JP6817010B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、上枠に設けた複数本のガイドレールに沿ってそれぞれ障子がスライド可能に配設された建具に関するものである。
引き違い窓等のように2枚の障子がそれぞれ左右方向に沿ってスライド可能に配設された建具では、防火性能を向上させるため、上枠に設けられた2本のガイドレールの間となる部位に熱膨張性部材を配設したものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−43690号公報
上述した建具によれば、火災発生時に加熱されると、熱膨張性部材が膨張することによって2本のガイドレールの間に密度の高い不燃材が充填されることになり、断熱性が高められる等の理由により防火性能を向上させることが可能となる。しかしながら、建具が加熱された場合、障子には上下方向に沿った熱伸びが発生する。しかも、火災発生時においては、上枠が下枠よりも高温状態となる場合が多い。このため、建具の上枠には、外周側に押し開かれるような変形が生じるおそれがある。特に、上枠において躯体よりも室外側に突出した部分にあっては、変形を抑える部材が存在しないため、室外側で火災が発生した場合、上述の問題が顕著となる。こうした上枠の変形は、各部に隙間を生じる要因となり、防火性能の点で必ずしも好ましいとはいえない。
本発明は、上記実情に鑑みて、上枠の変形に起因して防火性能が損なわれる事態を防止することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体の内周側と外周側とを仕切るように見込み方向に沿って配設した基枠壁部と、基枠壁部の内周側に位置する見込み面から内周側に向けて延在する2本のガイドレールとを有した金属から成る上枠を備え、前記2本のガイドレールに沿ってそれぞれ障子がスライド可能に配設された建具であって、前記2本のガイドレールは、それぞれ中実の板状を成すものであり、前記基枠壁部には、外周側に位置する見込み面において室外側に位置するガイドレールの延長上となる部位に外周側に向けて補強壁部が設けられ、前記基枠壁部の外周側において前記補強壁部よりも室内側となる部位に中空部が設けられ、前記中空部は、見込み方向に沿った寸法が前記2本のガイドレールの相互間隔よりも小さく構成され、前記基枠壁部には、内周側に位置する見込み面において前記室外側に位置するガイドレールよりもさらに室外側となる部位に網戸がスライド可能に配設される網戸レールが内周側に向けて設けられ、かつ外周側に位置する見込み面において前記網戸レールの延長上となる部位に外周側に向けて外方縦壁部が設けられ、前記基枠壁部の外周側において前記補強壁部と前記外方縦壁部との間となる部位には副中空部が設けられ、前記基枠壁部の内周側に位置する見込み面には、前記室外側に位置するガイドレールの室外に臨む見付け面との入隅部に、前記枠体の縦枠との間を連結する連結ネジが螺合されるビスホールが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、障子に熱伸びが発生したとしても、中空部及び室外側のガイドレールの延長上に位置する補強壁部の協働によってこれに抗することができ、外周側に押し開かれるような上枠の変形を抑えることが可能となる。従って、室外側で火災が発生したとしても、各部に隙間が生じる事態を防止し、防火性能を向上させることができる。
この発明によれば、室内側のガイドレールと網戸レールとの間の外周側となる部分が外周壁部、中空部及び副中空部によって覆われることになる。このため、室外側で火災が発生したとしても、補強壁部及び室外側に位置するガイドレールに対して熱の影響を低減することができ、これら補強壁部や室外側のガイドレールに熱による損傷を来すおそれがなくなるため、防火性能を向上させることが可能となる。
また本発明は、上述した建具において、前記基枠壁部には、外周側の見込み面において前記2本のガイドレールの間となる部位に躯体取付用の取付ヒレ部が設けられているとともに、前記外方縦壁部から前記取付ヒレ部までの間を連結するように外周横壁部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、上枠において躯体から突出する部分に中空部及び副中空部が構成されるため、障子に熱伸びが発生したとしても、外周側に押し開かれるような上枠の変形をより確実に抑えることが可能となる。従って、室外側で火災が発生したとしても、各部に隙間が生じる事態を防止し、防火性能を向上させることができる。
また本発明に係る建具は、上枠に設けた複数本のガイドレールに沿ってそれぞれ障子をスライド可能に配設した建具において、前記上枠は、金属によって成形され、枠体の内周側と外周側とを仕切るように見込み方向に沿って配設した基枠壁部を有し、前記基枠壁部には、内周側の見込み面に前記複数本のガイドレールが設けられ、かつ外周側の見込み面から外周側に向けて躯体取付用の取付ヒレ部が設けられ、前記複数本のガイドレールはそれぞれ中実の板状を成し、さらに前記取付ヒレ部よりも室外側に位置するガイドレールの延長上となる部位から外周側に向けて補強壁部が設けられており、前記基枠壁部には、網戸がスライド可能に配設される網戸レールが、内周側に位置する見込み面において最も室外側となる端縁部から内周側に向けて設けられ、かつ外周側に位置する見込み面において前記網戸レールの延長上となる部位に外周側に向けて外方縦壁部が設けられ、前記外方縦壁部から前記取付ヒレ部までの間には、前記基枠壁部に沿うように外周横壁部が設けられ、前記基枠壁部及び前記外周横壁部の間には、前記取付ヒレ部と前記補強壁部との間に中空部が構成され、かつ前記補強壁部と前記外方縦壁部との間に副中空部が構成され、前記中空部の見込み方向に沿った寸法は、前記取付ヒレ部よりも室外側に位置するガイドレールと、当該ガイドレールよりも室内側に位置するガイドレールとの相互間隔よりも小さく構成され、前記基枠壁部の内周側に位置する見込み面には、前記補強壁部の延長上に位置するガイドレールの室外に臨む見付け面との入隅部に、前記枠体の縦枠との間を連結する連結ネジが螺合されるビスホールが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、障子に熱伸びが発生したとしても、中空部及び室外側のガイドレールの延長上に位置する補強壁部の協働によってこれに抗することができ、外周側に押し開かれるような上枠の変形を抑えることが可能となる。従って、室外側で火災が発生したとしても、各部に隙間が生じる事態を防止し、防火性能を向上させることができる。
また本発明は、上述した建具において、少なくとも前記上枠の両端部には、前記中空部に熱膨張性部材が配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、加熱された場合に熱膨張性部材が膨張し、縦枠との接合部分が膨張した熱膨張性部材によって塞がれるため、仮に上枠に変形を来したとしても火炎の貫通口が生じるおそれがなく、防火性能を向上させることができる。
本発明によれば、障子に熱伸びが発生したとしても、中空部及び室外側のガイドレールの延長上に位置する補強壁部の協働によってこれに抗することができ、外周側に押し開かれるような上枠の変形を抑えることが可能となる。従って、室外側で火災が発生したとしても、各部に隙間が生じる事態を防止し、防火性能を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態である建具を室内側から見た図である。 図2は、図1に示した建具の縦断面図である。 図3は、図1に示した建具の上枠を示す拡大端面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態である建具を示したものである。ここで例示する建具は、枠体10に対して2枚の障子20を左右方向に沿ったスライド可能に配設した引き違い窓と称されるものである。枠体10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を四周枠組みすることによって構成したものである。それぞれの枠11,12,13は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、長手方向の全長にわたってほぼ一様の断面形状を有している。2枚の障子20は、それぞれ面材21の四周に上框22、下框23及び左右の縦框24を装着することによって構成したものである。図示の例では、アルミニウム合金等の金属によって成形した室外側框部22a,23aと、樹脂によって成形した室内側框部22b,23bとによって構成した複合タイプの框22,23を備える障子20を適用している。
以下、本発明の特徴部分である上枠11に主眼をおいて説明を行う。なお、以下の説明においては便宜上、見込み方向及び見付け方向等の用語を用いる。見込み方向とは、図2中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については、見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、上枠11や下枠12等のように水平に沿った部材の場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向であり、縦枠13等のように上下に沿った部材の場合、見込み方向に直交した水平に沿う方向である。見付け方向に沿った平面については、見付け面と称する場合がある。また、本実施の形態において枠体10の内周側とは、枠体10によって囲まれる内部の空間側であり、上枠11の場合は下方側で、下枠12の場合は上方側となる。枠体10の外周側とは、枠体10の周囲となる空間側であり、上枠11の場合は上方側となり、下枠12の場合は下方側となる。
図2及び図3に示すように、枠体10の上枠11は、基枠壁部11a、内レール(ガイドレール)11b、外レール(ガイドレール)11c、網戸レール11d、取付ヒレ部11e、内方支持ヒレ部11f及び突当ヒレ部11gを有している。
基枠壁部11aは、枠体10の内周側と外周側とを仕切るように配置される部分、すなわち、見込み方向に沿ってほぼ水平に配置される部分であり、単一の薄板状に構成してある。内レール11b及び外レール11cは、それぞれが障子20を左右へスライド可能に案内する薄板状部分である。これら内レール11b及び外レール11cは、基枠壁部11aの内周側となる見込み面11a1において互いに間隔を確保した位置からそれぞれ内周側に向けて互いにほぼ平行となるように延在している。より具体的に説明すると、内レール11bは、基枠壁部11aの室内側となる端縁部に設けてある。外レール11cは、内レール11bよりも室外側であって、基枠壁部11aの室外側となる端縁部よりも室内側となる部分に設けてある。内レール11b及び外レール11cの基枠壁部11aからの突出寸法は、互いにほぼ同じであり、相互間隔のほぼ2/3に設定してある。網戸レール11dは、網戸30を左右へスライド可能に案内する薄板状部分であり、基枠壁部11aにおいて最も室外側となる端縁部から内周側に向けて外レール11cとほぼ平行となるように延在している。網戸レール11dの基枠壁部11aからの突出寸法は、外レール11cよりもわずかに小さく設定してある。取付ヒレ部11eは、躯体Bの外表面に連結される薄板状部分であり、基枠壁部11aの外周側となる見込み面11a2において内レール11bよりもわずかに室外側となる位置から内レール11bとほぼ平行となるように外周側に向けて延在している。取付ヒレ部11eの基枠壁部11aからの突出寸法は、内レール11bよりも大きく設定してある。内方支持ヒレ部11fは、内レール11bの上端縁において室内に臨む見付け面から室内側に向けてほぼ水平に延在した薄板状部分である。内方支持ヒレ部11fの内レール11bからの突出寸法は、内レール11bの基枠壁部11aからの突出寸法とほぼ等しい。突当ヒレ部11gは、内方支持ヒレ部11fの延在端縁部から内レール11bとほぼ平行となるように上下に向けて延在した薄板状部分である。突当ヒレ部11gの基枠壁部11aからの外周側への突出寸法は、網戸レール11dよりも小さく、内周側への突出寸法は、外周側への突出寸法よりもさらに小さく設定してある。
また、枠体10の上枠11には、基枠壁部11aの外周側となる部分において取付ヒレ部11eよりも室外側となる部位に外方縦壁部11h、外周横壁部11j、補強壁部11kが設けてある。
外方縦壁部11hは、基枠壁部11aの室外側に位置する端縁部、つまり網戸レール11dの延長上となる部位から外周側に向けて突出した薄板状部分である。外周横壁部11jは、外方縦壁部11hの上端縁部から基枠壁部11aに沿うように室内側に向けて延在した薄板状部分である。外周横壁部11jの延在端縁部は、取付ヒレ部11eに接続してある。すなわち、上枠11には、外方縦壁部11h、外周横壁部11j及び取付ヒレ部11eによって基枠壁部11aとの間に、基枠壁部11aの外周側に突出するように中空部11m1及び副中空部11m2が構成してある。補強壁部11kは、中空部11m1及び副中空部11m2の間を仕切るように基枠壁部11aと外周横壁部11jとの間を連結するように上下に沿って延在した薄板状部分であり、外レール11cの延長上となる部位に設けてある。基枠壁部11a及び外周横壁部11jの間に構成された中空部11m1及び副中空部11m2は、補強壁部11kを介して互いに並設されている。
さらに、枠体10の上枠11には、係合突条11n、ビスホール11p及び熱膨張性部材40が設けてある。係合突条11nは、後述する付属部品を基枠壁部11aに保持させるための突出部である。本実施の形態では、突当ヒレ部11gと内レール11bとの互いに対向する見付け面にそれぞれ対となる係合突条11nが設けてあるとともに、内レール11bと外レール11cとの互いに対向する見付け面にそれぞれ対となる係合突条11nが設けてある。対となる係合突条11nは、互いに対向する部位から相互に近接するように突出している。ビスホール11pは、縦枠13との間を連結する連結ネジ(図示せず)が螺合される部分である。上枠11のビスホール11pは、基枠壁部11aの内周側となる見込み面11a1と外レール11cの室外に臨む見付け面との入隅部、及び内方支持ヒレ部11fの外周側となる見込み面11f1において突当ヒレ部11gと取付ヒレ部11eとの間となる部位にそれぞれ設けてある。熱膨張性部材40は、加熱により膨張する不燃性または難燃性の部材であり、例えば熱膨張性の黒鉛を含有した発泡材を適用することができる。この熱膨張性部材40は、補強壁部11kよりも室内側の中空部11m1において外周横壁部11jの内周側となる見込み面11j1に貼り付けてある。図1に示すように、熱膨張性部材40を貼り付ける場所は、上枠11の両端部である。
上記のように構成した上枠11は、下枠12及び左右の縦枠13とともに四周枠組みするとともに、それぞれの枠11,12,13の適宜箇所に樹脂によって成形した付属部品を装着することによって枠体10を構成する。例えば、図2に示す建具では、上枠11において内レール11bと突当ヒレ部11gとの間に付属部品として上部カバー部材50が装着してある。上部カバー部材50は、レールカバー部50a、基枠カバー部50b及び額縁カバー部50cを一体に成形したものである。レールカバー部50aは、内レール11bの室内に臨む見付け面を覆うものである。基枠カバー部50bは、基枠壁部11aの内周側となる見込み面11a1において内レール11bと突当ヒレ部11gとの間となる部位を覆うものである。額縁カバー部50cは、基枠カバー部50bの室内側に位置する縁部から突当ヒレ部11gに沿って内周側に延在した後、室内側に向けてほぼ直角に延在するものである。この上部カバー部材50は、内レール11b及び突当ヒレ部11gに設けた係合突条11nによって係合され、さらに図示せぬネジを螺合することによって上枠11に保持された状態に維持されている。
上記のように構成した建具では、枠体10を構成する上枠11の基枠壁部11aが中空部11m1及び副中空部11m2を有した構成であるため、上枠11の室外側部分と室内側部分との間に断熱空間が確保されることになり、防火性能の点で有利となる。すなわち、例えば、室外側から加熱された場合にも、上枠11の断熱空間によって基枠壁部11aや補強壁部11k、外レール11cが高温状態となる事態を抑えることができる。従って、上述の建具によれば、火災が発生した場合にも、基枠壁部11aや補強壁部11k、外レール11cに変形を来すおそれがなく、室外と室内との間に火炎の貫通口が生じる事態を防止することが可能となる。これにより、建具の防火性能を向上させることができる。
しかも、この建具の上枠11には、基枠壁部11aと外周横壁部11jとの間において外レール11cの延長上となる位置にこれら基枠壁部11a及び外周横壁部11jの間を連結するように補強壁部11kが設けてある。このため、加熱によって障子20が上方向に熱伸びしたとしても、中空部11m1、副中空部11m2及び補強壁部11kの協働によってこれに対抗することができ、外周側に押し開かれるように上枠11が変形する事態を防止することができる。
なお、上述した実施の形態では、上枠11の中空部11m1に熱膨張性部材40を配設しているため、火災発生時に仮に上枠11に変形を来したとしても、膨張する熱膨張性部材40によって縦枠13との隙間が確実に塞がれることになり、火炎の貫通口が生じるおそれがない。しかしながら、本発明では必ずしも上枠11の中空部11m1に熱膨張性部材40を配設する必要はない。また、2本のガイドレール11b,11cを備えた引き違い窓を例示しているが、ガイドレールを3本以上備えた建具にも適用することが可能である。この場合、取付ヒレ部と室外側に配置されるガイドレールとの間に中空部が設けてあれば良い。なお、網戸レール11dは必ずしも必要ではない。さらに、補強壁部11kから網戸レール11dまでの間に副中空部11m2を構成しているが、本発明はこれに限定されず、少なくとも補強壁部11kよりも室内側となる部位に中空部11m1が設けてあれば良い。
10 枠体、11 上枠、11a 基枠壁部、11a1 内周側の見込み面、11a2 外周側の見込み面、11b 内レール、11c 外レール、11d 網戸レール、11e 取付ヒレ部、11h 外方縦壁部、11j 外周横壁部、11k 補強壁部、11m1 中空部、11m2 副中空部、20 障子、30 網戸、40 熱膨張性部材

Claims (4)

  1. 枠体の内周側と外周側とを仕切るように見込み方向に沿って配設した基枠壁部と、基枠壁部の内周側に位置する見込み面から内周側に向けて延在する2本のガイドレールとを有した金属から成る上枠を備え、前記2本のガイドレールに沿ってそれぞれ障子がスライド可能に配設された建具であって、
    前記2本のガイドレールは、それぞれ中実の板状を成すものであり、
    前記基枠壁部には、外周側に位置する見込み面において室外側に位置するガイドレールの延長上となる部位に外周側に向けて補強壁部が設けられ、
    前記基枠壁部の外周側において前記補強壁部よりも室内側となる部位に中空部が設けられ、前記中空部は、見込み方向に沿った寸法が前記2本のガイドレールの相互間隔よりも小さく構成され
    前記基枠壁部には、内周側に位置する見込み面において前記室外側に位置するガイドレールよりもさらに室外側となる部位に網戸がスライド可能に配設される網戸レールが内周側に向けて設けられ、かつ外周側に位置する見込み面において前記網戸レールの延長上となる部位に外周側に向けて外方縦壁部が設けられ、
    前記基枠壁部の外周側において前記補強壁部と前記外方縦壁部との間となる部位には副中空部が設けられ、
    前記基枠壁部の内周側に位置する見込み面には、前記室外側に位置するガイドレールの室外に臨む見付け面との入隅部に、前記枠体の縦枠との間を連結する連結ネジが螺合されるビスホールが設けられていることを特徴とする建具。
  2. 前記基枠壁部には、外周側の見込み面において前記2本のガイドレールの間となる部位に躯体取付用の取付ヒレ部が設けられているとともに、前記外方縦壁部から前記取付ヒレ部までの間を連結するように外周横壁部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 上枠に設けた複数本のガイドレールに沿ってそれぞれ障子をスライド可能に配設した建具において、
    前記上枠は、金属によって成形され、枠体の内周側と外周側とを仕切るように見込み方向に沿って配設した基枠壁部を有し、前記基枠壁部には、内周側の見込み面に前記複数本のガイドレールが設けられ、かつ外周側の見込み面から外周側に向けて躯体取付用の取付ヒレ部が設けられ、前記複数本のガイドレールはそれぞれ中実の板状を成し、さらに前記取付ヒレ部よりも室外側に位置するガイドレールの延長上となる部位から外周側に向けて補強壁部が設けられており、
    前記基枠壁部には、網戸がスライド可能に配設される網戸レールが、内周側に位置する見込み面において最も室外側となる端縁部から内周側に向けて設けられ、かつ外周側に位置する見込み面において前記網戸レールの延長上となる部位に外周側に向けて外方縦壁部が設けられ、
    前記外方縦壁部から前記取付ヒレ部までの間には、前記基枠壁部に沿うように外周横壁部が設けられ、前記基枠壁部及び前記外周横壁部の間には、前記取付ヒレ部と前記補強壁部との間に中空部が構成され、かつ前記補強壁部と前記外方縦壁部との間に副中空部が構成され、
    前記中空部の見込み方向に沿った寸法は、前記取付ヒレ部よりも室外側に位置するガイドレールと、当該ガイドレールよりも室内側に位置するガイドレールとの相互間隔よりも小さく構成され
    前記基枠壁部の内周側に位置する見込み面には、前記補強壁部の延長上に位置するガイドレールの室外に臨む見付け面との入隅部に、前記枠体の縦枠との間を連結する連結ネジが螺合されるビスホールが設けられていることを特徴とする建具。
  4. 少なくとも前記上枠の両端部には、前記中空部に熱膨張性部材が配設されていることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の建具。
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