JP6463228B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、建具に関し、より詳細には、引違い窓等の建具に関するものである。
従来、引違い窓のような開口枠に対して面材である障子を開閉可能に支持させた建具においては、その一部が躯体より室外側に張り出した状態で該躯体の開口縁部に取り付けられたものが知られている。このような建具においては、開口枠を構成する下枠が垂れ下がることを防止するために、複数のブラケット部材が該下枠の長手方向に沿って所定間隔毎に設けられている。
各ブラケット部材は、例えば板金等を屈曲させて構成されるものであり、開口枠の見込み方向に沿って延在する水平延在部と、この水平延在部の一端部より下方に向けて延在する垂下延在部とを有している。
このようなブラケット部材は、水平延在部が例えばネジ等の取付部材を用いて下枠に取り付けられて固定されるとともに、垂下延在部が例えばネジ等の取付部材を用いて躯体に設けられた外壁に取り付けられて固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2747399号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されている建具では、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱されると外壁が脆くなってしまい、これによりネジ等の取付部材を用いて外壁に取り付けられていたブラケット部材が開口枠を支持することが困難となってしまう。この結果、下枠が室外側に向けて変形して障子等の面材が落下してしまい、防火性が劣るという問題があった。
また上記建具においては、ブラケット部材の垂下延在部がネジ等の取付部材を用いて外壁に取り付けられているので、外壁に形成された孔には漏水対策としてシーリング材が充填されている。しかしながら、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱されると、シーリング材が溶融してしまうことで、該孔を通じて火炎等が侵入してしまい防火性が劣るという問題もあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、防火性を良好なものとすることができる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建具は、開口枠と、前記開口枠の見込み方向に沿って延在し、該開口枠を構成する下枠に当接する第1支持片と、前記第1支持片より下方に向けて延在し、前記開口枠の下方の外壁の室外側に位置する第2支持片とを有するブラケット部材とを備えた建具において、前記第2支持片と前記外壁との間に加熱されることにより膨張する熱膨張性部材を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、開口枠の開口が閉塞される場合において例えば火災等のように極めて高い温度で加熱されると、熱膨張性部材が膨張することにより、外壁の熱膨張性部材に覆われる部分は延焼されず、結果的に外壁の強度が低下することを抑制できる。しかも、熱膨張性部材の膨張により、ブラケット部材は、開口枠の下枠を上方に向けて押圧し、これにより、該下枠が室外側に変形してしまうことを抑制でき、開口枠に支持される面材が該開口枠から外れてしまうことを回避できる。更に、ブラケット部材は、第1支持片が下枠に当接しているだけなので、外壁には第2支持片を取り付けるための孔等が形成されていない。そのため、火炎等が孔等を通じて侵入する虞れもない。
また本発明は、上記建具において、前記熱膨張性部材は、前記第2支持片に設けられており、前記ブラケット部材は、前記第1支持片が取付部材によって前記下枠に取り付けられ、前記第2支持片が前記熱膨張性部材を介して前記外壁に接していることを特徴とする。
この発明によれば、ブラケット部材は、第1支持片が下枠に取付部材によって取り付けられているだけなので、外壁には第2支持片を取り付けるための孔等が形成されていない。そのため、火炎等が孔等を通じて侵入する虞れもない。
また本発明は、上記建具において、前記熱膨張性部材は、前記第2支持片の下方部と前記外壁との間に介在する第1熱膨張性部材の膨張率が前記第2支持片の上方部と前記外壁との間に介在する第2熱膨張性部材の膨張率よりも大きいことを特徴とする。
この発明によれば、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱される場合に、第1熱膨張性部材の膨張率が第2熱膨張性部材の膨張率よりも大きいので、開口枠の下枠を上方に向けて押圧する力を大きくすることができる。
また本発明は、上記建具において、前記ブラケット部材の第2支持片は、前記熱膨張性部材の下端面に対向する下端ヒレ部と、前記熱膨張性部材における前記下枠の長手方向に沿った両端面に対向する両端ヒレ部とを有していることを特徴とする。
この発明によれば、第2支持片の下端ヒレ部及び両端ヒレ部と、下枠とで熱膨張性部材を囲むことができる。これにより、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱される場合に、熱膨張性部材の膨張方向が、開口枠の見込み方向に沿った方向に規制される。つまり、熱膨張性部材は、下枠の長手方向や見付け方向に膨張することが規制される。この結果、開口枠の下枠を上方に向けて押圧する力を大きくすることができる。
本発明によれば、外壁の強度が低下することを抑制するとともに、開口枠に支持される面材が該開口枠から外れてしまうことを回避でき、しかも火炎等が侵入する孔等を外壁に形成していないので、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱されても開口枠の開口の閉塞を維持して防火性を良好なものとすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である建具の縦断面図である。 図2は、本発明の実施の形態である建具の横断面図である。 図3は、本発明の実施の形態である建具の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。 図4は、本発明の実施の形態である建具の変形例の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。 図5は、本発明の実施の形態である建具の他の変形例の要部を拡大して示す縦断面図である。 図6は、本発明の実施の形態である建具の他の変形例の要部の斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である建具を示すものであり、図1は縦断面図であり、図2は横断面図である。
ここで例示する建具は、開口枠10に左右2枚の障子(面材)20,30を備え、開口枠10に対して2枚の障子20,30を左右方向に開閉移動させる、いわゆる引違い窓と称されるものである。また、かかる建具では、室外側に配置した障子20の更に室外側となる部位に網戸40を備えているとともに、ブラケット部材50が設けられている。
開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成されており、矩形開口15を形成するものである。上枠11は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側上枠部111と、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室内側上枠部112とが断熱部材を介して連結され、更に樹脂製の押出形材である樹脂上枠部113が室内側上枠部112に係合して構成されている。このような上枠11には、下方に向けて突出する複数(図示の例では3つ)の上レール114a,114b,114cが該上枠11の長手方向の全長に亘って形成されており、室外側から網戸用上レール114a、外障子用上レール114b及び内障子用上レール114cが形成されている。
下枠12は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側下枠部121と、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室内側下枠部122とが断熱部材を介して連結されて構成されている。このような下枠12には、上方に向けて突出する複数(図示の例では3つ)の下レール123a,123b,123cが該下枠12の長手方向の全長に亘って形成されており、室外側から網戸用下レール123a、外障子用下レール123b及び内障子用下レール123cが形成されている。
左右一対の縦枠13,14は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側縦枠部131,141と、例えば樹脂製の押出形材である室内側縦枠部132,142とが互いに係合して構成されている。
このような開口枠10は、上枠11、下枠12及び左右一対の縦枠13,14のそれぞれを建物の壁等の躯体1に形成された躯体開口2に対してその開口縁部に沿うよう取り付けられている。
室外側の障子(以下、外障子ともいう)20は、上框21、下框22及び左右一対の縦框23,24を四周框組みすることによって構成された框体の内部にガラス板25が保持されたものであり、開口枠10の内部に装着可能な大きさに構成されている。
上框21は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側上框部211と、樹脂製の押出形材である室内側上框部212とが互いに係合して構成されている。下框22は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側下框部221と、樹脂製の押出形材である室内側下框部222とが互いに係合して構成されている。この下框22の内部には、該下框22の見込み方向に沿って延在する図示せぬ軸部の中心軸回りに回転可能な樹脂製の戸車26が設けられている。
左右一対の縦框23,24のうち左方の縦框(以下、左縦框ともいう)23は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側左縦框部231と、樹脂製の押出形材である室内側左縦框部232とが互いに係合して構成されている。一方、右方の縦框(以下、右縦框24ともいう)は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材により構成されている。
このような外障子20は、上框21に形成された上溝部27に外障子用上レール114bが相対的に進入するとともに、戸車26が外障子用下レール123bに案内されることで左右方向に沿って開閉移動可能である。
室内側の障子(以下、内障子ともいう)30は、上框31、下框32及び左右一対の縦框33,34を四周框組みすることによって構成された框体の内部にガラス板35が保持されたものであり、開口枠10の内部に装着可能な大きさに構成されている。
上框31は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側上框部311と、樹脂製の押出形材である室内側上框部312とが互いに係合して構成されている。下框32は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側下框部321と、樹脂製の押出形材である室内側下框部322とが互いに係合して構成されている。この下框32の内部には、該下框32の見込み方向に沿って延在する図示せぬ軸部の中心軸回りに回転可能な樹脂製の戸車36が設けられている。
左右一対の縦框33,34のうち右方の縦框(以下、右縦框ともいう)33は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側右縦框部331と、樹脂製の押出形材である室内側右縦框部332とが互いに係合して構成されている。また、左方の縦框(以下、左縦框34ともいう)は、例えばアルミニウム等の金属製の押出形材である室外側左縦框部341と、樹脂製の押出形材である室内側左縦框部342とが互いに係合して構成されている。
このような内障子30は、上框31に形成された上溝部37に内障子用上レール114cが相対的に進入するとともに、戸車36が内障子用下レール123cに案内されることで左右方向に沿って開閉移動可能である。
そして、このように左右方向に沿って開閉移動可能な内障子30と上記外障子20とにおいては、外障子20の左縦框23が左側の縦枠(以下、左縦枠ともいう)13に当接し、内障子30の右縦框33が右側の縦枠(以下、右縦枠ともいう)14に当接した場合に、外障子20の右縦框24に形成された係止片241aと内障子30の左縦框34に形成された係止片341aとが互いに係合して矩形開口15を閉塞している。このような外障子20及び内障子30では、左縦框23と右縦框33とが戸先框となり、右縦框24と左縦框34とが召合せ框となる。
ブラケット部材50は、複数あり、下枠12の長手方向に沿って所定間隔毎に設けられている。尚、これらブラケット部材50は、それぞれが同一の構成を有しているので、以下においては1つのブラケット部材50について説明し、他のブラケット部材50の説明については割愛する。
ブラケット部材50は、例えばアルミニウム、ステンレス、鉄等の板材を屈曲して構成されたもので、図3に示すように、第1支持片51と第2支持片52とを有している。
第1支持片51は、開口枠10の見込み方向に沿って延在する部位である。この第1支持片51には、貫通孔511が形成されており、かかる貫通孔511を下方から貫通するネジ等の取付部材60が下枠12に螺合することで下枠12に取り付けられている。
第2支持片52は、第1支持片51の室内側端部より下方に向けて延在する部位である。この第2支持片52は、開口枠10の下方の外壁3の室外側に位置しており、室内側面521が外壁3に対向可能である。
このような第2支持片52の室内側面521の全域には熱膨張性部材70が貼付されている。熱膨張性部材70は、例えば発泡黒鉛等の熱膨張性材料から形成された板状体であり、加熱されることにより膨張するものである。この熱膨張性部材70の第2支持片52に貼付される面と反対側の面は外壁3に接している。
つまり、ブラケット部材50は、第1支持片51が取付部材60を介して下枠12に取り付けられ、かつ第2支持片52が熱膨張性部材70を介して外壁3に接して固定されている。
以上のような構成を有する建具においては、外障子20及び内障子30が矩形開口15を閉塞する場合において、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱されると、開口枠10や障子20,30を構成する部材のうち、樹脂製の部材が溶融してしまうとともに熱膨張性部材70が膨張することとなる。
このように熱膨張性部材70が膨張することにより、外壁3の熱膨張性部材70に覆われる部分は延焼されず、結果的に外壁3の強度が低下することを抑制できる。しかも、熱膨張性部材70の膨張により、ブラケット部材50は、図3の矢印で示すように開口枠10の下枠12を上方に向けて押圧し、これにより、該下枠12が室外側に変形してしまうことを抑制でき、障子20,30が開口枠10から外れてしまうことを回避できる。更に、ブラケット部材50は、取付部材60を介して第1支持片51が下枠12に取り付けられているが第2支持片52が熱膨張性部材70を介して外壁3に接しているだけなので、外壁3には第2支持片52を取り付けるための孔等が形成されていない。そのため、火炎等が孔等を通じて侵入する虞れもない。
以上説明したように、上記建具によれば、外壁3の強度が低下することを抑制するとともに、障子20,30が開口枠10から外れてしまうことを回避でき、しかも火炎等が侵入する孔等を外壁3に形成していないので、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱されても開口枠10の矩形開口15の閉塞を維持して防火性を良好なものとすることができる。
図4は、本発明の実施の形態である建具の変形例の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。尚、上述した実施の形態である建具と同一の構成を有するものには同一の符号を付して重複した説明を割愛する。
この図4に示すように、第2支持片52の室内側面521の全域に貼付される熱膨張性部材71は、第2支持片52の下方部と外壁3との間に介在する下部(第1熱膨張性部材)711と、第2支持片52の上方部と外壁3との間に介在する上部(第2熱膨張性部材)712とが連続して構成されるもので、下部711の膨張率(発泡率)が上部712の膨張率(発泡率)よりも大きいものである。
このような構成によれば、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱される場合に、熱膨張性部材71の下部711の膨張率が上部712の膨張率よりも大きいので、図4の矢印で示すような開口枠10の下枠12を上方に向けて押圧する力を大きくすることができる。従って、上記実施の形態である建具と同様に、防火性を良好なものとすることができる。
図5及び図6は、それぞれ本発明の実施の形態である建具の他の変形例の要部を示すものであり、図5は要部を拡大して示す縦断面図であり、図6は要部の斜視図である。尚、上述した実施の形態である建具と同一の構成を有するものには同一の符号を付して重複した説明を割愛する。
これら図5及び図6に示すように、ブラケット部材50aは、第1支持片51と第2支持片53とを有している。第2支持片53は、第1支持片51の室内側端部より下方に向けて延在する部位である。この第2支持片53は、開口枠10の下方の外壁3の室外側に位置しており、外壁3に対向可能な室内側面531の全域に熱膨張性部材70が貼付されている。
そして、第2支持片53は、下端ヒレ部53a及び両端ヒレ部53bを有している。下端ヒレ部53aは、第2支持片53の下端部を外壁3に向けて屈曲させることで形成されたもので、熱膨張性部材70の下端面に対向するものである。両端ヒレ部53bは、左右一対のものであり、下端ヒレ部53aの左右両端部、すなわち下枠12の長手方向に沿った両端部を上方に向けて屈曲させることで形成されたもので、熱膨張性部材70の左右両端面(下枠12の長手方向に沿った両端面)に対向するものである。
このような構成によれば、第2支持片53の下端ヒレ部53a及び両端ヒレ部53bと、下枠12とに熱膨張性部材70が囲まれるので、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱される場合に、熱膨張性部材70の膨張方向が、開口枠10の見込み方向に沿った方向に規制される。つまり、熱膨張性部材70は、上下左右の方向に膨張することが規制される。この結果、図5の矢印で示すような開口枠10の下枠12を上方に向けて押圧する力を大きくすることができる。従って、上記実施の形態である建具と同様に、防火性を良好なものとすることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態及びその変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態や変形例では、ブラケット部材50,50aの第2支持片52,53が第1支持片51の室内側端部より下方に向けて延在するものであったが、本発明においては、第2支持片は、下方に向かうに連れて漸次室外側に傾斜するよう延在するものであってもよい。
このような構成によれば、第2支持片と外壁との間に介在する熱膨張性部材は、下方に向かうほど開口枠の見込み方向に沿った厚みが大きくなる。そのため、例えば火災等のように極めて高い温度で加熱される場合に、膨張することにより開口枠の下枠を上方に向けて押圧する力を大きくすることができ、これにより防火性を良好なものとすることができる。
上述した実施の形態や変形例では、熱膨張性部材70,71は第2支持片52,53の室内側面521,531の全域に貼付されていたが、本発明においては、熱膨張性部材は、第2支持片と外壁との間に介在していれば、第2支持片に貼付されていなくてもよい。つまり、熱膨張性部材は、第2支持片と外壁とに挟持されていてもよい。
上述した実施の形態や変形例では、ブラケット部材50,50aは、第1支持片51がネジ等の取付部材60を介して下枠12に取り付けられていたが、本発明においては、第1支持片は下枠に当接しているだけでもよい。
上述した実施の形態や変形例では、いわゆる引違い窓を建具として例示したが、本発明においては、片引き窓、上げ下げ窓、内開き窓、嵌め殺し窓等の下枠の一部が躯体の外に突出したものに対しても適用することができる。
3 外壁
10 開口枠
12 下枠
121 室外側下枠部
122 室内側下枠部
20 外障子
30 内障子
40 網戸
50 ブラケット部材
51 第1支持片
511 貫通孔
52 第2支持片
521 室内側面
60 取付部材
70 熱膨張性部材

Claims (4)

  1. 開口枠と、
    前記開口枠の見込み方向に沿って延在し、該開口枠を構成する下枠に当接する第1支持片と、前記第1支持片より下方に向けて延在し、前記開口枠の下方の外壁の室外側に位置する第2支持片とを有するブラケット部材と
    を備えた建具において、
    前記第2支持片と前記外壁との間に加熱されることにより膨張する熱膨張性部材を備えたことを特徴とする建具。
  2. 前記熱膨張性部材は、前記第2支持片に設けられており、
    前記ブラケット部材は、前記第1支持片が取付部材によって前記下枠に取り付けられ、前記第2支持片が前記熱膨張性部材を介して前記外壁に接していることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記熱膨張性部材は、前記第2支持片の下方部と前記外壁との間に介在する第1熱膨張性部材の膨張率が前記第2支持片の上方部と前記外壁との間に介在する第2熱膨張性部材の膨張率よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建具。
  4. 前記ブラケット部材の第2支持片は、
    前記熱膨張性部材の下端面に対向する下端ヒレ部と、
    前記熱膨張性部材における前記下枠の長手方向に沿った両端面に対向する両端ヒレ部と
    を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の建具。
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