JP2016142014A - 建具 - Google Patents

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幸司 渡辺
裕次 桑山
Yuji Kuwayama
裕次 桑山
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Takayuki Ishii
大佳之 石井
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Junichi Maede
純一 前出
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Abstract

【課題】外枠と内枠の間に断熱材を設けた枠体の外枠が火災の熱や炎によって反って分離したり崩落したりすることを防止する。【解決手段】縦辷り出し窓1は、アルミと樹脂を複合させてなる上枠3と下枠4と左右の縦枠5からなる枠体6内に障子7を開閉可能に設けた。枠体6の上枠3における屋外側の金属外側上枠14と屋内側の金属内側上枠15とは断熱材13を介して連結している。金属外側上枠14のホロー部内に上部補強材30を設けた。上部補強材30と金属外側上枠14とを締結ボルトで一体に固定した。下枠4における屋外側の金属外側下枠22と屋内側の金属内側下枠23とは断熱材21を介して連結している。金属外側下枠22のホロー部内に下部補強材35を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、外枠と内枠を断熱材を介して連結した枠体を備えた縦辷り出し窓やFIX窓等の各種の建具に関する。
従来、縦辷り出し窓やFIX窓等の建具は、その断熱性を向上させるために、開口部に沿って形成された枠体として屋外側の外枠と屋内側の内枠とを設け、これら外枠と内枠を断熱材を介して連結して構成したものが知られている。このような断熱材は樹脂で形成されていることが多い。
例えば、特許文献1に記載された引き違い窓の枠体では、火災時の火炎や熱によって樹脂製の断熱材が溶融してしまうため、下枠に断熱材を挟んで屋外側下枠材と屋内側下枠材とに跨ってステンレス等からなる連結材を固定している。これによって火災時に断熱材が溶融しても屋外側下枠材が屋内側下枠材から分離して屋外側に倒れること等を防止している。
特開2012−154161号公報
しかしながら、上述した特許文献1による引き違い窓は、下枠の外枠と内枠とを連結材で連結した構成だけでは、屋外側に火災等が発生した際に屋外側の枠体が火炎や高熱に晒されることで屋外側枠体に反りが発生し、屋外側の外枠と屋内側の内枠とが分離してしまう可能性があった。特に火炎は上方に延びて上がるために、下枠よりも上枠の外枠が熱で反ってしまい内枠と分離してしまうおそれが高かった。そして、上枠が熱で反って崩落すると障子も落下したり崩落するおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、外枠と内枠の間に断熱材を設けた枠体の外枠が火災の火炎や熱によって反って分離したり崩落したりすることを防止するようにした建具を提供することを目的とする。
本発明による建具は、枠体と該枠体内に納められた障子を備えた建具であって、枠体における屋外側の外枠と屋内側の内枠とが断熱材を介して連結され、外枠内に補強材を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、枠体の外枠内に補強材を設けたことで、屋外側での火災等の際に火炎や熱によって外枠が熱伸びして反ることを高強度の補強材によって抑えることができる。
また、断熱材を挟んだ外枠と内枠は連結部材によって連結されていることが好ましい。
外枠と内枠が連結部材によって連結されているために、火災時に断熱材が溶解しても外枠と内枠とが分離することがない。
また、枠体は上枠と下枠と左右の縦枠を有しており、少なくとも上枠に連結部材を設けることが好ましい。
火災の火炎や熱は下枠よりも上枠に集中しやすいので、上枠の外枠に補強材を設け、更に上枠の断熱材を挟む外枠と内枠を連結部材で連結することで、上枠における外枠の反りを抑えると共に、断熱材が溶解しても外枠と内枠が分離することがない。
また、上枠と下枠は少なくとも1m以上の長さを有しており、長さ方向の中央に連結部材を設けるようにしてもよい。
上枠と下枠が1m以上の長さを有する長尺の場合、熱伸びによる各外枠の反りを生じ易いが、補強材によって外枠の反りを防止すると共に連結部材によって外枠と内枠の分離を防ぐことができる。
本発明による建具は、外枠と内枠とが断熱材を介して連結された枠体における外枠内に補強材を設けたため、屋外側の火災等で外枠が火炎や熱に晒されたとしても、補強材によって遮蔽して断熱材に火炎や熱が近づくことを防止できて断熱材の溶解を抑えることができる。また、火炎や熱による外枠の熱伸びによる反りを防止し、外枠が内枠と分離することを防止できる。
本発明の第一実施形態による縦辷り出し窓の縦断面図である。 図1に示す縦辷り出し窓の上枠部の拡大断面図である。 図1に示す縦辷り出し窓の下枠部の拡大断面図である。 本発明の第二実施形態による連窓のFIX窓の縦断面図である。 図4に示すFIX窓の上枠部の拡大断面図である。 図4に示すFIX窓の下枠部の拡大断面図である。 第二実施形態の変形例による下枠部の要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態による建具について説明する。まず、第一実施形態による縦辷り出し窓を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1に示す実施形態による建具としての縦辷り出し窓1はアルミと樹脂の複合サッシからなり、図1は縦辷り出し窓1の縦断面を示している。本実施形態による縦辷り出し窓1は、躯体の開口部に上枠3と下枠4と左右の縦枠5とが四角形枠状に形成された枠体6を取り付けている。
そして、枠体6内に開閉可能に納めた障子7は、それぞれアルミと樹脂からなる上框8aと下框8bと左右の縦框8cとを有し、その内部に例えばペアガラス等の複層ガラスからなるガラスパネル9を納めている。
図1において、枠体6の上枠3は、屋外側に設けた金属上枠11と屋内側に設けた樹脂上枠12を連結して構成している。金属上枠11は例えばアルミ合金からなっており、樹脂製の断熱材13を介して屋外側にはホロー部(中空部)14aを有する金属外側上枠14が設けられ、屋内側には金属内側上枠15が設けられ、互いに連結している。樹脂上枠12は金属外側上枠14と金属内側上枠15に連結してこれらの屋内側に設置されている。
また、下枠4は屋外側に設けた金属下枠19と屋内側に設けた樹脂下枠20を連結して構成している。金属下枠19は例えばアルミ合金からなっており、樹脂製の断熱材21を介して屋外側にホロー部(中空部)22aを有する金属外側下枠22が設けられ、屋内側には金属内側下枠23が設けられ、互いに連結している。樹脂下枠20は金属外側下枠22と金属内側下枠23に連結してこれらの屋内側に設置されている。
そして、図2に示す上枠3において、金属外側上枠14のホロー部14a内にはアルミ合金等より高強度のステンレスやスチール等からなる上部補強材30が設置され、締結ボルト17によって金属外側上枠14に固定されている。この上部補強材30の断面形状は適宜のものを採用できるが、本実施形態では例えば断面U字状に形成されている。しかも、この上部補強材30は金属外側上枠14の長手方向に沿ってほぼ全長に設置することが好ましい。或いは、上部補強材30は金属外側上枠14の長手方向の中央部分に設けてもよく、少なくとも屋外側から見て断熱材13を遮蔽する領域に設けている。
また、金属外側上枠14の上框8aに対向する面において、樹脂上枠12近傍に加熱発泡材10が取り付けられ、更にその屋外側方向の中央には断面コの字状の保持枠14bに加熱発泡材16が固定されている。これらの加熱発泡材10、16は火災発生時に熱膨張して上框8aと上枠3との間の空間を埋めることができる。また、障子8の上框8aにおける金属上框8aaの屋外側にも、ガラスパネル9の上端を覆うグレージングチャンネルに対向する加熱発泡材18が設けられ、火災発生時にガラスパネル9と金属上框8aaとの間の空間を封止することができる。
また、図3に示す下枠4において、金属下枠19の金属外側下枠22のホロー部22a内にはアルミ合金等より高強度のステンレスやスチール等からなる下部補強材35が設置されている。この下部補強材35の断面形状は適宜のものを採用できるが、本実施形態では例えば断面略J字状に形成されている。しかも、この下部補強材35は金属外側下枠22の長手方向に沿ってほぼ全長に設置することが好ましく、少なくとも屋外側から見て断熱材21を遮蔽する領域に設けている。また、下部補強材35は金属外側下枠22の平板部を重ねて締結ボルト36によって固定されている。
また、下枠4において、金属下枠22の樹脂下枠20側部分には断面コの字状の保持枠22bに加熱発泡材24が取り付けられ、火災発生時には熱膨張して下枠22と下框8bとの間の空間を埋めることができる。
本第一実施形態による縦辷り出し1は上述した構成を備えており、次にその作用について説明する。
本実施形態による縦辷り出し1において、例えば屋外側で火災が発生した場合、枠体6の特に上枠3と下枠4は火炎や熱に晒されて高温になる。
この場合、図3に示す下枠4では金属下枠19の金属外側下枠22は金属内側下枠23より火炎に近く高温に晒されるが、金属外側下枠22のホロー部22a内に固定された下部補強材35は高強度であるため、高温雰囲気であっても熱伸びによる反りを抑えることができる。そのため、金属外側下枠22が金属内側下枠23に対して反り返って金属内側下枠23と分離したりすることを抑制できる。
しかも、火炎や熱が断熱材21に近づくことを下部補強材35によって遮蔽して妨げることができて断熱材21が熱で溶融することを抑制し、断熱材21が焼け落ちるまでの時間を長く引き伸ばすことができる。
また、図2に示す上枠3の付近では高温の空気の上昇によって下枠4よりも一層高温に晒されることになる。この場合、金属外側上枠14のホロー部14a内に固定された上部補強材30は高強度であるため、高温雰囲気であっても熱伸びによる反りを抑えることができる。そのため、金属外側上枠14が金属内側上枠15に対して反り返って分離したりすることを抑制できる。
しかも、火炎や熱が断熱材13に近づくことを上部補強材30によって遮蔽して妨げることができて断熱材13が熱で溶融することを抑制し、断熱材13が焼け落ちるまでの時間を長く引き伸ばすことができる。
そのため、屋外側で火災が生じた場合に、上枠3や下枠4を含む枠体6の落下や崩落を防ぐことで障子7の落下や崩落を防止できる。
上述のように本実施形態による縦辷り出し窓1によれば、上枠3と下枠4における金属外側上枠14と金属外側下枠22のホロー部14a、22a内に高強度の上部補強材30と下部補強材35を設けたから、屋外側に火災が発生した場合に上部補強材30と下部補強材35によって金属外側上枠14と金属外側下枠22がそれぞれ熱で伸びて反り返って金属内側上枠15と金属内側下枠23から分離することを防止できる。
しかも、金属外側上枠14と金属外側下枠22内に上部補強材30と下部補強材35をそれぞれ設けたから、屋外側で火災が発生した際に火炎や熱がその屋内側の断熱材13、21に近づくことを妨げて保護することができ、断熱材13,21の溶解を抑制して遅らすことができる。
なお、本発明による建具は、上述した実施形態による縦辷り出し窓1に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述した第一実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明する。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態による連窓のFIX窓40を図4乃至図6に基づいて説明する。
図4に示す第二実施形態による建具はアルミと樹脂の複合サッシからなり、上述したものと同様な縦辷り出し窓1とFIX窓(嵌め殺し窓)40とが方立を介して連結された連窓41を示すものであり、特に図4はFIX窓40の縦断面を示している。本第二実施形態によるFIX窓40は、躯体の開口部に上枠3と下枠4と縦枠5と図示しない方立(縦枠)が四角形枠状に形成された枠体6を取り付けている。
図4において、上枠3は屋外側に設けた金属上枠11と屋内側に設けた樹脂上枠12を連結して構成している。金属上枠11は樹脂製の断熱材13を介して屋外側にホロー部14aを有する金属外側上枠14が設けられ、屋内側には金属内側上枠15が設けられている。樹脂上枠12は金属外側上枠14と金属内側上枠15に連結してこれらの屋内側に設置されている。
また、金属外側上枠14と樹脂上枠12の下部には金属枠部42、押縁43が延びて上部呑込み部44を形成し、上部呑込み部44によって障子として例えば複層ガラス等のガラスパネル38の上部を保持している。また、上部呑込み部44のガラスパネル38を保持する金属枠部42、押縁43にはパッキン45がそれぞれ固定されている。
そして、金属外側上枠14のホロー部14a内には上部補強材30が設けられている。
また、下枠4は屋外側に設けた金属下枠19と屋内側に設けた樹脂下枠20を連結して構成している。金属下枠19は樹脂製の断熱材21を介して屋外側にホロー部22aを有する金属外側下枠22が設けられ、屋内側には金属内側下枠23が設けられている。樹脂下枠20は金属外側下枠22と金属内側下枠23に連結してこれらの屋内側に設置されている。
また、金属外側下枠22と樹脂下枠20の上方に金属枠部47、樹脂枠部48が延びて下部呑込み部49を形成し、下部呑込み部49によって例えばガラスパネル38の下部を保持している。また、下部呑込み部49のガラスパネル38を保持する金属枠部47、樹脂枠部48にはパッキン45がそれぞれ固定されている。
また、縦枠5にも同様にガラスパネル38の側部を保持する呑込み部が設けられている。また、下枠4の下部呑込み部49内でガラスパネル38の下側にはガラス外れ止め金具37が設置されている(図6参照)。
そして、図5に示す上枠3において、金属外側上枠14のホロー部14a内には上述した上部補強材30が設置されている。金属外側上枠14の下部には、アルミ合金等より高強度のステンレスやスチール等からなる上部連結金具31が設置されている。
上部連結金具31は金属外側上枠14と断熱材13と金属内側上枠15とに亘って内外方向に延在すると共に、屋外側では、例えば金属枠部42に沿って上部呑込み部44内でパッキン45の保持部近傍まで降下して延びて断面略L字に屈曲している。しかも、上部連結金具31は屋内側では締結ボルト50によって金属内側上枠15に固定され、屋外側では締結ボルト51によって金属外側上枠14及び上部補強材30と一体に固定されている。上部補強材30と上部連結金具31を締結ボルト51で連結することで、一方のみを固定した場合と比較して強固に金属外側上枠14の熱による反りと分離を防止できる。
なお、上枠3内に上部連結金具31を設ける場合、上枠3の長手方向の長さが長尺、例えば1m以上である場合に設けることが好ましい。この場合、少なくとも上枠3の長手方向の中央部分に上部連結金具31を設けることが、断熱材13の溶解による金属外側上枠14と金属内側上枠15との分離を妨げることに有効である。なお、上部連結金具31の長さは長いほど有効であるが短くてもよい。
また、上部呑込み部44内において、金属外側上枠14における金属枠部42には加熱発泡材52が固定され、樹脂上枠12にも加熱発泡材53が固定され、押縁43にも加熱発泡材54が固定されている。火災発生時にはこれらの加熱発泡材52,53の発泡によって上部呑込み部44を仕切る上枠3とガラスパネル38との間の空間を封止できる。しかも樹脂上枠12に加熱発泡材53を固定したことで加熱発泡時における樹脂上枠12の落下を防ぐことができる。
また、図6に示す下枠4において、金属外側下枠22のホロー部22a内には下部補強材35が設置されている。しかも、この下部補強材35は金属外側下枠22の長手方向に沿ってほぼ全長に設置することが好ましい。なお、本第二実施形態では、下枠4には連結金具を設けていない。
また下枠4の下部呑込み部49内において、ガラス外れ止め金具37の裏面に加熱発泡材60を設けたことで、火災発生時に下枠4に設けられた排水口を加熱発泡材60の熱膨張で閉塞することができる。更に下部呑込み部49内で金属外側下枠22には締結ボルト56によって加熱発泡材61が固定され、更に金属枠部47に加熱発泡材62、金属内側下枠23から断熱材21にかけて加熱発泡材63が固定されている。これらの加熱発泡材60、61,62,63によって火災発生時に下枠4とガラスパネル38との間の空間である下部呑込み部49を埋めて封止できる。
上述したように本第二実施形態による連窓41のFIX窓40によれば、上述した上部補強材30及び下部補強材35による効果に加えて次の効果を奏する。即ち、図5に示すように、上枠3において断熱材13を挟んで金属外側上枠14と金属内側上枠15とを上部連結金具31で連結しているため、火災時に断熱材13が溶解することを上部連結金具31によって遮蔽して遅らせ、金属外側上枠14と金属内側上枠15が分離することを防ぐことができる。
特に上部連結金具31は断面略L字状に形成されていて上枠3内に設けた断熱材13の下側に位置させたから、火災による火炎や高熱が断熱材13に到達することを抑制できる。しかも断熱材13が熱で溶解しても上部連結金具31によって金属外側上枠14と金属内側上枠15が分離することを防止できる。
(変形例)
次に、上述した第二実施形態によるFIX窓40の変形例について図7によって説明する。
図7は第二実施形態の変形例を示す図6と同様なFIX窓40の下枠4の拡大断面図である。本変形例によるFIX窓40において、金属外側下枠22内に下部補強材35が設けられており、この下部補強材35はホロー部22a内で断熱材21側から屋外側まで延びて屈曲している。そして、金属外側下枠22の上には断熱材21を介して金属内側下枠23まで延びる下部連結金具55が設けられている。下部連結金具55と下部補強材35は金属外側下枠22を挟んで締結ボルト56によって固定され、更に下部連結金具55と金属内側下枠23とが締結ボルト59によって固定されている。
従って、本変形例によれば、上枠3に設けた上部連結金具31だけでなく下枠4にも下部連結金具55が配設されており、下部連結金具55の下側に断熱材21が設置されている。そのため、屋外側での火災の際に、火炎や熱が断熱材21に近づくことを下部補強材35と下部連結金具55によって妨げることができて断熱材21の溶解を抑制し、また断熱材21が溶解したとしても金属外側下枠22と金属内側下枠23が分断することを下部連結金具55によって防ぐことができる。
また、上述の各実施形態では、補強材である上部補強材30と下部補強材35は金属外側上枠14のホロー部14a、金属外側下枠22のホロー部22a内に設けたが、必ずしもホロー部14a、22a内である必要はなく、ホロー部14a、22a以外の外部に連通した位置に設けてもよい。
なお、本発明における連結部材は上部連結金具31と下部連結金具55を含む。また、補強材も上部補強材30と下部補強材35を含む。
また、本発明において、枠体6における金属外側上枠14と金属外側下枠22は外枠であり、金属内側上枠15と金属内側下枠23は内枠を構成する。
なお、本発明による建具として、縦辷り出し窓1や連窓41のFIX窓40を例にとって説明したが、本発明は方立部、単独のFIX窓、横辷り出し窓、引き違い窓の枠体6等にも適用でき、更にはテラスドア等も含めて各種のアルミ樹脂複合サッシを備えた建具に適用できる。
1 縦辷り出し窓
3 上枠
4 下枠
6 枠体
13、21 断熱材
14 金属外側上枠
14a、22a ホロー部
15 金属内側上枠
17、36,50,51、56,59 締結ボルト
22 金属外側下枠
23 金属内側下枠
30 上部補強材
31 上部連結金具
35 下部補強材
40 FIX窓
55 下部連結金具

Claims (4)

  1. 枠体と該枠体内に納められた障子を備えた建具であって、
    前記枠体における屋外側の外枠と屋内側の内枠とが断熱材を介して連結され、
    前記外枠内に補強材を設けたことを特徴とする建具。
  2. 前記断熱材を挟んだ前記外枠と内枠は連結部材によって連結されている請求項1に記載された建具。
  3. 前記枠体は上枠と下枠と左右の縦枠を有しており、少なくとも上枠に前記連結部材を設けた請求項2に記載された建具。
  4. 前記上枠と下枠は少なくとも1m以上の長さを有しており、長さ方向の中央に前記連結部材を設けた請求項3に記載された建具。
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