JP6023648B2 - 上げ下げ窓 - Google Patents
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上げ下げ窓100は、上外障子2が閉鎖位置にある場合、反り防止金具702の係合片702pが受け金具701の切欠き部701uに差し込まれて、反り防止金具702と受け金具701とが見込み方向に係合するように構成されている。
本実施形態では、外障子2がサッシ枠1内の上部に固定され、内障子3がサッシ枠1内の下部に嵌め込まれ、内障子3が上下移動自在に配置されている。内障子3を上げた場合、内障子3の下方に形成される開口部を通じて採風を行えるように、上げ下げ窓100が構成されている。外障子2と内障子3は、引違い状に配置されている。本実施形態では、上げ下げ窓100は、シングルハングである。尚、上げ下げ窓100は、ダブルハングであってもよい。
サッシ枠1は、上枠11と、下枠12と、左右の竪枠13,14とを有し、それらが四方枠組みして構成されている。上枠11、下枠12、竪枠13,14の内周部には、外障子2や内障子3に嵌合する凹部(呑込み溝)が形成されている。
図1、図2、図3に示したように、外障子2は、上障子として機能し、上框21、下框22、竪框23,24を四周枠組みして構成されている。外障子2は、各框により区画された区画内にガラスパネル25(パネル)を装着して構成されている。
本発明の実施形態に係る上げ下げ窓100は、外障子2の下部に設けられたロッド棒51、このロッド棒51を外障子2に固定するロッド棒取付金具52を有し、サッシ枠1の竪枠に設けられたストッパー54(支持部材)に係合することにより、外障子2がサッシ枠1に固定可能な構造となっている。
内障子3は、下障子として機能し、上框31、下框32、竪框33,34を四周枠組みして構成されている。内障子3は、各框により区画された区画内にガラスパネル35(パネル)を装着して構成されている。
また、内障子3及び外障子2は、アルミニウム合金などの押出形材の金属框と、その金属框の室内側面等に設けられた樹脂框となどで構成されていてもよい。
下枠12は、金属下枠121と、その金属下枠121の室内側に配設した樹脂下枠122と、などで構成されている。
竪枠13(14)は、金属竪枠131(141)と、その金属竪枠131(141)の室内側に配設した樹脂竪枠132(142)と、などで構成されている。
外障子2の竪框23(24)は、金属竪框と、金属竪框の室内側に配設した樹脂上框と、などで構成されている。
内障子3の下框32は、金属下框321と、その金属下框321の室内側に配設した樹脂下框322と、などで構成されている。
内障子3の竪框33(34)は、金属竪框と、その金属竪框の室内側に配設した樹脂竪框と、などで構成されている。
サッシ枠1の竪枠13,14の上部、または、上枠11の左右両端部付近に、渦巻バネ式バランサ装置などのバランサ5が設けられている。バランサ5から繰り出された吊りワイヤ5wに、可動障子としての内障子3(下障子)が吊設されている。本実施形態では、可動障子である内障子3(下障子)は、内障子3の下端部付近に設けられた係止部材5sにワイヤ5wが係止されることで吊設されている。内障子3(下障子)の重力と、バランサ5による上方向への付勢力とが力学的に平衡関係となるように構成され、可動障子である内障子3を小さな力で簡単に上下方向に移動させて開閉可能であり、且つ、内障子3を任意の高さ位置に停止できるように構成されている。
本実施形態では、内障子3(下障子)の下框の中央部付近に、把持部37(把手)が設けられている。操作者が把持部37を上下方向に操作することで、内障子3を簡単に開閉自在となるように構成されている。
図1、図2、図3に示したように、外障子2(上障子)の下框22(召し合せ框)と、内障子3(下障子)の上框31(召し合せ框)は、施錠金具7(クレセント)により施錠可能に構成されている。詳細には、内障子3(下障子)の上框31(召し合せ框)の略上端中央部にクレセント本体金具71が設けられている。クレセント本体金具71とクレセント受け金具72とが係合することで、内障子3を閉鎖位置に固定することができる。
以下、本発明の実施形態に係る上げ下げ窓100における、上外障子2の竪框23,24と枠体であるサッシ枠1の竪枠13,14との間に隙間が生じることを防止するための反り防止金具702、及び、受け金具701とを説明する。尚、サッシ枠1の竪枠13と竪框23側、または、竪枠14と竪框24側に設けられた反り防止金具702および受け金具701を説明するが、サッシ枠1の竪枠13,14と竪框23,24の両方に反り防止金具702および受け金具701が設けられていてもよいし、一方のみに設けられていてもよい。
図6は上げ下げ窓100の反り防止金具702および受け金具701の取付け構造の一例を示す図であり、詳細には、図6(a)は拡大横断面図、図6(b)は拡大縦断面図である。
図7は本発明の実施形態に係る上げ下げ窓100の枠体(サッシ枠1)への上外障子2の建て込み時の動作の一例を示す図、図7(a)は建て込み前の状態を示す図、図7(b)は拡大横断面図であり、図7(c)は建て込み後の状態を示す図である。
反り防止金具702は、本実施形態では、図4、図6、図7に示したように、上外障子2の竪框23(24)に固定される板状の固定本体部702aと、竪枠13(14)側に突出する係合片702pとを有する。固定本体部702aと係合片702pは金属材料により一体的に形成されている。係合片702pは、例えば、金属板材を屈曲加工することで容易に形成することができる。
固定本体部702aには、反り防止金具702を竪框23(24)に固定するための固定部材915が嵌合する一つまたは複数の孔部702hを備える。反り防止金具702は、図6に示したように、固定部材915により、竪框24(金属縦框241)に固定されている。
また、反り防止金具702は、固定本体部702aの枠側面に、熱膨張耐火材9が設けられている。
受け金具701は、外障子2の障子走行方向dに開口する切欠き部701uを備える。詳細には、受け金具701は、図5、図6、図7に示したように、枠体の竪枠13(14)に固定される固定本体部701aと、固定本体部701aの一方の端部から外障子2側へ突出する凸形状部701bを有し、凸形状部701bに切欠き部701uが形成されている。固定本体部701aと、凸形状部701bは、金属材料などにより一体形成されている。
図7(a)、図7(b)、図7(c)に示したように、サッシ枠1に上外障子を組み込む場合(詳細には、サッシ枠1の竪枠13(14)の下方から上方に向かって、上外障子2を組み込む場合)、受け金具701の切欠き部701uが障子走行方向の下方に向けて拡開した形状に形成されているので、反り防止金具702の係合片702pが、規定位置から見込み方向(室内外方向)に僅かにずれていたとしても、反り防止金具702の係合片702pを切欠き部701uの幅広部分から幅狭部分に容易に導入することができる。
上外障子2を枠体(サッシ枠1)に組み込んだ場合、反り防止金具702の係合片702pが切欠き部701uの幅狭部分に係合した状態となるように、上げ下げ窓100が構成されている。このため、竪枠13(14)と外障子2の竪框23(24)との間のガタツキを防止することができる。
図8は本発明の他の実施形態に係る上げ下げ窓100の一例を示す図である。
上述した上げ下げ窓100では、反り防止金具702が上外障子2の竪框24(23)に設けられ、受け金具701がサッシ枠1の竪枠14(13)に設けられていたが、この形態に限られるものではない。
図8に示したように、反り防止金具702がサッシ枠1の竪枠14(13)に設けられ、受け金具701が竪框24(23)に設けられていてもよい。この外障子2に設けられた受け金具701の切欠き部701uは、上方に向かって拡開した形状に形成されている。
また、上外障子2を枠体(サッシ枠1)に組み込んだ場合、反り防止金具702の係合片702pが切欠き部701uの幅狭部分に係合した状態となるように、上げ下げ窓100が構成されている。このため、竪枠13(14)と外障子2の竪框23(24)との間のガタツキを防止することができる。
受け金具701は、障子走行方向に開口する切欠き部701uを備える。反り防止金具702は、竪枠または竪框の他方側に突出する係合片702pを有する。上外障子2が閉鎖位置にある場合、反り防止金具702の係合片702pが、受け金具701の切欠き部702uに差し込まれて、反り防止金具702と受け金具701とが見込み方向に係合するように、上げ下げ窓100が構成されている。
比較例として、反り防止金具702と受け金具701とを備えていない一般的な上げ下げ窓では、枠体に上外障子が嵌め込まれ、ロッド棒などにより枠体と上外障子とが単純に固定された構造となっており、枠体の竪枠の上部付近と上外障子の竪框の上部付近との結合強度が比較的小さく、火災時、上外障子の竪框が反ることにより、上障子の竪框と枠体の竪枠の上部付近に隙間が生じる場合がある。
一方、本発明の実施形態に係る上げ下げ窓100は、上述した反り防止金具702と受け金具701を備えているので、火災時、枠体(サッシ枠1)、竪框23,24が熱延びしたとしても、反り防止金具702と受け金具701が見込み方向に係合しているので、外障子2の竪框23,24と枠体の竪枠13,14との上部付近で隙間が生じることを防止可能な上げ下げ窓100を提供することができる。
すなわち、火災時であっても、障子と框の四周に隙間が生じにくいため、延焼を防止することができる上げ下げ窓100を提供することができる。
すなわち、外障子2をサッシ枠1に組み込む場合、切欠き部701uに防止金具702の係合片702pを容易に導入することができるので、一般的な上げ下げ窓と同様の動作で外障子2をサッシ枠1に組み込むことができ、且つ、火災時に、上外障子2の竪框23,24と枠体の竪枠13,14との間に隙間が生じることを防止可能な上げ下げ窓100を提供することができる。
上述した実施形態では、上げ下げ窓100は、上外障子2が枠体(サッシ枠1)に固定されるシングルハングであったが、この形態に限られるものではなく、例えば、上げ下げ窓は、ダブルハングであってもよい。
このシングルハング、ダブルハングのいずれのタイプであっても、外障子2が枠体に対して障子走行方向にスライドした場合、上述した受け金具701の切欠き部701uと、反り防止金具702の係合片702pが、障子走行方向に係合しないように構成されており、つまり、外障子2のスライドを妨げることがない。そして、外障子2を枠体(サッシ枠1)に対して閉じた状態に位置させることで、容易に、上述した反り防止金具702の係合片702pと受け金具701の切欠き部701uとを見込み方向に係合状態とすることができる。
また、上げ下げ窓100の框や枠の断面形状は、適宜変更することができる。
また、外障子2、内障子3に設けられるパネル(ガラス)は3枚以上とすることもできる。
また、本発明に係る上げ下げ窓は、建物の窓に限らず、電車等の乗り物の窓等に用いることもできる。
[付記1]
枠体と上外障子と下内障子とを有し、
枠体の竪枠の上部と上外障子の竪框の上部のうち、一方に反り防止金具、他方に受け金具を有し、
受け金具は、障子走行方向(上外障子を枠体に組み込み時の障子走行方向)に開口する切欠き部を備え、
反り防止金具は、竪枠または竪框の他方側に突出する係合片を有し、
上外障子が閉鎖位置にある場合、反り防止金具の係合片が、受け金具の切欠き部に差し込まれて、反り防止金具と受け金具とが見込み方向に係合するように構成されていることを特徴とする上げ下げ窓。
[付記2]
反り防止金具と受け金具は、火災時、枠体と上外障子の框の隙間を塞ぐための熱膨張性耐火材を備えることを特徴とする付記1に記載の上げ下げ窓。
[付記3]
受け金具は、障子走行方向に拡開した形状に形成された切欠き部を有し、切欠き部の幅広部分にて反り防止金具の係合片を切欠き部内に導入し、且つ、切欠き部の幅狭部分にて反り防止金具の係合片と受け金具とが見込み方向に係合するように構成されていることを特徴とする付記1または付記2に記載の上げ下げ窓。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
2 外障子(上外障子)
3 内障子(下内障子)
5 バランサ
5s 係止部材
5w ワイヤ
6 シール部材(グレージングチャンネル)
7 施錠金具(クレセント)
9 熱膨張性耐火材
11 上枠
12 下枠
13 竪枠
14 竪枠
21 上框
22 下框
23 竪框
24 竪框
25 パネル(ガラスパネル)
31 上框
32 下框
33 竪框
34 竪框
35 パネル(ガラスパネル)
37 把持部(把手)
51 ロッド棒
52 ロッド棒取付金具
54 ストッパー(支持部材)
701 受け金具(反り防止金具の係合片を受ける金具)
701u 切欠き部
702 反り防止金具
702p 係合片
100 上げ下げ窓(防火用上げ下げ窓)
Claims (1)
- 枠体と上外障子と下内障子とを有し、
枠体の竪枠の上部と上外障子の竪框の上部のうち、一方に反り防止金具、他方に受け金具を有し、
受け金具は、障子走行方向に開口する切欠き部を備え、
反り防止金具は、竪枠または竪框の他方側に突出する係合片を有し、
上外障子が閉鎖位置にある場合、反り防止金具の係合片が、受け金具の切欠き部に差し込まれて、反り防止金具と受け金具とが見込み方向に係合するように構成されていることを特徴とする上げ下げ窓。
Priority Applications (1)
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JP2013098884A JP6023648B2 (ja) | 2013-05-08 | 2013-05-08 | 上げ下げ窓 |
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