枠23と改装縦枠33との連結部分の室内側には、既設縦枠23と、改装縦枠33と、連結部材9と、遮蔽部材10により室内空間から遮蔽される遮蔽空間Sが形成されている。
各遮蔽部材10には、遮蔽空間Sに臨む面に、加熱されて発泡する加熱発泡材としての熱膨張性黒鉛11がそれぞれ設けられている。本実施形態においては、遮蔽部材10の室内遮蔽延出部10bにおける外周側の面に熱膨張性黒鉛11が貼り付けられており、加熱された際には外周側に膨出する。そして、既設縦枠23と、改装縦枠33と、連結部材9と、遮蔽部材10により囲まれた遮蔽空間S内にて発泡して遮蔽空間S内に充満するように構成されている。
本実施形態の改装窓構造によれば、既設側連結部分及び改装側連結部分が、火元となる虞がある室内空間から金属製の遮蔽部材10により遮蔽されるので、既設側連結部分及び改装側連結部分が直接火炎に晒されることを防止することが可能である。また、遮蔽部材10に設けられた熱膨張性黒鉛11は、加熱されたときに遮蔽部材10と既設側連結部分及び改装側連結部分との間に発泡するので、既設側連結部分及び改装側連結部分側と室内空間とが連通するような隙間が生じることを防止することが可能である。このため、火炎に晒されても既設枠2と改装枠3との既設側連結部分及び改装側連結部分に隙間が生じにくい改装窓構造を提供することが可能である。
また、遮蔽部材10に設けられた熱膨張性黒鉛11は、既設枠2、改装枠3、及び、連結部材9とともに形成する遮蔽空間S内に発泡するので、発泡した熱膨張性黒鉛11は遮蔽空間S内に充満する。このため、既設側連結部分及び改装側連結部分側と室内空間とが連通するような隙間が生じることをより確実に防止することが可能である。このため、遮蔽部材10と、既設枠2と、改装枠3と、連結部材9とにより形成される遮蔽空間Sは、発泡した熱膨張性黒鉛11が充満する程度の大きさをなしており、必ずしも完全に閉塞された空間でなくとも良い。
また、改装枠3に固定された遮蔽部材10が有する室外遮蔽延出部10dの先端が、既設枠2の既設上枠突出部21a、既設下延出壁部222、既設縦枠突出部23aと見込み方向に対向しているので、火炎等に晒されて改装枠3に反りが生じる場合であっても、既設枠33に遮蔽部材10が有する室外遮蔽延出部10dの先端が係合することにより、改装枠3の反りの発生を抑えることが可能である。
また、遮蔽部材10の延出された先端部に設けられた室外遮蔽延出部10dが内装材7と対向して室外遮蔽延出部10dと内装材7とが狭い隙間を形成するので、室外遮蔽延出部10dが内装材7に固定されていなくとも火炎がより貫通しにくい改装窓構造を提供することが可能である。また、見込み方向に沿う室外遮蔽延出部10dの室外側の端が既設上枠突出部21a、既設下延出壁部222、既設縦枠突出部23aと見込み方向において対向するので、遮蔽部材10をより剛性が高くなる方向で既設枠2に係合させることが可能である。このため、改装枠3の反りの発生をより確実に抑えることが可能である。
上記実施形態においては、遮蔽部材10の先端部に、内装材7と近接して対向する室外遮蔽延出部10dが設けられている例について説明したが、室外遮蔽延出部10dは必ずしも設けられていなくとも構わず、たとえば、外周側に延出された外周側延出壁部10cの先端部が、既設上枠突出部21a、既設下延出壁部222、及び、既設縦枠突出部23aと見込み方向に対向している構成であっても構わない。このため、遮蔽部材10は、既設側連結部分及び改装側連結部分側を室内空間から遮蔽する壁部を形成する部材であれば、必ずしも、区画される遮蔽空間Sを形成する構成でなくとも構わない。
上記実施形態においては、遮蔽部材10を室内側に設けた例について説明したが、遮蔽部材は室外側に設けられて、既設側連結部分及び改装側連結部分を室外空間から遮蔽する構成であっても構わない。
上記実施形態においては、改装用建具1の一例として、内倒し窓用の改装用建具1を例に挙げて説明したが、例えば、引き違い窓用の改装用縦部、開き窓用の改装用建具、辷出し窓用の改装用建具、嵌め殺し窓用の改装用建具などであっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 改装用建具、2 既設枠、3 改装枠、5 開口、7 内装材、
9 連結部材、9a 既設側固定部、9b 改装側固定部、10 遮蔽部材、
10c 外周側延出壁部、10d 室外遮蔽延出部、11 熱膨張性黒鉛、
21a 既設上枠突出部、22a 既設下枠突出部、23a 既設縦枠突出部、
31c 上室外側固定部、31d 上室内壁部、32c 下室外側固定部、
32d 下室内壁部、33c 縦室外側固定部、33d 縦室内壁部、
212 既設下面部、221b 既設上面部、232 既設側面部、
S 遮蔽空間、

Claims (4)

  1. 建物の開口に設けられている既設枠と、
    前記既設枠に連結部材を介して取り付けられる改装枠と、
    前記既設枠と前記連結部材とが連結されている既設側連結部分及び前記改装枠と前記連結部材とが連結されている改装側連結部分を室内空間または室外空間から遮蔽する金属製の遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材に設けられ加熱されて当該遮蔽部材と前記既設側連結部分及び前記改装側連結部分との間に発泡する加熱発泡材と、
    を有することを特徴とする改装窓構造。
  2. 請求項1に記載の改装窓構造であって、
    前記遮蔽部材は、前記既設枠、前記改装枠、及び、前記連結部材とともに、室内空間または室外空間から遮蔽される遮蔽空間を形成し、
    前記加熱発泡材は、加熱されて前記遮蔽空間内に発泡することを特徴とする改装窓構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の改装窓構造であって、
    前記既設枠は、見込み方向に当該既設枠と並ぶ内装材より前記開口の内周側に突出する内周突出部を有し、
    前記遮蔽部材は、前記改装枠に固定されて前記既設枠側に延出されており、延出された先端部は前記内周突出部と見込み方向に対向することを特徴とする改装窓構造。
  4. 請求項3に記載の改装窓構造であって、
    前記遮蔽部材の延出された前記先端部は、前記内装材と対向する内装材対向部を有し、
    前記内装材対向部の端が前記内周突出部と見込み方向において対向することを特徴とする改装窓構造。
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