JP6580550B2 - 引手及び引手取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸用の引手と当該引手の引戸への取付け構造(引手取付け構造)に関するものである。
引戸には開閉する際に指を掛ける引手が設けられている。引手は扉の片面のみに設けられることもあれば、扉の両面に設けられることもある。従来、引戸用の引手として、引手の背面側に取付けられる結合体を介して両面取付けを可能にしたもの(特許文献1)や、引手の背面に取付けられるアタッチメントを介して両面取付け及び片面取付けを可能にしたもの(特許文献2)が提案されている。
特開2015−10457号公報 特開2015−81437号公報
前記従来の引手は、引手同士を直接連結するものではなく、引手に結合体やアタッチメントを取り付け、それら結合体やアタッチメントを介して引手を連結するものであるため、結合体やアタッチメントが不可欠である。従来の引手は、結合体やアタッチメントを取り付ける部分がフランジ部の裏側に設けられているため、フランジ部の幅を結合体やアタッチメントを取り付けられるように広くしておかなければならず、フランジ部を狭くしたい等のデザイン上の要望に応えるのが難しかった。
上記のほか、従来の結合体やアタッチメントを用いる引手には、結合体やアタッチメントの分だけコストが高くなること、結合体やアタッチメントの脱落や紛失により作業遅延が生じるおそれがあること等の課題もあった。
本発明の解決課題は、従来の引手に比してデザイン上の制約を受けにくく、コストを抑えることができ、部品紛失等による作業遅延のおそれが少ない引手と当該引手の取付け構造を提供することにある。
[引手]
本発明の引手は、引戸の引手装着部に装着して使用する引手であって、指を掛けることのできる凹状の指掛け凹部と、当該指掛け凹部の周縁に外向きに突設されたフランジ部と、当該フランジ部の背面側に立設された周壁を備え、前記周壁に、前記引手装着部に取付けられる他の引手又は前記引手装着部に取付けられる取付けベースに嵌合可能な嵌合手段が当該周壁と一体に設けられ、嵌合手段が、前記他の引手又は前記取付けベースに嵌合できるように、前記指掛け凹部の背面よりも前記他の引手側又は前記取付けベース側に突出したものである。
前記引手は引手本体と枠部材を備え、前記引手本体と枠部材は相互に係止可能な係止手段が設けられ、前記引手本体と枠部材は分離又は結合することができ、前記引手本体に指掛け凹部が設けられ、前記枠部材に周壁が設けられ、前記枠部材の周壁に嵌合手段として嵌合凸部と嵌合凹部が設けられ、前記嵌合凸部は他の引手の嵌合凹部又は取付けベースの嵌合凹部に嵌合可能であり、前記嵌合凹部は他の引手の嵌合凸部又は取付けベースの嵌合凸部に嵌合可能なものとすることもできる。
前記引手において、嵌合凸部は上下を逆さまにした他の引手と嵌合するときに、当該逆さまにした引手の嵌合凹部に嵌合可能な位置に設け、嵌合凹部は上下を逆さまにした他の引手と嵌合するときに、当該逆さまにした引手の嵌合凸部に嵌合可能な位置に設けることができる。
前記引手において、嵌合凸部の側周面と嵌合凹部の内周面に噛合い部を設け、嵌合凸部の噛合い部を、他の引手又は取付けベースの嵌合凹部の内周面に設けられた噛合い部と噛み合い可能なものとし、嵌合凹部の噛合い部を、他の引手又は取付けベースの嵌合凸部の側周面に設けられた噛合い部と噛み合い可能なものとすることもできる。
[引手取付け構造]
本発明の引手取付け構造は、引戸に設けられた有底の引手装着部への引手の取付け構造であって、引手装着部に取付けられる取付けベースと当該取付けベースに結合する引手を備え、引手を前記いずれかの引手とし、引手装着部に取付けベースが取り付けられ、引手装着部に取付けられた取付けベースの外側に前記引手が配置され、取付けベースの嵌合凹部と引手の嵌合凸部とが引手装着部内で嵌合され、取付けベースの嵌合凸部と引手の嵌合凹部とが引手装着部内で嵌合された構造である。なお、本願において有底の引手装着部とは、引戸の厚さ方向に貫通していない引手装着部を意味する。
本発明の他の引手取付け構造は、引戸に貫通して設けられた引手装着部への引手の取付け構造であって、引手として前記いずれかの引手を二つ備え、引手装着部の一方の開口部から挿入された引手の嵌合凸部と引手装着部の他方の開口部から挿入された引手の嵌合凹部とが引手装着部内で嵌合され、引手装着部の一方の開口部から挿入された引手の嵌合凹部と引手装着部の他方の開口部から挿入された引手の嵌合凸部とが引手装着部内で嵌合された構造である。
[引手]
本発明の引手はフランジ部の背面側に立設された周壁に他の引手や取付けベースに嵌合可能な嵌合手段が設けられ、従来必要であった連結具やアタッチメントが不要であるため、フランジ部の裏側に結合体やアタッチメントを取り付けるためのスペースを確保する必要がなく、フランジ部を狭くしたい等のデザイン上の要望に応えやすい。また、連結具やアタッチメントが不要であるためコストを抑えることができ、部品紛失等による作業遅延のおそれも少ない。
[引手取付け構造]
本発明の引手取付け構造は、引手同士或いは引手と取付けベースとを直接嵌合することができるため、連結具やアタッチメント介して連結する場合に比して嵌合が確実であり、引手が不用意に脱落するような問題が生じにくい。
(a)は引手を引戸の片面側に取付ける場合の説明図、(b)は引手を引戸の両面側に取付ける場合の説明図。 引手を引戸の片面側に取付ける場合に用いる取付けベースと引手の説明図。 引手を引戸の両面側に取付ける場合に用いる二つの引手の説明図。 本発明の引手の一例を示すものであって、(a)は図3の左側の引手具の分解斜視図、(b)は図3の右側の引手具の分解斜視図。 (a)は枠部材と引手本体を別体とした引手の一例を示す正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は枠部材と引手本体を一体物とした引手の一例を示す正面図、(d)は(c)のB−B断面図。 嵌合凸部及び嵌合凹部の構造を説明するものであって、(a)は嵌合凸部及び嵌合凹部の概要図、(b)は(a)のA部拡大図、(c)は(a)のB部拡大図。 本発明の引手の一例を示す意匠図であって、(a)は正面図、(b)は(a)に示す引手の背面図、(c)は(a)に示す引手の左側面図、(d)は(a)に示す引手の右側面図、(e)は(a)に示す引手の平面図、(f)は(a)に示す引手の底面図。 本発明のベースの一例を示す意匠図であって、(a)は正面図、(b)は(a)に示すベースの背面図、(c)は(a)に示すベースの左側面図、(d)は(a)に示すベースの右側面図、(e)は(a)に示す引手の平面図、(f)は(a)に示す引手の底面図。
(実施形態)
本発明の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。本発明の引手1は引戸2に設けられた引手装着部3に装着して使用するものであり、引手装着部3に取り付けられた他の引手1や取付けベース(以下「ベース」という)4への取付けに固定具を必要としない、いわゆるワンタッチ式の引手である。本発明の引手1は、図1(a)のように引戸2の片面側に取り付けることも、図1(b)のように引戸2の両面側に取り付けることもできる。引戸2の片面側に取り付ける場合、図1(a)や図2に示すように、ベース4と引手1を用いる。具体的には、引戸2に凹設された有底の引手装着部3にベース4を取り付け、そのベース4に引手1を取り付ける。他方、引戸2の両面側に取り付ける場合、図1(b)及び図3に示すように、同一の引手1を二つ用いる。具体的には、引戸2に貫通して設けられた引手装着部3の両面側から上下逆さまにした引手1を挿入し、両引手1を連結する。図2に示す引手1と図3に示す二つの引手1は、いずれも同じ構造のものである。なお、引手装着部3は、引手1をスムーズに収めることができ、且つ、収めた引手1ががたつかないように、引手1の形状に合わせて形成してある。
前記引手1は、図4(a)(b)に示すように、指掛け用の凹部(以下「指掛け凹部」という)5を備えた縦長形状の引手本体6と、引手本体6と結合する枠部材7を備えている。指掛け凹部5を構成する周壁は対向する本体長辺部6aと両本体長辺部6aの一端側に位置する本体第一湾曲部6bと両本体長辺部6aの他端側に位置する本体第二湾曲部6cを備えている。周壁の前後方向の一方には底面6dが設けられている。
前記本体長辺部6aの外周面には係止手段として係止突部8が長さ方向に間隔をあけて四つ設けられている。この係止突部8は、枠部材7に設けられた係止孔(係止手段)9に嵌合するものである。係止突部8の数は一例でありこれより多くても少なくてもよい。また、その形状も係止孔9に係止可能な形状であればこれ以外であってもよい。
図4(a)(b)に示すように、前記枠部材7は引手本体6の外周を被覆可能な縦長の環状部材である。枠部材7と引手本体6は、この実施形態のように別体とすることも一体物とすることもできる。枠部材7の奥行方向一方側の開口の周縁には、外向きに突設するフランジ部10が設けられている。この実施形態では、フランジ部10に指掛け部(手掛り)11が内向きに突設されている。枠部材7と引手本体6を別体とする場合、手掛り11は枠部材7或いは引手本体6に設けることができる。枠部材7と引手本体6を一体物とする場合、図5(c)(d)に示すように、指掛け凹部5を構成する周壁に勾配を設けておき、当該勾配の付いた傾斜面11aを手掛り11とすることができる。
前記枠部材7のフランジ部10の裏面側の全周には周壁(本願において「枠部材周壁」という)12が立設されている。枠部材周壁12は対向する枠部材長辺部12aと両枠部材長辺部12aの一端側に位置する枠部材第一湾曲部12bと両枠部材長辺部12aの他端側に位置する枠部材第二湾曲部12cを備えている。この枠部材周壁12には、係止孔9、嵌合凸部13及び嵌合凹部14が設けられている。嵌合凸部13は他の引手1の嵌合凹部14やベース4の嵌合凹部(以下「ベース嵌合凹部」という)15に嵌合できるように枠部材7に結合された引手本体6の底面6dよりも背面側に突出させてある。
この実施形態では、枠部材長辺部12aと枠部材第一湾曲部12bと枠部材第二湾曲部12cのそれぞれに嵌合凸部13と嵌合凹部14の双方又はいずれか一方を設けてあるが、嵌合凸部13及び嵌合凹部14は、枠部材長辺部12aと枠部材第一湾曲部12bと枠部材第二湾曲部12cのいずれかに、双方又はいずれか一方を設けることもできる。
本発明では、一つの引手1を上下逆さまにしても使用できるように、上下を逆さまにした引手1同士を嵌合させるときに、一方の引手1の嵌合凸部13が他方の引手1の嵌合凹部14に嵌合され、一方の引手1の嵌合凹部14が他方の引手1の嵌合凸部13に嵌合される位置に、嵌合凸部13及び嵌合凹部14を設けてある。
この実施形態では、嵌合凸部13が両枠部材長辺部12aの半分よりも枠部材第一湾曲部12b側に二つずつと枠部材第一湾曲部12bに一つ設けられ、嵌合凹部14が両枠部材長辺部12aの半分よりも第二湾曲部12c側に二つずつと枠部材第二湾曲部12cに一つ設けられている。両枠部材長辺部12aや枠部材第一湾曲部12bに設けられた嵌合凸部13は、他の引手1の嵌合凹部14や前記ベース4のベース嵌合凹部15(図2)に嵌合される。両枠部材長辺部12aや枠部材第二湾曲部12cに設けられた嵌合凹部14は、他の引手1の嵌合凸部13や前記ベース4の嵌合凸部(以下「ベース嵌合凸部」という)16(図2)に嵌合される。
この実施形態の嵌合凸部13は四角形状であり、先端の角部を面取りしたものである。面取りしてあるのは、この部分をガイドとして、嵌合凸部13を嵌合凹部14やベース嵌合凹部15に嵌合しやすくするためである。同様の理由で、嵌合凹部14を構成する凹部構成突片14aの先端の角部、ベース嵌合凹部15を構成するベース凹部構成突片15aの先端の角部も面取りしてある。嵌合凸部13及び嵌合凹部14はこれ以外の形状、構造、数とすることもできる。
枠部材長辺部12aに設けられた嵌合凹部14は、間隔をあけて設けられた二つの凹部構成突片14aの間に形成されている。二つの嵌合凹部14を構成する凹部構成突片14aのうち、相互に隣接する凹部構成突片14aの間には隙間17が確保されており、嵌合凹部14に他の引手1の嵌合凸部13やベース嵌合凸部16が嵌合されるときに嵌合凹部14が広がって嵌合しやすいようにしてある。
枠部材第一湾曲部12bの嵌合凸部13の外側には位置合わせ手段として二つのボス18が設けられ、枠部材第二湾曲部12cの嵌合凹部14の外側には位置合わせ手段として二本の位置合わせピン19が設けられている。枠部材第一湾曲部12bの嵌合凸部13の外側に設けられたボス18には、他の引手1の位置合わせピン19や前記ベース4の位置合わせピン(以下「ベース側ピン」という)20が差し込まれ、枠部材第二湾曲部12cの嵌合凹部14の外側に設けられた位置合わせピン19は、他の引手1のボス18や前記ベース4のボス(以下「ベース側ボス」という)21に差し込まれる。位置合わせピン19は嵌合凸部13の突出長よりも長く、位置合わせピン19の先端が、嵌合凸部13の端面よりも外側に突出するようにしてある。ボス18及び位置合わせピン19なしで位置合わせを確実に行えるような場合には、ボス18及び位置合わせピン19は省略することもできる。
図6(a)〜(c)に示すように、前記嵌合凸部13の両側周面及び嵌合凹部14の内周面には噛合い部22が設けられている。噛合い部22は嵌合させるときは互いに嵌合しやすく、嵌合した後は外れにくい形状としてある。嵌合凸部13に設けられた噛合い部22は、他の引手1の嵌合凹部14に設けられた噛合い部22や前記ベース4のベース嵌合凹部15に設けられた噛合い部(以下「ベース側噛合い部」という)23と噛合い、嵌合凹部14に設けられた噛合い部22は、他の引手1の嵌合凸部13に設けられた噛合い部22やベース嵌合凸部16に設けられたベース側噛合い部23と噛合う。
前記嵌合凸部13の噛合い部22は、連続する多数の細かい凹凸で構成されている。それぞれの凹凸は、図6(a)(b)に示すように、嵌合方向先方側の面(以下「先方面」という)22aと、嵌合方向後方側の面(以下「後方面」という)22bと、先方面と後方面の間の平坦面22cを備えている。図示する例は、先方面22aが緩斜面で後方面が直立面の場合の例であるが、先方面22a及び後方面22bの角度はこれ以外であってもよい。例えば、先方面と後方面の双方を傾斜面とすることもできる。このようにした場合、後方面を直立面とした場合に比べて、引手1を引き抜きやすく、嵌合が良好に行えなかった場合に引き抜いて嵌合し直せるというメリットがある。なお、先方面と後方面の双方を傾斜面とする場合、両者を同じ傾斜角度とすることも異なる傾斜角度とすることもできる。
嵌合凸部13の噛合い部22と同様、嵌合凹部14の噛合い部22も連続する多数の細かい凹凸で構成されている。それぞれの凹凸は、図6(a)(c)に示すように、嵌合方向奥側の面(以下「奥側面」という)22dと、嵌合方向手前側の面(以下「手前側面」という)22eと、奥側面と手前側面の間の平坦面22fを備えている。図示する例は、奥側面22dが直立面で手前側面が緩斜面の場合の例であるが、奥側面22d及び手前側面22eの角度はこれ以外であってもよい。
前記引手本体6と枠部材7は、引手本体6を枠部材7の開口部に挿入し、引手本体6の本体長辺部6aに設けられた係止突部8を枠部材7の枠部材長辺部12aに設けられた係止孔9に嵌合させることによって連結され、一つの引手1となる。
引手本体6と枠部材7とが結合した引手1を意匠的にみると、図7(a)〜(f)に示す形態(外観)を呈する。図7(a)は引手1の一例を示す正面図、図7(b)は図7(a)に示す引手1の背面図、図7(c)は図7(a)に示す引手1の左側面図、図7(d)は図7(a)に示す引手1の右側面図、図7(e)は図7(a)に示す引手1の平面図、図7(f)は図7(a)に示す引手1の底面図である。ここで示す引手1の形態は一例でありこれ以外の形態とすることもできる。
前記ベース4は、本発明の引手1を図1(a)のように引戸2の片面側に取り付ける場合に引戸2の有底の引手装着部3に取り付けるものである。一例として図2に示すベース4は、縦長形状の取付け面24の表面側の全周にベース周壁25が立設されたものである。ベース周壁25は、対向するベース長辺部25aと両ベース長辺部25aの一端側に位置するベース第一湾曲部25bと両ベース長辺部25aの他端側に位置するベース第二湾曲部25cを備えている。このベース周壁25には、ベース嵌合凸部16及びベース嵌合凹部15が設けられている。
この実施形態では、ベース嵌合凸部16が両ベース長辺部25aの半分よりもベース第一湾曲部25b側に二つずつとベース第一湾曲部25bに一つ設けられ、ベース嵌合凹部15が両ベース長辺部25aの半分よりもベース第二湾曲部25c側に二つずつとベース第二湾曲部25cに一つ設けられている。両ベース長辺部25aやベース第一湾曲部25bに設けられたベース嵌合凸部16は、引手1の嵌合凹部14と嵌合される。両ベース長辺部25aやベース第二湾曲部25cに設けられたベース嵌合凹部15は、引手1の嵌合凸部13と嵌合される。ベース嵌合凸部16及びベース嵌合凹部15はこれ以外の形状、構造、数とすることもできる。
ベース長辺部25aに設けられたベース嵌合凹部15は、間隔をあけて設けられた二つのベース凹部構成突片15aの間に形成されている。二つのベース嵌合凹部15を構成するベース凹部構成突片15aのうち、相互に隣接するベース凹部構成突片15aの間には隙間26が確保されており、ベース嵌合凹部15に引手1の嵌合凸部13が嵌合されるときにベース嵌合凹部15が広がって嵌合しやすいようにしてある。
ベース第二湾曲部25cのベース嵌合凹部15の外側には位置合わせ手段として二本のベース側ピン20が突設され、ベース第一湾曲部25bのベース嵌合凸部16の外側には位置合わせ手段として二つのベース側ボス21が設けられている。ベース側ピン20は引手1のボス18に差し込まれ、ベース側ボス21には引手1の位置合わせピン19が差し込まれる。ベース側ピン20はベース嵌合凸部16の突出長よりも長く、ベース側ピン20の先端が、ベース嵌合凸部16の端面よりも外側に突出するようにしてある。
前記ベース嵌合凸部16の両側周面及びベース嵌合凹部15の内周面にはベース側噛合い部23が設けられている。この実施形態では、図6(a)〜(c)に示す引手1の噛合い部22と同じ形状としてあるが、ベース側噛合い部23の形状は、引手1の噛合い部22の形状に合わせて変更することができる。いずれの場合も、嵌合させるときは嵌合しやすく、嵌合した後は外れにくい形状とするのが好ましい。ベース嵌合凸部16に設けられたベース側噛合い部23は、引手1の嵌合凹部14に設けられた噛合い部22と噛合い、ベース嵌合凹部15に設けられたベース側噛合い部23は、引手1の嵌合凸部13に設けられた噛合い部22と噛合う。
この実施形態のベース4を意匠的にみると、図8の(a)〜(f)に示す形態(外観)を呈する。図8(a)はベース4の一例を示す正面図、図8(b)は図8(a)に示すベース4の背面図、図8(c)は図8(a)に示すベース4の左側面図、図8(d)は図8(a)に示すベース4の右側面図、図8(e)は図8(a)に示すベース4の平面図、図8(f)は図8(a)に示すベース4の底面図である。ここで示すベース4の形態は一例であり、これ以外の形態とすることもできる。
本発明の引手1は、ABS樹脂やASA樹脂といった各種樹脂で製造することができ、表面は塗装のほかメッキ処理などをすることができる。
(引手の取付け例1)
本発明の引手1の引戸2への取付け方の一例を、図面を参照して説明する。この取り付け例は、引手1を引戸2の片面側に取り付ける場合の例である。引手1を引戸2の片面側に取付ける場合は、引手1とベース4を一つずつ用いる。
はじめに、ベース4を引戸2の有底の引手装着部3に挿入し、ネジなどの固定具27によって固定する。ベース4は、ベース嵌合凸部16及びベース嵌合凹部15が外側を向くように固定する。
次いで、引手装着部3に固定されたベース4の外側から当該引手装着部3に引手1をセットし、引手1の位置合わせピン19をベース側ボス21に差し込んで位置合わせを行う。
位置合わせ後、引手1をベース4側に向けて押し込み、ベース嵌合凸部16と嵌合凹部14及びベース嵌合凹部15と嵌合凸部13を嵌合させる。ベース嵌合凸部16と嵌合凹部14及びベース嵌合凹部15と嵌合凸部13を嵌合させることによって、引手1が引戸2の片面側に取付けられる。
ベース嵌合凸部16と嵌合凹部14及びベース嵌合凹部15と嵌合凸部13を嵌合させる前に引手1の位置合わせピン19をベース側ボス21に差し込んで位置合わせを行うため、位置ずれがなく、取付け作業が容易である。
(引手取付け構造1)
前記取付け例1に示す方法で取り付けられた引手1は、引手装着部3に取付けられたベース4の外側に引手1が配置され、引手1の位置合わせピン19とベース側ボス21が嵌合され、ベース嵌合凹部15と引手1の嵌合凸部13とが引手装着部3内で嵌合され、ベース嵌合凸部16と引手1の嵌合凹部14とが引手装着部3内で嵌合された構造となる。この構造は、ベース嵌合凹部15と嵌合凸部13及びベース嵌合凸部16と嵌合凹部14を嵌合させる前に、位置合わせピン19をベース側ボス21に差し込んで位置合わせが行われているため、位置ずれのない構造となる。
(引手の取付け例2)
本発明の引手1の引戸2への取付け方の他例を、図面を参照して説明する。この取り付け例は、引手1を引戸2の両面側に取り付ける場合の例である。引手1を引戸2の両面側に取付ける場合は、引手1を二つ用いる。
はじめに、引戸2に貫通して設けられた引手装着部3の一方の開口部から引手1をセットし、他方の開口部から先にセットした引手1とは上下を逆さまにした引手1をセットする。両引手1は引手本体6の底面6dの外側同士が対向する向きでセットする。
次いで、両引手1の位置合わせピン19をボス18に差し込んで位置合わせを行う。両引手1を奥に向けて押し込み、両引手1の嵌合凸部13と嵌合凹部14を嵌合させる。両引手1の嵌合凸部13と嵌合凹部14を嵌合させることによって、両引手1が扉の両面側に取付けられる。
嵌合凸部13と嵌合凹部14を嵌合させる前に引手1の位置合わせピン19をボス18に差し込んで位置合わせを行うため、位置ずれがなく、取付け作業が容易である。
(引手取付け構造2)
前記取付け例2に示す方法で取り付けられた引手1は、二つの引手1のうち一方の引手1が引手装着部3の一方の開口部から挿入され、他方の引手1が引手装着部3の他方の開口部から挿入され、両引手1の位置合わせピン19とボス18が嵌合され、両引手1の嵌合凸部13と嵌合凹部14が引手装着部3内で嵌合された構造となる。この構造は、両引手1の嵌合凸部13と嵌合凹部14を嵌合させる前に、位置合わせピン19をボス18に差し込んで位置合わせが行われているため、位置ずれのない構造となる。
なお、位置合わせ手段のない引手1同士、或いは位置合わせ手段のない引手1とベース4との取付け時には、位置合わせ手段の嵌合は省略される。この場合、前者の取付け構造は、両引手1の嵌合凸部13と嵌合凹部14が引手装着部3内で嵌合された構造となり、後者の取付け構造は、ベース嵌合凹部15と嵌合凸部13とが引手装着部3内で嵌合され、ベース嵌合凸部16と嵌合凹部14とが引手装着部3内で嵌合された構造となる。
本発明の引手1は各種引戸に取付ける引手として、本発明の引手取付け構造は、各種引戸に取付ける引手の取付け構造として利用することができる。
1 引手
2 引戸
3 引手装着部
4 取付けベース(ベース)
5 指掛け凹部
6 引手本体
6a 本体長辺部
6b 本体第一湾曲部
6c 本体第二湾曲部
6d 底面
7 枠部材
8 係止突部(係止手段)
9 係止孔(係止手段)
10 フランジ部
11 指掛け部(手掛り)
11a 傾斜面
12 枠部材周壁
12a 枠部材長辺部
12b 枠部材第一湾曲部
12c 枠部材第二湾曲部
13 嵌合凸部
14 嵌合凹部
14a 凹部構成突片
15 ベース嵌合凹部
15a ベース凹部構成突片
16 ベース嵌合凸部
17 隙間
18 ボス(位置合わせ手段)
19 位置合わせピン(位置合わせ手段)
20 ベース側ピン(位置合わせ手段)
21 ベース側ボス(位置合わせ手段)
22 噛合い部
22a 先方面
22b 後方面
22c 平坦面
22d 奥側面
22e 手前側面
22f 平坦面
23 ベース側噛合い部
24 取付け面
25 ベース周壁
25a ベース長辺部
25b ベース第一湾曲部
25c ベース第二湾曲部
26 隙間
27 固定具

Claims (6)

  1. 引戸の引手装着部に装着して使用する引手において、
    指を掛けることのできる凹状の指掛け凹部と、当該指掛け凹部の周縁に外向きに突設されたフランジ部と、当該フランジ部の背面側に立設された周壁を備え、
    前記周壁に、前記引手装着部に取付けられる他の引手又は前記引手装着部に取付けられる取付けベースに嵌合可能な嵌合手段が当該周壁と一体に設けられ、
    前記嵌合手段は、前記他の引手又は前記取付けベースに嵌合できるように、前記指掛け凹部の背面よりも前記他の引手側又は前記取付けベース側に突出した、
    ことを特徴とする引手。
  2. 請求項1記載の引手において、
    壁に嵌合手段として嵌合凸部と嵌合凹部が設けられ、
    前記嵌合凸部は他の引手の嵌合凹部又は取付けベースの嵌合凹部に嵌合可能であり、
    前記嵌合凹部は他の引手の嵌合凸部又は取付けベースの嵌合凸部に嵌合可能である、
    ことを特徴とする引手。
  3. 請求項2記載の引手において、
    嵌合凸部が、上下を逆さまにした他の引手と嵌合するときに、当該逆さまにした引手の嵌合凹部に嵌合可能な位置に設けられ、
    嵌合凹部が、上下を逆さまにした他の引手と嵌合するときに、当該逆さまにした引手の嵌合凸部に嵌合可能な位置に設けられた、
    ことを特徴とする引手。
  4. 請求項2又は請求項3記載の引手において、
    嵌合凸部の側周面と嵌合凹部の内周面に噛合い部が設けられ、
    前記嵌合凸部の噛合い部は、他の引手又は取付けベースの嵌合凹部の内周面に設けられた噛合い部と噛み合い可能であり、
    前記嵌合凹部の噛合い部は、他の引手又は取付けベースの嵌合凸部の側周面に設けられた噛合い部と噛み合い可能である、
    ことを特徴とする引手。
  5. 引戸に設けられた有底の引手装着部への引手の取付け構造において、
    引手装着部に取付けられる取付けベースと当該取付けベースに結合する引手を備え、
    前記引手は請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の引手であり、
    前記引手装着部に取付けベースが取り付けられ、
    前記引手装着部に取付けられた取付けベースの外側に前記引手が配置され、
    前記取付けベースの嵌合凹部と前記引手の嵌合凸部とが前記引手装着部内で嵌合され、
    前記取付けベースの嵌合凸部と前記引手の嵌合凹部とが前記引手装着部内で嵌合された、
    ことを特徴とする引手取付け構造。
  6. 引戸に貫通して設けられた引手装着部への引手の取付け構造において、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の引手を二つ備え、
    前記引手装着部の一方の開口部から挿入された引手の嵌合凸部と当該引手装着部の他方の開口部から挿入された引手の嵌合凹部とが当該引手装着部内で嵌合され、
    前記引手装着部の一方の開口部から挿入された引手の嵌合凹部と当該引手装着部の他方の開口部から挿入された引手の嵌合凸部とが当該引手装着部内で嵌合された、
    ことを特徴とする引手取付け構造。
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